JP2009053509A - 真空貼り合わせ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 板状ワークを簡単な構造で仮止めする。
【解決手段】 保持板1の表面1a側に複数の小径凹部1bをシール材Cに沿って形成し、これら小径凹部1b内にシール硬化用光源2として発光ダイオードを設けることにより、保持板1にシール硬化用光源2が一体的に組み込まれ、これらシール硬化用光源2の発光ダイオードからシール材Cへ向け発光させることで、シール材Cが部分的に硬化されて両板状ワークA,Bが仮止めされる。
【選択図】 図1
【解決手段】 保持板1の表面1a側に複数の小径凹部1bをシール材Cに沿って形成し、これら小径凹部1b内にシール硬化用光源2として発光ダイオードを設けることにより、保持板1にシール硬化用光源2が一体的に組み込まれ、これらシール硬化用光源2の発光ダイオードからシール材Cへ向け発光させることで、シール材Cが部分的に硬化されて両板状ワークA,Bが仮止めされる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば液晶ディスプレー(LCD)やプラズマディスプレー(PDP)やフレキシブルディスプレイなどのフラットパネルディスプレーの製造過程において、CFガラスやTFTガラスなどのガラス製基板か又はPES(Poly-Ether-Sulphone)などのプラスチックフィルムなどからなる合成樹脂製基板などの板状ワークを着脱自在に保持して貼り合わせる真空貼り合わせ装置に関する。
詳しくは、対向する一対の保持板に対して夫々着脱自在に保持された二枚の板状ワークを、真空にしたチャンバ内で位置合わせし、シール材を介して貼り合わせ、該シール材を硬化させる真空貼り合わせ装置に関する。
詳しくは、対向する一対の保持板に対して夫々着脱自在に保持された二枚の板状ワークを、真空にしたチャンバ内で位置合わせし、シール材を介して貼り合わせ、該シール材を硬化させる真空貼り合わせ装置に関する。
従来、この種の真空貼り合わせ装置として、真空チャンバの上側容器に複数の導光管が加圧支持部により取着され、この真空チャンバ内の加圧板には挿通孔が上下方向に貫通して形成され、この挿通孔に挿通された各導光管を加圧支持部で上下方向に移動可能に支持し、これら導光管は真空チャンバ外に配置した光源と光ファイバを介して接続されており、上基板が吸着された加圧板を下降させ、下基板が搭載されたテーブルを水平移動して両基板の位置合わせを行い、次に加圧板を降下させて上基板がシール材及び液晶材料を介して下基板に貼り合わされ、その後、加圧支持部にて導光管を下降させ、該導光管の先端にて両基板間の間隔が所定間隔となるように該上基板を押圧しながら、上記光源にて発生した光が光ファイバを介して導光管の先端から照射されることにより、両基板間のシール材を部分的に硬化させ、両基板の仮止めを行って、貼り合せ基板の位置ずれとギャップ精度低下を抑えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし乍ら、このような従来の真空貼り合わせ装置では、真空チャンバ外のシール硬化用光源と光ファイバにて接続された各導光管を、真空チャンバの上側容器に対して夫々気密状でしかも上下動自在に貫通させるため、これら気密保持部の構造が複雑化して大型化し、製造コストのアップになるというという問題があった。
更に、真空チャンバ外のシール硬化用光源から光ファイバを介して上下動自在な導光管へ導光しているため、導光管の上下動により光ファイバが屈曲変形して切断され易くなり、取り扱いに注意を要するという問題もあった。
更に、真空チャンバ外のシール硬化用光源から光ファイバを介して上下動自在な導光管へ導光しているため、導光管の上下動により光ファイバが屈曲変形して切断され易くなり、取り扱いに注意を要するという問題もあった。
本発明のうち第一の発明は、板状ワークを簡単な構造で仮止めすることを目的としたものである。
第二の発明は、第一の発明の目的に加えて、発光ダイオードの発光に伴う発熱に起因する温度上昇を防止することを目的としたものである。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の目的に加えて、シール硬化用光源の照度を向上させることを目的としたものである。
第二の発明は、第一の発明の目的に加えて、発光ダイオードの発光に伴う発熱に起因する温度上昇を防止することを目的としたものである。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の目的に加えて、シール硬化用光源の照度を向上させることを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち第一の発明は、保持板の表面側に複数の小径凹部をシール材に沿って形成し、これら小径凹部内にシール硬化用光源として発光ダイオードを設けたことを特徴とするものである。
