JP2009034057A - コンバイン - Google Patents

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昌章 村山
Takayuki Kubo
孝之 久保
Akihiko Shimizu
明彦 清水
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Abstract

【課題】選別ファンからの二番選別風の風選によって、二番流穀板から流下した二番還元再処理物中の塵又は藁屑を除去し、二番還元再処理物の選別作業性を向上できるようにしたコンバインを提供する。
【解決手段】揺動選別盤227の下方に一番コンベヤ231と唐箕ファン228と二番コンベヤ232と、二番選別風を供給する選別ファン241とを配置し、揺動選別盤227の後端側の上方に、前記揺動選別盤227の上面側から排塵を吸引して機外に排出する排塵ファン230を配置してなるコンバインにおいて、二番コンベヤ232を挟んで一番コンベヤ231と反対側に選別ファン241の選別風吹出し口241bを形成し、二番コンベヤ232に流下する二番還元再処理物の流れと交差する方向に選別風吹出し口241bから二番選別ファン241の二番選別風を供給可能に構成したものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、刈取装置によって圃場の未刈り穀稈を刈取り、刈取った穀稈を脱穀装置によって脱穀し、脱穀装置によって脱穀された穀粒を収集するコンバインに係り、より詳しくは、脱穀装置の脱粒物を揺動選別盤にて選別して、穀粒タンクに脱粒物中の穀粒を取出し、脱粒物中の藁屑を機外に排出するコンバインに関するものである。
従来、エンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体を支持する左右の走行クローラと、操縦ハンドル及び運転座席を有する運転部と、圃場の未刈り穀稈を刈取る刈取装置と、刈取った穀稈を脱穀する脱穀装置とを備え、圃場の未刈り穀稈を連続的に刈取って脱穀し、穀粒を収集するように構成している(例えば、特許文献1参照)。
この場合、従来のコンバインにおいては、揺動選別盤の下方に、一番穀粒取出し用の一番コンベヤと、一番コンベヤに一番選別風を供給する唐箕ファンと、二番還元再処理物取出し用の二番コンベヤと、二番コンベヤに二番選別風を供給する選別ファンとを配置する。また、揺動選別盤の後端側の上方に、揺動選別盤の上面側から排塵を吸引して機外に排出する排塵ファンを配置する。唐箕ファンの一番選別風と、選別ファンの二番選別風とを、揺動選別盤に供給して、揺動選別盤にて選別する脱粒物を風選するように構成されている。
特開2002−360048号公報
前記従来技術は、特許文献1に示されるように、二番コンベヤの前側に選別ファンを配置した場合、揺動選別盤の後端側に設けたストローラックから二番コンベヤに直接落下する二番還元再処理物に対して、選別ファンからの二番選別風を効果的に供給できる。しかしながら、揺動選別盤の後端側の底部に設けた二番流穀板の傾斜面に沿って、二番流穀板の傾斜面の下端側から上端側に向けて二番選別風が排出されるから、二番流穀板から二番コンベヤに流下した二番還元再処理物は、二番選別風によって殆ど風選されない。即ち、二番流穀板から流下した二番還元再処理物中の塵又は藁屑は、殆ど除去されることなく、二番コンベヤによって取出される。二番還元再処理物の選別作業性を向上できない等の問題がある。
本発明の目的は、選別ファンからの二番選別風の風選によって、二番流穀板から流下した二番還元再処理物中の塵又は藁屑を除去し、二番還元再処理物の選別作業性を向上できるようにしたコンバインを提供するものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明のコンバインは、エンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体を支持する左右の走行クローラと、操縦ハンドル及び運転座席を有する運転部と、圃場の未刈り穀稈を刈取る刈取装置と、刈取った穀稈を脱穀する脱穀装置と、前記脱穀装置からの脱粒物を選別する揺動選別盤とを備え、前記揺動選別盤の下方に、一番穀粒取出し用の一番コンベヤと、前記一番コンベヤの上方に一番選別風を供給する唐箕ファンと、二番還元再処理物取出し用の二番コンベヤと、前記二番コンベヤの