JP2009035019A - 車両用バンパ構造 - Google Patents

車両用バンパ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009035019A
JP2009035019A JP2007198413A JP2007198413A JP2009035019A JP 2009035019 A JP2009035019 A JP 2009035019A JP 2007198413 A JP2007198413 A JP 2007198413A JP 2007198413 A JP2007198413 A JP 2007198413A JP 2009035019 A JP2009035019 A JP 2009035019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper
vehicle
face member
shock absorbing
absorbing rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007198413A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Harigai
利幸 針谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2007198413A priority Critical patent/JP2009035019A/ja
Publication of JP2009035019A publication Critical patent/JP2009035019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

【課題】バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収用のリブを一体成形したときのバンパフェイス部材表面でのヒケの露出を防止しつつ、リブによる衝撃吸収機能を充分発揮できるようにする。
【解決手段】衝撃吸収リブ15をバンパフェイス部材1と一体成形する際に、フェイス部材本体5と上下のフェイス部材取付部7,9との連設部11,13に対応する位置にてフェイス部材本体5の裏面との一体成形による接続部17,19を設定した。また、バンパフェイス部材1表面の段部5aに対応する位置および、プレート取付部5bに対応する位置に、フェイス部材本体5の裏面と衝撃吸収リブ15とを一体成形する際の接続部21,23をそれぞれ設定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収リブを一体成形した車両用バンパ構造に関する。
車両用バンパとして、バンパレインフォースの前方を覆うバンパフェイス部材内に、車両前方から衝撃を受けた際に潰れることで衝撃を吸収する衝撃吸収部材を、バンパフェイス部材とは別体に設けたものがある。
ところが、この場合には衝撃吸収部材をバンパフェイス部材とは別体に設けているので、部品点数がその分増加して、組み付け作業性および作業コストの悪化を招くとともに、通常ポリプロピレン系樹脂などからなる発泡体を使用していることから衝撃吸収時の潰れ代が不充分となって衝撃吸収機能が不充分となる虞がある。
これに対して、下記特許文献1には、バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収用のリブを一体化したものが開示されている。
特開平8−2351号公報(段落0015,0018,0019)
ところで、上記した従来の車両用バンパにあっては、バンパフェイス部材の裏面とリブとの間に空隙を設けることで、バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収用のリブを一体成形したときのヒケがバンパフェイス部材に発生しないようにしている。
しかしながら、バンパフェイス部材とリブとは、互いに一体成形するのであるから必ずどこかに接続する部分が発生するので、この接続部分の位置によってはヒケが表面に露出することになり、このような接続部分の位置設定については、上記した引用文献1に記載の車両用バンパでは特に考慮しておらず、改善が望まれている。
そこで、本発明は、バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収用のリブを一体成形したときのバンパフェイス部材表面でのヒケの露出を防止することを目的としている。
