JP2009032376A - フロントモニタ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 相変化型光メディアに用いられる半導体レーザでも、出力信号のオーバーシュートを低減し、正確に光強度をモニタすることができるフロントモニタ回路を提供する。
【解決手段】 フォトダイオードPD1に電流電圧変換増幅回路Amp1が接続されている。その出力端に複数個のバッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3が並列に接続され、第1のスイッチ回路SW1、SW2、SW3により、1個のみがオンとなり、他はオフになるように制御されている。このバッファ回路の出力端は、第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6を介して、gm増幅回路Amp2の入力端に接続されている。gm増幅回路には、その利得を調整するための複数個の外付け可変抵抗器R4、R5、R6の1個を切り替えて接続することができるように、第3のスイッチ回路SW7、SW8、SW9を介して設けられている。gm増幅回路の出力端には、電圧増幅回路Amp3が接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば光ピックアップなどで半導体レーザの光強度を、半導体レーザの前方からモニタするフロントモニタ回路に関する。さらに詳しくは、とくに相変化型光メディアへの書込みを半導体レーザで行う際に、複数種類の半導体レーザの光強度をそれぞれモニタするために、それぞれの利得調整用の外付け可変抵抗器を接続するフロントモニタ回路に関する。
従来用いられている、半導体レーザの光強度をモニタするフロントモニタ回路の一例を図5に示す。この回路例では、相変化型光メディアに対応するため、3波長のレーザ光に対して光強度をモニタすることができるように構成されており、各波長のレーザ光用に、利得調整用の可変抵抗器R4、R5、R6が、それぞれ外付け部品として設けられている。この可変抵抗器R4、R5、R6以外は半導体集積回路で構成されている。
すなわち、相変化型光メディアへの書込みは、メディアの種類によりそれぞれ異なる波長および光強度をもつ半導体レーザで行っている。しかし、フォトダイオードや増幅回路などは、それぞれ1個で共用しているため、フォトダイオードの受光感度はレーザ光の波長や光強度によって異なることから、出力電圧が飽和することなく、出力信号のダイナミックレンジを広くするために、図5に示される電流電圧変換増幅回路Amp1の帰還抵抗R1、R2、R3をスイッチSW1、SW2、SW3で切り替え、また、外付け可変抵抗器R4、R5、R6をスイッチSW10、SW11、SW12で切り替えて3種類の異なる利得を得ている。
この回路で、フォトダイオードPD1に入射したレーザ光は、電流電圧変換増幅回路Amp1によって電流を電圧に変換して増幅される。その出力信号は、バッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3のうちの1つを通り、端子T1、T2、T3から外部に出力される。このときのバッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3は、図示されていないスイッチ信号によって制御され、バッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3の電流源をオンオフすることにより動作するバッファ回路を選択する。端子T1、T2、T3には、外付け可変抵抗器R4、R5、R6が接続されており、電流電圧変換増幅回路Amp1で電圧に変換された信号は、この外付け可変抵抗器R4、R5、R6を経て端子T4、T5、T6からもう一度半導体集積回路内部に入力される。端子T4、T5、T6は、それぞれスイッチSW10、SW11、SW12に接続されており、信号は1系統に結合されてから電圧増幅回路Amp3に入力される。ここで、外付け可変抵抗器R4、R5、R6の各抵抗と電圧増幅回路Amp3の帰還抵抗R7との比で、電圧増幅回路Amp3の利得が決定され、外付け可変抵抗器R4、R5、R6により、外部から利得を調整できるようになっている。この外付け可変抵抗器R4、R5、R6は、半導体レーザやセットのバラツキによる出力電圧のバラツキを補正するために用いられている。電圧増幅回路Amp3により電圧増幅された信号は、出力端子VOUTから出力される。
この図5に示される従来のフロントモニタ回路のように、外付け可変抵抗器R4、R5、R6を接続すると、外付け可変抵抗器R4、R5、R6の両端子とアース間に、チップパッケージや外付け可変抵抗器自身に起因する寄生容量が発生し、この寄生容量の影響により、出力信号のオーバーシュートが増大するという問題があり、可変抵抗器の出力端側に切り替えスイッチを設けることが提案されている(たとえば特許文献1参照)。