上方に二番選別風を供給する選別ファンとを配置し、前記揺動選別盤の後端側の上方に、前記揺動選別盤の上面側から排塵を吸引して機外に排出する排塵ファンを配置してなるコンバインにおいて、前記二番コンベヤを挟んで前記一番コンベヤと反対側に前記選別ファンの選別風吹出し口を形成し、前記二番コンベヤに流下する二番還元再処理物の流れと交差する方向に前記選別風吹出し口から前記選別ファンの二番選別風を供給可能に構成したものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記揺動選別盤に設けた二番流穀板の下方側に前記選別ファンの選別風吹出し口を形成し、前記二番流穀板から前記二番コンベヤに流下する二番還元再処理物に対して、前記選別風吹出し口から前記選別ファンの二番選別風を供給可能に構成したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記二番コンベヤより後方で前記選別ファンの選別風吹出し口より上方に前記排塵ファンの吸込み口を形成し、前記選別風吹出し口から吹出された前記選別ファンの二番選別風が前記二番コンベヤの上方を通過するときに、前記選別ファンの二番選別風の移動方向が、前向き方向から上向き方向に変化した後、上向き方向から後向き方向に変化して、前記排塵ファンの吸込み口に向けて前記選別ファンの二番選別風が移動可能に構成したものである。
請求項1に係る発明によれば、エンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体を支持する左右の走行クローラと、操縦ハンドル及び運転座席を有する運転部と、圃場の未刈り穀稈を刈取る刈取装置と、刈取った穀稈を脱穀する脱穀装置と、前記脱穀装置からの脱粒物を選別する揺動選別盤とを備え、前記揺動選別盤の下方に、一番穀粒取出し用の一番コンベヤと、前記一番コンベヤの上方に一番選別風を供給する唐箕ファンと、二番還元再処理物取出し用の二番コンベヤと、前記二番コンベヤの上方に二番選別風を供給する選別ファンとを配置し、前記揺動選別盤の後端側の上方に、前記揺動選別盤の上面側から排塵を吸引して機外に排出する排塵ファンを配置してなるコンバインにおいて、前記二番コンベヤを挟んで前記一番コンベヤと反対側に前記選別ファンの選別風吹出し口を形成し、前記二番コンベヤに流下する二番還元再処理物の流れと交差する方向に前記選別風吹出し口から前記選別ファンの二番選別風を供給可能に構成したものであるから、前記揺動選別盤の後端側(二番流穀板)から流下した二番還元再処理物が前記二番コンベヤに落下するまでの間に、前記選別風吹出し口から供給する前記選別ファンの二番選別風の風選によって、その二番還元再処理物中の塵又は藁屑を簡単に除去でき、前記二番コンベヤによって取出される二番還元再処理物の選別作業性を簡単に向上できるものである。
請求項2に係る発明によれば、前記揺動選別盤に設けた二番流穀板の下方側に前記選別ファンの選別風吹出し口を形成し、前記二番流穀板から前記二番コンベヤに流下する二番還元再処理物に対して、前記二番コンベヤの上方に向けて、前記選別風吹出し口から前記選別ファンの二番選別風を供給可能に構成したものであるから、前記選別風吹出し口から供給する前記選別ファンの二番選別風の風選によって、前記二番流穀板から流下した二番還元再処理物中の塵又は藁屑を簡単に除去できるものでありながら、前記選別ファンの二番選別風の風選によって、揺動選別盤の後端側に設けたストローラックから二番コンベヤに直接落下する二番還元再処理物中の塵又は藁屑も簡単に除去でき、前記二番コンベヤによって取出される二番還元再処理物の選別作業性を簡単に向上できるものである。
請求項3に係る発明によれば、前記二番コンベヤより後方で前記選別ファンの選別風吹出し口より上方に前記排塵ファンの吸込み口を形成し、前記選別風吹出し口から吹出された前記選別ファンの二番選別風が前記二番コンベヤの上方を通過するときに、前記選別ファンの二番選別風の移動方向が、前向き方向から上向き方向に変化した後、上向き方向から後向き方向に変化して、前記排塵ファンの吸込み口に向けて前記選別ファンの二番選別風が移動可能に構成したものであるから、前記二番コンベヤの上方を通過するときに、前記選別ファンの二番選別風が方向転換することによって、前記選別ファンの二番選別風が搬送する二番還元再処理物中の比較的重い穀粒等は、遠心分離されて下方の前記二番コンベヤに落下する。一方、前記選別ファンの二番選別風が搬送する二番還元再処理物中の比較的軽い塵又は藁屑等は、遠心分離されずに前記排塵ファンの吸込み口に搬送される。即ち、二番還元再処理物が前記二番コンベヤに落下するまでの間に、渦巻き状に移動する前記選別ファンの二番選別風の遠心分離作用によって、二番還元再処理物のうち比較的重い穀粒等と、二番還元再処理物のうち比較的軽い塵又は藁屑等とに、それぞれ分離して、各別に取出すことができ、前記選別ファンの二番選別風の風選能力を簡単に向上できるものである。
