JP2009055098A - 車両用後方撮影表示装置 - Google Patents

車両用後方撮影表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009055098A
JP2009055098A JP2007217291A JP2007217291A JP2009055098A JP 2009055098 A JP2009055098 A JP 2009055098A JP 2007217291 A JP2007217291 A JP 2007217291A JP 2007217291 A JP2007217291 A JP 2007217291A JP 2009055098 A JP2009055098 A JP 2009055098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
image
obstacle
mark image
mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007217291A
Other languages
English (en)
Inventor
Asako Nagata
麻子 永田
Hitoshi Iguchi
整 伊口
Miki Kato
三樹 加藤
Tsuneo Uchida
恒夫 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007217291A priority Critical patent/JP2009055098A/ja
Publication of JP2009055098A publication Critical patent/JP2009055098A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】 目標物や障害物の位置に応じた後退方向あるいは駐車位置の微調整を効果的に支援することができる車両用後方撮影表示装置を提供する。
【解決手段】 後方撮影カメラが撮影する後方画像上に車両の車幅目印となる目印画像201を、該後方撮影カメラの撮影視野と一定の位置関係を充足するように合成し、車両の後退時における後方確認用合成画像203としてディスプレイ100に出力する。そして、後方画像に対する目印画像201の相対合成位置を変更可能に設定できるようにする。
【選択図】 図11A

Description

この発明は、車両用後方撮影表示装置に関する。
特開平8−207661号公報 特開平10−166943号公報
従来の車両においては、例えば後退時に後方視野を確認するためにバックミラーやサイドミラーを用いたり、直接後ろを振り返って確認したりすることが一般的であるが、近年では、バックミラーの代わりにディスプレイを用い、車両のリア部に設けられたCCDカメラが撮影した後方視野映像をそのディスプレイに映し出す後方視野表示装置(いわゆるバックモニター)が提案されている(特許文献1及び2)。これにより、ドライバーはディスプレイに表示される映像を視認することで、自車両の後方を確認することができる。
ところが、従来の上記後方視野表示装置では、後退時にディスプレイに映し出される障害物や目標物と自車両との距離感がつかみ辛く、例えば後進による車庫入れや縦列あるいは幅寄せ駐車を行ない難い課題があった。また、車両の後退方向を示すガイドラインが補助画像として表示されるものも多いが、このガイドラインは、例えば車両を駐車位置にスムーズに導くための目標物(例えば、駐車枠ラインや縁石など)や障害物のディスプレイ上の位置とは無関係に表示される。従って、ドライバーはこれを目印に後退運転する場合も、個々の目標物や障害物の位置は別途画像上で把握しつつ後退方向あるいは駐車位置の微調整を行なわねばならないので、勘やテクニックへの依存度も高く、バックモニターとしての利用価値は必ずしも高いとはいえない難点があった。さらに、ディスプレイを用いて前方走行中の後方確認及び車線変更を行なう場合においても、後退の場合と同様に障害物や目標物と自車両との距離感がつかみ辛いという難点があった。
本発明の課題は、ディスプレイに表示される目標物や障害物と自車両との位置関係をより直感的に把握でき、かつ、目標物や障害物の位置に応じた後退方向あるいは駐車位置の微調整、又は前方走行中の後方確認及び車線変更を効果的に支援することができる車両用後方撮影表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の車両用後方撮影表示装置は、上記の課題を解決するために、
車両の運転席から視認可能な位置に設けられたディスプレイと、
車両後端位置から車外後方視野を撮影する後方撮影カメラと、
後方撮影カメラが撮影する後方画像上に車両の車幅目印となる目印画像を、該後方撮影カメラの撮影視野と一定の位置関係を充足するように合成し、車両の後方確認用合成画像としてディスプレイに出力する画像合成出力手段と、
後方撮影カメラの撮影視野に対する目印画像の相対合成位置を変更可能に設定する目印画像合成位置変更設定手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によると、後方撮影カメラが撮影する後方画像上に車両の車幅目印となる目印画像を、該後方撮影カメラの撮影視野と一定の位置関係を充足するように合成し、車両の後退時における後方確認用合成画像としてディスプレイに出力するとともに、後方撮影カメラの撮影視野に対する目印画像の相対合成位置を変更可能に設定できるようにした。すなわち、目印画像の相対合成位置をディスプレイ上の目標物や障害物の位置に応じて変更設定することで、該目標物や障害物と自車両との位置関係をより直感的に把握しやすくなり、かつ、目標物や障害物の位置に応じて調整された目印画像をドライバーが参照することで、後退方向あるいは駐車位置の微調整、又は前方走行中の後方確認及び車線変更を効果的に支援することができる。
例えば、車両を後退運転する際にドライバーは、リア後方視野に現れる車体の一部を、後方の障害物と自車両との位置関係を把握する目印として使用する。特に、リアウィンドウの両縁をなすピラーは、車幅方向の車体限界位置に対応する構造体なので、ウィンドウから見える後方左右の障害物と車体側方との間にどの程度のクリアランスが残っているか等を把握する上で有用である。例えば、バック駐車する際には、隣の車両との間隔をピラー位置から判断することができるし、縦列駐車する際には、路側に立つ電柱や標識あるいは前後車両とピラーとの位置関係により幅寄せ間隔や車体の角度を把握しつつ、ハンドルを切ったり戻したりするタイミングを調整する。従って、本発明においても、目印画像は、車幅方向におけるリアウィンドウの両縁をなすピラー位置を示す画像情報としておくことが、後退運転をより直感的に支援する上で有効である。
