JP2009053593A - カラーホイールユニット及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のフィルタ片から構成されるカラーホイールをホイールモータに確実に固定でき、更に、容易に組立及び分解をすることができるカラーホイールユニットと、当該カラーホイールユニットを内蔵するプロジェクタを提供すること。
【解決手段】 カラーホイールユニット230は、扇形形状であって色の異なるフィルタ片248の複数個を円盤状に配置したカラーホイール231と、円周外方に開口する凹部243を有し、ホイールモータ232のローター236と共に回転する円形板状のフランジ239と、リング状の押圧材240を有し、該押圧材240と前記カラーホイール231を、前記フランジ239の凹部243に挿入してカラーホイール231を固定しているものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、カラーホイールユニット及び当該カラーホイールユニットを内蔵するプロジェクタに関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ映像などをスクリーンに投影する画像投影装置としてビデオプロジェクタが多用されている。
このプロジェクタは、高輝度の光源が用いられ、メタルハイランドランプや超高圧水銀ランプなどの小型高輝度の放電ランプにリフレクタとしての凹面反射鏡を取り付けたランプユニットをプロジェクタの光源装置としてプロジェクタに組み込むことが多い。
そして、このランプユニットには、回転放物線状のリフレクタ又は回転楕円面状のリフレクタを用いたものが多く用いられ、リフレクタの楕円焦点に高輝度の放電ランプを設置し、前方及び後方に向けて射出された光をこの回転放物線又は回転楕円面のリフレクタで反射させ、ライトトンネルや導光ロッドに集光するものとしている。
そして、超高圧水銀ランプなどの高輝度の放電ランプを内蔵した光源装置からの光を、カラーホイールユニット内のフィルタを透過させることにより着色し、この着色した光を導光ロッド等に通過させた後、レンズやミラーにより一般的にはDMDと呼ばれるマイクロミラー表示素子に集光させ、この表示素子によりプロジェクタ装置の投影口に向けて反射させるオン状態の光の量によってスクリーン上にカラー画像を表示させるものである。
このようなプロジェクタのカラーホイールユニットは、赤色フィルタ、緑色フィルタ、青色フィルタ等を有するカラーホイールと、毎秒約120回などの回転速度でカラーホイールを回転させるホイールモータとから形成されている。このカラーホイールは中心部をホイールモータに接続し、ホイールモータの回転によって回転するものであるため、接続を強固なものとする必要がある。そこで、カラーホイールとホイールモータの接続に関して様々な提案がなされている。
例えば、特開2005−181957号公報(特許文献1)では、中心軸、第1結合部を備える第1支持部材、第1結合部と係合する第2結合部を備える第2支持部材、及び少なくとも1個のフィルタ片から成るカラーホイールより構成され、第1又は第2支持面上に設けられた突起部とカラーホイールの開孔とを係合させてから、第1支持部材の第1結合部と第2支持部材の第2結合部とを螺合させることで、カラーホイールを第1支持部材と第2支持部材とのあいだに挟み込んで緊合に固定する発明が提案されている。
この特許文献1の提案においては、カラーホイールの開孔と支持面上に設けられた突起部が係合することによりカラーホイールが空回りすることを防止でき、又、第1支持部材と第2支持部材の間で固定することで強固に固定することができる。
特開2005−181957号公報
前述したような従来の技術においては、組立作業における位置決めに手間がかかるといった組立性の問題点や、フィルタ片がガラスで形成されているため、強固に固定する場合に圧力を掛け過ぎると破損してしまうといった問題点があった。
又、ガラスで形成されたフィルタ片を金属等に接着固定する場合においては、接着剤の質量の加減を制御することが難しいため、接着作業に手間がかかり、又、接着剤の硬化に時間を要し、又、接着硬化した後では、接着されたフィルタ片の一部に汚れや傷があった場合、接着されたフィルタ片の全てを廃棄し、新しいフィルタ片を再度接着しなければならず、コスト増加となるといった組立分解性の問題点や、カラーホイールの高速回転中に接着剤が剥離してしまいフィルタ片が外れてしまうといった問題点があった。
そこで、本発明は、複数のフィルタ片から構成されるカラーホイールをホイールモータに確実に固定でき、更に、容易に組立及び分解をすることができるカラーホイールユニットと、当該カラーホイールユニットを内蔵するプロジェクタを提供することを目的としている。
本発明のカラーホイールユニットは、扇形形状であって色の異なるフィルタ片の複数個を円盤状に配置したカラーホイールと、円周外方に開口する凹部を有し、ホイールモータのローターと共に回転する円形板状のフランジと、リング状の押圧材を有し、該押圧材と前記カラーホイールを、前記フランジの凹部に挿入してカラーホイールを固定していることを特徴とする。