実用新案登録第3112516号公報
すなわち、図6に示されるように、それぞれの可変抵抗器R4、R5、R6の両端に寄生容量C1、C2、C3、C4、C5、C6が発生している。しかし、可変抵抗器R4、R5、R6の出力端側に切り替えスイッチが接続されていても、図7(a)に、スイッチSW1、SW2により、バッファ回路Buffer1、Buffer2がオフで、SW3によりバッファ回路Buffer3がオンになり、かつ、スイッチSW10、SW11がオフ(開放)、スイッチSW12がオン(短絡)している状態のフォトダイオードPD1から入力される信号の電流電圧変換増幅回路Amp1における入力電流波形図が、図7(b)にそのときの出力端子VOUTにおける出力電圧波形図が、それぞれ示されるように、寄生容量に起因して、出力端子VOUTの出力波形にオーバーシュートが表れるという問題がある。
本発明者がこの原因について鋭意検討を重ねて調べた結果、図7(c)に、前述の各スイッチSW10、SW11、SW12のオンオフ状態で、寄生容量C4への電流入出力波形図が示されるように、スイッチSW11がオフにされていても、寄生容量C4への電流の入出力が見られた。この寄生容量C4への電流の入出力は、回路シミュレーションにより明らかとなった。そして、さらに鋭意検討を重ねて調べた結果、この電流入出力は、スイッチSW10、SW11、SW12の回路構成が図4に示されるようなMOSトランジスタのトランスファゲートで構成されていることに起因していることを見出した。すなわち、理想動作するスイッチ回路であれば、スイッチSW11が開放のとき、スイッチSW11を介して寄生容量C4への電流の入出力は発生しない。しかし、MOSトランジスタのドレイン・ソース間結合容量の影響により、スイッチ回路の両端子に急峻な電位変化が表れたとき、スイッチSW11を介して電流入出力が発生する。このことから、外付け可変抵抗器R4、R5、R6の両端子電圧は、スイッチ回路がオフのとき、電圧が固定されていないため、フォトダイオードPD1に信号が入力すると、その信号が外付け可変抵抗器R4、R5、R6に導出されていることとも関連して、スイッチSW11を介して外付け可変抵抗器の寄生容量C4への電流入出力が発生する。上記条件の場合、スイッチSW12がオン、スイッチSW10、SW11がオフのため、寄生容量C1、C2、C3、C4に電流入出力が発生し、出力端子VOUTの出力信号にオーバーシュートが発生する。しかし、フロントモニタ回路は、矩形波の振幅値を正確にモニタする必要があるため、オーバーシュートは可能な限り小さいことが要求される。
本発明は、このような状況に鑑み、相変化型光メディアに用いられる半導体レーザの光強度をモニタする回路において、信号の入力に対して、寄生容量などによって発生する出力信号のオーバーシュートを低減し、正確に光強度をモニタすることができるフロントモニタ回路を提供することを目的とする。
本発明によるフロントモニタ回路は、光信号を受光して電流に変換するフォトダイオードと、該フォトダイオードのカソードに接続される電流電圧変換増幅回路と、該電流電圧変換増幅回路の出力端に並列に複数個接続され、それぞれの出力端に対応する帰還抵抗を介して前記電流電圧変換回路の入力に接続されるバッファ回路と、外部信号により前記複数個のバッファ回路の動作をオンオフして1個だけをオンにすることにより、前記電流電圧変換増幅回路の帰還抵抗を切り替える第1のスイッチ回路と、前記複数個のバッファ回路のそれぞれの出力端に一端部が接続され、前記第1のスイッチ回路のオンオフと連動して1個だけをオンにする第2のスイッチ回路と、該第2のスイッチ回路の他端部がそれぞれ接続されて入力端に接続されるgm増幅回路と、該gm増幅回路の利得を調整するための複数個の外付け可変抵抗器と、該複数個の外付け可変抵抗器を切り替えて1個の可変抵抗器により前記gm増幅回路の利得を調整する第3のスイッチ回路と、前記gm増幅回路の出力端に接続される電圧増幅回路とを有し、前記第3のスイッチ回路で選択される1個の可変抵抗器の抵抗値を調整することにより前記gm増幅回路の利得を調整することを特徴としている。
前記第3のスイッチ回路の一端部が前記gm増幅回路に接続され、他端部が外部端子として形成された半導体集積回路の、該外部端子とアースとの間に前記外付け可変抵抗器が接続されることにより、前記電流電圧変換増幅回路により電圧に変換された信号を前記半導体集積回路の外部に導出することなく、前記外付け可変抵抗器により利得を調整することができる。
