JP2009043078A - シミュレータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】実機を用いることなくエンジン及び操作パネルを制御するコントローラの動作確認を行うシミュレータプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】エンジン及び操作パネルを制御するコントローラの動作確認を行う、記憶装置及び演算処理装置を含むコンピュータを、コントローラを構築するコントローラシミュレータ手段21と、操作パネルを構築する操作パネルシミュレータ手段22と、エンジンを仮想的に構築し、コントローラシミュレータ手段21からのリクエストを受け付け、コントローラシミュレータ手段21へリクエストに応じた応答を行うエンジンシミュレータ手段20として機能させることにより上記課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シミュレータプログラム及び記録媒体に係り、特にエンジン及び操作パネルを制御するコントローラの動作確認を行うシミュレータプログラム、そのシミュレータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
例えば複合機(MFP)等のソフトウェア及びハードウェアにより構築される機器のソフトウェアの開発は、オブジェクト単位など、細分化されることが一般的である。このようなソフトウェアの開発では、オブジェクトの動作確認を試作機等の実機により行う必要があった(例えば特許文献1参照)。
特開2003−216310号公報
例えば複合機では、エンジン,操作パネル等のハードウェアを制御するコントローラの動作確認を行う場合、コントローラに含まれるオブジェクトの動作確認を実機により行う必要があった。したがって、複合機におけるソフトウェアの開発では、多くの実機を準備しなければならなかった。
なお、複合機におけるソフトウェアの開発では、オブジェクトの動作確認を行う実機を共有することで準備する実機を少なくすることもできる。しかし、ソフトウェアの開発はオブジェクト単位等で細分化して異なる場所や異なる会社(サードパーティ)で行う場合もある。このような場合は、オブジェクトの動作確認を行う実機を共有することが難しいため、多くの実機を準備しなければオブジェクトの効率的な動作確認ができないという問題があった。このように、ソフトウェアの開発を行う現場では、多くの実機を準備する為の経費が多く掛かっていた。したがって、ソフトウェアの開発を行う現場では、実機を用いることなくオブジェクトの動作確認ができることを望んでいた。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、実機を用いることなくエンジン及び操作パネルを制御するコントローラの動作確認を行うシミュレータプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、エンジン及び操作パネルを制御するコントローラの動作確認を行う、記憶装置及び演算処理装置を含むコンピュータを、前記コントローラを構築するコントローラシミュレータ手段と、前記操作パネルを構築する操作パネルシミュレータ手段と、前記エンジンを仮想的に構築し、前記コントローラシミュレータ手段からのリクエストを受け付け、前記コントローラシミュレータ手段へ前記リクエストに応じた応答を行うエンジンシミュレータ手段として機能させるためのシミュレータプログラムであることを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば実機を用いることなくエンジン及び操作パネルを制御するコントローラの動作確認を行うシミュレータプログラム及び記録媒体を提供可能である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、本実施例ではエンジン及び操作パネルを制御するコントローラの一例として複合機に搭載されるものを説明するが、他の機器に搭載されるものであっても構わない。
図1はエンジン及び操作パネルを制御するコントローラが搭載された複合機の一例の構成図である。図1の複合機は、エンジン10,コントローラ11及び操作パネル12を有する構成である。エンジン10及びコントローラ11は、PCIバス13を介して通信を行う。また、コントローラ11及び操作パネル12は、シリアルポート14を介して通信を行う。
本発明では、図1のような複合機のシミュレーション環境を仮想的にソフトウェアで構築することでコントローラ11に含まれるオブジェクトの動作確認を、実機を用いることなく行うことができる。
図2は、複合機のシミュレーション環境を仮想的にソフトウェアで構築する統合コントローラシミュレータ(シミュレータ)の一例の構成図である。図2の統合コントローラシミュレータは、エンジンシミュレータ20,コントローラシミュレータ21及び操作パネルシミュレータ22を有する構成である。
エンジンシミュレータ20及びコントローラシミュレータ21はソケット23を介して通信を行う。コントローラシミュレータ21及び操作パネルシミュレータ22もソケット23を介して通信を行う。なお、ソケット23は、各シミュレータが通信を行う仮想的なインターフェースである。
各シミュレータは、同一のパーソナルコンピュータ(PC)上に搭載されている必要は無く、例えば図3に示すように、通信可能なネットワーク上に存在していればよい。図3は複合機のシミュレーション環境を仮想的にソフトウェアで構築する統合コントローラシミュレータの他の例の構成図である。