又、前記凹部は、該凹部底面から前記フランジの外方に向かって開口部を広げる斜面を有する押圧材固定部、及び前記凹部底面から前記フランジの外方に向かって前記ローターやフランジの回転軸と直交する垂直面を有するフランジ本体部を備えているものである。
そして、前記凹部に前記フィルタ片が嵌入装着され、更に前記押圧材が前記カラーホイールと前記フランジの押圧材固定部との間に押入され、前記カラーホイールを前記フランジのフランジ本体部と押圧材で狭持し固定しているものである。
又、リング状の押圧材は、連続環状又は一部に不連続部を有する環状とされるものである。
更に、前記カラーホイールの外周部分を覆って補強する補強用リングを具備することもある。
そして、前記フランジの押圧材固定部の周縁に装着される廂を具備することもある。
又、前記押圧材は、その一部に突出した突出部を複数有することもある。
そして、本発明のプロジェクタは、光源装置と、カラーホイールユニットと、光源側光学系と、表示素子と、投影側光学系と、冷却ファンと、ランプ電源回路やプロジェクタ制御手段とを備え、前記カラーホイールユニットは、前述したような特徴を有したカラーホイールユニットであることを特徴とする。
本発明によれば、複数のフィルタ片から構成されるカラーホイールをホイールモータに確実に固定でき、更に、容易に組立及び分解をすることができるカラーホイールユニットと、当該カラーホイールユニットを内蔵するプロジェクタを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態のプロジェクタ100は、光源装置210と、カラーホイールユニット230と、光源側光学系220と、表示素子229と、投影側光学系252と、冷却ファン190と、ランプ電源回路187やプロジェクタ制御手段181とを備えるものである。
そして、このカラーホイールユニット230は、中心側を円弧状に切り欠いた扇形切欠き部234を有した複数のフィルタ片248を周方向に並べて構成されるカラーホイール231と、モータ本体235とローター236とを有したホイールモータ232と、カラーホイール231をホイールモータ232に取付けるホイールモータ取付具233とを備え、ホイールモータ取付具233は、ローター236に嵌合固定されるフランジ239と、当該フランジ239との間でカラーホイール231を狭持する押圧材240とカラーホイール231の外周に装着される補強用リング241とを備えている。
このフランジ239は、円形板状であり、円周外方に開口する凹部243を有し、該凹部243は該凹部243の底面からフランジ239の外方に向かって開口部を広げる斜面を有する押圧材固定部244、及び凹部243の底面からフランジ239の外方に向かってローター236やフランジ239の回転軸と直交する垂直面を有するフランジ本体部242を備え、凹部243の開口幅は嵌入装着されるフィルタ片248の厚さよりも僅かに大きく且つ、斜面によりその開口幅が外周部で最大となるように形成されている。又、フランジ239の回転中心にはローター236が嵌合されるフランジ開口部250が形成されている。
そして、押圧材240はリング状であり、連続環状の所謂Oリングや一部に不連続部を有する所謂Cリングを用い、フランジ239の凹部243にフィルタ片248を嵌入装着した後、カラーホイール231の上面とフランジ239における押圧材固定部244の斜面の間に押入することで、カラーホイール231を押圧材240とフランジ239のフランジ本体部242で狭持し押圧固定している。
そして補強用リング241は、一部に不連続部249を有する略リング状で、内側に凹部を有して断面をコ字形とし、コ字の凹部である補強用リング嵌合部251をカラーホイール231の外周に嵌合させることで装着される。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明に係るプロジェクタは、プロジェクタ制御手段としてのマイクロコンピュータを内蔵し、図1に示すように、略直方体とされるケースの前面パネル120にはレンズカバー121を備えた投影口123を有し、ケースの上面パネル110には電源スイッチ111としてのキーや手動画質調整キー113、自動画質調整キー114、電源ランプインジケータ112、光源ランプインジケータ115、過熱インジケータ116などのキー及びインジケータ類、スピーカを内側に配置した拡声穴118や開閉蓋119を有し、図示しない背面パネルには電源コネクタやパーソナルコンピュータと接続するUSB端子、画像信号入力用のビデオ端子やミニD−サブ端子などの各種信号入力端子を有するプロジェクタ100である。
そして、上面の開閉蓋119の内部には、画質や画像の微調整及びプロジェクタ100の各種動作設定を行うサブキーを有し、ケースの左側面パネルには吸気口が、右側面パネル140には排気口145が設けられ、内部に冷却ファンを有するものである。
又、底面パネルの前方には突出量を調整可能とした前足部材170を有し、底面パネルの後方左右には固定式の後足部材175を有し、前足部材170の突出量を調整してプロジェクタ100の前方高さを変化させ、スクリーンの高さにあわせた画像の投影を可能としているものである。
