JP2009044472A - 遠隔撮影システム、および操作用機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作用機器を用いて遠隔カメラを操作すること。
【解決手段】操作用カメラ200は、遠隔カメラ300に対して通信の確立を要求し、操作用カメラ200のボタンに対する使用者の操作状況、または操作用カメラ200の姿勢の変化状況を検出して、これらに関する情報を通信を確立した遠隔カメラ300へ送信する。遠隔カメラ300は、操作用カメラ200からの接続要求に応じて通信を確立し、操作用カメラ200から操作状況を示す情報を受信した場合には、受信した操作状況を示す情報に基づいて、操作用カメラ200のボタンに対する使用者の操作状況に応じて、操作されたボタンに割り当てられている動作を行い、操作用カメラ200の姿勢の変化状況に応じて、遠隔カメラ200の姿勢を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作用機器を用いて遠隔カメラを操作して撮影を行うための遠隔撮影システム、および遠隔撮影システムで用いる操作用機器に関する。
次のような電子カメラシステムが知られている。この電子カメラシステムは、あらかじめ定められた場所に設置されたカメラに対して、リモコンから撮影指示を行うことにより、カメラを遠隔操作して撮影を行う(例えば、特許文献1)。
特開2000−23015号公報
しかしながら、従来の電子カメラシステムでは、使用者はリモコンのレリーズボタン、パン/チルトボタン、またはズームボタンを押下することでカメラを制御して撮影する必要があるため、直感的な操作が困難であるという問題が生じていた。
本発明は、操作用機器を用いて遠隔カメラを操作して撮影を行うための遠隔撮影システムであって、操作用機器は、遠隔操作対象となる前記遠隔カメラに対して通信の確立を要求するための接続要求を行う接続要求手段と、操作用機器のボタンに対する使用者の操作状況、または操作用機器の姿勢の変化状況を、操作用機器の操作状況として検出する操作状況検出手段と、操作状況検出手段で検出した操作状況を示す情報を、接続要求に基づいて通信を確立した遠隔カメラへ送信する送信手段とを備え、遠隔カメラは、操作用機器からの接続要求に応じて操作用機器との間で通信を確立する通信制御手段と、通信を確立した操作用機器から操作状況を示す情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した操作状況を示す情報に基づいて、操作用機器のボタンに対する使用者の操作状況に応じて、操作されたボタンに割り当てられている動作を行い、操作用機器の姿勢の変化状況に応じて、遠隔カメラの姿勢を変化させる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、制御手段は、ボタンの操作による撮影指示に基づいて画像を取得し、取得した画像を操作用機器に送信することが好ましい。
操作用機器は、遠隔カメラから受信した画像を表示装置に表示する表示制御手段をさらに備えるようにしてもよい。
操作用機器は、遠隔カメラから受信した画像を記録媒体に記録する記録制御手段をさらに備えるようにしてもよい。
通信制御手段は、通信を確立している操作用機器からの撮影指示に基づいて取得した画像の枚数が所定枚数になったときに、操作用機器との間の通信を切断するようにしてもよく、操作用機器との間の通信を確立してから所定時間が経過したときに、操作用機器との間の通信を切断するようにしてもよい。また、通信制御手段は、ボタンの操作による通信切断指示に基づいて、操作用機器との間の通信を切断するようにしてもよい。
通信制御手段は、操作用機器から接続要求があったときに、他の操作用機器との間で通信を確立している場合には、接続要求があった操作用機器からの接続予約を受け付け、他の操作用機器との通信を切断した後に、接続予約された操作用機器との間の通信を確立するようにしてもよい。
制御手段は、ボタンの操作によるカメラ姿勢の初期化指示に基づいて、遠隔カメラの姿勢をあらかじめ設定された初期姿勢に戻すようにしてもよく、操作用機器との間の通信が切断されたときに、遠隔カメラの姿勢をあらかじめ設定された初期姿勢に戻すようにしてもよい。
また、本発明による操作用機器は、上記遠隔撮影システムで用いるためのものである。
本発明によれば、直感的な操作により遠隔カメラを用いた撮影が可能になる。
図1は、本実施の形態における遠隔撮影システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。遠隔撮影システム100は、遠隔操作(リモート操作)可能な遠隔カメラ300と、遠隔カメラ300と通信を行って、遠隔カメラ300を遠隔操作するための操作用機器である操作用カメラ200とで構成される。なお、操作用カメラ200は、一般的なデジタルカメラであって、遠隔カメラ300とは、有線または無線によって接続される。
この遠隔撮影システム100においては、遠隔カメラ300は、接続された操作用カメラ200からの操作指示を受け付け、その指示内容に従って動作する。これによって、操作用カメラ200を所有する使用者は、手元にある操作用カメラ200を操作することによって、遠隔カメラ300をリモート操作することができる。
本実施の形態では、操作用カメラ200には、後述するように、操作用カメラ200の姿勢の変化を検出するためのセンサ、例えば加速度センサを備えている。このセンサにより、使用者によるカメラ200の姿勢の変化を検出し、その姿勢の変化状況に関する情報を遠隔カメラ300へ送信する。遠隔カメラ300は、受信した情報に基づいて、操作用カメラ200における姿勢の変化に追随して姿勢を変化させる。例えば、使用者が操作用カメラ200による撮影方向を上下方向、または左右方向に振った場合には、それに伴って遠隔カメラ300の撮影方向も操作用カメラ300と同じ方向に振られることになる。
また、操作用カメラ200は、使用者によるボタン(図2に示す操作部材211)の操作状況を検出して、その操作状況に関する情報を遠隔カメラ300へ送信する。遠隔カメラ300では、受信した情報に基づいて、操作用カメラ200のボタンに対する使用者の操作状況に応じて、操作されたボタンに割り当てられている動作を行う。例えば、使用者が操作用カメラ200のレリーズボタンを押下した場合には、それに伴って遠隔カメラ300で撮影が行われる。以上のように、操作用カメラ200の姿勢変化およびボタンの操作状況に基づいて遠隔カメラ300を動作させることにより、使用者は、操作用カメラ200を通常の撮影時と同様に操作するだけで、直感的に遠隔カメラ300を操作することが可能となる。以下、操作用カメラ200および遠隔カメラ300について説明する。
