JP2009059413A - ホログラフィック記録再生装置及びホログラフィック記録再生方法 - Google Patents

ホログラフィック記録再生装置及びホログラフィック記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】反射層を有するホログラフィック記録媒体を位相共役再生するホログラフィック記録再生装置の光学系を簡単化し装置を小型化する。
【解決手段】入射される記録光を用いてホログラフィにより情報を記録するホログラフィック記録層を備えるホログラフィック記録媒体1に情報を記録し、再生するホログラフィック記録再生装置は、第1の光発生部と第2の光発生部と第3の光発生部と回転部を備える。第1の光発生部は記録光の一部として情報を有する第1の光を発生させる。第2の光発生部は第1の光と共に記録光の他の一部として情報をホログラフィック記録層に記録するための第2の光を発生させる。第3の光発生部は、情報をホログラフィック記録層から再生するための第3の光を発生させる。回転部は、情報が記録された位置の中心における記録光が入射する入射面に対する法線Lcを回転軸として、ホログラフィック記録媒体を180度回転させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ホログラフィを利用して情報を記録再生するホログラフィック記録再生装置及びホログラフィック記録再生方法に関する。
反射層を備え、反射光を利用して情報が記録再生される反射型のホログラフィック記録媒体は、記録再生のための光学系を媒体の光の入射面側に集めて設けることができるため、記録再生装置の小型化を実現できる。更に、ホログラフィック記録を光ディスクへ応用する際に必要となる、トラッキングサーボやフォーカスサーボに用いるサーボ光の検出を容易とすることができる。
特許文献1(特開2005−243116号公報)には、カバーシート(基板)上にホログラフィック記録層と反射膜とが順次積層された反射型のホログラフィック記録媒体が記載されている。
特開2005−243116号公報
図16に、反射型のホログラフィック記録媒体Dに記録し、位相共役再生する方法を示す。図16(A)は、反射型のホログラフィック記録媒体Dに情報を記録する方法を示し、図16(B)は、反射型のホログラフィック記録媒体Dより情報を位相共役再生する方法を示す。図16(A)に示す記録時は、媒体Dの入射面の法線Lnに対して入射角θで記録参照光L10を照射し、法線Lnに対して入射角θで記録信号光L11を照射する。図16(B)に示す再生時は、媒体Dの入射面の法線Lnに対して入射角−θで再生参照光L12を照射する。再生信号光L13は、法線Lnに対して角度θで射出される。
図16より、記録参照光L10と再生参照光L12の法線Lnに対する入射角度はθと−θであり、法線Lnに対して対称である。また、再生信号光L13は記録信号光L11の位相共役光となる。
ホログラフィック記録媒体の再生は、位相共役再生が好ましい。位相共役再生は、レンズ系の収差に代表される光学系に起因する歪の多くが再生時にキャンセルされるため、S/Nが良好で歪の少ないイメージ情報を再生できる有効な再生方法である。
しかしながら、上記したように位相共役再生を行う場合、記録媒体Dの法線軸Lnに対する再生参照光L12の入射角度は、記録参照光L10の入射角度と対称の関係(θと−θ)であることが必要である。従って、記録参照光L10用の光学系と再生参照光L12用の光学系の入射角度を精度良く制御することが必要となり、これは記録再生装置の複雑化、コスト高に繋がる。また、記録参照光L10用の光学系と再生参照光L12用の光学系とを備えることは、記録再生装置の小型化を妨げる。
本発明は、反射層を有するホログラフィック記録媒体に、情報を記録し位相共役再生するホログラフィック記録再生装置を、光学系を簡単化でき小型化できるホログラフィック記録再生装置及びホログラフィック記録再生方法を提供する。
上記した課題を解決するために本発明は、次の(a)〜(e)を提供するものである。
(a)入射される記録光L1、L2を用いてホログラフィにより情報を記録するホログラフィック記録層7を備えるホログラフィック記録媒体1に情報を記録し、再生するホログラフィック記録再生方法において、前記ホログラフィック記録層に前記記録光を照射することによって情報を記録する記録ステップと、前記情報が記録された位置の中心における前記記録光の入射する入射面8Aに対する法線Lcを回転軸として、前記ホログラフィック記録媒体を180度回転させる回転ステップと、前記回転ステップにて180度回転された前記ホログラフィック記録媒体に光を照射することによって前記記録ステップにて記録された前記情報を再生する再生ステップとを含むことを特徴とするホログラフィック記録再生方法。
(b)前記ホログラフィック記録媒体は前記記録光が前記ホログラフィック記録層から射出する側に設けられ、光によって第1の状態の反射率から前記第1の状態より反射率が高い第2の状態の反射率へと可逆的にあるいは非可逆的に変化する光反射部を備え、前記ホログラフィック記録再生方法は前記記録ステップの前に前記光反射部を前記第1の状態の反射率に設定する第1の反射率設定ステップと、前記再生ステップの前に前記光反射部を前記第2の状態の反射率に設定する第2の反射率設定ステップとを含むことを特徴とする(a)記載のホログラフィック記録再生方法。
(c)前記第1の反射率設定ステップは、前記光反射部の反射率を前記第1の状態とするための設定光L3を用いて前記光反射部の反射率を設定し、前記第2の反射率設定ステップは、前記光反射部の反射率を前記第1の状態から前記第2の状態へと変化させるための設定光L3を用いて前記光反射部の反射率を設定することを特徴とする(b)記載のホログラフィック記録再生方法。
(d)入射される記録光L1、L2を用いてホログラフィにより情報を記録するホログラフィック記録層7を備えるホログラフィック記録媒体1に情報を記録し、再生するホログラフィック記録再生装置100、200において、前記記録光の一部として前記情報を有する第1の光L1を発生させる第1の光発生部31と、前記第1の光と共に前記記録光の他の一部として前記情報を前記ホログラフィック記録層に記録するための第2の光L2を発生させる第2の光発生部32と、前記情報を前記ホログラフィック記録層から再生するための第3の光L4を発生させる第3の光発生部34と、前記情報が記録された位置の中心における前記記録光が入射する入射面8Aに対する法線Lcを回転軸として、前記ホログラフィック記録媒体を180度回転させる回転部とを備えることを特徴とするホログラフィック記録再生装置。