第二の発明は、第一の発明の構成に、前記保持板の台座プレートと、シール硬化用光源の発光ダイオードとを熱伝導可能に接触させて設けた構成を加えたことを特徴とする。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の構成に、前記シール硬化用光源の発光ダイオードの発光部の周囲に配置される小径凹部の内面を鏡面状に形成した構成を加えたことを特徴とする。
第二の発明は、第一の発明の構成に、前記保持板の台座プレートと、シール硬化用光源の発光ダイオードとを熱伝導可能に接触させて設けた構成を加えたことを特徴とする。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の構成に、前記シール硬化用光源の発光ダイオードの発光部の周囲に配置される小径凹部の内面を鏡面状に形成した構成を加えたことを特徴とする。
本発明のうち第一の発明は、保持板の表面側に複数の小径凹部をシール材に沿って形成し、これら小径凹部内にシール硬化用光源として発光ダイオードを設けることにより、保持板にシール硬化用光源が一体的に組み込まれ、これらシール硬化用光源の発光ダイオードからシール材へ向け照射させることで、シール材が部分的に硬化されて両板状ワークが仮止めされる。
従って、板状ワークを簡単な構造で仮止めすることができる。
その結果、真空チャンバ外のシール硬化用光源と光ファイバにて接続された導光管を、真空チャンバの上側容器に対し気密状でしかも上下動自在に貫通させる従来のものに比べ、気密保持部が必要な箇所を大幅に削減できると共に、発光ダイオードによってシール硬化用光源が小型化されるため、それらが配備される小径凹部の開口面積も極めて小さくすることができる。
それにより、板状ワークの厚さ寸法に比して小径凹部の孔径が小さいため、保持板の表面により平滑面に近い状態で板状ワークを押圧できるから、従来のもののように両基板間の間隔が所定間隔となるように導光管の先端にて基板を押圧しなくとも、両板状ワークの部分的なギャップ低下を抑えられ、導光部を上下動させる必要が無い分だけ装置全体の構造を簡素化できて製造コストの低減化が図れる。
更に、真空チャンバ外のシール硬化用光源から光ファイバを介して上下動自在な導光管へ導光している従来のものに比べ、光ファイバの切断や取り扱いに注意を要する必要がなくなり、製造及び保守点検が容易になる。
また、シール硬化用光源として発光ダイオード使用したので、省電力が図れると共に長期安定性を確保できる。
従って、板状ワークを簡単な構造で仮止めすることができる。
その結果、真空チャンバ外のシール硬化用光源と光ファイバにて接続された導光管を、真空チャンバの上側容器に対し気密状でしかも上下動自在に貫通させる従来のものに比べ、気密保持部が必要な箇所を大幅に削減できると共に、発光ダイオードによってシール硬化用光源が小型化されるため、それらが配備される小径凹部の開口面積も極めて小さくすることができる。
それにより、板状ワークの厚さ寸法に比して小径凹部の孔径が小さいため、保持板の表面により平滑面に近い状態で板状ワークを押圧できるから、従来のもののように両基板間の間隔が所定間隔となるように導光管の先端にて基板を押圧しなくとも、両板状ワークの部分的なギャップ低下を抑えられ、導光部を上下動させる必要が無い分だけ装置全体の構造を簡素化できて製造コストの低減化が図れる。
更に、真空チャンバ外のシール硬化用光源から光ファイバを介して上下動自在な導光管へ導光している従来のものに比べ、光ファイバの切断や取り扱いに注意を要する必要がなくなり、製造及び保守点検が容易になる。
また、シール硬化用光源として発光ダイオード使用したので、省電力が図れると共に長期安定性を確保できる。
第二の発明は、第一の発明の効果に加えて、保持板の台座プレートと、シール硬化用光源の発光ダイオードとを熱伝導可能に接触させて設けることにより、保持板の台座プレートが発光ダイオードの吸放熱材(ヒートシンク)として利用される。
従って、発光ダイオードの発光に伴う発熱に起因する温度上昇を防止することができる。
その結果、シール硬化用光源の発光ダイオードを長期に亘って安定使用できると共に、貼り合わせる板状ワークに発熱による悪影響を与える虞がない。
従って、発光ダイオードの発光に伴う発熱に起因する温度上昇を防止することができる。
その結果、シール硬化用光源の発光ダイオードを長期に亘って安定使用できると共に、貼り合わせる板状ワークに発熱による悪影響を与える虞がない。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の効果に加えて、シール硬化用光源の発光ダイオードの発光部の周囲に配置される小径凹部の内面を鏡面状に形成することにより、発光ダイオードの発光部からの拡散光が小径凹部の鏡面状内面で反射してシール材へ向け導光される。
