JP2009037464A - 画像表示装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な接触部材、又は、接触部材に装着する機器等を必要とせず、接触部材に応じた画像を表示することができる画像表示装置、及びその装置を実現するためのコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】表示画面3aを覆うように設けられ、タッチペン5又はイレイザー6等の接触部材により接触された場合に、接触位置を検出するタッチパネル2と、タッチパネル2が検出した接触位置に従って、表示画面3aに画像を表示するホワイトボード1において、CCDカメラ4L,4Rにより接触部材を撮像して得られた画像データから、接触部材を識別するための部材情報を抽出する。そして、表示画面3aに表示する画像を部材情報に基づいて決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示画面に、例えばタッチパネルを貼り合わせ、タッチパネルから入力された内容を表示画面に表示する画像表示装置、及びその装置を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
書き込みボードには、液晶画面上にタッチパネルを貼り合わせた電子式のホワイトボードがある。このホワイトボードは、タッチパネルが書き込み面を形成しており、タッチパネルでペンによる書き込みを検出し、書き込まれた内容を液晶画面に表示している。そして、液晶画面に表示した内容を、印刷機による出力、又は、外部のコンピュータへの出力等を可能とすることで、ホワイトボードに書き込んだ内容を、人が書き写すことなく、記録しておくことができる。
ところが、タッチパネルでは、タッチパネルに接触したペンの色情報を取得することができないため、ペンの色を変えても液晶画面の表示内容には反映されない。そこで、特許文献1には、ペンの色を識別できる電子式のホワイトボードが記載されている。特許文献1では、ペンに色情報を電波により発信する発信機を装着し、ホワイトボードにその電波を受信する受信機を取り付けている。これにより、ホワイトボードの書き込み面をタッチパネルで形成しても、ホワイトボードに書き込みをしているペンの色を把握でき、液晶画面の表示内容に反映させることができる。
特開2005−222507号公報
しかしながら、特許文献1のようにペンに発信機を装着した場合、電子機器が装着されたペンを乱雑に扱うことができず、また、発信機の電池の残量に注意する必要がある等、使用者にとって様々な不都合がある。また、ペン以外に、例えば、書き込んだ内容をイレイザーで消したい場合には、イレイザーであることを識別させるための発信機をイレイザーにも装着する必要があり、ペン又はイレイザー等の接触部材を増やすに伴い、製品コストが高くなるという問題が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接触部材を撮像することで画像データを取得し、画像データから接触部材を識別する部材情報を抽出し、部材情報に基づいた画像を表示画面に表示する構成とすることにより、特別な接触部材、又は、接触部材に装着する機器等を必要とせず、接触部材に応じた画像を表示することができる画像表示装置、及びその装置を実現するためのコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る画像表示装置は、表示画面を覆うように設けられた光透過性パネルと、該光透過性パネルが接触部材により接触された場合に、前記光透過性パネルにおける接触位置を検出する検出手段と、該検出手段が検出した接触位置に従って、前記表示画面に画像を表示する表示制御手段とを備える画像表示装置において、前記接触部材を撮像して得られた画像データを取得する取得手段と、該取得手段が取得した前記画像データから、前記接触部材を識別するための部材情報を抽出する抽出手段とを備え、前記表示制御手段は、前記抽出手段が抽出した前記部材情報に基づいて、前記表示画面に画像を表示する構成としてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像表示装置は、複数の方向から前記光透過性パネルを撮像する撮像手段をさらに備え、前記取得手段は、前記撮影手段による撮像結果から、前記接触部材の画像データを取得する構成としてあることを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像表示装置は、前記抽出手段が抽出した部材情報は、前記接触部材の色情報であることを特徴とする。