(e)前記ホログラフィック記録媒体は前記記録光が前記ホログラフィック記録層から射出する側に設けられ、光によって第1の状態の反射率から前記第1の状態より反射率が高い第2の状態の反射率へと可逆的にあるいは非可逆的に変化する光反射部を備え、前記ホログラフィック記録再生装置は更に前記光反射部を前記第1の状態の反射率に設定する第4の光L3を発生させる第4の光発生部33と、前記光反射部の反射率を前記第1の状態から前記第2の状態に設定する第5の光L3を発生させる第5の光発生部33とを備えることを特徴とする(d)記載のホログラフィック記録再生装置。
本発明によれば、反射層を有するホログラフィック記録媒体を位相共役再生するホログラフィック記録再生装置の光学系を簡単化し装置を小型化できる。
図1は、本発明の一実施形態であるホログラフィック記録媒体1の断面図を示す図である。図1に示すようにホログラフィック記録媒体1は、基板2上に反射層3と、第1誘電体層4と、2状態変化層5と、第2誘電体層6と、ホログラフィック記録層7と、透明基板8とが順次積層された構成を有する。
後述する記録信号光、記録参照光、再生参照光等は、透明基板8の入射面8A側から入射される。
基板2は、ガラス系、ポリカーボネートに代表されるプラスチック系もしくはNi系、Ag系、Al系などの合金からなる金属材料からなる。基板2の形状は、カード状でも円板(ディスク)状でもよい。ディスク状の場合には、記録または再生を制御するためのフォーマット信号が凹凸形状で記録されていることが好ましい。
反射層3は、AlやAgまたは、AlもしくはAgを主成分とする合金の薄膜や、誘電体が多層に積層された誘電体ミラーなどの材料からなる。
第1誘電体層4、第2誘電体層6の材料としては、無機系の透明材料、例えば、Zn−S、Si−N、Si−O、Al−O、In−O、Zn−O、Sn−O、Ga−N、B−N、Al−N、及びこれらの混合物、例えば、ZnS−SiO、In−SnO、In−ZnOなどが好ましい。あるいは、有機系透明樹脂、例えばポリオレフィン系樹脂、石油樹脂などを用いることもできる。
誘電体層4、6の層数は、光学特性、記録再生特性、耐環境特性等を向上させるよう適宜設定すればよい。所望の特性を示すように、上記した材料のなかから異なる材料を用いて各層を形成し、組み合わせればよい。
2状態変化層5は、所定の波長を有する光もしくは熱に対して光学定数(屈折率nと消衰係数k)が2つの値を取り得て、光学定数が光もしくは熱によって可逆的にあるいは非可逆的に変化する材料により形成されている。
2状態変化層5の材料は、光学定数が照射光量や温度変化によって変化する相変化材料と無機材料と有機色素材料のいずれかである。これらの材料のうち光に対して、図1に示す反射層3から第2誘電体層6までの層を含む光反射部の反射率が低い状態においては5%以下の反射率を有し、高い状態においては少なくとも10%以上の反射率を有する材料が好ましい。相変化材料は、光学定数が熱により可逆的に変化可能であり、無機材料あるいは有機色素材料は光学定数が熱により非可逆で変化する。
2状態変化層5に相変化材料を用いる場合には、アモルファス状態と結晶状態とで異なる光学定数(2状態)を有し、結晶状態の際の光反射部の反射率がアモルファス状態の際の光反射部の反射率より高い相変化材料が好ましい。例えば、Se、Te等のカルコゲン元素を含む化合物であるSb−Te、Ge−Sb−Te、Ag−In−Sb−Te等、またはこれら化合物をベースに他の添加元素を含有させた材料、Te−O−Pdに代表されるTeを含有する酸化物等である。カルコゲン元素を含む化合物を用いると、2状態変化層5がアモルファス状態の光反射部の反射率は5%以下であり、2状態変化層5が結晶状態の光反射部の反射率が20%以上であり、反射率の差が大きく好ましい。
また相変化材料は、組成によって共晶系と化合物系とに結晶状態における構造上分類されるが、いずれも使用することができる。
2状態変化層5に非可逆で光学定数が変化する無機材料を用いる場合には、無機材料として、Ag−O等の酸化物材料、Si−Cu合金、Ge−Bi−N等が用いられる。
Ag−O等の酸化物材料が用いられる場合には、光の照射により物理的な変形を生じることによって光反射部を高反射率状態とすることができる。Si−Cu合金が用いられる場合は、Si層とCu合金層とを積層させたものを用いて光反射部を低反射率状態とし、光の照射によってSi層とCu合金層とをSi−Cu合金化することで光反射部を高反射率状態とすることができる。Ge−Bi−Nが用いられる場合は、Bi−NとGe−Nとを混在させた状態で光反射部を低反射率状態とし、光の照射によってN(窒素)を分解し、窒素ガスの微細な空隙が分散することで光反射部を高反射率状態とすることができる。
2状態変化層5に非可逆で光学定数が変化する有機色素材料を用いる場合には、有機色素材料として、光の照射により屈折率が変化するシアニン色素、フタロシアニン色素、アゾ色素等が用いられる。
相変化材料を用いて2状態変化層5を形成した場合、相変化材料のアモルファス状態と結晶状態における光反射部の反射率の差がより大きくなるよう、第1誘電体層4、2状態変化層5及び第2誘電体層6の各材料及び各膜厚を適宜設定することが好ましい。アモルファス状態と結晶状態とにおいて異なる2状態変化層5の屈折率nと消衰係数kと、各誘電体層に用いた材料の屈折率nと消衰係数kとが相互作用し、2状態変化層5がアモルファス状態と結晶状態とである際の光反射部の反射率の差が大きくなるような材料を及び膜厚をそれぞれ選択する。
有機色素材料を用いて2状態変化層5を形成した場合、第1誘電体層4を設けない媒体構成としてもよい。その際にも、光反射部の反射率が低い状態と高い状態との反射率の差が大きくなるように、第2誘電体層6と2状態変化層5の各材料の屈折率と各膜厚とを調整すればよい。
ホログラフィック記録層7は、後述する記録信号光と記録参照光とが互いに弱め合う部分と強め合う部分とで屈折率、反射率、吸収率等の光学定数が変調される材料を用いて形成する。例えば、フォトポリマー、カルコゲナイト化合物、色素、色素を添加したサーモプラスチック、フォトリフラクティブ結晶等の材料である。
なお、ホログラフィック記録層7は、書き換え可能なタイプと、1回のみ書き込み可能なライトワンスのタイプに大別される。
書き換え可能なホログラフィック記録層7を用いる場合には、2状態変化層5として光学定数が可逆的に変化する反射率可変層を用いることが、書き換え可能なホログラフィック記録媒体を実現するのに好ましい。
一方、ライトワンスのホログラフィック記録層7を用いる場合には、2状態変化層5は、光学定数が低い状態と高い状態との間で可逆的に変化する反射率可変層、もしくは、光学定数が低い状態から高い状態へと非可逆で変化する反射率可変層のいずれを使用することも可能である。
ここで、ホログラフィック記録層7が、基板としての機能を兼ね備えるに十分な厚みと強度を有するもの、例えば、既述した材料のうちフォトポリマーや色素添加のサーモプラスチック、フォトリフラクティブ結晶等であれば、ホログラフィック記録媒体1の構成を基板2を備えない構成としてもよい。この場合、ホログラフィック記録層7上に上記したような第1誘電体層4、第2誘電体層6、2状態変化層5及び反射層3等を適宜形成すればよい。
