JP2009060716A - 携帯端末および起動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二次電池が過放電状態であっても起動する。
【解決手段】 携帯電話機1は、USBコネクタ51と、USBコネクタ51に接続された充電器200またはUSB機器210から電流の供給を受ける二次電池71と、USBコネクタ51に電圧が印加された後に充電器200が接続されたか否かを検出する機器判別部67と、USBコネクタ51から二次電池71に流れる電流を制御する電流制御部65と、二次電池71の出力電圧が動作電圧以上である場合にCPU21を起動させる起動部61と、を備え、電流制御部65は、USBコネクタ51に電圧が印加されることに応じて、USBコネクタ51から二次電池71に第1電流を流し、機器判別部67により充電器200が接続されたことが検出されることを条件に、USBコネクタ51から二次電池71に第2電流を流す。
【選択図】 図2

Description

この発明は、携帯機器および起動方法に関し、特に二次電池を電力源とする携帯機器およびその携帯機器の起動方法に関する。
携帯電話機で代表される携帯機器は、電力源にリチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池が用いられる。このため、外部から電力の供給を受けて、二次電池を充電する必要がある。近年、携帯機器はUSB(Universal Serial Bus)コネクタを備えたものが普及しており、USBケーブルで接続された外部の機器から電力の供給を受けることが可能である。USBケーブルで接続された外部の機器から電力を受ける場合、規格により最初は100mAの電流の電力しか供給を受けることができない。外部の機器から供給される電力の電流値を増加させるためには、外部の機器が充電器であることを確認するか、または、外部の機器と通信してネゴシエーションした後でなければ、外部の機器から供給される電力の電流値を増加させることができない。USBケーブルで接続された外部の機器から受ける電力で、二次電池を充電する技術または携帯機器を駆動する技術は、例えば、特許文献1〜3に記載されている。
しかしながら、従来の技術は、二次電池が携帯機器を駆動させるのに十分な電力を蓄積している場合の技術に関する。二次電池が携帯機器を駆動させるのに必要最低限の電圧を出力することができない過放電状態の場合、端末装置の中央演算装置(CPU)が駆動することができず、外部の機器が充電器であることの確認、または、外部の機器との通信のいずれもすることができない。このため次の問題がある。
外部の機器から供給される100mAの電流の電力が供給されれば、二次電池の電圧が上昇し、CPUを駆動させることができる。しかし、CPUは、起動した後、外部の機器が充電器であることを確認する前、または、外部の機器と通信する前に、ブートプログラムを実行しなければならず、その間のCPUの消費電力が外部の機器から供給される100mAの電流の電力よりも大きいので、外部の機器が充電器であることを確認する前、または、外部の機器と通信する前にCPUがリセットされてしまう。このため、いつまでたってもCPUを起動することができないといった問題がある。
特開2003−28771号公報 特開2003−219561号公報 特開2005−339184号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、二次電池が過放電状態であっても起動することが可能な携帯機器を提供することである。
この発明の他の目的は、二次電池が過放電状態であっても早期に使用可能な状態にすることが可能な携帯機器を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、二次電池が過放電状態であっても起動することが可能な起動方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、二次電池が過放電状態であっても早期に使用可能な状態にすることが可能な起動方法を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、携帯機器は、外部機器を接続可能な入力端子と、入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、入力端子から二次電池に流れる電流を制御する電流制御手段と、入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器であるか否かを検出する検出手段と、二次電池から動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作する制御手段と、二次電池の出力電圧が動作電圧以上である場合に制御手段を起動させる起動手段と、を備え、電流制御手段は、入力端子に電圧が印加されることに応じて、入力端子から二次電池に第1電流を流し、検出手段により入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器と検出されたことを条件に、入力端子から二次電池に第1電流より大きな第2電流を流す。
この局面に従えば、入力端子に電圧が印加されることに応じて、入力端子から二次電池に第1電流が流され、入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器と検出されたことを条件に、入力端子から二次電池に第1電流より大きな第2電流が流される。このため、特定の外部機器が接続されたならば、二次電池に第1電流より大きな第2電流が流れるので、制御手段が動作しても二次電池の出力電圧が動作電圧より低くなることがない。その結果、二次電池が過放電状態であっても起動することが可能な携帯機器を提供することができる。また、二次電池の出力電圧が動作電圧になると直ちに制御手段が起動されるので、二次電池が過放電状態であっても早期に使用可能な状態にすることが可能な携帯機器を提供することができる。