以下に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1はコンバインの左側面図、図2はコンバインの平面図、図3は脱穀装置の断面図、図4は脱穀装置の選別部の拡大説明図である。図1及び図2を参照しながら、コンバインの全体構造について説明する。なお、以下の説明では、走行機体1の進行方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく進行方向に向かって右側を単に右側と称する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のコンバインは、左右一対の走行クローラ2にて支持された走行機体1を備えている。走行機体1の前部には、穀稈を刈り取りながら取り込む6条刈り用の刈取装置3が、単動式の昇降用油圧シリンダ4によって刈取回動支点軸4a回りに昇降調節可能に装着されている。走行機体1には、フィードチェン6を有する脱穀装置5と、脱穀後の穀粒を貯留する穀粒タンク7とが横並び状に搭載されている。本実施形態では、脱穀装置5が走行機体1の進行方向左側に、穀粒タンク7が走行機体1の進行方向右側に配置されている。走行機体1の後部に旋回可能な排出オーガ8が設けられ、穀粒タンク7の内部の穀粒が、排出オーガ8の籾投げ口9からトラックの荷台またはコンテナ等に排出されるように構成されている。刈取装置3の右側方で、穀粒タンク7の前側方には、運転キャビン10が設けられている。
運転キャビン10内に操縦ハンドル11及び運転座席12を配置している。なお、図示しないが、運転キャビン10には、オペレータが搭乗するステップと、操縦ハンドルを設けたハンドルコラムと、運転座席12の左側方のレバーコラムに設けた主変速レバー、及び副変速レバー、及び脱穀クラッチレバー、及び刈取クラッチレバーとが、配置されている。運転座席12の下方の走行機体1には、動力源としてのエンジン20が配置されている。
図1及び図2に示されるように、走行機体1の下面側に左右のトラックフレーム21を配置している。トラックフレーム21には、走行クローラ2にエンジン20の動力を伝える駆動スプロケット22と、走行クローラ2のテンションを維持するテンションローラ23と、走行クローラ2の接地側を接地状態に保持する複数のトラックローラ24と、走行クローラ2の非接地側を保持する中間ローラ25とを設けている。駆動スプロケット22によって走行クローラ2の前側を支持し、テンションローラ23によって走行クローラ2の後側を支持し、トラックローラ24によって走行クローラ2の接地側を支持し、中間ローラ25によって走行クローラ2の非接地側を支持することになる。
刈取装置3の刈取回動支点軸4aに連結した刈取フレーム221の下方には、圃場の未刈り穀稈の株元を切断するバリカン式の刈刃装置222が設けられている。刈取フレーム221の前方には、圃場の未刈り穀稈を引起す6条分の穀稈引起装置223が配置されている。穀稈引起装置223とフィードチェン6の前端部(送り始端側)との間には、刈刃装置222によって刈取られた刈取り穀稈を搬送する穀稈搬送装置224が配置されている。なお、穀稈引起装置223の下部前方には、圃場の未刈り穀稈を分草する6条分の分草体225が突設されている。エンジン20にて走行クローラ2を駆動して圃場内を移動しながら、刈取装置3を駆動して圃場の未刈り穀稈を連続的に刈取ることになる。
図1乃至図3に示されるように、脱穀装置5には、穀稈脱穀用の扱胴226と、扱胴226の下方に落下する脱粒物を選別する揺動選別盤227及び唐箕ファン228と、扱胴226の後部から取出される脱穀排出物を再処理する処理胴229と、揺動選別盤227の後部の排塵を排出する排塵ファン230とを備えている。なお、扱胴226の回転軸はフィードチェン6による穀稈の搬送方向(換言すると走行機体1の進行方向)に沿って延びている。刈取装置3から穀稈搬送装置224によって搬送された穀稈の株元側はフィードチェン6に受け継がれて挟持搬送される。そして、この穀稈の穂先側が脱穀装置5の扱室226a内に搬入されて扱胴226にて脱穀されることになる。
