JP2009055331A - 通話管理システム、通話管理方法、管理サーバ、クライアントサーバ、クライアント端末、および通話デバイス - Google Patents

通話管理システム、通話管理方法、管理サーバ、クライアントサーバ、クライアント端末、および通話デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】シンクライアントシステムにおいてユーザのプレゼンスに応じた通話管理を可能とする。
【解決手段】通話デバイス50と通信してユーザIDを含むプレゼンス情報を取得し存在検知を行うプレゼンス検知処理と、検知されたユーザのプレゼンス情報にクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報を管理サーバ100に送信するプレゼンス送信処理とを実行するクライアント端末200と、プレゼンス情報を受信してユーザ管理テーブル125に格納するプレゼンス取得処理と、通信端末30からの発呼を受けて呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバ300の情報とを接続先情報としてユーザ管理テーブル125より読取る接続先読取り処理と、前記割当先のクライアントサーバ300に対して通信端末30の接続用情報を含み通信端末30と通話デバイス50との間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する接続要求処理とを実行する管理サーバ100とから通話管理システム10を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通話管理システム、通話管理方法、管理サーバ、クライアントサーバ、クライアント端末、および通話デバイスに関するものであり、具体的には、シンクライアントシステムにおいてユーザのプレゼンスに応じたIP通話管理の技術に関する。
企業等における情報漏洩対策や内部統制の必要性から、クライアントコンピュータには、ハードディスク装置などを省いて、表示や入力など最低限の機能のみを持った専用のコンピュータ(シンクライアント)を採用し、アプリケーションソフトなどの資源はサーバ(ブレードサーバ)で一元管理するといった、シンクライアントの考え方が登場している。
こうしたシンクライアントシステムに関連する技術として、例えば、シンクライアント(TC)システムにおいて、少なくともシンクライアント端末を電話端末として利用できるシンクライアントシステムを提供するとの課題の下、データ及びデータ作成プログラムを管理するクライアントサーバと、前記クライアントサーバを遠隔操作することが可能なクライアント端末と、前記クライアント端末と前記クライアントサーバが結合するネットワークと、音や映像を送受信または配信できる通信端末と、前記通信端末と通信を確立するための通信確立手段とが前記ネットワークに結合されたIP通信システムにおいて、前記クライアント端末、前記クライアントサーバのいずれか一方又は両方に通信を確立するための通信制御手段を設け、前記通信制御手段を用いて前記クライアント端末と前記通信端末との通信確立のとき、前記クライアント端末の通信能力を示す第1通信属性情報を、前記クライアントサーバ及び前記通信確立手段を介して前記通信端末に通知し、また、前記通信端末の通信能力を示す第2通信属性情報を、前記通信確立手段及び前記クライアントサーバを介して前記クライアント端末に通知し、これらの通信属性情報に基づき前記クライアント端末と前記通信端末との間の通信を確立し、前記ネットワークをもって前記クライアント端末と前記通信端末との通信路を構成することを特徴とするIP通信システム(特許文献1参照)などが提案されている。この発明によれば、前記シンクライアント端末と通信端末との通信をシンクライアントサーバを経由することなく、つまりPtoPで実行することが可能となる。
特開2006−254411号公報
上記従来技術に示すように、シンクライアントシステムにおけるPtoPの通話技術は提案されているが、更にこれを進めて、ユーザの所在(プレゼンス)を管理してこのプレゼンスに応じたクライアント端末と通信端末(クライアント端末ないしは外部の電話端末)との間での通話管理を可能にする技術が望まれている。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、シンクライアントシステムにおいてユーザのプレゼンスに応じた通話管理を可能とする技術の提供を主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の通話管理システムは、シンクライアントシステムを構成するクライアントサーバおよびこれを遠隔操作するクライアント端末と、前記クライアント端末に接続される通話デバイスと通信端末との間の通話を管理する管理サーバとを含む通話管理システムであって、前記クライアント端末が、ユーザ所持の前記通話デバイスと通信して前記通話デバイスが記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得し前記ユーザの存在検知を行うプレゼンス検知処理と、前記存在検知により検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報を前記管理サーバに送信するプレゼンス送信処理とを実行し、前記管理サーバが、各ユーザのIDと電話番号とプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを対応付けて格納するユーザ管理テーブルを備え、前記クライアント端末から送信されてくる前記プレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブルに格納するプレゼンス取得処理と、前記通信端末からの発呼を受けて、当該発呼の呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを接続先情報として前記ユーザ管理テーブルより読取る、接続先読取り処理と、前記接続先情報が含む割当先のクライアントサーバに対して、前記発呼に含まれる前記通信端末の接続用情報を含み、前記通信端末と前記接続先情報のプレゼンス情報が示すクライアント端末に接続された前記ユーザの通話デバイスとの間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する接続要求処理とを実行する、ことを特徴とする。
また、前記通話管理システムにおいて、前記クライアントサーバが、割り当てされたクライアント端末の接続先情報を格納する端末管理テーブルを備え、前記管理サーバから送信された前記呼接続要求を受信し、前記クライアント端末を介して前記通話デバイスでの着信を実行する着信処理と、前記着信に応じた前記通話デバイスからの通話応答を前記クライアント端末を介して受けて、前記端末管理テーブルから読み取った前記クライアント端末の接続先情報を、前記管理サーバを介して前記通信端末に通知し、前記通話デバイスと前記通信端末との通話を確立する通話処理とを実行する、としてもよい。
また、前記通話管理システムにおいて、前記クライアントサーバが、前記通話処理において、前記通話デバイスに対応するポート番号を前記クライアント端末から取得し、前記端末管理テーブルから読み取った前記クライアント端末の接続先情報と前記ポート番号とを、前記管理サーバを介して前記通信端末に通知し、前記通話デバイスと前記通信端末との通話を確立するとしてもよい。
また、前記通話管理システムにおいて、前記クライアント端末が、前記存在検知により検知されたユーザの通話デバイスに対し、当該クライアント端末が割り当てされたクライアントサーバの接続先情報を通知する接続先通知処理を実行し、前記通話デバイスが、前記クライアント端末から送信された前記クライアントサーバの接続先情報を受信し、記憶装置に格納する接続先取得処理を実行し、前記プレゼンス検知処理において、前記クライアント端末と通信した際に、前記ユーザIDと前記記憶装置に格納している前記クライアントサーバの接続先情報とを含むプレゼンス情報を送信する、としてもよい。
また、前記通話管理システムにおいて、前記クライアント端末に接続した通話デバイスと前記通信端末との間の通話データ授受を前記クライアントサーバが処理しており、クライアント端末Aと接続して通信端末と通話を行っていた通話デバイスが移動し、クライアント端末Bと接続可能となった場合、前記クライアント端末Bは、前記プレゼンス検知処理を実行して前記通話デバイスが記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得し、前記プレゼンス送信処理を実行して、前記検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末B自身のIDを含めたプレゼンス情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記プレゼンス取得処理を実行して、前記クライアント端末Bから送信されてくる前記プレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブルに格納し、前記ユーザ管理テーブルにおける前記ユーザに関する各プレゼンス情報が含む、前記通話デバイスと前記クライアント端末A、Bとの各間での通信状況データを参照し、通話デバイスとクライアント端末Aとの間の通信状況より、通話デバイスとクライアント端末Bとの間の通信状況のほうが所定レベル以上で良好となったローミング機会を検知する、ローミング機会検知処理と、前記ローミング機会が検知された時、前記クライアント端末Aに割り当てられているクライアントサーバに対し、前記通信端末と前記通話デバイスとの間の通話を前記クライアント端末A経由から前記クライアント端末B経由に変更するローミング指示を送信するローミング処理とを実行する、としてもよい。
また、前記通話管理システムにおいて、ユーザAの通話デバイスaが、前記クライアント端末と通信を行って、自身のメモリに備える認証用情報を認証依頼として前記クライアント端末に送り、クライアント端末から得た前記認証依頼に応じた認証結果に応じてクライアント端末との通信を確立する処理を実行し、前記クライアント端末が、前記通話デバイスaから前記認証依頼を受けて、前記認証用情報と、自身の記憶装置に備える認証情報とを照合してデバイス認証を行い、この認証結果を通話デバイスaに返信する処理と、前記通話デバイスaのユーザAからのユーザ認証用情報を含むログイン要求の入力を入力インターフェイスで受け付けて、このログイン要求が含むユーザ認証用情報を含むユーザ認証依頼を前記通話デバイスaに送信し、前記通話デバイスaから得た前記ユーザ認証依頼に応じた認証結果が正常であれば、前記ユーザに関するログイン処理およびクライアントサーバのリモートコントロールの開始処理とを実行し、ユーザBの通話デバイスbが、前記ユーザAがログイン中の前記クライアント端末と接続された場合に、前記クライアント端末は、前記通話デバイスb用の通信ポートを確保して通信し、前記プレゼンス検知処理および前記プレゼンス送信処理を前記通話デバイスbについて実行し、前記管理サーバは、前記通話デバイスbについて、前記プレゼンス取得処理、前記接続先読取り処理、前記接続要求処理とを実行する、としてもよい。
また、前記通話管理システムにおいて、前記ユーザAがログイン中の前記クライアント端末またはこのクライアント端末がリモートコントロールするクライアントサーバは、前記ユーザAの前記クライアント端末からのログオフ処理を検知し、この時、このクライアント端末を介して通信端末と通話中である通話デバイスbを確認し、当該通話デバイスbに通話切断予告を通知するとしてもよい。