この発明の他の局面によれば、携帯機器は、外部機器を接続可能な入力端子と、入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、入力端子から二次電池に流れる電流を制御する電流制御手段と、入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器であるか否かを検出する検出手段と、二次電池から動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作する制御手段と、二次電池の出力電圧が動作電圧以上である場合に制御手段を起動させる起動手段と、を備え、電流制御手段は、入力端子に接続された外部機器から電流が供給されたことに応じて、入力端子から二次電池に第1電流を流し、検出手段により入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器と検出されたことを条件に、入力端子から二次電池に第1電流より大きな第2電流を流す。
この局面に従えば、入力端子に接続された外部機器から電流が供給されたことに応じて、入力端子から二次電池に第1電流が流され、入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器と検出されたことを条件に、入力端子から二次電池に第1電流より大きな第2電流が流される。このため、特定の外部機器が接続されたならば、二次電池に第1電流より大きな第2電流が流れるので、制御手段が動作しても二次電池の出力電圧が動作電圧より低くなることがない。その結果、二次電池が過放電状態であっても起動することが可能な携帯機器を提供することができる。また、二次電池の出力電圧が動作電圧になると直ちに制御手段が起動されるので、二次電池が過放電状態であっても早期に使用可能な状態にすることが可能な携帯機器を提供することができる。
好ましくは、検出手段は、起動手段により制御手段が起動される前に、入力端子に特定の外部機器が接続されたか否かを検出する。
この局面に従えば、制御手段により電力が消費される前に、二次電池に流れる電流値が大きくなるので、二次電池の出力電圧が低下するのを回避することができる。
好ましくは、起動手段は、二次電池の出力電圧が動作電圧より高い起動電圧より低く、かつ、検出手段により特定の外部機器が接続されたことが検出されない場合は、二次電池の出力電圧が起動電圧以上になることをさらに条件として、制御手段を起動させる。
この局面に従えば、二次電池の出力電圧が動作電圧より高い起動電圧より低く、かつ、特定の外部機器が接続されたことが検出されない場合は、二次電池の出力電圧が起動電圧以上になることをさらに条件として、制御手段が起動される。このため、制御手段を起動させることができる。
好ましくは、ブートプログラムを記憶する記憶手段をさらに備え、制御手段は、起動手段により起動されるとブートプログラムを実行し、起動電圧は、制御手段が起動してからブートプログラムの実行を終了するまでに制御手段により消費される電力と、動作電圧とから定まる。
この局面に従えば、起動電圧を、制御手段が起動してからブートプログラムの実行を終了するまでに制御手段により消費された後の二次電池の出力電圧が動作電圧となるように定めるので、制御手段にブートプログラムを確実に実行させることができる。
この発明のさらに他の局面によれば、携帯機器は、外部機器を接続可能な入力端子と、入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、ブートプログラムを記憶する記憶手段と、動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作し、起動後にブートプログラムを実行する制御手段と、二次電池の出力電圧が動作電圧より高い起動電圧以上である場合に制御手段を起動させる起動手段と、を備え、起動電圧は、制御手段を起動させてから制御手段がブートプログラムの実行を終了するまでに制御手段により消費される電力と、動作電圧とから定まる。
この局面によれば、二次電池の出力電圧が動作電圧より高い起動電圧以上である場合に制御手段が起動されるが、起動電圧を、制御手段が起動してからブートプログラムの実行を終了するまでに制御手段により消費された後の二次電池の出力電圧が動作電圧となるように定めるので、制御手段にブートプログラムを確実に実行させることができる。その結果、二次電池が過放電状態であっても起動することが可能な携帯機器を提供することができる。
好ましくは、制御手段は、起動後、電流制御手段を制御して、入力端子から二次電池に流れる電流を、第1電流から該第1電流より大きな第2電流に切換える切換手段を含む。
この局面に従えば、制御手段は、起動後に電流切換手段を制御して、入力端子から二次電池に流れる電流を、第1電流から第2電流に切換える。このため、制御手段が動作しても二次電池の出力電圧が動作電圧より低くなるのを回避することができる。
好ましくは、制御手段は、中央演算装置(CPU)である。
この発明のさらに他の局面によれば、起動方法は、外部機器を接続可能な入力端子と、入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、二次電池から動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作する制御手段と、を備えた携帯機器で実行される電流切換方法であって、入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器であるか否かを検出するステップと、入力端子に電圧が印加されることに応じて、入力端子から二次電池に第1電流を流すステップと、入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器と検出されたことを条件に、入力端子から二次電池に第1電流より大きな第2電流を流すステップと、二次電池の出力電圧が動作電圧以上であることを条件に、制御手段を起動するステップと、を含む。
