JP2009032052A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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朋和 進藤
Makoto Naito
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Abstract

【課題】 複数種類のイベント情報が複合的に該当するポリシー情報と、過去から未来にかけての状態変化の推移履歴を示すイベント情報又は将来の状態変化の予測内容に該当するポリシー情報とに基づくコンピュータシステムの構成変更を可能とする。
【解決手段】 分析部103は自律型コンピューティング環境の状態を示す複数種類のイベント情報を生成するとともに、取得した監視データに基づいて過去からの自律型コンピューティング環境の状態変化の推移履歴を示す履歴イベント情報又は将来の自律型コンピューティング環境の状態変化の予測内容を示す予測イベント情報を生成する。そして判断部104は、複数種類のイベント情報が複合的に該当する自律型コンピューティング環境の運用指針を示すポリシー、及び、履歴イベント情報又は予測イベント情報に該当するポリシーを判断し、判断したポリシーに基づいて自律型コンピューティング環境の構成変更要求を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対象となるコンピュータシステムを自律的に管理する自律型コンピューティングに適用可能な技術に関するものである。
人間によるコンピュータシステムの管理の負荷を軽減するためにコンピュータが自ら管理する仕組み、所謂自律型コンピューティングが知られている。自律型コンピューティングでは、コンピュータシステムに障害等が発生すると、所定の運用指針(ポリシー)に基づいて、自律的な自己の障害を修復することができる。
特許文献1には、ある障害等イベントが発生した場合、当該事象を検知したコンピュータシステム以外のコンピュータシステムの稼働状態を加味して適切な操作を行う発明が開示されている。
特開2006−92291号公報
しかしながら、特許文献1に開示される発明では、実際にコンピュータシステムに障害等イベントが発生してから、その障害対策となる操作を自律的に行っているため、結局障害を未然に防ぐことはできなかった。そして未来に起こりうる障害等イベントを未然に検知するには、過去や現在のイベントを考慮する必要があった。更に、コンピュータシステムにおいては、複数のイベントが発生することが多く、それらを複合的に判断して最適な対策を備えることが、未然に障害等イベントを防ぐには必要であった。
そこで、本発明の目的は、コンピュータシステムにおける障害等イベントを自律的に未然に防ぐことであり、コンピュータシステムの複数種類のイベント情報が複合的に該当するポリシー情報と、コンピュータシステムの過去から未来にかけての状態変化の推移履歴を示すイベント情報又は将来の状態変化の予測内容に該当するポリシー情報とに基づくコンピュータシステムの構成変更を可能とすることにある。
本発明の情報処理装置は、少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置であって、前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得する監視手段と、取得した監視データに基づいて前記コンピュータシステムの状態を示す複数種類のイベント情報を生成するとともに、取得した監視データに基づいて過去からの前記コンピュータシステムの状態変化の推移履歴を示す履歴イベント情報又は将来の前記コンピュータシステムの状態変化の予測内容を示す予測イベント情報を生成する分析手段と、前記複数種類のイベント情報が複合的に該当する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報、及び、前記履歴イベント情報又は前記予測イベント情報に該当するポリシー情報を判断し、判断したポリシー情報に基づいて前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報を生成する要求情報生成手段とを有することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置による情報処理方法であって、前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得する監視ステップと、取得した監視データに基づいて前記コンピュータシステムの状態を示す複数種類のイベント情報を生成するとともに、取得した監視データに基づいて過去からの前記コンピュータシステムの状態変化の推移履歴を示す履歴イベント情報又は将来の前記コンピュータシステムの状態変化の予測内容を示す予測イベント情報を生成する分析ステップと、前記複数種類のイベント情報が複合的に該当する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報、及び、前記履歴イベント情報又は前記予測イベント情報に該当するポリシー情報を判断し、判断したポリシー情報に基づいて前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報を生成する要求情報生