図2は、操作用カメラ200の一実施の形態の構成を示すブロック図である。この図2に示すように、操作用カメラ200は、撮影光学系201と、撮影光学系制御部202と、撮像部203と、画像処理部204と、表示部205と、制御部206と、RAM207と、ROM208と、メモリーカード209と、姿勢センサ210と、操作部211と、外部インターフェース212とを備えている。
撮影光学系201は、ズーム光学系201a、絞り201b、および焦点調節光学系201cとで構成されている。撮影光学系201に含まれる各要素は、撮影光学系制御部202によって制御される。ズーム制御部202aは、ズーム光学系201aを駆動するとともに、ズーム光学系201aの状態を検出する。絞り制御部202bは、絞り201bを駆動するとともに、絞り201bの状態を検出する。焦点制御部202cは、焦点調節光学系201cを駆動するとともに、焦点調節光学系201cの状態を検出する。
撮像部203は、例えばCCDやCMOSなどの撮像素子であって、撮影光学系201から入射される被写体像を結像して画像を取得し、取得した画像データをバッファメモリであるRAM207へ出力する。画像処理部204は、RAM207上に記録された画像データに対して種々の画像処理を施した後、所定のファイル形式の画像ファイルを生成して、記録媒体としてのメモリーカード209に記録する。なお、メモリーカード209は、操作用カメラ200に内蔵された内蔵メモリでもよく、あるいはメモリーカードスロットを介して読み書き可能な外部記録媒体であるメモリーカードであってもよい。
表示部205は、例えば操作用カメラ200に搭載された液晶モニタであって、例えば、図3(a)に示すように操作用カメラ200の背面に搭載される。制御部206は、CPUおよびその他周辺回路で構成され、操作用カメラ200を制御する。例えば、使用者による撮影指示があった場合には、上述した撮影光学系制御部202、および撮像部203を制御して画像を取得する。また、使用者による画像の再生指示があった場合には、メモリーカード209内から画像を読み込んで、表示装置205へ出力する。
RAM207は、上述したように、バッファメモリとして使用される一時記憶用のメモリであり、例えばSDRAMなどが使用される。ROM208は、例えばフラッシュメモリが使用され、操作用カメラ200上で実行される種々のプログラムなどが記録されている。
姿勢センサ210は、操作用カメラ200の姿勢の変化を検出するためのセンサである。この姿勢センサ201としては、例えば加速度センサが用いられ、操作用カメラ200のカメラの向き(光軸の方向)が垂直方向(上下方向)に振られたとき(チルト)、または操作用カメラ200のカメラの向き(光軸の方向)が水平方向(左右方向)に振られたとき(パン)に、そのときに発生する加速度からその変化を検出する。
操作部211は、操作用カメラ200に搭載された種々の操作ボタンや操作スイッチを含んでいる。例えば、図3(a)に示すように、レリーズボタン211a、電源ボタン211b、ズームボタン211c、表示ボタン211d、十字ボタン211e、および決定ボタン211fなどを含んでいる。
外部インターフェース212は、遠隔カメラ300と通信を行うための通信インターフェースであって、遠隔カメラ300と有線接続するために、例えばUSBケーブルを接続するためのコネクタ212a、および遠隔カメラ300と無線接続するための無線接続部、例えば無線LANモジュールを備えている。なお、本実施の形態では、外部インターフェース212として、有線接続用のインターフェースであるコネクタ212aと無線接続用のインターフェースである無線接続部212bとを備える例について説明するが、いずれか一方のみを搭載するようにしてもよい。なお、図3(a)に示すアンテナ3aは、無線接続部212bが備える無線通信用のアンテナである。
図4は、遠隔カメラ300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、図4においては、図2に示した操作用カメラ200と共通する構成要素については、操作用カメラ200の構成要素と区別するために符合の1桁目の数字を3とし、2桁目、3桁目の数字、および4桁目のアルファベットは同じものを付加してある。例えば、操作用カメラ200のズーム光学系が201aであるのに対して、遠隔カメラ300のズーム光学系は301aという符号を付してある。ここでは、操作用カメラ200と共通する構成要素については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
遠隔カメラ300は、操作用カメラ200におけるメモリーカードに代えて、記憶媒体としてEEPROM313を備えている。また、遠隔カメラ300は、パン方向駆動部314と、チルト方向駆動部315をさらに備えている。パン方向駆動部314は、遠隔カメラ300のカメラの向き(光軸の方向)を水平方向(左右方向)に振るための機構である。また、チルト方向駆動部315は、遠隔カメラ300のカメラの向き(光軸の方向)が垂直方向(上下方向)に振るための機構である。
なお、遠隔カメラ300は、例えば図3(b)に示すように、カメラ本体部3bと台座部3cとから構成されている。台座部3cは設置面に固定されており、カメラ本体部3bは、水平方向および上下方向にカメラ本体部3bの向きを変えることができる可動部を介して台座部3cと接続されている。上述したパン方向駆動部314およびチルト方向駆動部315は、この可動部を稼動させることによって、カメラ本体部3bをパンまたはチルトする。なお、アンテナ3dは、無線接続部312bが備える無線通信用のアンテナである。
なお、この遠隔撮影システム100では、遠隔カメラ300は、複数の操作用カメラ200から通信の接続要求があった場合でも、常に1台の操作用カメラ200との間で通信を確立し、1台の操作用カメラ200からの指示に基づいて動作する。例えば、遠隔カメラ300は、複数の操作用カメラ200から接続要求があった場合には、時間的に最も早く接続要求のあった1台の操作用カメラ200と通信を確立する。そして、その後に接続要求があった他の操作用カメラ200からは、接続要求があった順番に接続予約を受け付け、接続していた操作用カメラ200との通信が切断された後に、その接続予約順で各操作用カメラ200との通信を確立していく。
具体的には、接続要求のあった操作用カメラ200を、その要求があった順番に接続待ちリストに登録していく。そして、接続中の操作カメラ200との間の通信が切断された場合には、接続待ちリストに登録されている最も上位の操作用カメラ200と接続を開始する。これを繰り返すことによって、複数の操作用カメラ200から接続要求があった場合でも、接続待ちリストに登録されている順番に従って、各操作用カメラ200と1台ずつ通信を行うことができる。