この局面に従えば、特定の外部機器が接続されると、二次電池に第1電流より大きな第2電流が流れるので、制御手段が動作しても二次電池の出力電圧が動作電圧より低くなることがない。その結果、二次電池が過放電状態であっても携帯機器を起動することが可能な起動方法を提供することができる。また、二次電池の出力電圧が動作電圧になると直ちに制御手段が起動されるので、二次電池が過放電状態であっても携帯機器を早期に使用可能な状態にすることが可能な起動方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、起動方法は、外部機器を接続可能な入力端子と、入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、ブートプログラムを記憶する記憶手段と、動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作する制御手段と、を備えた携帯機器で実行される電流切換方法であって、二次電池の出力電圧が動作電圧より高い起動電圧以上であることを条件に、制御手段を起動するステップと、起動後の制御手段にブートプログラムを実行させるステップと、を含み、起動電圧は、制御手段を起動させてから制御手段がブートプログラムの実行を終了するまでに制御手段により消費される電力と、動作電圧とから定まる。
この局面によれば、起動電圧を、制御手段が起動してからブートプログラムの実行を終了するまでに制御手段により消費された後の二次電池の出力電圧が動作電圧となるように定めるので、制御手段にブートプログラムを確実に実行させることができる。その結果、二次電池が過放電状態であっても携帯機器を起動することが可能な起動方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
以下、携帯機器の一例として携帯電話機を例に説明する。図1は、本発明の実施の形態の一つにおける携帯電話機の外観を示す斜視図である。図1を参照して、携帯電話機1は、操作側部3と、表示側部2とを含む。操作側部3の内側面には、テンキーおよび通話キー等の操作キー14と、マイクロフォン13とが配置され、側面にUSBコネクタ51が配置される。表示側部2の内側面には、液晶表示装置(LCD)16と、レシーバとしての第1スピーカ11とが配置され、内側面に反対の外側面にはカメラ24(図2参照)が配置される。また、表示側部2の側面には、第2スピーカ12が配置される。なお、ここでは携帯電話機1がLCD16を備える例を示すが、LCD16に代えて、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイを用いてもよい。操作側部3と表示側部2とは、ヒンジ機構で回転可能に連結され、操作側部3と表示側部2とは開閉自在である。
図2は、本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。図2を参照して、携帯電話機1は、携帯電話機1の全体を制御するためのCPU21と、アンテナ22Aと接続された無線回路22と、音声データを処理するためのコーデック部28と、それぞれがコーデック部28に接続されたマイクロフォン13、第1スピーカ11および第2スピーカ12と、カメラ24と、ユーザの操作の入力を受付ける操作部25と、振動部26と、カードインターフェース(I/F)27と、LCD16の表示を制御するための表示制御部30と、CPU21で実行するプログラム等を記憶するための不揮発性メモリ31と、CPU21の作業領域として使用される揮発性メモリ32と、外部機器が接続される接続端子であるUSBコネクタ51と、USBドライバ回路53と、電源制御部35と、二次電池71と、を含む。
無線回路22は、CPU21により制御され、無線基地局と通信する。具体的には、アンテナ22Aにより受信された無線信号が入力され、無線信号を復調した音声信号をコーデック部28に出力する。また、無線回路22は、コーデック部28から音声信号が入力され、音声信号を変調した無線信号をアンテナ22Aに出力する。コーデック部28は、無線回路22から入力される音声信号を復号し、復号したデジタルの音声信号をアナログに変換し、増幅し、そして第1スピーカ11または第2スピーカ12に出力する。また、コーデック部28は、マイクロフォン13からアナログの音声信号が入力され、音声信号をデジタルに変換し、符号化し、そして符号化した音声信号を無線回路22に出力する。
不揮発性メモリ31は、NAND型のフラッシュメモリであり、CPU21で実行するプログラム、および、プログラムを実行するための変数等を記憶する。具体的には、ブートプログラムと、アプリケーションプログラムとを記憶する。
揮発性メモリ32は、Synchronous DRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、CPU21の作業領域として用いられる。
CPU21は、後述する起動部61よりリセット信号が入力されると、起動する。CPU21は、起動後、不揮発性メモリ31に記憶されているブートプログラムを実行し、初期設定を実行した後に、アプリケーションプログラムを不揮発性メモリ31から揮発性メモリ32に転送する。アプリケーションプログラムを不揮発性メモリ31から揮発性メモリ32に転送するのは、揮発性メモリ32の方が、不揮発性メモリ31よりもアクセス速度が速いためである。CPU21が、起動後アプリケーションプログラムを不揮発性メモリ31から揮発性メモリ32への転送が完了するまでの時間を起動時間Tという。CPU21は、アプリケーションプログラムを揮発性メモリ32への転送が完了すると、アプリケーションプログラムを実行可能となる。初期設定は、例えば、入出力ポートの設定等である。