また、本発明に係る画像表示装置は、前記抽出手段が抽出した部材情報は、前記接触部材の形状情報であることを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像表示装置は、前記表示制御手段は、前記抽出手段が抽出した部材情報に基づいて、前記表示画面に表示した画像を更新する構成としてあることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、表示画面を覆うように設けられた光透過性パネルが、接触部材により接触された場合に、前記光透過性パネルにおける前記接触部材の接触位置を検出させ、検出させた接触位置に従って、前記表示画面に画像を表示させるためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記接触部材を撮像して得られた画像データから、前記接触部材を識別するための部材情報を抽出する抽出手段、及び、前記抽出手段が抽出した前記部材情報に基づいて、前記表示画面に画像を表示する表示制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明においては、接触部材の画像データを内部又は外部から取得し、その画像データから接触部材の部材情報を抽出し、表示画面に表示する画像に反映させる。
本発明においては、撮像手段を、複数方向から透明パネルが撮像できるように配置し、撮像手段による撮像結果から、接触部材の画像データを取得する。従って、一方向から撮像し、その結果から接触部材の画像データを取得できない場合でも、他方向から撮像した撮像結果から接触部材の画像データを取得できる場合がある。
本発明においては、接触部材の色情報を取得することで、色情報に応じた画像を表示画面に表示することができる。
本発明においては、接触部材の形状情報を取得することで、接触部材が、例えば、書き込み用のペンであるのか、消去用のイレイザーであるのかを把握することができる。
本発明においては、接触部材の部材情報に基づいて、画像を更新することにより、接触部材が、例えば、イレイザーである場合、表示した画像を消去できる。
本発明により、特別な接触部材、又は、接触部材に装着する機器等を必要とせず、接触部材に応じた画像を表示することができる。即ち、例えば、接触部材が各々色を有しており、その接触部材の部材情報を取得することで、表示画面に表示する画像を、それぞれの接触部材に対応する色で表示することが可能となる。また、接触部材の画像データから、接触部材の形状を取得した場合、接触部材が、書き込み用のペンで書き込みを行うのか、イレイザーで書き込みを消去するのかの判断が可能となり、接触部材に応じて表示画面に表示する画像を決定することができる。
以下、本発明にかかる画像表示装置を、専用ペンによりタッチパネルを介して画面上に書き込み可能なホワイトボードとした実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態にかかるホワイトボードの使用状態での概略図である。本実施の形態のホワイトボード1は、図示しない枠体に装着され、表示画面3aに透光性のタッチパネル(光透過性パネル)2が貼着された液晶表示装置3を備えている。タッチパネル2は、タッチパネル用の専用ペン(以下、タッチペンと言う)5及びイレイザー6により任意の文字又は画像の書き込み及び消去等の操作を行う面を形成しており、タッチパネル2上で操作された内容は、電子データの形式で表示画面3aに表示される。なお、タッチペン5による書き込みとは、タッチパネル2から任意の文字又は画像を表示画面3aに表示させることを言い、イレイザー6による消去とは、タッチペン5による書き込みにより表示画面3aに表示された内容を消去することを言う。また、タッチパネル2は、液晶表示装置3の表示画面3aに表示されるソフトキーを選択する、一般的なタッチパネル式の操作入力手段としても使用可能である。