なお、操作用カメラ200と遠隔カメラ300との間の通信が切断される場合としては、操作用カメラ200側で使用者が通信切断を指示した場合が考えられる。また、1台の操作用カメラ200が1回の通信で接続を持続できる時間を制限するようにし、遠隔カメラ300は、操作用カメラ200と通信を開始してから所定時間が経過した後に、強制的に通信を切断する。さらに、1台の操作用カメラ200が1回の通信中に撮影できる画像の枚数を制限するようにし、遠隔カメラ300は、操作用カメラ200と通信を開始した後、操作用カメラ200からの指示に基づいて撮影した画像の枚数が所定枚数に到達した時点で、強制的に通信を切断する。
以下、図5〜図7に示すフローチャートを用いて、操作用カメラ200の処理について説明する。図5は、操作用カメラ200の処理を示すフローチャートである。この図5に示す処理は、使用者によって電源ボタン211bが押下されることによって、操作用カメラ200の電源がオンされると起動するプログラムとして制御部206によって実行される。
ステップS10において、制御部206は、操作部211からの入力信号を監視して、使用者によって遠隔カメラ300への接続が指示されたか、すなわち接続要求処理操作があったか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS30へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS20へ進む。ステップS20では、制御部206は、図6で後述する接続要求処理を実行して、ステップS30へ進む。
ステップS30では、制御部206は、接続要求に対して、遠隔カメラ300から接続許可信号を受信したか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS50へ進む。一方、肯定判断した場合には、ステップS40へ進む。ステップS40では、制御部206は、図7で後述するリモートカメラ制御処理を実行して、ステップS50へ進む。
ステップS50では、制御部206は、遠隔カメラ300から待ち時間、および待ち人数を受信したか否かを判断する。上述したように、遠隔カメラ300は、複数の操作用カメラ200から接続要求があった場合に、接続要求があった順番に接続待ちリストへ登録していく。後述する図6の接続要求処理においては、遠隔カメラ300に対して接続要求を行った時点での接続待ちリストに登録されている人数(待ち人数)と、待ち人数に基づいて算出された待ち時間が通知される。
しかしながら、この接続要求を行ったときに通知される待ち人数および待ち時間は、他の接続待ちの順番が上位の操作用カメラ200の通信が切断されて次の操作用カメラ200が通信を開始した場合や、接続待ちのキャンセルがあった場合に変化する。このため、遠隔カメラ300は、後述する図8に示す処理で、新たな操作用カメラ200と通信を開始した場合には、最新の接続待ちリストに基づく待ち時間および待ち人数を、接続待ちリストに登録されている全ての操作用カメラ200へ通知する。
ステップS50では、このようにその都度遠隔カメラ300から通知される待ち時間および待ち人数に関するデータを受信したか否かを判断する。ステップS50で肯定判断した場合には、ステップS60へ進み、制御部206は、遠隔カメラ300から受信した待ち時間および待ち人数を表示部205へ表示して、ステップS70へ進む。これに対して、ステップS50で否定判断した場合には、そのままステップS70へ進む。
ステップS70では、制御部206は、遠隔カメラ300への接続待ち中に、使用者によって接続待ちをキャンセルするための指示があったか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS90へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS80へ進み、制御部206は、遠隔カメラ300に対して、接続待ちをキャンセルするための接続キャンセル信号を送信して、ステップS90へ進む。
遠隔カメラ300に対して接続要求を行った結果、接続待ち状態になった場合には、遠隔カメラ300から接続許可信号を受信するまでの間は、使用者は、通常通り操作用カメラ200を用いた撮影が可能となる。ステップS90からステップS170は、操作用カメラ200を用いた撮影処理を表している。
ステップS90では、制御部206は、撮像部203を制御して、撮影光学系201を通して入力される被写体像を撮像して、プレビュー画像を取得する。その後、ステップS100へ進み、制御部206は、取得したプレビュー画像を表示部205へ出力して表示し、ステップS110へ進む。ステップS110では、使用者によるレリーズボタン211aの半押操作があったか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS10へ戻る。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS120へ進む。
ステップS120では、制御部206は、焦点制御部202cを制御してAF処理(オートフォーカス処理)を行って、ステップS130へ進む。ステップS130では、制御部206は、使用者によるレリーズボタン211aの全押操作があったか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS170へ進んで使用者によるレリーズボタン211aの半押操作があったか否かを判断する。肯定判断した場合にはステップS130へ戻り、否定判断した場合にはステップS10へ戻る。これに対して、ステップS130で肯定判断した場合には、ステップS140へ進む。
ステップS140では、制御部206は、撮影光学系制御部202および撮像部203を制御して撮影処理を行う。そして、ステップS150において、画像処理部204は、撮影して取得した画像に対して画像処理を施し、さらに所定形式の画像ファイルを生成する。その後、ステップS160へ進み、制御部206は、生成された画像ファイルをメモリーカード209へ記録して、ステップS180へ進む。
ステップS180では、制御部206は、使用者によって操作用カメラ200の電源をオフするための操作、すなわち電源ボタン211bが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS10へ戻る。これに対して、肯定判断した場合には、操作用カメラ200の電源をオフして、処理を終了する。