表示制御部30は、CPU21により制御され、CPU21から入力される指示に従ってLCD16を制御して、LCD16に画像を表示させる。LCD16に表示させる画像は、動画像と静止画像とを含む。
カードI/F27には、着脱可能なフラッシュメモリ27Aが装着される。CPU21は、カードI/F27を介して、フラッシュメモリ27Aにアクセスが可能である。なお、ここではCPU21で実行するためのプログラムを不揮発性メモリ31に記憶しておく例を説明するが、プログラムをフラッシュメモリ27Aに記憶しておき、フラッシュメモリ27Aからプログラムを読み出して、CPU21で実行するようにしてもよい。プログラムを記憶する記録媒体としては、フラッシュメモリ27Aに限らず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc
−ROM)/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM))などの半導体メモリ等でもよい。
また、携帯電話機1をインターネットに無線回路22を介して接続し、インターネットに接続されたコンピュータからプログラムをダウンロードして、CPU21で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU21により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
カメラ24は、レンズおよびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の光電変換素子を備え、レンズで集光した光をCMOSセンサに結像し、CMOSセンサは受光した光を光電変換して画像データをCPU21に出力する。カメラ24は、CPU21により制御され、CPU21からの指示により撮像を開始して、得られる静止画データまたは動画データをCPU21に出力する。カメラ24は、光電変換した画像データの画質を向上させるための画像処理を実行する画像処理回路、画像データをアナログからデジタルに変換するA/D変換回路を備えている。CPU21は、カメラ24が出力する静止画データまたは動画データを表示制御部30に出力し、LCD16に表示させる、または、圧縮符号化方式で静止画データまたは動画データを符号化して、EEPROM34またはカードI/F27に装着されたフラッシュメモリ27Aに記憶する。
操作部25は、操作キー14と、ランプ25Aとを含む。操作キー14は、ユーザによる操作の入力を受け付け、受け付けた操作をCPU21に出力する。ランプ25Aは、CPU21により制御されて発光する。
USBコネクタ51には、充電器200またはUSB機器210が接続される。USB機器210は、USBコネクタを備え、携帯電話機1とUSBケーブルで接続可能な電子機器である。また、ここでのUSB機器210は、USBケーブルを介して携帯電話機1に電力を供給可能な機器である。
USBドライバ回路53は、CPU21により制御され、USBコネクタ51を介して接続されたUSB機器210と通信する。
二次電池71は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池またはニッカド電池等であり、携帯電話機1の全体に電力を供給する。
電源制御部35は、CPU21を起動するための起動部61と、二次電池71への充電電流を制御するための電流制御部65と、USBコネクタ51に接続された機器の種類を判別する機器判別部67と、二次電池71の出力電圧を検出するための電圧検出部63と、を含む。
電圧検出部63は、二次電池71の出力電圧を計測し、二次電池71の出力電圧を、機器判別部67および起動部61に出力する。機器判別部67は、USBコネクタ51にUSBケーブルを介して接続された機器の種類を判別する。ここで、USBコネクタ51について説明する。
図3は、USBコネクタ51の一例を示す図である。USBコネクタ51は、VBUS、D−、D+、NCおよびGNDの5つの端子を含む。充電器200において、D−端子とD+端子とが短絡され、VBUS端子は例えば5Vの電圧が印加され、NC端子は200kΩの抵抗を介して接地される。一方、USB機器210は、VBUS端子に所定の電圧が印加され、D+端子とD−端子とは15kΩの抵抗を介して接地され、NC端子はOPEN(開放端子)となる。USB機器210と携帯電話機1とがUSBケーブルで接続される場合、D+端子とD−端子とを用いて通信信号が送受信される。
図2に戻って、機器判別部67は、USBコネクタ51のVBUS端子の5V以上の電圧が印加されたことを検出すると、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210のいずれかが接続されたことを検出する。電圧検出部63より入力される二次電池71の出力電圧が所定の電圧(検出電圧V3)になると、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210のいずれかが接続されたか否かを検出する。機器判別部67は、電圧検出部63より入力される二次電池71の出力電圧が所定の電圧(検出電圧V3)より低ければ、二次電池71の出力電圧が所定の電圧(検出電圧V3)になるまで待機する。検出電圧V3は、電圧検出部63が動作することのできる最低の電圧である。