以上のように構成されたホログラフィック記録媒体1に対して情報を記録する方法について説明する。
図2は、ホログラフィック記録媒体1への記録方法を模式的に示す図である。図2に示すように、ホログラフィック記録媒体1に対して透明基板8側から、第1の光発生部31より発生させられた記録信号光L1と、第2の光発生部32より発生させられた記録参照光L2を同時に照射する。
記録信号光L1は、情報が変調信号により変調された光であり、ホログラフィック記録媒体1に対して入射角θで照射される。記録参照光L2は、記録信号光L1と共に情報をホログラフィック記録層7に記録するための光であり、入射角θで照射される。
入射角θとθは、ホログラフィック記録媒体1における光の入射面8Aの法線Lnからの傾斜角度であり、これらは同じでも異なっていてもよい。記録信号光L1と記録参照光L2とは、ホログラフィック記録層7に情報を後述する干渉縞71を形成して記録するための記録光である。なお、記録信号光L1、記録参照光L2及び後述する再生参照光L4は、反射層3と第1誘電体層4と2状態変化層5と第2誘電体層6とのそれぞれで、反射され透過されるが、図示は省略した。
このように照射した記録信号光L1と記録参照光L2とをホログラフィック記録層7において干渉させ、ホログラフィック記録層7中に干渉縞71を生じさせて情報を記録する。干渉縞71は、記録信号光L1の中心と記録参照光L2の中心との交点を中心に形成される。本実施形態では記録信号光L1と記録参照光L2とは、405nm、514.5nmあるいは532nmいずれかの波長を有するレーザ光を用いる。
ホログラフィック記録層7に情報を記録する際、光反射部が記録信号光L1及び記録参照光L2に対して反射率の低い状態となるよう2状態変化層5の光学定数を設定している。光反射部の反射率は、ホログラフィック記録媒体1の出荷段階で予め低い状態に設定してもよいし、記録の前に光反射部の反射率を低い状態に設定してもよい。
これは、光反射部で反射された記録信号光L1と記録参照光L2とが再度ホログラフィック記録層7に入射して不必要な干渉縞71を形成することを防止し、かつ反射された光によるホログラフィック記録層7の不必要な露光を低下させるためである。このようにすることで、ホログラフィック記録層7において同じ箇所に繰り返し記録(多重記録)できる回数(記録多重度)の低下を防ぐことができる。
ここで、光反射部の反射率の設定を、記録信号光L1及び記録参照光L2に対して反射率が低い状態から、後述する再生参照光L4に対して反射率が高い状態へと変化(移行)させる反射率設定工程について説明する。ホログラフィック記録層7から情報を再生する際、光反射部の反射率が再生参照光L4に対して高い状態に設定されていると良好な再生が行える。2状態変化層5に相変化材料を用いた場合、既述したようにアモルファス状態が反射率の低い状態であり、結晶状態が反射率の高い状態である。
光反射部の反射率状態の設定を低い状態から高い状態へと変更するには、ホログラフィック記録層7に記録を終えた後、図2に示すように透明基板8側から2状態変化層5の材料に適した条件のレーザ光(設定光)L3を所望の領域に照射して行う。設定光L3は第3の光発生部33より発生させる。上記したように、本実施形態で2状態変化層5に用いた材料はいずれも、熱を加えられ温度が上昇することで反射率が変化する。2状態変化層5に相変化材料を用いた場合には、結晶化温度以上に昇温するよう設定光L3を照射した後冷却し、反射率の状態を移行させる。なお、既述した光反射部の反射率を低い状態へと設定変更する場合も、設定光L3を用いて変更すればよい。
設定光L3は、2状態変化層5に用いる材料にあわせて以下の(1)〜(4)に示す条件を適宜組み合わせて照射すればよい。(1)波長:300nm〜1500nm、パワー:200mW〜2000mW。(2)レーザ光L3のビームスポット径:0.3μm〜100μm。(3)ホログラフィック記録媒体1に対する相対速度(走査速度):3m/秒〜50m/秒。(4)トラック送りピッチ:3μm〜50μm。
ホログラフィック記録媒体1がディスク形状である場合には、ホログラフィック記録媒体1を載置部Tに載置して(3)の条件を満たすように回転させながら、設定光L3の照射を行う。
上記したように、設定光3を照射し、光反射部の反射率を低い状態から高い状態へ変化させる設定工程は、情報を記録する記録工程と情報を再生する再生工程との間に行えばよい。
あるいは、ホログラフィック記録層7に干渉縞71を形成する際に、記録信号光L1あるいは記録参照光L2を2状態変化層5に達するまで照射し、設定工程を同時に行っても良い。すなわち記録信号光L1もしくは記録参照光L2を2状態変化層5に集光させ、ホログラフィック記録層7に記録すると同時に、2状態変化層5の光学定数を変化させ、光反射部の反射率を高い状態にする。
2状態変化層5の材料のうち、カルコゲン元素を含む相変化材料は、温度が上昇した後の冷却過程で結晶化する。従ってカルコゲン元素を含む相変化材料を用いると、ホログラフィック記録層7への記録が完了し2状態変化層5が結晶化するまで時間があるため、記録の最中に反射率が変化することがなく、良好に記録でき好ましい。
ホログラフィック記録層7をフォトポリマーで形成した場合、記録後にモノマーの重合を完結させるためにホログラフィック記録層7を全面にわたって定着露光する必要がある。この場合に2状態変化層5を相変化材料で形成すると、上記した設定工程も必要となる。ここで、設定工程に用いる光の波長をホログラフィック記録層7におけるモノマーが感光する波長に一致させれば、2状態変化層5を結晶状態に変化させる処理とモノマーの定着露光とを同時に行うことができ、記録再生装置を簡略化できる。
図3にホログラフィック記録媒体1の再生方法を模式的に示す。まず初めに、ホログラフィック記録媒体1を干渉縞71の中心(記録中心)おける入射面8Aに対する法線Lc(図4参照)を軸として180度、回転させる。
図4に、本実施形態の記録媒体の回転方法を示す。図4では、ホログラフィック記録媒体1の干渉縞71の部分を拡大して示した。記録時に形成された干渉縞71の中心における入射面8Aに対する法線Lcを回転軸として、再生に際してホログラフィック記録媒体1を180度回転させる。干渉縞71が形成された際の記録媒体1の回転角をφとし、再生時には記録媒体1の回転角がφ+180°となるよう、法線Lcを回転軸として記録媒体1を回転させる。
ホログラフィック記録媒体1の回転は、XYステージ上にホログラフィック記録媒体1を載置した載置部T(図3参照)を載せて、記録中心における入射面8Aに対する法線Lcを軸として行う。載置部Tは、回転ステージ等であり、XYステージと載置部Tとを記録媒体の回転部とする。回転はあるいは、ホログラフィック記録媒体1の基板2に位置情報を形成し、位置情報に基づいてホログラフィック記録媒体1を回転させてもよいし、ホログラフィック記録媒体1の記録層7に位置情報を記録し、位置情報に基づいてホログラフィック記録媒体1を回転させてもよい。