図6は、図5のステップS20で実行される接続要求処理の流れを示すフローチャートである。ステップS190では、制御部206は、コネクタ212aを介して接続された遠隔カメラ300、または無線接続部212bによる無線通信可能な範囲に存在する遠隔カメラ300のいずれかを接続先としてサーチする。その後、ステップS200へ進み、制御部206は、接続先を検出したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS210へ進む。
ステップS210では、制御部206は、検出した接続先の遠隔カメラ300を接続先リストへ追加し、使用者に対してその遠隔カメラ300へ接続するか否かを問い合わせる。その後、ステップS220へ進み、使用者によるその遠隔カメラ300への接続先決定操作があったか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS230へ進み、制御部206は、外部インターフェース212を介して、接続先として決定された遠隔カメラ300に対して接続要求信号を送信する。
その後、ステップS240へ進み、上述したように、接続要求を行った時点における接続待ちリストに基づいて遠隔カメラ300から通知される待ち時間および待ち人数に関するデータを受信する。そして、ステップS250へ進み、受信した待ち時間および待ち人数を表示部205に表示して、図5に示す処理に復帰する。
一方、ステップS200で否定判断した場合には、ステップS260へ進み、制御部206は、接続先のサーチを開始してから所定時間が経過したか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS190へ戻る。これに対して、肯定判断した場合には、制御部206は、接続先のサーチをタイムアウトしてステップS270へ進み、表示部205にエラー表示を行って、使用者に接続先が見つからなかったことを通知する。その後、図4に示す処理に復帰する。
図7は、図5のステップS40で実行されるリモートカメラ制御処理の流れを示すフローチャートである。ステップS280において、制御部206は、遠隔カメラ300と通信を開始してからの経過時間を計時するためのタイマーを0にリセットして、ステップS290へ進む。このタイマーは、遠隔カメラ300との通信が切断するまでの間、その経過時間の計時を続ける。ステップS290では、制御部206は、遠隔カメラ300と通信を開始してから、遠隔カメラ300を制御して撮影した画像の枚数をカウントするためのカウンタ(枚数カウンタ)を0にリセットして、ステップS300へ進む。
ステップS300では、制御部206は、後述するように遠隔カメラ300で撮影されるプレビュー画像を受信して、ステップS310へ進む。ステップS310では、制御部206は、受信したプレビュー画像を表示部205へ出力して表示する。また、遠隔カメラ300と接続を開始してからの経過時間、および遠隔カメラ300と接続を開始してから、遠隔カメラ300を制御して撮影した画像の枚数を表示部205へ出力して表示する。その後、ステップS320へ進む。
ステップS320では、制御部206は、姿勢センサ210からの出力に基づいて、操作用カメラ200のチルトを検出したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS330へ進み、制御部210は、姿勢センサ210からの出力に基づいて、操作用カメラ200のチルト量を算出し、算出したチルト量のデータ(チルト信号)を遠隔カメラ300へ送信した後、後述するステップS420へ進む。これに対して、否定判断した場合には、ステップS340へ進む。
ステップS340では、制御部206は、姿勢センサ210からの出力に基づいて、操作用カメラ200のパンを検出したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS350へ進み、制御部210は、姿勢センサ210からの出力に基づいて、操作用カメラ200のパン量を算出し、算出したパン量のデータ(パン信号)を遠隔カメラ300へ送信した後、後述するステップS420へ進む。これに対して、否定判断した場合には、ステップS360へ進む。
ステップS360では、制御部206は、操作部211からの出力に基づいて、使用者による遠隔カメラ300にズーム指示を出すためのズーム操作を検出したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS370へ進み、制御部210は、使用者によってズーム指示のために操作部211が操作されている間、ズーム信号を遠隔カメラ300へ送信し続ける。その後、後述するステップS420へ進む。これに対して、否定判断した場合には、ステップS380へ進む。
ステップS380では、制御部206は、操作部211からの出力に基づいて、使用者による遠隔カメラ300にAF指示を出すためのAF操作を検出したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS390へ進み、制御部210は、AF信号を遠隔カメラ300へ送信した後、後述するステップS420へ進む。これに対して、否定判断した場合には、ステップS400へ進む。
ステップS400では、制御部206は、操作部211からの出力に基づいて、使用者による遠隔カメラ300のカメラ位置を初期位置に戻すための位置リセット操作を検出したか否かを判断する。すなわち、使用者が操作用カメラ200を操作して、遠隔カメラ300をパン、チルトさせたことによって、遠隔カメラ300のカメラ位置が初期位置から変化しているときに、そのカメラ位置を初期位置に戻すように指示がされたか否かを判断する。肯定判断した場合には、制御部210は、リセット信号を遠隔カメラ300へ送信した後、後述するステップS420へ進む。一方、否定判断した場合には、そのままステップS420へ進む。
ステップS420では、制御部206は、操作部211からの出力に基づいて、使用者によるレリーズ操作を検出したか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS500へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS430へ進む。ステップS430では、制御部206は、遠隔カメラ300へレリーズ信号を送信する。また、このとき上述した枚数カウンタに1を加算する。その後、ステップS440へ進む。
