JP2009044414A - 無線通信装置、通信方法および通信プログラム - Google Patents

無線通信装置、通信方法および通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高速なデータ通信が可能な無線通信装置、通信方法および通信プログラムを提供する。
【解決手段】他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームを、他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する。他の装置は、他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームのみを、受信および保持する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信装置、通信方法および通信プログラムに関し、特に、基地局(アクセス・ポイント)を使用しない無線通信を行なう無線通信装置、通信方法および通信プログラムに関する。
近年、複数の無線通信装置において、基地局(アクセス・ポイント)を使用しない無線通信が普及しつつある。
特開2003−273801号公報(特許文献1)には、複数の無線通信装置において、基地局(アクセス・ポイント)を使用しない無線通信の技術が(以下、第1の先行技術ともいう)開示されている。
特開2003−273801号公報
しかしながら、第1の先行技術では、通信を確立するための処理(たとえば、通信路の確立処理、ネットワークの構築処理、認証処理等)が必要であり、実際のデータ通信が開始されるまでに、時間がかかるという問題点がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、高速なデータ通信が可能な無線通信装置、通信方法および通信プログラムを提供することである。
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームのみを、受信および保持する他の装置と直接、無線通信を行なう無線通信装置は、ネットワーク識別情報を含むフレームを、他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する送信処理を行なう送信手段を備える。
好ましくは、送信手段は、所定期間において、送信処理を複数回行なう。
好ましくは、他の装置は、時間の経過に応じて交互に、通信が可能な通信可能モードおよび通信が不能な通信不能モードのいずれかに設定され、送信手段は、所定期間において、送信処理を複数回行なう。
好ましくは、ネットワーク識別情報は、変更不能な固定の情報である。
好ましくは、無線通信は、アドホック通信である。
この発明の他の局面に従うと、他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームのみを、受信および保持する他の装置と直接、無線通信を行なう無線通信装置で実行される通信方法あって、通信方法は、ネットワーク識別情報を含むフレームを、他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する送信処理を行なう送信ステップを備える。
好ましくは、送信ステップは、所定期間において、送信処理を複数回行なう。
好ましくは、他の装置は、時間の経過に応じて交互に、通信が可能な通信可能モードお
よび通信が不能な通信不能モードのいずれかに設定され、送信ステップは、所定期間において、送信処理を複数回行なう。
好ましくは、ネットワーク識別情報は、変更不能な固定の情報である。
好ましくは、無線通信は、アドホック通信である。
この発明のさらに他の局面に従うと、他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームのみを、受信および保持する他の装置と直接、無線通信を行なう無線通信装置で実行される通信プログラムあって、通信プログラムは、ネットワーク識別情報を含むフレームを、他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する送信処理を行なう送信ステップを備える。
本発明に係る無線通信装置は、他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームを、他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する。他の装置は、当該他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームを受信および保持する。
したがって、他の装置と通信を確立するための処理等を行なうことなく、送信したフレームが、送信先の他の装置に受信および保持される。したがって、高速なデータ通信が可能となるという効果を奏する。また、データ通信が高速になるため、フレームを送信するための消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
本発明に係る通信方法は、他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームを、他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する。他の装置は、当該他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームを受信および保持する。