この場合、目印画像は、リアウィンドウの外形線画像を含むものとしておけば、表示される後方確認用合成画像を、運転席から後方を実際に振り返ったときの視認イメージに近づけることができ、車両後方画像内の目標物や障害物と自車両との距離感をより容易につかむことができる。また、目印画像としてリアウィンドウを表示しているにもかかわらず、その外形線を抽出する形で重畳表示するので後方撮影映像の視認性を良好に保つことができる。特に、目印画像を、リアウィンドウの車幅方向両縁にピラーを介して隣接するサイドウィンドウの外形線画像を含むものとしておけば、運転席から後方を振り返ったときの実車視認イメージにさらに近づけることができ、車室内の遠近感をより明確に認識できるとともに、標物や障害物と自車両との距離感をよりつかみ易くできる。そして、目印画像は、車両の車室内運転席側に配設された車室内カメラにて、当該車両の車室内後方を撮影して得られる実後方車室内画像に基づいて作成されたものを使用すると、また、車室内におけるのリア後部デザインの車種毎の微妙な違いを後方確認用合成画像に反映させることができ、実車視認イメージを想起させる効果が最大限に高められる。従って、後退方向、駐車位置のみならず前方走行中の後方確認及び車線変更を効果的に支援することができる。
また、目印画像は、車幅両端位置を示す車幅ライン画像を含むものとできる。車幅ライン画像を後方確認用合成画像に反映させることで、画像上における現在の車幅限界位置を直接的に表示でき、ひいては車幅方向の障害物ないし目標物とのクリアランスをより直感的に把握しつつ後退運転することが可能となる。
次に、本発明の車両用後方撮影表示装置においては、車両を後退させる際の、該後退方向における予め定められた目標物の画像を後方画像上にて特定する目標物位置特定手段を設けることができる。この場合、目印画像合成位置変更設定手段は、後方画像上における目標物の画像位置を基準として、目印画像合成位置を変更・設定することができる。ドライバーは、例えば駐車時においては、ディスプレイ上の目印画像を頼りに現在の自車の位置を把握しつつ、目標物との間に自らが経験的に把握している適正クリアランスが形成されるように後退運転を行なう形となる。
例えば後方画像上にて目印画像の合成位置を目標物に近づけるように変更すれば、ドライバーは目印画像が近付いた分だけ目標物から自車位置を遠ざけるようにハンドルを切らなければ、該目標物との間に適正クリアランスが形成されるようには感じなくなる。つまり、目印画像の合成位置を目標物に近づけることで、ドライバーは、目印画像を頼りにいつも通りのクリアランスを確保するよう運転しているつもりであっても、実際にはその目印画像の合成位置が目標物に近付いているので、その変更量に対応した余分なクリアランスが目標物との間に形成されるように誘導することができる。逆に、目印画像の合成位置を目標物から遠ざけるように変更すれば、ドライバーは目印画像が遠ざかった分だけ目標物に自車位置が近付くように幅寄せしなければ、該目標物との間に適正クリアランスが形成されるようには感じない。すなわち、目印画像の合成位置を目標物から遠ざけることで、目印画像の合成位置の変更量に対応した分だけ目標物とのクリアランスが減少するように(つまり、幅寄せされるように)、後退運転を誘導することができる。
目標物が、駐車場にて個々の駐車スペースを車幅方向に区画するための駐車枠ラインである場合、目印画像合成位置変更設定手段は、車幅方向両側の駐車枠ライン間中央に車両が後退誘導可能となるように、目印画像合成位置を設定すればよい。これにより、後退運転により駐車枠内に駐車する際に車両を駐車枠ラインの中央にスムーズに導くことができる。
また、本発明の車両用後方撮影表示装置においては、車両の後退先にて、該車両の車幅方向側方に存在する障害物の位置を特定する障害物位置特定手段を設けることができる。障害物の位置は後方画像上にて特定することも可能であるし、車両に別途設けられたセンサ(例えばクリアランスセンサ)により、車体から障害物までの距離を特定するようにしてもよい。もちろん、両者を併用して障害物の位置を特定することも可能である。そして、目印画像合成位置変更設定手段は、障害物位置を基準として、目印画像合成位置を変更・設定することができる。このようにすると、前述の目標物位置特定手段を設ける場合の説明にて、「目標物」を「障害物」と読み換えることで、同様の効果を達成することができる。
障害物が後方画像上で特定できるものであれば、該障害物は目標物に兼用された目標障害物として捉えることができる。この場合、目印画像合成位置変更設定手段は、後退時における車両の該目標障害物に対する幅寄せ距離を入力する幅寄せ距離入力手段を有し、入力された距離にて車両を目標障害物に対し幅寄せしつつ後退誘導可能となるように、目印画像合成位置を変更・設定するよう構成することができる。これにより、入力した幅寄せ距離に応じて目印画像の合成位置が変更され、それに応じて目標障害物への幅寄せ距離が調整されるよう、後退運転を誘導することができる。
具体的には、目印画像合成位置変更設定手段は、幅寄せ後における車両から目標障害物までの距離が小さくなるほど、目印画像が後方画像上にて該目標障害物から離間するように目印画像合成位置を変更・設定するよう構成できる。つまり、目印画像の合成位置を目標障害物から遠ざけるように変更することで、ドライバーは該目標障害物との間に(変更前と同様の)適正クリアランスが形成されるようにハンドルを切ったつもりであっても、実際には目印画像の合成位置が今までよりも形成目印画像から遠ざかっているので目標障害物に車両が近付くよう運転誘導できる。
