JP2009038203A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009038203A
JP2009038203A JP2007200885A JP2007200885A JP2009038203A JP 2009038203 A JP2009038203 A JP 2009038203A JP 2007200885 A JP2007200885 A JP 2007200885A JP 2007200885 A JP2007200885 A JP 2007200885A JP 2009038203 A JP2009038203 A JP 2009038203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
capacitor
resin layer
insulating resin
semiconductor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2007200885A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Uemichi
雄介 上道
Takuya Aizawa
卓也 相沢
Satoru Nakao
知 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2007200885A priority Critical patent/JP2009038203A/ja
Publication of JP2009038203A publication Critical patent/JP2009038203A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】半導体基板上に誘導素子及び容量素子が配された半導体装置において、限られた面積を有効利用して装置の小型化を図るとともに、製造工程及びコストを削減することができ、信頼性に優れた半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る半導体装置は、少なくとも一面に電極及び集積回路が配された半導体基板2と、該半導体基板の一面を覆うように配された第一絶縁樹脂層5と、該第一絶縁樹脂層上に配され、前記電極と電気的に接続された誘導素子8aと、前記半導体基板の一面側に配された容量素子9と、を少なくとも備えた半導体装置1であって、前記誘導素子は、螺旋状に形成された導電部からなり、前記容量素子の一端は、前記導電部の内端部と電気的に接続され、容量素子の他端は、前記集積回路又は外部回路と電気的に接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板の一面側に誘導素子及び容量素子を備えた半導体装置に関する。
移動体通信端末、特に携帯端末においては、端末の小型、軽量化が必須の流れであり、これに用いられる部品の小型化が重要となってくる。部品の小型化の流れとして、携帯端末の高周波部品をMMIC(Monolithic MicrowaveIC)化することが強く望まれている。能動素子及びその整合回路、バイアス回路を同一基板上に集積化することで、整合回路、バイアス給電回路などを外付けのチップ部品で構成するハイブリッドICに比べて小型化に有利である。
MMIC化した場合においても、回路素子を接地させることが必要であり、従来、接地を図るために用いられる方法として、半導体基板上からワイヤボンディングを行う方法と、バイアホールを用いる方法の2通りがある。ワイヤボンディングを用いる方法に比べてバイアホールを用いる方法は、高性能化、組立ての実装コスト低減の面で有効であり、そのため、MMICにおいては、バイアホールを用いる方法がよく用いられる。
図10は、従来の半導体装置の一構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A’における断面図である(例えば、特許文献1参照)。
この半導体装置では、半導体基板上に、入力整合用並列インダクタ814と、入力整合用直列インダクタ816と、入力整合用並列キャパシタ815とが、GaAs基板824上に、絶縁膜834を介して形成されている。
インダクタ814とインダクタ816はスパイラル形状をしたパターンを用いており、このスパイラル状インダクタは、金/チタン蒸着などの下層配線金属層831と金メッキなどの上層配線金属層830がシリコンナイトライド(SiN)などの層間絶縁膜832を介してコンタクトホール833により接続された構造である。
一方、キャパシタ815は、MIM(Metal-Insulator-Metal) キャパシタのパターンであり、前記下層配線金属層831から引き出された電極の先端上に、高誘電体層828として誘電率100以上であるチタン酸ストロンチウム(SrTiO3:STO)を介して、上層配線金属829を金/チタン蒸着などにより形成した構造である。上層配線金属829から引き出された電極は、バイアホール上の接地金属層826と接続されている。
バイアホール821は、半導体基板を貫通して形成され、バイアホール821の内壁は、裏面接地金属829と導通した導電膜が形成され、接地金属層826を介してMIMキャパシタ用上層配線金属829と電気的に接続されている。
しかしながら、このような従来のLC共振器では、誘導素子としてスパイラルインダクタ、容量素子としてMIM(Metal Insulation Metal)キャパシタ、及び接地用のバイアホールを、半導体基板に対してそれぞれ個別に2次元的に配置しているために、回路の占有面積が増大し、機器の小型化を妨げている。
前記と同様の半導体装置をウエハレベルCSP(chip scale package)技術で実現すると、およそ図11に示すような形態になると考えられる。図11において(a)は平面図、(b)は断面図である。なお、ここではバイアホールは図示していない。