したがって、他の装置と通信を確立するための処理等を行なうことなく、送信したフレームが、送信先の他の装置に受信および保持される。したがって、高速なデータ通信が可能となるという効果を奏する。また、データ通信が高速になるため、フレームを送信するための消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
本発明に係る通信プログラムは、他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームを、他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する。他の装置は、当該他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームを受信および保持する。
したがって、他の装置と通信を確立するための処理等を行なうことなく、送信したフレームが、送信先の他の装置に受信および保持される。したがって、高速なデータ通信が可能となるという効果を奏する。また、データ通信が高速になるため、フレームを送信するための消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
(システムの構成)
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000は、無線通信装置500,500A,500B,500Cを含む。無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々は、同じネットワークに属する装置である。なお、ネットワークシステム1000に含まれる無線通信装置の数は、4に限定されることなく、3以下または5以上であってもよい。
無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々は、互いに、IEEE802.11規格に基づく無線通信を行なう機能を有する。なお、無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々が行なう無線通信は、IEEE802.11規格に限定されることなく、他の規格を使用した通信であってもよい。無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々は、基地局(アクセス・ポイント)を使用せずに、互いに、直接無線通信を行なうアドホック・モードで動作する。ネットワークシステム1000は、無線通信装置500,500A,500B,500Cによるアドホック・ネットワークを構築する。すなわち、無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々は、アドホック通信を行なう。
無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々は、端末機器である。なお、無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々は、端末機器に限定されることなく、無線通信が可能な装置であれば、他の装置であってもよい。無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々は、2つの通信モードを有する。2つの通信モードは、無線通信が可能な通信可能モード、および、無線通信が不能な通信不能モードである。無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々は、通信可能モードおよび通信不能モードのいずれかに設定される。通信不能モードに設定された無線通信装置は、ネットワークの状態を監視する等が不要なため、通信可能モードに設定されている場合よりも、消費電力が大幅に少ない。
無線通信装置500,500A,500B,500Cの各々には、装置を識別するための識別名称がつけられる。無線通信装置500,500A,500B,500Cの識別名称は、それぞれ、STA1,STA2,STA3.STA4であるとする。以下においては、無線通信装置500,500A,500B,500Cを、それぞれ、STA1、STA2、STA3、STA4ともいう。
(無線通信装置)
次に、無線通信装置500について詳細に説明する。
図2は、無線通信装置500の内部構成を示したブロック図である。図2を参照して、無線通信装置500は、制御部510と、記憶部520と、通信部560と、バス540BSとを備える。
制御部510、記憶部520および通信部560の各々は、バス540BSと接続される。
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、フラッシュメモリである。なお、記憶部520は、フラッシュメモリに限定されることなく、データを不揮発的に保持可能な媒体であれば、他の媒体であってもよい。記憶部520には、プログラム100PGが記憶されている。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム100PGを実行することにより、後述する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、CPU(
Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることな
く、演算機能を有するその他の回路であってもよい。
通信部560は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部560には、アンテナ562が接続される。通信部560は、無線LAN(Local Area Network)の規格である、IEEE802.11規格に基づく無線通信を行なう機能を有する。なお、通信部560は、IEEE802.11規格に限定されることなく、他の規格に基づく無線通信を行なう機能を有していてもよい。制御部510は、通信部560およびアンテナ562を利用して、他の装置と無線通信を行なう。
なお、無線通信装置500A,500B,500Cの各々は、前述した無線通信装置500と同様な構成を有するので詳細な説明は繰り返さない。
(フレームの構成)
次に、複数の無線通信装置間で送受信されるデータ(以下、フレームともいう)の構成について説明する。以下に説明するフレームは、IEEE802.11規格に準拠するフレームである。
図3は、フレームの構成を示す図である。図3を参照して、フレームは、MACヘッダ部と、フレーム・ボディ部と、FCS(Frame Check Sequence)部とから構成される。
MACヘッダ部は、DA(destination Address)、SA(Source Address)およびI
BSSID(Independent Basic Service Set Identification)を含む。DAは、フレームの宛先アドレスである。SAは、フレームの送信元アドレスである。DAおよびSAは6バイトのMACアドレスである。IBSSIDは、アドホック・ネットワークを識別するためのネットワーク識別情報である。
ここで、IBSSIDは、STA1、STA2、STA3およびSTA4が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報である。IBSSIDは、6バイトのMACアドレスである。IBSSIDの上位3バイトは、DAの上位3バイトが設定される。IBSSIDの下位3バイトは、3バイトの所定のアドレスが設定される。なお、IBSSIDは、上記設定に限定されない。たとえば、IBSSIDの上位2バイトに、DAの上位2バイトが設定され、IBSSIDの下位4バイトに、4バイトの所定のアドレスが設定されてもよい。IBSSIDは、一般的に、たとえば、ユーザによるソフトウエアの操作等により変更可能な情報である。しかしながら、本発明におけるIBSSIDは、プログラムの生成時にプログラマーにより設定される、変更不能な固定の情報であるとする。
フレーム・ボディ部は、ビーコン・フレームボディ部、ユーザ・データ・ボディ部を含む。ビーコン・フレームボディ部は、SSID(Service Set Identification)を含む。SSIDは、32バイト以内の文字列が設定される。SSIDは、たとえば、ネットワークの名称等が設定される。ユーザ・データ・ボディ部は、通信される実際のデータを含む。ユーザ・データ・ボディ部は、たとえば、1500バイトのデータを含む。本発明において、ユーザ・データ・ボディ部のデータは、複数のフレームに分割されることのないデータであるとする。すなわち、通信される実際のデータは、1つの通信フレームのユーザ・データ・ボディ部のデータに含まれるものとする。
FCS部は、フレームの誤り検出に使用される情報を含む。
(通信処理)
次に、複数の無線通信装置間で行なわれる通信処理(以下、アドホック通信処理ともい
う)について説明する。アドホック通信処理では、一例として、STA1およびSTA2の各々が通信処理を行なうとする。STA1およびSTA2の各々は、対応する制御部510により、通信可能モードに設定されているとする。
図4は、アドホック通信処理のフローチャートである。図4では、STA1およびSTA2の各々において行なわれる処理を示す。図4を参照して、STA1では、ステップS110の処理が行なわれる。
ステップS110では、送信処理が行なわれる。送信処理では、STA1の制御部510が、図3で説明したフレーム(以下、通信フレームともいう)を、UDP(User Datagram Protocol)に基づき、STA2を含む不特定多数の装置へ無線により送信する。すなわち、通信フレームが、ブロードキャスト送信される。通信フレームは、図3で説明したフレームであるので、通信フレームに含まれるIBSSIDは、STA1、STA2、STA3およびSTA4が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報である。
STA2では、ステップS140の処理が行なわれる。
ステップS140では、受信処理が行なわれる。受信処理では、STA2の制御部510が、通信フレームを受信する。
そして、制御部510は、受信した通信フレームに含まれるIBSSIDが、STA2が属するネットワークを特定する情報であるか否かを判定する。受信した通信フレームに含まれるIBSSIDが、STA2が属するネットワークを特定する情報である場合、制御部510は、受信した通信フレームを、記憶部520に記憶させる。すなわち、通信フレームが、記憶部520に保持される。一方、受信した通信フレームに含まれるIBSSIDが、STA2が属するネットワークを特定する情報でない場合、制御部510は、受信した通信フレームを破棄する。