そして、このプロジェクタ100の内部には、図2に示すように、超高圧水銀ランプなどの放電ランプ211を内蔵する光源装置210、及び、カラーホイール231を備えるカラーホイールユニット230や、光源側光学系220として導光ロッド224と、複数枚の光源側レンズ群226と1枚のミラー228を有するものである。
更に、ランプ電源回路187やプロジェクタ制御手段181を取り付けた回路基板180、及び、複数の画素を行方向及び列方向にマトリクス状に配列して入射した光の反射を制御することにより画像を形成する表示素子229、更に、表示素子229からの射出光をスクリーン等の投影面に投影する投影側光学系252である固定レンズ群253や可動レンズ群255を組み込んだものである。
カラーホイール231は、光学ガラスの表面に赤、緑、青色のフィルム層を蒸着して形成しているものであり、光源装置210からの射出光を順次着色するための扇形とされる複数のフィルタ片248を合わせて円盤状に形成したものである。
又、導光ロッド224は、光源装置210からの射出光の強度分布を均一にするためのものであり、光源側レンズ群226は導光ロッド224を透過した光を拡散させることなく表示素子229に照射するためのものである。
そして、この回路基板180には、マイクロコンピュータによるプロジェクタ制御手段181が設けられ、この制御手段181により、プロジェクタ内の各回路の動作制御を行い、電源スイッチ111がオン状態とされると光源装置210の放電ランプ211を点灯させると共に、冷却ファン190を放電ランプ211の出力や冷却ファン190のファン形状及び配置などに合わせた定格速度で駆動させ、左側面パネル150の吸気口155から外気を取り入れ、右側面パネル140の排気口145から内部の空気を排出しつつプロジェクタ100をスタンバイ状態とするものである。
そして、放電ランプ211の温度が所定温度に上昇して発光が安定すると、画像信号の入力による画像の投影を可能とするものであり、電源スイッチ111がオフ状態とされると放電ランプ211を消灯すると共に、タイマーにより数分間程度の所定時間だけ冷却ファン190の駆動を持続させてプロジェクタ100の内部を冷却した後に全ての動作を停止させる等の制御も行うものである。
そして、表示素子229は、入射光を着色する手段を備えていないものであり、本実施例では、一般にDMDと略称されるマイクロミラー表示素子(Digital Micromirror Device)を用いている。
このマイクロミラー表示素子は、その正面方向に対して一方向に傾いた入射方向から入射した光を、前記複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより正面方向のオン状態光線と斜め方向のオフ状態光線とに分けて反射することにより画像を形成するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射してオン状態光線とし、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜め方向に反射してオフ状態光線とすると共に、このオフ状態光線を吸光板で吸収し、正面方向への反射による明表示と、斜め方向への反射による暗表示とにより画像を形成するものである。
又、光源装置210は、内部に放電ランプ211を備え、内面が反射面とされる楕円球面形状のリフレクタと、このリフレクタの前方にリフレクタ前方の開口を塞ぐように防爆面が設置されるものであり、放電ランプ211はランプ電源回路187から電源を供給可能なように導線により接続され、放電ランプ211が発光するとリフレクタの反射面により反射して、光源装置210の前方に光を照射するものである。
そして、このカラーホイールユニット230は、図3に示すように、カラーホイール231と、ホイールモータ232と、カラーホイール231をホイールモータ232に取り付けるホイールモータ取付具233とから構成されている。
このカラーホイール231は、複数の扇形とされたフィルタ片248が周方向に並べて設けられた薄肉円盤形状であり、各フィルタ片248は有色又は白色とされ、中央部には後述するフランジ239の凹部243の直径に対応した扇形切欠き部234を有している。この扇形切欠き部234は、各フィルタ片248が設置されカラーホイール231を構成する際、フランジ239の凹部243の直径と略同一直径の円形開口を構成する。
又、ホイールモータ232は、モータ本体235と、モータ本体235の前方に露出されて回転するローター236とを有し、モータ固定部材237により、モータ取付板238に固定されているものである。
そして、ホイールモータ取付具233は、ローター236に嵌合固定されるフランジ239と、当該フランジ239と共にカラーホイール231を挟持し、押圧固定する押圧材240とカラーホイール231の外周に装着される補強用リング241とを備えている。