図3の統合コントローラシミュレータは、PC30に搭載されたエンジンシミュレータ20,PC31に搭載されたコントローラシミュレータ21及びPC32に搭載された操作パネルシミュレータ22が、ネットワーク33を介して通信可能に接続されている。各シミュレータが通信可能なネットワーク上に存在している場合、実機を用いることなく実機のシミュレーション環境を仮想的にソフトウェアで構築できる。
なお、統合コントローラシミュレータを実現するプログラムは、例えば記録媒体の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。プログラムを記録した記録媒体はCD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
図4は複合機の一例の構成図である。図4の複合機100は、白黒ラインプリンタ(B&W LP)101,カラーラインプリンタ(Color LP)102,スキャナ103,ファクシミリ104,ハードディスク105,ネットワークインタフェース106及び操作パネル210などのハードウェアリソースを有するとともに、プラットホーム120とアプリケーション130とから構成されるソフトウェア群110とを備えている。
プラットホーム120は、アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生させるコントロールサービスと、一または複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停するSRM(システムリソースマネージャ)123と、汎用OS121とを有する。
コントロールサービスは複数のサービスモジュールから形成され、SCS(システムコントロールサービス)122と、ECS(エンジンコントロールサービス)124と、MCS(メモリコントロールサービス)125と、FCS(ファックスコントロールサービス)127と、NCS(ネットワークコントロールサービス)128とを有するように構成される。なお、このプラットホーム120は、あらかじめ定義された関数によりアプリケーション130から処理要求を受信可能とするAPI(アプリケーションプログラムインタフェース)を有する。
汎用OS121は、UNIX(登録商標)などの汎用OSであり、プラットホーム120並びにアプリケーション130の各ソフトウェアを、それぞれプロセスとして並列実行する。
SRM123のプロセスは、SCS122とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うものである。SRM123のプロセスは、白黒ラインプリンタ101,カラーラインプリンタ102,スキャナ103などのエンジン、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロニクスI/F、ネットワークI/F、IEEE1394 I/F、RS232C I/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求に従って、調停を行い、実行制御する。
具体的に、このSRM123は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、SRM123は、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンにより紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施している。
また、SCS122のプロセスは、アプリケーション130管理、操作パネル210の制御、システム画面の表示、LEDの表示、リソースの管理、割り込みアプリケーションの制御などを行う。また、SCS122のプロセスは、操作パネル210からのキー操作をキーイベントとして取得して、各アプリケーション130に送信する。
ECS124のプロセスは、白黒ラインプリンタ101、カラーラインプリンタ102及びスキャナ103等からなるハードウェアリソースのエンジンの制御を行う。また、MCS125のプロセスは、画像メモリの取得および解放、ハードディスク(HD)105の利用、画像データの圧縮および伸張などを行う。
FCS127のプロセスは、コントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を利用したファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理される各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷等を行うためのAPIを提供する。
NCS128は、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーション130に対して共通に利用できるサービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーション130に振り分け、アプリケーション130側から受信したデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
アプリケーション130は、ページ記述言語(PDL),PCL,ポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ111と、コピー用のアプリケーションであるコピーアプリ112と、ファクシミリ用のアプリケーションであるファックスアプリ113と、スキャナ用のアプリケーションであるスキャナアプリ114と、ネットワークファイル用のアプリケーションであるネットファイルアプリ115とを有している。
