JP2009046728A - 鋼帯の横型連続誘導加熱炉及びそれを用いた鋼帯の横型連続熱処理方法 - Google Patents

鋼帯の横型連続誘導加熱炉及びそれを用いた鋼帯の横型連続熱処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数が高く、出力の大きな誘導加熱装置を含む鋼帯の横型連続誘導加熱炉及びそれを用いた鋼帯の横型連続熱処理方法を提供する。
【解決手段】誘導加熱装置を有する横型連続加熱炉において、鋼板の先端通板時に使用するニードルバーの長さより長い領域の、誘導加熱コイルの前後の鋼板通板用ロールに、昇降機能を配設し、ニードルバー通板時、及び、鋼帯通板時に、鋼板と炉壁との接触を回避することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼帯の横型連続誘導加熱炉、及び、それを用いた鋼帯の横型連続熱処理方法に関するものである。特に、高周波数、高出力の誘導加熱での鋼板の熱処理に好適な炉構造を有する鋼帯の横型連続誘導加熱炉、及び、それを用いた鋼帯の横型連続熱処理方法に関するものである。
横型炉の炉構造として、特許文献1には、炉内に鋼板搬送用ロールを配置し、鋼板を張力制御して、通板する例が開示されている。特許文献2には、横型炉の炉内での鋼板先端の通板方法及び装置の例が記載されている。また、特許文献3には、横型炉の炉内雰囲気ガス量と炉内空間の関係について記載されている。
従来の横型炉に準じた誘導加熱装置を有する鋼帯の横型連続誘導加熱炉の炉壁構造の一例を、鋼帯搬送方向に平行で鋼帯面に垂直な断面について、図4に示す。
被加熱物である鋼帯1が熱処理されている状態を、図4(a)に示す。横型炉は、ガス加熱炉2、ソレノイド型誘導加熱装置3、電気加熱・均熱炉4から構成され、鋼帯1は、鋼帯搬送用ロール(昇降機能なし)5で搬送されている。このように、鋼帯1は、鋼帯搬送用ロール5を支点としてカテナリーを形成しながら、上流から下流へと搬送されている。
ソレノイド型誘導加熱装置3の拡大図を、図5に示す。ソレノイド型誘導加熱装置3は、鋼板1の周辺雰囲気を誘導加熱コイル周辺雰囲気と遮断する雰囲気ガスシール殻12、鋼板1周辺の雰囲気温度による雰囲気ガスシール殻12への影響を低減する絶縁性断熱材13、被加熱材を加熱する誘導加熱コイル11で構成されている。
なお、鋼帯1を搬送する鋼帯搬送用ロール(昇降機能なし)5は、一般的に、導電性材料で製作されており、誘導加熱炉内に設置すると、磁気誘導による渦電流により加熱されるので、誘導加熱炉3内部に設置することはできず、ソレノイド型誘導加熱装置3の前後に設置される。
ソレノイド型誘導加熱装置3の鋼帯1のパスライン(鋼帯1のサポートロールの上端を結んだライン)から下の炉内高さ{β0:パスライン(鋼帯サポートロールの上端)から絶縁性断熱材13の炉の内側の端部}は、鋼帯1の自重によるカテナリー量と、鋼板と絶縁性断熱材の接触防止の余裕代との和で決定される。
一方、鋼帯1の初期通板(以下、ニードリングと称す。)は、横型炉(特に、大型炉)では、鋼板の通板方向に垂直方向の断面の形状がI型、又は、□(中空の長方形)型のニードリングバー7に鋼帯1を接続させ行うことが一般的である。
ニードルバー7の全長は、一般的には、鋼帯搬送用ロールからの落下や引っ掛かりが発生しない通板安定性を得るため、鋼帯搬送用ロール5の間隔の約3倍超である。
図4(b)に、鋼帯1のニードリング中の一例を示す。
ニードリングは、ニードルバー7を、鋼帯搬送用ロール5を利用して、上流側から下流側に搬送し、ニードルバー7に接続した鋼帯1を牽引することにより行なう。
誘導加熱装置の鋼帯のパスライン(鋼帯1のサポートロールの上端を結んだライン)から上の炉内高さ{γ0:パスライン(鋼帯サポートロールの上端)から絶縁性断熱材の炉の内側の端部までの高さ}は、ニードルバーの高さと、ニードルバーと絶縁性断熱材の接触防止の余裕代との和で決定されている。