一方、駐車場では、駐車枠ライン(いわゆる、駐車白線)を目印に、定められた駐車スペースに駐車するのが普通であるが、自分の止めようとしている駐車スペースの駐車枠ラインに隣の駐車車両(隣接他車両)が近付き過ぎていたり、あるいはその駐車枠ラインを踏んでいたりすることがある。この場合、駐車枠ラインを目印として型どおりに中央に駐車したのでは、自車両が隣接他車両に近付きすぎて、お互いに乗降を妨げたり、ドアをぶつけたりするなどのトラブル要因となる。従って、駐車枠ラインは目標位置として参照しつつも、隣接車両への過度の接近は回避できるよう、より高度なクリアランス調整を行なう後退運転テクニックが求められる。本発明においては、これを支援するために、駐車場にて個々の駐車スペースを車幅方向に区画するための駐車枠ラインを前述の目標物とし、自車が駐車しようとする駐車スペースに隣接して駐車中の隣接他車両を障害物として、目印画像合成位置変更設定手段を、隣接他車両から対応する駐車枠ラインまでの距離が小さくなるほど、目印画像が後方画像上にて該隣接他車両に近付くように目印画像合成位置を変更・設定するよう構成できる。目印画像が後方画像上にて該隣接他車両に近付くよう変更されているので、その変更量だけ自車両は自然と隣接他車両から離れた位置に駐車されるよう後退誘導される。その結果、ドライバーはその変更された目印画像を頼りに駐車枠ラインを目印として型どおりにスペース中央に向けて後退運転するだけで、隣接車両への過度の接近を回避しつつ駐車スペース内の適正位置に簡単に駐車することができる。
次に、本発明においては、車両の後退時において、車両に対し車幅方向の予め定められた閾距離範囲内に障害物が存在するか否かを検知する障害物検知手段と、閾距離範囲内に障害物が存在する場合にこれを報知する障害物存在報知手段とを設けることができる。後退運転時に車両が障害物に接近しすぎた場合、これを報知することで、障害物と車両との干渉を未然に防ぐことができる。
本発明においては、上記のごとく、従来は固定されていた目印画像の合成位置を敢えて変更することで、目印画像を頼りに運転するドライバーの習性を利用してその後退運転操作を無意識に操ることが可能となり、ドライバーは通常通りに運転操作するだけで障害物や目標物とのクリアランスを調整することができる。しかし、この場合、目標とするクリアランスを変更するわけであるから、クリアランスソナーなどの障害物検知及び報知機能を有した可能な車両の場合は、報知のための検知閾値を画一的に設定すると、例えば車両を障害物等に対し通常より狭く幅寄せする場合は障害物との距離が十分詰まっていないにも拘わらず報知動作が生じて煩わしく、また、その報知音にプレッシャーを感じて思い切った幅寄せができなくなる等の不具合につながる。他方、車両を障害物からわざと離して駐車したい場合は、障害物までの距離が意図した距離より狭くなっても報知動作が生じないなど、障害物報知が意図通りに機能しなくなる問題を生ずる。そこで、目印画像合成位置変更設定手段による目印画像合成位置の変更内容に応じて、障害物検知手段による障害物検知のための閾距離を変更する閾距離変更手段を設ければ、こうした問題を効果的に回避でき、目印画像の合成位置変更に応じて常に適正な閾距離にて障害物報知を行なうことができる。
具体的には、閾距離変更手段は、車幅方向に存在する障害物から遠ざかる向きに目印画像合成位置が変更された場合に、該目印画像合成位置の変更距離が大きくなるほど閾距離を小さく設定するよう構成できる。障害物から遠ざかる向きに目印画像合成位置が変更されれば、ドライバーはその目印画像により、車幅方向における障害物と車両との距離がより詰まるように運転誘導される。従って、障害物報知のための閾距離を小さく設定することで、障害物との距離が十分詰まっていない状態で報知動作が生じる煩わしさ等を効果的に回避することができる。
以下、本発明の車両用後方撮影表示装置の一実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態たる車両用後方撮影表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。該車両用後方撮影表示装置1は、制御主体となるECU10を有する。ECU10は、CPU11、RAM12、ROM13、入出力部15、不揮発性メモリ16(例えばフラッシュメモリやEEPROM)をバスライン14にて相互に接続したものである。入出力部15には、後方撮影カメラ31、車室内カメラ32、描画LSI40ディスプレイ100及びタッチパネル101が接続されている。
さらに、入出力部15には、シフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサ34、障害物存在報知手段をなすクリアランスソナー36、車体後部の車幅方向左に存在する障害物までの距離を検知する左クリアランスセンサ37、同じく車幅方向右に存在する障害物までの距離を検知する右クリアランスセンサ38、及び車幅方向中央後方に存在する障害物までの距離を検知する中央クリアランスセンサ39が接続されている。図3に示すように、3つのクリアランスセンサ37,38,39は、いずれも車体の後部バンパに取り付けられている。また、入出力部15には、必要に応じて、前後移動可能なドライバーシートの前後方向に定められたドライバーシート基準位置からの変位を検出するドライバーシート位置検出部を接続することができる。
ROM13には、画像制御プログラム13aが搭載されている。この画像制御プログラム13aは、CPU11によりRAM12をワークメモリとして実行され、次の機能を実現する(図13A〜図13C、図14A、図14Bを参照)。
・画像合成出力手段:後方撮影カメラ31が撮影する後方画像202上に車両の車幅目印となる目印画像201を、該後方撮影カメラ31の撮影視野と一定の位置関係を充足するように合成し、シフトレバーがバック(「R」)に入っている場合に、これを後方確認用合成画像203としてディスプレイ100に出力する。
・目印画像合成位置変更設定手段:後方撮影カメラ31の撮影視野に対する目印画像201の相対合成位置を変更可能に設定する。
・目標物位置特定手段:車両を後退させる際の、該後退方向における予め定められた目標物PL,TLの画像を後方画像202上にて特定する。
・障害物位置特定手段:車両の後退先にて、該車両の車幅方向側方に存在する障害物TC,THの位置を特定する。
また、ROM13には、ソナー制御プログラム131aが搭載されている。このソナー制御プログラム131aも、CPU11によりRAM12をワークメモリとして実行され、各クリアランスセンサ37〜39を障害物検知手段とし(後方画像を用いた画像処理による障害物位置特定も併用可能である:この場合は、画像制御プログラム13aも障害物位置特定手段の機能実現に関与する)、クリアランスソナー36を障害物存在報知手段として、障害物検知手段による障害物までの検知距離が所定の閾値未満となった場合に、障害物存在報知手段を動作させる制御を司る。さらに、目印画像合成位置変更設定手段による目印画像合成位置の変更内容に応じて、障害物検知手段による障害物検知のための閾距離を変更する閾距離変更手段の機能も実現する。