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置による情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得する監視ステップと、取得した監視データに基づいて前記コンピュータシステムの状態を示す複数種類のイベント情報を生成するとともに、取得した監視データに基づいて過去からの前記コンピュータシステムの状態変化の推移履歴を示す履歴イベント情報又は将来の前記コンピュータシステムの状態変化の予測内容を示す予測イベント情報を生成する分析ステップと、前記複数種類のイベント情報が複合的に該当する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報、及び、前記履歴イベント情報又は前記予測イベント情報に該当するポリシー情報を判断し、判断したポリシー情報に基づいて前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報を生成する要求情報生成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明においては、コンピュータシステムの複数種類のイベント情報が複合的に該当するポリシー情報と、コンピュータシステムの過去から未来にかけての状態変化の推移履歴を示すイベント情報又は将来の状態変化の予測内容に該当するポリシー情報とに基づくコンピュータシステムの構成変更の要求を行うことで、複数のイベントが相関的に発生するコンピュータシステムにおいて、上記イベントを複合的に判断した適切な対策を自律的に行い、障害等の発生を未然に防ぐことが可能になる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自律型コンピューティング装置の機能的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る自律型コンピューティング装置100は、サーバ類1001、ストレージ類1002及びネットワーク(N/W)装置類1003から構成される自律型コンピューティング環境であるコンピュータシステムとLAN(Local Area Network)等の通信回線で接続され、この通信回線を介して各装置の状態を監視することが可能である。なお、自律型コンピューティング環境とは、本実施形態における自律型コンピューティングの技術を適用する環境である。
上述したサーバ類1001とは、Webサーバ、APサーバ及びDBサーバ等の各種サーバのことであり、ストレージ類1002とは、DB等の情報を記録可能な装置類である。ネットワーク装置類1003とは、サーバ類1001及びストレージ類1002の各装置間を接続するLAN等の通信ネットワークである。
モニタリング装置101は、サーバ類1001、ストレージ類1002及びネットワーク装置類1003の各ノードから監視データを適宜取得する。以下に、モニタリング内容の例を記す。サーバ類1001からは、監視データとしてCPU利用率を示すデータ及びメモリ使用量を示すデータ、ネットワーク流量やディスクアクセス回数等のリソース使用状況データ、各サーバの処理履歴を示すログデータ等を取得する。また、モニタリング装置101は、監視データとしてストレージ類1002からディスク使用量やディスクキャッシュヒット率等のデータを取得する。さらに、モニタリング装置101は、ネットワーク装置類1003から監視データとして、それらの通信回線の流量や通信エラーの有無を示すログデータを取得する。また、モニタリング装置101は、各ノードに障害が発生したときには、障害発生を監視データとして取得する。
モニタリング装置101は、取得した監視データに基づいて自律型コンピューティング環境の状態を示すイベント情報を取得し、モニタリング結果データベース102に蓄積する。
また、モニタリング装置101は、自律型コンピューティング環境の構成を適宜監視し、その結果を構成情報として生成し、ポリシー管理データベース105に蓄積する。
ポリシー管理データベース105は、上述した構成情報のほかにポリシーを格納する。ポリシーとは、本自律型コンピューティング環境の運用に関する指針を示すデータである。
分析部103は、モニタリング結果データベース102に格納されたイベント情報を取得し、過去からの自律型コンピューティング環境の状態変化の推移履歴を示すイベント情報を生成したり、取得するイベント情報の値の変化と過去のイベント情報の値の変化履歴とを照合して、自律型コンピューティング環境の将来の状態変化の予測内容を示すイベント情報を生成する。
判断部104は、分析部103或いはモニタリング結果データベース102からイベント情報を入力すると、ポリシー管理データベース105から当該イベント情報に該当する構成情報及びポリシーを取得し、自律型コンピューティング環境の構成変更の要求情報である構成変更要求を生成し、プロビジョニング装置107へ出力する。
プロビジョニング装置107は、構成変更要求に応じたノードの追加、削除、入れ替え等の所謂プロビジョニングを行う。
図2は、自律型コンピューティング装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。CPU201は、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。ROM203又はHD207には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラムや、自律型コンピューティング装置100が実行する例えば図3に示す処理のプログラム等が記憶されている。