本発明は、バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収リブを一体成形した車両用バンパ構造において、前記衝撃吸収リブを、車両上下方向および車両前後方向にそれぞれ延設させ、前記バンパフェイス部材は、車幅方向に延びるフェイス部材本体と、その上下の少なくとも一方に位置し車幅方向に延設されて車体への取付部を有するフェイス部材取付部と、このフェイス部材取付部と前記フェイス部材本体とを連設する連設部とをそれぞれ備え、前記衝撃吸収リブの前記バンパフェイス部材の裏面との一体成形による接続部を、前記連設部を設けた位置に設定したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、衝撃吸収リブとバンパフェイス部材の裏面との一体成形による接続部を、フェイス部材本体とフェイス部材取付部とを連設する連設部に対応する位置に設定することで、バンパフェイス部材と衝撃吸収リブとを一体成形する際のバンパフェイス部材表面でのヒケの露出を防止して外観品質を向上できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す車両用バンパの側面断面図、図2は、図1のA−A線断面に相当する断面図であり、図1,2中で矢印FR方向が車両前方である。この車両用バンパは、車両前部に設定してあるフロントバンパであり、該フロントバンパは外部に露出して車幅方向に延設される樹脂製のバンパフェイス部材1と、バンパフェイス部材1の車両後方側にて車幅方向に延設される金属製のバンパレインフォース3とを備えている。
バンパフェイス部材1は、図1に示すように、車両上下方向ほぼ中央に位置するフェイス部材本体5と、フェイス部材本体5の上下両側に位置して車幅方向に延設されるフェイス部材取付部7,9とをそれぞれ備えている。上部に位置するフェイス部材取付部7の車両後方側の上部および、下部に位置するフェイス部材取付部9の車両後方側の下部には、バンパフェイス部材1を車体本体に取り付けるための取付部7aおよび9aをそれぞれ設けている。
上記したフェイス部材本体5とフェイス部材取付部7,9とは、それぞれ連設部11,13によって連設されてこれらは一体成形されている。この上下の各連設部11,13は、車幅方向に沿ってほぼ等間隔に複数それぞれ設けてある。
そして、フェイス部材本体5の裏面には、衝撃吸収用のリブである衝撃吸収リブ15(図2では15a,15b,15c,15dとして区別して示している)をフェイス部材本体5と一体成形している。衝撃吸収リブ15は、車両上下方向および車両前後方向にそれぞれ延設されて板状に形成され、図2に示すように車幅方向に沿ってほぼ等間隔に複数設けており、それぞれの後端15Tはバンパレインフォース3の前面3aに対して離間している。
このような衝撃吸収リブ15の上下両端部は、前記した上下の各連設部11,13に対応した位置に設定してバンパフェイス部材1と一体成形している。すなわち、衝撃吸収リブ15のバンパフェイス部材1の裏面との一体成形による接続部17,19を、連設部11,13を設けた位置に設定したことになる。
また、フェイス部材本体5の表面には造形上の理由などにより、上部よりも下部を車両後方に凹ませるために段部5aを設けてあり、この段部5aの裏面に、衝撃吸収リブ15とバンパフェイス部材1の裏面との一体成形による接続部21を設定している。
さらに、上記した段部5aよりも下部における車幅方向中央には、ライセンスプレート(ナンバープレート)を取り付ける部品取付部となるプレート取付部5bを凹部として設けている。このプレート取付部5bの裏面にも、衝撃吸収リブ15とバンパフェイス部材1の裏面との一体成形による接続部23を設定している。
以上より、本実施形態では、プレート取付部5bに対応する位置にある中央2個の衝撃吸収リブ15(15a)については、バンパフェイス部材1の裏面に対し、上下2つの接続部17,19と、車両前端部側の2つの接続部21,23の全部で4箇所について一体成形により接続している。したがって、これら各接続部17,19,21,23相互間には、バンパフェイス部材1の裏面と衝撃吸収リブ15との間に隙間25,27,29がそれぞれ形成されるが、該隙間25,27,29は従来公知のスライド型を用いて成形する。
また、上記したプレート取付部5bから外れた位置にある衝撃吸収リブ15(15b,15c,15d)については、図3に示すように、バンパフェイス部材1の裏面に対し、上下2つの接続部17,19と、車両前端部側の2つの接続部21の全部で3箇所について一体成形により接続している。したがって、これら各接続部17,19,21相互間には、バンパフェイス部材1の裏面と衝撃吸収リブ15との間に隙間25,31がそれぞれ形成されるが、該隙間25,31は従来公知のスライド型を用いて成形する。
バンパレインフォース3は、中空の金属材で構成しており、その車両後端面3bを、例えば図2に示すように、車両前後方向に延設される車体骨格部材であるフロンドサイドメンバ33の前端に固定する。
上記した車両用バンパ構造を備えた車両が前面衝突するなどして、本車両用バンパが車両前方から荷重Fを受けると、バンパフェイス部材1が後退してその裏面に設けてある衝撃吸収リブ15がバンパレインフォース3に当接し、図4(a)に示すように、衝撃吸収リブ15が座屈することで衝撃エネルギを吸収する。
