JP2009048304A - 画像形成装置を制御する制御プログラム、画像形成システム、および画像形成システムで実行される方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザが所望する画像形成時に使用すべき用紙を簡易な構成で容易に選択することを可能ならしめる、画像形成装置を制御する制御プログラム、画像形成システム、および画像形成システムで実行される方法を提供する。
【解決手段】画像形成設定装置としてのＰＣは、画像形成用の用紙に関する情報と当該情報に対応する当該用紙の名称とを含む用紙情報リスト６０１を作成し、用紙情報リスト６０１中の用紙の名称を、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させるか否かを指定するための表示指定部６４０を含む用紙情報リスト画面６００をユーザに提供し、表示指定部６４０において表示させる指定が行われた用紙の名称を、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させる制御を行う。
【選択図】図７

Description

本発明は、画像形成装置を制御する制御プログラム、画像形成システム、および画像形成システムで実行される方法に関する。

用紙に関するサイズ、重量、色等の情報と当該情報に対応する当該用紙の名称とを含む用紙情報をプリンタに登録し、この用紙情報をプリンタから取得して印刷設定画面上で使用する用紙の名称を選択可能に表示させるプリンタドライバが存在する。

ところが、プリンタから取得した用紙情報が多数に上る場合、例えば１画面で登録済みの用紙の名称のすべてを表示できず、ユーザは画面のスクロールを行って用紙の名称を検索した後、所望する用紙の名称を選択せざるを得なかった。このように、登録済みの用紙の名称が多い場合には、所望する用紙の名称を探すための画面スクロール等の作業が増えるばかりか、使用頻度の低い用紙の名称も表示されるため検索に手間取り使い勝手が悪いという問題があった。

一方、用紙の種類をメディアセンサにより検知し、検知された情報に対応するメディア群の中から用紙の種類を選択し、選択された用紙の種類に最適な印刷品位を自動的に設定する技術が提案されている（特許文献１参照）。しかしながら、この技術は、プリンタにメディアセンサを搭載する必要があるほか、メディア群には予め登録された複数の用紙の種類が含まれることになるため使用頻度の低い用紙の名称も表示されるという問題が依然として残る。
特開２００６−１５４９１３号公報

本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ユーザが所望する画像形成時に使用すべき用紙を簡易な構成で容易に選択することを可能ならしめる、画像形成装置を制御する制御プログラム、画像形成システム、および画像形成システムで実行される方法を提供することにある。

本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。

（１）画像形成装置を制御する制御プログラムであって、画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報リストを作成する手順１）と、前記記録媒体情報リスト中の記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させるか否かを指定するための指定部を含む画面をユーザに提供する手順２）と、前記指定部において表示させる指定が行われた記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させる制御を行う手順３）と、を有する処理をコンピュータに実行させる制御プログラム。

（２）前記手順３）において、前記画像形成装置の記録媒体供給部に収容されている記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として更に表示させる制御が行われることを特徴とする上記（１）に記載の制御プログラム。

（３）前記手順１）において、前記記録媒体情報リストは前記画像形成装置に登録されている記録媒体情報を用いて作成されることを特徴とする上記（１）または（２）に記載の制御プログラム。

（４）前記手順１）において、前記記録媒体情報リストは前記コンピュータに登録されている記録媒体情報を用いて作成されることを特徴とする上記（１）〜（３）のいずれか１項に記載の制御プログラム。

（５）上記（１）〜（４）のいずれか１項に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

（６）画像形成に関する設定を行うための画像形成設定装置と、当該画像形成設定装置により設定された情報にしたがって画像形成を行う画像形成装置と、を有する画像形成システムであって、前記画像形成装置は、画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報を、前記画像形成設定装置に送信する送信手段を有し、前記画像形成設定装置は、前記画像形成装置から前記記録媒体情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記記録媒体情報を用いて、画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報リストを作成する作成手段と、前記記録媒体情報リスト中の記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させるか否かを指定するための指定部を含む画面をユーザに提供するユーザインタフェースと、前記指定部において表示させる指定が行われた記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させる制御を行う制御部と、を有することを特徴とする画像形成システム。