図2に示すように、ディスプレイ100は、運転席4から視認可能な位置、本実施形態では車両のインストルメントパネル7中央のダッシュボード8に取り付けられている。このディスプレイ100は周知のカラー液晶表示器で構成され、図1描画LSI40とグラフィックメモリ40aによる描画処理に基づいて表示出力がなされる。また、本実施例のディスプレイ40には、入力部をなす周知のタッチパネル101が重ね配置されている。
図2及び図3に示すように、後方撮影カメラ31は周知のCCDカメラであり、車両のリア部に対しリアウィンドウ5bの上縁側に取り付けることができる。具体的には、車体ルーフ後方のリアウィンドウ5bの上方位置や、リアウィンドウ5bの上端部(この場合、車外側でも車内側でもいずれでもよい)に取り付けることができる。本実施例においては、図4Aに示すように、車体ルーフ後方にてリアウィンドウ5bの上方車外に後方撮影カメラ31が取り付けられ、車両後方視野を車幅方向の視野範囲A’(図3参照)及び車両天地方向の視野範囲B’(図4B参照)内の画像を撮影する。また、図2に示すように、車室内カメラ32もCCDカメラであり、車室内後方視野を運転席に着座するドライバーの顔画像が含まれるように撮影するもので、車両のフロントウィンドシールド5aの上端部車内側に取り付けられる。また、ドライバーが不在のとき、図5Aに示すように、車室内後方の画像を実後方車室内画像200として撮影する(図5Aでは、運転席の画像を省略して描いている)。
前述の画像制御プログラム13aは、図6のフローチャートに従い、実後方車室内画像200から目印画像を次のようにして作成する。まず図5Aのごとく実後方車室内画像200を撮影し(S1)、次いで、その実後方車室内画像200内のリアウィンドウSWとサイドウィンドウSWの画像を特定し、図5Bのごとく、リアウィンドウ外形線SGとサイドウィンドウ外形線SGとを抽出する(S2)。そして、実後方車室内画像200上の車体の車幅中央位置Oを基準に、車幅端位置を示す車幅ライン画像WLを合成し(S3:車幅をWとして、Oに関し左右にそれぞれW/2の位置)、目印画像201として不揮発性メモリ16に保存する(S4)。リアウィンドウ外形線SGとサイドウィンドウ外形線SGとを表示することで、両外形線RG,SGの間に位置する画像領域を、リアウィンドウの両縁をなすピラーの領域として容易に識別することができる。
なお、図5Cのごとく、ウィンドウ外形線RG,SGの内側領域と外側領域とで表示状態を互いに異ならせることも可能である。例えば、ウィンドウ外形線RG,SGの外側領域の明度を、内側領域の明度よりも小さく設定したり、ウィンドウ外形線RG,SGの内側領域と外側領域とで色調を互いに異ならせたりすることができる。これによると、後述の後方確認用合成画像にて、車室内を表す領域と車室外を表す領域とのコントラストが明確になるので、遠近感がよりつかみ易くなり、ひいては目標物や障害物と自車両との距離感が把握しやすくなる。
描画LSI40は、画像表示用ECU10から出力されたディスプレイ表示用の後方画像202と目印画像201とを重ね合成して、ディスプレイ100に出力する。後方確認用合成画像203は、図4Cに示すように、後方撮影カメラ31が撮影する原画像のうち、縦横の各視野範囲A’,B’内の部分に、ドライバー2が運転席側からリア方向視野にて車内を見たときの縦横の各視野範囲A,Bに属するように寸法調整された目印画像201を重ね合成したものである。目印画像201のウィンドウ外形線RG,SGは、運転席に着座するドライバーの目線位置に合わせ個々に視点変換された形で後方画像202に合成される。
図7は、その処理の流れを示すフローチャートである。S11では、ドライバーの顔画像を撮影し、S12にて、その取得した顔画像からドライバーの目位置を推定する(高さ方向目位置情報を得る)。続いてS13では、推定されたドライバーの高さ方向目位置の目位置座標系(ドライバー目位置視野座標系)と後方撮影カメラ31のカメラ座標系(後方撮影視野座標系)との変換関係を算出する。カメラ座標系を目位置座標系に変換する手法は三次元アフィン変換等により周知であり、後方撮影カメラ31のカメラ位置(x1、y1、z1)とカメラ座標系とが既知である場合、ドライバー目位置を一般化して(x2、y2、z2)とすると、カメラ位置(x1、y1、z1)とドライバー目位置(x2、y2、z2)とを用いた変換関係式として、目位置座標系とカメラ座標系との変換関係を容易に求めることができる。この変換関係式に、S12で検出された目位置の実位置座標(xm、ym、zm)を代入することで、変換関係を得ることができる。ただし、座標上のドライバーの平面位置を表示する(xm、ym)は不変に近く、定数として取り扱ってもよい。車両前後方向位置に関しては、運転席シートの前後のスライド位置で定められるので、図1に示すように、運転席にドライバーシート位置センサ(運転席位置センサ)35を設け、その検出値を用いて決定してもよい。
図7に戻り、S14では、不揮発性メモリ16に記憶されている、標準ドライバー目位置(x0、y0、z0)を設定して作成された標準外形線画像を読み出す。そして、S15にて、該標準ドライバー目位置によるウィンドウ外形線画像の標準目位置座標系(標準ドライバー目位置視野座標系)と、S13で推定されたドライバーの高さ方向目位置の目位置座標系(ドライバー目位置視野座標系)との変換関係を求める。S16では、上記で求めた変換関係(S13及びS15)を用いて、標準外形線画像を、ドライバー目位置から見た外形線画像に視点変換し、後方画像に最終的に合成するべき目印画像を得る。
次に、図8は、上記の目印画像の後方画像への合成位置を調整する処理の流れを示すフローチャートである。まず、S101でシフトレバーが「R」であるかを示し、「R」でなければ何もせずに処理を終了する。他方、「R」であればS102で後方画像を取得し、S103で目印画像を取得する。続いて、S104では、車両を後退させる際の、該後退方向における予め定められた目標物PLの画像を後方画像202上にて特定する処理となる(目標物位置特定手段)。