このフランジ239は、円形板状であり、円周外方に開口する凹部243を有し、該凹部243は、該凹部243の底面からフランジ239の外方に向かってローター236やフランジ239の回転軸と直交する垂直面と、開口部を広げるように回転軸に対して傾斜した斜面を有する押圧材固定部244、及び凹部243の底面からフランジ239の外方に向かって回転軸と直交する垂直面を有するフランジ本体部242を備え、凹部243の開口幅は嵌入装着されるフィルタ片248の厚さよりも僅かに大きく且つ、斜面によりその開口幅が外周部で最大となるように形成されている。又、フランジ239の回転中心にはローター236が嵌合されるフランジ開口部250が形成されている。
そして、押圧材240は所謂Oリングであり、ゴム等の弾性材により形成し、連続環状形状とするリング状で円形断面を有したものである。押圧材240は、フランジ239の凹部243にフィルタ片248を嵌入した後、カラーホイール231の上面とフランジ239における押圧材固定部244の斜面の間に押入することで、フランジ239における押圧材固定部244の斜面とカラーホイール231の上面によって圧縮され、弾性変形した状態でカラーホイール231を押圧材240とフランジ239のフランジ本体部242で狭持し押圧固定している。
尚、押圧材240は、当該押圧材240をカラーホイール231の上面とフランジ239における押圧材固定部244の斜面の間に押入する際、押圧材240がゴム等の弾性材であるため、押圧材240のリングの外周長さをフランジ239の外周長さよりも長くなるように引き伸ばした後、押圧材240の弾性戻り力により、フランジ239の凹部243へ挿入装着される。
そして補強用リング241は、ばね用ステンレス又はりん青銅等により形成し、一部に不連続部249を有する略リング状で、内側に凹部を形成するように断面をコ字形としている。補強用リング241は、該補強用リング241の不連続部249を開いて、コ字の凹部である補強用リング嵌合部251をカラーホイール231の外周に嵌合させ、不連続部249を閉じるように締め付けることによって装着される。
そして、カラーホイールユニット230は、ホイールモータ232のローター236にフランジ239を嵌合固定し、フランジ239の凹部243にフィルタ片248を嵌入装着し、押圧材240をカラーホイール231の上面とフランジ239における押圧材固定部244の斜面の間にカラーホイール231の回転軸方向に押入することで、カラーホイール231を押圧材240とフランジ239のフランジ本体部242で狭持した形状となり、更に補強用リング241がカラーホイール231の外周に嵌合装着されているものである。
そして、このカラーホイールユニット230は、図2に示すようにカラーホイール231の周方向の一部を光源装置210からの射出光の光路に介在させるようにプロジェクタ100の筐体に配置されるものである。
又、導光ロッド224は、カラーホイール231の射出側に入射面を対向させる位置として配置され、入射面から入射した光をロッド内周面の反射膜により反射しながら導いて射出面から均一な強度分布の光として射出するものである。
そして、光源側光学系220のミラー228は、光源装置210から射出され、導光ロッド224とカラーホイール231と光源側レンズ群226とを透過した光を、表示素子229に向けて反射することにより表示素子229にその正面方向に対して一方の方向に傾いた方向から光を投射するものである。
又、投影側光学系252は、固定レンズ群253を内蔵する固定鏡筒と、この固定鏡筒に係合され、回転操作により軸方向に進退移動可能とされる可動レンズ群255を内蔵する可動鏡筒とを備え、これらの鏡筒内に組み込まれた複数枚のレンズの組み合わせによりズームレンズを形成する投影側光学系252としているものである。
このように、このプロジェクタ100は、光源装置210から光を一方向に射出させ、カラーホイール231を毎秒約120回などの高速で回転駆動させることにより、光源装置210からカラーホイール231を介して順次着色して光源側光学系220に入射した光を導光ロッド224により強度分布を均一にして、光源側光学系220としてのレンズ群226及びミラー228により表示素子229に向けて投射することができるものである。
そして、電源投入時から所定時間が経過して光源装置210からの光が安定すると、カラーホイール231を透過することで着色された各色の光の投射周期に同期させて表示素子229に各色の単色画像データを順次書込み、表示素子229の正面方向に反射するオン状態光線により表示素子229に各色の単色画像を順次形成させ、表示素子229から順次射出する各色の単色画像光を、投影側光学系252のレンズ群253、255により拡大して投影面に投影するものであり、投影面に、各色の3色の単色画像が重なったフルカラー画像を表示するものである。