この半導体装置100は、半導体基板101上に、第一絶縁樹脂層102と、第一配線層103と、第二絶縁樹脂層104と、誘導素子としてスパイラルインダクタ105aを有する第二配線層105と、キャパシタ106と、封止樹脂層110とが順に配されている。キャパシタ106は、上部電極層107及び下部電極層108と、これらの間に配された誘電体層109とを備える。
通常は、ウエハレベルCSPの銅めっき再配線プロセスでスパイラルインダクタを、またキャパシタとしてMIMキャパシタを採用し、LC共振器を構成するという形態が考えられる。図11中左側にスパイラルインダクタ105a、右側にMIMキャパシタ106が配され、それぞれが直列で接続されている。
しかしながら、図11に示したような構成の半導体装置では、以下に示すような問題があった。
(1)インダクタの内部領域において、面積の有効利用がなされていない。
(2)キャパシタを平面的に配置しているので、占有面積を増大させ、素子の小型化の妨げとなる。
(3)キャパシタの作製において複数の工程を得る必要があり、コストの上昇を招いている。
(4)キャパシタの構造において、互いに異なる材質を用いているために信頼性が懸念される。
(5)キャパシタの容量を増すには特殊な誘電材料を用いたり、サイズを大きくする等の処置が必要となるが、特殊な誘電材料を用いるとコストの上昇を招くほか、信頼性の面で不利となる。また、サイズを大きくすると占有面積を増大させ、素子の小型化の妨げとなる。特に占有面積が大きくなることは問題である。
特開2002−64345号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、半導体基板上に誘導素子及び容量素子が配された半導体装置において、限られた面積を有効利用して装置の小型化を図るとともに、製造工程及びコストを削減することができ、信頼性に優れた半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の半導体装置は、少なくとも一面に電極及び集積回路が配された半導体基板と、該半導体基板の一面を覆うように配された第一絶縁樹脂層と、該第一絶縁樹脂層上に配され、前記電極と電気的に接続された誘導素子と、前記半導体基板の一面側に配された容量素子と、を少なくとも備えた半導体装置であって、前記誘導素子は、螺旋状に形成された導電部からなり、前記容量素子の一端は、前記導電部の内端部と電気的に接続され、容量素子の他端は、前記集積回路又は外部回路と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の半導体装置は、請求項1において、前記誘導素子を覆うように配された第二絶縁樹脂層を、さらに備え、前記容量素子は、前記第二絶縁樹脂層上に配されており、前記容量素子と前記誘導素子とは、前記第二絶縁樹脂層を貫通して配された配線部を介して電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明では、半導体基板上に誘導素子及び容量素子が配された半導体装置において、前記誘導素子が、螺旋状に形成された導電部からなり、前記容量素子の一端を、前記導電部の内端部と電気的に接続し、容量素子の他端を、前記集積回路又は外部回路と電気的に接続することで、限られた面積を有効利用して装置の小型化を図ることができる。また、製造工程及びコストを削減することができ、信頼性に優れた半導体装置を提供することが可能となる。
以下、本発明に係る半導体装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の半導体装置の一実施形態を模式的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
本発明の半導体装置1は、少なくとも一面に電極3及び集積回路4が配された半導体基板2と、該半導体基板2の一面を覆うように配された第一絶縁樹脂層5と、該第一絶縁樹脂層5上に配された第一配線層6と、該第一配線層6を覆うように配された第二絶縁樹脂層7と、該第二絶縁樹脂層7上に配され前記電極3と電気的に接続された誘導素子(インダクタ8a)と、前記半導体基板2の一面側に配された容量素子(キャパシタ9)と、を備える。
そして本発明の半導体装置1は、前記誘導素子は、螺旋状に形成された第二配線層(導電部)8からなり、前記容量素子の一端は、前記第二配線層8の内端部と電気的に接続され、容量素子の他端は、前記集積回路4又は外部回路と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明では、半導体基板2上に誘導素子及び容量素子が配された半導体装置1において、前記誘導素子は、螺旋状に形成された第二配線層8からなり、前記容量素子の一端は、前記第二配線層8の内端部と電気的に接続され、容量素子の他端は、前記集積回路4又は外部回路と電気的に接続されていることで、限られた面積を有効利用して装置の小型化に寄与することができる。また、製造工程及びコストを削減することができ、信頼性に優れた半導体装置1を提供することが可能となる。
本発明は、ウエハレベルCSP技術とチップ部品実装技術を用いて、スパイラルインダクタ8aとチップキャパシタ(又はチップコンデンサ)9によるLC共振器を提供するものである。
すなわち、本発明は、ウエハレベルCSPの再配線を用いて作成したスパイラルインダクタ8aの最内周よりも内側の領域(以下、インダクタ8aの内部領域と称する。)に、容量素子としてキャパシタ9を実装することで、面積を有効利用し、素子の小型化に貢献できる半導体装置を構成するものである。
キャパシタ9として、市販のチップキャパシタを用いることが好ましい。これにより、キャパシタを形成するための工程が不要となり、工数及びコストを削減することができる。また、キャパシタ形成のため異なる材料を使用する必要がなくなり、信頼性が向上する。