そして、機器判別部67は、USBコネクタ51のD+端子に予め決められた電圧を印加したときに、D−端子がD+端子と同じ電圧かGND電圧かを判断する。D−端子がD+端子と同じ電圧ならば充電器200が接続されたと判断し、D−端子がGND電圧ならばUSB機器210が接続されたと判断する。機器判別部67は、USBコネクタ51に充電器200が接続されたと判断すると、電流制御部65に切換信号を出力する。また、機器判別部67は、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210のいずれが接続されたかを示す判別信号を電流制御部65に出力する。
なお、NC端子を用いて、USBコネクタ51に充電器200とUSB機器210のいずれが接続されたかを判断するようにしてもよい。充電器200のNC端子は200kΩの抵抗を介して接地されており、USB機器210のNC端子はOPEN(開放端子)とする。したがって、NC端子に電圧を印加したときにGND電圧となる場合は、充電器200が接続されたことを検出し、NC端子に印加した電圧が検出される場合は、USB機器が接続されたことを検出する。
なお、機器判別部67は、電圧検出部63より入力される二次電池71の出力電圧が所定の電圧(検出電圧V3)になると、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210が接続されたことを検出するようにしたが、機器判別部67が駆動するために二次電池71から電力の供給を受けることなく、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210から供給される電力で駆動可能な場合は、USBコネクタ51のVBUS端子に5V以上の電圧が印加されたことを検出した時点で、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210が接続されたことを検出するようにしてもよい。この場合、USBコネクタ51に、充電器200またはUSB機器210が接続された後、直ちに機器を判別することができる。
電流制御部65は、USBコネクタ51を介して接続された充電器200またはUSB機器210から供給される電力の電流を制御する。電流制御部65は、CPU21により制御されるが、CPU21が動作していない状態でも駆動する。電流制御部65は、USBコネクタ51を介して接続された充電器200またはUSB機器210から電力が供給されると、換言すれば、VBUS端子が+5V以上になると、100mAの電流を二次電池に出力する。また、電流制御部65は、CPU21または機器判別部67から切換信号が入力されると、100mAより大きな電流、例えば、500mA以上の電流を二次電池71に出力する。
起動部61は、しきい値変更部62を含む。しきい値変更部62は、機器判別部67から入力される判別信号が、充電器200が接続されたことを示すならば、CPU21を動作させるために最低限必要な電圧(動作電圧V1)をしきい値に設定する。しきい値変更部62は、機器判別部67から入力される判別信号が、USB機器210が接続されたことを示すならば、CPU21を起動させるために予め定められた電圧(起動電圧V2)をしきい値に設定する。起動電圧V2は、CPU21がブートプログラムを実行し、不揮発性メモリ31に記憶されているアプリケーションプログラムを揮発性メモリ32に転送する処理を実行するために消費する電力と、動作電圧V1とにより定まる。具体的には、起動電圧V2は、CPU21がブートプログラムを実行し、不揮発性メモリ31に記憶されているアプリケーションプログラムを揮発性メモリ32に転送する処理を実行した後であっても、二次電池71の出力電圧が動作電圧V1以上となる値である。
起動部61は、電圧検出部63から入力される電圧値(二次電池71の出力電圧の値)が、しきい値変更部62により設定されたしきい値以上であることを条件に、CPU21を起動する。電圧検出部63から入力される電圧値がしきい値未満ならば、電圧検出部63からしきい値以上の電圧値が入力されるまで待機する。起動部61は、CPU21を起動するために、CPU21にリセット信号を出力する。
すなわち、起動部61は、USBコネクタ51に充電器200が接続された場合は、電圧検出部63から入力される電圧値(二次電池の出力電圧の値)が、動作電圧V1以上ならばCPU21を起動する。また、起動部61は、USBコネクタ51にUSB機器210が接続された場合は、電圧検出部63から入力される電圧値(二次電池の出力電圧の値)が、起動電圧V2以上ならばCPU21を起動する。
CPU21は、リセット信号が入力されると、ブートプログラムを実行し、その後、揮発性メモリ32に記憶されたアプリケーションプログラムを実行することが可能となる。アプリケーションプログラムは、USBドライバ回路を制御し、USBコネクタ51に接続されたUSB機器210と通信するプログラムおよび電源制御部55を制御するプログラムを含む。CPU21は、USBコネクタ51にUSB機器が接続されている場合、USB機器210と通信し、ネゴシエーションした後に、電流制御部65に切換信号を出力する。
図4は、CPUで実行される起動処理の流れの一例を示すフローチャートである。起動処理は、起動部61よりリセット信号が入力されることに応じて、CPU21によって実行される処理である。図4を参照して、CPU21は、リセット信号が入力されると、不揮発性メモリ31に記憶されているブートプログラムを実行する(ステップS01)。ブートプログラムは、入出力ポートを設定する処理の他、不揮発性メモリ31に記憶されているアプリケーションプログラムを揮発性メモリ32に転送する処理を含む。
そして、接続機器を検出する(ステップS02)。電源制御部55と通信し、電源制御部55の機器判別部67に接続機器を検出させる。そして、接続機器が充電器200か否かを判断する(ステップS03)。USBコネクタ51に充電器200が接続されているならば処理を修了するが、そうでなくUSBコネクタ51にUSB機器210が接続されているならば処理をステップS04に進める。