（７）画像形成に関する設定を行うための画像形成設定装置と、当該画像形成設定装置により設定された情報にしたがって画像形成を行う画像形成装置と、を有する画像形成システムで実行される方法であって、前記画像形成装置が、画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報を、前記画像形成設定装置に送信するステップ１）と、前記画像形成設定装置が、前記画像形成装置から前記記録媒体情報を受信するステップ２）と、前記画像形成設定装置が、前記ステップ２）において受信した前記記録媒体情報を用いて、画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報リストを作成するステップ３）と、前記画像形成設定装置が、前記記録媒体情報リスト中の記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させるか否かを指定するための指定部を含む画面をユーザに提供するステップ４）と、前記画像形成設定装置が、前記指定部において表示させる指定が行われた記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させる制御を行うステップ５）と、を有することを特徴とする方法。

本発明によれば、ユーザは、過去に登録して現在は使用していないかまたは使用頻度の低い画像形成用の記録媒体の名称を選択対象として表示させないように指定することにより、必要性の高い記録媒体の名称のみを選択対象として表示させることができる。これにより、ユーザは、多くの中から所望する記録媒体の名称を探すための無駄な画面スクロール等の作業を回避でき、ユーザの操作性向上が図られる。こうして、ユーザが所望する画像形成時に使用すべき記録媒体を簡易な構成で容易に選択することが可能となる。

以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。

図１は、本発明の第１の実施形態にかかる画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。

本実施形態にかかる画像形成システムは、画像形成に関する設定を行うための画像形成設定装置としてのＰＣ１と、ＰＣ１により設定された情報にしたがって画像形成を行う画像形成装置４とを備え、これらはネットワーク５により相互に通信可能に接続されている。なお、ＰＣ１と画像形成装置４とは、ネットワーク５を介することなく直接機器間で接続（ローカル接続）されていてもよい。

画像形成装置４は、互いにローカル接続されたプリンタコントローラ２と印刷装置としてのプリンタ３とから成る。このローカル接続には、ＵＳＢ、ＩＥＥＥ１３９４等のシリアルインタフェース、ＳＣＳＩ、ＩＥＥＥ１２８４等のパラレルインタフェース、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＩＥＥＥ８０２.１１、ＨｏｍｅＲＦ、ＩｒＤＡ等の無線通信インタフェース等の各種ローカル接続インタフェースが用いられる。ただし、プリンタコントローラ２とプリンタ３とは、ネットワーク５により接続されてもよい。

図２は、図１に示されるＰＣ１の構成を示すブロック図である。

ＰＣ１は、ＣＰＵ１１、ＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３、ハードディスク１４、ディスプレイ１５、入力装置１６およびネットワークインタフェース１７を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス１８を介して相互に接続されている。

ＣＰＵ１１は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ＲＯＭ１２は、各種プログラムや各種データを格納する。ＲＡＭ１３は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク１４は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。

ハードディスク１４には、文書ファイルを作成するための文書作成アプリケーションと、文書ファイルをプリンタコントローラ２が解釈可能なページ記述言語（ＰＤＬ：Ｐａｇｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ Ｌａｎｇｕａｇｅ）で記述されたＰＤＬデータに変換して印刷ジョブを生成するためのプリンタドライバとがインストールされている。

ディスプレイ１５は、ＬＣＤ、ＣＲＴディスプレイ等であり、各種の情報の表示に使用される。入力装置１６は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種情報の入力に使用される。

ネットワークインタフェース１７は、ネットワーク５を介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット（登録商標）、トークンリング、ＦＤＤＩ等の規格が用いられる。

図３は、図１に示される画像形成装置４のプリンタコントローラ２の構成を示すブロック図である。

プリンタコントローラ２は、ＣＰＵ２１、ＲＯＭ２２、ＲＡＭ２３、ハードディスク２４、プリンタインタフェース２５、およびネットワークインタフェース２６を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス２７を介して相互に接続されている。なお、プリンタコントローラ２の上記各部のうち、ＰＣ１の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。