なお、図2の例では、ハードディスク(HD)207は自律型コンピューティング装置100の内部に配置された構成としているが、他の実施形態としてHD207に相当する構成が自律型コンピューティング装置100の外部に配置された構成としてもよい。本実施形態に係る例えば図3に示す処理を行うためのプログラムは、フレキシブルディスク(FD)206やCD−ROM等、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、それらの記録媒体から供給される構成としてもよいし、インターネット等の通信媒体を介して供給される構成としてもよい。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM202にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
ディスクコントローラ205は、HD207やFD206等の外部メモリへのアクセスを制御する。通信IFコントローラ204は、インターネットやLANと接続し、例えばTCP/IPによって外部との通信を制御するものである。
ディスプレイコントローラ208は、ディスプレイ209における画像表示を制御する。
KB(キーボード)コントローラ210は、キーボード(KB)211からの操作入力を受け付け、CPU201に対して送信する。なお、図示していないが、キーボード211の他に、マウス等のポインティングデバイスもユーザの操作手段として本実施形態に係る自律型コンピューティング装置に適用可能である。
また、図1のモニタリング装置101、分析部103、判断部104、プロビジョニング装置107は、例えばHD207内に記憶され、必要に応じてRAM202にロードされるプログラム及びそれを実行するCPU201に相当する構成である。
図1のポリシー管理データベース105、モニタリング結果データベース102は、例えばHD207内の一部記憶領域に相当する構成である。なお、ポリシー管理データベース105、モニタリング結果データベース102は、本自律型コンピューティング装置100の外部に備えた構成としてもよい。
図3は、本実施形態に係る自律型コンピューティング装置100の動作の流れを示すフローチャートである。図3において、先ずモニタリング装置101は、自律型コンピューティング環境の各ノードから監視データを取得し、取得した監視データから障害発生やリソース状態変化等を示すイベント情報を生成する(ステップS301)。
続いて、モニタリング装置101は、生成したイベント情報をモニタリング結果データベース102に蓄積する(ステップS302)。
続いて、分析部103は、モニタリング結果データベース102からイベント情報を取得し、取得したイベント情報に基づいて過去からの自律型コンピューティングの状態変化の推移履歴を示すイベント情報を生成したり、取得したイベント情報の値の変化と過去の監視データの値の変化履歴とを照合して、自律型コンピューティング環境の将来の状態変化の予測内容を示すイベント情報を生成する(ステップS303)。将来の状態変化の予測には、過去から現在にかけてのイベント情報の経時変化に対して、各種分析手法を適用することで行う。例えば、現在のCPU利用率が40%で、過去から現在にかけて、CPU利用率が30分に10%ずつ上昇しているとき、線形予測を用いて未来のCPU利用率を算出し、現在から4時間後にはCPU利用率が閾値80%を超えると予測する。イベントの種類や変化の度合い等により、線形近似以外の手法を活用することも当然可能である。
続いて、判断部104は、分析部103或いはモニタリング結果データベース102より出力されたイベント情報に該当するポリシー及び現在の構成情報をポリシー管理データベース105から取得する。そして、判断部104は、イベント情報、ポリシー及び現在の構成情報に基づいて現在の構成変更要求を生成する(ステップS304)。この構成変更要求の生成処理の詳細は後述する。
続いて、プロビジョニング装置107は、判断部104より出力された構成変更要求に応じたプロビジョニングを自律型コンピューティング環境に対して実行する(ステップS305)。
図4は、本実施形態において監視対象とする自律型コンピューティング環境の一例を示す図である。ここでは、サーバ類1001であるWebサーバ1〜4、APサーバ1〜2及びDBサーバ1〜2、並びに、ストレージ類1002であるDBが、互いにネットワーク装置類103である通信回線を介して接続されるコンピュータシステムを例に挙げている。
図5は、図4に示す自律型コンピューティング環境を監視対象とした場合の構成情報を示す図である。図5に示すように、構成情報には、例えば、日時情報、各サーバ(ノード)の名称、サービス名、役割、スペック及びステータスが含まれる。日時情報は、構成情報がモニタリング装置101によって生成された日時を示す。サービス名は、該当するコンピュータシステムのサービス名を示す。役割は、コンピュータシステム内におけるサーバの役割を示す。ステータスは、サーバが動作中の状態にあるか否かを示す。なお、上述の構成情報は本実施形態を行うに当っての一例である。例えば、該当サーバが動作しているか否かをステータスで管理する代わりに、サーバやサービス、役割、スペック等の項目を空白で管理することで、該当サーバが稼働していない状態にあることを管理しても当然よい。
