JP2009044990A - 両軸受リールのキャストコントロール機構 - Google Patents

両軸受リールのキャストコントロール機構 Download PDF

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Abstract

【課題】キャスティングコントロール機構において、つまみ部材を脱落しにくくするとともに、つまみ部材の内部への異物の噛み込みを防止できるようにする。
【解決手段】キャスティングコントロール機構22は、リール本体1に回転自在に支持されたスプール軸12の両端を挟むことによりスプール12を制動する機構であって、摩擦プレート41aと、ねじ部材43と、つまみ部材42と、抜け止め部材44と、を備えている。摩擦プレートは、リール本体にスプール軸の一端部に接触するように配置された板状のものである。ねじ部材は、リール本体に螺合し、摩擦プレートをスプール軸の一端部に向けて押圧可能な部材である。つまみ部材は、ねじ部材に一体回転可能かつ軸方向移動自在に係合する部材である。抜け止め部材は、つまみ部材をリール本体に対して抜け止めする部材である。
【選択図】図3

Description

本発明は、キャスティングコントロール機構、特に、リール本体に回転自在に支持されたスプール軸の両端を挟むことによりスプールを制動する両軸受リールのキャストコントロール機構に関する。
両軸受リールには、糸繰り出し時にスプールの回転速度が糸繰り出し速度より速くなることにより生じるバックラッシュを防止するために、キャスティングコントロール機構と呼ばれるスプール制動機構が設けられている。従来のキャスティングコントロール機構は、リール本体に螺合するつまみ部材と、スプール軸の両端に接触して配置された1対の摩擦プレートとを有し、つまみ部材の内部に一方の摩擦プレートが収納されている。そして、つまみ部材を回すことでスプール軸の一端を他端に向けて押圧してスプール軸を制動可能にしている。つまみ部材は、通常は、リール本体のハンドル装着側に側面に設けられており、リール本体の側面に突出したボス部の外周面に螺合している(たとえば、特許文献1参照)。
通常の両軸受リールでは、別に遠心ブレーキ機構や電磁ブレーキ機構が設けられているため、キャスティングコントロール機構のつまみ部材を操作する頻度は少ない。しかし、別のブレーキ機構を有さない両軸受リールの場合、つまみ部材を頻繁に操作することが多い。このような両軸受リールには、リール本体のハンドル装着側と逆側の側面につまみ部材が設けられている(たとえば、特許文献2参照)。従来のつまみ部材は、ハンドル装着側と逆側の側面から突出したボス部の外周面に螺合している。つまみ部材は、ハンドル装着側と逆側で螺合するねじ部を有している。つまみ部材の外周面には突部が設けられ、リール本体の側面には、突部に係合する抜け止め部が設けられている。これにより、つまみ部材が抜け止めされている。このようなハンドル装着側と逆側につまみ部材を設けると、ハンドルとの干渉が生じなくなり、つまみ部材の大きさを大きくすることができ、つまみ部材を操作しやすくすることができる。
特開平10−276636号公報 実開昭63−124376号公報
前者の前記従来の構成では、つまみ部材がリール本体に螺合しているので、つまみ部材を緩めると、つまみ部材が脱落するおそれがある。特に、つまみ部材がハンドル装着側と逆側に配置されていると、つまみ部材を脱落しにくくするスタードラグやハンドルがないため、脱落しやすい。そこで、後者の従来の構成では、つまみ部材を抜け止めして脱落しないようにしている。しかし、前記従来の構成では、いずれもリール本体に螺合しているので、つまみ部材を回すと、つまみ部材が軸方向に移動し、その突出量が変化する。つまみ部材の突出量が変化すると、リール本体との隙間が変化してそこに付着した釣り餌などの異物がつまみ部材の内部に噛み込むおそれがある。
本発明の課題は、両軸受リールのキャスティングコントロール機構において、つまみ部材を脱落しにくくするとともに、つまみ部材の内部への異物の噛み込みを防止できるようにすることにある。
発明1に係る両軸受リールのキャスティングコントロール機構は、リール本体に回転自在に支持されたスプール軸の両端を挟むことによりスプールを制動する機構であって、摩擦プレートと、ねじ部材と、つまみ部材と、抜け止め部材と、を備えている。摩擦プレートは、リール本体にスプール軸の一端部に接触するように配置された板状のものである。ねじ部材は、リール本体に螺合し、摩擦プレートをスプール軸の一端部に向けて押圧可能な部材である。つまみ部材は、ねじ部材に一体回転可能かつ軸方向移動自在に係合する部材である。抜け止め部材は、つまみ部材をリール本体に対して抜け止めする部材である。