ＲＯＭ２２には、ＰＣ１から受信した印刷ジョブ（ＰＤＬデータ）を翻訳してビットマップ形式の画像データを生成するためのプログラムが格納されている。

プリンタインタフェース２５は、ローカル接続されたプリンタ３と通信するためのインタフェースである。

図４は、図１に示される画像形成装置４のプリンタ３の構成を示すブロック図である。プリンタ３は、ＣＰＵ３１、ＲＯＭ３２、ＲＡＭ３３、操作パネル部３４、印刷部３５、およびコントローラインターフェース３６を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス３７を介して相互に接続されている。なお、プリンタ３の上記各部のうち、ＰＣ１の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。

ＲＯＭ３２には、プリンタコントローラ２から受信した画像データに基づいて行われる印刷処理のプログラムが格納されている。

操作パネル部３４は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。

印刷部３５は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、プリンタコントローラ２から受信した画像データに基づく画像を用紙等の記録媒体に印刷する。

コントローラインターフェース３６は、ローカル接続されたプリンタコントローラ２と通信するためのインタフェースである。

なお、ＰＣ１、プリンタコントローラ２、およびプリンタ３は、それぞれ上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。

次に、図５を参照して、本実施形態における画像形成システムの動作について説明する。

図５に示すように、ＰＣ１において所定の文書ファイルに基く印刷を実行するために、プリンタドライバが起動させられると、ＰＣ１は、用紙に関するサイズ、重量、色等の情報と当該情報に対応する当該用紙の名称とを含む用紙情報を、画像形成装置４に要求する（Ｓ１）。かかる用紙情報の要求は、プリンタコントローラ２からプリンタ３に転送される（Ｓ２）。プリンタ３は要求された用紙情報５００をプリンタコントローラ２に転送し（Ｓ３）、プリンタコントローラ２はプリンタ３から転送された用紙情報５００をＰＣ１に送信する（Ｓ４）。

図６は、用紙情報の一例を示す図である。用紙情報５００には、用紙に関するサイズ、重量、色等の情報と当該情報に対応する当該用紙の名称とが含まれる。用紙の重量は、原紙１０００枚の重さである斤量（ｋｇ）として示されている。用紙情報５００は、プリンタ３の用紙供給部に収容されている用紙についての収容情報５１０と、プリンタ３の用紙供給部に収容されていないが登録済みの用紙についての登録情報５２０とから構成される。例えば図６の用紙情報５００によれば、プリンタ３の用紙供給部のうち、トレイ１に「ＣｏｍｐａｎｙＡ」という名称の用紙が収容され、トレイ２に「ＣｏｍｐａｎｙＢ」という名称の用紙が収容され、トレイ３に「ＣｏｍｐａｎｙＣ」という名称の用紙が収容されている。なお、登録情報５２０は、プリンタ３の用紙供給部に収容されているか否かに関係なく登録済みの用紙すべてについての情報であってもよい。

続いて、ＰＣ１は、画像形成装置４から受信した用紙情報５００を用いて、用紙に関する情報と当該情報に対応する当該用紙の名称とを含む用紙情報リスト６０１（図７参照）を作成する。そして、ＰＣ１は、用紙情報リスト６０１中の用紙名称を、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させるか否かを指定するための表示指定部６４０を含む用紙情報リスト画面６００をユーザに提供する。

図７は、用紙情報リスト画面の一例を示す図である。用紙情報リスト画面６００には、用紙情報リスト６０１の表示領域が含まれる。用紙情報リスト６０１は、識別番号欄６１０、用紙名称欄６２０、用紙に関するサイズ、重量、色等の情報欄６３０に加えて、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させるか否かを指定するための表示指定部６４０を有している。この表示指定部６４０は、各用紙ごとに選択対象として表示させるか否かを指定するためのチェックボックス６４１を備えている。

ここで、ユーザは、用紙情報リスト画面６００上で、用紙情報リスト６０１中の用紙名称を選択対象として表示させるか否かを、表示指定部６４０のチェックボックス６４１を用いて指定する（Ｓ５）。