また、ホワイトボード1は、左右の斜め上方からタッチパネル2を撮像する左右一対のCCD(Charge-Coupled Device)カメラ4L,4Rを備えている。CCDカメラ4L,4Rは、タッチパネル2に接触している部材(以下、接触部材と言う)を撮像し、接触部材の画像データを生成する。その画像データから、接触部材の部材情報が抽出される。ここで、部材情報とは、接触部材を特定するための情報であって、接触部材の形状データ、又は、接触部材の色彩データ等であり、表示画面3aの表示に反映される。
次に、ホワイトボード1の各構成について詳述する。図2は、ホワイトボード1の構成を示すブロック図である。
ホワイトボード1は、上述したタッチパネル2、液晶表示装置3及びCCDカメラ4L,4Rと、制御部10と、記憶装置11とを備えており、夫々がデータバス7及び図示しないインターフェース装置等を介して接続されている。
タッチパネル2は、制御部10により制御され、タッチパネル2における接触された位置(以下、接触位置と言う)及び接触している面積(以下、接触面積と言う)が制御部10において求められる。図3は、タッチパネル2の構成を説明するための模式図であり、タッチパネル2をホワイトボード1の正面方向から目視した場合の図である。タッチパネル2は、平行に対向する可撓性の基板(図示せず)の一方に、複数の抵抗が直列接続され、等間隔に平行配置される列x1〜x5を備えている。また、タッチパネル2は、他方の基板に、列x1〜x5と同じように抵抗が配置される列y1〜y5を備えており、列x1〜x5及び列y1〜y5は、互いに直交する方向に配置されている。このように形成されるタッチパネル2において、例えば、列x3及び列x4と、列y3及び列y4との交差部分が外部から接触された場合、接触部分に位置する一方の基板の抵抗が、他方の基板の抵抗に接触する。そして、列x3又は列x4に電圧が印加された場合、列x3及び列x4に接触する列y3及び列y4に電圧が発生する。このように、列x1〜x5、及びy1〜y5の各列順に電圧を印加し、電圧が発生した列を検出することで、タッチパネル2における接触位置及び接触面積が求められる。
液晶表示装置3は、制御部10からの信号に基づいて、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)又はCRT(Cathode−Ray Tube)等の表示画面3aの表示制御を行なう画像制御部30を有している。画像制御部31は、画像制御IC32、ワークRAM33、画像ROM34、及びビデオRAM35で構成される。画像制御IC32は、制御部10で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って表示画面3aでの表示内容を決定する。ワークRAM33は、画像制御プログラムを画像制御IC32で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として構成される。画像ROM34は、画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM35は、画像制御IC32で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
CCDカメラ4L,4Rは、タッチパネル2内のあらゆる位置を撮像できるように、焦点の調整が可能で、図示しない電動モータによりレンズの光軸方向を自在に変更可能に構成されている。CCDカメラ4L,4Rは、制御部10により制御され、タッチパネル2が検出した接触位置に光軸が合わせられ、その後、接触位置の接触部材に焦点が合わせられる。CCDカメラ4L,4Rにより撮像された画像は、制御部10に出力され制御部10において画像処理が行われる。また、CCDカメラ4L,4Rは、ユーザ100の利き腕に応じて、何れか一方が駆動される。例えば、図1に示すように、ユーザ100が右利きの場合、右のCCDカメラ4Rではユーザ100が障害となり、タッチパネル2の接触位置を撮像できないため、左のCCDカメラ4Lにより接触位置を撮像する。
記憶装置11は、制御部10によりデータの読み出し又は書き込み可能な記憶手段であり、タッチペン5及びイレイザー6等の接触部材の画像データを格納している。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成されるマイクロコンピュータであり、プログラム、又はプログラムの実行に使用されるデータを格納し、後述の図6に示す処理を実行する。制御部10は、タッチパネル2における接触位置及び接触面積を検出する。この接触位置により、表示画面3aの位置が決定され、接触面積により、例えば、タッチペン5の太さ、又は、イレイザー6の消去する領域等が決定される。