また、前記通話管理システムにおいて、前記クライアントサーバは、前記通話デバイスの通話相手の接続先情報リストである電話帳データを記憶装置に格納しており、自身に接続されているクライアント端末に通話デバイスが接続されたことを検知し、前記電話帳データを記憶装置より読み出して前記クライアント端末を介して通話デバイスに出力する電話帳出力処理を実行し、前記通話デバイスは、前記クライアント端末を介してクライアントサーバから送られてきた電話帳データを受信してメモリに格納する電話帳取得処理と、前記クライアント端末との接続が切断されたことを検知し、前記メモリにおける電話帳データを消去する電話帳消去処理とを実行する、としてもよい。
また、本発明の通話管理方法は、シンクライアントシステムのクライアントサーバを遠隔操作するクライアント端末が、ユーザ所持の通話デバイスと通信して前記通話デバイスが記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得し前記ユーザの存在検知を行うプレゼンス検知処理と、前記存在検知により検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報を管理サーバに送信するプレゼンス送信処理とを実行し、前記クライアント端末に接続される通話デバイスと通信端末との間の通話を管理する管理サーバが、各ユーザのIDと電話番号とプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを対応付けて格納するユーザ管理テーブルを備え、前記クライアント端末から送信されてくる前記プレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブルに格納するプレゼンス取得処理と、前記通信端末からの発呼を受けて、当該発呼の呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを接続先情報として前記ユーザ管理テーブルより読取る、接続先読取り処理と、前記接続先情報が含む割当先のクライアントサーバに対して、前記発呼に含まれる前記通信端末の接続用情報を含み、前記通信端末と前記接続先情報のプレゼンス情報が示すクライアント端末に接続された前記ユーザの通話デバイスとの間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する接続要求処理とを実行する、ことを特徴とする。
また、本発明の管理サーバは、シンクライアントシステムにおけるクライアントサーバと通信し、このクライアントサーバを遠隔操作するクライアント端末に接続される通話デバイスと通信端末との間の通話を管理する管理サーバであって、クライアントサーバおよび通信端末と通信する通信インターフェイスと、各ユーザのIDと電話番号とプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを対応付けて格納するユーザ管理テーブルを記憶する記憶装置と、前記クライアント端末が自身に接続された通話デバイスから取得したユーザIDと前記クライアント端末自身のIDとを含むプレゼンス情報を、前記クライアント端末から受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブルに格納するプレゼンス取得処理と、前記通信端末からの発呼を受けて、当該発呼の呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを接続先情報として前記ユーザ管理テーブルより読取る、接続先読取り処理と、前記接続先情報が含む割当先のクライアントサーバに対して、前記発呼に含まれる前記通信端末の接続用情報を含み、前記通信端末と前記接続先情報のプレゼンス情報が示すクライアント端末に接続された前記ユーザの通話デバイスとの間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する接続要求処理とを実行する、演算装置と、を備える。
なお、本発明での通話デバイスと通信端末との間の通話を制御するプロトコルは、SIP(Session Initiation Protocol)を想定できる。SIPは、VoIPを応用したインターネット電話などで用いられる通話制御プロトコルの一つであり、音声をIPパケットに変換してLANやインターネットなどの各種IPネットワーク上で扱うための方式である。従って、前記管理サーバの実際例の一つとしては、SIPに応じて通話管理を行うSIPサーバを想定できる。
また、本発明のクライアントサーバは、シンクライアントシステムにおいてクライアント端末からの遠隔操作を受けるサーバであって、前記クライアント端末に接続される通話デバイスと通信端末との間の通話を管理する管理サーバと通信可能なシンクライアントサーバであって、クライアント端末および管理サーバとの通信を行う通信インターフェイスと、自身に割り当てされたクライアント端末の接続先情報を格納する端末管理テーブルを格納する記憶装置と、自身に紐付いているクライアント端末に接続された通話デバイスと当該通話デバイス宛てに発呼している通信端末との間の通話確立処理を要求する、前記管理サーバからの呼接続要求を受信し、前記クライアント端末を介して前記通話デバイスでの着信を実行する着信処理と、前記着信に応じた前記通話デバイスからの通話応答を前記クライアント端末を介して受けて、前記端末管理テーブルから読み取った前記クライアント端末の接続先情報を、前記管理サーバを介して前記通信端末に通知し、前記通話デバイスと前記通信端末との通話を確立する通話処理とを実行する演算装置と、を備える。
また、本発明のクライアント端末は、シンクライアントシステムにおけるクライアントサーバを遠隔操作するクライアント端末であり、ユーザ所持の通話デバイスと通信可能であるクライアント端末であって、前記通話デバイスとの通信を行う通信インターフェイスと、メモリおよび演算装置と備え、前記演算装置で、ユーザ所持の前記通話デバイスと通信して前記通話デバイスが記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得してメモリに格納し、前記ユーザの存在検知を行うプレゼンス検知処理と、前記存在検知により検知されたユーザの前記プレゼンス情報をメモリより読取り、このプレゼンス情報に当該存在検知をしたクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報を生成して前記管理サーバに送信するプレゼンス送信処理とを実行する、ことを特徴とする。
また、本発明の通話デバイスは、シンクライアントシステムにおけるクライアントサーバを遠隔操作するクライアント端末と通信可能な通話デバイスであって、前記クライアント端末と通信を行う通信インターフェイスと、当該通話デバイスのユーザIDを記憶するメモリと、クライアント端末と通信した際に前記メモリにて記憶しているユーザIDをプレゼンス情報としてクライアント端末に送信する処理と、前記クライアントサーバによる着信処理を前記クライアント端末を介して受けて、所定の出力インターフェイスに着信通知出力を行う処理と、前記着信に応じた通話応答の指示を入力インターフェイスから受けて、この通話応答の情報を前記クライアント端末に返信する処理と、前記通話応答に応じて、前記着信の起源である通信端末との通話が確立されたならば、前記通信端末との間で通話データの送受信を実行する処理と、を実行する演算装置と、を備える。
なお、発呼を行うのが通信端末としたが、この通信端末はクライアント端末を想定することも出来る。従って、請求項では通信端末からの発呼に応じた処理を記載したが、クライアント端末からの発呼に応じた処理に読み替えるとしても勿論よい。
また、前記クライアント端末を介した通話デバイスと通信端末とのPtoPの通信技術のベースについては、前記特許文献1として挙げた特開2006−254411号公報に示される技術を採用すればよい。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、シンクライアントシステムにおいてユーザのプレゼンスに応じた通話管理が可能となる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の通話管理システムのネットワーク構成図である。図1に示す通話管理システム10は、ネットワークを介して互いに接続された、複数のクライアントサーバ300、前記クライアントサーバ300をリモートコントロールするクライアント端末200、クライアント端末200に接続する通話デバイス50、前記通話デバイス50と通話をする通信端末30、そして、前記通話デバイス50と前記通信端末30との通話を管理する管理サーバたるSIPサーバ100(以下、SIPサーバ100とする)を有するシステムである。
また、SIPサーバ100、クライアント端末200、およびクライアントサーバ300は、会社等に構築された内部ネットワークであるLAN(Local Area Network)145に接続されている。このLAN145は、ルータを介してWAN(Wide Area Network)などのネットワーク140に接続される。前記通信端末30は、このネットワーク140を介してSIPサーバ100に対して発呼を行うこととなる。勿論、このネットワーク構成は一例であるからその他の種々のネットワーク構成を採用できる。
なお、クライアントサーバ300は、クライアント端末200との間にVPN(Virtual Private Network)を構築し、このVPNを介して、クライアント端末200から送られてきた入力情報(入力装置の操作内容)を受信し処理すると共に、処理結果を示す映像情報(ディスプレイ装置のデスクトップ画面)をクライアント端末200に送信することとなる。クライアントサーバ300は、通常は入出力装置をローカル接続しないで使用するサーバ装置である。
次に、本実施形態における通話管理システム10を構成する各装置について各々説明する。図2は本実施形態のSIPサーバ100の構成例を示す図である。前記SIPサーバ100は、通話デバイス50と通信端末30との間の通話を制御するプロトコルたるSIP(Session Initiation Protocol)に応じた通話制御を実行するサーバ装置である。また、前記SIPサーバ100は、本発明を実現する機能を備えるべくハードディスクドライブ101などに格納されたプログラム102をRAM103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
また、前記SIPサーバ100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種ボタン類などの入力インターフェイス105、必要な場合にはディスプレイなどの出力インターフェイス106、ならびに、クライアント端末200やクライアントサーバ300、通信端末30などとの間のデータ授受を担う通信インターフェイス107などを有している。
また、SIPサーバ100は、フラッシュROM108と、上記各部を接続するバスを中継するブリッジ109と、電源120とを有する。
なお、前記フラッシュROM108には、BIOS135が記憶されている。CPU104は、電源120の投入後、先ずフラッシュROM108にアクセスしてBIOS135を実行することにより、SIPサーバ100のシステム構成を認識する。また、ハードディスクドライブ101には、各機能部やテーブル類の他に、OS115が記憶されている。このOS115は、CPU104がSIPサーバ100の各部を統括的に制御して、後述する各機能部を実行するためのプログラムである。CPU104は、BIOS135に従い、ハードディスクドライブ101からOS115をRAM103にロードして実行する。これにより、CPU104は、SIPサーバ100の各部を統括的に制御する。