なお、STA3およびSTA4においても、アドホック通信処理における、前述したSTA2の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
以上説明したように、STA1は、STA2が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報(IBSSID)を含む通信フレームを、STA2を含む不特定多数の装置へ無線により送信する。STA2は、STA2が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報(IBSSID)を含む通信フレームのみを受信および保持する。
したがって、STA2は、STA1との通信を確立するための処理(たとえば、通信路の確立処理、ネットワークの構築処理、認証処理等)を行なうことなく、通信フレームを受信および保持することができる。
したがって、高速なデータ通信が可能となる。また、データ通信が高速になるため、通信フレームを送信する装置および通信フレームを受信する装置の消費電力を低減させることができる。また、STA1およびSTA2の各々は、通信を確立するための処理を行なわないので、通信フレームの到達距離を最大限に確保することができる。
また、STA1からSTA2へ送信される通信フレームには、STA1、STA2、STA3およびSTA4が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報であるIBSSIDが含まれる。IBSSIDは、前述したように、プログラムの生成時にプログラマーにより設定される、変更不可能な固定の情報である。したがって、STA2は
、STA1との通信を行なう前に、STA2において、STA1の属するネットワークに対応するIBSSIDの通信設定が不要となる。当該通信設定は、STA2において、ユーザによるソフトウエアの操作等により行なわれる。したがって、通信設定といった手間をユーザにかけることをなくすことができる。
<第2の実施の形態>
次に、第1の実施の形態とは異なる、通信処理について説明する。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。STA1、STA2、STA3およびSTA4の各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。また、本実施の形態において、通信されるフレームは、図3で説明したフレームであるので詳細な説明は繰り返さない。
図5は、第2の実施の形態における時間経過に伴う無線通信装置の通信モードの変化を示す図である。図5を参照して、横軸は時間を示す。図5において、「AMBD」は、対応する無線通信装置が、無線通信が可能な通信可能モードに設定されていることを示す。
STA1(無線通信装置500)において、制御部510は、時刻t1において、STA1を、通信可能モードに設定する。そして、時刻t1から、期間T1A経過した時刻t3において、制御部510は、STA1を、無線通信が不能な通信不能モードに設定する。そして、時刻t3から、期間T1N経過した時刻t5において、制御部510は、STA1を、通信可能モードに設定する。
以下においては、無線通信装置が、通信可能モードに設定されている期間を、通信可能モード期間ともいう。また、無線通信装置が、通信不能モードに設定されている期間を、通信不能モード期間ともいう。したがって、期間T1Aは、通信可能モード期間である。また、期間T1Nは、通信不能モード期間である。
制御部510は、STA1を、時間の経過に応じて交互に、通信可能モードおよび通信不能モードのいずれかに設定する。ここで、STA1が、通信可能モードに設定される通信可能モード期間は、期間T1Aであるとする。また、STA1が、通信不能モードに設定される通信不能モード期間は、期間T1Nであるとする。期間T1Aは、一例として、1秒であるとする。期間T1Nは、期間T1Aよりも長く、一例として、9秒であるとする。なお、期間T1Nは、期間T1Aと同じ時間であってもよい。
STA2(無線通信装置500A)において、制御部510は、時刻t2において、STA2を、通信可能モードに設定する。そして、時刻t2から、期間T2A経過した時刻t4において、制御部510は、STA2を、通信不能モードに設定する。そして、時刻t4から、期間T2N経過した時刻t6において、制御部510は、STA2を、通信可能モードに設定する。期間T2Aは、通信可能モード期間である。また、期間T2Nは、通信不能モード期間である。
制御部510は、STA2を、時間の経過に応じて交互に、通信可能モードおよび通信不能モードのいずれかに設定する。ここで、STA2が、通信可能モードに設定される通信可能モード期間は、期間T2Aであるとする。また、STA2が、通信不能モードに設定される通信不能モード期間は、期間T2Nであるとする。期間T2Aは、一例として、1秒であるとする。期間T2Nは、期間T2Aよりも長く、一例として、9秒であるとする。なお、期間T2Nは、期間T2Aと同じ時間であってもよい。