また、制御部10は、検出したタッチパネル2の接触位置に焦点を合うように、何れか一方のCCDカメラ4L,4Rを制御する。そして、CCDカメラ4L,4Rによる撮像結果を随時取り込み、取り込んだ画像から適宜一フレームを取り出し、接触位置の静止画像を取得する。接触位置の静止画像には、接触位置に接触する接触部材が含まれているため、静止画像において、画素情報から背景のタッチパネル2と接触部材との境界を検出し、接触部材の輪郭を抽出することで、接触部材の画像データを抽出することができる。制御部10は、抽出した接触部材の画像データから、接触部材の部材情報である形状データ及び色彩データを抽出する。なお、接触部材は、ユーザ100に保持されるため、接触部材の一部分の画像データが抽出される。
形状データは、制御部10が、抽出した接触部材の画像データと相似する画像データを記憶装置11から検出するテンプレートマッチング処理を行い、処理の結果、相似度が基準値以上となる画像データを記憶装置11から決定し、その画像データの持つ形状データにより設定される。また、色彩データは、制御部10が、抽出した接触部材の画像データに基づいて、所定領域内の画素情報を抽出することにより設定される。
接触部材の形状データにより、接触部材が、タッチペン5であるか、イレイザー6であるかの判別が可能となる。また、接触部材の色彩データにより、タッチパネル2に書き込んでいるタッチペン5の色の判別が可能となる。なお、形状データ又は色彩データの何れか一方から、接触部材を判別できるようにしてもよい。例えば、タッチペン5に一本の溝が形成されている場合は、赤色のタッチペン、二本の溝が形成されている場合は、青色のタッチペンであると判別するようにしてもよい。また、例えば、タッチペン5に用いられない色でイレイザー6を形成することで、タッチペン5であるか、イレイザー6であるかの判別ができるようにしてもよい。
また、制御部10は、液晶表示装置3を制御し、接触位置、接触面積及び接触部材の部材情報に基づいて、表示画面3aに画像を表示し、又は表示画面3aに表示された画像を更新する。例えば、形状データ及び色彩データにより接触部材が「赤色」のタッチペン5であると判別された場合は、制御部10は、タッチパネル2上でのタッチペン5の軌跡に連動する「赤色」の画像を表示画面3aに表示する。また、接触部材がイレイザー6であると判別した場合は、表示画面3aに表示され、イレイザー6の軌跡上に位置する画像を消去する。
なお、本実施の形態のホワイトボード1は、図示しない外部のコンピュータと接続可能となっており、表示画面3aに、例えば、外部のコンピュータから入力されるデータに基づいた画像の表示が可能となっている。これにより、ホワイトボード1は、例えば、会議において、外部のコンピュータで作成したデータを入力し、そのデータに基づく画像を液晶表示装置3の表示画面3aに表示させることで、投影装置として使用が可能となる。そして、ユーザ100は、表示画面3aに表示されたデータにさらに情報を書き込み又は書き込みの修正をすることが可能となる。
次に、上述のように構成されたホワイトボード1の液晶表示装置3の表示画面3aに表示される、ホワイトボード1の初期設定画面及び登録画面について説明する。初期設定画面及び登録画面は、表示画面3aの全体に表示されてもよいし、表示画面3aの一部に表示されるようにしてもよい。
図4は、ユーザ100の利き腕を決定する初期設定画面の一例を示す図である。初期設定画面は、ホワイトボード1の使用開始時に表示され、「右」及び「左」の選択ボタンが表示される。なお、表示画面3aには、タッチパネル2が貼着されているため、表示画面3aに表示されるボタンにユーザ100が接触することで、ボタンに対応する値が決定される。