このキャスティングコントロール機構では、つまみ部材を回すと、ねじ部材が一体で回転してスプール軸方向に移動する。移動したねじ部材が摩擦プレートをスプール軸の一端部に向けて押圧することにより、その押圧力に応じてスプール軸を介してスプールが制動される。このつまみ部材は、抜け止め部材により抜け止めされているので、つまみ部材が脱落しにくくなる。また、つまみ部材ではなく、つまみ部材に係合して回転するねじ部材がスプール軸方向に移動するので、つまみ部材はスプール軸方向には移動しない。このため、つまみ部材とリール本体との隙間が変動しなくなり、つまみ部材の内部への異物の噛み込みを防止できる。
発明2に係る両軸受リールのキャスティングコントロール機構は、発明1に記載の機構において、つまみ部材は、ねじ部材に係合する有底筒状の第1つまみ部と、第1つまみ部とによって内部に空間が形成されるように第1つまみ部に固定された第2つまみ部と、を有し、抜け止め部材は、つまみ部材が回転可能となるように空間内に配置され、リール本体にスプール軸方向に移動不能に連結され、それにより第2つまみ部をリール本体に対してスプール軸方向に抜け止めする。この場合には、第1つまみ部と第2つまみ部との間の空間内に配置された抜け止め部材によりつまみ部材が抜け止めされるので、抜け止めの構造が外部に露出せず、コンパクトな外観を得ることができる。また、抜け止め部材が内部に配置されるので、異物が抜け止め部材に付着することがない。
発明3に係る両軸受リールのキャスティングコントロール機構は、発明2に記載の機構において、第2つまみ部は、第1つまみ部の内周面に螺合して第1つまみ部と固定される。この場合には、ビスなどの固定部材を使用することなく2つのつまみ部を固定できるので、固定構造を簡素化することができ、さらにコンパクトな外観を得ることができる。
発明4に係る両軸受リールのキャスティングコントロール機構は、発明2又は3に記載の構造において、抜け止め部材は、リール本体に螺合することによりリール本体にスプール軸方向に移動不能に連結される。この場合には、2つのつまみ部の空間内で抜け止め部材がリール本体に螺合しているので、抜け止め部材の連結構造が簡素になり、さらにコンパクトな外観を得ることができる。
発明5に係る両軸受リールのキャスティングコントロール機構は、発明4に記載の機構において、ねじ部材は、外周面に第1雄ねじ部を有するボルト部材であり、リール本体は、第1雄ねじ部が螺合する第1雌ねじ部と、第1雌ねじ部の外周側に形成された第2雄ねじ部とを有し、抜け止め部材は、第2雄ねじ部に螺合する第2雌ねじ部を有する。この場合には、制動力を調整するための第1雌ねじ部の外周側に形成された第2雄ねじ部で抜け止め部材を連結できるので、連結構造がさらにコンパクトになる。
発明6に係る両軸受リールのキャスティングコントロール機構は、発明5に記載の機構において、第2雄ねじ部及び第2雌ねじ部は反時計回りに回転させると締まる左ねじである。この場合には、制動力を調整するためのつまみ部材をねじがきつくなる方向に回しても、抜け止め部材とリール本体との連結が緩むことがない。
発明7に係る両軸受リールのキャスティングコントロール機構は、発明1から6のいずれかに記載の機構において、リール本体は、スプール軸を回転自在に支持するフレームと、フレームに着脱自在に装着されたスプール取出部と、を有し、ねじ部材はスプール取出部に螺合する。この場合には、通常はハンドル装着側と逆側に配置されるスプール取出部につまみ部材が配置されるので、つまみ部材の操作が容易になる。また、スプール取出部とのユニット化が可能になり、キャスティングコントロール機構の標準化が可能になる。
本発明によれば、つまみ部材は、抜け止め部材により抜け止めされているので、つまみ部材が脱落しにくくなる。また、つまみ部材ではなく、つまみ部材に係合して回転するねじ部材がスプール軸方向に移動するので、つまみ部材はスプール軸方向には移動しない。このため、つまみ部材とリール本体との隙間が変動しなくなり、つまみ部材の内部への異物の噛み込みを防止できる。
<両軸受リールの概略構成>
図1において、本発明の一実施形態による両軸受リールは、チヌ釣り用のロープロフィール型のリールである。両軸受リールは、リール本体1と、リール本体1の側方(たとえば左方)に配置されたスプール回転用ハンドル2と、リール本体1の内部に回転自在かつ着脱自在に装着された糸巻用のスプール12とを備えている。ハンドル2のリール本体1側には、ドラグ調整用のドラグ調整部材3が設けられている。