本発明のフロントモニタ回路によれば、電流電圧変換増幅回路の出力を、バッファ回路を介してgm増幅回路に入力し、そのgm増幅回路に外付け可変抵抗器を接続し、利得を調整する構造としているため、電流電圧変換増幅回路により電圧に変換された入力信号は、半導体集積回路内のみを進み、外付け可変抵抗器を通らない。すなわち、外付け可変抵抗器を入力信号が通過しないため、外付け可変抵抗器に寄生容量が発生していても、その寄生容量への電流の入出力は発生しない。その結果、出力端子から出力される出力波形にオーバーシュートが表れることはない。
つぎに、図面を参照しながら本発明のフロントモニタ回路について説明する。本発明によるフロントモニタ回路は、図1にその一実施形態の回路図が示されるように、光信号を受光して電流に変換するフォトダイオードPD1のカソードに電流電圧変換増幅回路Amp1が接続され、その出力端に複数個のバッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3が並列に接続されている。このバッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3の出力端は、それぞれ帰還抵抗R1、R2、R3を介して電流電圧変換増幅回路Amp1の入力に接続されると共に、第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6に接続されている。このバッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3には、第1のスイッチ回路SW1、SW2、SW3が設けられており、外部信号により1個のみオンとなり、他はオフになるように制御されている。このオンオフ制御は、後に続く第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6および第3のスイッチ回路SW7、SW8、SW9でも、バッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3のそれぞれに対応するスイッチが同じようにオンオフの制御がなされ、1個の信号のみが送られる。第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6の他端部がそれぞれ接続されてgm増幅回路Amp2の入力端に接続されている。gm増幅回路Amp2には、その利得を調整するための複数個の外付け可変抵抗器R4、R5、R6の1個を切り替えて接続することができるように、第3のスイッチ回路SW7、SW8、SW9を介して端子T7、T8、T9が設けられており、この端子T7、T8、T9とアースとの間に可変抵抗器R4、R5、R6が接続されている。gm増幅回路Amp2の出力端には、電圧増幅回路Amp3が接続され、さらに第3のスイッチ回路SW7、SW8、SW9で選択される1個の可変抵抗器R4、R5、R6の抵抗値を調整することによりgm増幅回路Amp2の利得を調整することができるようになっている。
フォトダイオードPD1は、図示しない半導体レーザの光強度を所望の一定値に制御するため、半導体レーザの光強度を検出するもので、前述のように、相変化光メディアでは、複数種類の波長の光が用いられ、それぞれの波長の光強度を検出するが、フォトダイオードPD1としては、同じものを使用している。波長の異なる半導体レーザでは、その出力も異なり、また、フォトダイオードPD1の検出感度も波長により異なる。そのため、その異なる波長の光ごとにレベルを合せるため、次段のバッファ回路やスイッチ回路などは、その波長の光の種類(図1に示される例では3種類)の数だけ設けられ、それぞれの波長の光ごとに精度よく検出することができるようになっている。
電流電圧変換増幅回路Amp1は、フォトダイオードPD1で検出した電流を入力し、電圧に変換して増幅するもので、たとえば通常の増幅回路を用いることができる。この電流電圧変換増幅回路Amp1は、前述のように、異なる波長の光に対して共用されているため、波長に応じて異なる入力でも同レベルの出力になるようにそれぞれの波長の光ごとに切り替えるためのバッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3が並列に接続され、それぞれの帰還抵抗R1、R2、R3で調整されている。この帰還抵抗R1、R2、R3は、半導体集積回路内に増幅回路Amp1などと共に作り込まれている。このバッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3には、第1のスイッチ回路SW1、SW2、SW3が設けられており、外部信号により、どれか1つのスイッチのみがオンになり、そのバッファ回路のみに電流が流れて動作するようになっている。その結果、外部信号により選択した波長の光に最適な電流電圧変換増幅回路Amp1の出力として出力されるようになっている。
各バッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3の出力端には、第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6の一端部が接続され、第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6の他端部は1つに纏められてgm増幅回路Amp2に入力されるようになっている。バッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3は、それぞれボルテージホロワを用いることができる。この第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6のそれぞれのスイッチは、第1のスイッチ回路SW1、SW2、SW3のそれぞれのスイッチと同期して同じようにオンオフが制御される。すなわち、たとえば第1のスイッチ回路でスイッチSW1がオンで他のスイッチSW2、SW3がオフのときは、そのバッファ回路Buffer1に接続される第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6のスイッチSW4がオンで他のスイッチSW5、SW6はオフになるように制御される。
後で述べる第3のスイッチ回路も含めて、スイッチ回路の各スイッチは、たとえば図4に示されるような構成を用いることができる。すなわち、たとえばPMOSトランジスタとNMOSトランジスタのドレイン同士とソース同士とを接続し、スイッチ信号(SW信号)をPMOSトランジスタにはNOT回路を介して、NMOSトランジスタには直接それぞれのゲートに入力し、ドレインの接続点を入力端SW−IN、ソースの接続点を出力端SW−OUTとしておくことにより、SW信号に応じてオンオフをすることができる。
gm増幅回路Amp2は、半導体レーザやセットのバラツキによる出力電圧のバラツキを外部から可変抵抗器で補正する場合に、その外部に接続される可変抵抗器に入力信号電圧を導出しないで補正するために設けられている。このgm増幅回路Amp2は、たとえば図2に示されるような回路構成にすることができるが、この例には限定されない。
図2に示される例は、2段の差動増幅回路P、Qと出力段Oとにより構成され、利得は第1段の差動増幅回路Pを流れるバイアス電流値I1と第2段の差動増幅回路Qを流れるバイアス電流値I2との比から決定される。この第2段の差動増幅回路Qのバイアス電流値I2は、第2段の差動増幅回路Qに電流を供給するカレントミラー回路Sのエミッタ抵抗の値により変えることができ、このエミッタ抵抗に、外付け可変抵抗器R3、R4、R5を接続する構成になっている。このような構成にすることにより、可変抵抗器R3、R4、R5の抵抗値を調整することにより、第2段の差動増幅回路Qを流れるバイアス電流値12を調整することが可能となり、gm増幅回路Amp2の利得を調整することができ、外部から半導体レーザの特性のバラツキなどを補正することができる。しかも、電流電圧変換増幅回路Amp1により電圧に変換された入力信号は、外付け可変抵抗器R4、R5、R6を全く通ることなくその値が補正されて出力されるため、外付け可変抵抗器R4、R5、R6の入出力側に寄生容量が発生しても、全くその影響を受けることがない。
このgm増幅回路Amp2の出力OUTは、抵抗R8を介して電圧増幅回路Amp3に入力される。電圧増幅回路Amp3の出力は一部が帰還抵抗R7を介して入力に帰還されると共に、出力端には出力端子VOUTが設けられ、増幅された信号が出力されて、次段の回路に送られる。この電圧増幅回路Amp3は、帰還抵抗R7と抵抗R8の比により増幅する一般的な増幅回路で構成されている。
つぎに、本発明によるフロントモニタ回路の動作について説明する。たとえば3波長のレーザ光を発光する半導体レーザが第1の波長の光を発光する場合、その光の一部をフォトダイオードPD1により受光して電流に変換する。フォトダイオードPD1により変換された電流は、電流電圧変換増幅回路Amp1により電圧に変換されて増幅される。この際、第1のスイッチ回路SW1、SW2、SW3は、第1の波長の光に対応するスイッチSW1のみがオンになり、他のスイッチSW2、SW3はオフになるように外部信号が出されるため、バッファ回路Buffer1、Buffer2、Buffer3のうち、スイッチSW1に対応するBuffer1のみが動作し、他のバッファ回路Buffer2、Buffer3は動作しない。そのため、第1の波長の光に対応して帰還抵抗R1により適正な電圧に変換される。第2の波長、第3の波長の光に対しても、同様に帰還抵抗R2、R3により同レベルの電圧に変換される。すなわち、フォトダイオードPD1の感度が波長により異なったり、波長により半導体レーザの出力が異なったりしていてもその差を補正している。