揺動選別盤227の下方側には、揺動選別盤227にて選別された穀粒(一番物)を取出す一番コンベヤ231及び一番樋231aと、枝梗付き穀粒等の二番物を取出す二番コンベヤ232及び二番樋232aとが設けられている。本実施形態の両コンベヤ231,232は、走行機体1の進行方向前側から一番コンベヤ231、二番コンベヤ232の順で、側面視において走行クローラ2の後部上方の走行機体1の上面側に横設されている。
揺動選別盤227は、脱穀装置5を形成した脱穀機筐35に、揺動駆動軸36と、前側ガイドレール37及び後側ガイドレール38とを介して、前方斜め下方乃至後方斜め上方に移動可能に配置されている。エンジン20からの動力によって揺動駆動軸36を介して揺動選別盤227が作動し、揺動選別盤227が前方斜め下方乃至後方斜め上方に往復移動することになる。その結果、扱胴226の下方に張設された受網237から漏下した脱粒物が、フィードパン238及びチャフシーブ239によって搖動選別(比重選別)されるように構成している(図3参照)。揺動選別盤227のグレンシーブ240から落下した穀粒は、その穀粒中の粉塵が唐箕ファン228からの選別風によって除去され、一番コンベヤ231及び一番樋231aに落下することになる。
一番コンベヤ231のうち脱穀装置5における穀粒タンク7寄りの一側壁(実施形態では右側壁)から外向きに突出した終端部には、上下方向に延びる揚穀筒233が連通接続されている。一番コンベヤ231から取出された穀粒は、揚穀筒233を介して穀粒タンク7に搬入され、穀粒タンク7に収集されることになる。なお、穀粒タンク7の後面の傾斜に沿わせて、揚穀筒233の上端側が後方に傾斜する後傾姿勢で、穀粒タンク7の後方に揚穀筒233が立設されている。
また、チャフシーブ239の送り下流側(後方側)にストローラック243を配置する。揺動選別盤227は、搖動選別(比重選別)によって、チャフシーブ239又はストローラック243から枝梗付き穀粒等の二番還元再処理物が二番コンベヤ232及び二番樋232aに落下するように構成している。なお、チャフシーブ239の上面側の比較的軽い藁屑は、排塵ファン230に吸込まれて、排塵ファン230の排出側から機外に排出されることになる。また、チャフシーブ239の送り下流側(後方側)からストローラック243の上面側に移動した比較的重い藁屑は、揺動選別盤227の後方側の3番口244から機外に排出されることになる。
ストローラック243の下方に落下する二番還元再処理物を風選する二番選別ファン241を備える。ストローラック243から落下した二番還元再処理物は、その穀粒中の粉塵及び藁屑が二番選別ファン241からの選別風によって除去され、粉塵及び藁屑を除去した二番還元再処理物が二番コンベヤ232に落下することになる。二番コンベヤ232のうち脱穀装置5における穀粒タンク7寄りの一側壁から外向きに突出した終端部は、揚穀筒233と交差して前後方向に延びる還元筒236を介して、フィードパン238の上面側に連通接続されている。還元筒236の送り終端側から、二番還元処理胴242を介して、二番還元再処理物がフィードパン238の上面側に戻されて再選別されるように構成している(図3参照)。
一方、フィードチェン6の後端側(送り終端側)には、排藁チェン234が配置されている。フィードチェン6の後端側から排藁チェン234に受け継がれた排藁(穀粒が脱粒された稈)は、長い状態で走行機体1の後方に排出されるか、又は脱穀装置5の後方側に設けた排藁カッタ235にて適宜長さに短く切断されたのち、走行機体1の後方下方に排出されることになる。
次に、図3及び図4を参照しながら、唐箕ファン228からチャフシーブ239に供給する選別風の風路構造について説明する。唐箕ファン228の唐箕ファンケース40には、グレンシーブ240と一番コンベヤ231及び一番樋231aとに唐箕ファン228の選別風を供給する主選別風路41と、フィードパン238の後端側とチャフシーブ239の前端側との間からチャフシーブ239の上面側に唐箕ファン228の選別風を供給する第1プレ風路42と、揺動選別盤227の底部のグレンパン245とチャフシーブ239の前端側との間からチャフシーブ239の下面側に唐箕ファン228の選別風を供給する第2プレ風路43とを形成している。上述の主選別風路41は、唐箕ファン228からの選別風が、グレンシーブ240の前方の下方から、グレンシーブ240の後方の上方に向けて、主風向体44を介して移動するように形成されている。また、上述の主選別風路41は、唐箕ファン228からの選別風が、一番コンベヤ231及び一番樋231aの上方で前方から後方に向けて、主風向体44を介して移動するように形成されている。即ち、グレンシーブ240から一番コンベヤ231及び一番樋231aに落下する穀粒及び塵が、唐箕ファン228からの選別風によって風選されるように構成している。