ステップS440では、制御部206は、送信したレリーズ信号に基づいて、遠隔カメラ300で撮影された画像(撮影画像)を受信し、ステップS450へ進む。ステップS450では、制御部206は、受信した撮影画像をメモリーカード209へ出力して記憶し、ステップS460へ進む。ステップS460では、制御部206は、受信した撮影画像を表示部205へ出力して表示し、ステップS470へ進む。
ステップS470では、制御部206は、操作部材211からの出力に基づいて、使用者によって表示部205に表示した撮影画像の表示を終了するように表示ボタン211dの操作があったか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS490へ進み、制御部206は、表示部206への撮影画像の表示を終了する。これに対して、否定判断した場合には、ステップS480へ進む。ステップS480では、制御部206は、表示部205に受信した撮影画像を表示してから所定時間が経過したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS490へ進み、制御部206は、表示部206への撮影画像の表示を終了する。これに対して、否定判断した場合には、ステップS470へ戻る。
ステップS500では、制御部206は、遠隔カメラ300から後述する接続終了通知を受信したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS510へ進み、制御部206は、遠隔カメラ300との通信が切断されたことを示す接続終了表示を表示部205へ出力して表示し、ステップS520へ進む。ステップS520では、制御部206は、遠隔カメラ300との間の接続を解除して、図5に示す処理に復帰する。
一方、ステップS500で否定判断した場合には、ステップS530へ進む。ステップS530では、制御部206は、操作部211からの出力に基づいて、使用者によって遠隔カメラ300との接続をキャンセルするための操作が行われたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS300へ戻る。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS540へ進み、制御部206は、遠隔カメラ300に対して、接続キャンセルを通知するための接続キャンセル信号を送信して、ステップS300へ戻る。
次に、図8および図9に示すフローチャートを用いて、遠隔カメラ300の処理について説明する。図8は、遠隔カメラ300の処理を示すフローチャートである。この図8に示す処理は、遠隔カメラ300の電源がオンされると起動するプログラムとして制御部306によって実行される。
ステップS550において、制御部306は、操作用カメラ200から接続要求信号を受信したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS560へ進み、制御部306は、接続要求があった操作用カメラ200を接続待ちリストに追加する。なお、接続待ちリストは、RAM307に仮想的に作成されるリストである。また、接続待ちリストに操作用カメラ200を登録する際には、例えば操作用カメラに一意に付加されている機器番号や製造番号などを登録すればよい。
その後、ステップS570へ進み、制御部306は、最新の接続待ちリストに基づいて、接続要求があった操作用カメラ200の待ち時間および待ち人数を算出して、ステップS580へ進む。ステップS580では、制御部306は、算出した待ち時間および待ち人数を接続要求があった操作用カメラ200へ送信し、後述するステップS630へ進む。
一方、ステップS550で否定判断した場合には、ステップS590へ進む。ステップS590では、制御部306は、現在接続中の操作用カメラ200から上述したように接続待ちのキャンセル信号を受信したか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS630へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS600へ進む。
ステップS600では、制御部306は、接続待ちリスト内から接続待ちキャンセル信号を受信した操作用カメラ200を削除する。その後、ステップS610へ進み、制御部306は、最新の接続待ちリストに基づいて、待ち時間および待ち人数を算出して、ステップS620へ進む。ステップS620では、図5のステップS50で上述したように、制御部306は、最新の接続待ちリストに登録されている全ての操作用カメラ200に対して、新たに算出した待ち時間および待ち人数のデータを送信する。その後、ステップS630へ進む。
ステップS630では、制御部306は、現在、操作用カメラ200と接続中であるか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS550へ戻る。これに対して、否定判断した場合には、ステップS640へ進む。ステップS640では、制御部306は、接続待ちリストの最上位の操作用カメラ200を読み出して、ステップS650へ進む。ステップS650では、制御部306は、読み出した操作用カメラ200に対して、接続許可信号を送信して、ステップS660へ進む。
ステップS660では、制御部306は、通信確立時のタイムアウト時間を計時するためのカウントをスタートして、ステップS670へ進む。ステップS670では、制御部306は、接続許可信号を送信した操作用カメラ200との間の通信が確立したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS680へ進み、制御部306は、図9で後述するカメラ制御処理を実行して、後述するステップS710へ進む。一方、否定判断した場合には、ステップS690へ進む。
ステップS690では、制御部306は、ステップS660でタイムアウト時間のカウントを開始してから所定時間が経過したか否かを判断する。肯定判断した場合には、後述するステップS710へ進む。これに対して、否定判断した場合には、ステップS700へ進む。ステップS700では、制御部306は、操作用カメラ200から接続をキャンセルする接続キャンセル信号を受信したか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS670へ戻る。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS710へ進む。