ステップS04においては、USBドライバ回路53を制御して、USB機器210と通信し、USB機器210に500mAの電流の電力を出力するようネゴシエーションする。そして、電流値を切り換える(ステップS05)。具体的には、電源制御部55と通信し、電流制御部65に切換信号を出力する。これにより、二次電池71に500mAの電流の電力が供給される。
図5は、二次電池の出力電圧の推移の一例を示す第1の図である。図5は、USBコネクタ51に充電器200が接続された場合における二次電池71の出力電圧の推移を示す。USBコネクタ51に充電器200が接続された直後の時刻t0において二次電池71の出力電圧は、過放電状態の電圧である。USBコネクタ51に充電器200が接続されると充電器200から100mAの電流の電力が二次電池71に供給されるので、出力電圧が徐々に増加する。
出力電圧が検出電圧V3になるとき(時刻t1)において、機器判別部67により充電器200が接続されたことが検出され、電流制御部65において500mAの電流の電力が二次電池71に供給される。このため、二次電池71の出力電圧が急激に増加する。
そして、出力電圧が動作電圧V1になるとき(時刻t2)において、起動部61によりCPU21が起動される。充電器200から供給される電力の一部がCPU21により電力が消費されるので、二次電池71の出力電力の増加傾向は減少する。しかしながら、500mAの電流の電力は、CPU21が動作する場合に消費される電力よりも大きいので、CPU111が消費する電力を除いた残りの電力が二次電池71に供給され、二次電池71の出力電圧が増加する。CPU21において、ブートプログラムを実行する起動時間T1が経過するときを時刻t3とする。
図6は、二次電池の出力電圧の推移の一例を示す第2の図である。図6は、USBコネクタ51にUSB機器210が接続された場合においける二次電池71の出力電圧の推移を示す。USBコネクタ51にUSB機器210が接続された直後の時刻t0において二次電池71の出力電圧は、過放電状態の電圧である。充電器200から100mAの電流の電力が二次電池71に供給されるので、出力電圧が徐々に増加する。
出力電圧が検出電圧V3になるとき(時刻t1)において、機器判別部67によりUSB200が接続されたことが検出されるが、電流制御部65において100mAの電流の電力の二次電池71への供給が継続される。
そして、出力電圧が動作電圧V1より高い起動電圧V2になるとき(時刻t4)において、起動部61によりCPU21が起動される。USB機器210から供給される100mAの電流の電力は、CPU21が動作する場合に消費される電力よりも小さいので、二次電池71が放電し、出力電圧が減少する。ただし、CPU21がブートプログラムを実行した後(時刻t5)に、二次電池71の出力電圧は、動作電圧V1よりも高い。起動電圧V2を、CPU21がブートプログラムを実行し、不揮発性メモリ31に記憶されているアプリケーションプログラムを揮発性メモリ32に転送する処理を実行した後であっても、二次電池71の出力電圧が動作電圧V1以上となる値としているからである。このため、CPU21は、ブートプログラムを実行している間(起動時間T1)に、シャットダウンすることなくブートプログラムを実行することができる。
ブートプログラムを実行した後(時刻t5の後)、CPU21は、アプリケーションプログラムを実行し、USB機器210と通信し、ネゴシエーションした後に、電流制御部65に切換信号を出力する。これにより、電流制御部65において500mAの電流の電力が二次電池71に供給される。USB機器210から供給される電力の一部がCPU21により電力が消費されるが、500mAの電流の電力は、CPU21が動作する場合に消費される電力よりも大きいので、二次電池71の出力電力は増加する。CPU21において、ブートプログラムを実行する起動時間T1が経過するときは、時刻t5である。
充電器200が接続される場合に、CPU21がアプリケーションプログラムを実行可能となる時刻t3(図5参照)は、USBコネクタ51にUSB機器210が接続される場合に、CPU21がアプリケーションプログラムを実行可能となる時刻t5(図6参照)よりも早い。このため、充電器200を接続した方が、USB機器210を接続するよりも早く、携帯電話機1を使用可能な状態にすることができる。
以上説明したように本実施の形態における携帯電話機1は、USBコネクタ51に電圧が印加されることに応じて、USBコネクタ51に充電器200が接続されたか否かを検出し、USBコネクタ51から二次電池71に第1電流を流し、USBコネクタ51に充電器200が接続されたことを検出することを条件に、USBコネクタ51から二次電池71に第2電流を流す。このため、USBコネクタ51に充電器200が接続された場合、二次電池71に第1電流より大きな第2電流が流れるので、CPU21が動作しても二次電池71の出力電圧が動作電圧より低くなることがない。したがって、二次電池71が過放電状態であっても携帯電話機1を起動することができる。また、二次電池71の出力電圧が動作電圧になると直ちにCPU21が起動されるので、二次電池71が過放電状態であっても携帯電話機1を早期に使用可能な状態にすることができる。
また、CPU21が起動して電力が消費される前に、二次電池71に流れる電流値を大きくするので、二次電池71の出力電圧が低下するのを回避することができる。
さらに、二次電池71の出力電圧が起動電圧より低く、かつ、USBコネクタ51に充電器200が接続されたことを検出しない場合は、二次電池71の出力電圧が起動電圧以上になることをさらに条件として、CPU21を起動する。起動電圧を、CPU21が起動してからブートプログラムの実行を終了するまでにCPU21により消費された後の二次電池71の出力電圧が動作電圧となるように定めているので、CPU21にブートプログラムを確実に実行させることができる。