続いて、ＰＣ１は、ユーザの操作に基いて、画像形成に関する設定を行うための印刷設定画面の一つである用紙設定画面７００をユーザに提供する。

図８は、用紙設定画面の一例を示す図である。用紙設定画面７００は、用紙の向きを指定するための用紙方向指定部７１０、原稿サイズを指定するための原稿サイズ指定部７２０、出力サイズを指定するための出力サイズ指定部７３０、および画像形成時に使用すべき用紙を収容する用紙供給部を指定するための用紙供給部指定部７４０を有している。

ここで、用紙供給部指定部７４０には、表示指定部６４０において表示させる指定が行われた用紙の名称が、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示される。なお、用紙供給部指定部７４０はプルダウンメニュー７４１を備えている。

ユーザは、用紙設定画面７００上の用紙供給部指定部７４０において、使用すべき用紙の選択対象として表示された複数の用紙名称の中から所望する一つの用紙名称を選択することができる。例えば図８では、図７の表示指定部６４０におけるチェックボックス６４１にチェックが入れられた用紙名称である「ＣｏｍｐａｎｙＡ」および「ＣｏｍｐａｎｙＤ」が、用紙供給部指定部７４０に画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示されている。また、図６に示されるように「ＣｏｍｐａｎｙＡ」は用紙供給部のトレイ１に収容されているので、「ＣｏｍｐａｎｙＡ」の横に（Ｔｒａｙ１）と括弧書きで付されている。このようにすれば、表示指定部６４０において表示させる指定が行われた用紙名称が、プリンタ３の用紙供給部に実際に収容されている用紙の名称であるか否かが把握できるため、ユーザの利便性が向上する。なお、例えば図８で、プリンタ３の用紙供給部に収容されていない「ＣｏｍｐａｎｙＤ」が選択された場合、「プリンタに選択された用紙がありません。必要な用紙をセットしてください。」等の警告表示が行われることが望ましい。

続いて、ＰＣ１は、ユーザの操作に基いて、画像形成に関する設定を行うための図示しない印刷設定画面上で、他の印刷条件の指示等を受け付けた後、ユーザによる印刷指示を受け付ける（Ｓ７）。

ＰＣ１は、印刷指示を受け付けると、文書ファイルをＰＤＬデータに変換して印刷ジョブを生成し、当該印刷ジョブを画像形成装置４に送信する（Ｓ８）。

続いて、プリンタコントローラ２は、ＰＣ１から受信した印刷ジョブを翻訳してビットマップ形式の画像データを生成し、当該画像データをプリンタ３に転送する（Ｓ９）。

そして、プリンタ３は、受信した画像データに基づく画像を、指定された用紙に印刷する。

図９は、ＰＣ１における用紙情報リスト作成処理の手順を示すフローチャートである。なお、図９のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、ＰＣ１のハードディスク１４等の記憶部にプログラムとして記憶されており、ＣＰＵ１１によってＲＡＭ１３上で実行される（図８、９、１３も同様）。

まず、所定の文書ファイルに基く印刷を実行するために、プリンタドライバが起動させられたか否かが判断される（Ｓ１０１）。

プリンタドライバが起動させられていない場合（Ｓ１０１：ＮＯ）、ＰＣ１は待機する。プリンタドライバが起動させられた場合（Ｓ１０１：ＹＥＳ）、ＰＣ１は、用紙に関するサイズ、重量、色等の情報と当該情報に対応する当該用紙の名称とを含む用紙情報５００を、画像形成装置４に要求する（Ｓ１０２）。

続いて、ＰＣ１は、画像形成装置４から用紙情報５００を取得する（Ｓ１０３）。なお、用紙情報５００の要求および取得は、プリンタドライバの起動時に加えて、所定期間ごとに実行されてもよい。

続いて、ＰＣ１は、画像形成装置４から受信した用紙情報５００を用いて、用紙に関する情報と当該情報に対応する当該用紙の名称とを含む用紙情報リスト６０１（図７参照）を作成し、ハードディスク１４等の記憶部に保存する。既に用紙情報リスト６０１が保存されている場合には、変更のあった部分が更新される。ここで、用紙情報リスト６０１には、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させるか否かを指定するための表示指定部６４０が含まれる。

図１０は、プリンタコントローラ２における用紙情報の送信処理の手順を示すフローチャートである。なお、図１０のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタコントローラ２のハードディスク２４等の記憶部にプログラムとして記憶されており、ＣＰＵ２１によってＲＡＭ２３上で実行される。