ステップS710では、制御部306は、接続待ちリストに登録されている操作用カメラ200のうち、最上位に登録されている操作用カメラ200を削除して、ステップS720へ進む。ステップS720では、制御部306は、最新の接続待ちリストに基づいて、待ち時間および待ち人数を算出して、ステップS730へ進む。ステップS730では、制御部306は、最新の接続待ちリストに登録されている全ての操作用カメラ200に対して、新たに算出した待ち時間および待ち人数のデータを送信する。その後、ステップS740へ進む。
ステップS740では、遠隔カメラ300の電源がオフされたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS550へ戻る。これに対して、肯定判断した場合には、処理を終了する。
図9は、図8のステップS680で実行されるカメラ制御処理の流れを示すフローチャートである。ステップS750では、制御部306は、遠隔カメラ300の状態をリセットする。すなわち、制御部306は、パン方向駆動部214およびチルト方向駆動部315を制御して、遠隔カメラ300のカメラ位置を初期位置に戻す。また、ズーム制御部302aを制御して、ズーム倍率を初期倍率、例えば等倍に設定する。その後、ステップS760へ進む。
ステップS760では、制御部306は、操作用カメラ200と通信を開始してからの経過時間を計時するためのタイマーを0にリセットして、ステップS770へ進む。このタイマーは、操作用カメラ200との通信が切断するまでの間、その経過時間の計時を続ける。ステップS770では、制御部306は、通信を開始した操作用カメラ200からの指示に基づいて、遠隔カメラ300が撮影した画像の枚数をカウントするためのカウンタ(枚数カウンタ)を0にリセットして、ステップS780へ進む。
ステップS780では、制御部306は、撮像部303を制御して、撮影光学系301を通して入力される被写体像を撮像して、プレビュー画像を取得して、ステップS790へ進む。ステップS790では、制御部306は、取得したプレビュー画像を通信中の操作用カメラ200へ送信して、ステップS800へ進む。ステップS800では、制御部306は、操作用カメラ200から上述したチルト信号を受信したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS810へ進み、制御部306は、チルト方向駆動部315を制御して、チルト信号に応じたチルト量だけ遠隔カメラ300の本体部3bをチルトする。その後、後述するステップS900へ進む。一方、否定判断した場合には、ステップS820へ進む。
ステップS820では、制御部306は、操作用カメラ200から上述したパン信号を受信したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS830へ進み、制御部306は、パン方向駆動部314を制御して、パン信号に応じたパン量だけ遠隔カメラ300の本体部3bをパンする。その後、後述するステップS900へ進む。一方、否定判断した場合には、ステップS840へ進む。
ステップS840では、制御部306は、操作用カメラ200から上述したズーム信号を受信したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS850へ進み、制御部306は、ズーム制御部302aを制御して、ズーム信号を受信している間、所定量ずつズームを行う。その後、後述するステップS900へ進む。一方、否定判断した場合には、ステップS860へ進む。
ステップS860では、制御部306は、操作用カメラ200から上述したAF信号を受信したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS870へ進み、制御部306は、焦点制御部302cを制御して、AF処理を実行する。その後、後述するステップS900へ進む。一方、否定判断した場合には、ステップS880へ進む。
ステップS880では、制御部306は、操作用カメラ200から上述したリセット信号を受信したか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS890へ進み、制御部306は、パン方向駆動部214およびチルト方向駆動部315を制御して、遠隔カメラ300のカメラ位置を初期位置に戻す。その後、後述するステップS900へ進む。一方、否定判断した場合には、ステップS900へ進む。
ステップS900では、制御部306は、操作用カメラから上述したレリーズ信号を受信したか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS940へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS910へ進む。ステップS910では、制御部306は、撮影光学系制御部302および撮像部303を制御して撮影処理を行って、画像を取得する。その後、ステップS920へ進み、制御部306は、取得した画像を操作用カメラ200へ送信して、ステップS930へ進む。
ステップS930では、制御部306は、上述した枚数カウンタのカウント値に1を加算して、ステップS940へ進む。ステップS940では、制御部306は、枚数カウンタのカウント値に基づいて、通信中の操作用カメラ200と通信を開始してから、当該操作用カメラ200からの指示に基づいて撮影した画像の枚数が、通信切断の条件としてあらかじめ設定されている所定枚数に到達したか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS950へ進む。
ステップS950では、制御部306は、ステップS760で計時を開始したタイマーに基づいて、通信中の操作用カメラ200と通信を開始してから、通信切断の条件としてあらかじめ設定されている所定時間が経過したか否かを判断する。肯定判断した場合には、後述するステップS970へ進む。これに対して、否定判断した場合には、ステップS960へ進む。ステップS960では、制御部306は、通信中の操作用カメラ200から、上述した接続キャンセル信号を受信したか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS780へ戻る。一方、肯定判断した場合には、後述するステップS970へ進む。