まず、図9Aに示すように、目標物が、駐車場にて個々の駐車スペースを車幅方向に区画するための駐車枠ラインPLである場合について説明する。S104では、後方画像202上にこの駐車枠ラインPLが存在するか否かを周知の画像処理により特定する。駐車場では、駐車枠ラインPLを目印に、定められた駐車スペースに駐車するのが普通であるが、自分の止めようとしている駐車スペースの駐車枠ラインPLに隣の駐車車両(隣接他車両TC)が近付き過ぎていたり、あるいはその駐車枠ラインPLを踏んで止まっていたりすることがある。この場合、駐車枠ラインPLを目印として型どおりに中央に駐車したのでは、自車両が隣接他車両TCに近付きすぎて、お互いに乗降を妨げたり、ドアをぶつけたりするなどのトラブル要因となる。従って、駐車枠ラインPLは目標位置として参照しつつも、隣接車両への過度の接近は回避できるよう、駐車ラインPLと車体とのクリアランス調整を行なう必要が生ずる。そこで、これを支援するために、S104にて駐車枠ラインPLが存在する場合はS105に進み、自車が駐車しようとする駐車スペースに隣接して駐車中の隣接他車両TCを障害物として判別する。
まず、S106では、現在位置の自車両に対し左右の障害物までの距離を特定し、乗降可能となるための最小のクリアランスCmin(例えば30cm)がそれぞれ確保されているか否かを判定する。この時点で、左右のクリアランスの合計が2Cmin未満なら、その駐車スペースへの駐車は不能と判定し、S116に進んで駐車不能報知(音声あるいは表示:「駐車できません」)を行なう。他方、左右のクリアランスの合計が2Cminを超えていればS107に進み、駐車枠ラインPL,PLの左右の内縁位置を画像処理により特定する。そして、その内縁位置から左右の障害物(隣接他車両TC)までの(以下、スペース外マージン距離という)d,dを特定する。
S109にて、上記スペース外マージン距離d,dが十分大きいとき(標準スペース外マージン距離d以上(例えば30cm):隣接他車両TCが存在しない場合を含む)は、隣接他車両TCを意識した駐車位置の修正は不要と判断し、図9Aに示すように、目印画像201の中心線Oが後方画像上にて車幅中心位置を示す基準位置Qに重なるように、目印画像201の後方画像に対する合成位置を設定し(以下、これを基準合成位置という)、S111で合成結果を表示する。リアウィンドウ外形線RG、左右のサイドウィンドウ外形線SG,SG及び左右の車幅ラインWL,WLは、実車体の車幅中心位置に対して左右対称に表れる。この目印画像201を頼りに、駐車枠ラインPL,PLと対応する車幅ラインWL,WLとの間隔が左右均等となるように後退運転することで、図9Bに示すごとく、自車両MCを駐車スペースの略中央にスムーズに導くことができる。このとき、自車両MCの左右に形成される、隣接他車両とのクリアランスも十分に確保することができる。
次に、S109にて、図10Aに示すごとく、左右のスペース外マージン距離d,dの少なくとも一方が、標準スペース外マージン距離d未満である場合は、S112に進む。図10Aでは、左側の隣接他車両TCが駐車枠ラインPLを踏んでイレギュラーに停車している事例を示しており、左側のスペース外マージン距離dが駐車枠ラインPLの幅(例えば10cm)の半分程度となっている(例えば5cm:なお、駐車枠ラインPLラインを超えて自車の駐車スペース側にまではみ出している場合は、スペース外マージン距離dは負値となる)。
ここで、目印画像201を図9Aのように基準合成位置に合成し、これを参照して駐車スペースの中央に自車両MCを後退駐車したときのことを考える。自車両の車幅端から対応する駐車枠ラインPLの内縁までの距離をスペース内マージン距離Cとすれば、駐車スペースの中央に自車両MCを駐車した場合の左右の標準スペース内マージン距離C0は、車幅をW、駐車枠ラインPLの内縁間距離(つまり、駐車スペース幅)をLとすれば、後方画像上にてC0=(L−W)/2にて算出できる(S107)。該標準スペース内マージン距離C0を20cmとすると、隣接他車両TCは対応するライン幅の半分(約5cm)しかスペース外マージン距離dを残していないから、そのままでは、左側クリアランスはd+C0=25cmと明らかに足りなくなり、お互いにドアの開閉及び乗降に支障を来たすことになる。この支障を来たさないための理想クリアランスをCe(例えば40cm)とする。
まず、S112では、左右のスペース外マージン距離d,dのうち、小さいほうをdとし、大きいほうをdとする。S113では、そのd側にも隣接他車両が存在するか否かを判定する。図10AのごとくNoの場合、図10Bのように目印画像201(ウィンドウ外形線画像RG,SG+車幅ライン画像WL)をΔC=Ce−(C0+ds)(すなわち、40−(20+5)=15cm)だけdの側にシフトして表示する(S114→S115→S111)。また、S113でd側に隣接他車両が存在する場合は、目印画像201を(d−d)/2だけdの側にシフトして表示する(S117→S115→S111)。
図10Bに示すように、目印画像201は、この状態では、後方画像上にて車幅中心位置を示す基準位置Qよりもdの側にΔCだけ、中心線Oを作為的にずらせた形で表示されている。ドライバーは、このずれた中心線Oを現実の車幅中心位置と考えて、ピラー位置や車幅ライン画像WLを目印に後退運転することになる。駐車スペースの入り口付近にて、基準位置Qが駐車スペースの中央に臨むよう自車両MCが位置していれば、ドライバーは、目印画像201を見る限り、(実際には駐車スペースの中央に位置しているにも拘わらず)d側の隣接他車両TCに自車両MCが寄っていると判断する。そして、図10Cに示すように、そのずれた目印画像201が画像上の駐車スペースの中央に位置決めされるよう、dの側に幅寄せしながら自車両を後退運転する。その結果、自車両MCのd側のクリアランスは、もとはd+C0(25cm)であったのがΔCだけ拡張し、理想クリアランスCe近い値が確保されることとなる。
ただし、目印画像201をシフトした結果、反対側(dの側)の車幅端位置が対応する反対側の駐車枠ラインPLにかかってしまう場合は、S116に進み駐車不能表示とする。これはり、駐車位置がイレギュラーな隣接他車両TCから自分が離して駐車した結果、反対側の駐車車両(あるいは、駐車しようとする車両)に迷惑をかけてしまうような場合は、無理な駐車は行なわないようにするのである。ただし、反対側の駐車枠ラインPLにかからないようにシフト量ΔCを縮小して目印画像201を合成するようにしてもよい。
