JP2009048779A - 電線接続用c型スリーブ - Google Patents

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修 大谷
Seiiku Motomura
清郁 元村
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Abstract

【課題】1つの分岐箇所において幹線から複数の支線を簡易かつ確実に分岐させることができる電線接続用C型スリーブを提供する。
【解決手段】電線接続用C型スリーブ1は、大径の幹線と小径の2つ支線とを軸方向に並列に収納可能な内径を有し、内側面4には、2つ支線の径に合致する断面形状を有する2つの凹溝5a,5bが形成されている。側壁2は、凹溝5a,5bを設けた部分が他よりも肉厚となるように形成されている。また、小さい方の凹溝5bを使用しない場合は、その凹溝5bを塞ぐ凸部を有するスペーサと組み合わせて用いられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線同士を接続するためのスリーブであって、特に、断面C字形の電線接続用C型スリーブに関する。
電線接続用C型スリーブとしては、大径の幹線と小径の支線をスリーブ内に収納し、これを圧縮固定装置で圧縮することにより締め付けて、幹線と支線とを電気的に接続して保持させるものが知られている。
かかる電線接続用C型スリーブは、例えば、柱上に架空配電された低圧配電線から地上側に引き下ろされた低圧引下線からなる幹線と、個々の住宅等の配電盤と繋がった引込線からなる支線とを電気的に接続し、低圧引下線から引込線を分岐させる分岐箇所を形成する。この場合、C型スリーブ1つに付き1本の引込線の分岐が行われ、分岐箇所毎に1ケ所ずつ絶縁処理を行う必要がある。
本願出願人は、先に、複数の引込線の分岐を簡便に行うために、予め幹線の芯線部分と支線の芯線部分を束ねて圧縮部を構成した引込分岐端子に係る発明を特許出願している(特許文献1参照)。
特開2002−101537号公報
しかしながら、従来の電線接続用C型スリーブを用いる限り、引込線の数だけ分岐箇所が必要となる。すなわち、分岐箇所だけC型スリーブや引込線分岐端子が必要となる。特に、建築工事用の臨時引込線を低圧引下線から分岐させる場合等には、かかる臨時引込線を引くためにのみ分岐箇所を設ける必要が生じて煩雑である。
そこで、分岐箇所を減少させるために、1つの分岐箇所で複数の引込線を分岐させることも考えられるが、図6(a)に示すように、C型スリーブ100内に幹線Xと複数の支線Y1,Y2が収納された状態でスリーブ100を圧縮すると、図6(b)に示すように、幹線X及び支線Yとスリーブ100との間に間隙Z1,Z2,Z3が生じ得る。かかる間隙Zは、電線の劣化の原因となり得るものであり、かつ電線同士の接触不良を防止する観点から、接続の際にスリーブ内にコンパウンドを導入するなどして間隙を塞ぐ等の処置が別途必要となる。
上記事情に鑑み、本発明は、1つの分岐箇所において幹線から複数の支線を簡易かつ確実に分岐させることができる電線接続用C型スリーブを提供することを目的とする。
本発明は、径が異なる少なくとも2本の電線を軸方向に並列に収納可能な内径を有する断面C字形のC型スリーブであって、前記電線のうち径が小さい電線の径に合致する断面形状を有する複数の凹溝を内側面に形成したことを特徴とする。
本発明の電線接続用C型スリーブによれば、該スリーブに収納された電線のうち径の小さな支線に対応した複数の凹溝が内側面に形成されている。そのため、スリーブ内に大径の幹線と複数の支線を収納した際に、該支線が凹溝部分に収まる。この状態で、該スリーブを圧縮すると、幹線及び支線とスリーブとの間には間隙が生じ難い。
すなわち、支線が凹溝に納められている場合には、圧縮前の状態で、幹線及び支線とスリーブとの間の間隙は小さい。この状態からスリーブを圧縮することで、スリーブと幹線と支線とがそれぞれ潰されて互いの間を埋めるように変形し、幹線及び支線とスリーブとを隙間なく一体化させることができる。これにより、間隙を塞ぐ処置等も不要となり、1つの分岐箇所において、幹線から複数の支線を簡易かつ確実に分岐させることができる。
前記凹溝は、2つ設けられ、前記内側面に所定の間隔を隔てて平行に形成されていることが好ましい。3以上の支線を幹線から分岐させる場合には、支線の径の大きさによって、凹溝の支線を収めても、幹線及び支線とスリーブとの間の間隙が大きくなる。そのため、より確実に幹線と支線とを電気的に接続するためには、凹溝は2つであることが好ましい。