なお、図1(a)からも明らかなように、本発明は、チップキャパシタ9がインダクタ8aの内部領域に収まる程度の物理的大きさを持つインダクタ8aに関して適用可能となるものである。
ここで、インダクタ8aの内端部において、チップキャパシタ実装のためのパッド部10を有する。即ち、インダクタ8aを構成する第二配線層8において、チップキャパシタ9が実装される部位は、他の部位よりも線幅が大きくなされている。
図2に、第二配線層8において、チップキャパシタ9が実装される部分付近の拡大図を示す。当然、チップキャパシタ9を実装するためのパッド部10は、バイア部11を避けた第二配線層8上の領域となる。
インダクタ8aの内部領域の面積に余裕の無い場合は、内部領域のぎりぎりにチップキャパシタ9が配されることになり、比較的余裕の有る場合は図1に示すような配置ができる。
インダクタ8aの内部領域の面積に余裕があり、かつ、チップキャパシタ9がインダクタ8aに及ぼす影響が気になるのであれば、インダクタ8aの内部領域の端にチップキャパシタ9を配すれば良い。また、スパイラルインダクタ8aをまたぐように、チップキャパシタ9が配されていてもよい。
半導体基板2は、少なくとも表層が絶縁部(図示略)をなす基材の一面上に、例えば電極3としてAlパッドを設け、さらにその上にSiNまたはSiO等のパッシベーション膜(不動態化による絶縁膜)を形成してなるものである。このパッシベーション膜には、電極3と整合する位置に開口部が設けられており、この開口部を通して電極3が露出されている。
半導体基板2は、シリコンウエハ等の半導体ウエハでもよく、半導体ウエハをチップ寸法に切断(ダイシング)した半導体チップであってもよい。半導体基板2が半導体チップである場合は、まず、半導体ウエハの上に、各種半導体素子やIC、誘導素子等を複数組、形成した後、チップ寸法に切断することで複数の半導体チップを得ることができる。
第一絶縁樹脂層5は、電極3と整合する位置に形成された開口部を有する。絶縁樹脂層は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば1〜30μmである。
第一絶縁樹脂層5は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。また、開口部は、例えばフォトリソグラフィ技術を利用したパターニングなどにより形成することができる。
第一配線層6は、インダクタ8aと、集積回路4又は外部回路とを電気的に接続する再配線である。
第一配線層6の材料としては、例えばCu等が用いられ、その厚さは例えば1〜20μmである。これにより十分な導電性が得られる。第二配線層8は、例えば、電解銅めっき法等のめっき法、スパッタリング法、蒸着法、または2つ以上の方法の組み合わせにより形成することができる。
第二絶縁樹脂層7は、第一配線層6の一端部と整合する位置に形成された開口部7aを有する。絶縁樹脂層は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば1〜30μmである。
第二絶縁樹脂層7は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。また、開口部は、例えばフォトリソグラフィ技術を利用したパターニングなどにより形成することができる。
第二配線層8は、誘導素子としてのスパイラルインダクタ8aを有する。
第二配線層8の材料としては、例えばCu等が用いられ、その厚さは例えば1〜20μmである。これにより十分な導電性が得られる。第二配線層8は、例えば、電解銅めっき法等のめっき法、スパッタリング法、蒸着法、または2つ以上の方法の組み合わせにより形成することができる。
なお、図1で示す例では、スパイラルインダクタ8aの形状として四角形状のものを示しているが、これに限定されず、円形、八角形等の形状であっても構わない。
容量素子としてのキャパシタ9は、チップキャパシタであり、金属層−誘電体層−金属層、つまり誘電体層を金属層で挟み込んだ構造が何層にも渡っている。このようなチップキャパシタは,抵抗が小さく高容量密度化が可能になる。
キャパシタ9は、Agなどの金属材料からなる複数の電極層と、これらの間に設けられ、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム等のペロブスカイト酸化物等からなる誘電体層とを備える。
図3は、本発明の半導体装置の他の構成例を示す断面図である。
この半導体装置1B(1)は、前記誘導素子を覆うように配された第三絶縁樹脂層12をさらに備え、前記容量素子は、前記第三絶縁樹脂層12上に配されており、前記容量素子と前記誘導素子とは、前記第三絶縁樹脂層12を貫通して配された第三配線層13(配線部)を介して電気的に接続されている。
すなわち、図3に示す半導体装置1Bでは、スパイラルインダクタ8a上に第三絶縁樹脂層12が配され、その上にキャパシタ9が設けられている。すなわち、スパイラルインダクタ8aとキャパシタ9とが第三絶縁樹脂層12によって上下に隔てられている。
第三絶縁樹脂層12は、前記第二配線層8においてパッド部10と整合する位置に形成された開口部12aを有する。第三絶縁樹脂層12は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば1〜30μmである。
第三絶縁樹脂層12は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。また、開口部12aは、例えばフォトリソグラフィ技術を利用したパターニングなどにより形成することができる。