なお、鋼帯1の反応生成促進に必要な空間は、一般的には小さく、上記の接触防止の余裕代に内包される。
特開平09−324221号公報 特開2000−290731号公報 特開平08−92632号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載のいずれの発明においても、横型加熱装置は、通常のガス加熱方式、又は、電気加熱方式であり、特許文献1〜3のいずれにも、誘導加熱コイルによる加熱を含む装置の記載はない。
特許文献1には、炉内の鋼板の低張力通板について記載されており、搬送用ロールによる鋼板支持により、カテナリーが発生することは想定されるものの、装置内の空間については記載されていない。特許文献2には、ニードリングについての方法と設備について記載されているが、炉内の空間については記載されていない。
さらに、特許文献3には、炉内の鋼板と雰囲気ガスの反応に関して、雰囲気ガス量と炉内の空間との間の関係に関する記載があり、鋼板と上部内壁表面、又は、下部内壁表面までの距離について、いずれか大きいほうが400mm以下であることが記載されている。
誘導加熱装置を含まない横型加熱装置では、装置内空間の大きさは、ガス加熱方式では、直火装置の場合はバーナーの配置、ラジアントチューブ加熱装置の場合はラジアントチューブの配置、電気加熱方式では、ヒータチューブやヒータエレメントの配置、鋼板搬送用のロールの配置、及び、これらのメンテナンス性への対応から決められている。
装置内空間についての記載のある特許文献3においても、その数値は、それほど小さくなく、これまで、装置内空間について厳格な検討が行われることはなかった。
ソレノイド型誘導加熱装置3のコイルの上下の空間距離α0は、(β0+γ0)に、絶縁性断熱材の厚み、雰囲気ガスシール殻の厚み、誘導加熱コイル11と雰囲気ガスシール殻12との距離を足したものとなる。
誘導加熱装置においては、長方形回路2a(高さ)×2b(幅)に電流Iが流れるときの中央の磁界HΦは、
Φ=I√(a2+b2)/(πab)
ただし、I:コイル電流
で与えられる。一般的に、横型の鋼帯の誘導加熱装置においては、b≫aであるので、
Φ≒I/(a)
となる。
即ち、誘導加熱装置の開口部高さ(縦方向)が大きいと、必要な誘導加熱コイルの電流値は大きくなる。
従来法に準じた誘導加熱装置を有する炉では、炉内空間(β0+γ0)が小さくなく、誘導加熱装置のコイルの上下の空間距離α0が大きくなり、結果として、高周波で、かつ、大容量の出力の場合、鋼板を加熱するのに必要な誘導加熱コイル電流は、非常に大きくなるとともに、鋼板に対するコイルの電位も高くなり、実現することが困難である。
特に、鋼板の周囲の雰囲気が、H2を含む高温の雰囲気中の時は、絶縁性断熱材の厚みが大きくなり、さらに、雰囲気ガスシール殻が必要になることから、なお一層、鋼板を加熱するのに必要な誘導加熱コイル電流は、大きくなるとともに、鋼板に対するコイルの電位も高く、実質上、実現することが不可能である。
また、ニードリングは炉の稼働率等向上の観点から、高温で行われることが一般的であり、結果として、高温での変形(垂れ)抑制のため、ニードルバーの高さは、剛性確保の観点から小さくはならない。そのため、大型炉では、50〜150mmにも達する。
また、ソレノイド型誘導加熱装置の内部に、鋼帯搬送用ロールを設置することができないことから、鋼帯搬送用ロールの間隔は、ソレノイド型誘導加熱装置より長くならざるをえなく、ニードルバーに要求される剛性は、さらに大きくなり、高さは、より高くなり、鋼板を加熱するのに必要な誘導加熱コイル電流は、大きくなるとともに、鋼板に対するコイルの電位も高くなり、実現することが不可能である。