なお、期間T1Aと、期間T2Aとは、異なる時間であってもよい。また、期間T1Nと、期間T2Nとは、異なる時間であってもよい。また、STA1およびSTA2の各々が、通信可能モードおよび通信不能モードのいずれかに設定される時刻(タイミング)は、同じであってもよい。
なお、STA3およびSTA4も、前述したSTA2と同様に、時間の経過に応じて交互に、通信可能モードおよび通信不能モードのいずれかに設定されるので詳細な説明は繰り返さない。
(通信処理)
次に、図5で説明したように、時間の経過に応じて交互に、通信可能モードおよび通信不能モードのいずれかに設定される、複数の無線通信装置間で行なわれる通信処理(以下、アドホック通信処理Aともいう)について説明する。アドホック通信処理Aでは、一例として、STA1およびSTA2の各々が通信処理を行なうとする。STA1およびSTA2の各々は、時間の経過に応じて交互に、通信可能モードおよび通信不能モードのいずれかに設定される。
図6は、アドホック通信処理Aのフローチャートである。図6では、STA1およびSTA2の各々において行なわれる処理を示す。STA1において、データを送信する際に、STA1が、通信不能モードである場合、制御部510は、STA1を通信可能モードに設定する。
図6を参照して、通信可能モードのSTA1において、データを送信する際、ステップS210の処理が行なわれる。
ステップS210では、フレーム連続送信処理が行なわれる。フレーム連続送信処理では、STA1の制御部510が、図3で説明したフレーム(以下、通信フレームともいう)を、UDP(User Datagram Protocol)に基づき、STA2を含む不特定多数の装置へ無線により送信する処理(以下、送信処理Aともいう)を行なう。すなわち、送信処理Aにより、通信フレームが、ブロードキャスト送信される。通信フレームは、図3で説明したフレームであるので、通信フレームに含まれるIBSSIDは、STA1、STA2、STA3およびSTA4が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報である。
フレーム連続送信処理において、制御部510は、以下に示す、データ送信期間T1Sにおいて、送信処理Aを複数回行なう。
図7は、データ送信期間T1Sを示す図である。図7は、図5と比較して、データ送信期間T1Sが示されている点が異なる。それ以外は、図5と同様なので、詳細な説明は繰り返さない。図7において、上部から下部へ向かう矢印は、送信処理Aが行なわれることにより、通信フレームが、STA1から、STA2へ送信されることを示す。
STA1において、データを送信する際に、STA1が、通信不能モードである場合、時刻t11において、制御部510は、STA1を通信可能モードに設定する。時刻t11から時刻t13までのデータ送信期間T1Sにおいて、STA1は通信可能モードに設定される。
データ送信期間T1Sは、STA2が通信不能モードに設定されている期間T2Nよりも長い期間である。期間T2Nが、9秒である場合、データ送信期間T1Sは、たとえば、10秒である。なお、データ送信期間T1Sは、期間T2N以下の期間であってもよい
。また、データ送信期間T1Sにおいて、送信処理Aは、時刻t11に行なわれる。送信処理Aは、データ送信期間T1Sにおいて、期間T11毎に、複数回行なわれる。
期間T11は、STA2が通信可能モードに設定されている期間T2Aよりも短い期間である。期間T2Aが、1秒である場合、期間T11は、たとえば、0.8秒である。なお、期間T11は、期間T2A以上の期間であってもよい。
ここで、データ送信期間T1Sが10秒であり、期間T11が、0.8秒であるとする。この場合、ステップS210のフレーム連続送信処理により、データ送信期間T1Sにおいて、送信処理Aは、10/0.8=12.5より、12回行なわれることになる。
上記のように本実施の形態では、データ送信期間T1Sを、STA2が通信不能モードに設定されている期間T2Nよりも長い期間とし、データ送信期間T1Sにおいて、送信処理Aが行なわれる時間間隔(期間T11)を、STA2が通信可能モードに設定されている期間T2A(たとえば、1秒)よりも短い期間(たとえば、0.8秒)とする。これにより、STA2が通信可能モードに設定されている通信可能モード期間に、STA2が、ステップS210のフレーム連続送信処理により送信された通信フレームを、受信できる確率を大幅に高めることができる。
ここで、図7において、STA2が通信可能モードに設定されている通信可能モード期間のうち、時刻t12において、STA2において、図6に示すステップS240の受信処理が行なわれる。
ステップS240では、図4のステップS140の受信処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
なお、STA3およびSTA4においても、アドホック通信処理Aにおける、前述したSTA2の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
以上説明したように、本実施の形態では、STA1、STA2、STA3、STA4の各々は、時間の経過に応じて交互に、通信可能モードおよび通信不能モードのいずれかに設定される。STA2が、通信不能モードに設定される通信不能モード期間(たとえば、9秒)は、STA2が、通信可能モードに設定される通信可能モード期間(たとえば、1秒)より長い。前述したように、通信不能モードに設定された無線通信装置は、通信可能モードに設定されている場合よりも、消費電力が大幅に少ない。したがって、STA2の消費電力を低減させることができるという効果を奏する。なお、STA1、STA3、STA4も、STA2と同じ効果を奏する。