まず、ＰＣ１から用紙情報５００の要求が受信されたか否かが判断される（Ｓ２０１）。用紙情報５００の要求が受信されていない場合（Ｓ２０１：ＮＯ）、プリンタコントローラ２は待機する。

ＰＣ１から用紙情報５００の要求が受信された場合、プリンタコントローラ２は、プリンタ３から用紙情報５００を取得し、取得した用紙情報５００をＰＣ１に送信する（Ｓ２０２）。

図１１は、ＰＣ１における表示指定処理の手順を示すフローチャートである。ここで、表示指定処理は、用紙情報リスト６０１中の用紙名称を画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させるか否かを指定するための処理である。

まず、ユーザの操作により、用紙情報リスト画面６００をディスプレイ１５に表示させる指示が有ったか否かが判断される（Ｓ３０１）。用紙情報リスト画面６００を開く指示が無い場合（Ｓ３０１：ＮＯ）、ＰＣ１は待機する。

用紙情報リスト画面６００を開く指示が有った場合（Ｓ３０１：ＹＥＳ）、用紙情報リスト画面６００がディスプレイ１５に表示される（Ｓ３０２）。

続いて、用紙情報リスト画面６００上で、表示指定部６４０のチェックボックス６４１内へのチェックの有無に変更があったか否かが判断される（Ｓ３０３）。ここでは、表示指定部６４０のデフォルト値は、「選択対象として表示しない」ことを示すチェックボックス６４１にチェックが入れられていない状態である。チェックボックス６４１内へのチェックの有無に変更がない場合（Ｓ３０３：ＮＯ）、ステップＳ３０５に進む。

一方、チェックボックス６４１内へのチェックの有無に変更があった場合（Ｓ３０３：ＹＥＳ）、変更内容が保存されて（Ｓ３０４）、ステップＳ３０５に進む。

ステップＳ３０５では、図示しない終了ボタンが押されたか否かが判断される。終了ボタンが押されていない場合（Ｓ３０５：ＮＯ）、ステップＳ３０２に戻る。一方、終了ボタンが押された場合（Ｓ３０５：ＹＥＳ）、表示指定処理が終了する。

図１２は、ＰＣ１における用紙名称の表示処理の手順を示すフローチャートである。

まず、ユーザの操作により、画像形成に使用すべき用紙の選択肢を表示させる指示が有ったか否かが判断される（Ｓ４０１）。具体的には、図８の用紙設定画面７００における用紙供給部指定部７４０のプルダウンメニュー７４１を開く操作がなされたか否かが判断される。画像形成に使用すべき用紙の選択肢を表示させる指示が無い場合（Ｓ４０１：ＮＯ）、ＰＣ１は待機する。

画像形成に使用すべき用紙の選択肢を表示させる指示が有った場合（Ｓ４０１：ＹＥＳ）、カウンタＮに初期値１がセットされる（Ｓ４０２）。

続いて、図７の用紙情報リスト６０１中のＮ番目の用紙名称が取得される（Ｓ４０３）。

ステップＳ４０４では、用紙情報リスト６０１中の最後のデータ（用紙名称）の取得が既に終了しているか否かが判断される。

Ｎ番目の用紙名称が取得されたと判断された場合（Ｓ４０４：ＮＯ）、取得されたＮ番目の用紙名称を、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させる指示が有るか否かが判断される（Ｓ４０５）。すなわち、用紙情報リスト６０１中の表示指定部６４０においてＮ番目の用紙名称を表示させる指定が行われているか否かが判断される。

取得されたＮ番目の用紙名称を画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させる指示が有ると判断された場合（Ｓ４０５：ＹＥＳ）、Ｎ番目の用紙名称が、表示用記憶エリアに保存される（Ｓ４０６）。表示用記憶エリアは、例えばハードディスク１４等の記憶部に設定される。一方、取得されたＮ番目の用紙名称を画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させる指示が無いと判断された場合（Ｓ４０５：ＮＯ）、ステップＳ４０７に進む。