そこで、本発明は、上記の課題を有利に解決して、周波数が高く、出力の大きな誘導加熱装置を含む横型炉において、安定して誘導加熱することのできる、鋼帯の横型連続誘導加熱炉、及び、それを用いた鋼帯の横型連続熱処理方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上述の課題の解決に向け、高周波数で、かつ、大出力の、被加熱体を加熱する誘導加熱装置を有する横型炉に必要な炉構造について鋭意検討を進めるうち、誘導加熱装置の開口部高さ(縦方向)を決める際に考慮すべきことは、
(a)被加熱物である鋼板と炉壁が接触しないこと、
(b)被加熱物から、昇温にともなう発生物があるときは、発生を促進するのに必要な雰囲気量が保たれていること、及び、
(c)被加熱物を炉内に先導するときに使用するニードルバーが炉壁に接触しないこと
であることを解明した。
上記(a)は、誘導加熱炉内の被加熱物自身の重力によるカテナリー量で規定され、これは、被加熱部のユニットテンションでも変わる。しかし、一般的に、炉内の必要なユニットテンションの上限は、品質(特性、電磁鋼板では磁性)からの制約を受け、カテナリー量を減らすために、ユニットテンションを無闇に上げることはできない。
本発明者らは、上記(a)は、被加熱材の熱処理中に必要な量であり、上記(c)は、被加熱材の初期の炉内通板に必要な量(熱処理中に必要な量ではないこと)であり、また、上記(b)は、上記(a)の量に比べ小さいことを着想するに至った。
本発明者らは、これらの機能について、さらに詳細な検討を進めた結果、被加熱物の熱処理中と、被加熱材の初期の炉内通板におけるニードリングバー通板中のパスライン位置を変えることにより、上記の課題を解決できることを見出した。
本発明は、以上の知見に基づき、さらに検討を進めて、初めてなされたものであり、その要旨は、以下のとおりである。
(1)被加熱材である鋼帯を、鋼帯搬送用のロールで連続的に搬送しながら、ソレノイド型誘導加熱装置で加熱する横型連続誘導加熱炉であって、鋼板の先端通板時に使用するニードルバーの長さより長い領域の、上記ソレノイド型誘導加熱装置の前後の鋼板通板用ロールに、昇降機能を付与し、ニードルバー通板時は、ニードルバーと上記ソレノイド型誘導加熱装置の上部内壁表面との接触を回避し、鋼帯通板時は、鋼帯と下部内壁表面との接触を回避することを特徴とする鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
(2)前記ソレノイド型誘導加熱装置の炉内空間となる上部内壁表面から下部内壁表面までの間隔を250mm以下とすることを特徴とする前記(1)に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
(3)前記ソレノイド型誘導加熱装置の下流側及び/又は上流側に、ガス加熱帯、又は、電気加熱の加熱・均熱帯が配設されていることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
(4)前記ソレノイド型誘導加熱装置の発振周波数を10kHz以上、出力を100kW以上とすることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
(5)前記ソレノイド型誘導加熱装置の鋼板に対する電位を5kV以上とすることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載の横型連続誘導加熱炉を用いて、鋼板を熱処理するに際し、雰囲気ガス温度を750℃以上とすることを特徴とする鋼帯の横型連続熱処理方法。
(7)前記鋼帯が、Si≦4.5質量%を含有する冷間圧延された方向性電磁鋼板であることを特徴とする前記(6)に記載の鋼帯の横型連続熱処理方法。
(8)前記鋼帯が、Cr≦18質量%を含有する冷間圧延されたフェライト系ステンレス鋼板又はマルテンサイト系ステンレス鋼板であることを特徴とする前記(6)に記載の鋼帯の横型連続熱処理方法。