図3に戻り、続いて再生参照光L4を、図2に示した記録参照光L2の入射角θと法線Lnに対して同じ角度θ(方向)からホログラフィック記録層7に対して照射する。再生参照光L4は、第4の光発生部34より発生させる。
この場合、光反射部で反射された再生参照光L4は、位相共役参照光L6となる。再生参照光L4(位相共役参照光L6)はホログラフィック記録層7で回折され、再生光L5は法線Lnに対して角度−θの方向に射出される。
ホログラフィック記録媒体1を180度回転させることで、図3に示すように干渉縞71の入射面8Aに対する傾斜角度が図2に示す記録時のものと反転する。そのため、再生参照光L4を記録参照光L2と同じ入射角度θで照射しても位相共役再生を行うことができる。従来の位相共役再生の方法を示す図16(B)のように、ホログラフィック記録媒体Dを回転させずに干渉縞に対して入射角度−θで再生参照光L12を照射する場合と、図3に示す干渉縞71の入射面8Aに対する傾斜角度と再生参照光L4との関係が同じになるためである。
光反射部で反射された光が位相共役参照光L6となるような角度で再生参照光L4をホログラフィック記録層7に対して入射させると、図3に示すように再生光L5は角度−θで射出される。これは、図2に示す記録信号光L1の入射角θと法線Lnに対して対称の角度である。
本実施形態のように、ホログラフィック記録媒体1から情報を再生する際に、記録中心おける入射面8Aに対する法線Lcを軸として記録媒体1を180度回転させることで、位相共役再生を簡単に行うことができる。本実施形態の記録再生方法であれば、記録時と再生時とで光学系を共有でき、記録再生装置を小型化できる。更に記録光学系、例えば集光レンズに収差があっても大部分が再生時に打ち消され、画像歪み、ノイズの少ない再生画像が得られ、S/N(信号/ノイズ)の良好な再生ができる。
<第1実施形態>
図5及び図6は、本発明の一実施形態である記録再生方法を実現するためのホログラフィック記録再生装置の第1実施形態を示すブロック図である。図5は記録における光路、図6は再生における光路を示したものである。
第1実施形態のホログラフィック記録再生装置100を構成する各部及びホログラフィック記録媒体1に情報を記録するときの光路を、図5を用いて説明する。
光源50は、半導体レーザ、YAGレーザ等の固体レーザ、ArイオンレーザやHe−Neレーザ等のガスレーザのいずれかである。コリメータ51は光源50から射出された光を拡大し、平行光を射出する。コリメータ51は、2枚以上の焦点距離の異なるレンズを備える。コリメータ51は更に、レンズ間の焦点位置にピンホールを有する部材を設け、空間フィルタの構成としてもよい。
λ/2板52は、コリメータ51から射出された光の偏光面を回転させ、記録信号光L1と記録参照光L2の光パワーの比率を調整する。ただし、記録信号光L1と記録参照光L2との光パワーが所望の比率となるように予め光源50の偏光面を設定しておけば、λ/2板52を省略してもよい。
偏光ビームスプリッタ(PBS)53は、入射した光をP偏光とS偏光とに分離する。PBS53に入射した光のうち、PBS53で90度反射された光はS偏光として射出され、空間光変調器(SLM)54に入射する。S偏光は記録信号光L1として用いられる。記録信号光L1を二点鎖線で示す。
一方、PBS53を透過する光はP偏光として射出され、記録参照光L2または後述する再生参照光L4として入射角制御部56に入射する。記録参照光L2を破線で示す。
SLM54は、記録する情報に応じて駆動電圧がかけられ、入力された光を変調する。SLM54で変調された光は、記録する情報に応じた2次元の明暗ドットから成る画像の情報を有する記録信号光L1となる。SLM54は、透過型または反射型の液晶を用いた液晶型や、マイクロミラーを用いたマイクロミラー型があり、光を透過または反射させる。
液晶型のSLM54を用いた場合、光の偏光面を90度回転させる作用があるため記録信号光L1は記録参照光L2と同一のP偏光となり、ホログラフィック記録を行うのに都合が良い。マイクロミラー型のSLM54を用いた場合、光を反射しても光の偏光面は変化しないので、記録信号光L1もしくは記録参照光L2の光路中にλ/2板を挿入するなどして、記録信号光L1と記録参照光L2の偏光面を一致させる必要がある。
SLM54に入射して反射された光(記録信号光L1)は、再びPBS53に入射したのちレンズ55に入射する。レンズ55は、SLM54から射出された記録信号光L1を、ホログラフィック記録媒体1の記録層7で集光させる。記録信号光L1はホログラフィック記録媒体1の入射面8Aの法線Ln(以下、記録媒体1の法線Lnともいう)に対してθの角度で入射する。
入射角制御部56はミラー561を備え、回転駆動及びリニア駆動を組み合わせて図5に示すようにミラー561を駆動させることで、記録媒体1に入射する記録参照光L2及び後述する再生参照光L4の入射角を変化させる。記録参照光L2(再生参照光L4)は、ミラー561で反射され、ホログラフィック記録媒体1の法線Lnに対してθの角度で入射する。
入射角制御部56は、ホログラフィック記録媒体1の記録方法として記録参照光L2の入射角度を順次変化させる角度多重方式を用いる場合に好ましい。他には、図示しない回転ミラー(ガルバノミラー)とリレーレンズを組み合わせて動作させることで、入射角を変化させてもよい。また例えば、他の記録方法である記録参照光L2の位相を変化させる位相相関多重を用いる場合は、入射角制御部56の代わりに位相変調素子や拡散板などを設けて、記録参照光L2を位相変調させればよい。
なお、図2に示した第1の光発生部31は、光源50、PBS53、SLM54及びレンズ55を備える。第2の光発生部32は、光源50、PBS53、入射角制御部56を備える。
続いて、ホログラフィック記録媒体1より情報を再生するときの光路について、図6を使って説明する。初めに図4に示すように、ホログラフィック記録媒体1を記録中心における入射面8Aに対する法線Lcを回転軸として、180度回転させる。回転は、図示していないが、既述した回転機構を設ければよい。
光源50から射出された光は、コリメータ51、λ/2板52を経てPBS53へ入射する。PBS53へ入射し、PBS53で反射されずに直進した光(P偏光)は、入射角制御部56のミラー561で反射され、ホログラフィック記録媒体1に集光する。これが再生参照光L4である。再生参照光L4を破線で示す。
再生参照光L4はホログラフィック記録媒体1の法線Lnに対してθの角度で入射する。第4の光発生部34は第2の光発生部32と同様に、光源50、PBS53、入射角制御部56を備える。なお、λ/2板52は再生時には必要に応じて外してもよい。
ホログラフィック記録媒体1の光反射部で反射され、ホログラフィック記録層7で回折された再生参照光L4は、再生光L5として射出される。再生光L5を二点鎖線で示す。再生光L5は、法線Lnに対して角度−θの方向に射出される。