上記図4(a)の状態からバンパフェイス部材1がさらに後退すると、図4(c)に示すように、衝撃吸収リブ15の座屈が進行して潰れ、そのときの潰れ残りは、衝撃吸収リブ15のほぼ板厚分程度となる。このため、衝撃吸収リブ15として衝撃吸収機能が充分に発揮され、衝撃吸収用のスペースも有効活用されることになる。
このとき、衝撃吸収リブ15は、上下の接続部17,19および前部の接続部21,23により、バンパフェイス部材1の裏面と一体成形しているので、バンパフェイス部材1に入力した衝撃エネルギが、これら接続部17,19,21,23を介して効率よく衝撃吸収リブ15に伝達され、したがって衝撃吸収機能が充分に発揮されることになる。
図5は、衝撃吸収リブ15を車幅方向に沿って複数設けた場合の衝撃荷重Fに対する本車両用バンパの反力Tの変化を示している。本実施形態では、複数の衝撃吸収リブ15を、車幅方向(図2中で上下方向)中央部を境にして車幅方向両側が互いに対称となるよう設けている。
そして、車幅方向中央に前記した衝撃荷重Fが作用した場合には、まず中央2個の衝撃吸収リブ15aが時間S1でバンパレインフォース3に接触して座屈することで衝撃エネルギが吸収されて反力Tが低下し、その後の反力がやや上昇して時間S2で、上記衝撃吸収リブ15aの外側の2個の衝撃吸収リブ15bがバンパレインフォース3に接触して座屈することで衝撃エネルギが吸収されて反力Tが再度低下する。
その後さらに、反力Tがやや上昇して時間S3で、上記衝撃吸収リブ15bのさらに外側の2個の衝撃吸収リブ15cがバンパレインフォース3に接触して座屈することで衝撃エネルギが吸収されて反力Tが再度低下する。同様にしてその後の時間S4では、さらに外側の2個の衝撃吸収リブ15dがバンパレインフォース3に接触して座屈することで衝撃エネルギが吸収されて反力Tがさらに低下する。そして、時間S5で図4(b)と同様の状態となって衝撃荷重Fがバンパレインフォース3に直接作用して反力Tが急上昇するに至る。
これに対して破線で示す曲線は、衝撃吸収部材をバンパフェイス部材とは別体のポリプロピレン系樹脂の発泡体として設けた例であり、この場合には反力Tが当初から低く、本実施形態のほうが反力Tを高く維持していることがわかる。
また、図5中の二点鎖線で示す反力特性は、図2における複数の衝撃吸収リブ15の間隔を広くしてその数を少なくした場合に対応しており、この場合には、反力Tが図2の構造よりも低くなってしまう、したがって、衝撃吸収しつつ反力Tを高く維持するためには、複数の衝撃吸収リブ15の間隔を狭くしてその数を多くすることが有効である。
図6は、車両前方の車両上下方向に長い障害物34にバンパフェイス部材1が衝突した場合の動作を示している。この場合、図6(a)に示すように障害物34にバンパフェイス部材1が接触後、同図(b)のように衝撃吸収リブ15の後端15Tがバンパレインフォース3の前面3aに当接するが、この際、衝撃吸収リブ34はバンパフェイス部材1内にて上下方向のほぼ全域に配置されているので、障害物34は、バンパレインフォース3の上下方向の長さに依存することなくバンパフェイス部材1に対して面受けするような状態となり、障害物34の曲げモーメント発生を抑えて衝撃をより小さく抑えることが可能となる。
上記した本実施形態の車両用バンパにおける衝撃吸収リブ15は、バンパフェイス部材1の裏面との一体成形による上下の接続部17,19が、上下の連設部11,13に対応する位置にあるので、バンパフェイス部材1の裏面に衝撃吸収リブ15を一体成形したときのバンパフェイス部材1の表面におけるヒケの発生を防止できる。
また、衝撃吸収リブ15は、バンパフェイス部材1の裏面との一体成形による前部の接続部21が、段部5aに対応する位置にあるので、バンパフェイス部材1の裏面に衝撃吸収リブ15を一体成形したときのバンパフェイス部材1の表面におけるヒケの発生を目立たなくすることができる。
さらに、衝撃吸収リブ15は、バンパフェイス部材1の裏面との一体成形による前部の接続部23が、プレート取付部5bに対応する位置にあるので、バンパフェイス部材1の裏面に衝撃吸収リブ15を一体成形したときのバンパフェイス部材1の表面に発生するヒケを、プレート取付部5bに取り付けたライセンスプレートによって隠すことができる。
以上によって、衝撃吸収リブ15をバンパフェイス部材1の裏面と一体成形するときに、バンパフェイス部材1の表面でのヒケの露出を防止して、車両両バンパとして外観品質を向上させることができる。
図7(a)は、第2の実施形態に係わるもので、図2の車幅方向左側(図2中で下部側)のB部に対応する部分を示している。この実施形態は、バンパレインフォース3の車幅方向両端部が車両後方に向けて屈曲した傾斜面領域3cを有しており、この傾斜面領域3cの衝撃吸収リブ15c,15dに対向する面に切り起こし部3dを形成し、この切り起こし部3dの前面を、衝撃吸収リブ15c,15dの車両内側の端部である後端15Tに対して直角な当接面3eとしている。
なお、上記した傾斜面領域3cは、車両前後方向に対する垂直面に対して傾斜するものである。