次に、S104にて駐車枠ラインが後方画像上に存在しなかった場合はS118に進み、図11Aに示すごとく、目印画像200は、中心線Oが後方画像上にて基準位置Qに重なるように(つまり、中央位置に)後方画像に対し合成され表示される。図11Aは自車両を路側部に幅寄せ駐車する場合を示しており、路側部に隣接する障害物THとして、民家の塀(縁石、側溝、フェンス、ガードレール等のこともある)が画像上に現れている。ドライバーは、この障害物THを駐車目標物、つまり目標障害物として、その干渉限界位置SLに対し、適当なクリアランスが生ずるように後退しながら幅寄せ駐車することになる。
幅寄せ量を確認するための目印となるのは、ここでも目印画像200のピラー位置や車幅ラインWLであり、例えば車幅ラインWLと干渉限界位置SLとの距離が適正クリアランス量に対応した値となるようにハンドルを切りながら後退運転を行なう。縦列駐車のような幅寄せ量の大きい後退運転は苦手な人も多く、うまく運転操作できるクリアランス量が非常に限定されてしまっているケースがある(これは、幅寄せのブレーキ操作あるいはステアリングタイミングを、リアウィンドウから見えるポール位置で確認するなど、運転教習体験に起因したトラウマが原因になっていることも多い)。その結果、狭い道路での路上駐車など大きな幅寄せが要求される場合も、体感的に刷り込まれた適正クリアランス量Cが無意識のうちに再現されてしまい、幅寄せ量がどうしても足りなくなりがちである。そこで、幅寄せ量を無理に増やそうとすると今度は距離が詰まりすぎてしまい、結局やり直しを繰り返す悪循環に陥ったり、不幸にして目標障害物にぶつかったりしてしまうこともありえる。
そこで、これを支援するために、S119以下では、後退時における車両の該目標障害物THに対する幅寄せ距離を手動入力し、その入力された幅寄せ距離が大きくなるほど目印画像201が、その幅寄せ方向とは反対側に(つまり、該目標障害物THから離間するように)基準合成位置からシフトする処理を行なう。すなわち図11Aに示すように、画面上に幅寄せ入力の表示を行なう(S119)。具体的には、幅寄せの増加量とその方向の現在入力値を示す幅寄せ表示部210と、その入力値を変更するための変更入力部211とが表示されている(タッチパネル101を利用した周知のソフトボタン入力部である)。目標障害物THの存在方向に向け、変更入力部211の対応するボタン(図では左側)を操作することで、その向きに幅寄せ距離が増加する。例えば、「左に30cm」の入力内容であれば、図11Bに示すように、目印画像201は反対方向、つまり右方向に、該幅寄せの増分(30cm)に対応した距離だけシフト表示される(S120,S121)。
目印画像201は、この状態では、後方画像上にて車幅中心位置を示す基準位置Qよりも右側にΔCだけ、中心線Oを作為的にずらせた形で表示されることになる。ドライバーは、このずれた中心線Oを現実の車幅中心位置と考えてピラー位置や車幅ライン画像WLを目印に、楽に、かつ再現性よく達成できる適正クリアランス量C(例えば40cm)を目指して幅寄せすることに専念すればよい。これにより、ドライバーは40cmのクリアランス量を形成するように運転しているつもりであっても、右方向に30cmずれた目印画像201を参照していることにより、車体は自然と目標障害物THに向け30cmだけ詰めて幅寄せされることになる。すなわち、目標障害物THに対し10cmの距離まで詰めて駐車する運転操作を無意識のうちに行なうことが可能となる。
このとき、クリアランスソナー36(図1)が反応する閾距離は、目印画像201の合成位置が基準合成位置である場合には、上記適正クリアランス量Cに対応した距離(これは、周知のごとく、手動入力により変更設定可能である)に定めておく。そして、幅寄せ距離が入力された場合には、その幅寄せ方向に位置するクリアランスセンサ(例えば、図11Aの場合は左クリアランスセンサ37)の閾距離を幅寄せ距離に対応した値だけ小さくなるように変更する。これにより、通常であれば固定設定された閾距離を割り込んだところで反応するクリアランスソナー36が、入力された幅寄せ増加量に応じて、それが消化された時点で鳴り始めることになる。その結果、変更した幅寄せ量に対応した障害物への接近報知を適切に行なうことができるとともに、通常よりは大きく幅寄せすることがわかっているにも拘わらず、閾距離を割り込んだクリアランスソナー36を鳴らせ続けながら幅寄せしなければならない煩わしさからも解放される。
なお、本実施形態において、ディスプレイとして車両運転席のインパネ中央部に設置したナビゲーション用のディスプレイを適用したが、例えば車両運転席付近に設置される、後方を確認するためのルームミラー自体をディスプレイとし、これに後方確認用合成画像を表示させるようにしても勿論よい。また、本実施形態においては、後退方向あるいは駐車位置の微調整として説明したが、前方走行中の後方確認、車線変更時にも本発明を適用することができることは言うまでもない。
本発明の車両用後方撮影表示装置に係る電気的構成の一例を示すブロック図。 カメラ及びディスプレイの配置レイアウトの一例を示す斜視図。 同じく平面図。 後方撮影カメラの取付位置を説明する図。 後方撮影カメラの視野と、ドライバーが後ろを振り返ったときの視野との関係を示す説明図。 後方画像と目印画像との位置関係を示す説明図。 実後方車室内画像の説明図。 実後方車室内画像から抽出したリアウィンドウ外形線及びサイドウィンドウ外形線を用いた目印画像の第一例を示す図。 同じく第二例を示す図。 目印画像作成処理の流れを示すフローチャート。 外形線画像視点変換処理の流れを示すフローチャート。 目印画像表示調整処理の流れを示すフローチャート。 目印画像を標準合成位置とした場合の表示例を車両位置とともに示す説明図。 図9Aに続く説明図。 目印画像の合成位置を、隣接他車両位置に応じ自動変更する場合の表示例を車両位置とともに示す説明図。 図10Aに続く説明図。 図10Bに続く説明図。 目印画像の合成位置を、幅寄せ量の入力値に応じ手動変更する場合の表示例を車両位置とともに示す説明図。 図11Aに続く説明図。
符号の説明
1 車両用後方撮影表示装置
4 運転席
10 制御ECU(目印画像合成位置変更設定手段、目標物位置特定手段、障害物位置特定手段、閾距離変更手段)
31 後方撮影カメラ
32 車室内カメラ
36 クリアランスソナー(障害物存在報知手段)
37〜39 クリアランスセンサ(障害物位置特定手段、障害物検知手段)
40 描画LSI(画像合成出力手段)
100 ディスプレイ(画像合成出力手段)
101 タッチパネル(幅寄せ距離入力手段)
201 目印画像
202 後方画像
203 後方確認用合成画像
RG リアウィンドウ外形線画像
SG サイドウィンドウ外形線画像
WL 車幅ライン画像