レンズ57は、再生光L5をイメージセンサ58上で結像させる。
イメージセンサ58は入力された光を電気信号に変換し、出力された電気信号が再生画像となる。イメージセンサ58は、電荷結合素子(CCD)あるいはCMOSを用いる。
ここで、記録信号光L1と再生光L5の光軸は、図5、図6に示すように、記録媒体1の入射面8Aの法線Lnに対して対称にθだけ傾いた位置関係とする。
レンズ55とレンズ57とに同じ仕様のレンズを用いる場合は、記録媒体1からレンズ55までの距離と記録媒体1からレンズ57までの距離、及びSLM54からレンズ55までの距離とイメージセンサ58からレンズ57までの距離とを等しくすることで、イメージセンサ58上に再生画像が結像される。
レンズ55とレンズ57とが異なる仕様のレンズである場合は、仕様に応じてイメージセンサ58上に再生画像が結像される条件になるように配置位置を選ぶ。
また、記録信号光L1が記録媒体1の入射面8Aに対して垂直入射、つまり、θ=0で入射する場合は、レンズ55とレンズ57とを1つのレンズで共用させることができる。
また必要に応じて、SLM54とレンズ55の間、及びイメージセンサ58とレンズ57の間にリレーレンズを挿入しても良い。この場合も、θS=0とすると、レンズ55とレンズ57とリレーレンズを含めた光学系を記録と再生とで共用させることができる。これは光学系を簡素化するとともに、光学系に収差などの歪があっても、記録と再生とでキャンセルされ、画像歪の少ない再生画像が得られて好ましい。
第1実施形態の記録再生装置100を用いると、記録参照光L2と再生参照光L4を共通の機構、光学系で照射できるため、記録再生装置が小型化できる。また、反射層を有するホログラフィック記録媒体1に対して、位相共役再生が簡単に行え、歪の少ない再生画像を得られる。更に、記録信号光L1の法線Lnに対する入射角度θを0度(垂直入射)とすると、再生光L5の射出角も0度と記録信号光L1の入射角と同じ角度となり、光学系を共有できるため記録再生装置を小型化できる。
次に、本実施形態の記録再生方法でホログラフィック記録媒体1及び比較用のホログラフィック記録媒体11に情報を記録し、再生した情報について検討した。
ホログラフィック記録媒体1は以下の構成で作成した。硼珪酸ガラスを用いた厚さ0.6mmの基板2上に、反射層3をAgを用いて厚み200nmで形成した。反射層3上に、第1誘電体層4をZnS−SiOを用いて厚み7.5nm、2状態変化層5をGe−Sb−Teを用いて厚み15nm、第2誘電体層6をZnS−SiOを用いて厚み50nmとしてこの順に形成した。続けて第2誘電体層6上に、ホログラフィック記録層7をフォトポリマーを用いて厚さ0.8mm、透明基板8を硼珪酸ガラスを用いて厚さ0.4mmとしてこの順に積層して、ホログラフィック記録媒体1とした。
比較用のホログラフィック記録媒体11は、2状態変化層5の代わりにAlを用いたAl層を15nmの厚みで形成した。その他の層構成は、上記したホログラフィック記録媒体1の層構成と同じとした。
ホログラフィック記録媒体1の2状態変化層5は、アモルファス状態であり、光反射部は記録信号光L1及び記録参照光L2に対して反射率が4%と低い状態である。ホログラフィック記録媒体11のAl層は、記録信号光L1及び記録参照光L2に対して反射率が87%である。
ホログラフィック記録媒体1及びホログラフィック記録媒体11への記録は、以下のように行った。記録及び後述する再生は、第1実施形態の記録再生装置100を用いて行った。
記録信号光L1の法線Lnに対する入射角θを0度(垂直入射)とし、記録参照光L2の法線Lnに対する入射角θを46.3度から60.3度までの範囲で0.5度ずつ変化させホログラフィック記録層7に照射した。2−4変調した1ページデータ当たり122.5キロビットの記録信号を、入射角θを変化させることで29多重記録した。記録した画像を図7に示す。
ここで形成された干渉縞71の中心における入射面8Aに対する法線Lcを、ホログラフィック記録媒体1及びホログラフィック記録媒体11の回転軸とする。記録を開始した位置での記録媒体1、11の回転角をφ=0°とし、φ=0°からφ=170°まで10度毎に回転軸を中心にホログラフィック記録媒体1及びホログラフィック記録媒体11を回転させる。このように回転させながら、各回転角φにおいて上記した29多重記録を行った。従って各記録媒体1、11には、29×17=522の多重記録が行われた。
次に、上記したホログラフィック記録媒体1及びホログラフィック記録媒体11を再生する。再生に際して、ホログラフィック記録媒体1の2状態変化層5に対して設定光L3を照射し、光反射部を再生参照光L4に対して反射率の高い状態に設定する。ここではGe−Sb−Teを結晶化することで、27%の反射率を有する高い反射率状態とした。
ホログラフィック記録媒体1及び11を、回転角φ=180°(0°+180°)に回転させ、再生参照光L4を法線Lnに対して入射角θから照射した。2状態変化層5で反射された再生参照光L4は、図3に示したように位相共役参照光L6となる。更に、再生参照光L4の入射角θを46度から61度まで連続的に変化させた。
このときに射出される再生光L5の強度を測定して回折効率を求めた。回折効率は、再生参照光L4の強度と再生光L5の強度の比(L5/L4)であり、それぞれの光の強度は光パワーメーターを用いて測定した。同様に、回転角φ=190°からφ=350°まで10度毎にホログラフィック記録媒体1及びホログラフィック記録媒体11を回転させ、同様に各回転角φにおける光の強度を測定して回折効率を求めた。
図8及び図9に各記録媒体1,11における回折効率の一部を示す。図8はホログラフィック記録媒体1、図9はホログラフィック記録媒体11の回折効率である。いずれの図も、回転角φ=200°、240°、340°におけるデータを示す。記録媒体1,11共にそれぞれの回転角φで、再生参照光L4の入射角θが46.3度から60.3度までの範囲において29個のピークを有する。これより、記録した情報が全て再生できたことが分かる。
図8に示す2状態可変層5を用いた本実施形態のホログラフィック記録媒体1の場合は、各入射角θにおける波形のピークレベルが全ての回転角φで均一であり、ノイズレベルが低い。更に、単一でシャープな波形であり、良好な再生光L5が得られた。一方、図9に示すAl反射層を用いたホログラフィック記録媒体11の場合は、各入射角θにおける波形のピークレベルが全ての回転角φで一様でなく、各波形の形状も複数のピークを有するなど複雑である。
次に、各記録媒体1,11のS/Nについて以下のように調べた。再生光L5により再生された画像における各記録ビットに対応した位置の信号強度を、256階調の信号レベルに振り分けた。振り分けた記録ビットを更に、“0”か“1”かで振り分けてそれぞれのヒストグラムを作成した。このときの“0”の平均値及び分散をそれぞれμ、σ とし、“1”の平均値及び分散をそれぞれμ、σ とするとき、再生光のS/Nは下記(1)式で表される。(1)式に示すように、再生光のS/Nは、“0”と“1”の分布の山が離れているほど、また分布のバラツキが少ないほど低ノイズであることを示す。