このように、カラーホイール231をホイールモータ232に固定するためのホイールモータ取付具233として、フランジ239や押圧材240を用い、カラーホイール231をフランジ239の外方に形成した凹部243に、押圧材240と共に挿入して狭持することにより、カラーホイール231に接着剤を塗布することなくホイールモータ232のローター236に固定することができると共に、構造がシンプルなことから容易に組立及び分解をすることができるため、組立及び分解作業時間を低減できる。又、従来接着硬化した後にフィルタ片248を交換する場合、一度接着したフィルタ片248を全て廃棄していたのに対して、汚れや傷のあるフィルタ片248のみを交換することができるため、部品の廃棄が少なくなり資源の有効活用が図れると共にコストの低減効果が期待できる。
そして、カラーホイール231の外周は補強用リング241で覆われているため、カラーホイール231の外周が剥き出しにならず、カラーホイール231が高速回転した場合においても、遠心力によりフィルタ片248が外れてしまうことをより確実に防止できる。
尚、補強用リング241をゴム等の弾性材により形成し、不連続部を有しないリング状のものとしても同様の効果を奏する。
又、押圧材240はフランジ239の押圧材固定部244とカラーホイール231によって圧縮され、弾性変形してカラーホイール231を固定しているため、カラーホイール231に加わる圧力を吸収することができ、カラーホイール231が破損することも防止できる。
尚、押圧材240には一部に不連続部を有する環状形状とする略リング状のばね用ステンレス又はりん青銅等により形成される所謂Cリングを用いてもよい。この場合、押圧材240の不連続部を一度開いてからカラーホイール231の上面とフランジ239における押圧材固定部244の斜面の間に押圧材240を締めこむことで装着できるため、前述した所謂Oリングの押圧材240と同様、容易に組立及び分解をすることができる。又、当該押圧材240は、ばね用ステンレス又はりん青銅等により形成されるため、前述したゴム等により形成される所謂Oリングの押圧材240に比べて対光性に優れており、後述する放電ランプ211から照射される紫外線により押圧材240が劣化するのを防止する廂を省くことができる。
又、押圧材240を各フィルタ片248の特定位置に接触させて押圧するために、押圧材240の一部を突出した形状とすることもある。
この押圧材240は、図4に示すように、カラーホイール231の特定位置245に合致した位置において、環状とした押圧材240の側面に突出した突出部254を形成しているものである。
この押圧材240を用いれば、カラーホイール231に加わる荷重の位置及び面積を制御することができるため、カラーホイール231をより確実に固定することができ、カラーホイール231の回転中に該カラーホイール231がホイールモータ232から外れることを防止できると共にカラーホイール231の破損を防止することができる。尚、押圧材240は前述した所謂OリングでもCリングでも同様の効果を奏する。
又、フランジ239には、押圧材固定部244の周縁に、廂247を設けることもある。
このカラーホイールユニット230は、放電ランプ211から照射される紫外線により、押圧材240が劣化するのを防止するため、図5に示すように挿入された押圧材240を覆うように押圧材固定部244の周縁246に装着される断面L字形のリングである廂247を備えている。
この廂247を用いれば、カラーホイール231を固定する押圧材240の劣化を防止でき、カラーホイール231の回転中に該カラーホイール231がホイールモータ232から外れることを長期に渡って防止できる。尚、廂247は押圧材240にゴム材から形成されるOリングなどの紫外線に比較的弱い材料を使用した場合において特に有効である。
又、複数個の押圧材240を用いて、カラーホイール231を固定する場合もある。
このカラーホイールユニット230は、図6に示すように押圧材240の断面が円である場合においてはリング直径及び断面直径、押圧材240の断面が図示しない矩形である場合においてはリング直径及び断面高さがそれぞれ異なる2種類の押圧材240をカラーホイール231の上面とフランジ239における押圧材固定部244の斜面の間へ、リング直径及び断面直径あるいは断面高さの小さい押圧材240を挿入した後、もう一つの押圧材240を挿入することによって、カラーホイール231を固定している。尚、本図において押圧材240は2個のみ図示しているが、2個以上の複数個の押圧材240を設置することもできる。
このように、複数個の押圧材240を用いれば、カラーホイール231と押圧材240の接触面積を調整することができ、カラーホイール231に加わる力を分散することができるため、カラーホイール231をより確実に固定することができ、カラーホイール231の回転中にカラーホイール231がホイールモータ232から外れることを防止できると共にカラーホイール231の破損を防止することができる。
又、押圧材240と各フィルタ片248の接触面の一部を接着剤で接着することもある。
接着剤は一部にしか用いないため、組立分解性に大きな影響を与えることなく、接着力の強化を図ることができるため、補強用リング241を省くことができる。