続いて、前記SIPサーバ100が、例えばプログラム102に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。なお、前記SIPサーバ100は、各ユーザのIDと電話番号とプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを対応付けて格納するユーザ管理テーブル125をハードディスクなどの適宜な記憶装置に有しているものとする。
前記SIPサーバ100は、前記クライアント端末200が自身に接続された通話デバイス50から取得したユーザIDと前記クライアント端末自身のIDとを含むプレゼンス情報を、前記クライアント端末200から受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブル125に格納するプレゼンス取得部110を備える。
また、前記SIPサーバ100は、前記通信端末30からの発呼を受けて、当該発呼の呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバ300の情報とを接続先情報として前記ユーザ管理テーブル125より読取る、接続先読取り部111を備える。
また、前記SIPサーバ100は、前記接続先情報が含む割当先のクライアントサーバ300に対して、前記発呼に含まれる前記通信端末の接続用情報を含み、前記通信端末30と前記接続先情報のプレゼンス情報が示すクライアント端末200に接続された前記ユーザの通話デバイス50との間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する接続要求部112を備える。
また、通常、通話デバイス50と通信端末30との通話が確立されれば、両者の間の通話データはPtoPでやりとりされるが、前記クライアント端末200に接続した通話デバイス50と前記通信端末30との間の通話データ授受を前記クライアントサーバ300が処理する状況を想定できる。この時、あるクライアント端末Aと接続して通信端末30と通話を行っていた通話デバイス50が移動し、他のクライアント端末Bと接続可能となったとする。
この場合、前記SIPサーバ100の前記プレゼンス取得部110は、前記クライアント端末Bから送信されてくるプレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブル125に格納する。
また、SIPサーバ100は、前記ユーザ管理テーブル125における前記ユーザに関する各プレゼンス情報が含む、前記通話デバイス50と前記クライアント端末A、Bとの各間での通信状況データ(例:電波強度)を参照し、通話デバイス50とクライアント端末Aとの間の通信状況より、通話デバイス50とクライアント端末Bとの間の通信状況のほうが所定レベル以上で良好となったローミング機会を検知する、ローミング機会検知部113を備えるとする。
また、前記SIPサーバ100は、前記ローミング機会が検知された時、前記クライアント端末Aに割り当てられているクライアントサーバ300に対し、前記通信端末30と前記通話デバイス50との間の通話を前記クライアント端末A経由から前記クライアント端末B経由に変更するローミング指示を送信するローミング部114を備えるとする。
次に、前記クライアント端末200について説明する。図3は本実施形態のクライアント端末200の構成例を示す図である。一方、前記クライアント端末200は、適宜な管理装置により割り当てされたクライアントサーバ300に対してネットワーク140を介してアクセスしリモートコントロールする装置であって、前記クライアントサーバ300と共にシンクライアントシステムを構成する。また、前記クライアント端末200は、本発明を実現する機能を備えるべくTPM201などに格納されたプログラム202をRAM203に読み出し、演算装置たるCPU204により実行する。
また、前記クライアント端末200は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス205、ディスプレイなどの出力インターフェイス206、ならびに、SIPサーバ100やクライアントサーバ300、通話デバイス50などとの間のデータ授受を担う通信インターフェイス207などを有している。前記通話デバイス50が例えば近接無線通信をもって当該クライアント端末200と通信するものであれば、前記通信インターフェイス207は、前記通話デバイス50との近接無線通信の実行機能を備えることとなる(勿論、通話デバイス50との通信手法については有線か無線かを問わない)。
こうしたクライアント端末200は、いわゆるHDDレスタイプのPCであり、プリンタ、外付けドライブ、外付けメモリ等をローカル接続およびネットワーク接続できないように構成されている。つまり、クライアント端末200は、クライアントサーバ300にローカル接続あるいはネットワーク接続されているプリンタ、外付けドライブ、外付けメモリ等のみを使用できるように構成されている。このようにすることで、クライアント端末200の盗難等による情報漏えいの可能性を低減している。
また、前記クライアント端末200は、各種デバイス(通話デバイス50を含むと考えることもできる)を接続するためのUSBポート244、フラッシュROM208、キーボードおよびマウスを接続するためのI/Oコネクタ260、ディスプレイを接続するためのビデオカード230、これらの各部201〜260と接続するバスを中継するブリッジ209、電源220を有する。前記CPU204は、電源220の投入後、先ずフラッシュROM208にアクセスしてBIOS235を実行することにより、クライアント端末200のシステム構成を認識する。
フラッシュROM208におけるOS236は、CPU204がクライアント端末200の各部201〜260を統括的に制御して、後述する各機能部に対応するプログラムを実行するためのプログラムである。CPU204は、BIOS235に従い、フラッシュROM208からOS236をRAM203にロードして実行する。なお、本実施形態のOS236には、組み込み型OS等のフラッシュROM208に格納可能な比較的サイズの小さいものが利用される。
続いて、前記クライアント端末200が、例えばプログラム202に基づき前記TPM201にて構成・保持する機能部につき説明を行う。前記クライアント端末200は、ユーザ所持の前記通話デバイス50と通信して前記通話デバイス50が記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得してRAM203に格納し、前記ユーザの存在検知を行うプレゼンス検知部210を備える。
また、前記クライアント端末200は、前記存在検知により検知されたユーザの前記プレゼンス情報をRAM203より読取り、このプレゼンス情報に当該存在検知をしたクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報を生成して前記SIPサーバ100に送信するプレゼンス送信部211を備える。
また、前記クライアント端末200は、前記存在検知により検知されたユーザの通話デバイス50に対し、当該クライアント端末200が割り当てされたクライアントサーバ300の接続先情報を通知する接続先通知部212を備えるとしてもよい。
また、クライアント端末Aと接続して通信端末30と通話を行っていた通話デバイス50が移動し、クライアント端末Bと接続可能となった場合において、前記クライアント端末Bの前記プレゼンス検知部210は、前記通話デバイス50が記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得する。また、前記クライアント端末200のプレゼンス送信部211は、前記検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末B自身のIDを含めたプレゼンス情報を前記SIPサーバ100に送信する。
また、シンクライアントシステムにおけるログイン処理に関して、例えば、ユーザAの通話デバイスaが、自身のメモリに備える認証用情報を認証依頼として送信してきた場合を想定する。この場合、前記クライアント端末200は、前記通話デバイスaから前記認証依頼を受けて、前記認証用情報と、自身の記憶装置201に備える認証情報とを照合してデバイス認証を行い、この認証結果を通話デバイスaに返信するデバイス認証部213を備える。
また、前記クライアント端末200は、前記通話デバイスaのユーザAからのユーザ認証用情報を含むログイン要求の入力を入力インターフェイス205で受け付けて、このログイン要求が含むユーザ認証用情報を含むユーザ認証依頼を前記通話デバイスaに送信し、前記通話デバイスaから得た前記ユーザ認証依頼に応じた認証結果が正常であれば、前記ユーザに関するログイン処理およびクライアントサーバ300のリモートコントロールの開始処理とを実行する、ログイン部214を備える。
上記状況において、例えば、ユーザBの通話デバイスbが、前記ユーザAがログイン中の前記クライアント端末200と接続された場合、前記クライアント端末200は、前記通話デバイスb用の通信ポートを確保して通信する。また、前記プレゼンス検知部210および前記プレゼンス送信部211も前記通話デバイスbについて処理を実行する。
なお、前記ユーザAがログイン中の前記クライアント端末200は、前記ユーザAの前記クライアント端末200からのログオフ処理を検知し、この時、このクライアント端末200を介して通信端末30と通話中である通話デバイスbを確認し、当該通話デバイスbに通話切断予告を通知するとしてもよい。
なお、本実施形態において前記クライアント端末200は、機能部210〜214、リモートクライアントプログラム270、暗号化通信プログラム271、機器情報273らを、TPM(Trusted Platform Module)201と呼ばれるチップ内に収めている。
このTPM201は、スマートカード(IC カード)に搭載されるセキュリティチップに似た機能を持っており、非対称鍵による演算機能、またこれら鍵を安全に保管するための耐タンパー性を有するハードウェアチップである。このTPM201の機能としては、例えば、RSA(Rivest-Shamir-Adleman Scheme)秘密鍵の生成・保管、RSA秘密鍵による演算(署名、暗号化、復号)、SHA−1(Secure Hash Algorithm 1)のハッシュ演算、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)の保持(PCR)、 鍵、証明書、クレデンシャルの信頼チェーンの保持、高品質な乱数生成、不揮発性メモリ、その他Opt-in やI/O等があげられる。
前記TPM は、暗号鍵(非対称鍵)の生成・保管・演算機能の他、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)をTPM201 内のレジスタPCR(Platform Configuration Registers)に安全に保管し、通知する機能を有している。TPM201の最新仕様では、さらにローカリティやデリゲーション(権限委譲)等の機能が追加されている。なお、TPM201は、物理的にプラットフォームのパーツ(マザーボードなど)に取り付けることとなっている。
また、本実施形態において前記クライアント端末200は、リモートクライアントプログラム270と、暗号化通信プログラム271とを前記TPM201にて備えている。前記リモートクライアントプログラム270は、クライアント端末200が遠隔からクライアントサーバ300のデスクトップにアクセスするためのプログラムであり、例えばVNCのクライアント(ビューワ)プログラムである。CPU204は、OS236に従い、TPM201からリモートクライアントプログラム270をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、I/Oコネクタ260の入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を、例えばVPNなどのネットワーク140を介してクライアントサーバ300に送信すると共に、VPN等のネットワーク140を介して当該クライアントサーバ300から送られてきた映像情報(ディスプレイのデスクトップ画面)をビデオカード230に接続されたディスプレイなどの入出力インターフェイス205等に出力する。