図5は、接触部材の画像を登録する際に表示される登録画面の一例を示す図である。登録画面は、CCDカメラ4L,4Rにより得られる接触部材の画像データと一致する画像データが、記憶装置11に格納されていない場合に表示される。登録画面には、接触部材の画像を表示すると共に、「登録する」、「キャンセル」、及び「デフォルト表示」の選択ボタンが表示される。「登録する」ボタンが選択された場合、CCDカメラ4L,4Rの撮像結果により抽出された接触部材の画像データが新たに記憶装置11に格納される。「キャンセル」ボタンが選択された場合、タッチパネル2に書き込まれた内容を表示画面3aに表示することなく、また、接触部材の画像データを記憶装置11に格納することなく、登録画面の表示を終了する。「デフォルト表示」ボタンが選択された場合、実際の接触部材に関係なく、予め設定された部材情報に基づいて、タッチパネル2に書き込まれた内容が表示画面3aに表示される。
次に、ホワイトボード1の動作について説明する。図6は、ホワイトボード1の制御部10が実行する動作を示すフローチャートである。制御部10は、ホワイトボード1に電源が投入された場合、電源がオフにされるまで、図6に示す処理を反復実行する。
制御部10は、まず、初期化処理を行う(S1)。初期化処理では、必要なデータをROM等の記憶手段から読み込み、また、図4に示す初期設定画面を表示する等を行う。次に、制御部10は、タッチパネル2に書き込みがあったか否かを判定する(S2)。具体的には、制御部10は、タッチパネル2における接触位置を検出した場合に、タッチパネル2に書き込みがあったと判定する。タッチパネル2への書き込みがない場合(S2:NO)、制御部10は、S2の処理を繰り返す。なお、タッチパネル2への書き込みがあった場合、タッチパネル2における接触位置及び接触面積が、RAM等の記憶手段に記憶される。
タッチパネル2への書き込みがあった場合(S2:YES)、制御部10は、初期設定画面において設定された利き腕に基づいて、CCDカメラ4L,4Rの一方を駆動する(S3)。具体的には、CCDカメラ4L,4Rの一方の電動モータを駆動し、カメラの光軸を接触位置に合わせ、その後、焦点を接触部材に合わせる。そして、制御部10は、CCDカメラ4L,4Rの一方から撮像された画像を取り込み(S4)、接触部材の画像データを抽出できるか否かを判定する(S5)。即ち、接触位置の静止画像を取得し、その取得した静止画像からタッチパネル2との境界を認識し、接触部材の輪郭を抽出できるか否かを判定する。
画像データを抽出できる場合(S5:YES)、制御部10は、画像データを抽出し(S6)、その画像データから接触部材の部材情報を抽出できるか否かを判定する(S7)。即ち、制御部10は、パターンマッチング処理を行い、抽出した画像データが、記憶装置11に記憶される画像データと一致するか否かを判定する。部材情報を抽出できる場合(S7:YES)、制御部10は、接触部材の部材情報を抽出し(S8)、抽出した部材情報、タッチパネル2における接触位置及び接触面積に基づいて、タッチパネル2に書き込まれた内容の画像データを生成し、表示画面3aに表示する(S9)。例えば、タッチペン5による書き込まれた線と、同じ太さで、タッチペン5が有する色の線の画像を表示画面3aに表示し、また、タッチパネル2上の線がイレイザー6に消去された場合、表示画面3aに表示された画像を、イレイザー6により消去された画像に更新する。
そして、制御部10は、接触部材がタッチパネル2に非接触となったか否かを判定する(S10)。非接触となっていなければ(S10:NO)、制御部10は、処理をS9に戻す。接触部材がタッチパネル2に非接触となった場合(S10:YES)、制御部10は、処理をS2に戻す。即ち、接触部材がタッチパネル2から離れるまで、タッチパネル2に書き込まれる内容が表示画面3aに反映される。
一方、S7において、部材情報を抽出できない場合(S7:NO)、即ち、抽出した画像データが、記憶装置11に記憶される画像データと一致しない場合は、制御部10は、表示画面3aに図5に示す登録画面を表示する(S14)。そして、制御部10は、登録画面において、「登録する」ボタンが選択されたか否かを判定する(S15)。「登録する」ボタンが選択された場合(S15:YES)、制御部10は、CCDカメラ4L,4Rの一方により得られた接触部材の画像データを記憶装置11に格納し(S16)、S7に処理を戻す。そして、制御部10は、S7から再び部材情報を抽出する。即ち、これまでに未使用の接触部材でも、一度使用することで、簡単に接触部材の画像を登録できる。