ハンドル2は、たとえば金属製の板状のハンドルアーム2aと、ハンドルアーム2aの両端に回転自在に装着された2つの把手部2bとを有するダブルハンドル形のものである。ハンドルアーム2aは、図2に示すように、ナット2dによりハンドル軸30の先端に回転不能に固定されている。このナット2dは、ハンドルアーム2aの外側面にねじ止めされたリテーナ2c内に収納されて回り止めされている。
リール本体1は、図1及び図2に示すように、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着されフレーム5の両側方を覆う第1側カバー6a及び第2側カバー6bと、フレーム5の側部に着脱自在に装着されたスプール取出部7と、を有している。第1側カバー6aはハンドル2と逆側に配置され、第2側カバー6bはハンドル2の装着側に配置されている。
フレーム5は、図2に示すように、たとえば、ガラス繊維で補強されたポリアミド樹脂等の合成樹脂製であり、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された1対の側板5a,5bと、これらの側板5a,5bを連結する複数の連結部5cとを有している。このハンドル装着側と逆側の側板5aにスプール取出部7が着脱自在に装着されている。側板5aには、スプール12が通過可能な円形の開口5dが形成されており、開口5dに、スプール12を開口5d側から取り出すためのスプール取出部7が、たとえばバヨネット機構23により着脱自在に装着されている。下側の2つの連結部5cには、リールを釣り竿に装着するための前後に長い装着脚部4が一体形成されている。
第1側カバー6aは、ABS樹脂やポリアミド樹脂等の合成樹脂製の部材であり、スプール12の着脱を可能にするための円形の開口6cを有している。第1側カバー6aは、スプール取出部7により挟持され、スプール取出部7とともにフレーム5に対して着脱自在である。第1側カバー6aは、凹凸嵌合により側板5aに位置決めするための複数(たとえば3つ)の突起部6dを、側板5aと対向する裏面に有している。第2側カバー6bは、ABS樹脂やポリアミド樹脂等の合成樹脂製の部材であり、フレーム5の側板5bにネジ止め固定されている。なお、スプール取出部7の周囲において、第1側カバー6aの開口6cの内周部には、スプール取出部7の非操作時の回り止めと、スプール取出部7の操作時の位置決めと、を行うための位置決め機構60が配置されている。
スプール取出部7は、第1側カバー6aを挟持した状態で第1側カバー6aに回動自在に装着されている。したがって、スプール取出部7は、第1側カバー6aに対して抜け止めされている。また、スプール取出部7は、バヨネット機構23により側板5aに着脱自在に装着されている。バヨネット機構23は、スプール取出部7の外周部に周方向に間隔を隔てて配置され径方向外方に突出する板状の複数(たとえば3つ)の突起部23aと、突起部23aに係合するように側板5aの開口5dの外側に形成された溝状の複数(たとえば3つ)の係合凹部23bと、を有している。スプール取出部7を回してバヨネット機構23により側板5aに装着することにより、第1側カバー6aも側板5aに装着される。
スプール取出部7は、図3に示すように、軸受24bが装着される軸受装着部33と、軸受装着部33にねじ止め固定されたつまみ装着部34と、を有している。軸受装着部33は、概ね厚肉円板状の、たとえば、ポリアミド樹脂等の合成樹脂製の部材である。軸受装着部33の中心には、軸受24bが内周面に装着される段付き筒状の装着空間33aが形成されている。装着空間33aの底部33bには、後述するキャスティングコントロール機構22を構成する円板状の摩擦プレート41aが装着されている。軸受装着部33のつまみ装着部34と接触する面には、スプール12の軸芯と平行な方向に凹んだ複数(たとえば2つ)の位置決め凹部33cがスプール軸16の軸芯を中心に周方向に間隔を隔てて形成されている。また、その外周面には、前述したバヨネット機構23の複数の突起部23aがスプール12の軸芯を中心に周方向に間隔を隔てて形成されている。
つまみ装着部34は、図3〜図5に示すように、概ね厚肉円板状の、たとえば、ポリアミド樹脂等の合成樹脂製の部材である。つまみ装着部34は、キャスティングコントロール機構22の後述するつまみ部材42を装着するためのものであり、外部に露出する外側面(図3右側面)の中心部には、つまみ部材42を収納するための筒状の収納凹部34aが形成されている。収納凹部34aには、組立時に使用する複数(たとえば4つ)の位置決め孔34bが周方向に間隔を隔てて配置されている。つまみ装着部34の外側面は,第1側カバー6aの外側面と滑らかに連なるように形成されている。つまみ装着部34の外側面において、収納凹部34aの外周側には、収納凹部34aと僅かに間隔を隔てて概ねU字状の把手収納部34cが形成されている。把手収納凹部34cには、スプール取出部7の着脱の際に使用するU字状の着脱把手37が起伏自在に装着されている。着脱把手37は、スプール軸16と直交する軸回りに揺動自在につまみ装着部34に装着されている。着脱把手37は、スプール取出部7を側板5aに装着したとき、U字の湾曲部分が後方(図3下方)に向くように装着されている。また、つまみ装着部34の軸受装着部33と対向する面には、位置決め凹部33cに係合するたとえば2つの位置決め突起34dが形成されている。つまみ装着部34は、第1側カバー6aを軸受装着部33とで挟んだ状態で皿ねじ48により軸受装着部33と固定される。