また、前記暗号化通信プログラム271は、リモートクライアントプログラム270より通知されたアドレスを持つクライアントサーバ300との間に、VPNなどのセキュアな通信ネットワークを構築するための通信プログラムである。例えば、IPsecを用いた通信プログラムを想定できる。CPU204は、OS236に従い、TPM201から暗号化通信プログラム271をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、通信インターフェイス207を介して自クライアント端末200に割当てされたクライアントサーバ300へ通信開始要求を送信して、当該クライアントサーバ300との間にVPN等のネットワークを構築し、このVPN等を介して当該クライアントサーバ300とリモートコントロール用通信をする。
また、本実施形態における前記クライアント端末200は、機器情報273を前記TPM201にて備えている。前記機器情報273は、クライアント端末200からクライアントサーバ300へリモートコントロールのための接続確立要求等を送信する際に、この接続確立要求等に含まれる、当該クライアント端末200の認証用情報である。具体的には、例えば、クライアント端末200のIDや型番、MACアドレスなどが想定できる。
次に、クライアントサーバ300について説明する。図4は本実施形態のクライアントサーバ300の構成例を示す図である。一方、クライアントサーバ300は、クライアント端末200からのリモートアクセスを受け付けてシンクライアントシステムを構成するサーバ装置である。また、本発明を実現する機能を備えるべくHDD(ハードディスクドライブ)301などに格納されたプログラム302をRAM303に読み出し、演算装置たるCPU304により実行する。
また、前記クライアントサーバ300は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス305、必要であればディスプレイなどの出力インターフェイス306、ならびに、SIPサーバ100やクライアント端末200などとの間のデータ授受を担う通信インターフェイス307などを有している。
また、クライアントサーバ300は、フラッシュROM(Read Only Memory)308と、デスクトップの映像情報を生成するビデオカード330と、これらの各部301〜330とバスとを中継するブリッジ309と、電源320とを有する。
前記フラッシュROM308には、BIOS(Basic Input/Output System)335が記憶されている。前記CPU304は、電源320の投入後、先ずフラッシュROM308にアクセスしてBIOS335を実行することにより、クライアントサーバ300のシステム構成を認識する。
こうしたクライアントサーバ300が、例えばプログラム302に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。なお、クライアントサーバ300は、自身に割り当てされたクライアント端末200の接続先情報を格納する端末管理テーブル325を記憶装置301に備えるものとする。
前記クライアントサーバ300は、自身に紐付いているクライアント端末200に接続された通話デバイス50と当該通話デバイス宛てに発呼している通信端末30との間の通話確立処理を要求する、前記SIPサーバ100からの呼接続要求を受信し、前記クライアント端末200を介して前記通話デバイス50での着信を実行する着信部310を備える。
また、前記クライアントサーバ300は、前記着信に応じた前記通話デバイス50からの通話応答を前記クライアント端末200を介して受けて、前記端末管理テーブル325から読み取った前記クライアント端末200の接続先情報を、前記SIPサーバ100を介して前記通信端末30に通知し、前記通話デバイス50と前記通信端末30との通話を確立する通話部311を備える。
また、前記クライアントサーバ300の通話部311は、前記通話デバイス50を接続しているポート番号を前記クライアント端末200から取得し、前記端末管理テーブル325から読み取った前記クライアント端末200の接続先情報と前記ポート番号とを、前記SIPサーバ100を介して前記通信端末30に通知し、前記通話デバイス50と前記通信端末30との通話を確立するとしてもよい。
また、あるユーザAがログイン中のクライアント端末200がリモートコントロールするクライアントサーバ300は、前記ユーザAの前記クライアント端末200からのログオフ処理を検知し、この時、このクライアント端末200を介して通信端末30と通話中である通話デバイスbを確認し、当該通話デバイスbに通話切断予告を通知するとしてもよい。
また、前記クライアントサーバ300は、前記通話デバイス50の通話相手の接続先情報リストである電話帳データ326を記憶装置301に格納しているとしてもよい。この時、前記クライアントサーバ300は、自身に接続されているクライアント端末200に通話デバイス50が接続されたことを検知し、前記電話帳データ326を記憶装置301より読み出して前記クライアント端末200を介して通話デバイス50に出力する電話帳出力部312を備えるとしてもよい。
また、クライアントサーバ300は、前記HDD301において、リモートサーバプログラム370、暗号化通信プログラム371、OS(Operating System)336を記憶している。前記OS336は、CPU304がクライアントサーバ300の各部301〜330を統括的に制御して、前記機能部310等の各機能部を実現する各プログラムを実行するためのプログラムである。CPU304は、BIOS335に従い、HDD301からOS336をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、クライアントサーバ300の各部301〜330を統括的に制御する。
また、リモートサーバプログラム370は、クライアントサーバ300のデスクトップをクライアント端末200から遠隔操作を可能とするためのプログラムであり、例えばAT&Tケンブリッジ研究所で開発されたVNC(Virtual Network Computing)のサーバプログラムである。CPU304は、OS336に従い、HDD301からリモートサーバプログラム370をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、VPN等のネットワーク140を介してクライアント端末200から送られてきた入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を受信し処理すると共に、処理結果を示す映像情報(ディスプレイのデスクトップ画面)を、VPN等のネットワーク140を介してクライアント端末200に送信する。
また、前記暗号化通信プログラム371は、クライアント端末200との間にVPN等のネットワーク140を構築するための通信プログラムであり、例えばIPsec(Security Architecture for the Internet Protocol)を用いた通信プログラムである。CPU304は、OS336に従い、HDD301から暗号化通信プログラム371をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、通信インターフェイス307を介してクライアント端末200から受付けたリモートコントロールのための接続確立要求等に従い、クライアント端末200との間にVPN等のセキュアなネットワーク140を構築し、このVPN等を介してクライアント端末200とリモートコントロール用通信を行なう。
次に、通話デバイス50について説明する。図5は本実施形態の通話デバイス50の構成例を示す図である。前記通話デバイス50は、前記クライアント端末200に接続され、SIPサーバ100に発呼をしてきた通信端末との間で通話を行うデバイスである。この通話デバイス50は、例えば、ユーザが携行しやすいようなカードサイズのデバイスを想定し、CPU54、RAM53、プログラム52を記憶する記憶装置51を備える。通話デバイス50は、記憶装置51(例:TPMなど)に格納されたプログラム52をRAM53に読み出し、演算装置たるCPU54により実行する。
また、前記通話デバイス50は、各種テンキー等のボタン類、音声マイクなどの入力インターフェイス55、ディスプレイ、スピーカなどの出力インターフェイス56、ならびに、クライアント端末200との間(クライアント端末200を介した通信端末30も含む)のデータ授受を担う通信インターフェイス57などを有している。前記通話デバイス50が例えば近接無線通信をもって前記クライアント端末200と通信するものであれば、前記通信インターフェイス57は近接無線通信のモジュールとなる。
また、前記通話デバイス50は、認証デバイス20を接続するためのインターフェイス70、電源59、時計機能71、電源ボタン72を有する。
また、前記認証デバイス20は、通話デバイス50のユーザについての認証情報が格納されたICチップを想定できる。この認証デバイス20は、ICチップをプラスティック筐体などの適宜な収納ケースに格納し、前記通話デバイス50のインターフェイス70にデータ通信可能に接続されるSIM(Subscriber Identity Module)カード等を想定する。前記認証情報としては、例えば、ユーザの電話番号などを特定するための固有のID、デジタル証明書、前記ユーザの顔写真データ、氏名情報などがあげられる。
なお、前記通話デバイス50は、ICカード部とフラッシュメモリとが一体化したメモリカードに、個人証明書や秘密鍵、モバイル利用に必要な各種アプリケーションソフトウェアをプレインストールした認証デバイス(商標名:KeyMobile)と同等の機能をベースとして備えることが想定できる。
こうした通話デバイス50が、例えばプログラム52に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。前記通話デバイス50は、クライアント端末200と通信した際に前記記憶装置51やRAM53にて記憶しているユーザIDをプレゼンス情報としてクライアント端末200に送信するプレゼンス情報送信部90を備える。なお、このプレゼンス情報の送信は、例えば、通話デバイス50の入力インターフェイス55の一種であるプレゼンス通知切替ボタン65のON/OFFにより、実行と停止を制御できるものとしてもよい。例えば、前記プレゼンス通知切替ボタン65が「OFF」とされれば、前記プレゼンス情報送信部90は、プレゼンス情報の送信を停止する。また、プレゼンス通知切替ボタン65が「ON」とされれば、前記プレゼンス情報送信部90はプレゼンス情報の送信を実行する。このような処理を行うことで、不必要な状況や頻度でプレゼンス情報の送信が行われることを抑制することができ、通話管理システム10全体の処理効率向上にも効果を生ずる。
また、前記通話デバイス50は、前記クライアントサーバ300による着信処理を前記クライアント端末200を介して受けて、所定の出力インターフェイス56に着信通知出力を行う着信処理部91を備える。
また、前記通話デバイス50は、前記着信に応じた通話応答の指示を入力インターフェイス55から受けて、この通話応答の情報を前記クライアント端末200に返信する応答部92を備える。