S15において、「登録する」ボタンが選択されていない場合(S15:NO)、制御部10は、登録画面において、「デフォルト表示」ボタンが選択されたか否かを判定する(S17)。「デフォルト表示」ボタンが選択された場合(S17:YES)、予め設定され部材情報、タッチパネル2における接触位置及び接触面積に基づいて、タッチパネル2に書き込まれた内容の画像データを生成し、表示画面3aに表示する(S18)。例えば、タッチパネル2へ書き込みしたタッチペン5が有する実際の色に関係なく、予め設定された色に基づいた画像が表示画面3aにされる。この場合、ユーザ100の指でタッチパネル2をなぞるようにした場合であっても、タッチペン5で書き込みした場合と同様に表示画面3aに表示できる。
そして、制御部10は、接触部材がタッチパネル2に非接触となったか否かを判定する(S19)。非接触となっていなければ(S19:NO)、制御部10は、処理をS18に戻す。接触部材がタッチパネル2に非接触となった場合(S19:YES)、制御部10は、処理をS2に戻す。S17において、「デフォルト表示」ボタンが選択されていない場合(S17:NO)、即ち、「キャンセル」ボタンが選択された場合、制御部10は、何も処理せず、処理をS2に戻す。即ち、この場合、タッチペン5でタッチパネル2に書き込みしても、表示画面3aには反映されず、新しい部材情報も記憶装置11に格納されない。
一方、S5において、接触部材の画像データを抽出できない場合(S5:NO)、制御部10は、駆動するCCDカメラ4L,4Rを切り換える(S11)。例えば、S3において、左のCCDカメラ4Lにより撮像した場合、制御部10は、右のCCDカメラ4Rに切り換える。そして、制御部10は、CCDカメラ4L,4Rの他方から撮像された画像を取り込み、接触部材の画像データを抽出できるか否かを判定する(S12)。接触部材の画像データを抽出できる場合(S12:YES)、制御部10は、処理をS6に移し、上述の動作を実行する。接触部材の画像データが抽出できない場合(S12:NO)、何れのCCDカメラ4L,4Rからも接触部材の撮像が成功していないため、例えば、表示画面3aに、接触部材を撮像できない旨のメッセージを表示する警告を行い(S13)、制御部10は、処理をS2に戻す。このメッセージを表示することで、ユーザ100に、CCDカメラ4L,4Rが撮像できるように接触部材を保持するよう促すことができる。
なお、ホワイトボード1は、制御部10が図6のフローチャートの処理を実行している間に電源がオフにされた場合、表示画面3aの表示内容を履歴として記憶装置11に格納した後に、システムの電源をシャットダウンするようになっている。これにより、不意に電源がオフとなった場合であっても、電源をオンにした後にデータ内容を復帰させることができる。
以上説明したように、本実施の形態のホワイトボード1は、タッチパネル2により接触部材による接触位置、及び接触面積を検出し、CCDカメラ4L,4Rにより、接触部材を識別するための部材情報を取得している。これにより、タッチパネル2に書き込むことで、液晶表示装置3の表示画面3aに表示させることができる。また、本実施のホワイトボード1では、画像認識によりタッチペン5等の接触部材の部材情報を取得するため、接触部材に特別な機器を装着する必要がない。また、接触部材を撮像するCCDカメラ4L,4Rを、ホワイトボード1の左右に設けることで、ユーザ100の利き腕に関係なく、接触部材の画像データが取得しやすくなる。
なお、本実施の形態のホワイトボード1は、タッチパネル2に書き込まれた内容をそのまま表示画面3aに反映させているが、表示画面3aに表示された内容を編集不可に設定できるようにしてもよい。この場合、液晶表示装置3が、表示画面3aに表示させた画像を編集不可に設定することで、タッチパネル2上で、イレイザー6により消去する操作を行っても、表示画面3aの表示内容が消去されず、残しておくことができる。
また、表示画面3aに、複数のレイヤ(画層)を指定でき、各レイヤを編集可(以下、アクティブと言う)、又は編集不可(以下、非アクティブと言う)に設定できるようにしてもよい。例えば、レイヤ1及びレイヤ2の2つのレイヤを指定し、レイヤ1をアクティブ、レイヤ2を非アクティブに設定した場合、タッチパネル2に書き込まれた内容はレイヤ1にのみ表示される。その後、レイヤ1を非アクティブ、レイヤ2をアクティブに設定した場合、タッチパネル2に書き込まれた内容はレイヤ2に表示されるようになる。この場合、イレイザー6でタッチパネル2の書き込み内容を消去しても、レイヤ1に表示された内容は消去されず、レイヤ1の表示内容を残すことができる。