この場合の第一配線層6及び第二配線層8の平面図を図4に示す。(a)は第二配線層8であり、(b)は第二配線層8及び該第二配線層8に実装されたチップキャパシタ9である。すなわち第二配線層8がインダクタ8aをなし、第二配線層8のパッド部10がチップキャパシタ9の実装部及び引き出し配線となる。この構成にすることで、チップキャパシタ9が、インダクタ8aの内部領域よりも大きい場合においても本発明が適用できることになる。これにより、事実上、インダクタ8aとチップキャパシタ9の相対的なサイズに制限されることなく、本発明の半導体装置を実現することが可能となる。また、スパイラルインダクタ8aをまたぐようにチップキャパシタ9が実装されてもよい。
このように、スパイラルインダクタ8aとキャパシタ9とが、第三絶縁樹脂層12を介して異なる層に設けられているので、これらを同一層に設ける場合に比べて、インダクタ8aの占有面積を小さくすることができる。また、スパイラルインダクタ8aとキャパシタ9とを異なる層に配することで、これらスパイラルインダクタ8aとキャパシタ9を形成するための十分なスペースを確保することができる。従って、インダクタンス値、キャパシタンス値などの特性を向上させることができる。
図5に示す半導体装置1C(1)は、半導体基板2の一面側にあって、インダクタ8aの周囲に配された構造体20を備えたものである。
前記構造体20は、平坦な頂部を備える突起状の樹脂ポスト21、第四配線層22、及び、前記頂部に載置された半田バンプ23、から構成される。
樹脂ポスト21は、絶縁樹脂層上の所定位置に形成された略円錐台状の絶縁性の樹脂で、例えば、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂(シリコーン)、ノボラック樹脂等の絶縁性樹脂により構成され、特に、ポジ型感光性樹脂からなるのが好ましい。この樹脂ポスト21の形状は、例えば、高さが10〜100μm、直径が50〜500μmである。
第四配線層22は、はんだバンプ23を搭載するために樹脂ポスト21の上面に形成される。
第四配線層22は、例えば、銅、クロム、アルミニウム、チタン、金、チタン−タングステン合金等が好適に用いられ、その厚みは2〜40μmが好ましく、さらに好ましくは5〜20μmである。これにより十分な導電性が得られる。第四配線層22は、例えば、電解銅めっき法等のめっき法、スパッタリング法、蒸着法、または2つ以上の方法の組み合わせにより形成することができる。
第四配線層22は、インダクタ8a及びキャパシタ9或いは半導体基板2内の集積回路4と電気的な接続を有する場合もあるが、特に限定されない。
はんだバンプ23は、共晶はんだ、鉛を含まない高温はんだ等を用いることができる。はんだバンプ23は、例えば、はんだボール搭載法、電解はんだめっき法、はんだボール搭載法、はんだペースト印刷法、はんだペーストディスペンス法、はんだ蒸着法等により形成することができる。
また、図6に示す半導体装置1D(1)のように、前記樹脂ポスト21、及び、前記チップキャパシタ9が埋設されるように、前記半導体基板2の一面側に配された封止樹脂層24(封止部)を、さらに備えていてもよい。
封止樹脂層24は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば10〜15μmである。封止樹脂層24には、外部への端子を出力するための開口部(図示略)が設けられる。
このような封止樹脂層24は、例えば、感光性ポリイミド樹脂等の感光性樹脂をフォトリソグラフィ技術によりパターニングすることによって、所望の位置に開口部を有する封止樹脂層24を形成することができる。なお、封止樹脂層24の形成方法は、この方法に限定されるものではなく、例えば印刷法によるパターン塗布でもよい。
また、図7に示す半導体装置1E(1)は、半導体基板2が集積回路4(IC)を有し、さらに該集積回路4とインダクタ8a及びキャパシタ9とが電気的接続を有するものである。このとき、インダクタ8aのパッド部10が半導体基板2内の集積回路4の電極3と直接接続されている。
さらに、図8に示す半導体装置1F(1)のように、半導体基板2の一面側にあって、インダクタ8aの周囲に配された構造体20を備えていてもよい。前記構造体20は、平坦な頂部を備える突起状の樹脂ポスト21、第四配線層22、及び、前記頂部に載置された半田バンプ23、から構成される。
また、図9に示す半導体装置1G(1)のように、前記樹脂ポスト21、及び、前記チップキャパシタ9が埋設されるように、前記半導体基板2の一面側に配された封止樹脂層24(封止部)を、さらに備えていてもよい。
上述してきたように、本発明の半導体装置では、スパイラルインダクタの内部領域にチップキャパシタを実装したので、スパイラルインダクタの内側の領域を有効活用し、占有面積の増加を防ぐことができる。即ち機器の小型化に貢献できる。
また、ウエハレベルCSP技術において、厚膜銅めっきによりインダクタを形成しているので、配線抵抗の低抵抗化が可能である。これによりQ値の高い共振器が実現可能である。
また、LC共振器のコンデンサ(C)として、市販のチップキャパシタを使用している。これにより、チップを実装するだけで十分であり、キャパシタの形成工程が不要となる。その結果、工数及び製造コストの削減を実現することができる。また、信頼性も向上する。
このように、本発明では、ウエハレベルCSP技術とチップ部品実装技術を応用することにより、面積を有効利用して装置の小型化を図ることができる。また、製造工程及びコストを削減することができ、信頼性に優れた半導体装置を提供することが可能となる。
以上、本発明の半導体装置について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、インダクタの上側にキャパシタを配した場合を例に挙げて説明したが、キャパシタの上側にインダクタを配してもよい。すなわち、半導体基板の一面側に配したキャパシタを樹脂層で封止し、該樹脂層上にインダクタを形成してもよい。
また、図1〜図9では、半導体基板上の誘導素子及び容量素子それぞれ1つに対応する部分のみを図示したが、本発明は、複数の誘導素子及び容量素子を備えた半導体装置に適用することもできる。