S/N=(μ−μ)/(σ +σ 1/2…(1)
図10は本実施形態のホログラフィック記録媒体1及び比較用ホログラフィック記録媒体11を再生した各画像を示し、図10(A)は、2状態変化層5を有する本実施形態のホログラフィック記録媒体1において、522多重された記録情報のうち392多重目の情報を再生した画像であり、S/Nは3.8である。図10(B)は、2状態変化層5の代わりにAl層を用いた比較用ホログラフィック記録媒体11において、385多重目の情報を再生した画像であり、S/Nは1.7である。図10より、2状態変化層5を用いた方がAl層を用いた場合よりも、図7に示す記録した画像により近い再生画像であることが分かる。これより、ホログラフィック記録媒体1はホログラフィック記録媒体11の多重度よりも多重度が大きくても、0を示す暗部と1を示す明部とが明瞭な画像が得られ、低ノイズである。更にS/Nも良好である。
なお、2状態変化層5に無機材料や有機色素材料を用いた場合も、上記した相変化材料を用いたホログラフィック記録媒体1と同様に良好な記録再生が行える。
本実施形態の記録再生方法において、ホログラフィック記録層7への記録の際には、2状態変化層5の光学定数を光あるいは熱によって変化させることで、光反射部の所定の波長を有する光に対する反射率を低く設定しているので、光反射部から反射されてホログラフィック記録層7に再入射して不必要な干渉縞71の生成による不必要な回折格子の形成を防止でき、そのため多重記録度を大きくできる。更に、ホログラフィック記録層7に入射する記録信号光L1と記録参照光L2との干渉だけによる情報としての干渉縞71を形成できるため、良好な記録を行うことができる。
また、上記したような干渉縞71がホログラフィック記録層7に記録されているため、再生参照光L4を用いたホログラフィック記録層7の再生の際に、良好なS/Nを得ることができる。なお、本実施形態では反射層3、第1誘電体層4、2状態変化層5、第2誘電体層6を含む光反射部を有する記録媒体1を用いたが、光反射部は再生参照光L4等の入射した光を反射するものであればよく、その構成を限定するものではない。
<第2実施形態>
図11及び図12は、本発明の一実施形態である記録再生方法を実現するためのホログラフィック記録再生装置の第2実施形態を示すブロック図である。図11は記録における光路、図12は再生における光路を示したものである。第2実施形態のホログラフィック記録再生装置200を構成する各部及びホログラフィック記録媒体1に情報を記録するときの光路を、図11を用いて説明する、なお、第1実施形態のホログラフィック記録再生装置100を構成する各部と同じものについては、詳細に説明しない。
光源60は、光源50と同様である。光源60から射出された光は、レンズ61に入射する。レンズ62は、光軸方向に移動するレンズ保持部621に装着され、レンズ61から射出された光を受け取る。レンズ駆動部622は、レンズ保持部621を光軸方向に駆動し、レンズ62から射出される光の平行度を調整する。
λ/2板63は、λ/2板52と同様である。レンズ62から射出された光の偏光面を回転させ、記録信号光L1と記録参照光L2との光パワーの比率を所望の比率となるよう調整する。なお、λ/2板63は再生時には必要に応じて外してもよい。
偏光ビームスプリッタ(PBS)64は、PBS53と同様に入射した光をP偏光とS偏光とに分離する。PBS64に入射した光のうち、PBS64で90度反射された光はS偏光として射出され、空間光変調器(SLM)65に入射する。S偏光は記録信号光L1として用いられる。記録信号光L1を二点鎖線で示す。
SLM65に入射して反射された光(記録信号光L1)は、再びPBS64に入射したのちレンズ67に入射する。レンズ67は、SLM65から射出された記録信号光L1を、ホログラフィック記録媒体1の記録層7で集光させる。記録信号光L1はホログラフィック記録媒体1の法線Lnに対してθの角度で入射する。
一方、PBS64を直進する光はP偏光として射出され、記録参照光L2または後述する再生参照光L4として用いられる。PBS64から射出された記録参照光L2(再生参照光L4)は、ミラー66を介してホログラフィック記録媒体1へと向かう。記録参照光L2を破線で示す。ミラー66で反射された記録参照光L2は、ホログラフィック記録媒体1の法線Lnに対してθの角度で入射する。ホログラフィック記録媒体1に多重記録する際には、既述したように記録を開始した位置での干渉縞71の中心における入射面8Aに対する法線Lcを記録媒体1の回転軸とし、記録を開始した位置での回転角をφ=0°として記録媒体1を回転させればよい。
第2実施形態の記録再生装置200では、固定のミラー66を用いたが、記録再生装置100で用いた入射角制御部56としてもよい。この場合、後述する平行度検出部70と入射角制御部56のミラー561の動きとを対応させればよい。
SLM65は、SLM54と同様、液晶型やマイクロミラー型がある。SLM65を透過または反射した光は明暗ドットから成る記録信号光L1となる。液晶型のSLM65を用いた場合、記録信号光L1は記録参照光L2と同一のP偏光となり、ホログラフィック記録を行うのに都合が良い。マイクロミラー型のSLM65を用いた場合、記録信号光L1もしくは記録参照光L2の光路中にλ/2板を挿入するなどして、記録信号光L1と記録参照光L2の偏光面を一致させる必要がある。
なお、図2に示した第1の光発生部31は、光源60、レンズ61、レンズ62、レンズ保持部621、レンズ駆動部622、PBS64、SLM65及びレンズ67を備える。第2の光発生部32は、光源60、レンズ61、レンズ62、レンズ保持部621、レンズ駆動部622、PBS64及びミラー66を備える。
次に、ホログラフィック記録媒体1より情報を再生するときの光路について、図12を使って説明する。初めに図4に示すように、ホログラフィック記録媒体1を記録中心における入射面8Aに対する法線Lcを回転軸として、180度回転させる。回転は、図示していないが、既述した回転機構を設ければよい。
光源60から射出された光は、レンズ61、レンズ62及びλ/2板63を経てPBS64へ入射する。PBS64へ入射し、PBS64で反射されずに直進した光は、ミラー66で反射され、ホログラフィック記録媒体1に集光する。これが再生参照光L4である。再生参照光L4を破線で示す。再生参照光L4はホログラフィック記録媒体1の法線Lnに対してθの角度で入射する。第4の光発生部34は第2の光発生部32と同様に、光源60、レンズ61、レンズ62、レンズ保持部621、レンズ駆動部622、PBS64及びミラー66を備える。