上述した第1プレ風路42は、唐箕ファン228からの選別風が、チャフシーブ239の上方で前方から後方に向けて、揺動選別盤227に設けたプレ風向体45を介して移動するように形成されている。即ち、扱胴226から受網237を介してフィードパン238の上面に落下した脱粒物が、フィードパン238の後端側からチャフシーブ239の前端側に落下するときに、唐箕ファン228からの選別風によって風選されるように構成している。
上述した第2プレ風路43は、唐箕ファン228からの選別風が、グレンパン245の上方で前方から後方に向けて、プレ風向体45を介して移動するように形成されている。換言すると、チャフシーブ239の前方の下方から、チャフシーブ239の後方の上方に向けて、唐箕ファン228からの選別風が移動するように形成されている。即ち、チャフシーブ239からグレンパン245及びグレンシーブ240に落下する穀粒及び塵が、唐箕ファン228からの選別風によって風選されるように構成している。
なお、主選別風路41と、第1プレ風路42と、第2プレ風路43とから供給された唐箕ファン228からの選別風は、上述した排塵ファン230の排塵ファンケース230aに形成した排塵吸込み口230bに吸い込まれて排出口230cから排出されたり、三番口244から脱穀機筐35の後方に移動するから、扱胴226からの脱粒物中の藁屑及び粉塵等が、脱穀機筐35の後部から圃場に向けて排出されることになる。
次に、図4を参照しながら、二番選別ファン241からストローラック243に供給する二番選別風の風路構造について説明する。ストローラック243の下方に、揺動選別盤227の後端側の底部を形成する二番流穀板246が配置されている。二番流穀板246より下方で、二番コンベヤ232より後方に二番選別ファン241を配置する。二番選別ファン241の選別ファンケース241aに選別風吹出し口241bを形成する。二番流穀板246の下端より下方の二番樋232aの上面側に選別風吹出し口241bを連通させる。二番コンベヤ232より上方で、且つ二番コンベヤ232より後方に選別風吹出し口241bが形成される。
即ち、二番コンベヤ232の上方でその後方から前方に向けて選別風吹出し口241bから二番選別ファン241の二番選別風が供給されることになる。したがって、二番流穀板246から二番コンベヤ232に流下する二番還元再処理物の後方から、二番コンベヤ232の上方に向けて、選別風吹出し口241bから二番選別ファン241の二番選別風を供給することになる。その結果、二番流穀板246から流下した二番還元再処理物が二番コンベヤ232に落下するまでの間に、選別風吹出し口241bから供給された二番選別ファン241の二番選別風の風選によって、その二番還元再処理物中の塵又は藁屑が除去されることになる。
また、揺動選別盤227の後端側の上方に、揺動選別盤227の上面側から排塵を吸引して機外に排出する排塵ファン230が配置されている。二番コンベヤ232より後方で選別ファン241の選別風吹出し口241bより上方に排塵ファン230の排塵吸込み口230bを形成する。選別風吹出し口241bから吹出された二番選別ファン241の二番選別風が二番コンベヤ232の上方を通過するときに、その二番選別風の移動方向が、前向き方向から上向き方向に変化した後、上向き方向から後向き方向に変化して、排塵吸込み口230bに向けて二番選別ファン241の二番選別風が移動することになる。