プリンタアプリ111,コピーアプリ112,ファックスアプリ113及びスキャナアプリ114は、その内部にOCSライブラリ126を備えている。すなわち、これらの各アプリのプログラムは、OCSライブラリ126とリンク(結合)した実行可能ファイルとなっている。ここで、OCSライブラリ126は、オペレータ(ユーザ)と本体制御間の情報伝達手段となる操作パネル210の制御を行う各種関数を登録したものであり、各アプリがOCSライブラリ126に登録されている描画関数を実行することによって、操作パネル210の表示部にウィンドウ、ボタン、その他文字、図形などの描画情報を表示するようになっている。
図5は、複合機のハードウェア構成図である。図5に示すように、複合機100はCPU202、SDRAM203、フラッシュメモリ204、HD205、SRAM208をASIC201に接続したコントローラ200と、操作パネル210と、ファックスコントロールユニット(FCU)220と、USB I/F230と、IEEE1394 I/F240と、エンジン250とから構成されている。
操作パネル210はASIC201に直接接続される。FCU220,USB I/F230,IEEE1394 I/F240,エンジン250は、PCIバスを介してASIC201に接続されている。フラッシュメモリ204には、上述の各アプリ、プラットホーム120を構成する各コントロールサービスやSRM123の各プログラムが格納されている。
操作パネル210は、ユーザが複合機100に対して機能選択などの指示を与える為のものである。操作パネル210は、タッチパネルなどの表示部を備えており、この表示部にプリンタアプリ111、コピーアプリ112、ファックスアプリ113及びスキャナアプリ114から各機能の選択指示、倍率指定、ソート、ステイプル等の機能選択指示、OK、キャンセルなどの選択指示のボタンや、ウィンドウ、その他、文字、図形などの描画データがOCSライブラリ126経由で表示される。
また、操作パネル210の表示部(タッチパネル等)に表示されたボタンなどのキーをユーザが押下する(触れる)ことによって、ユーザが押下したキー操作がSCS122においてキーイベントとして通知される。
(操作パネルシミュレータ)
図6は操作パネルシミュレータの一例の説明図である。図6の操作パネルシミュレータ310は、汎用OS316によりプロセスとして実行される。操作パネルシミュレータ310は、PC画面描画・マウス処理部312,itron互換処理部314を有する構成である。
PC画面描画・マウス処理部312は、搭載されたPCのディスプレイ等の表示装置に画像を描画したり、マウス等の入力装置からの入力信号を受け付け、キーイベントとしてコントローラシミュレータ21のSCS304に通知したりする。また、itron互換処理部314は、組み込みシステム用リアルタイムOS仕様であるitron互換処理を行う。
図6中、アプリケーション300,SCS304及びキー/パネルシミュレータ306及びカーネル308は、仮想PCの環境でプロセスとして実行される。アプリケーション300はOCSライブラリ302を備えている。アプリケーション300はOCSライブラリ302に登録されている描画関数を実行することによって、PC画面描画・マウス処理部312に、操作パネルシミュレータ310が搭載されたPCのディスプレイ等の表示装置に画像を描画させる。
操作パネルシミュレータ310のPC画面描画・マウス処理部312は、操作パネルシミュレータ310が搭載されたPCのマウス等の入力装置への操作(カーソルの移動やクリックなど)を受け付け、その操作に基づくキーイベントをコントローラシミュレータ20のキー/パネルシミュレータ306に通知する。
キー/パネルシミュレータ306は、操作パネルシミュレータ310が搭載されたPCのマウス等の入力装置への操作に基づくキーイベントを、操作パネル210の表示部に表示されたボタンなどのタッチキーや操作パネル210に設けられたハードキーが押下されたキーイベントに置き換えて、SCS304に通知できる。
(コントローラシミュレータ)
図7はコントローラシミュレータの一例の説明図である。図7に示したコントローラシミュレータは、SRM330が、汎用OS121のエンジンI/Fドライバ334が提供するRapiコマンドを介してエンジンシミュレータ338と接続されている。エンジンシミュレータ338はソケット23を介してエンジン制御アプリケーション340と通信を行う。
また、コントローラシミュレータは、SRM330が、汎用OS121のパネルI/Fドライバ336が提供するRapiコマンドを介してキー/パネルシミュレータ306と接続されている。キー/パネルミュレータ306は、ソケット23を介して操作パネルシミュレータ310と通信を行う。
図7では、エンジンシミュレータ338,キー/パネルシミュレータ306,エンジン制御アプリケーション340及び操作パネルシミュレータ310が、シミュレート部分となる。また、図7では、アプリケーション300,ECS320,MCS322,FCS324,OCS326,SCS328,SRM330,汎用OS332が、コントローラシミュレータを構成する。このコントローラシミュレータは実機と同等である。
コントローラシミュレータを構成する各モジュールの開発(設計)者は、自分の開発したオブジェクトを、コントローラシミュレータを構成する各モジュールのうち該当するモジュールと置き換えることにより、図1のような複合機100のシミュレーション環境を仮想的にソフトウェアで構築することでコントローラ11に含まれるオブジェクトの動作確認を、実機を用いることなく行うことができる。