PL 駐車枠ライン

Claims (14)

  1. 車両の運転席から視認可能な位置に設けられたディスプレイと、
    車両後端位置から車外後方視野を撮影する後方撮影カメラと、
    前記後方撮影カメラが撮影する後方画像上に前記車両の車幅目印となる目印画像を、該後方撮影カメラの撮影視野と一定の位置関係を充足するように合成し、前記車両の後方確認用合成画像として前記ディスプレイに出力する画像合成出力手段と、
    前記後方撮影カメラの撮影視野に対する前記目印画像の相対合成位置を変更可能に設定する目印画像合成位置変更設定手段と、
    を有することを特徴とする車両用後方撮影表示装置。
  2. 前記目印画像は、前記車幅方向におけるリアウィンドウの両縁をなすピラー位置を示す画像情報とされる請求項1記載の車両用後方撮影表示装置。
  3. 前記目印画像は、前記リアウィンドウの外形線画像を含む請求項2記載の車両用後方撮影表示装置。
  4. 前記目印画像は、前記リアウィンドウの前記車幅方向両縁に前記ピラーを介して隣接するサイドウィンドウの外形線画像を含む請求項3記載の車両用後方撮影表示装置。
  5. 前記目印画像は、前記車両の車室内運転席側に配設された車室内カメラにて、当該車両の車室内後方を撮影して得られる実後方車室内画像に基づいて作成されたものが使用される請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用後方撮影表示装置。
  6. 前記目印画像は車幅両端位置を示す車幅ライン画像を含む請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用後方撮影表示装置。
  7. 前記車両を後退させる際の、該後退方向における予め定められた目標物の画像を前記後方画像上にて特定する目標物位置特定手段を有し、
    前記目印画像合成位置変更設定手段は、前記後方画像上における前記目標物の画像位置を基準として、前記目印画像合成位置を変更・設定するものである請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用後方撮影表示装置。
  8. 前記目標物は、駐車場にて個々の駐車スペースを車幅方向に区画するための駐車枠ラインであり、
    前記目印画像合成位置変更設定手段は、前記車幅方向両側の駐車枠ライン間中央に前記車両が後退誘導可能となるように、前記目印画像合成位置を設定する請求項7記載の車両用後方撮影表示装置。
  9. 前記車両の後退先にて、該車両の車幅方向側方に存在する障害物の位置を特定する障害物位置特定手段を有し、
    前記目印画像合成位置変更設定手段は、前記障害物位置を基準として、前記目印画像合成位置を変更・設定するものである請求項7又は請求項8に記載の車両用後方撮影表示装置。
  10. 前記障害物は前記目標物に兼用された目標障害物であり、
    前記目印画像合成位置変更設定手段は、前記後退時における前記車両の該目標障害物に対する幅寄せ距離を入力する幅寄せ距離入力手段を有し、入力された距離にて前記車両を前記目標障害物に対し幅寄せしつつ後退誘導可能となるように、前記目印画像合成位置を変更・設定する請求項9記載の車両用後方撮影表示装置。
  11. 前記目印画像合成位置変更設定手段は、幅寄せ後における前記車両から前記目標障害物までの距離が小さくなるほど、前記目印画像が前記後方画像上にて該目標障害物から離間するように前記目印画像合成位置を変更・設定する請求項10記載の車両用後方撮影表示装置。
  12. 前記目標物は、駐車場にて個々の駐車スペースを車幅方向に区画するための駐車枠ラインであり、
    前記障害物は、自車が駐車しようとする駐車スペースに隣接して駐車中の隣接他車両であり、
    前記目印画像合成位置変更設定手段は、前記隣接他車両から対応する駐車枠ラインまでの距離が小さくなるほど、前記目印画像が前記後方画像上にて該隣接他車両に近付くように前記目印画像合成位置を変更・設定する請求項9記載の車両用後方撮影表示装置。
  13. 前記車両の後退時において、前記車両に対し車幅方向の予め定められた閾距離範囲内に障害物が存在するか否かを検知する障害物検知手段と、
    前記閾距離範囲内に障害物が存在する場合にこれを報知する障害物存在報知手段と、
    前記目印画像合成位置変更設定手段による前記目印画像合成位置の変更内容に応じて、前記障害物検知手段による前記障害物検知のための前記閾距離を変更する閾距離変更手段と、を有する請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の車両用後方撮影表示装置。
  14. 前記閾距離変更手段は、前記車幅方向に存在する障害物から遠ざかる向きに前記目印画像合成位置が変更された場合に、該目印画像合成位置の変更距離が大きくなるほど前記閾距離を小さく設定する請求項13記載の車両用後方撮影表示装置。
JP2007217291A 2007-08-23 2007-08-23 車両用後方撮影表示装置 Pending JP2009055098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007217291A JP2009055098A (ja) 2007-08-23 2007-08-23 車両用後方撮影表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007217291A JP2009055098A (ja) 2007-08-23 2007-08-23 車両用後方撮影表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009055098A true JP2009055098A (ja) 2009-03-12

Family

ID=40505803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007217291A Pending JP2009055098A (ja) 2007-08-23 2007-08-23 車両用後方撮影表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009055098A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116282A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Aisin Seiki Co Ltd 駐車位置調整装置