さらに、本実施の形態では、ユーザ100の利き腕に応じて、一方のCCDカメラ4L,4Rを駆動しているが、CCDカメラ4L,4Rの両方からタッチパネル2の接触位置を撮像するようにしてもよいし、駆動するCCDカメラ4L,4Rを手動により適宜切り換えることができる構成としてもよい。さらに、CCDカメラを一つにし、ホワイトボード1の左右方向にスライド可能又はクリップによる着脱可能とし、ユーザ100が撮像しやすい位置にCCDカメラを移動するようにしてもよい。また、接触部材の部材情報を取得するためにCCDカメラ4L,4Rを設けているが、デジタルカメラ、又はカメラ付携帯電話機等の撮像装置を接続し、撮像装置により接触部材を撮像するようにしてもよいし、これから使用する接触部材の写真をスキャナにより読み込むようにしてもよい。
以上、本発明の好適な一実施の形態について、具体的に説明したが、各構成及び動作等は適宜変更可能であって、上述の実施の形態に限定されることはない。
本実施の形態にかかるホワイトボードの使用状態での概略図である。 ホワイトボードの構成を示すブロック図である。 タッチパネルの構成を説明するための模式図である。 ユーザの利き腕を決定する初期設定画面の一例を示す図である。 接触部材の画像を登録する際に表示される登録画面の一例を示す図である。 ホワイトボードの制御部が実行する動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ホワイトボード
2 タッチパネル
3 液晶表示装置
3a 表示画面
4L,4R CCDカメラ
5 タッチペン
6 イレイザー
100 ユーザ

Claims (6)

  1. 表示画面を覆うように設けられた光透過性パネルと、該光透過性パネルが接触部材により接触された場合に、前記光透過性パネルにおける接触位置を検出する検出手段と、該検出手段が検出した接触位置に従って、前記表示画面に画像を表示する表示制御手段とを備える画像表示装置において、
    前記接触部材を撮像して得られた画像データを取得する取得手段と、
    該取得手段が取得した前記画像データから、前記接触部材を識別するための部材情報を抽出する抽出手段と
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記抽出手段が抽出した前記部材情報に基づいて、前記表示画面に画像を表示する構成としてあることを特徴とする画像表示装置。
  2. 複数の方向から前記光透過性パネルを撮像する撮像手段をさらに備え、
    前記取得手段は、
    前記撮影手段による撮像結果から、前記接触部材の画像データを取得する構成としてあることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記抽出手段が抽出した部材情報は、前記接触部材の色情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記抽出手段が抽出した部材情報は、前記接触部材の形状情報であることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の画像表示装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記抽出手段が抽出した部材情報に基づいて、前記表示画面に表示した画像を更新する構成としてあることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の画像表示装置。
  6. コンピュータに、表示画面を覆うように設けられた光透過性パネルが、接触部材により接触された場合に、前記光透過性パネルにおける前記接触部材の接触位置を検出させ、検出させた接触位置に従って、前記表示画面に画像を表示させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記接触部材を撮像して得られた画像データから、前記接触部材を識別するための部材情報を抽出する抽出手段、及び、
    前記抽出手段が抽出した前記部材情報に基づいて、前記表示画面に画像を表示する表示制御手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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