従って、シール硬化用光源の照度を向上させることができる。
その結果、小型の発光ダイオードであってもシール材を硬化させるのに必要な照度が得られ、更に発光ダイオードをコンパクト化することができる。
従って、シール硬化用光源の照度を向上させることができる。
その結果、小型の発光ダイオードであってもシール材を硬化させるのに必要な照度が得られ、更に発光ダイオードをコンパクト化することができる。
本発明の真空貼り合わせ装置の実施形態は、図1に示す如く、板状ワークA,Bとして液晶ディスプレー(LCD)やプラズマディスプレー(PDP)やフレキシブルディスプレイのパネルに用いられるガラス基板を、静電吸着、粘着若しくは真空吸着又はそれらの組み合わせなどのワーク保持手段により、夫々着脱自在に保持して貼り合わせるものである。
この真空貼り合わせ装置は、開閉可能な閉空間であるチャンバSの内部に、例えば金属やセラミックスなどの剛体で撓み変形しない厚さの平板状に形成された定盤からなる上下一対の保持板1,1を配置し、これら上下保持板1,1の平行に対向する略平滑な表面1a,1aに、二枚の基板A,Bを夫々着脱自在に保持させ、それらを囲む上記チャンバS内が所定の真空度に達してから、基板A,B同士のXYθ方向(水平方向)への位置合わせと重ね合わせが順次行われると共に、両基板A,Bの間を所定のギャップまで潰して貼り合わせ工程が完了する。
詳しく説明すれば、これら上下保持板1,1の表面1a,1aには、例えば静電チャック、吸引チャック、粘着チャック又はそれらの組み合わせなどからなるワーク保持手段が配備され、これらワーク保持手段によって二枚の基板A,Bを夫々表面1a,1aと接触するように保持している。
このワーク保持状態で、上下保持板1,1のどちらか一方又は両方を、駆動手段(図示せず)によりXYθ方向へ相対的に調整移動させて、基板A,B同士の粗合わせ及び微合わせが順次行われる。
このワーク保持状態で、上下保持板1,1のどちらか一方又は両方を、駆動手段(図示せず)によりXYθ方向へ相対的に調整移動させて、基板A,B同士の粗合わせ及び微合わせが順次行われる。
その後、上述した基板A,B同士の重ね合わせ方法と両者間のギャップ形成方法の一例としては、上方の保持板1から上基板Aを強制的に剥離して、下基板B上に塗布した環状のシール材Cへ瞬間的に圧着することにより、両者間に液晶を封止して重ね合わせ、その後、チャンバS内の雰囲気を大気圧に戻すことにより、これら封止された両基板A,Bの内外に生じる気圧差で、両基板A,Bの間が所定のギャップまで加圧されるようにする。
また、上記ギャップ形成方法の他の例としては、基板A,Bが保持されたまま上下保持板1,1のどちらか一方又は両方をZ方向(上下方向)へ相対的に接近移動させることにより、両者間に環状のシール材Cで液晶を封止して重ね合わせ、その後、そのまま更に接近移動させて加圧することで、これら封止された両基板A,Bの間が所定のギャップになるまで押圧されるようにすることも可能である。
その後、このような両基板A,Bの貼り合わせ工程が完了した後は、上下保持板1,1のどちらか一方又は両方を昇降手段(図示せず)でZ方向へ相対的に離隔する方向へ移動させてから、それら表面1a,1aのどちらか一方から基板A,Bを剥離してチャンバSの外へ搬出可能にしている。
そして、本発明の真空貼り合わせ装置の実施形態では、前述した上下保持板1,1の表面側のどちらか一方又は両方に、複数の小径凹部1bを、環状に塗布されたシール材Cの配置位置と対向するようにそれに沿って適宜間隔毎に形成し、これら小径凹部1b内に該シール材Cを硬化させる光源2として発光ダイオードを夫々設けている。
各シール硬化用光源2の発光ダイオードは、例えば紫外線発光LED素子などからなり、このLED素子の具体例としては、その発光部2aの表面に必要に応じてカバーレンズ2bが固着され、該発光部2aからのリード線2cが、チャンバSの内外を仕切る隔壁Wを気密状に貫通してLED駆動電源2dに連通し、このLED駆動電源2dからチャンバS内の発光部2aへ通電している。
更に、各発光ダイオードの発光部2aの周囲に配置される小径凹部1bの内面は、鏡面状に形成して、この発光部2aからの拡散光が該鏡面状内面で反射してシール材Cへ向け導光されるようにすることが好ましい。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1に示す如く、上方保持板1のみが昇降手段でZ方向へ往復動自在に支持されると共に、下方保持板1のみが駆動手段でXYθ方向へ移動自在に支持され、この下方保持板1の表面側のみに複数の小径凹部1bを形成してシール硬化用光源2の発光ダイオードを夫々内装し、これら発光ダイオードの発光部2aから例えば紫外線などのシール硬化用光線を、貼り合わされた基板A,B間のシール材Cへ向け照射することで、該シール材Cが部分的に硬化して両基板A,Bの仮止めが行われる場合を示している。