また、凹溝の間隔を平行にしておくことで、スリーブに収納された幹線と凹溝に納められた支線との間隔を一定に保つことで、スリーブを圧縮させた際に、圧縮斑等が生じることを防止してより確実に幹線と支線とを電気的に接続することができる。
また、前記凹溝が形成されて成る部分が肉厚となっていることが好ましい。凹溝が設けられている部分は、該溝の深さだけ、側壁の厚さが肉薄となる。そのため、凹溝が形成されている部分を肉厚とすることで、スリーブを圧縮した際に一定の強度を保つことができる。
さらに、本発明の電線接続用C型スリーブにおいて、前記凹溝の1つ又は全部に当接する凸部を有するスペーサを内包するようにしてもよい。例えば、凹溝の数より少ない小径の電線を接続する場合には、電線を収納しない凹溝部分に空間が生じてしまう。そこで、当該C型スリーブを、電線を収納しない凹溝を埋める凸部を有するスペーサと組み合わせて使うことで、1つのスリーブで様々な支線の数に対応して用いることができると共に、この場合にも簡易かつ確実に幹線から複数の支線を分岐させることができる。
以下で説明する実施形態の電線接続用C型スリーブは、大径の幹線と、該幹線から分岐させる小径の支線とを収納し、圧縮固定装置で圧縮することにより締め付けて、幹線と支線とを電気的に接続して保持させるものである。
図1に示すように、本実施形態の電線接続用C型スリーブ1は、円筒形の側壁2の一部を軸方向に切り欠いた切欠部3を有し、この切欠部3から接続する電線を内部に挿通可能となっている。
側壁2の内側面4には、支線である引込線の径に合致する断面形状を有する複数の凹溝5が所定の間隔を隔てて平行に形成されている。具体的に、本実施形態における凹溝5は、一般的に引込線として用いられる14sq(平方 mm)の電線の断面形状に対応した半円形の凹溝5aと、建築工事用の臨時引込線に対応した直径が3.2mm又は2.6mmの半円形の凹溝5bとが形成されている。2つの凹溝5a,5b間の距離は、後述するように、幹線及び支線を収納してC型スリーブ1を圧縮した際に、凹溝5a,5bの側壁部分が、幹線と2つの支線とC型スリーブ1との間に生じる空間を埋めることが可能な間隔以上に設計される(図4参照)。
また、側壁2は、図2に断面図で示すように、2つの凹溝5a,5bを設けた部分が肉厚に形成されており、大きい方の凹溝5aの底部から側壁の外側面までの厚さが、側壁2の厚さと同等となるように設計されている。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の電線接続用C型スリーブ1の使用方法について説明する。
図3に示すように、電線接続用C型スリーブ1は、架空配電された低圧配電線から分岐して地上側に引き下ろされた低圧引下線Xを幹線として、低圧引下線Xから個々の住宅等と繋がった支線としての一般的な引込線Y1と建築工事用の臨時引込線Y2を分岐させるために使用される。
詳細には、C型スリーブ1を用いて低圧引下線Xから引込線Y1,Y2を分岐させる配電作業を行う作業者は、まず、引込線Y1,Y2の端部の被覆をC型スリーブ1の長さに相当するだけ剥いでその芯線部分を露出させ、図4(a)に示すように、芯線部分を切欠部3からC型スリーブ1内に挿通させる。挿入した引込線Y1,Y2の芯線部分は、それぞれの径に対応した凹溝5a,5bに配置される。
次いで、作業者は、低圧引下線Xの被覆をC型スリーブ1の長さに相当するだけ剥いでその芯線部分を露出させ、切欠部3を介してその芯線部分をC型スリーブ1内に挿通させる。
この状態で、作業者は図示しない圧縮工具や圧縮固定装置等を用いて、電線接続用C型スリーブ1の外側面から周方向内方向に向かって外力を作用させ、C型スリーブ1全体を圧縮変形させる。
これにより、図4(b)に示すように、C型スリーブ1の切欠部3の向かい合う端面が互いに接近して切欠部3を塞ぐように結合すると共に、低圧引下線Xに対して、引込線Y1,Y2及びC型スリーブ1の側壁2が押し付けられて、低圧引下線Xと引込線Y1,Y2とがC型スリーブ1内に隙間なく配置される。
すなわち、圧縮により、C型スリーブ1と低圧引下線Xと引込線Y1,Y2とがそれぞれ潰されて互いの間を埋めるように変形する際に、引込線Y1,Y2が所定の間隔を隔てて凹溝5a,5bに配置しておくことで、これらC型スリーブ1と低圧引下線Xと引込線Y1,Y2との間の空間を確実に埋めて一体化させることができる。