(エンジンシミュレータ)
図8はエンジンシミュレータの一例の説明図である。図8のエンジンシミュレータ338は仮想PC342の環境でプロセスとして実行される。エンジン制御アプリケーション340はエンジン10の振る舞い(Rapi)を制御するシナリオを振る舞いファイル346として管理している。また、エンジン制御アプリケーション340はエンジン10の状態が設定されている設定ファイル344を管理している。
エンジン制御アプリケーション340が管理している設定ファイル344及び振る舞いファイル346はソケット通信により仮想PC342のHDD348に転送される。仮想PC342のHDD348には、設定ファイル344,振る舞いファイル346及び画像ファイル347が記録されている。画像ファイル347は、ディスプレイ等の表示装置に描画する画像が記録されている。
エンジンシミュレータ338は、仮想PC342のHDD348に記録されている設定ファイル344,振る舞いファイル346及び画像ファイル347を用いて、エンジン10を仮想的に構築する。例えばエンジンシミュレータ338は、仮想PC342のHDD348に記録されている設定ファイル344,振る舞いファイル346及び画像ファイル347を用いることにより、複合機100のジャム等の異常を表す振る舞いを簡単に発生させることができる。
つまり、エンジンシミュレータ338はコントローラシミュレータからのコマンド(リクエスト)を受け付け、仮想PC342のHDD348に記録されている設定ファイル344,振る舞いファイル346及び画像ファイル347を用いることにより、コマンドに応じた応答(レスポンス)を行うことができる。
(シーケンス)
図9は、総合コントローラシミュレータの起動時の処理手順を表したシーケンス図である。ステップS1では、エンジン制御アプリケーション340が起動される。ステップS2では、操作パネルシミュレータ310が起動される。
ステップS3〜S5では仮想PCの環境で、コンソール(画面)354からの指示によりコントローラシミュレータを構成する各モジュールが起動される。図9のシーケンス図では各モジュールのうち、コピーアプリ356,OCS326及びエンジンシミュレータ338を表している。
ステップS6に進み、エンジン制御アプリケーション340が管理している設定ファイル344及び振る舞いファイル346はソケット通信によりエンジンシミュレータ338に転送される。ステップS7〜S9に進み、エンジンシミュレータ338,OCS326及びコピーアプリ356は初期処理を行う。
ステップS10に進み、コピーアプリ356はOCS326に画像描画指示を行う。ステップS11に進み、OCS326は、操作パネルシミュレータ310に描画情報を指示する。ステップS12に進み、操作パネルシミュレータ310は搭載されたPCのディスプレイ等の表示装置に例えば「コピーできます」というメッセージを含んだ画像を描画させる。
図10はエンジンシミュレータの振る舞いファイルに含まれる項目を表した一例の説明図である。図10は、項目「Kind」,「Command」,「Payload」,「SortNumber」,「HexPayload」,「Result」を表している。
項目「Kind」は、送信,受信の種類を表している。項目「Command」はコマンド名を表している。項目「Payload」はコマンドの内容(データ)である文字列を表している。項目「SortNumber」はソート番号を表している。項目「HexPayload」はコマンドの内容(データ)であるバイナリを表している。項目「Result」は結果を表している。
図11はエンジンシミュレータの振る舞いファイルを表した一例の説明図である。図11の振る舞いファイルは、図10の項目を含んだ例である。このように、エンジン制御アプリケーション340はエンジン10の振る舞い(Rapi)を制御するシナリオを振る舞いファイル346として管理できる。
図12は、総合コントローラシミュレータの印刷時の処理手順を表したシーケンス図である。図12に示した送信スレッド350,応答振り分け処理部351,メッセージイベント受け付け部352,シナリオ応答処理部353,受信スレッド354は、エンジンシミュレータ338に含まれる。なお、応答振り分け処理部351はコマンド解析スレッドとして動作する。
ステップS21では、汎用OS121のエンジンI/Fドライバ334が、印刷のコマンドをエンジンシミュレータ338の受信スレッド354へ送信する。ステップS22に進み、受信スレッド354は印刷のコマンドを受信した旨を、メッセージ受け付けとしてメッセージイベント受け付け部352に通知する。
ステップS23に進み、メッセージイベント受け付け部352は受信した印刷コマンドの応答先を応答振り分け処理部351に問い合わせる。ステップS24に進み、応答振り分け処理部351は設定ファイル344に記録されている情報(例えばエンジン10の状態など)と、振る舞いファイル346に記録されている情報から応答先及び応答するコマンドを判断する。
ステップS25に進み、応答振り分け処理部351は、応答先及び応答するコマンドをメッセージイベント受付部352に返答する。ステップS26に進み、メッセージイベント受付部352は応答先及び応答するコマンドを指定して、受信した印刷のコマンドに対する応答要求をシナリオ応答処理部353に対して行う。
ステップS27に進み、シナリオ応答処理部353は応答先及び応答するコマンドを指定して、送信スレッド350にコマンド送信要求を行う。ステップS28に進み、送信スレッド350は応答先を送信先に指定して、応答するコマンドを汎用OS121のエンジンI/Fドライバ334に送信する。