また、前記通話デバイス50は、前記通話応答に応じて、前記着信の起源である通信端末30との通話が確立されたならば、前記通信端末30との間で通話データの送受信を実行する通話処理部93とを備える。
また、前記クライアント端末200が、当該クライアント端末200に割り当てされたクライアントサーバ300の接続先情報を通知してきたとする。この場合、前記通話デバイス50(この時、前記クライアント端末200に存在検知されている)は、前記クライアント端末200から送信された前記クライアントサーバ300の接続先情報を受信し、記憶装置に格納する接続先取得部94を備えている。
また、前記通話デバイス50のプレゼンス情報送信部90は、前記クライアント端末200でのプレゼンス検知処理において前記クライアント端末200と通信した際に、前記ユーザIDと前記記憶装置に格納している前記クライアントサーバ300の接続先情報とを含むプレゼンス情報を送信するとしてもよい。
また、あるユーザAの通話デバイスaが、前記クライアント端末200と通信を行って、自身の記憶装置に備える認証用情報を認証依頼として前記クライアント端末200に送り、クライアント端末200から得た前記認証依頼に応じた認証結果に応じてクライアント端末200との通信を確立するデバイス認証部95を備えるとする。
またこの時、前記通話デバイスaのユーザAからのログイン要求をクライアント端末200が受け付けて、このクライアント端末200から、前記ログイン要求が含むユーザ認証用情報を含むユーザ認証依頼を前記通話デバイスaは受信する。この通話デバイスaたる通話デバイス50は、前記ユーザ認証依頼の受信と、当該ユーザ認証依頼の含む認証用情報を記憶装置に格納しているユーザ認証情報と照合してユーザ認証処理と、このユーザ認証処理の結果の前記クライアント端末200への返信処理とを行うユーザ認証部96を備える。
また、前記ユーザ認証依頼に応じた認証結果が正常で、前記ユーザAに関するログイン処理およびクライアントサーバ300のリモートコントロールの開始処理とがクライアント端末200で実行された後、ユーザBの通話デバイスbが、前記ユーザAがログイン中の前記クライアント端末200と接続されたとする。この場合、前記通話デバイスbは、前記クライアント端末200が前記通話デバイスb用に確保した通信ポートを用いて通信する。
なお、前記通話デバイス50は、前記クライアント端末200を介してクライアントサーバ300から電話帳データ326が送信されたきた際に、これを受信してRAM53に格納する電話帳取得部97を備える。
また、前記通話デバイス50は、前記クライアント端末200との接続が切断されたことを検知し、前記RAM53における電話帳データ326を消去する電話帳消去部98を備える。
なお、これまで示した 通話管理システム10を構成するSIPサーバ100やクライアント端末200、クライアントサーバ300、通話デバイス50らにおける各機能部110〜114、210〜214、310〜312、90〜98等は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記各装置のCPUがプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムを各メモリに読み出して、これを実行することとなる。
また、前記ネットワーク140に関しては、インターネット、LANの他、ATM回線や専用回線、WAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態における通話管理システム10を構成する各装置らが利用可能な各種テーブル類の構造について説明する。図6は本実施形態における、(a)ユーザ管理テーブル125、(b)サーバ管理テーブル126、(c)端末管理テーブル325、(d)電話帳データ326、(e)デバイス管理テーブル327、の各データ構造例を示す図である。
前記ユーザ管理テーブル125はSIPサーバ100が利用するものであり、各ユーザのIDと電話番号とプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを対応付けて格納するテーブルである。このユーザ管理テーブル125は、例えば、ユーザID(通話デバイスのIDとも言える)をキーとして、ユーザの電話番号、当該ユーザに割り当てたクライアントサーバのID、ログインしているクライアント端末のID、IPアドレス、および通話デバイスが接続されたクライアント端末でのポート番号、プレゼンス情報(ユーザ=通話デバイスの存在場所、通話デバイスとクライアント端末との間の電波強度)、およびこれら情報の更新時刻といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。 なお、前記SIPサーバ100は、この他にも、自身の管理範囲にあるクライアントサーバ300の管理を行うサーバ管理テーブル126も備える。このサーバ管理テーブル126は、クライアントサーバ300のIDをキーとして、クライアントサーバのIPアドレス、現在の利用数(配下のクライアント端末で通話デバイスが通話している数)、最大利用可能数(配下のクライアント端末で通話デバイスが通話できる最大数)、利用総計数(配下のクライアント端末で通話デバイスが通話した累計数)、利用総時間(配下のクライアント端末で通話デバイスが通話した総時間)、更新時刻といった情報が対応付けされたレコードの集合体となっている。SIPサーバ100は、クライアントサーバ300と通信する際に、このサーバ管理テーブル126を利用すればアクセス先を取得できる。また、クライアントサーバ300(の配下のクライアント端末)における繁忙具合もチェックできる。
また、前記端末管理テーブル325は、クライアントサーバ300が利用するものであり、前記クライアントサーバ300に割り当てされたクライアント端末200の接続先情報を格納するテーブルである。この端末管理テーブル325は、例えば、クライアント端末200の端末IDをキーとして、IPアドレス、ポート番号、現在の利用数(このクライアント端末に接続して通話を行っている通話デバイスの数)、最大利用可能数(このクライアント端末に接続して通話を行える通話デバイスの最大数)、電波強度(このクライアント端末と通話デバイスとの間が近距離無線通信で結ばれている場合の実際の電波強度)といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。この端末管理テーブル325は、SIPサーバ100も備えるとしても勿論よい。
また、前記電話帳データ326は、前記クライアントサーバが利用するものであり、前記通話デバイス50の通話相手の接続先情報リストとなる。この電話帳データ326は、例えば、ユーザ毎つまり通話デバイス50毎に生成・管理され、通話相手の接続先情報たる電話番号の集合体となっている。
また、前記デバイス管理テーブル327は、クライアント端末200が利用するものであり、クライアント端末200の周辺にあって検知された通話デバイス50のデバイスIDと、該当通話デバイス50の通話を実行するために対応付けられたポート番号を格納する。
−−−処理フロー例1−−−
以下、本実施形態における通話管理方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する通話管理方法に対応する各種動作は、前記通話管理システム10を構成するSIPサーバ100、クライアント端末200、クライアントサーバ300、通話デバイス50、通信端末30のそれぞれRAM等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図7は本実施形態における通話管理方法の処理フロー例1を示す図である。まずは、本実施形態における通話管理方法の主たるフローについて説明する。なお、本実施形態の通話管理方法において、通信端末30と通話デバイス50との間の通話制御に関する基本的な処理手順については、先に挙げた特許文献1の特開2006−254411号公報が示す技術をベースとして採用すればよい。したがって、この特開2006−254411号公報でも示される基本技術についての同様の説明は以下では省略する。
ここでの状況として、例えば、ユーザが前記通話デバイス50を個人認証ツールとして携行してオフィス内に所在しているとする。また、このオフィスではシンクライアントシステムが採用されており、前記ユーザらはハードディスクレスのクライアント端末200を支給され、それぞれ使用している。また、前記クライアント端末200はネットワークを介してクライアントサーバ300とのリモートデスクトップ接続を行い、このクライアントサーバ300が備える各種アプリケーションプログラムや各種データをネットワーク経由で利用している。更に、前記シンクライアントシステムには前記SIPサーバ100が接続されており、このSIPサーバ100がSIPのプロトコルに対応するテレフォニーサーバとして通信端末30またはクライアント端末200からの発呼等を受け付けている。
こうした状況下において、前記ユーザは自身のクライアント端末200にログインすべく、通話デバイス50を所持してクライアント端末200に接近する。前記通話デバイス50およびクライアント端末200は、例えば、Bluetooth (登録商標)などの、数m程度の機器間接続に使われる短距離無線通信のインターフェイスを通信インターフェイスとして備えているとすれば、ユーザがクライアント端末200にログインを行ったり、或いはクライアント端末200を経由して通話を行う度に通話デバイス50をクライアント端末200にわざわざ直接接続する必要も無くなる。つまり、ユーザは通話デバイス50を携行するだけでよい。
前記クライアント端末200の無線通信インターフェイス207は、例えば所定タイミング毎で周囲をセンシングして通話デバイスの存在を検知しようとしている。そこに、前記ユーザが通話デバイス50を所持して接近したとする。この時、前記クライアント端末200は前記通話デバイス50を検知し(s100)、この通話デバイス50との通信を開始する。そして前記通話デバイス50のデバイス認証部95は、自身の記憶装置に備える認証用情報(例:デバイスID)を認証依頼として前記クライアント端末200に送る(s101)。
一方、前記クライアント端末200のデバイス認証部213は、前記通話デバイス50から前記認証依頼を受けて、前記認証用情報と、自身の記憶装置に備える認証情報(例:自身に割り当てられている通話デバイス50のIDリスト)とを照合してデバイス認証を行う(s102)。そしてこの認証結果を通話デバイス50に返信する(s103)。
前記通話デバイス50のデバイス認証部95は、前記クライアント端末200が返信してきた前記認証依頼に応じた認証結果を取得する(s104)。そしてこの認証結果が「認証ok」とのものであればクライアント端末200との通信を確立する(s105)。例えば、この時、前記通話デバイス50やクライアント端末200は出力インターフェイス上で「デバイス認証OK」などの表示を行う。
デバイス認証が正常処理されたことを認識した前記ユーザは、続いて、クライアント端末200へのログインを行うべく、クライアント端末200のキーボード等の入力インターフェイス205を介して、自身のユーザIDとパスワードといったユーザ認証用情報を入力する。この時、前記クライアント端末200のログイン部214は、前記ユーザからのユーザ認証用情報を含むログイン要求の入力を入力インターフェイス205で受け付ける(s106)。そして、このログイン要求が含むユーザ認証用情報を含むユーザ認証依頼を前記通話デバイス50に送信する(s107)。
通話デバイス50のユーザ認証部96は、前記ユーザ認証依頼を受信し、当該ユーザ認証依頼の含む認証用情報を記憶装置(の認証デバイス20)に格納しているユーザ認証情報と照合してユーザ認証処理を行い(s108)、このユーザ認証処理の結果の前記クライアント端末200への返信する(s109)。