図6は、判断部104が取得するイベント情報の構成を概念的に示す図である。
図6においては、5つのイベント情報を例示している。イベント情報には、日時情報、発生場所、内容が含まれる。日時情報は、監視データがモニタリング装置によって取得された日時を示す情報である。発生場所は、監視データの取得場所を示す情報である。内容は、モニタリング装置によって監視データに基づいて解析されたイベント情報の内容を示す情報である。ここでは、イベント情報1の内容として、「APサーバ1のCPU利用率が急激に増加」が示されている。イベント情報2の内容として、「APサーバ1のネットワーク流量が急激に増加」が示されている。イベント情報3の内容として、「サービスAのスループットの変動が少ない」が示されている。イベント情報4の内容として、「APサーバ2との通信が不能」が示されている。これらのイベント情報1〜4は、モニタリング装置101によって生成され、判断部104によって取得されたものである。また、イベント情報5は、モニタリング装置101によって生成されたものに対し、分析部103によって将来の状態変化の予測を示すイベント情報として生成されたものであり、判断部104によって取得されたものである。イベント情報5の内容として、「(APサーバ1の)CPU利用率が1時間後に60%を越える」ことが示されている。この内容は、分析部103においてイベント情報に基づいて生成された1時間後のCPU利用率の予測内容である。
図7は、図6に示すイベント情報に該当し得るポリシーの構成を概念的に示す図である。ここでは、イベント情報1〜5の内容に含まれるサービスA又はサービスAのAPサーバに関係するポリシー1〜5が列挙されている。
ポリシーには、適用箇所、ルールが含まれる。適用箇所は、当該ポリシーを適用する箇所を示す情報である。ルールは、当該ポリシーの適用内容であるルールを示す情報である。図7に示すように、ポリシー1、2、5の適用箇所は、サービスAを提供するコンピュータシステムのAPサーバであり、ポリシー3、4の適用箇所は、サービスAを提供するコンピュータシステムであることが示されている。また、ポリシー1のルールとしては、「ノード1台当たりのCPU利用率が40%以下であれば、ノードを1台削減する」ことが示されている。ポリシー2のルールとしては、「ノード1台当たりのCPU利用率が60%を越える場合、ノードを1台追加する」ことが示されている。ポリシー3のルールとしては、「一部のノードが通信不能である場合、通信不能のノードを隔離し、当該分だけノードを追加する」ことが示されている。ポリシー4のルールとしては、「一部のノードが通信不能であり、サービスAのスループットの変動が少なく、且つリソースの利用率が上昇している場合、通信不能のノードを隔離し、当該ノード分を追加する」ことが示されている。ポリシー5のルールとしては、「APサーバの1台当たりのCPU利用率が60%を越えると予測される場合、APサーバを2台追加する」ことが示されている。なお、ノードとは、サーバ類1001、ストレージ類1002又はネットワーク装置類1003の何れかに属する個々の装置を称する用語である。
判断部104は、図6に示すイベント情報を取得した場合、図7に示すポリシーのほかに、当該自律型コンピューティング環境に該当する図5に示す構成情報をポリシー管理データベース105から取得する。以下、判断部104によるポリシーの選定方法を具体的に説明する。
先ず、判断部104によってイベント情報1〜4が取得された場合について説明する。判断部104は、イベント情報1〜4を取得すると、「APサーバ1のCPU利用率の増加(イベント情報1の内容)」、「ネットワーク流量の増加(イベント情報2の内容)」、「スループットの変動が少ない(イベント情報3の内容)」、「APサーバ2との通信不能(イベント情報4の内容)」の何れの内容が複合的に該当するルールを含むポリシー4を選択する。判断部104は、ポリシー4を選択すると、そのルールに記述される内容を基に構成変更要求を生成する。なお、複合的にイベント情報を判断しない場合、イベント情報1の内容がポリシー2に、イベント情報4がポリシー3に夫々該当し、夫々のポリシーに記述される内容を基に構成変更要求が生成されるため、構成変更が2回行われることとなる。複合的にイベントを判断することで、このような冗長なノード追加を防ぐことができる。
次に、判断部104によってイベント情報5が取得された場合について説明する。判断部104は、イベント情報5を取得すると、「APサーバ1のCPU利用率が1時間後に60%を越える(イベント情報5の内容)」の状態に該当するルールを含むポリシー5を選択する。判断部104は、ポリシー5を選択すると、そのルールに記述される内容を基に構成変更要求を生成する。
図8は、判断部104によって生成される構成変更要求の構成を概念的に示す図である。図8に示すように、構成変更要求には、対象と内容とが含まれる。対象は、当該構成変更要求により構成変更を要求する対象を示す。内容は、その対象について要求する構成変更の内容である。