また、側壁2は、凹溝5a,5bが形成された部分が肉厚となっていることから、C型スリーブ1を圧縮変形させた際に、凹溝5a,5bに亀裂等が生じることなく、溝がない場合と同様の強度を保つことができる。
このように、本実施形態の電線接続用C型スリーブによれば、複数の引込線Y1,Y2を低圧引下線Xから簡易かつ確実に分岐させることができる。また、接続の際にスリーブ1内にコンパウンドを導入することにより間隙を塞ぐ等の処置も不要である。
例えば、本実施形態では、低圧引下線Xから、一般的な引込線Y1と建築工事用の臨時引込線Y2を分岐させることで、住宅等の建築工事中は、臨時引込線Y2を使用することができる。さらに、工事終了後は、臨時引込線Y2をその分岐部近くで切断して絶縁処理を行うと共に、引込線Y1により完成した住宅に配電を行うことができる。これにより、引込線Y1と臨時引込線Y2を1つのC型スリーブを用いて一括して圧縮し、それぞれ分岐させることができるため、分岐箇所を減らしてC型スリーブ等の材料費と分岐作業とを大幅に低減させることができる。
尚、本実施形態では、凹溝5a,5bにそれぞれ引込線Y1,Y2を配置しているが、C型スリーブ1を用いて、引込線Y1のみを低圧引下線Xから分岐させる場合には、図5に示すようにスペーサ6を用いればよい。スペーサ6は、C型スリーブ1と長さが同等で、C型スリーブ1内に内包可能であり、大きい方の凹溝5aに対応した位置を窪ませた溝部6と、小さい方の凹溝5bに当接する凸部6bとを備える。これにより、使用しない凹溝5bをスペーサ6の凸部6bで塞ぐことができ、C型スリーブ1を圧縮変形させた際に、使用しない凹溝部分に間隙が生じることを防止することができる。
また、本実施形態の例では、凹溝を2つ設けて、低圧引下線から2つの引込線を分岐させているが、これに限定されるものではなく、形状の異なる凹溝を3以上設けて各凹溝から引込線を分岐させるようにしてもよい。また、その場合に、使用しない凹溝がある場合には、その使用しない凹溝を塞ぐ凸部を有するスペーサを噛ませることで、前述のように、凹溝部分に間隙が生じることもない。これにより、1つのC型スリーブで形状の異なる複数の引込線に対応することができる。
実施形態の電線接続用C型スリーブを示す斜視図。 図1の電線接続用C型スリーブの断面図。 実施形態の電線接続用C型スリーブの使用例を示す図。 実施形態の電線接続用C型スリーブによって電線を接続する方法を示す説明図。 図1の電線接続用C型スリーブにスペーサを内包した状態を示す図。 従来の電線接続用C型スリーブの使用状態を示す図。
符号の説明
1…電線接続用C型スリーブ、2…側壁、3…切欠部、4…内側面、5a,5b…凹溝、6…スペーサ、6a…溝部、6b…凸部。

Claims (4)

  1. 径が異なる少なくとも2本の電線を軸方向に並列に収納可能な内径を有する断面C字形のC型スリーブであって、
    前記電線のうち径が小さい電線の径に合致する断面形状を有する複数の凹溝を内側面に形成したことを特徴とする電線接続用C型スリーブ。
  2. 請求項2記載の電線接続用C型スリーブにおいて、
    前記凹溝は、2つ設けられ、前記内側面に所定の間隔を隔てて平行に形成されていることを特徴とする電線接続用C型スリーブ。
  3. 請求項1又は2記載のC型スリーブにおいて、
    前記凹溝が形成されて成る部分が肉厚となっていることを特徴とするC型スリーブ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のC型スリーブにおいて、
    前記凹溝の1つ又は全部に当接する凸部を有するスペーサを内包することを特徴とするC型スリーブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019023983A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 昭和電線ケーブルシステム株式会社 金属端子及びリッツ線の端子接続部
KR20210152810A (ko) * 2020-06-09 2021-12-16 한국전력공사 통합 리드선 접속용 이질금속슬리브

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