JP2014201255A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社デンソー 駐車支援装置、及び駐車支援方法
WO2015104860A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 アイシン精機株式会社 画像表示制御装置および画像表示システム
WO2019021524A1 (ja) * 2017-07-25 2019-01-31 株式会社Jvcケンウッド 表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法及び表示制御プログラム
US10268905B2 (en) 2014-10-29 2019-04-23 Denso Corporation Parking assistance apparatus
WO2020008598A1 (ja) * 2018-07-05 2020-01-09 三菱電機株式会社 自動運転制御装置、情報通信端末、自動運転制御システム、自動運転制御方法および駐車地点の指定方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116282A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Aisin Seiki Co Ltd 駐車位置調整装置
CN103079903A (zh) * 2010-11-30 2013-05-01 爱信精机株式会社 停车位置调整装置
JP2014201255A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社デンソー 駐車支援装置、及び駐車支援方法
WO2015104860A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 アイシン精機株式会社 画像表示制御装置および画像表示システム
JPWO2015104860A1 (ja) * 2014-01-10 2017-03-23 アイシン精機株式会社 画像表示制御装置および画像表示システム
US10475242B2 (en) 2014-01-10 2019-11-12 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Image display control device and image display system including image superimposition unit that superimposes a mirror image and a vehicle-body image
US10268905B2 (en) 2014-10-29 2019-04-23 Denso Corporation Parking assistance apparatus
WO2019021524A1 (ja) * 2017-07-25 2019-01-31 株式会社Jvcケンウッド 表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法及び表示制御プログラム
WO2020008598A1 (ja) * 2018-07-05 2020-01-09 三菱電機株式会社 自動運転制御装置、情報通信端末、自動運転制御システム、自動運転制御方法および駐車地点の指定方法
JPWO2020008598A1 (ja) * 2018-07-05 2021-01-07 三菱電機株式会社 自動運転制御装置、情報通信端末、自動運転制御システムおよび自動運転制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7076345B2 (en) Parking assist system
US10268905B2 (en) Parking assistance apparatus
US8421863B2 (en) In-vehicle image display device
JP5212748B2 (ja) 駐車支援装置
JP4853712B2 (ja) 駐車支援装置
EP1065642B1 (en) Vehicle drive assist system
JP5003946B2 (ja) 駐車支援装置
US6587760B2 (en) Motor vehicle parking support unit and method thereof
JP3372944B2 (ja) 監視システム
EP2583868A1 (en) Drive assist device
JP4904997B2 (ja) 駐車支援方法及び駐車支援装置
US20160350602A1 (en) Parking camera system and method of driving the same
EP1462342A2 (en) Parking assist apparatus and parking assist method for vehicle
JP2005223524A (ja) 車両周辺監視装置
EP1303140A1 (en) Monitoring system
TW200910278A (en) Parking assistance apparatus, vehicle-side apparatus of parking assistance apparatus, parking assist method, and parking assist program
JP2009055098A (ja) 車両用後方撮影表示装置
WO2012039234A1 (ja) 駐車支援装置
JP2003158736A (ja) 監視システム
JP2008004990A (ja) 車両用表示制御装置
KR101362326B1 (ko) 주차 정렬 기능을 갖는 차량 후방 카메라 시스템 및 이를 이용한 차량의 주차 지원 시스템
US20110133916A1 (en) Vehicular information notification system
JP5015718B2 (ja) 駐車支援装置
JP2002230698A (ja) 車両周囲画像表示方法及び車両周囲画像表示装置
JP7491194B2 (ja) 周辺画像生成装置、表示制御方法