本発明は、誘導素子及び容量素子を備えた半導体装置に適用可能である。特に、無線通信機器、民生機器(ラジオチューナ、ワイヤレス機器における同調、発振回路等)等に用いられる半導体装置において本発明は特に有効である。
本発明に係る半導体装置の一例を示す平面図(a)と断面図(b)。 図1において、インダクタの実装部付近を拡大して示す平面図。 本発明に係る半導体装置の他の実施形態を示す断面図。 図3において、第一配線層及び第二配線層を示す平面図。 本発明に係る半導体装置の他の一例を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の他の一例を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の他の一例を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の他の一例を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の他の一例を示す断面図。 従来の半導体装置の一例を示す平面図(a)と断面図(b)。 従来の半導体装置の他の一例を示す平面図(a)と断面図(b)。
符号の説明
1 半導体装置、2 半導体基板、3 電極、4 集積回路、5 第一絶縁樹脂層、6 第一配線層、7 第二絶縁樹脂層、8 第二配線層、8a 誘導素子(インダクタ)、9 容量素子(キャパシタ)、10 パッド部、11 バイア部、12 第三絶縁樹脂層。

Claims (2)

  1. 少なくとも一面に電極及び集積回路が配された半導体基板と、
    該半導体基板の一面を覆うように配された第一絶縁樹脂層と、
    該第一絶縁樹脂層上に配され、前記電極と電気的に接続された誘導素子と、
    前記半導体基板の一面側に配された容量素子と、を少なくとも備えた半導体装置であって、
    前記誘導素子は、螺旋状に形成された導電部からなり、
    前記容量素子の一端は、前記導電部の内端部と電気的に接続され、容量素子の他端は、前記集積回路又は外部回路と電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記誘導素子を覆うように配された第二絶縁樹脂層を、さらに備え、
    前記容量素子は、前記第二絶縁樹脂層上に配されており、
    前記容量素子と前記誘導素子とは、前記第二絶縁樹脂層を貫通して配された配線部を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
JP2007200885A 2007-08-01 2007-08-01 半導体装置 Ceased JP2009038203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007200885A JP2009038203A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007200885A JP2009038203A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009038203A true JP2009038203A (ja) 2009-02-19

Family

ID=40439843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007200885A Ceased JP2009038203A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009038203A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011037101A1 (ja) * 2009-09-24 2011-03-31 株式会社村田製作所 電子回路デバイス
JP2016219819A (ja) * 2012-07-30 2016-12-22 クォルコム・メムズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 集積受動デバイス及び集積受動デバイスを製造する方法
KR20220132400A (ko) 2021-03-23 2022-09-30 가부시끼가이샤 도시바 반도체 장치

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5750419A (en) * 1980-09-11 1982-03-24 Nippon Electric Co Hybrid integrated circuit
JPH0685593A (ja) * 1992-08-28 1994-03-25 Mitsubishi Electric Corp 高周波整合用回路装置
JPH06112655A (ja) * 1992-09-29 1994-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル内蔵多層印刷配線板およびその製造方法
JPH08330517A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 集積回路装置および共振回路
JPH10335590A (ja) * 1997-06-04 1998-12-18 Nec Corp 受動素子回路
JP2002064345A (ja) * 2000-08-15 2002-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイアホールを備えた高周波受動回路および高周波増幅器
JP2003283284A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Hosiden Corp 平面化フィルタ
JP2005216939A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Casio Comput Co Ltd 半導体装置