収納凹部34aの中心部には、たとえば、亜鉛合金等の金属製のねじ筒部36がインサート成形により一体で形成されている。ねじ筒部36は、基端がつまみ装着部34の中心部に埋め込まれており、先端が突出して配置されている。ねじ筒部36は、内周面に雌ねじ部(第2雌ねじ時部の一例)36aを有している。また、外周面の軸方向中間部に収納凹部34aから露出する大径の鍔部36bを有し、鍔部36bの先端側に雄ねじ部(第2雄ねじ部の一例)36cを有している。雄ねじ部36cは、反時計回りに回すと締まる左ねじである。
フレーム5内には、図2に示すように、釣り竿と食い違う方向に配置可能なスプール12と、スプール12内に均一に釣り糸を巻くためのレベルワインド機構15と、サミングを行う場合の親指の当てとなる、クラッチレバー17とが配置されている。またフレーム5と第2側カバー6bとの間には、ハンドル2からの回転力をスプール12及びレベルワインド機構15に伝えるためのギア機構18と、クラッチ機構13と、クラッチ機構13の係脱を行うためのクラッチ係脱機構19と、スプール12を制動するドラグ機構21と、スプール12の回転時の抵抗力を調整するためのキャスティングコントロール機構22とが配置されている。この両軸受リールは、キャスティングコントロール機構22及びドラグ機構21以外にスプール12を制動する制動機構を有していない。
スプール12は、両側部に皿状のフランジ部12aを有しており、両フランジ部12aの間に筒状の糸巻き胴部12bを有している。また、スプール12は、糸巻き胴部12bの内周側の軸方向の実質的に中央部に一体で形成された筒状のボス部12cを有しており、ボス部12cを貫通するスプール軸16に、たとえばセレーション結合により回転不能に固定されている。この固定方法はセレーション結合に限定されず、キー結合やスプライン結合等の種々の結合方法を用いることができる。
スプール軸16は、側板5bを貫通して第2側カバー6bの外方に延びている。その延びた一端は、第2側カバー6bに内向きに形成されたボス部6eに軸受24aにより回転自在に支持されている。またスプール軸16の他端は、スプール取出部7内で軸受24bにより回転自在に支持されている。さらに側板5bに装着された軸受24cにより回転自在に支持されている。これらの軸受24a,24b,24cは構成部品に耐食性膜が形成されたボールベアリングである。スプール軸16の両端は、山形又は円弧状に突出して形成されている。この両端がキャスティングコントロール機構22に接触可能である。
スプール軸16の大径部分16aの左端は、側板5bの貫通部部分に配置されており、そこにはクラッチ機構13を構成する係合ピン16bが固定されている。係合ピン16bは、直径に沿って大径部分16aを貫通しており、その両端が径方向に突出している。この両端の突出部分に後述するピニオンギア32の先端(図2右端)が係合可能である。
ギア機構18は、ハンドル軸30と、ハンドル軸30と一体回転可能なメインギア31と、メインギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32と、ハンドル軸30に回転不能に固定され、レベルワインド機構15に噛み合うギア28とを有している。ハンドル軸30は、通常の両軸受リールとは異なり、糸繰り出し方向と糸巻取方向のいずれにも回転可能である。メインギア31は、ハンドル軸30に一体回転可能に装着されたクラッチリターンギア29に連結ピン20により連結され、ハンドル軸30と一体回転可能である。ピニオンギア32は、図2に示すように、側板5bから外方に延び、中心にスプール軸16が貫通する筒状部材であり、スプール軸16に軸方向に移動自在に装着されている。ピニオンギア32の先端は係合ピン16bに噛み合い可能である。
クラッチレバー17は、図2に示すように、1対の側板5a,5b間の後部でスプール12の後方に配置されている。フレーム5の側板5a,5bには長孔(図示せず)が形成されており、クラッチレバー17の回転軸17aがこの長孔に回転自在に支持されている。このため、クラッチレバー17は長孔に沿って上下方向にスライドすることが可能である。