また、STA1は、データ送信期間T1Sにおいて、送信処理Aを、複数回行なう。本実施の形態では、データ送信期間T1Sを、STA2が通信不能モードに設定されている期間T2Nよりも長い期間とし、データ送信期間T1Sにおいて、送信処理Aが行なわれる時間間隔(期間T11)を、STA2が通信可能モードに設定されている期間(たとえば、1秒)よりも短い期間(たとえば、0.8秒)とする。これにより、STA2が通信可能モードに設定されている通信可能モード期間に、STA2が、ステップS210のフレーム連続送信処理により送信された通信フレームを受信できる確率を大幅に高めることができるという効果を奏する。
以上により、本実施の形態では、第1の実施の形態で得られる効果に加え、通信フレームの送信先の装置の消費電力をさらに低減させることができるとともに、通信フレームの送信先の装置が、高い確率で、通信フレームを受信できるという効果を奏する。
(発明の展開)
最後に、本発明の変形例について説明する。
無線通信装置(たとえば、STA2)が、自装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報(IBSSID)を含む通信フレームを受信および保持した場合、所定時間(たとえば、10秒)、STA2が通信不能モードに設定されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態におけるネットワークシステムの構成を示す図である。 無線通信装置の内部構成を示したブロック図である。 フレームの構成を示す図である。 アドホック通信処理のフローチャートである。 第2の実施の形態における時間経過に伴う無線通信装置の通信モードの変化を示す図である。 アドホック通信処理Aのフローチャートである。 データ送信期間を示す図である。
符号の説明
100PG プログラム、500,500A,500B,500C 無線通信装置、510 制御部、520 記憶部、560 通信部、1000 ネットワークシステム。

Claims (11)

  1. 他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームのみを、受信および保持する前記他の装置と直接、無線通信を行なう無線通信装置であって、
    前記ネットワーク識別情報を含むフレームを、前記他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する送信処理を行なう送信手段を備える、無線通信装置。
  2. 前記送信手段は、所定期間において、前記送信処理を複数回行なう、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記他の装置は、時間の経過に応じて交互に、通信が可能な通信可能モードおよび通信が不能な通信不能モードのいずれかに設定され、
    前記送信手段は、所定期間において、前記送信処理を複数回行なう、請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記ネットワーク識別情報は、変更不能な固定の情報である、請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記無線通信は、アドホック通信である、請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームのみを、受信および保持する前記他の装置と直接、無線通信を行なう無線通信装置で実行される通信方法あって、
    前記通信方法は、
    前記ネットワーク識別情報を含むフレームを、前記他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する送信処理を行なう送信ステップを備える、通信方法。
  7. 前記送信ステップは、所定期間において、前記送信処理を複数回行なう、請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記他の装置は、時間の経過に応じて交互に、通信が可能な通信可能モードおよび通信が不能な通信不能モードのいずれかに設定され、
    前記送信ステップは、所定期間において、前記送信処理を複数回行なう、請求項6に記載の通信方法。
  9. 前記ネットワーク識別情報は、変更不能な固定の情報である、請求項6に記載の通信方法。
  10. 前記無線通信は、アドホック通信である、請求項6に記載の通信方法。
  11. 他の装置が属するネットワークを特定するためのネットワーク識別情報を含むフレームのみを、受信および保持する前記他の装置と直接、無線通信を行なう無線通信装置で実行される通信プログラムあって、
    前記通信プログラムは、
    前記ネットワーク識別情報を含むフレームを、前記他の装置を含む不特定多数の装置へ送信する送信処理を行なう送信ステップを備える、通信プログラム。
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