本発明によれば、被加熱物を、高い周波数や、被加熱物に対する高い加熱能力の場合でも、誘導加熱コイルのコイルと鋼板の間に、比較的低い電圧印加により、安定して誘導加熱することができる。それ故、本発明の産業上の効果は計り知れない。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら、以下に説明する。
本発明によるソレノイド型誘導加熱装置を含む鋼帯の横型連続誘導加熱炉の実施例の一例を、鋼帯搬送方向に平行で鋼帯面に垂直な断面について、図1に示す。
被加熱物である鋼帯1が熱処理されている状態を、図1(a)に示す。横型炉は、ガス加熱炉2、ソレノイド型誘導加熱装置3、電気加熱・均熱炉4から構成され、鋼帯1は、鋼帯搬送用ロール(昇降機能なし)5と、鋼帯搬送用ロール(昇降機能あり)6で搬送されている。
なお、鋼帯搬送用ロール(昇降機能あり)6は、誘導加熱炉の前後それぞれに、ニードルバーを支えることができる領域で設置されている。また、熱処理中、鋼帯搬送用ロール(昇降機能付き)の高さ位置は、上限位置に位置している。
このように、鋼帯1は、鋼帯搬送用ロールを支点としてカテナリーを形成しながら、上流から下流へと搬送されている。
ソレノイド型誘導加熱装置3の拡大図を、図2に示す。
ソレノイド型誘導加熱装置3は、鋼板1の周辺雰囲気を誘導加熱コイル周辺雰囲気と遮断する雰囲気ガスシール殻12、鋼板1周辺の雰囲気温度の雰囲気ガスシール殻12への影響を低減する絶縁性断熱材13、被加熱材を加熱する誘導加熱コイル11で構成されている。
なお、鋼帯1を搬送する鋼帯搬送ロール(昇降機能つき)6は、一般的に、導電性材料で製作されており、ソレノイド型誘導加熱装置3内に設置すると、磁気誘導による渦電流により加熱されるので、ソレノイド型誘導加熱装置3内部に設置することはできず、ソレノイド型誘導加熱装置3の前後に設置されている。
誘導加熱装置の鋼帯のパスライン(鋼帯1のサポートロールの上端を結んだライン)から下の炉内高さ{β0:パスライン(鋼帯サポートロールの上端)から絶縁性断熱材の炉の内側の端部までの高さ}は、鋼帯1の自重によるカテナリー量と、鋼板と絶縁性断熱材の接触防止の余裕代との和で決定される。
図1(b)に、鋼帯1のニードリングの一例を示す。ニードリングは、ニードルバー7を、鋼帯搬送用ロール5、6を利用して、上流側から下流側に搬送し、ニードルバー7に接続した鋼帯1を牽引することにより行う。
ニードルバー7の全長は、一般的には、鋼帯搬送用ロールからの落下や引っ掛かりが発生しない通板安定性を得るため、鋼帯搬送用ロール5、6の間隔の約3倍超である。
以下、ニードリングの方法について、図1(b−1)〜(b−4)に基づいて、順次、説明する。
1.鋼帯搬送用ロール(昇降機能つき)6を、高さ方向の上限位置に上昇させ、駆動し、鋼帯1に接続したニードルバー7を、その先端が誘導加熱装置3の直前に到達するまで導き、一旦、鋼帯搬送用ロール6の駆動を停止する(図1(b−1)、参照)。
2.鋼板搬送用ロール(昇降機能付き)6を、高さ方向の下限位置に下降させる。ニードルバーも下降している(図1(b−2)、参照)。
3.再度、鋼帯搬送用ロールを駆動させ、ニードルバー7を、その尾端が誘導加熱装置の出側(下流側)を出るまで搬送し、駆動を停止する(図1(b−3)、参照)。
4.次に、鋼帯搬送用ロール(昇降機能つき)6を、高さ方向上限位置に上昇させる。ニードルバーも上昇している(図1(b−4)、参照)。この後、再び駆動し、鋼板1のソレノイド型誘導加熱装置3内の先端通板を完了する。
誘導加熱装置の鋼帯の熱処理中のパスライン(鋼帯1のサポートロールの上端を結んだライン)から上の炉内高さは、鋼板の反応に必要な雰囲気循環のための高さと、鋼板と絶縁性断熱材の接触防止の余裕代との和で決定される。