ホログラフィック記録媒体1の光反射部で反射され、ホログラフィック記録層7で回折された再生参照光L4は、再生光L5として射出される。再生光L5を二点鎖線で示す。再生光L5は、法線Lnに対して角度−θの方向に射出される。また、光反射部で反射された再生参照光L4は、破線で示される反射光L7として平行度検出部70に入射する。
レンズ68は、ホログラフィック記録媒体1の再生光L5をイメージセンサ69上で結像させる。イメージセンサ69は、イメージセンサ58と同様であり、2次元画像を電気信号に変換させ、出力された電気信号が再生信号となる。
ここで、記録信号光L1と再生光L5の光軸は、図11、図12に示すように、記録媒体1の入射面8Aの法線Lnに対して対称にθだけ傾いた位置関係とする。
反射光L7は、平行度検出部70に入射する。平行度検出部70は、光の平行度を検出するための検出器と、平行度エラー信号を発生させるための発生器と、メモリを備える。
本実施形態の平行度検出部70の検出器はシェアリング干渉計で構成され、干渉縞の間隔もしくは傾き等で、平行度を検出する。発生器は、検出器で検出された平行度を示すデータを受け取り、メモリが保持している平行度と比較し、互いが異なる場合に平行度エラー信号を発生させる。平行度エラー信号が小さいほど、メモリが保持する平行度と検出器が検出した値とが近いものである。
メモリが保持する平行度は、予め入力されたものでもよく、記録時に記録参照光L2の平行度を検出器で検出して求めたものでもよい。なお、記録時に平行度を求める場合には、記録参照光L2の平行度を検出し、検出した値に基づいて記録参照光L2の位相共役光の平行度を算出した値を、平行度としてメモリに保持する。なお本実施形態では、検出器と発生器とメモリとを一つのユニットで備えた平行度検出部70としたが、これらを別のユニットとして備えていても良い。
コントローラ71は、平行度検出部70から入力された平行度エラー信号に応じた制御信号に基づいて、レンズ駆動部622を制御する。コントローラ71は平行度エラー信号が最小となるような制御信号を生成する。制御信号に基づいてレンズ駆動部622がレンズ62を駆動し、所望の平行度を有する反射光L7が得られるような、再生参照光L4をホログラフィック記録媒体1に照射することができる。
ここでは、レンズ62を平行度エラー信号に応じた制御信号に基づいて駆動することで、ホログラフィック記録媒体1から反射される光の平行度を調整したが、再生参照光L4の光路中に存在する他の要素を同様の方法で制御しても良い。
レンズ67とレンズ68とに同じ仕様のレンズを用いる場合は、記録媒体1からレンズ67までの距離と記録媒体1からレンズ68までの距離、及びSLM65からレンズ67までの距離とイメージセンサ69からレンズ68までの距離とを等しくすればよい。レンズ67とレンズ68とが異なる仕様のレンズである場合は、仕様に応じてイメージセンサ69上に再生画像が結像される条件になるように配置位置を選べばよい。
また、記録信号光L1が記録媒体1の入射面8Aに対して垂直入射、つまり、θ=0で入射する場合は、レンズ67とレンズ68とを1つのレンズで共用させることができる。
SLM65とレンズ67の間、及びイメージセンサ69とレンズ68の間にリレーレンズを挿入しても良い。この場合も、θS=0とすると、レンズ67とレンズ68とリレーレンズを含めた光学系を記録と再生とで共用させることができる。これは光学系を簡素化するとともに、光学系に収差などの歪があっても、記録と再生とでキャンセルされ、画像歪の少ない再生画像が得られて好ましい。
第2実施形態の記録再生装置200のように、反射光L7の平行度を平行度検出部70で検出し、検出した結果に基づいてコントローラ71がレンズ駆動部622を制御することで、反射光L7を所望の平行度で得られる。所望の平行度とは、既述したように平行度検出部70のメモリが保持している平行度であり、歪みの少ない良好な再生画像及び高いS/Nを得られるものである。
次に、第2実施形態の記録再生装置200を用いて、ホログラフィック記録媒体21に情報を記録し、再生した情報について検討した。ホログラフィック記録媒体21は、先に形成したホログラフィック記録媒体1と同じ構成である。ただし、基板2は反りを有している。また、ホログラフィック記録媒体1の2状態変化層5は、アモルファス状態であり、光反射部は記録信号光L1及び記録参照光L2に対して反射率が4%と低い状態である。
記録信号光L1の法線Lnに対する入射角θを0度(垂直入射)とし、記録参照光L2の法線Lnに対する入射角θを50度として、ホログラフィック記録層7に照射した。記録参照光L2の平行度は最も平行な状態である。記録信号は、2−4変調した1ページデータ当たり122.5キロビットの信号である。記録した画像を図13に示す。
ここで形成された干渉縞71の中心における入射面8Aに対する法線Lcを、ホログラフィック記録媒体21の回転軸とする。また、記録した際のホログラフィック記録媒体21の回転角をφ=0°とする。
続いて、ホログラフィック記録媒体21の2状態変化層5に対して設定光L3を照射し、光反射部を再生参照光L4に対して反射率の高い状態に設定する。Ge−Sb−Teを結晶化することで、27%の反射率を有する高い反射率状態とした。
ホログラフィック記録媒体21を、回転軸を中心に回転角φ=180°(0°+180°)となるよう回転させる。再生参照光L4の法線Lnに対する入射角θを50度として、ホログラフィック記録層7に照射した。このとき、反射光L7の平行度を平行度検出部70で検出し、反射光L7が最も平行となるようレンズ駆動部622を制御した。すなわちメモリが保持する平行度と、反射光L7の平行度とが同じになるように、再生参照光L4の照射を制御した。メモリに記録された平行度は、ホログラフィック記録媒体21に照射する記録参照光L2の平行度に基づいて求めたものである。
このように再生された画像の1部を図14に示す。図14より、記録媒体21の基板2が反っていても、図13に示す記録画像に近い再生画像が得られたことが分かる。S/Nも6.0と良好であった。
一方で、ホログラフィック記録媒体21に照射する再生参照光L4の平行度が最も平行となるように制御して、再生を行った。反射光L7の平行度は検出しないものとした。
このときのホログラフィック記録媒体21の再生画像の一部を図15に示す。図14に示す本実施形態の再生方法で再生した画像と比較して、不明瞭であり、歪みを含んだ画像となっていることが分かる。またS/Nは2.7と低い値であった。
再生を良好に行うためには、再生参照光L4が光反射部で反射された反射光L7の平行度が、記録参照光L2に基づく平行度と一致することが必要となる。例えば、記録参照光L2が平面波(平行度0)である場合、再生参照光L4の反射光L7も平面波であることが必要である。
基板2が歪みを有する場合、上記したように再生参照光L4の平行度を記録参照光L2の平行度と一致させても、反射光L7の平行度が基板2の形状の歪みや反りにより変化してしまう。そのため、反射光L7の一部しか干渉縞71で回折されず、再生光L5の強度の低下や、再生画像の歪みが生じる。また、ノイズの発生も多くなる。