クラッチ係脱機構19は、クラッチヨーク35を有している。クラッチヨーク35は、スプール軸16の外周側に配置されており、2本のピン(図示せず)によってスプール軸16の軸心と平行に移動可能に支持されている。なお、スプール軸16はクラッチヨーク35に対して相対回転が可能である。すなわち、スプール軸16が回転してもクラッチヨーク35は回転しないようになっている。またクラッチヨーク35はその中央部がピニオンギア32の中央部に係合して図2左右に移動可能である。クラッチヨーク35は図示しないスプリングによって常に内方(図2右側)に付勢されている。
このような構成で、通常状態では、ピニオンギア32は内方のクラッチ係合位置に位置しており、ピニオンギア32とスプール軸16の係合ピン16bとが係合してクラッチオン状態となっている。一方、クラッチヨーク35によってピニオンギア32が外方に移動した場合には、ピニオンギア32と係合ピン16bとの係合が外れクラッチオフ状態となる。
ドラグ機構21は、ドラグ力を調整操作するためのドラグ調整部材3と、ハンドル軸30に一体回転可能に装着された押圧プレート38と、ハンドル軸30の周囲で第2側カバー6b装着されたローラクラッチ40と、ローラクラッチ40の内輪40aの両端に回転不能に連結された2枚の摩擦プレート39a,39bと、を有している。ドラグ調整部材3は、ハンドル軸30に螺合している。ドラグ機構21は、ドラグ調整部材3の回転操作によって押圧プレート38を摩擦プレート39a,39bに向けて押圧することにより、両プレート38,39a,39bとの間で滑りを生じさせ、スプール12を制動する。ローラクラッチ40は、ハンドル軸30を支持するとともに、摩擦プレート39a,39bの糸繰り出し方向の回転を禁止する。内輪40aは、通常の両軸受リールと異なり、ハンドル軸30に対して回転自在である。したがって通常のドラグ機構とは異なり、クラッチオン状態でスプール12が糸繰り出し方向に回転したときにドラグ機構21が作動すると、ハンドル2が糸繰り出し方向に回転する。
<キャスティングコントロール機構22の構成>
キャスティングコントロール機構22は、図2及び図3に示すように、スプール軸16の両端を挟むように配置された複数(たとえば、3枚)の摩擦プレート41a,41bと、摩擦プレート41a,41bによるスプール軸16の挟持力を調節するためのつまみ部材42と、スプール取出部7の雌ねじ部36aに螺合するねじ部材43と、つまみ部材42をつまみ装着部34に対して抜け止めする抜け止め部材44と、を有している。また、キャスティングコントロール機構22は、つまみ部材42内に収納されつまみ部材42の回動により発音するとともにつまみ部材42を位置決めするつまみ発音機構45を有している。
右側の摩擦プレート41aは、前述したように、軸受装着部33の装着空間33aの底部33bに装着されている。左側の2枚の摩擦プレート41bは、第2側カバー6bのボス部6e内に装着されている。
つまみ部材42は、図4及び図5に示すように、ねじ部材43に一体回転可能かつ軸方向移動自在に係合するものである。ねじ部材43に係合する有底筒状の第1つまみ部46と、第1つまみ部46との間に空間が形成されるように第1つまみ部46に固定された第2つまみ部47と、を有している。
第1つまみ部46は、有底筒状のつまみ本体55と、つまみ本体55内に一体回転可能に装着されねじ部材43に係合する係合部材56と、係合部材をつまみ本体55に対して抜け止めする抜け止めばね57と、を有している。つまみ本体55は、たとえば、アルミニウム合金等の軽合金製の有底筒状の部材である。つまみ本体55の底部には、係合部材56を一体回転可能に連結するための連結穴55aが周方向に間隔を隔てて複数(たとえば4つ)設けられている。また、第1つまみ部46の底部には、係合部材56の後述するボス部56aが収納される筒状の凹部55dが形成されている。第1つまみ部46の内周面には、第2つまみ部47に螺合する雌ねじ部55bが形成され、雌ねじ部55bの底部側には、抜け止めばね57を引っ掛けるための環状の係止溝55cが形成されている。
係合部材56は、ポリアセタールやポリアミド樹脂等の合成樹脂製の鍔付き円筒形状の部材である。係合部材56の中心には、つまみ本体55側に突出するボス部56aが形成され、ボス部56aには、ねじ部材43の頭部43aに一体回転可能かつ軸方向移動自在に係合する長円形の係合孔56bが形成されている。係合部材56のつまみ本体55の底部に対向する背面(図5右側面)には、連結穴55aに嵌合する連結突起56cが突出してして形成されている。係合部材56の表面(図5左側面)には、発音機構45を構成する多数の音出し凹部56dが周方向に間隔を隔てて形成されている。