ステップＳ４０７では、カウンタＮが１だけインクリメントされ、続いて、ステップＳ４０３に戻る。

一方、ステップＳ４０４において、最後のデータ（用紙名称）の取得が既に終了しており、Ｎ番目の用紙名称が取得されなかったと判断された場合（Ｓ４０４：ＹＥＳ）、表示用記憶エリアに保存されている用紙名称が、図８の用紙設定画面７００における用紙供給部指定部７４０に表示される（Ｓ４０８）。

上述のように本実施形態では、画像形成設定装置としてのＰＣ１は、画像形成用の用紙に関する情報と当該情報に対応する当該用紙の名称とを含む用紙情報リストを作成し、用紙情報リスト中の用紙の名称を、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させるか否かを指定するための表示指定部６４０を含む用紙情報リスト画面６００をユーザに提供し、前記表示指定部６４０において表示させる指定が行われた用紙の名称を、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示させる制御を行う。

したがって、ユーザは、過去に登録して現在は使用していないかまたは使用頻度の低い用紙の名称を選択対象として表示させないように指定することにより、必要性の高い用紙の名称のみを選択対象として表示させることができる。これにより、ユーザは、多くの中から所望する用紙の名称を探すための無駄な画面スクロール等の作業を回避でき、ユーザの操作性向上が図られる。こうして、ユーザが所望する画像形成時に使用すべき用紙を簡易な構成で容易に選択することが可能となる。

次に、本発明の第２の実施形態について、第１の実施形態と異なる点を中心に説明する。図１３は、本発明の第２の実施形態にかかるＰＣ１における用紙名称の表示処理の手順を示すフローチャートである。

ステップＳ５０１、Ｓ５０３〜Ｓ５０９は、図１２のステップＳ４０１〜Ｓ４０８とそれぞれ同様であるため説明を省略する。

ステップＳ５０２では、プリンタ３の用紙供給部に収容されている用紙の名称が、表示用記憶エリアに保存される。

この結果、ステップＳ５０９では、表示指定部６４０において表示させる指定が行われた用紙の名称に加えて、プリンタ３の用紙供給部に収容されている用紙の名称が、図８の用紙設定画面７００における用紙供給部指定部７４０に表示される。例えば図６および図７と同様な条件の場合、図８の用紙供給部指定部７４０には、「ＣｏｍｐａｎｙＡ」（Ｔｒａｙ１）に加え、「ＣｏｍｐａｎｙＢ」（Ｔｒａｙ２）および「ＣｏｍｐａｎｙＣ」（Ｔｒａｙ３）が、画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として表示されることになる。

このように第２の実施形態では、プリンタ３の用紙供給部に収容されている用紙の名称を画像形成時に使用すべき用紙の選択対象として更に表示させる制御が行われる。

したがって、第２の実施形態によれば、第１の実施形態と同様の効果を得ることができることに加え、現状すぐ使用可能な用紙を容易に判別して選択することが可能となり、ユーザの利便性が更に向上する。

本発明は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。

例えば、上記実施形態では、用紙情報リスト６０１はプリンタ３に登録されている用紙情報５００を用いて作成される場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、用紙情報リスト６０１がＰＣ１に登録されている用紙情報を用いて作成される場合、あるいはプリンタ３に登録されている用紙情報およびＰＣ１に登録されている用紙情報の両方を用いて作成される場合にも適用可能である。

また、上記実施形態では、画像形成装置４がプリンタコントローラ２とプリンタ３に分けられ、互いにローカル接続された構成の場合について述べたが、プリンタコントローラ２はプリンタ３の中に内包されていてもよい。

また、上記実施形態では、印刷装置としてプリンタが採用されているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えばＭＦＰ（Ｍｕｌｔｉ−Ｆｕｎｃｔｉｏｎ Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ）、複写機等の他の印刷装置にも適用可能である。

本実施形態の画像形成システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやＣＤ−ＲＯＭなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。