第2実施形態の記録再生装置200は、ホログラフィック記録媒体1が歪みを有していても、反射光L7の平行度を平行度検出部70で検出し、記録参照光L2の平行度を基に算出した平行度と一致させることで、良好な再生画像を得ることができる。なお、本実施形態では反射層3、第1誘電体層4、2状態変化層5、第2誘電体層6を含む光反射部を有する記録媒体21を用いたが、光反射部は再生参照光L4等の入射した光を反射するものであればよく、その構成を限定するものではない。
本発明の一実施形態であるホログラフィック記録媒体1の積層構造を示す断面図である。 ホログラフィック記録媒体1の記録方法を模式的に示す図である。 ホログラフィック記録媒体1の再生方法を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態である記録媒体1の回転方法を示す図である。 本発明の第1実施形態のホログラフィック記録再生装置における記録光路を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態のホログラフィック記録再生装置における再生光路を示すブロック図である。 ホログラフィック記録媒体1、11に記録した画像を示す図である。 ホログラフィック記録媒体1における回折効率の一部を示す図である。 比較用ホログラフィック記録媒体11における回折効率の一部を示す図である。 ホログラフィック記録媒体1及び比較用ホログラフィック記録媒体11を再生した画像を示す図である。 本発明の第2実施形態のホログラフィック記録再生装置における記録光路を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態のホログラフィック記録再生装置における再生光路を示すブロック図である。 ホログラフィック記録媒体21に記録した画像を示す図である。 ホログラフィック記録媒体21を再生した画像を示す図である。 ホログラフィック記録媒体21を再生した画像を示す図である。 反射型のホログラフィック記録媒体Dを記録し、位相共役再生する方法を示す図である。
符号の説明
1 ホログラフィック記録媒体
7 ホログラフィック記録層
31 第1の光発生部
32 第2の光発生部
33 第4の光発生部(第3の光発生部)
34 第3の光発生部(第4の光発生部)
35 第5の光発生部(第3の光発生部)
100 ホログラフィック記録再生装置
200 ホログラフィック記録再生装置

Claims (5)

  1. 入射される記録光を用いてホログラフィにより情報を記録するホログラフィック記録層を備えるホログラフィック記録媒体に情報を記録し、再生するホログラフィック記録再生方法において、
    前記ホログラフィック記録層に前記記録光を照射することによって情報を記録する記録ステップと、
    前記情報が記録された位置の中心における前記記録光の入射する入射面に対する法線を回転軸として、前記ホログラフィック記録媒体を180度回転させる回転ステップと、
    前記回転ステップにて180度回転された前記ホログラフィック記録媒体に光を照射することによって前記記録ステップにて記録された前記情報を再生する再生ステップと
    を含むことを特徴とするホログラフィック記録再生方法。
  2. 前記ホログラフィック記録媒体は前記記録光が前記ホログラフィック記録層から射出する側に設けられ、光もしくは熱によって第1の状態の反射率から前記第1の状態より反射率が高い第2の状態の反射率へと可逆的にあるいは非可逆的に変化する光反射部を備え、
    前記ホログラフィック記録再生方法は前記記録ステップの前に前記光反射部を前記第1の状態の反射率に設定する第1の反射率設定ステップと、
    前記再生ステップの前に前記光反射部を前記第2の状態の反射率に設定する第2の反射率設定ステップと
    を含むことを特徴とする請求項1記載のホログラフィック記録再生方法。
  3. 前記第1の反射率設定ステップは、前記光反射部の反射率を前記第1の状態とするための設定光を用いて前記光反射部の反射率を設定し、
    前記第2の反射率設定ステップは、前記光反射部の反射率を前記第1の状態から前記第2の状態へと変化させるための設定光を用いて前記2状態変化層の反射率を設定する
    ことを特徴とする請求項2記載のホログラフィック記録再生方法。
  4. 入射される記録光を用いてホログラフィにより情報を記録するホログラフィック記録層を備えるホログラフィック記録媒体に情報を記録し、再生するホログラフィック記録再生装置において、
    前記記録光の一部として前記情報を有する第1の光を発生させる第1の光発生部と、
    前記第1の光と共に前記記録光の他の一部として前記情報を前記ホログラフィック記録層に記録するための第2の光を発生させる第2の光発生部と、
    前記情報を前記ホログラフィック記録層から再生するための第3の光を発生させる第3の光発生部と、
    前記情報が記録された位置の中心における前記記録光が入射する入射面に対する法線を回転軸として、前記ホログラフィック記録媒体を180度回転させる回転部と
    を備えることを特徴とするホログラフィック記録再生装置。
  5. 前記ホログラフィック記録媒体は前記記録光が前記ホログラフィック記録層から射出する側に設けられ、光によって第1の状態の反射率から前記第1の状態より反射率が高い第2の状態の反射率へと可逆的にあるいは非可逆的に変化する光反射部を備え、
    前記ホログラフィック記録再生装置は更に前記光反射部を前記第1の状態の反射率に設定する第4の光を発生させる第4の光発生部と、
    前記光反射部の反射率を前記第1の状態から前記第2の状態に設定する第5の光を発生させる第5の光発生部と
    を備えることを特徴とする請求項4記載のホログラフィック記録再生装置。
JP2007225407A 2007-08-31 2007-08-31 ホログラフィック記録再生装置及びホログラフィック記録再生方法 Pending JP2009059413A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103765A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Hitachi Ltd 光情報記媒体、光情報記録再生装置、及び光情報記録再生方法
JP2013157064A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 多重ホログラム記録再生装置およびその方法
KR101865330B1 (ko) * 2017-01-19 2018-06-07 충북대학교 산학협력단 홀로그램의 광특성 측정 및 분석을 위한 방법 및 시스템

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