<変形例>
図7は、変形例における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。図7を参照して、図2に示した機能ブロック図と異なる点は、機器判別部67が削除された点、および起動部61Aがしきい値変更部62を有しない点である。変形例における携帯電話機1は、CPU21が動作可能になる前は、電流制御部65がUSBコネクタ51のVBUSに+5V以上の電圧が印加されたことを検出することで、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210のいずれかが接続されたことを検出できる。しかしながら、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210のいずれが接続されたかを検出することができない。
電流制御部65は、USBコネクタ51のVBUSがハイになったことを検出すると、起動部61Aに接続信号を出力する。接続信号は、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210のいずれかが接続されたことを示す信号である。
起動部61Aは、接続信号が入力されると、電圧検出部63から入力される電圧値(二次電池の出力電圧の値)が、起動電圧V2以上であることを条件に、CPU21を起動する。電圧検出部63から入力される電圧値が起動電圧V2未満ならば、電圧検出部63から起動電圧V2以上の電圧値が入力されるまで待機する。起動部61Aは、CPU21を起動するために、CPU21にリセット信号を出力する。
変形例における携帯電話機1は、USBコネクタ51に充電器200またはUSB機器210のいずれが接続されたかを検出することができないので、いずれかが接続されると、二次電池71の出力電圧が、起動電圧V2以上になるまで待機し、二次電池71の出力電圧が、起動電圧V2以上になると、CPU21を起動する。
変形例におけるCPU21により実行される起動処理は、図4に示したのと同じである。また、変形例における携帯電話機1における二次電池71の出力電圧の推移は、図6に示したのと同じである。
このように変形例における携帯電話機1は、二次電池71の出力電圧が動作電圧より高い起動電圧以上であることを条件に、CPU21を起動する。このため、起動電圧を、CPU21が起動してからブートプログラムの実行を終了するまでにCPU21により消費された後の二次電池71の出力電圧が動作電圧となるように定めているので、CPU21にブートプログラムを確実に実行させることができる。したがって、二次電池が過放電状態であっても携帯電話機1を起動することができる。
また、CPU21は、起動後に電流制御部65を制御して、USBコネクタ51から二次電池71に流れる電流を、第1電流から第2電流に切換えるので、CPU21が動作しても二次電池71の出力電圧が動作電圧より低くなるのを回避することができる。
なお、本実施の形態においては、電流制御部65は、VBUS端子が+5V以上になると、100mAの電流を二次電池71に出力するようにしたが、USBコネクタ51を介して接続された充電器200またはUSB機器210から電流が供給されたことを検出すると、100mAの電流を二次電池に出力するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、携帯機器の一例として携帯電話機1を例に説明したが、二次電池71で駆動する電子機器であれば、例えば、カーナビゲーションシステム、携帯テレビ、携帯DVDプレーヤ等に適用することができる。また、電源制御部55およびCPU21により実行される処理を実行するための起動方法として発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記起動電圧は、前記制御手段が起動してから前記ブートプログラムの実行を終了した後に、前記二次電池の電圧が前記動作電圧以上となる電圧である、請求項3または4に記載の携帯機器。
本発明の実施の形態の一つにおける携帯電話機の外観を示す斜視図である。 本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。 USBコネクタの一例を示す図である。 CPUで実行される起動処理の流れの一例を示すフローチャートである。 二次電池の出力電圧の推移の一例を示す第1の図である。 二次電池の出力電圧の推移の一例を示す第2の図である。 変形例における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1 携帯電話機、2 表示側部、3 操作側部、11 第1スピーカ、12 第2スピーカ、13 マイクロフォン、14 操作キー、21 CPU、22 無線回路、22A アンテナ、24 カメラ、25 操作部、25A ランプ、26 振動部、27 カードI/F、27A フラッシュメモリ、28 コーデック部、30 表示制御部、31 不揮発性メモリ、32 揮発性メモリ、35 電源制御部、51 USBコネクタ、53 USBドライバ回路、55 電源制御部、61,61A 起動部、62 しきい値変更部、63 電圧検出部、65 電流制御部、67 機器判別部、71 二次電池、200 充電器、210 USB機器。

Claims (10)

  1. 外部機器を接続可能な入力端子と、
    前記入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、
    前記入力端子から前記二次電池に流れる電流を制御する電流制御手段と、