したがって、従来は組立及び交換作業に手間がかかる問題点や、カラーホイール231の高速回転中に接着剤が剥離してしまいフィルタ片248が外れてしまうといった問題点、そして強固に固定する場合に圧力を掛け過ぎると破損してしまうといった問題点があったが、これらにより、容易に組立及び分解をすることができるため、作業時間及びコストを低減することができると共に、カラーホイール231をホイールモータ232に確実に固定でき、カラーホイール231に加わる圧力を軽減し、カラーホイール231が破損することを防止できるカラーホイールユニット230及びプロジェクタ100を提供することができる。
尚、本発明は、以上の実施例の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
本発明の実施例に係るプロジェクタの斜視図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの上面を取り除いた簡略平面図。 本発明の実施例に係るホイールユニットを示す図。 本発明の実施例に係る突出部を有する押圧材とカラーホイールの斜視図。 本発明の実施例に係る廂を備えたホイールユニットを示す図。 本発明の実施例に係る2種類の押圧材を用いたホイールユニットを示す図。
符号の説明
100 プロジェクタ 110 上面パネル
111 電源スイッチ 112 電源ランプインジケータ
113 手動画質調整キー 114 自動画質調整キー
115 光源ランプインジケータ 116 過熱インジケータ
118 拡声穴 119 開閉蓋
120 前面パネル 121 レンズカバー
123 投影口 140 右側面パネル
145 排気口 150 左側面パネル
155 吸気口 170 前足部材
175 後足部材 180 回路基板
181 プロジェクタ制御手段 187 ランプ電源回路
190 冷却ファン 210 光源装置
211 放電ランプ 220 光源側光学系
224 導光ロッド 226 光源側レンズ群
228 ミラー 229 表示素子
230 カラーホイールユニット 231 カラーホイール
232 ホイールモータ 233 ホイールモータ取付具
234 扇形切欠き部 235 モータ本体
236 ローター 237 モータ固定部材
238 モータ取付板 239 フランジ
240 押圧材 241 補強用リング
242 フランジ本体部 243 凹部
244 押圧材固定部 245 特定位置
246 押圧材固定部周縁 247 廂
248 フィルタ片 249 不連続部
250 フランジ開口部 251 補強用リング嵌合部
252 投影側光学系 253 固定レンズ群
254 突出部 255 可動レンズ群

Claims (8)

  1. 扇形形状であって色の異なるフィルタ片の複数個を円盤状に配置したカラーホイールと、
    円周外方に開口する凹部を有し、ホイールモータのローターと共に回転する円形板状のフランジと、
    リング状の押圧材を有し、
    該押圧材と前記カラーホイールを、前記フランジの凹部に挿入してカラーホイールを固定していることを特徴とするカラーホイールユニット。
  2. 前記凹部は、該凹部底面から前記フランジの外方に向かって開口部を広げる斜面を有する押圧材固定部、及び前記凹部底面から前記フランジの外方に向かって前記ローターやフランジの回転軸と直交する垂直面を有するフランジ本体部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカラーホイールユニット。
  3. 前記凹部に前記フィルタ片が嵌入装着され、更に前記押圧材が前記カラーホイールと前記フランジの押圧材固定部との間に押入され、前記カラーホイールを前記フランジのフランジ本体部と押圧材で狭持し固定していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラーホイールユニット。
  4. リング状の押圧材は、連続環状又は一部に不連続部を有する環状とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のカラーホイールユニット。
  5. 前記カラーホイールの外周部分を覆って補強する補強用リングを具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のカラーホイールユニット。
  6. 前記フランジの押圧材固定部の周縁に装着される廂を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のカラーホイールユニット。
  7. 前記押圧材は、その一部に突出した突出部を複数有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載のカラーホイールユニット。
  8. 光源装置と、カラーホイールユニットと、光源側光学系と、表示素子と、投影側光学系と、冷却ファンと、ランプ電源回路やプロジェクタ制御手段とを備え、
    前記カラーホイールユニットは、請求項1乃至請求項7の何れかに記載の特徴を有したカラーホイールユニットであることを特徴とするプロジェクタ。
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