抜け止めばね57は、たとえば、ステンレス合金製の弾性線材を6角形に折り曲げて形成されたばね部材である。この角部57aが係止溝55cに係止され、角部57aをつなぐ直線部57bが係合部材56に接触して係合部材56を抜け止めする。
第2つまみ部47は、つまみ装着部の収納凹部34aに配置される。第2つまみ部47は、大径の鍔部47aと、鍔部より小径の筒状部47bとを有する鍔付き筒状の部材である。第2つまみ部47は、たとえば、アルミニウム合金等の軽合金製であり、筒状部47bの内周面には、抜け止め部材44を収納可能な筒状の収納空間47cが形成されている。収納空間47cの壁部47dには、組立時に位置決め及び回り止めのために使用される複数(たとえば4つ)の位置決め孔47eが形成されている。位置決め孔47eは、つまみ装着部34の位置決め孔34bと同芯に配置されており、位置決め孔34bより僅かに内径が小さい。壁部47dには、ねじ筒部36の鍔部36bが貫通可能な開口47fが形成されている。この開口47fが鍔部36bに接触することにより、第2つまみ部47がねじ筒部36に回転自在に支持されている。壁部47dの厚みは、ねじ筒部36の鍔部36bより薄く形成されている。筒状部47bの外周面には、つまみ本体55の雌ねじ部55bに螺合する雄ねじ部47gが形成されている。
ねじ部材43は、大径の頭部43aと、頭部43aから突出する軸部43bとを有するボルト部材である。頭部43aは、円の一部を互いに平行に切り欠いた切欠き部43cが形成された長円形の断面を有している。頭部43aは、係合部材56の係合孔56bに一体回転可能かつ軸方向移動自在に係合する。頭部43aの軸部43b側面には、円弧状の係止溝43dが形成されている。係止溝43dには、コイルばね49の一端が係止されている。コイルばね49の他端は、つまみ装着部34のねじ筒部36の先端面に係止される。コイルばね49は、軸部43bの外周側で頭部43aとねじ筒部36との間に圧縮状態で装着されている。このコイルばね49によりねじ部材43のがたつきを抑えることができる。
抜け止め部材44は、たとえば、アルミニウム合金等の軽金属製の厚肉円筒状の部材であり、その内周面には、ねじ筒部36の雄ねじ部36cに螺合する雌ねじ部(第2雌ねじ部の一例)44aが形成されている。雌ねじ部44aは、雄ねじ部36cと同様に左ねじである。また、抜け止め部材44は、第2つまみ部47の収納空間47cに配置される。これにより、抜け止め部材44は、収納空間47cに装着された状態でねじ筒部36に固定可能である。なお、抜け止め部材44がねじ筒部36に固定されたとき、壁部47d厚みが鍔部36bより薄いので、抜け止め部材44とつまみ装着部34の収納凹部34aとの間の距離より壁部47dの厚みが小さくなり、第2つまみ部47が回転しやすくなっている。抜け止め部材44が収納空間47c内でねじ筒部36に固定されることにより、第2つまみ部47の軸方向の移動が規制され、つまみ部材42が抜け止めされる。また、抜け止め部材44には、発音機構45を収納するための取付穴44bが係合部材56に面して形成されている。
発音機構45は、前述した係合部材56に形成された音出し凹部56d、取付穴44bに進退自在に装着された打撃ピン45aと、打撃ピン45aを音出し凹部56dに向けて付勢するコイルばね45bと、を有している。したがって、打撃ピン45aは、コイルばね45bにより係合部材56をつまみ本体55に向けて付勢している。この結果、つまみ部材42全体がコイルばね45bにより、つまみ装着部34から離反する方向に付勢される。このため、図3に示すように、つまみ部材42において、第2つまみ部47の壁部47dの厚みとねじ筒部36の鍔部36bの厚みとの差だけ、コイルばね45bの付勢力によりつまみ部材42とつまみ装着部34の収納凹部34aの底部との間に隙間が形成される。したがって、つまみ部材42が軸方向にがたつかなくなる。
<両軸受リールの操作方法>
通常の状態では、クラッチヨーク35は内方(図3右方)に押されており、これによりピニオンギア32は、係合位置に移動させられている。この状態ではピニオンギア32とスプール軸16の係合ピン16bとが噛み合ってクラッチオン状態となっており、ハンドル2からの回転力は、ハンドル軸30、メインギア31、ピニオンギア32及びスプール軸16を介してスプール12に伝達され、スプール12が糸巻き取り方向に回転する。
釣りを行う場合には、バックラッシュを抑えるためにキャスティングコントロール機構22で制動力を調整する。キャスティングコントロール機構22で制動力を調整する際には、つまみ部材42をたとえば時計回りに回転させる。すると、つまみ部材42に連動してねじ部材43が回動して図3左側に前進し、両摩擦プレート41a,41bの間隔が狭くなりスプール軸16への制動力が強くなる。また、逆に反時計回りに回転させると制動力が弱くなる。このようにつまみ部材42を回動させると、係合部材56の音出し凹部56dの回転により打撃ピン45aが係合部材56への衝突を繰り返して発音する。