このように、衝撃吸収リブ15c,15dに対向する部分のバンパレインフォース3の当接面3eを衝撃吸収リブ15c,15dに対して直角としているので、バンパフェイス部材1が前記した衝撃荷重Fを受けたときに、衝撃吸収リブ15c,15dの後方に前面3eを形成せずに傾斜面領域3cのままとなっている場合に比較して、バンパレインフォース3へのエネルギ伝達効率が高まり、衝撃吸収機能が向上する。衝撃吸収リブ15c,15dの後端15Tが、傾斜面領域3cのままとなっているバンパレインフォース3に当接したときには、該傾斜面領域3cによって後端15Tが滑り、荷重伝達が効率よくなされない。
また、上記した衝撃吸収リブ15c,15dに対して直角となる当接面3eは、衝撃吸収リブ15c,15dと一体の切り起こし部3dによって形成しているので、別部材を設ける場合に比較して構造を簡素化でき、組み付け作業性も簡素化できる。
なお、この場合上記した図2におけるB部と車幅方向左右対称の右側についても同様の構造とする。
図7(b)は、第3の実施形態に係わるもので、図2における衝撃吸収リブ15aもしくは15bの後端15T近傍に対応する部分を示している。この実施形態は、衝撃吸収リブ15aもしくは15bに対向するバンパレインフォース3の当接面3aは、これら衝撃吸収リブ15aもしくは15bに対してほぼ直角となっており、衝撃吸収リブ15aもしくは15bの車両内側の端部である後端15Tに対向する位置の車幅方向両側に突起3fを形成している。
突起3fを形成することで、バンパレインフォース3における衝撃吸収リブ15aもしくは15bの車両内側の端部に対向する面に、凹部3gを設けたことになる。突起3fは、前記した図7(a)の当接面3eと同様に、切り起こしによってバンパレインフォース3と一体とすることができる。
第3の実施形態では、バンパフェイス部材1が前記した衝撃荷重Fを受けたときに、衝撃吸収リブ15aもしくは15bの後端15Tがその前方(車両後方)に位置する凹部3gに入り込み、衝撃吸収リブ15aもしくは15bの後端15Tの左右方向への変位が突起3fによって阻止されるので、バンパレインフォース3へのエネルギ伝達が確実になされ、衝撃吸収機能を高めることができる。
図7(c)は、第4の実施形態に係わるもので、図2における衝撃吸収リブ15aもしくは15bの後端15T近傍に対応する部分を示している。この実施形態は、衝撃吸収リブ15aもしくは15bの先端部を、二股状に分岐させて膨大部となる分岐部35,37を設けている。この分岐部35,37は、衝撃吸収リブ15aもしくは15bの車両上下方向の全長にわたり設けてもよく、また一部に設けてもよい。
これにより、バンパフェイス部材1が前記した衝撃荷重Fを受けたときに、図2の場合に比較して衝撃吸収リブ15aもしくは15bの先端部がバンパレインフォース3に当接したときに安定して荷重受け動作がなされ、バンパレインフォース3へのエネルギ伝達が確実になされ、衝撃吸収機能を高めることができる。
図7(d)は、第5の実施形態に係わるもので、図2における衝撃吸収リブ15aもしくは15bの後端15T近傍に対応する部分を示している。この実施形態は、衝撃吸収リブ15aもしくは15bの先端部に、凸曲面部38を車両上下方向の全長にわたり設けている。
この場合には、バンパフェイス部材1に対し車両斜め前方から衝撃荷重が作用した場合であっても、衝撃吸収リブ15aもしくは15bの凸曲面状の先端部は、バンパレインフォース3に対し衝撃吸収リブ15aもしくは15bのより中心側で当接することになり、バンパレインフォース3へのエネルギ伝達が確実になされ、衝撃吸収機能を高めることができる。衝撃吸収リブ15aもしくは15bの先端部を平坦面とした場合には、上記斜めからの荷重入力時には、先端の角部でバンパレインフォース3に接触することになり、バンパレインフォース3へのエネルギ伝達が不充分となる。
図8は、第6の実施形態に係わる、前記図1に対応する断面図、図9は同斜視断面図である。この実施形態は、衝撃吸収リブ15aもしくは15bの後端15Tにバンパレインフォース3に向けて突出するガイド突起39を設け、これに対応してバンパレインフォース3の前面3aには、ガイド突起39が挿入されるガイド孔3hを設けている。
この場合には、バンパフェイス部材1に車両前方から衝撃荷重Fが作用したときに、衝撃吸収リブ15aもしくは15bは、ガイド孔3hに挿入された状態のガイド突起39がガイド孔3hにガイドされて後方へ移動し、これにより後端15Tがバンパレインフォース3の前面3aに当接するときには、該前面3aに対して衝撃吸収リブ15aもしくは15bは垂直状態を維持しつつ衝撃吸収することができる。
なお、前記した衝撃吸収リブ15は、その板厚を変化させることで、衝撃荷重Fを受けたときの初期剛性を変化させることができる。また、このようにして初期剛性を設定した後、衝撃吸収リブ15の適宜位置にノッチ(切り込み)を入れることで、最大荷重(衝撃吸収量)を制御することができる。