本発明の第１の実施形態にかかる画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。 図１に示されるＰＣの構成を示すブロック図である。 図１に示される画像形成装置のプリンタコントローラの構成を示すブロック図である。 図１に示される画像形成装置のプリンタの構成を示すブロック図である。 本実施形態における画像形成システムの動作について説明するための図である。 用紙情報の一例を示す図である。 用紙情報リスト画面の一例を示す図である。 用紙設定画面の一例を示す図である。 ＰＣにおける用紙情報リスト作成処理の手順を示すフローチャートである。 プリンタコントローラにおける用紙情報の送信処理の手順を示すフローチャートである。 ＰＣにおける表示指定処理の手順を示すフローチャートである。 ＰＣにおける用紙名称の表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第２の実施形態にかかるＰＣにおける用紙名称の表示処理の手順を示すフローチャートである。

符号の説明

１ ＰＣ、
２ プリンタコントローラ、
３ プリンタ、
４ 画像形成装置、
５ ネットワーク、
１１、２１、３１ ＣＰＵ、
１２、２２、３２ ＲＯＭ、
１３、２３、３３ ＲＡＭ、
１４、２４ ハードディスク、
１５ ディスプレイ、
１６ 入力装置、
１７、２６ ネットワークインタフェース、
１８、２７、３７ バス、
２５ プリンタインタフェース、
３４ 操作パネル部、
３５ 印刷部、
３６ コントローラインターフェース、
５００ 用紙情報、
６００ 用紙情報リスト画面、
６０１ 用紙情報リスト、
６２０ 用紙名称欄、
６４０ 表示指定部、
７００ 用紙設定画面、
７４０ 用紙供給部指定部。

Claims (7)

1. 画像形成装置を制御する制御プログラムであって、
   画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報リストを作成する手順１）と、
   前記記録媒体情報リスト中の記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させるか否かを指定するための指定部を含む画面をユーザに提供する手順２）と、
   前記指定部において表示させる指定が行われた記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させる制御を行う手順３）と、
   を有する処理をコンピュータに実行させる制御プログラム。
2. 前記手順３）において、前記画像形成装置の記録媒体供給部に収容されている記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として更に表示させる制御が行われることを特徴とする請求項１に記載の制御プログラム。
3. 前記手順１）において、前記記録媒体情報リストは前記画像形成装置に登録されている記録媒体情報を用いて作成されることを特徴とする請求項１または２に記載の制御プログラム。
4. 前記手順１）において、前記記録媒体情報リストは前記コンピュータに登録されている記録媒体情報を用いて作成されることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の制御プログラム。
5. 請求項１〜４のいずれか１項に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
6. 画像形成に関する設定を行うための画像形成設定装置と、当該画像形成設定装置により設定された情報にしたがって画像形成を行う画像形成装置と、を有する画像形成システムであって、
   前記画像形成装置は、
   画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報を、前記画像形成設定装置に送信する送信手段を有し、
   前記画像形成設定装置は、
   前記画像形成装置から前記記録媒体情報を受信する受信手段と、
   前記受信手段により受信した前記記録媒体情報を用いて、画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報リストを作成する作成手段と、
   前記記録媒体情報リスト中の記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させるか否かを指定するための指定部を含む画面をユーザに提供するユーザインタフェースと、
   前記指定部において表示させる指定が行われた記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させる制御を行う制御部と、
   を有することを特徴とする画像形成システム。
7. 画像形成に関する設定を行うための画像形成設定装置と、当該画像形成設定装置により設定された情報にしたがって画像形成を行う画像形成装置と、を有する画像形成システムで実行される方法であって、
   前記画像形成装置が、画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報を、前記画像形成設定装置に送信するステップ１）と、
   前記画像形成設定装置が、前記画像形成装置から前記記録媒体情報を受信するステップ２）と、
   前記画像形成設定装置が、前記ステップ２）において受信した前記記録媒体情報を用いて、画像形成用の記録媒体に関する情報と当該情報に対応する当該記録媒体の名称とを含む記録媒体情報リストを作成するステップ３）と、
   前記画像形成設定装置が、前記記録媒体情報リスト中の記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させるか否かを指定するための指定部を含む画面をユーザに提供するステップ４）と、
   前記画像形成設定装置が、前記指定部において表示させる指定が行われた記録媒体の名称を、画像形成時に使用すべき記録媒体の選択対象として表示させる制御を行うステップ５）と、
   を有することを特徴とする方法。

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