一方、前記クライアント端末200のログイン部214は、前記通話デバイス50から前記ユーザ認証依頼に応じた認証結果を受信し、この認証結果が正常であれば、前記ユーザに関するログイン処理およびクライアントサーバ300のリモートコントロールの開始処理とを実行する(s110)。こうして、前記通話デバイス50を用いたデバイス認証およびユーザ認証が処理され、前記ユーザは前記クライアント端末200を介してクライアントサーバ300のリモートデスクトップ接続による利用が可能となった。
他方、前記通話デバイス50やクライアント端末200らは上記デバイス認証やログイン処理の従来的な役割とは別の本発明本来の働きも担っている。ここで、前記クライアント端末200のプレゼンス検知部210は、前記ユーザ所持の通話デバイス50と通信して前記通話デバイス50が記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報(例:ユーザID、デバイスID、通話デバイスの電話番号など)を取得する(s111)。この時点で前記クライアント端末200は前記通話デバイス50(を所持するユーザ)の存在を検知したわけである。
次に前記クライアント端末200のプレゼンス送信部211は、前記存在検知により検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報(例:ユーザID、デバイスID、通話デバイスの電話番号、クライアント端末のIDおよびIPアドレス、時刻情報、通話デバイスが接続されたクライアント端末のポート番号、電波強度、前記ユーザのログイン状態など)を前記SIPサーバ100に送信する(s112)。
この時、前記SIPサーバ100のプレゼンス取得部110は、前記クライアント端末200から送信されてくる前記プレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブル125に格納する(s113)。
なお、前記クライアント端末200の接続先通知部212は、前記存在検知により検知されたユーザの通話デバイス50に対し、当該クライアント端末200が割り当てされたクライアントサーバ300の接続先情報を通知する(s114)。
一方、前記通話デバイス50の接続先取得部94は、前記クライアント端末200から送信された前記クライアントサーバ300の接続先情報を受信し、記憶装置に格納する(s115)。そしてこの後、前記通話デバイス50のプレゼンス情報送信部90は、前記クライアント端末200でのプレゼンス検知処理において前記クライアント端末200と通信した際に、前記ユーザIDと前記記憶装置に格納している前記クライアントサーバ300の接続先情報とを含むプレゼンス情報を送信するのである。
なお、前記クライアント端末200は前記ユーザの通話デバイス50と適宜通信しながら、その存在を検知し続けるのであるが(s116)、前記ユーザが前記通話デバイス50を携行して前記クライアント端末200の前から離席したとすれば、無線通信インターフェイスの通信可能範囲から出た時点から前記通話デバイス50との通信は途切れる。したがってこの通信不可となったタイミングを前記クライアント端末200は検知し(s117)、例えば、出力インターフェイス106たるディスプレイ装置での画面表示をロックする(s118)。また、前記ユーザは離席したとのプレゼンス情報(ユーザID、電波強度、離席状態)を前記クライアントサーバ300を介してSIPサーバ100に送信する(s119)。
この時、前記SIPサーバ100のプレゼンス取得部110は、前記クライアント端末200から送信されてくる、前記ユーザの離席を示すプレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブル125に格納する(s120)。こうしたプレゼンス情報は、前記ユーザが他のクライアント端末200の前へ接近した際にも、この他のクライアント端末200からSIPサーバ100へと送信されるから、SIPサーバ100ではユーザ毎のプレゼンスを常に認識できる。
なお、離席していた前記ユーザが前記クライアント端末200の前へと戻ってきた場合、前記クライアント端末200は、前記デバイス認証の処理(s121)を経て、ディスプレイ装置での画面表示ロックを解除する(s122)。また、前記ユーザが席に戻ったとのプレゼンス情報(ユーザID、電波強度、着席状態)を前記クライアントサーバ300を介してSIPサーバ100に送信する(s123)。SIPサーバ100では、前記着席したプレゼンス情報を受信し、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブル125に格納する(s124)。
−−−処理フロー例2−−−
上記の処理フロー例1にてユーザ、ひいては通話デバイス50のプレゼンス管理を行う手順について説明した。次に、こうしたプレゼンス管理手法を用いて、通話デバイス50と通信端末30との通話を管理する手順について説明する。図8は本実施形態における情報処理方法の処理フロー例2を示す図である。
このフローにおいて、まず、前記通信端末30たる電話端末(以下、電話端末30)が、通話希望先の電話番号を指定して発呼をしてきたとする(s200)。これを前記SIPサーバ100の接続先読取り部111は受けて(s201)、当該発呼の呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバ300の情報とを接続先情報として前記ユーザ管理テーブル125より読取る(s202)。
また、前記SIPサーバ100の接続要求部112は、前記接続先情報が含む割当先のクライアントサーバ300に対して、前記発呼に含まれる前記電話端末30の接続用情報(例:電話端末のIPアドレス)を含み、前記電話端末30と前記接続先情報のプレゼンス情報が示すクライアント端末200に接続された前記ユーザの通話デバイス50との間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する(s203)。
この時、前記クライアントサーバ300の着信部310は、前記SIPサーバ100から送信された前記呼接続要求を受信し(s204)、前記クライアント端末200を介して前記通話デバイス50での着信を実行する(s205)。
一方、前記通話デバイス50の着信処理部91は、前記クライアントサーバ300による着信処理を前記クライアント端末200を介して受けて、出力インターフェイス56での呼び出し音出力やLED点滅など所定の着信通知出力を行う(s206)。
この通話デバイス50のユーザは前記着信通知出力を認識して、応答するとする。この時、前記通話デバイス50の応答部92は、前記着信に応じた通話応答のユーザ指示(通話ボタンを押下など)を入力インターフェイス55から受けて、この通話応答の情報を前記クライアント端末200に返信する(s207)。
また、クライアント端末200は前記通話応答をクライアントサーバ300へ転送する(s208)。そして、前記クライアントサーバ300の通話部311は、前記着信に応じた前記通話デバイス50からの通話応答を前記クライアント端末200を介して受ける(s209)。また、前記通話デバイス50に対応するポート番号を前記クライアント端末200から取得し、前記端末管理テーブル325から読み取った前記クライアント端末200の接続先情報(IPアドレス)と前記ポート番号とを、前記SIPサーバ100を介して前記電話端末30に通知し(s210)、前記通話デバイス50と前記電話端末30との通話を確立する(s211)。
他方、通話デバイス50の通話処理部93は、前記通話応答に応じて、前記着信の起源である電話端末30との通話が確立されたならば、前記電話端末30との間で通話データの送受信を実行することとなる。
以上は、通信端末たる電話端末30から通話デバイス50に向けての発呼について説明したが、通話デバイス50から電話端末30への発呼を想定してもよい。その場合、この発呼には電話端末30の電話番号のデータが含まれる。そして、クライアントサーバ300は、発呼を行っている通話デバイス50の接続先情報として、前記通話デバイス50が接続されているクライアント端末200のIPアドレスと、前記通話デバイス50に対応するポート番号とをSIPサーバ100に送る。そしてSIPサーバ100は前記電話端末30への呼接続要求(通話デバイス50の接続先情報含む)を前記電話番号に宛てて送る。電話端末30で応答がなされれば、上記同様に前記クライアント端末200が前記電話端末30と前記通話デバイス50との間の通話確立の処理を行うのである。
−−−処理フロー例3−−−
次に、通話デバイスaを所持するユーザAがログインしているクライアント端末200に他のユーザBが接近し、その通話デバイスbで通話がなされる状況を想定する。図9は本実施形態における情報処理方法の処理フロー例3を示す図である。この場合、上記処理フロー例1にて示したように、前記ユーザAおよび通話デバイスaについてデバイス認証およびユーザ認証が正常に実行され、前記ユーザAに関するログイン処理およびクライアントサーバ300のリモートコントロールの開始処理とがクライアント端末200で既に実行されているとする。
このようにユーザが自分用のクライアント端末200にログインしている状況下においても、前記クライアント端末200は他ユーザ向けに通話用のポートを利用可能とし、このクライアント端末200(つまり他ユーザ用のクライアント端末ではない端末)を介した通話を受け付けている。勿論、他ユーザに開放するのは通話用のリソース(例:他ユーザ専用の通信ポート、外部装置との通信モジュールなど)だけであり、本来ユーザがセキュアに利用すべきリソースについては通常のシンクライアントシステムでの前提通り他者に開放しない。
こうした本実施形態において、他ユーザであるユーザBの通話デバイスbが、前記ユーザAがログイン中の前記クライアント端末200に接近し、接続されたとする(s300)。 この場合、前記クライアント端末200は、前記通話デバイスb用の通信ポートを確保して(s301)、前記通話デバイスbと通信することとなる。また、前記クライアント端末200のプレゼンス検知部210および前記プレゼンス送信部211も、前記通話デバイスbについて前記プレゼンス検知処理、プレゼンス送信処理を実行する(s302)。 一方、前記SIPサーバ100は、前記通話デバイスbについて、前記プレゼンス取得部110、前記接続先読取り部111、前記接続要求部112で各処理を実行する(s303)。以降、前記通話デバイスbと通信端末30との間について前記クライアント端末200で通話確立の処理がなされることとなる。
−−−処理フロー例4−−−
図10は本実施形態における情報処理方法の処理フロー例4を示す図である。上述してきたように、本来ユーザがログインして使用中のクライアント端末200に、他ユーザの通話デバイス50が接続してきて、通信端末30との通話を行う状況が本実施形態では想定できる。
例えば、ユーザAがログイン中のクライアント端末200は、前記ユーザAの前記クライアント端末200からのログオフ処理を検知する(s400)。この検知は入力インターフェイス205でのログオフ操作を検知すればよい。この時、前記クライアント端末200は、このクライアント端末200を介して通信端末30と通話中である通話デバイスbの存在を確認する(s401)。この確認処理は、割り当てられているクライアントサーバ300の前記端末管理テーブル325を読み取って、前記ユーザA以外のユーザの通話デバイスが接続されているか確認すればよい。
前記通話デバイスbの存在を確認したクライアント端末200は、前記通話デバイスbに対して通話切断予告を通知する(s402)。この通話切断予告を通話デバイスbに通知することで、この通話デバイスbのユーザBが通話中に突然回線が切れてしまうといった事態を事前に防止しやすくなる。前記通話切断予告を認識した前記ユーザBは、例えば、一旦電話を切って他のクライアント端末200へ接近して接続し、再度同電話番号の通信端末30と通話を行うとすればよい。