本発明の第1の実施形態を示す車両用バンパの側面断面図である。 図1のA−A線断面に相当する断面図である。 プレート取付部から外れた位置にある衝撃吸収リブを含む側面断面図である。 図1の車両用バンパ構造による衝撃荷重入力時での作用説明図である。 衝撃吸収リブを車幅方向に沿って複数設けた場合の衝撃荷重に対する反力の変化特性図である。 車両前方の車両上下方向に長い障害物にバンパフェイス部材が衝突した場合の動作を示す説明図である。 (a)は、図2の車幅方向左側のB部に対応する部分の第2の実施形態を示す断面図、(b)は、図2における衝撃吸収リブの先端部付近に対応する部分の第3の実施形態を示す断面図、(c)は、図2における衝撃吸収リブの先端部付近に対応する部分の第4の実施形態を示す断面図、(d)は、図2における衝撃吸収リブの先端部付近に対応する部分の第5の実施形態を示す断面図である。 第6の実施形態を示す、図1に対応する断面図である。 図8に対応する部位の斜視断面図である。
符号の説明
1 バンパフェイス部材
3 バンパレインフォース
3c バンパレインフォースの傾斜面領域
3d 傾斜面領域における切り起こし部
3e 当接面(衝撃吸収リブに対して直角としたバンパレインフォースの面)
3g 衝撃吸収リブに対向する面に設けたバンパレインフォースの凹部
3h バンパレインフォースに設けたガイド孔
5 フェイス部材本体
5a フェイス部材本体の段部
5b プレート取付部(部品取付部)
7,9 フェイス部材取付部
11,13 フェイス部材本体とフェイス部材取付部とを連設する連設部
15(15a,15b,15c,15d) 衝撃吸収リブ
17,19,21,23 衝撃吸収リブとバンパフェイス部材の裏面との一体成形による接続部
35,37 衝撃吸収リブの先端部を二股状に分岐させた分岐部(膨大部)
38 衝撃吸収リブの先端に設けた凸曲面部(膨大部)
39 衝撃吸収リブの先端に設けたガイド突起

Claims (10)

  1. バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収リブを一体成形した車両用バンパ構造において、前記衝撃吸収リブを、車両上下方向および車両前後方向にそれぞれ延設させ、前記バンパフェイス部材は、車幅方向に延びるフェイス部材本体と、その上下の少なくとも一方に位置し車幅方向に延設されて車体への取付部を有するフェイス部材取付部と、このフェイス部材取付部と前記フェイス部材本体とを連設する連設部とをそれぞれ備え、前記衝撃吸収リブの前記バンパフェイス部材の裏面との一体成形による接続部を、前記連設部を設けた位置に設定したことを特徴とする車両用バンパ構造。
  2. バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収リブを一体成形した車両用バンパ構造において、前記衝撃吸収リブを、車両上下方向および車両前後方向にそれぞれ延設させ、前記バンパフェイス部材は車両外部に露出する表面に段部を備え、前記衝撃吸収リブの前記バンパフェイス部材の裏面との一体成形による接続部を、前記段部に対応するバンパフェイス部材の裏面に位置させたことを特徴とする車両用バンパ構造。
  3. バンパフェイス部材の裏面に衝撃吸収リブを一体成形した車両用バンパ構造において、前記衝撃吸収リブを、車両上下方向および車両前後方向にそれぞれ延設させ、前記バンパフェイス部材は車両外部に露出する表面に部品取付部を備え、前記衝撃吸収リブの前記バンパフェイス部材の裏面との一体成形による接続部を、前記部品取付部に対応するバンパフェイス部材の裏面に位置させたことを特徴とする車両用バンパ構造。
  4. 前記衝撃吸収リブの前記バンパフェイス部材と反対の車両内側に、車幅方向に延設されるバンパレインフォースを設け、このバンパレインフォースは、前記衝撃吸収リブに対して傾斜する傾斜面領域を有し、この傾斜面領域における前記衝撃吸収リブの車両内側の端部に対向する面を、前記衝撃吸収リブに対して直角としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用バンパ構造。
  5. 前記衝撃吸収リブに対して直角とした面は、前記バンパレインフォースの一部を切り起こして形成したことを特徴とする請求項4に記載の車両用バンパ構造。
  6. 前記衝撃吸収リブの前記バンパフェイス部材と反対の車両内側に、車幅方向に延設されるバンパレインフォースを設け、このバンパレインフォースにおける前記衝撃吸収リブの車両内側の端部に対向する面に、凹部を設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両用バンパ構造。
  7. 前記衝撃吸収リブの前記バンパフェイス部材と反対の車両内側に、車幅方向に延設されるバンパレインフォースを設け、このバンパレインフォースにおける前記衝撃吸収リブの車両内側の端部に膨大部を設けたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両用バンパ構造。