これに対して、ステップS940で肯定判断した場合には、そのままステップS970へ進む。ステップS970では、制御部306は、操作用カメラ200に対して、接続終了通知を送信して、ステップS980へ進む。ステップS980では、制御部306は、通信中の操作用カメラ200との接続を解除して、図8に示す処理に復帰する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)操作用カメラ200は、遠隔カメラ300に対して通信の確立を要求し、操作用カメラ200の操作部材211に対する使用者の操作状況、または操作用カメラ200の姿勢の変化状況を検出して、これらに関する情報を通信を確立した遠隔カメラ300へ送信するようにした。遠隔カメラ300は、操作用カメラ200からの接続要求に応じて通信を確立し、通信を確立した操作用カメラ200から操作状況を示す情報を受信した場合には、受信した操作状況を示す情報に基づいて、操作用カメラ200のボタンに対する使用者の操作状況に応じて、操作されたボタンに割り当てられている動作を行い、操作用カメラ200の姿勢の変化状況に応じて、遠隔カメラ200の姿勢を変化させるようにした。これによって、使用者は、操作用カメラ200を通常の撮影時と同様に操作するだけで、直感的に遠隔カメラ300を操作することが可能となる。
(2)遠隔カメラ300は、操作用カメラ200からの撮影指示に基づいて画像を取得し、取得した画像を操作用カメラに送信するようにした。これによって、使用者は操作用カメラ200を操作して撮影指示をすることによって、遠隔カメラ300で取得した画像を操作用カメラ200に取り込むことができる。
(3)操作用カメラ200では、遠隔カメラ300から受信した画像(プレビュー画像および撮影画像)を表示部205に表示するようにした。これによって、使用者は、遠隔カメラ300で取得した画像をモニタ上で確認することができる。
(4)操作用カメラ200では、遠隔カメラ300から受信した撮影画像をメモリーカード209に記録するようにした。これによって、遠隔カメラ300で取得した画像を使用者の手元に残すことができる。
(5)遠隔カメラ300は、通信を確立している操作用カメラ200からの撮影指示に基づいて取得した画像の枚数が所定枚数になったとき、または操作用カメラ200との間の通信を確立してから所定時間が経過したときに操作用カメラ200との間の通信を切断するようにした。このように、所定の条件を満たした時点で強制的に通信を切断することによって、1台の操作用カメラ200が遠隔カメラ300との接続を独占してしまうことにより、他の操作用カメラ200が遠隔カメラ300と接続できなくなることを防止することができる。
(6)使用者は、操作用カメラ200側で遠隔カメラ300との通信切断指示を出せるようにし、遠隔カメラ300は、操作用カメラ200からの通信切断指示に基づいて、通信を切断するようにした。これによって、使用者の意思で遠隔カメラ300との通信を切断することができる。
(7)遠隔カメラ300は、操作用カメラ200から接続要求があったときに、他の操作用カメラ200との間で通信を確立している場合には、接続要求があった操作用カメラ200からの接続予約を受け付け、他の操作用カメラ200との通信を切断した後に、接続予約された操作用カメラ200との間の通信を確立するようにした。これによって、複数の操作用カメラ200から接続要求があった場合でも、それぞれの操作用カメラ200と順番に通信を行うことができる。
(8)遠隔カメラ300は、操作用カメラ200からのカメラ姿勢の初期化(リセット)指示に基づいて、遠隔カメラ300の姿勢をあらかじめ設定された初期姿勢に戻すようにした。すなわち、遠隔カメラ300のカメラ位置を初期位置に戻すようにした。これによって、使用者は、操作用カメラ200を操作して遠隔カメラ300の姿勢を変化させた場合であっても、容易に遠隔カメラ300の姿勢を初期姿勢に戻すことができる。
(9)遠隔カメラ300は、操作用カメラ200との間の通信が確立したときに、遠隔カメラ300の姿勢をあらかじめ設定された初期姿勢に戻すようにした。これによって、新たに通信を確立した操作用カメラ200の使用者は、遠隔カメラ300が初期姿勢の状態から操作を開始することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の遠隔撮影システムは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、操作用カメラ200からパンおよびチルトを指示するための信号としてパン量およびチルト量を送信し、遠隔カメラ300では、受信したパン量およびチルト量だけ、本体部3bをパンまたはチルトする例について説明した。しかしながら、操作用カメラ200は、姿勢センサ210で姿勢の変化を検出した場合には、所定時間間隔で姿勢の変化を検出し、検出信号を遠隔カメラ300へ送信するようにしてもよい。そして、遠隔カメラ300では、検出信号を受信している間は、ズーム時と同様に、所定量ずつ本体部3bをパンまたはチルトするようにしてもよい。
このとき、遠隔カメラ300は、パンまたはチルトによる姿勢の変化量が、本体部3bの可動範囲の限界に達した場合には、その旨を操作用カメラ200へ通知し、操作用カメラ200では、この通知を受信したときに、検出信号の送信を停止するようにしてもよい。あるいは、遠隔カメラ300は、本体部3bの可動範囲の限界をあらかじめ操作用カメラ200へ通知しておき、操作用カメラ200では、パン量またはチルト量が本体部3bの可動限界に達したと判断した時には、検出信号の送信を停止するようにしてもよい。
(2)上述した実施の形態では、遠隔カメラ300は、操作用カメラ200との間の通信が確立したときに、遠隔カメラ300の姿勢をあらかじめ設定された初期姿勢に戻す例について説明した。しかしながら、操作用カメラ200との間の通信が切断されたときに、遠隔カメラ300の姿勢をあらかじめ設定された初期姿勢に戻すようにしてもよい。これによって、次の操作用カメラ200と通信を確立する時点では、すでに遠隔カメラ300の姿勢を初期位置に設定しておくことができ、新たに通信を確立した操作用カメラ200の使用者は、遠隔カメラ300が初期姿勢の状態から操作を開始することができる。
(3)上述した実施の形態では、操作用カメラ200を用いて遠隔カメラ300を操作する例について説明した。しかしながら、カメラ付き携帯電話や専用の操作用端末(専用端末)など、他の機器を操作用機器として用いて遠隔カメラ300を操作するようにしてもよい。この場合、携帯電話や専用端末に遠隔カメラ300と通信するための通信装置、および携帯電話の姿勢の変化を検出するための姿勢センサを搭載しておく。
例えば、カメラ付き携帯電話を操作用機器として使用する場合には、携帯電話上でレリーズ機能が割り当てられているボタンの操作があった場合に、携帯電話から遠隔カメラ300に対してレリーズ指示を行うようにすればよい。また、携帯電話上でズーム機能が割り当てられているボタンの操作があった場合に、携帯電話から遠隔カメラ300に対してズーム指示を行うようにすればよい。