制動力を調整し終わると、クラッチレバー17を下方に押す。ここでは、クラッチレバー17は、下方の離脱位置に移動する。そしてクラッチレバー17の移動により、クラッチヨーク35が外方に移動し、クラッチヨーク35に係合したピニオンギア32も同方向に移動させられる。この結果、ピニオンギア32とスプール軸16の係合ピン16bとの噛み合いが外れ、クラッチオフ状態となる。このクラッチオフ状態では、ハンドル軸30からの回転はスプール12及びスプール軸16に伝達されず、スプール12は自由回転状態になる。クラッチオフ状態として、クラッチレバー17においた親指でスプールをサミングしながらスプール軸16が鉛直面に沿うようにリールを傾けて釣り糸を垂らす。すると、仕掛けの重さにより、スプール12の回転によりスプール軸16が糸繰り出し方向に回転し、釣り糸が繰り出される。
<つまみ部材42を含む組立体の組立手順>
キャスティングコントロール機構22のつまみ部材42の組立作業には、図5に示すように、組立治具Zを利用する。組立治具Zには、位置決めのための孔部Z1と位置決め及び回り止めのための突起Z2が形成されている。孔部Z1は、つまみ装着部34の位置決め突起34dに係合可能に形成されている。また、突起Z2は、つまみ装着部34の位置決め孔34b及び第2つまみ部47の位置決め孔47eに係合可能に形成されており、先端部が位置決め孔47eに係合可能に僅かに小径になっている。
つまみ部材42の組立の前に予め第1つまみ部46を組み立てておく。第1つまみ部46を組み立てる際には、つまみ本体55に係合部材56を回転不能に係合するように組み込む。そして、抜け止めばね57を係止溝55cに係止して係合部材56を抜け止めする。
つまみ部材42を組み立てる際には、最初に、第1つまみ部46をつまみ装着部34を組立治具Zの上に位置決めして載置する。続いて、第2つまみ部47をつまみ装着部34の収納凹部34a内に突起Z2により位置決めして配置する。次に、抜け止め部材44をねじ筒部36の雄ねじ部36cに螺合させ第2つまみ部47の収納空間47cに装着する。抜け止め部材44の装着が終わると、発音機構45のコイルばね45b及び打撃ピン45aを取付穴44bに装着し、さらにコイルばね49をねじ筒部36の先端に接触させて配置する。そして、ねじ部材43の先端部をねじ筒部36にわずかに螺合させておく。この状態で予め組み立てておいた第1つまみ部46を係合部材56にねじ部材43の頭部に係合させた状態で第2つまみ部47に螺合させる。このとき、第2つまみ部47が突起Z2により回り止めされているので第1つまみ部46を回すだけで第1つまみ部46を第2つまみ部47に固定できる。
このようにしてつまみ部材42を含む組立体が完成すると、第1側カバー6aを挟んだ状態で軸受装着部33をつまみ装着部34に皿ねじ48により固定する。この際に位置決め突起34dにより軸受装着部33と位置決めする。これにより、スプール取出部7に抜け止めされたつまみ部材42の組立体が完成する。
<スプール12の着脱手順>
スプール12を取り出す際には、着脱把手37を指で起こして起立させる。そして着脱把手37を、たとえば反時計回りに回転させると、スプール取出部7が反時計回りに回転し、バヨネット機構23の突起部23aが係合凹部23bから外れる。これにより、スプール取出部7が第1側カバー6aとともに外れる。この状態でリールを傾けることによりスプール12を開口5dから取り出すことができる。
スプール12を装着する際には、スプール12を開口5dからリール内部に装着する。この状態で、第1側カバー6aを突起部6dにより側板5aに位置決めしながら着脱把手37を時計回りに回す。するとスプール取出部7が回転してバヨネット機構23の突起部23aと係合凹部23bとが係合してスプール取出部7及び第1側カバー6aが側板5aに固定される。
ここでは、つまみ部材42は、抜け止め部材44により抜け止めされているので、つまみ部材42が脱落しにくくなる。また、つまみ部材42ではなく、つまみ部材42に係合して回転するねじ部材43がスプール軸方向に移動するので、つまみ部材42はスプール軸方向には移動しない。このため、つまみ部材42とリール本体1のつまみ装着部34との隙間が変動しなくなり、つまみ部材42の内部への異物の噛み込みを防止できる。
<他の実施形態>
(a)前記実施形態では、手動の両軸受リールを例に説明したが、電動の両軸受リールにも本発明を適用できる。