このように、エンジンシミュレータ338は、振る舞いファイル346として管理しているエンジン10の振る舞い(Rapi)を制御するシナリオに基づき、コントローラシミュレータ21側に応答できる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
エンジン及び操作パネルを制御するコントローラが搭載された複合機の一例の構成図である。 複合機のシミュレーション環境を、仮想的にソフトウェアで構築する統合コントローラシミュレータ(シミュレータ)の一例の構成図である。 複合機のシミュレーション環境を、仮想的にソフトウェアで構築する統合コントローラシミュレータの他の例の構成図である。 複合機の一例の構成図である。 複合機のハードウェア構成図である。 操作パネルシミュレータの一例の説明図である。 コントローラシミュレータの一例の説明図である。 エンジンシミュレータの一例の説明図である。 統合コントローラシミュレータの起動時の処理を表したシーケンス図である。 振る舞いファイルの項目の一例を表した説明図である。 振る舞いファイルの内容の一例を表した説明図である。 統合コントローラシミュレータのエンジンシミュレータにおける印刷時の処理を表したシーケンス図である。
符号の説明
10 エンジン
11 コントローラ
12 操作パネル
13 PCIバス
14 シリアルポート
20,338 エンジンシミュレータ
21 コントローラシミュレータ
22,310 操作パネルシミュレータ
23 ソケット
30〜32 PC
33 ネットワーク
100 複合機
300 アプリケーション
302 OCSライブラリ
304 SCS(システムコントロールサービス)
306 キー/パネルシミュレータ
308 カーネル
310 操作パネルシミュレータ
312 PC画面描画・マウス処理部
314 itron互換処理部
316,332 汎用OS
318 イーサネット(登録商標)
330 SRM(システムリソースマネージャ)
334 エンジンI/Fドライバ
336 パネルI/Fドライバ
340 エンジン制御アプリケーション
344 設定ファイル
346 振る舞いファイル
347 画像ファイル
350 送信スレッド
351 応答振り分け処理部
352 メッセージイベント受け付け部
353 シナリオ応答処理部
354 受信スレッド
354 コンソール
356 コピーアプリ

Claims (9)

  1. エンジン及び操作パネルを制御するコントローラの動作確認を行う、記憶装置及び演算処理装置を含むコンピュータを、
    前記コントローラを構築するコントローラシミュレータ手段と、
    前記操作パネルを構築する操作パネルシミュレータ手段と、
    前記エンジンを仮想的に構築し、前記コントローラシミュレータ手段からのリクエストを受け付け、前記コントローラシミュレータ手段へ前記リクエストに応じた応答を行うエンジンシミュレータ手段と
    して機能させるためのシミュレータプログラム。
  2. 前記エンジンシミュレータ手段は、前記コントローラシミュレータ手段からのリクエストに応じた応答が記録された振る舞い記録手段を有し、前記コントローラシミュレータ手段からのリクエストを受け付け、前記リクエストに応じた応答を前記振る舞い記録手段から読み出して、前記コントローラシミュレータ手段へ前記リクエストに応じた応答を行うことを特徴とする請求項1記載のシミュレータプログラム。
  3. 前記エンジンシミュレータ手段は、前記エンジンの状態が設定されている設定記録手段を更に有し、前記エンジンの状態を前記設定記録手段から読み出して、前記リクエストに応じた応答を、前記振る舞い記録手段から読み出した前記リクエストに応じた応答と前記設定記録手段から読み出した前記エンジンの状態とに応じて行うことを特徴とする請求項2記載のシミュレータプログラム。
  4. 前記エンジンシミュレータ手段は、前記コントローラシミュレータ手段からリクエストを受信する受信手段と、
    前記リクエストを解析して、その解析結果に基づいた応答要求を行うリクエスト解析手段と、
    前記応答要求に基づき、前記コントローラシミュレータ手段への応答を送信する送信手段と
    を有することを特徴とする請求項3記載のシミュレータプログラム。
  5. 前記コントローラシミュレータ手段は、前記操作パネルシミュレータ手段及びエンジンシミュレータ手段とのインターフェース手段を有し、前記インターフェース手段を利用して通信可能であることを特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載のシミュレータプログラム。
  6. 前記操作パネルシミュレータ手段及びエンジンシミュレータ手段の少なくとも一方が他のコンピュータに搭載されていることを特徴とする請求項5記載のシミュレータプログラム。
  7. 前記コントローラシミュレータ手段は、前記エンジン及び操作パネルを制御する複数のオブジェクトを含むことを特徴とする請求項1乃至6何れか一項記載のシミュレータプログラム。
  8. 前記エンジンは、画像形成に掛かる処理を行うハードウェアであることを特徴とする請求項1乃至7何れか一項記載のシミュレータプログラム。
  9. 請求項1乃至8何れか一項記載のシミュレータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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