一方、専用端末を操作用機器として使用する場合には、専用端末を一般的なデジタルカメラと同じ形状にし、デジタルカメラと同様にレリーズボタンやズームボタンなどを配置することで、使用者がカメラ感覚で専用端末を操作できるようにしてもよい。この場合には、使用者が専用端末上でレリーズボタンを押下した場合には、専用端末から遠隔カメラ300に対してレリーズ指示を行うようにすればよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
遠隔撮影システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 操作用カメラ200の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 操作用カメラ200および遠隔カメラ300の形状を模式的に示した図である。 遠隔カメラ300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 操作用カメラ200の処理を示すフローチャート図である。 操作用カメラ200で実行される接続要求処理の流れを示すフローチャート図である。 操作用カメラ200で実行されるリモートカメラ制御処理の流れを示すフローチャート図である。 遠隔カメラ300の処理を示すフローチャート図である。 遠隔カメラ300で実行されるカメラ制御処理の処理を示すフローチャート図である。
符号の説明
100 遠隔撮影システム、200 操作用カメラ、300 遠隔カメラ、201、301 撮影光学系、201a、301a ズーム光学系、201b、301b 絞り、201c、301c 焦点調節光学系、202、302 撮影光学系制御部、202a、302a ズーム制御部、202b、302b 絞り制御部、202c、302c 焦点制御部、203、303 撮像部、204、304 画像処理部、205 表示部、206、306 制御部、207、307 RAM、208、308 ROM、209 メモリーカード、210 姿勢センサ、211 操作部、212、312 外部インターフェース、212a、312a コネクタ、212b,312b 無線接続部、313 EEPROM、314 パン方向駆動部、315 チルト方向駆動部

Claims (11)

  1. 操作用機器を用いて遠隔カメラを操作して撮影を行うための遠隔撮影システムであって、
    前記操作用機器は、
    遠隔操作対象となる前記遠隔カメラに対して通信の確立を要求するための接続要求を行う接続要求手段と、
    前記操作用機器のボタンに対する使用者の操作状況、または前記操作用機器の姿勢の変化状況を、前記操作用機器の操作状況として検出する操作状況検出手段と、
    前記操作状況検出手段で検出した前記操作状況を示す情報を、前記接続要求に基づいて通信を確立した前記遠隔カメラへ送信する送信手段とを備え、
    前記遠隔カメラは、
    前記操作用機器からの前記接続要求に応じて前記操作用機器との間で通信を確立する通信制御手段と、
    通信を確立した前記操作用機器から前記操作状況を示す情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記操作状況を示す情報に基づいて、前記操作用機器のボタンに対する使用者の操作状況に応じて、操作されたボタンに割り当てられている動作を行い、前記操作用機器の姿勢の変化状況に応じて、前記遠隔カメラの姿勢を変化させる制御手段とを備えることを特徴とする遠隔撮影システム。
  2. 請求項1に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記制御手段は、前記ボタンの操作による撮影指示に基づいて画像を取得し、取得した画像を前記操作用機器に送信することを特徴とする遠隔撮影システム。
  3. 請求項2に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記操作用機器は、前記遠隔カメラから受信した画像を表示装置に表示する表示制御手段をさらに備えることを特徴とする遠隔撮影システム。
  4. 請求項2または3に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記操作用機器は、前記遠隔カメラから受信した画像を記録媒体に記録する記録制御手段をさらに備えることを特徴とする遠隔撮影システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記通信制御手段は、通信を確立している前記操作用機器からの撮影指示に基づいて取得した画像の枚数が所定枚数になったときに、前記操作用機器との間の通信を切断することを特徴とする遠隔撮影システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記通信制御手段は、前記操作用機器との間の通信を確立してから所定時間が経過したときに、前記操作用機器との間の通信を切断することを特徴とする遠隔撮影システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記通信制御手段は、前記ボタンの操作による通信切断指示に基づいて、前記操作用機器との間の通信を切断することを特徴とする遠隔撮影システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記通信制御手段は、前記操作用機器から前記接続要求があったときに、他の操作用機器との間で通信を確立している場合には、前記接続要求があった前記操作用機器からの接続予約を受け付け、前記他の操作用機器との通信を切断した後に、前記接続予約された前記操作用機器との間の通信を確立することを特徴とする遠隔撮影システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記制御手段は、前記ボタンの操作によるカメラ姿勢の初期化指示に基づいて、前記遠隔カメラの姿勢をあらかじめ設定された初期姿勢に戻すことを特徴とする遠隔撮影システム。
  10. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の遠隔撮影システムにおいて、
    前記制御手段は、前記操作用機器との間の通信が切断されたときに、前記遠隔カメラの姿勢をあらかじめ設定された初期姿勢に戻すことを特徴とする遠隔撮影システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の遠隔撮影システムで用いるための操作用機器。
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