なお、鋼帯1の反応生成促進に必要な空間は、一般的には小さく、上記の接触防止余裕に、概ね同じとなる。
誘導加熱炉のコイルの上下の空間距離αは、(β0+γ)に、絶縁性断熱材の厚み、雰囲気ガスシール殻の厚み、誘導加熱コイル11と雰囲気ガスシール殻12との距離を足したものとなる。
図3に、図1における鋼帯搬送用ロール(昇降機能つき)6の昇降機構を模式的に示す。ガス加熱炉2、電気加熱・均熱炉4の両方において、基本的に共通の構成である。
炉は、外側から、炉殻25、断熱材24で構成され、その内部に、鋼帯搬送用ロール(昇降機能付き)6が設置されている。鋼帯搬送用ロール(昇降機能付き)6は、炉の両側(鋼板の進行方向に対して垂直方向)で、昇降用シリンダー21に支えられた軸受け(図省略)で支持されている。また、鋼帯搬送用ロール(昇降機能付き)6は、ボールジョイント22を介して、駆動源23に結合されている。
昇降用シリンダー21と炉殻25、及び、鋼帯搬送用ロール(昇降機能付き)6の駆動源への接続軸26と炉殻25の間は、ベローズにて覆われている(図省略)。昇降用シリンダーを昇降させることで、鋼帯搬送用ロール(昇降機能付き)6を昇降する。なお、鋼帯搬送用ロール(昇降機能付き)6の昇降機能は、シリンダー方式に限定されることはなく、電動式でもよい。
このように、本発明によれば、従来法に準じた誘導加熱装置を有する炉に比べ、炉内空間が、(γ0−γ)の分小さくなり、誘導加熱炉のコイルの上下の空間距離が小さくなる。その結果、高周波で、かつ、大容量の出力でも、鋼板を加熱するのに必要な誘導加熱コイル電流は低くなり、鋼板に対するコイルの電位も低くなり、ソレノイド型誘導加熱装置による加熱を実現することが可能となった。
特に、鋼板の周囲の雰囲気が、H2を含む高温の雰囲気の時は、絶縁性断熱材の厚みが大きくなり、さらに、雰囲気ガスシール殻が必要になることから、なお一層、この低減効果は重要である。本発明は、初めて、ソレノイド型誘導加熱装置3による加熱の実現を可能としたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉において、ソレノイド型誘導加熱装置の炉内空間の(上部内壁表面〜下部内壁表面)の間隔を250mm以下とすることを特徴とする。250mm超では、コイルに通電するのに必要な電流の値が大きくなりすぎ、かつ、鋼板に対する誘導加熱コイルの電位が高くなりすぎ、設備の実用化が困難であるからである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉において、ソレノイド型誘導加熱装置3の上流側及び/又は下流側に、ガス加熱帯、又は、電気加熱の加熱・均熱帯が配置されていることを特徴とする。
ソレノイド型誘導加熱装置3の前後に、上記加熱帯又は加熱・均熱帯が存在しない場合、ニードリングは、ニードリングバー以外の方法でも可能であり、必ずしも本発明を使用しなくても実現可能であるからである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉において、誘導加熱コイルに通電するコイル電流の鋼帯に対する周波数を10kHz以上、出力を100kW以上とすることを特徴とする。
誘導加熱コイルに通電するコイル電流の鋼帯に対する周波数を10kHz未満、又は、出力が100kW未満では、鋼板に対する誘導加熱コイルの電位は高くならず、本発明を使用しなくても、設備の実用化が可能であるからである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉において、誘導加熱コイルに通電するコイル電流の鋼帯に対する電位を5kV以上とすることを特徴とする。