この電流電圧変換増幅回路Amp1の出力は、第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6を介してgm増幅回路Amp2に入力される。第2のスイッチ回路SW4、SW5、SW6も、前述のように、フォトダイオードPD1に入力する第1の波長の光に対応するスイッチSW4のみがオンになり、スイッチSW5とSW6はオフになるように外部信号により制御されているため、受光する1つの波長の光のみがgm増幅回路Amp2に入力される。このgm増幅回路Amp2は、たとえば前述の図2に示される2段の差動増幅回路を用いることにより、その出力段に電流を供給するカレントミラーのエミッタ抵抗として接続される外付け可変抵抗器R4、R5、R6を調整することにより、その利得を調整することができる。この外付け可変抵抗器R4、R5、R6も、第3のスイッチ回路SW7、SW8、SW9のうち、たとえば受光する第1の波長の光に応じた1つのスイッチSW7のみがオンになり、他のスイッチSW8、SW9はオフになるように制御されているため、外付け可変抵抗器R4のみがgm増幅回路Amp2に接続され、外部から外付け可変抵抗器R4を調整することにより、その利得を調整することができる。その結果、半導体レーザの製造上のバラツキなどによる変動があっても、一定の値に調整することができる。
このgm増幅回路Amp2の出力は、抵抗8を介して、帰還抵抗R7が接続された電圧増幅回路Amp3に入力されるため、帰還抵抗R7と抵抗R8の比によって利得が決定され、さらに増幅されて出力端子VOUTから出力される。
前述の回路で、スイッチSW3、SW6、SW9をオンにし、他のスイッチをオフにしたときの出力端子VOUTにおける出力電圧波形が図3に示されている。図3から明らかなように、出力電圧波形のオーバーシュートは全く見られず、従来回路の図5に示される同様の出力波形図である図7(b)と比較しても、その効果が顕著に現れている。これは、外付け可変抵抗器に入力信号を導出することなく半導体集積回路内部のみで信号を伝達しながら、外部から外付け可変抵抗器により利得を調整できる回路構成にしたことに基づいている。
本発明によるフロントモニタ回路の一実施形態の回路図である。 図1のgm増幅回路の一例を示す回路図である。 図1の回路構成での、出力端子における出力電圧の波形図である。 スイッチ回路の一例を示す回路図である。 従来のフロントモニタ回路の一例を示す回路図である。 外付け可変抵抗器により寄生容量が発生する様子を示す図である。 従来の図5の回路構成での、電流電圧変換増幅器における入力電流の波形図、出力端子における出力電圧の波形図、および寄生容量C4における電流入出力波形図である。
符号の説明
PD1 フォトダイオード
Amp1 電流電圧変換増幅回路
Amp2 gm増幅回路
Amp3 電圧増幅回路
Buffer1、Buffer2、Buffer3 バッファ回路
SW1、SW2、SW3 第1のスイッチ回路
SW4、SW5、SW6 第2のスイッチ回路
SW7、SW8、SW9 第3のスイッチ回路
R4、R5、R6 外付け可変抵抗器
T7、T8、T9 端子
Vref 基準電圧源
VOUT 出力端子
I1、I2 バイアス電流値

Claims (2)

  1. 光信号を受光して電流に変換するフォトダイオードと、該フォトダイオードのカソードに接続される電流電圧変換増幅回路と、該電流電圧変換増幅回路の出力端に並列に複数個接続され、それぞれの出力端に対応する帰還抵抗を介して前記電流電圧変換回路の入力に接続されるバッファ回路と、外部信号により前記複数個のバッファ回路の動作をオンオフして1個だけをオンにすることにより、前記電流電圧変換増幅回路の帰還抵抗を切り替える第1のスイッチ回路と、前記複数個のバッファ回路のそれぞれの出力端に一端部が接続され、前記第1のスイッチ回路のオンオフと連動して1個だけをオンにする第2のスイッチ回路と、該第2のスイッチ回路の他端部がそれぞれ接続されて入力端に接続されるgm増幅回路と、該gm増幅回路の利得を調整するための複数個の外付け可変抵抗器と、該複数個の外付け可変抵抗器を切り替えて1個の可変抵抗器により前記gm増幅回路の利得を調整する第3のスイッチ回路と、前記gm増幅回路の出力端に接続される電圧増幅回路とを有し、前記第3のスイッチ回路で選択される1個の可変抵抗器の抵抗値を調整することにより前記gm増幅回路の利得を調整することを特徴とするフロントモニタ回路。
  2. 前記第3のスイッチ回路の一端部が前記gm増幅回路に接続され、他端部が外部端子として形成された半導体集積回路の、該外部端子とアースとの間に前記外付け可変抵抗器が接続されることにより、前記電流電圧変換増幅回路により電圧に変換された信号を前記半導体集積回路の外部に導出することなく、前記外付け可変抵抗器により利得を調整することを特徴とする請求項1記載のフロントモニタ回路。
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