したがって、選別風吹出し口241bからの二番選別ファン241の二番選別風が二番コンベヤ232の上方を通過するときに、その二番選別風が方向転換することによって、二番選別ファン241の二番選別風が搬送する二番還元再処理物中の比較的重い穀粒等は、遠心分離されて下方の二番コンベヤ232に落下する。一方、二番選別ファン241の二番選別風が搬送する二番還元再処理物中の比較的軽い塵又は藁屑等は、遠心分離されずに排塵ファン230の排塵吸込み口230bに搬送される。即ち、二番還元再処理物が二番コンベヤ232に落下するまでの間に、渦巻き状に移動する二番選別ファン241の二番選別風の遠心分離作用によって、二番還元再処理物のうち比較的重い穀粒等と、二番還元再処理物のうち比較的軽い塵又は藁屑等とに、それぞれ分離されて、各別に取出されるように構成している。
なお、上述した唐箕ファン228の選別風量(選別風力)と、排塵ファン230の排塵吸込み風量(排塵吸込み風力)とを略一致させる。また、唐箕ファン228の選別風量又は排塵ファン230の排塵吸込み風量に対して、二番選別ファン241の選別風量(選別風力)がおおよそ5分の1以下になるように、唐箕ファン228の選別風量(選別風力)と、排塵ファン230の排塵吸込み風量(排塵吸込み風力)と、二番選別ファン241の選別風量(選別風力)とを設定することが望ましい。
上記の構成により、揺動選別盤227の揺動運動によって、チャフシーブ239及びストローラック243上の脱粒物が比重選別される。チャフシーブ239から一番コンベヤ231に穀粒(精粒)が落下して、その穀粒が穀粒タンク7に収集される。また、ストローラック243から二番還元再処理物が二番コンベヤ232に落下する。ストローラック243から落下した二番還元再処理物のうち、ストローラック243の後端側から下方の二番流穀板246に落下した二番還元再処理物は、二番流穀板246の下端側から二番樋232aに落下する途中に、選別風吹出し口241bからの二番選別風によって風選される。
また、ストローラック243から落下した全ての二番還元再処理物に対してその二番還元再処理物が二番コンベヤ232又は二番樋232aに落下するまでに、排塵吸込み口230bに向けて移動する二番選別風の遠心分離作用によって風選される。その結果、二番還元再処理物中の比較的重い穀粒等は、二番選別風の遠心分離作用によっ下方の二番コンベヤ232に落下する。一方、二番選別風が搬送する二番還元再処理物中の比較的軽い塵又は藁屑等は、遠心分離されずに排塵ファン230の排塵吸込み口230bに搬送されて、排塵ファン230の排出口230cから機外に排出される。
上記の記載及び図1、図3、図4から明らかなように、エンジン20を搭載した走行機体1と、走行機体1を支持する左右の走行クローラ2と、操縦ハンドル11及び運転座席12を有する運転部10と、圃場の未刈り穀稈を刈取る刈取装置3と、刈取った穀稈を脱穀する脱穀装置5と、脱穀装置5からの脱粒物を選別する揺動選別盤227とを備え、揺動選別盤227の下方に、一番穀粒取出し用の一番コンベヤ231と、一番コンベヤ231の上方に一番選別風を供給する唐箕ファン228と、二番還元再処理物取出し用の二番コンベヤ232と、二番コンベヤ232の上方に二番選別風を供給する選別ファン241とを配置し、揺動選別盤227の後端側の上方に、前記揺動選別盤227の上面側から排塵を吸引して機外に排出する排塵ファン230を配置してなるコンバインにおいて、二番コンベヤ232を挟んで一番コンベヤ231と反対側に選別ファン241の選別風吹出し口241bを形成し、二番コンベヤ232に流下する二番還元再処理物の流れと交差する方向に選別風吹出し口241bから二番選別ファン241の二番選別風を供給可能に構成したものであるから、揺動選別盤227の後端側の二番流穀板246から流下した二番還元再処理物が二番コンベヤ232に落下するまでの間に、選別風吹出し口241bから供給する二番選別ファン241の二番選別風の風選によって、その二番還元再処理物中の塵又は藁屑を簡単に除去でき、二番コンベヤ232によって取出される二番還元再処理物の選別作業性を簡単に向上できる。
上記の記載及び図3、図4から明らかなように、揺動選別盤227に設けた二番流穀板246の下方側に選別ファン241の選別風吹出し口241bを形成し、二番流穀板246から二番コンベヤ232に流下する二番還元再処理物に対して、二番コンベヤ232より後方の選別風吹出し口241bから二番選別ファン241の二番選別風を供給可能に構成したものであるから、選別風吹出し口241bから供給する二番選別ファン241の二番選別風の風選によって、二番流穀板246から流下した二番還元再処理物中の塵又は藁屑を簡単に除去できるものでありながら、その二番選別風の風選によって、揺動選別盤227の後端側に設けたストローラック243から二番コンベヤ232に直接落下する二番還元再処理物中の塵又は藁屑も簡単に除去でき、二番コンベヤ232によって取出される二番還元再処理物の選別作業性を簡単に向上できる。