誘導加熱コイル11に通電する誘導加熱コイルの鋼板1に対する電位が5kV未満では、誘導加熱コイル11と鋼帯1の電位差の間の放電抑制に必要な条件が緩和される。本発明の効果が特に得られるのは、この電位が5kV以上の場合である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉を用いて、鋼帯を熱処理する、鋼帯の横型連続熱処理方法において、雰囲気ガスシール殻内を、750℃以上の高温の雰囲気に制御することを特徴とする。
この時、雰囲気ガスシール殻内の雰囲気のH2濃度をH2を1vol%(ドライガス換算)以上とすることが好ましい。雰囲気ガスシール殻内の鋼帯1の周辺の雰囲気のH2濃度が、1vol%(ドライガス換算)未満では、爆発限界からの安全基準未満となるとともに、鋼帯と誘導加熱コイルの間の放電抑制のための効果の低減が大きくないので、H2の濃度は、1vol%(ドライガス換算)以上とする。
雰囲気ガスシール殻内の鋼板1の周辺の雰囲気温度が、750℃未満では、誘導加熱コイル2と鋼帯1の電位差の間の放電抑制に必要な条件が緩和される。本発明の効果が特に得られるのは、この雰囲気温度が750℃以上の場合である。
雰囲気ガス温度は、H2の爆発限界からの安全性確保の観点からは、750℃以上とするのが好ましい。ただし、加熱炉の出入側に加熱炉の外部からの大気等の侵入がないように、十分に安全対策がとられた加熱炉では、この雰囲気温度を、750℃以上とする必要はない。
請求項7に記載の発明は、鋼帯が、Si≦4.5質量%を含有する冷間圧延された方向性電磁鋼板であることを特徴とする。
本発明が処理の対象とする、Si≦4.5質量%を含有する方向性電磁鋼板としては、例えば、特開2002−060842号公報や、特開2002−173715号公報等で開示されている方向性電磁鋼板のような成分系のものであればよく、本発明で、その成分系を特に限定するものではない。
本発明により、放電起因欠陥を有利に回避して、方向性電磁鋼帯に、脱炭焼鈍等の熱処理を施すことができるようになった。
請求項8に記載の発明は、鋼帯が、Cr≦18質量%を含有する冷間圧延されたフェライト系ステンレス鋼板、又は、マルテンサイト系ステンレス鋼板であることを特徴とする。
本発明が処理の対象とする、Cr≦18質量%を含有するフェライト系ステンレス鋼板としては、JIS G 4305のSUS430やSUS430J1L等の規格鋼種や、特開平05−293595号公報、特開平06−002044号公報、特開平07−118754号公報等で開示されているフェライト系ステンレス鋼板のような成分系のものであればよく、本発明で、その成分系を特に限定するものではない。
また、本発明が処理の対象とする、Cr≦18質量%を含有するマルテンサイト系ステンレス鋼板としては、JIS G 4305のSUS410やSUS420J1等の規格鋼種や、特開平07−268561号公報、特開平08−199310号公報等で開示されているマルテンサイト系ステンレス鋼板のような成分系のものであればよく、本発明で、その成分系を特に限定するものではない。
本発明により、放電起因欠陥を有利に回避して、フェライト系ステンレス鋼又はマルテンサイト系ステンレス鋼板の冷延板の光輝焼鈍等の熱処理を施すことができるようになった。
なお、本発明が処理の対象とする鋼帯としては、ここで例示した方向性電磁鋼板の冷間圧延鋼帯やフェライト系ステンレス鋼板又はマルテンサイト系ステンレス鋼板の冷間圧延鋼帯に限定されることなく、キュリー点を有する鋼帯について全て有効である。
(実施例1)
本発明による鋼帯の横型連続誘導加熱炉の一実施例における炉壁構造を、図1及び図2は、模式的に示す。
被加熱物である鋼帯1と誘導加熱コイル11の間の雰囲気ガスシール殻12は、SiO2:65質量%、Al23:10質量%、CaO:15質量%を主成分とし、ガラス繊維にしたものを織物とし、ポリイミドを含む溶液を含浸させ、重ねあわせたものを熱間プレスで成形したものであり、厚みは10mmである。雰囲気ガスシール殻12の外側と誘導加熱コイル11の内側との距離は5mmとした。