図示例では、少なくとも下方保持板1の表面1aに、前記ワーク保持手段として例えばポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などの弾性変形可能な絶縁性有機材料で膜状に形成された静電チャックを設けており、この膜状の静電チャック1aと、その裏面全体に沿って設けた台座プレート1cとに亘って、各小径凹部1bを夫々形成し、該静電チャックが圧縮変形しても接触しない深さ位置(表面1aから約200μm以上離れた位置)に、シール硬化用光源2の発光ダイオードを配置している。
上記台座プレート1cは、例えばアルミニウムなどの金属やそれ以外の導電材料で形成され、この台座プレート1c及び膜状の静電チャック1aに亘って貫通孔3を開穿し、その裏面側開口からシール硬化用光源ユニット4を差し込み、これら両者を組み付けて一体化することが好ましい。
このシール硬化用光源ユニット4は、上記シール硬化用光源2の発光ダイオードを配置するための取り付け部4aと、この発光ダイオードの発光部2a及びカバーレンズ2bの周囲に配置される反射部4bと、これら取り付け部4a及び反射部4bを上記貫通孔3内の適正位置に配備するための位置決め部4cとからなり、これらを図示例のように別個に形成して一体的に連結するか、又はこれらを一体形成する。
上記発光ダイオードの取り付け部4aは、台座プレート1cと熱伝導可能に接触させて設けることが好ましく、上記反射部4bは、その内側が例えば電解研磨などで鏡面状に形成された円筒体とすることが好ましい。
更に、上記位置決め部4cの好ましい例としては、図示せる如く、その他の取り付け部4a及び反射部4bよりも大径に形成すると共に、この大径部と嵌め合う段部1dを上記台座プレート1cに形成し、上記貫通孔3の裏面側開口からシール硬化用光源ユニット4を差し込んで、これら位置決め部4cの大径部と台座プレート1cの段部1dとを嵌合させることにより、発光ダイオードの発光部2a及びカバーレンズ2bが、上記小径凹部1b内の所定位置に配置されるようにする。
更に、上記位置決め部4cの好ましい例としては、図示せる如く、その他の取り付け部4a及び反射部4bよりも大径に形成すると共に、この大径部と嵌め合う段部1dを上記台座プレート1cに形成し、上記貫通孔3の裏面側開口からシール硬化用光源ユニット4を差し込んで、これら位置決め部4cの大径部と台座プレート1cの段部1dとを嵌合させることにより、発光ダイオードの発光部2a及びカバーレンズ2bが、上記小径凹部1b内の所定位置に配置されるようにする。
次に、斯かる真空貼り合わせ装置の作用効果について説明する。
先ず、図1に示す如く、チャンバS内が真空状態で、上下保持板1,1の表面1a,1aに対し、膜状の静電チャックで上下基板A,Bを保持したまま、上方保持板1を昇降手段でZ方向へ下降させながら下方保持板1をXYθ方向へ調整移動して、基板A,B同士の位置合わせと重ね合わせが順次行われると共に、両基板A,Bの間を所定のギャップまで潰して貼り合わせ工程が行われる。
先ず、図1に示す如く、チャンバS内が真空状態で、上下保持板1,1の表面1a,1aに対し、膜状の静電チャックで上下基板A,Bを保持したまま、上方保持板1を昇降手段でZ方向へ下降させながら下方保持板1をXYθ方向へ調整移動して、基板A,B同士の位置合わせと重ね合わせが順次行われると共に、両基板A,Bの間を所定のギャップまで潰して貼り合わせ工程が行われる。
この貼り合わせ工程が完了した後は、チャンバS外のLED駆動電源2dから、下方保持板1の小径凹部1bに夫々内装された発光ダイオードへ夫々通電することで、これら発光ダイオードの発光部2aからシール硬化用光線が、基板A,B間のシール材Cへ向けて夫々照射される。
それにより、この環状シール材Cの一部が部分的に硬化して両基板A,Bが仮止めされる。
それにより、この環状シール材Cの一部が部分的に硬化して両基板A,Bが仮止めされる。
この際、各発光ダイオードの取り付け部4aを、下方保持板1の導電材料からなる台座プレート1cと熱伝導可能に接触させて設けたので、これら発光ダイオードの点灯時に発熱しても、台座プレート1cの全体が吸放熱材(ヒートシンク)として利用され、シール硬化用光源2である発光ダイオードの温度上昇が防止される。