上記の記載及び図3、図4から明らかなように、二番コンベヤ232より後方で二番選別ファン241の選別風吹出し口241bより上方に排塵ファン230の排塵吸込み口230bを形成し、選別風吹出し口241bから吹出された二番選別ファン241の二番選別風が前記二番コンベヤ232の上方を通過するときに、その二番選別風の移動方向が、前向き方向から上向き方向に変化した後、上向き方向から後向き方向に変化して、排塵吸込み口230bに向けて二番選別ファン241の二番選別風が移動可能に構成したものであるから、二番コンベヤ232の上方を通過するときに、二番選別ファン241の二番選別風が方向転換することによって、二番選別ファン241の二番選別風が搬送する二番還元再処理物中の比較的重い穀粒等は、遠心分離されて下方の前記二番コンベヤ232に落下する。一方、二番選別ファン241の二番選別風が搬送する二番還元再処理物中の比較的軽い塵又は藁屑等は、遠心分離されずに排塵吸込み口230bに搬送される。即ち、二番還元再処理物が前記二番コンベヤ232に落下するまでの間に、渦巻き状に移動する二番選別ファン241の二番選別風の遠心分離作用によって、二番還元再処理物のうち比較的重い穀粒等と、二番還元再処理物のうち比較的軽い塵又は藁屑等とに、それぞれ分離して、各別に取出すことができ、二番選別ファン241の二番選別風の風選能力を簡単に向上できる。
本発明の第1実施形態の6条刈り用コンバインの側面図である。 同平面図である。 脱穀装置の断面図である。 脱穀装置の選別部の拡大説明図である。
符号の説明
1 走行機体
2 走行クローラ
3 刈取装置
5 脱穀装置
10 運転キャビン(運転部)
11 操縦ハンドル
12 運転座席
20 エンジン
227 揺動選別盤
228 唐箕ファン
230 排塵ファン
230b 排塵吸込み口
231 一番コンベヤ
232 二番コンベヤ
241 二番選別ファン
241b 選別風吹出し口
246 二番流穀板

Claims (3)

  1. エンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体を支持する左右の走行クローラと、操縦ハンドル及び運転座席を有する運転部と、圃場の未刈り穀稈を刈取る刈取装置と、刈取った穀稈を脱穀する脱穀装置と、前記脱穀装置からの脱粒物を選別する揺動選別盤とを備え、前記揺動選別盤の下方に、一番穀粒取出し用の一番コンベヤと、前記一番コンベヤの上方に一番選別風を供給する唐箕ファンと、二番還元再処理物取出し用の二番コンベヤと、前記二番コンベヤの上方に二番選別風を供給する選別ファンとを配置し、前記揺動選別盤の後端側の上方に、前記揺動選別盤の上面側から排塵を吸引して機外に排出する排塵ファンを配置してなるコンバインにおいて、
    前記二番コンベヤを挟んで前記一番コンベヤと反対側に前記選別ファンの選別風吹出し口を形成し、前記二番コンベヤに流下する二番還元再処理物の流れと交差する方向に前記選別風吹出し口から前記選別ファンの二番選別風を供給可能に構成したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記揺動選別盤に設けた二番流穀板の下方側に前記選別ファンの選別風吹出し口を形成し、前記二番流穀板から前記二番コンベヤに流下する二番還元再処理物に対して、前記選別風吹出し口から前記選別ファンの二番選別風を供給可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記二番コンベヤより後方で前記選別ファンの選別風吹出し口より上方に前記排塵ファンの吸込み口を形成し、前記選別風吹出し口から吹出された前記選別ファンの二番選別風が前記二番コンベヤの上方を通過するときに、前記選別ファンの二番選別風の移動方向が、前向き方向から上向き方向に変化した後、上向き方向から後向き方向に変化して、前記排塵ファンの吸込み口に向けて前記選別ファンの二番選別風が移動可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110402674A (zh) * 2018-04-26 2019-11-05 爱科公司 联合收割机的尾渣管理

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