絶縁性断熱材13は、Al23:70質量%、SiO2:30質量%を主成分とし、繊維としたもので、厚みは40mmである。雰囲気ガスシール殻12の外側は、空気層である。
誘導加熱装置の鋼帯のパスラインから下の炉内高さは、150mm、パスラインから上の炉内高さは、50mm、また、ニードルバーの高さは100mmで、ニードリング中は、鋼帯搬送用ロールの高さを100mm下げた。
鋼帯1の周辺の雰囲気ガスの組成は、H2:75vol%(ドライガス換算)、露点66℃、残部不活性ガスであり、雰囲気ガスの温度は、840℃である。
被加熱物は、Si:3.3質量%、C:0.06質量%、酸可溶性Al:0.028質量%、N:0.008質量%、Mn:0.1質量%、S:0.008質量%、Cr:0.1質量%、P:0.03質量%を含有するスラブを1150℃の温度で加熱した後、2.3mm厚に熱間圧延して鋼帯コイルとし、その後、焼鈍温度1120℃及び920℃の二段焼鈍を施し、さらに、板厚0.22mmまで冷間圧延した鋼板である。
このような条件で、ニードリング後、鋼板を通板し、誘導加熱コイルに、鋼帯1に対し、周波数480kHz、出力800kW、鋼帯1の電位に対する電位16kVで加圧した。誘導加熱炉の入側の鋼板の目標温度は500℃、出側の目標温度は720℃である。
ニードリングは、炉壁に接触することなく問題なく行われるとともに、鋼板の熱処理中、誘導加熱コイルとの間に放電は起こらず、誘導加熱炉の入側の鋼板の温度498℃、出側の鋼板の温度725℃を得た。
(実施例2)
実施例1と同じ炉を使用し、以下の条件で、SUS430を通板した。
鋼帯1の周辺の雰囲気ガスの組成は、H2:100vol%(ドライガス換算)、露点―60℃であり、雰囲気ガスの温度は、950℃である。
被加熱物は、C:0.005質量%、Si:0.1質量%、Mn:0.1%、Cr:15質量%、P:0.02質量%、S:0.01質量%、N:0.01質量%を含有するスラブを1200℃の温度で加熱した後、5.0mm厚に熱間圧延して鋼帯コイルとし、その後、焼鈍温度900℃の焼鈍を施し、さらに、板厚2mmまで冷間圧延した鋼板である。
このような条件で、ニードリング後、鋼板を通板し、誘導加熱コイルに、鋼帯1に対し、周波数400kHz、出力1000kW、鋼帯1電位に対する電位10kVで加圧した。誘導加熱炉の入側の鋼板の目標温度は530℃、出側の目標温度は800℃である。
ニードリングは、炉壁に接触することなく問題なく行われるとともに、鋼板の熱処理中、誘導加熱コイルとの間に放電は起こらず、誘導加熱炉の入側の鋼板の温度540℃、出側の鋼板の温度805℃を得た。
(実施例3)
表1に、実施例1と同様の構成の炉を使用し、誘導加熱装置の鋼帯のパスラインから下の炉内高さと、パスラインから上の炉内高さ、及び、鋼帯に対する誘導加熱コイルの電位を変更して、誘導加熱炉出側の鋼板の温度、及び、放電の有無を確認した試験結果を示す。
被加熱物は、Si:3.3質量%、C:0.06質量%、酸可溶性Al:0.028質量%、N:0.008質量%、Mn:0.1質量%、S:0.008質量%、Cr:0.1質量%、P:0.03質量%を含有するスラブを1150℃の温度で加熱した後、2.3mm厚に熱間圧延して鋼帯コイルとし、その後、焼鈍温度1120℃及び920℃の二段焼鈍を施し、さらに、板厚0.22mmまで冷間圧延した鋼板である。
鋼帯1の周辺の雰囲気ガスの組成は、H2:75vol%(ドライガス換算)、露点66℃、残部不活性ガスであり、雰囲気ガスの温度は、840℃である。
このような条件で、鋼板を通板し、誘導加熱コイルの周波数を480kHzとした。鋼板の誘導加熱炉の入側の鋼板の目標温度は500℃、出側の目標温度は720℃である。
本発明例のNo.1(炉内高さ200mm)では、鋼板に対する印加電圧16kVで、放電は全く起こらず、誘導加熱炉の出側板温は、到達目標を達成した。