なお、上記では本処理フロー例4をクライアント端末200が実行するとしたが、クライアント端末200がリモートコントロールするクライアントサーバ300が実行するとしてもよい。
−−−処理フロー例5−−−
図11は本実施形態における情報処理方法の処理フロー例5を示す図である。次に、通話デバイス50が利用する電話帳データの扱いについて説明する。ここで、クライアントサーバ300は、記憶装置に前記電話帳データ326を格納しているものとする。
この時、前記クライアントサーバ300の電話帳出力部312は、自身に接続されているクライアント端末200に通話デバイス50が接続されたことを、例えばプレゼンス情報に基づいて検知し(s500)、前記電話帳データ326を記憶装置より読み出して前記クライアント端末200を介して通話デバイス50に出力する(s501)。
一方、前記通話デバイス50の電話帳取得部97は、前記クライアント端末200を介してクライアントサーバ300から送られてきた電話帳データ326を受信してRAM53に格納する(s502)。こうして取得した電話帳データ326は、例えば、入力インターフェイス55を介したユーザ指示によりディスプレイ(出力インターフェイス56)に表示され、発呼や着信表示など種々に利用される。
その後、前記通話デバイス50の電話帳消去部98は、前記クライアント端末200との接続が切断されたことを検知し(s503)、前記RAM53における前記電話帳データ326を消去する(s504)。このような処理を行うことで、たとえ通話デバイス50が盗難等にあったとしても電話帳データ326は通話デバイス50内に残されていないから情報漏洩の懸念を低減できる。
−−−処理フロー例6−−−
図12は本実施形態における情報処理方法の処理フロー例6を示す図である。通常、通話デバイス50と通信端末30との通話が確立されれば、両者の間の通話データはPtoPでやりとりされるが、前記クライアント端末200に接続した通話デバイス50と前記通信端末30との間の通話データ授受を前記クライアントサーバ300が処理する状況も一例として想定できる。例えば、前記通信端末30はクライアントサーバ300のIPアドレスに宛てて通話パケットを送信し、クライアントサーバ300はこの通話パケットを宛先となる通話デバイス別に振り分けてクライアント端末200に転送する。
この時、あるクライアント端末Aと接続して通信端末30と通話を行っていた通話デバイス50が移動し、他のクライアント端末Bと接続可能となったとする。こうした場合、前記クライアント端末Bのプレゼンス検知部210は、前記通話デバイス50が記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得する(s600)。そして、前記クライアント端末Bのプレゼンス送信部211は、前記検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末B自身のIDを含めたプレゼンス情報を前記SIPサーバ100に送信する(s601)。
一方、前記SIPサーバ100の前記プレゼンス取得部110は、前記クライアント端末Bから送信されてくるプレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブル125に格納する(s602)。
また、前記SIPサーバ100のローミング機会検知部113は、前記ユーザ管理テーブル125における前記ユーザに関する各プレゼンス情報が含む、前記通話デバイス50と前記クライアント端末A、Bとの各間での通信状況データ(例:電波強度)を参照する(s603)。
そして、前記通話デバイス50とクライアント端末Aとの間の通信状況より、通話デバイス50とクライアント端末Bとの間の通信状況のほうが所定レベル以上で良好となったローミング機会を検知する(s604)。例えば、通話デバイス50とクライアント端末A,Bとの間の電波強度差異が3以上異なる場合に、クライアント端末A→クライアント端末Bへのローミング機会が生じたとする。そして、前記通話デバイス50とクライアント端末Aとの間の電波強度が「1」、一方、通話デバイス50とクライアント端末Bとの間の電波強度が「5」であったとすれば、前記ローミング機会検知部113は、クライアント端末A→クライアント端末Bへのローミング機会が生じたと認識する。
また、前記SIPサーバ100のローミング部114は、前記ローミング機会が検知された時、前記クライアント端末Aに割り当てられているクライアントサーバ300に対し、前記通信端末30と前記通話デバイス50との間の通話を前記クライアント端末A経由から前記クライアント端末B経由に変更するローミング指示を送信する(s605)。クライアントサーバ300では、前記ローミング指示を受けて、例えば、前記通話デバイス50に関する通話パケットを前記クライアント端末B宛てに確保しているポートから送信する。
このようなローミングを行うことで、通信端末30からの通話パケットの宛先となるクライアントサーバのIPアドレスに変化が生じず、通話回線切断等の無いスムーズなハンドオーバー処理が可能となる。
本発明によれば、シンクライアントシステムにおいてユーザのプレゼンスに応じた通話管理が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の通話管理システムのネットワーク構成図である。 本実施形態の管理サーバの構成例を示す図である。 本実施形態のクライアント端末の構成例を示す図である。 本実施形態のクライアントサーバの構成例を示す図である。 本実施形態の通話デバイスの構成例を示す図である。 本実施形態における、(a)ユーザ管理テーブル、(b)サーバ管理テーブル、(c)端末管理テーブル、(d)電話帳データの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における通話管理方法の処理フロー例1を示す図である。 本実施形態における通話管理方法の処理フロー例2を示す図である。 本実施形態における通話管理方法の処理フロー例3を示す図である。 本実施形態における通話管理方法の処理フロー例4を示す図である。 本実施形態における通話管理方法の処理フロー例5を示す図である。 本実施形態における通話管理方法の処理フロー例6を示す図である。
符号の説明
10 通話管理システム
20 認証デバイス
30 電話端末(通信端末)
50 通話デバイス
51 記憶装置
65 プレゼンス通知切替ボタン
90 プレゼンス情報送信部
91 着信処理部
92 応答部
93 通話処理部
94 接続先取得部
95 デバイス認証部
96 ユーザ認証部
97 電話帳取得部
98 電話帳消去部
100 SIPサーバ(管理サーバ)
101、301 HDD(Hard Disk Drive)
52、102、202、302 プログラム
53、103、203、303 RAM(Random Access Memory)
54、104、204、304 CPU(Central Processing Unit)
55、105、205、305 入力インターフェイス
56、106、206、306 出力インターフェイス
57、107、207、307 通信インターフェイス
58、108、208、308 フラッシュROM
109、209、309 ブリッジ
110 プレゼンス取得部
111 接続先読取り部
112 接続要求部
113 ローミング機会検知部
114 ローミング部
58、115、236、336 OS
59、120、220、320 電源
125 ユーザ管理テーブル
126 サーバ管理テーブル
130、230、330 ビデオカード
60、135、235、335 BIOS
140 ネットワーク
200 クライアント端末
201 TPM(Trusted Platform Module)
210 プレゼンス検知部
211 プレゼンス送信部
212 接続先通知部
213 デバイス認証部
214 ログイン部
244 USBポート
260 I/Oコネクタ
270 リモートクライアントプログラム
271、371 暗号化通信プログラム
273 機器情報
300 クライアントサーバ
310 着信部
311 通話部
312 電話帳出力部
315 ソフトフォン
325 端末管理テーブル
326 電話帳データ
370 リモートサーバプログラム

Claims (13)

  1. シンクライアントシステムを構成するクライアントサーバおよびこれを遠隔操作するクライアント端末と、前記クライアント端末に接続される通話デバイスと通信端末との間の通話を管理する管理サーバとを含む通話管理システムであって、
    前記クライアント端末が、
    ユーザ所持の前記通話デバイスと通信して前記通話デバイスが記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得し前記ユーザの存在検知を行うプレゼンス検知処理と、
    前記存在検知により検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報を前記管理サーバに送信するプレゼンス送信処理とを実行し、
    前記管理サーバが、
    各ユーザのIDと電話番号とプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを対応付けて格納するユーザ管理テーブルを備え、
    前記クライアント端末から送信されてくる前記プレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブルに格納するプレゼンス取得処理と、
    前記通信端末からの発呼を受けて、当該発呼の呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを接続先情報として前記ユーザ管理テーブルより読取る、接続先読取り処理と、
    前記接続先情報が含む割当先のクライアントサーバに対して、前記発呼に含まれる前記通信端末の接続用情報を含み、前記通信端末と前記接続先情報のプレゼンス情報が示すクライアント端末に接続された前記ユーザの通話デバイスとの間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する接続要求処理とを実行する、
    ことを特徴とする通話管理システム。
  2. 前記クライアントサーバが、
    割り当てされたクライアント端末の接続先情報を格納する端末管理テーブルを備え、
    前記管理サーバから送信された前記呼接続要求を受信し、前記クライアント端末を介して前記通話デバイスでの着信を実行する着信処理と、
    前記着信に応じた前記通話デバイスからの通話応答を前記クライアント端末を介して受けて、前記端末管理テーブルから読み取った前記クライアント端末の接続先情報を、前記管理サーバを介して前記通信端末に通知し、前記通話デバイスと前記通信端末との通話を確立する通話処理とを実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通話管理システム。
  3. 前記クライアントサーバが、
    前記通話処理において、前記通話デバイスに対応するポート番号を前記クライアント端末から取得し、前記端末管理テーブルから読み取った前記クライアント端末の接続先情報と前記ポート番号とを、前記管理サーバを介して前記通信端末に通知し、前記通話デバイスと前記通信端末との通話を確立することを特徴とする請求項1または2に記載の通話管理システム。
  4. 前記クライアント端末が、
    前記存在検知により検知されたユーザの通話デバイスに対し、当該クライアント端末が割り当てされたクライアントサーバの接続先情報を通知する接続先通知処理を実行し、