(b)ハンドル装着側と逆側に配置されたキャスティングコントロール機構22のつまみ部材を開示したが、ハンドル装着側に配置されたつまみ部材にも本発明を適用できる。また、左ハンドルの両軸受リールを例に説明したが、右ハンドルの両軸受リールにも本発明を適用できる。
(c)前記実施形態では、抜け止め部材をリール本体のねじ筒部との螺合により固定したが、ねじ部材や弾性係合構造等により抜け止め部材をリール本体に固定してもよい。また第1つまみ部と第2つまみ部とを螺合により連結したが、ねじ部材や弾性係合構造等により第1つまみ部を第2つまみ部に連結してもよい。
(d)前記実施形態では、抜け止め部材44として厚肉円筒状の部材を例示したが、抜け止め部材は、つまみ部材を抜け止めできるものであればどのような形態であってもよい。たとえば、係合部材の抜け止めに使用した抜け止めばねや止め輪の形態の抜け止め部材をリール本体に係合したものであってもよい。
また、抜け止め部材として複数の部材により構成してもよい。たとえば、つまみ部材のスプール軸方向外方への移動を規制可能なリング状の部材を止め輪や抜け止めばねによりリール本体に対して抜け止めする構造であってもよい。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの全体斜視図。 その平面断面図 つまみ部材周辺の構造を示す断面部分図。 つまみ部材及びその周辺部材の分解斜視図。 つまみ部材及びその周辺部材の組立手順を示す分解断面図。
符号の説明
1 リール本体
5 フレーム
7 スプール取出部
12 スプール
16 スプール軸
34 つまみ装着部(ねじ部材が螺合するリール本体の一例)
36a 雌ねじ部(第1雌ねじ部の一例)
36c 雄ねじ部(第2雄ねじ部の一例)
22 キャスティングコントロール機構
41a,41b 摩擦プレート
42 つまみ部材
43 ねじ部材
43b 雄ねじ部(第1雄ねじ部の一例)
44 抜け止め部材
44a 雌ねじ部(第2雌ねじ部の一例)
46 第1つまみ部
47 第2つまみ部

Claims (7)

  1. リール本体に回転自在に支持されたスプール軸の両端を挟むことによりスプールを制動する両軸受リールのキャストコントロール機構であって、
    前記リール本体に前記スプール軸の一端部に接触するように配置された摩擦プレートと、
    前記リール本体に螺合し、前記摩擦プレートを前記スプール軸の前記一端部に向けて押圧可能なねじ部材と、
    前記ねじ部材に一体回転可能かつ軸方向移動自在に係合するつまみ部材と、
    前記つまみ部材を前記リール本体に対して抜け止めする抜け止め部材と、
    を備えた両軸受リールのキャスティングコントロール機構。
  2. 前記つまみ部材は、
    前記ねじ部材に係合する有底筒状の第1つまみ部と、
    前記第1つまみ部とによって内部に空間が形成されるように前記第1つまみ部に固定された第2つまみ部と、を有し、
    前記抜け止め部材は、前記つまみ部材が回転可能となるように前記空間内に配置され、前記リール本体にスプール軸方向に移動不能に連結され、それにより前記第2つまみ部を前記リール本体に対して前記スプール軸方向に抜け止めする、請求項1に記載の両軸受リールのキャスティングコントロール機構。
  3. 前記第2つまみ部は、前記第1つまみ部の内周面に螺合して前記第1つまみ部と固定される、請求項2に記載の両軸受リールのキャスティングコントロール機構。
  4. 前記抜け止め部材は、前記リール本体に螺合することにより前記リール本体に前記スプール軸方向に移動不能に連結される、請求項2又は3に記載の両軸受リールのキャスティングコントロール機構。
  5. 前記ねじ部材は外周面に第1雄ねじ部を有するボルト部材であり、
    前記リール本体は、前記第1雄ねじ部が螺合する第1雌ねじ部と、前記第1雌ねじ部の外周側に形成された第2雄ねじ部とを有し、
    前記抜け止め部材は、前記第2雄ねじ部に螺合する第2雌ねじ部を有する、請求項4に記載の両軸受リールのキャスティングコントロール機構。
  6. 前記第2雄ねじ部及び第2雌ねじ部は反時計回りに回転させると締まる左ねじである、請求項5に記載の両軸受リールのキャスティングコントロール機構。
  7. 前記リール本体は、
    前記スプール軸を回転自在に支持するフレームと、
    前記フレームに着脱自在に装着されたスプール取出部と、
    を有し、
    前記ねじ部材は前記スプール取出部に螺合する、請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リールのキャスティングコントロール機構。
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