比較例のNo.1(炉内高さ300mm)では、鋼板に対する印加電圧16kVで、放電は発生しなかったが、必要な鋼板の加熱を得ることができなかった。
さらに、比較例のNo.2(炉内高さ300mm)では、鋼板に対する印加電圧22kVで、コイルと鋼板の間に放電が発生し、電源地絡を招き、鋼板の加熱に至らなかった。
Figure 2009046728
本発明による鋼帯の横型連続誘導加熱炉の一実施例を、鋼帯搬送方向の縦断面で模式的に示す図である。(a)は、鋼帯が熱処理されている状態を示し、(b−1)〜(b−4)は、鋼帯のニードリングの一態様を示す。 図1に示す誘導加熱炉の炉壁構造の一例を、鋼帯搬送方向の縦断面で模式的に示す図である。 図1に示す鋼帯搬送用のロールの昇降機構を模式的に示す図である。 従来の鋼帯の横型連続加熱炉に準じた誘導加熱炉を有する一例を、鋼帯搬送方向の縦断面で模式的に示す図である。(a)は、鋼帯が熱処理されている状態を示し、(b)は、鋼帯のニードリングの一態様を示す。 図4に示す誘導加熱炉の炉壁構造の一例を、鋼帯搬送方向の縦断面で模式的に示す図である。
符号の説明
1 鋼帯
2 ガス加熱炉
3 ソレノイド型誘導加熱装置
4 電気加熱・均熱炉
5 鋼帯搬送用ロール(昇降機能なし)
6 鋼帯搬送用ロール(昇降機能付き)
7 ニードルバー
11 誘導加熱コイル
12 雰囲気ガスシール殻
13 絶縁性断熱材
21 昇降用シリンダー
22 ボールジョイント
23 駆動源
24 断熱材
25 炉殻
26 駆動源との接続軸

Claims (8)

  1. 被加熱材である鋼帯を、鋼帯搬送用のロールで連続的に搬送しながら、ソレノイド型誘導加熱装置で加熱する横型連続誘導加熱炉であって、
    鋼板の先端通板時に使用するニードルバーの長さより長い領域の、上記ソレノイド型誘導加熱装置の前後の鋼板通板用ロールに、昇降機能を付与し、
    ニードルバー通板時は、ニードルバーと上記ソレノイド型誘導加熱装置内の上部内壁表面との接触を回避し、鋼帯通板時は、鋼帯と下部内壁表面との接触を回避する
    ことを特徴とする鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
  2. 前記ソレノイド型誘導加熱装置の炉内空間となる上部内壁表面から下部内壁表面までの間隔を250mm以下とすることを特徴とする請求項1に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
  3. 前記ソレノイド型誘導加熱装置の下流側及び/又は上流側に、ガス加熱帯、又は、電気加熱の加熱・均熱帯が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
  4. 前記ソレノイド型誘導加熱装置の発振周波数を10kHz以上、出力を100kW以上とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
  5. 前記ソレノイド型誘導加熱装置の鋼板に対する電位を5kV以上とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼帯の横型連続誘導加熱炉を用いて、鋼帯を熱処理するに際し、雰囲気ガス温度を750℃以上とすることを特徴とする鋼帯の横型連続熱処理方法。
  7. 前記鋼帯が、Si≦4.5質量%を含有する冷間圧延された方向性電磁鋼板であることを特徴とする請求項6に記載の鋼帯の横型連続熱処理方法。
  8. 前記鋼帯が、Cr≦18質量%を含有する冷間圧延されたフェライト系ステンレス鋼板又はマルテンサイト系ステンレス鋼板であることを特徴とする請求項6に記載の鋼帯の横型連続熱処理方法。
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