    前記通話デバイスが、
    前記クライアント端末から送信された前記クライアントサーバの接続先情報を受信し、記憶装置に格納する接続先取得処理を実行し、
    前記プレゼンス検知処理において、前記クライアント端末と通信した際に、前記ユーザIDと前記記憶装置に格納している前記クライアントサーバの接続先情報とを含むプレゼンス情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通話管理システム。
  5. 前記クライアント端末に接続した通話デバイスと前記通信端末との間の通話データ授受を前記クライアントサーバが処理しており、
    クライアント端末Aと接続して通信端末と通話を行っていた通話デバイスが移動し、クライアント端末Bと接続可能となった場合、
    前記クライアント端末Bは、
    前記プレゼンス検知処理を実行して前記通話デバイスが記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得し、
    前記プレゼンス送信処理を実行して、前記検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末B自身のIDを含めたプレゼンス情報を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、
    前記プレゼンス取得処理を実行して、前記クライアント端末Bから送信されてくる前記プレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブルに格納し、
    前記ユーザ管理テーブルにおける前記ユーザに関する各プレゼンス情報が含む、前記通話デバイスと前記クライアント端末A、Bとの各間での通信状況データを参照し、通話デバイスとクライアント端末Aとの間の通信状況より、通話デバイスとクライアント端末Bとの間の通信状況のほうが所定レベル以上で良好となったローミング機会を検知する、ローミング機会検知処理と、
    前記ローミング機会が検知された時、前記クライアント端末Aに割り当てられているクライアントサーバに対し、前記通信端末と前記通話デバイスとの間の通話を前記クライアント端末A経由から前記クライアント端末B経由に変更するローミング指示を送信するローミング処理とを実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通話管理システム。
  6. ユーザAの通話デバイスaが、
    前記クライアント端末と通信を行って、自身のメモリに備える認証用情報を認証依頼として前記クライアント端末に送り、クライアント端末から得た前記認証依頼に応じた認証結果に応じてクライアント端末との通信を確立する処理を実行し、
    前記クライアント端末が、
    前記通話デバイスaから前記認証依頼を受けて、前記認証用情報と、自身の記憶装置に備える認証情報とを照合してデバイス認証を行い、この認証結果を通話デバイスaに返信する処理と、
    前記通話デバイスaのユーザAからのユーザ認証用情報を含むログイン要求の入力を入力インターフェイスで受け付けて、このログイン要求が含むユーザ認証用情報を含むユーザ認証依頼を前記通話デバイスaに送信し、前記通話デバイスaから得た前記ユーザ認証依頼に応じた認証結果が正常であれば、前記ユーザに関するログイン処理およびクライアントサーバのリモートコントロールの開始処理とを実行し、
    ユーザBの通話デバイスbが、前記ユーザAがログイン中の前記クライアント端末と接続された場合に、
    前記クライアント端末は、前記通話デバイスb用の通信ポートを確保して通信し、前記プレゼンス検知処理および前記プレゼンス送信処理を前記通話デバイスbについて実行し、
    前記管理サーバは、前記通話デバイスbについて、前記プレゼンス取得処理、前記接続先読取り処理、前記接続要求処理とを実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通話管理システム。
  7. 前記ユーザAがログイン中の前記クライアント端末またはこのクライアント端末がリモートコントロールするクライアントサーバは、前記ユーザAの前記クライアント端末からのログオフ処理を検知し、この時、このクライアント端末を介して通信端末と通話中である通話デバイスbを確認し、当該通話デバイスbに通話切断予告を通知することを特徴とする請求項6に記載の通話管理システム。
  8. 前記クライアントサーバは、
    前記通話デバイスの通話相手の接続先情報リストである電話帳データを記憶装置に格納しており、
    自身に接続されているクライアント端末に通話デバイスが接続されたことを検知し、前記電話帳データを記憶装置より読み出して前記クライアント端末を介して通話デバイスに出力する電話帳出力処理を実行し、
    前記通話デバイスは、
    前記クライアント端末を介してクライアントサーバから送られてきた電話帳データを受信してメモリに格納する電話帳取得処理と、
    前記クライアント端末との接続が切断されたことを検知し、前記メモリにおける電話帳データを消去する電話帳消去処理とを実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の通話管理システム。
  9. シンクライアントシステムのクライアントサーバを遠隔操作するクライアント端末が、
    ユーザ所持の通話デバイスと通信して前記通話デバイスが記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得し前記ユーザの存在検知を行うプレゼンス検知処理と、
    前記存在検知により検知されたユーザの前記プレゼンス情報に、当該存在検知をしたクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報を管理サーバに送信するプレゼンス送信処理とを実行し、
    前記クライアント端末に接続される通話デバイスと通信端末との間の通話を管理する管理サーバが、
    各ユーザのIDと電話番号とプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを対応付けて格納するユーザ管理テーブルを備え、
    前記クライアント端末から送信されてくる前記プレゼンス情報を受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブルに格納するプレゼンス取得処理と、
    前記通信端末からの発呼を受けて、当該発呼の呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを接続先情報として前記ユーザ管理テーブルより読取る、接続先読取り処理と、
    前記接続先情報が含む割当先のクライアントサーバに対して、前記発呼に含まれる前記通信端末の接続用情報を含み、前記通信端末と前記接続先情報のプレゼンス情報が示すクライアント端末に接続された前記ユーザの通話デバイスとの間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する接続要求処理とを実行する、
    ことを特徴とする通話管理方法。
  10. シンクライアントシステムにおけるクライアントサーバと通信し、このクライアントサーバを遠隔操作するクライアント端末に接続される通話デバイスと通信端末との間の通話を管理する管理サーバであって、
    クライアントサーバおよび通信端末と通信する通信インターフェイスと、
    各ユーザのIDと電話番号とプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを対応付けて格納するユーザ管理テーブルを記憶する記憶装置と、
    前記クライアント端末が自身に接続された通話デバイスから取得したユーザIDと前記クライアント端末自身のIDとを含むプレゼンス情報を、前記クライアント端末から受信して、該当ユーザに対応付けて前記ユーザ管理テーブルに格納するプレゼンス取得処理と、
    前記通信端末からの発呼を受けて、当該発呼の呼出先の電話番号に対応するユーザのプレゼンス情報と割当先のクライアントサーバの情報とを接続先情報として前記ユーザ管理テーブルより読取る、接続先読取り処理と、
    前記接続先情報が含む割当先のクライアントサーバに対して、前記発呼に含まれる前記通信端末の接続用情報を含み、前記通信端末と前記接続先情報のプレゼンス情報が示すクライアント端末に接続された前記ユーザの通話デバイスとの間の通話確立を要求する呼接続要求を送信する接続要求処理とを実行する、演算装置と、
    を備えることを特徴とする管理サーバ。
  11. シンクライアントシステムにおいてクライアント端末からの遠隔操作を受けるサーバであって、前記クライアント端末に接続される通話デバイスと通信端末との間の通話を管理する管理サーバと通信可能なシンクライアントサーバであって、
    クライアント端末および管理サーバとの通信を行う通信インターフェイスと、
    自身に割り当てされたクライアント端末の接続先情報を格納する端末管理テーブルを格納する記憶装置と、
    自身に紐付いているクライアント端末に接続された通話デバイスと当該通話デバイス宛てに発呼している通信端末との間の通話確立処理を要求する、前記管理サーバからの呼接続要求を受信し、前記クライアント端末を介して前記通話デバイスでの着信を実行する着信処理と、
    前記着信に応じた前記通話デバイスからの通話応答を前記クライアント端末を介して受けて、前記端末管理テーブルから読み取った前記クライアント端末の接続先情報を、前記管理サーバを介して前記通信端末に通知し、前記通話デバイスと前記通信端末との通話を確立する通話処理とを実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とするクライアントサーバ。
  12. シンクライアントシステムにおけるクライアントサーバを遠隔操作するクライアント端末であり、ユーザ所持の通話デバイスと通信可能であるクライアント端末であって、
    前記通話デバイスとの通信を行う通信インターフェイスと、メモリおよび演算装置と備え、前記演算装置で、
    ユーザ所持の前記通話デバイスと通信して前記通話デバイスが記憶しているユーザIDを含むプレゼンス情報を取得してメモリに格納し、前記ユーザの存在検知を行うプレゼンス検知処理と、
    前記存在検知により検知されたユーザの前記プレゼンス情報をメモリより読取り、このプレゼンス情報に当該存在検知をしたクライアント端末自身のIDを含めたプレゼンス情報を生成して前記管理サーバに送信するプレゼンス送信処理とを実行する、ことを特徴とするクライアント端末。
  13. シンクライアントシステムにおけるクライアントサーバを遠隔操作するクライアント端末と通信可能な通話デバイスであって、
    前記クライアント端末と通信を行う通信インターフェイスと、当該通話デバイスのユーザIDを記憶するメモリと、
    クライアント端末と通信した際に前記メモリにて記憶しているユーザIDをプレゼンス情報としてクライアント端末に送信する処理と、
    前記クライアントサーバによる着信処理を前記クライアント端末を介して受けて、所定の出力インターフェイスに着信通知出力を行う処理と、
    前記着信に応じた通話応答の指示を入力インターフェイスから受けて、この通話応答の情報を前記クライアント端末に返信する処理と、
    前記通話応答に応じて、前記着信の起源である通信端末との通話が確立されたならば、前記通信端末との間で通話データの送受信を実行する処理と、を実行する演算装置と、
    を備える通話デバイス。
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