    前記入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器であるか否かを検出する検出手段と、
    前記二次電池から動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作する制御手段と、
    前記二次電池の出力電圧が前記動作電圧以上である場合に前記制御手段を起動させる起動手段と、を備え、
    前記電流制御手段は、前記入力端子に電圧が印加されることに応じて、前記入力端子から前記二次電池に第1電流を流し、前記検出手段により前記入力端子に接続された外部機器が前記特定の外部機器と検出されたことを条件に、前記入力端子から前記二次電池に前記第1電流より大きな第2電流を流す、携帯機器。
  2. 外部機器を接続可能な入力端子と、
    前記入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、
    前記入力端子から前記二次電池に流れる電流を制御する電流制御手段と、
    前記入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器であるか否かを検出する検出手段と、
    前記二次電池から動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作する制御手段と、
    前記二次電池の出力電圧が前記動作電圧以上である場合に前記制御手段を起動させる起動手段と、を備え、
    前記電流制御手段は、前記入力端子に接続された外部機器から電流が供給されたことに応じて、前記入力端子から前記二次電池に第1電流を流し、前記検出手段により前記入力端子に接続された外部機器が前記特定の外部機器と検出されたことを条件に、前記入力端子から前記二次電池に前記第1電流より大きな第2電流を流す、携帯機器。
  3. 前記検出手段は、前記起動手段により前記制御手段が起動される前に、前記入力端子に前記特定の外部機器が接続されたか否かを検出する、請求項1または2に記載の携帯機器。
  4. 前記起動手段は、前記二次電池の出力電圧が前記動作電圧より高い起動電圧より低く、かつ、前記検出手段により前記特定の外部機器が接続されたことが検出されない場合は、前記二次電池の出力電圧が前記起動電圧以上になることをさらに条件として、前記制御手段を起動させる、請求項1または2に記載の携帯機器。
  5. ブートプログラムを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記起動手段により起動されると前記ブートプログラムを実行し、
    前記起動電圧は、前記制御手段が起動してから前記ブートプログラムの実行を終了するまでに前記制御手段により消費される電力と、前記動作電圧とから定まる、請求項4に記載の携帯機器。
  6. 外部機器を接続可能な入力端子と、
    前記入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、
    ブートプログラムを記憶する記憶手段と、
    動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作し、起動後に前記ブートプログラムを実行する制御手段と、
    前記二次電池の出力電圧が前記動作電圧より高い起動電圧以上である場合に前記制御手段を起動させる起動手段と、を備え、
    前記起動電圧は、前記制御手段を起動させてから前記制御手段が前記ブートプログラムの実行を終了するまでに前記制御手段により消費される電力と、前記動作電圧とから定まる、携帯機器。
  7. 前記制御手段は、起動後、前記電流制御手段を制御して、前記入力端子から前記二次電池に流れる電流を、前記第1電流から該第1電流より大きな第2電流に切換える切換手段を含む、請求項6に記載の携帯機器。
  8. 前記制御手段は、中央演算装置(CPU)である、請求項1〜7のいずれかに記載の携帯機器。
  9. 外部機器を接続可能な入力端子と、
    前記入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、
    前記二次電池から動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作する制御手段と、を備えた携帯機器で実行される電流切換方法であって、
    前記入力端子に接続された外部機器が特定の外部機器であるか否かを検出するステップと、
    前記入力端子に電圧が印加されることに応じて、前記入力端子から前記二次電池に第1電流を流すステップと、
    前記入力端子に接続された外部機器が前記特定の外部機器と検出されたことを条件に、前記入力端子から前記二次電池に前記第1電流より大きな第2電流を流すステップと、
    前記二次電池の出力電圧が前記動作電圧以上であることを条件に、前記制御手段を起動するステップと、を含む起動方法。
  10. 外部機器を接続可能な入力端子と、
    前記入力端子に接続された外部機器から電流の供給を受ける二次電池と、
    ブートプログラムを記憶する記憶手段と、
    動作電圧以上の電圧が供給された場合に動作する制御手段と、を備えた携帯機器で実行される電流切換方法であって、
    前記二次電池の出力電圧が前記動作電圧より高い起動電圧以上であることを条件に、前記制御手段を起動するステップと、
    起動後の前記制御手段に前記ブートプログラムを実行させるステップと、を含み、
    前記起動電圧は、前記制御手段を起動させてから前記制御手段が前記ブートプログラムの実行を終了するまでに前記制御手段により消費される電力と、前記動作電圧とから定まる、起動方法。
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