更に、上記発光ダイオードの発光部2a及びカバーレンズ2bの周囲に配置される反射部4bの内面を鏡面状に形成すれば、発光ダイオードの発光部2aからの拡散光が反射部4bの鏡面状内面で反射してシール材Cへ向け導光されるため、シール硬化用光源2の照度が向上して、シール硬化用光源ユニット4の小型化も図れる。
また、両基板A,B同士の重ね合わせ時には上方保持板1を昇降手段でZ方向へ往復動させ、両基板A,B同士の位置合わせ時には下方保持板1をXYθ方向へ調整移動させると、重ね合わせ時の往復移動量に比べて位置合わせ時の調整移動量は遙かに小さいため、この下方保持板1のみにシール硬化用光源2の発光ダイオードを内装することが好ましい。
それにより、LED駆動電源2dと連絡するリード線2cに、移動に伴う負荷が掛かり難くなり、その分だけ、真空なチャンバSの内外を仕切る隔壁Wに対する気密保持部の構造を簡素化できる。
それにより、LED駆動電源2dと連絡するリード線2cに、移動に伴う負荷が掛かり難くなり、その分だけ、真空なチャンバSの内外を仕切る隔壁Wに対する気密保持部の構造を簡素化できる。
尚、本発明の真空貼り合わせ装置が、板状ワークA,Bとして液晶ディスプレーやプラズマディスプレーやフレキシブルディスプレイのパネルに用いられるガラス基板を、静電吸着や粘着又は真空吸着か或いはそれらの組み合わせなどのワーク保持手段により夫々着脱自在に保持して貼り合わせる場合を示したが、これに限定されず、板状ワークA,Bが例えばPESなどのプラスチックフィルムなどからなる合成樹脂製基板であっても良い。
この場合でも、上述した真空貼り合わせ方法及び真空貼り合わせ装置と同じ作用効果が得られる。
この場合でも、上述した真空貼り合わせ方法及び真空貼り合わせ装置と同じ作用効果が得られる。
更に前示実施例では、両基板A,B同士の位置合わせ時にXYθ方向へ調整移動する下方保持板1の表面側のみに複数の小径凹部1bを形成してシール硬化用光源2の発光ダイオードを夫々内装し、これら発光ダイオードの発光部2aから基板A,B間のシール材Cへ向け照射して仮止めされる場合を示したが、これに限定されず、図示せぬが上方保持板1の表面側に、複数の小径凹部1bを形成してシール硬化用光源2の発光ダイオードを夫々内装して基板A,B間のシール材Cを硬化させても良い。
また、本実施例では仮止めの場合を示したが、両基板A,Bの仮止め以外に使用しても良い。
また、本実施例では仮止めの場合を示したが、両基板A,Bの仮止め以外に使用しても良い。
A 板状ワーク(上基板) B 板状ワーク(下基板)
C シール材 S チャンバ
1 保持板(上方保持板、下方保持板) 1a 表面
1b 小径凹部 1c 台座プレート
2 シール硬化用光源 2a 発光部
C シール材 S チャンバ
1 保持板(上方保持板、下方保持板) 1a 表面
1b 小径凹部 1c 台座プレート
2 シール硬化用光源 2a 発光部
Claims (3)
- 対向する一対の保持板(1)に保持された二枚の板状ワーク(A,B)を、真空にしたチャンバ(S)内で位置合わせし、シール材(C)を介して貼り合わせ、該シール材(C)を硬化させる真空貼り合わせ装置において、
前記保持板(1)の表面(1a)側に複数の小径凹部(1b)をシール材(C)に沿って形成し、これら小径凹部(1b)内にシール硬化用光源(2)として発光ダイオードを設けたことを特徴とする真空貼り合わせ装置。 - 前記保持板(1)の台座プレート(1c)と、シール硬化用光源(2)の発光ダイオードとを熱伝導可能に接触させて設けた請求項1記載の真空貼り合わせ装置。
- 前記シール硬化用光源(2)の発光ダイオードの発光部(2a)の周囲に配置される小径凹部(1b)の内面を鏡面状に形成した請求項1または2記載の真空貼り合わせ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007221029A JP2009053509A (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 真空貼り合わせ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014063101A (ja) * | 2012-09-24 | 2014-04-10 | Toshiba Corp | 表示装置の製造装置、及び、表示装置の製造方法 |
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2007
- 2007-08-28 JP JP2007221029A patent/JP2009053509A/ja active Pending
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Legal Events
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