JP2007059878A (ja) * 2005-07-27 2007-03-08 Seiko Epson Corp 半導体装置、及び発振器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5750419A (en) * 1980-09-11 1982-03-24 Nippon Electric Co Hybrid integrated circuit
JPH0685593A (ja) * 1992-08-28 1994-03-25 Mitsubishi Electric Corp 高周波整合用回路装置
JPH06112655A (ja) * 1992-09-29 1994-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル内蔵多層印刷配線板およびその製造方法
JPH08330517A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 集積回路装置および共振回路
JPH10335590A (ja) * 1997-06-04 1998-12-18 Nec Corp 受動素子回路
JP2002064345A (ja) * 2000-08-15 2002-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイアホールを備えた高周波受動回路および高周波増幅器
JP2003283284A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Hosiden Corp 平面化フィルタ
JP2005216939A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Casio Comput Co Ltd 半導体装置
JP2007059878A (ja) * 2005-07-27 2007-03-08 Seiko Epson Corp 半導体装置、及び発振器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011037101A1 (ja) * 2009-09-24 2011-03-31 株式会社村田製作所 電子回路デバイス
JP2016219819A (ja) * 2012-07-30 2016-12-22 クォルコム・メムズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 集積受動デバイス及び集積受動デバイスを製造する方法
KR20220132400A (ko) 2021-03-23 2022-09-30 가부시끼가이샤 도시바 반도체 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6624501B2 (en) Capacitor and semiconductor device
US6639299B2 (en) Semiconductor device having a chip size package including a passive element
JP3792635B2 (ja) 電子装置
US8299572B2 (en) Semiconductor die with backside passive device integration
US6858892B2 (en) Semiconductor device
US7538375B2 (en) Capacitor structure of semiconductor device and method of fabricating the same
US8497558B2 (en) System and method for wafer level packaging
TWI495038B (zh) 半導體元件以及使用平滑導電層和底側導電層形成整合被動元件結構之方法
US20120261832A1 (en) Wiring Board, Semiconductor Device, and Method for Manufacturing Wiring Board
WO2010050091A1 (ja) 半導体装置
JP7140530B2 (ja) 電子部品およびその製造方法
JP2004214561A (ja) 半導体装置及びその製造方法
WO2017057422A1 (ja) 薄膜型lc部品およびその実装構造
JP2002299496A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4367070B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2009038203A (ja) 半導体装置
JP2011253944A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4738228B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP4380551B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2009043835A (ja) 電気回路素子およびその製造方法
JP2009266964A (ja) 半導体装置
JP4012655B2 (ja) 半導体装置
JP4591100B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4329524B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4211717B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20130625