  8. 前記膨大部は、先端を複数に分岐させた構造であることを特徴とする請求項7に記載の車両用バンパ構造。
  9. 前記膨大部は、先端に凸曲面部を有する構造であることを特徴とする請求項7に記載の車両用バンパ構造。
  10. 前記衝撃吸収リブの前記バンパフェイス部材と反対の車両内側に、車幅方向に延設されるバンパレインフォースを設け、前記衝撃吸収リブの車両内側の端部に、車両内側に向けて突出するガイド突起を設け、このガイド突起を前記バンパレインフォースに設けたガイド孔に挿入したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用バンパ構造。
JP2007198413A 2007-07-31 2007-07-31 車両用バンパ構造 Pending JP2009035019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007198413A JP2009035019A (ja) 2007-07-31 2007-07-31 車両用バンパ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007198413A JP2009035019A (ja) 2007-07-31 2007-07-31 車両用バンパ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009035019A true JP2009035019A (ja) 2009-02-19

Family

ID=40437356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007198413A Pending JP2009035019A (ja) 2007-07-31 2007-07-31 車両用バンパ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009035019A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102463945A (zh) * 2010-11-08 2012-05-23 洪伟添 汽车后保险杠
KR20180111768A (ko) 2016-02-02 2018-10-11 엠. 테크닉 가부시키가이샤 미립자 분산액의 정밀 개질 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102463945A (zh) * 2010-11-08 2012-05-23 洪伟添 汽车后保险杠
KR20180111768A (ko) 2016-02-02 2018-10-11 엠. 테크닉 가부시키가이샤 미립자 분산액의 정밀 개질 방법
KR20180111769A (ko) 2016-02-02 2018-10-11 엠. 테크닉 가부시키가이샤 미립자 분산액의 정밀 개질 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1676752B1 (en) Bumper beam structure having support walls for center gusset
JP4486673B2 (ja) 車体構造
JP2008213739A (ja) バンパ構造、及び車両の前部構造並びに車両の後部構造
JP6275508B2 (ja) 分割式カウルトップカバー
JP4394032B2 (ja) 車体前部構造
JP2005075176A (ja) 車両用フード構造
EP2078642B1 (en) Vehicle front shock absorbing structure
JP2007204017A (ja) 衝撃吸収部材およびそれを用いた車両用バンパ構造
JP3974603B2 (ja) 車両用バンパー構造
JP4940044B2 (ja) 車両の樹脂製外装部品
JP2006232042A (ja) 車両の前部構造
JP2009126379A (ja) 車両用衝撃吸収構造体
JP5949532B2 (ja) リヤバンパリインフォースメント構造及び車両後部構造
JPWO2008152763A1 (ja) 自動車のリアパネル構造
JP2018008564A (ja) 車両用バンパーリインフォースメント
JP4297381B2 (ja) 車両用エアガイド
JP2005125831A (ja) 車両用フード構造
JP2005343279A (ja) 車両用フード構造
JP4996690B2 (ja) バンパー構造
JP6740476B2 (ja) 8字形の断面を有するバンパービーム
JP2009035019A (ja) 車両用バンパ構造
JP2009035088A (ja) 車両のボンネット構造
JPH06107094A (ja) 車両用バンパ取付け構造
JP2009107536A (ja) 車両のバンパ構造
JP2008018901A (ja) 車両前部構造