図8に示す構成変更要求1は、判断部104が図7に示すポリシー4に基づいて生成する構成変更要求であり、ポリシー4のルール(通信不能のノードを隔離し、当該ノード分を追加する)を内容として含んだものとなっている。この例においては、通信不能のノードはAPサーバ2であるため(図6のイベント情報4参照)、APサーバ2が隔離されることが構成変更要求内に記述される。また、判断部104は、現在自律型コンピューティング環境において動作していないAPサーバがAPサーバ3とAPサーバ4とであることを構成情報(図5)から判断し、それらのうちからAPサーバ2の代替サーバを1台選び、選んだ代替サーバを追加(自律型コンピューティング環境において動作)することを構成変更要求内に記述する。
図8に示す構成変更要求2は、判断部104が図7に示すポリシー5に基づいて生成する構成変更要求であり、ポリシー5のルール(APサーバ2台を追加する)を内容として含んだものとなっている。この例においては、現在自律型コンピューティング環境において動作していない状態にあるのはAPサーバ3及びAPサーバ4であることが図5の構成情報から判定できるため、APサーバ3及びAPサーバ4の2台のサーバを選び、選んだサーバを追加(自律型コンピューティング環境において動作)することを構成変更要求内に記述する。
プロビジョニング装置107は、判断部104によって出力される構成変更要求に従って自律型コンピューティング環境の構成変更を行う。
なお、図7に示すポリシー2、5では、ルール内において「ある台数のノードを追加する」ことが記述されているが、これに替えて、「ノードを何台とする」のような記述としてもよい。ポリシー2のルールに適用すると、例えば「ノード1台当たりのCPU利用率が60%を越える場合、ノードを2台構成とする」のようになる。
これと同様に、構成変更要求はポリシー及び構成情報に基づいて生成されるので、図8に示す構成変更要求1、2の内容においても、「ノードを何台とする」のような記述としてもよいことは言うまでも無い。構成変更要求2の内容に適用すると、例えば、「APサーバを2台構成とする」のようになる。
上述した実施形態においては、コンピュータシステムの複数種類のイベントが複合的に該当するポリシーと、コンピュータシステムの過去の状態変化の推移履歴を示すイベント情報又は将来の状態変化の予測内容に該当するポリシーとに基づくコンピュータシステムの構成変更を行うことが可能となる。
従って、本実施形態においては、障害発生時等にノードが冗長に追加されてしまうことを防止することができる。具体的には、例えば障害発生にノードを切り替える場合、障害が発生したノードに対する代替サーバを割り当てる処理と、障害発生によるリソース利用率上昇を補うためのノードの追加処理との双方が実行され、余剰にノードが追加されることがある。これに対して、本実施形態では、図6のイベント情報1〜4の内容が複合的に該当する図7のポリシー4が選択され、障害発生(この場合、通信不能)とリソース利用率上昇とを考慮した適切な台数のノードの追加が行われるため、ノードが冗長に追加されてしまうことを防止することが可能となる。
また本実施形態においては、イベント情報に該当するポリシー情報に基づくコンピュータシステムの構成変更が可能であるため、過去の状態変化の履歴や未来の状態変化の予測に基づく自律型コンピューティングの運用を行うことができる。
また本発明を実施するにあたって、イベント情報とは、標準的なフォーマットの一つであるCBE(Common Base Event)データに変換されていてもよいことは言うまでも無い。
本発明の実施形態に係る自律型コンピューティング装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る自律型コンピューティング装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る自律型コンピューティング装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態において監視対象とする自律型コンピューティング環境の一例を示す図である。 図4に示す自律型コンピューティング環境を監視対象とした場合の構成情報を示す図である。 判断部が取得するイベント情報の構成を概念的に示す図である。 図6に示すイベント情報に該当し得るポリシーの構成を概念的に示す図である。 判断部によって生成される構成変更要求の構成を概念的に示す図である。
符号の説明
100:自律型コンピューティング装置
101:モニタリング装置
102:モニタリング結果データベース
103:分析部
104:判断部
105:ポリシー管理データベース
107:プロビジョニング装置
1001:サーバ類
1002:ストレージ類
1003:ネットワーク装置類

Claims (3)

  1. 少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置であって、
    前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得する監視手段と、
    取得した監視データに基づいて前記コンピュータシステムの状態を示す複数種類のイベント情報を生成するとともに、取得した監視データに基づいて過去からの前記コンピュータシステムの状態変化の推移履歴を示す履歴イベント情報又は将来の前記コンピュータシステムの状態変化の予測内容を示す予測イベント情報を生成する分析手段と、
    前記複数種類のイベント情報が複合的に該当する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報、及び、前記履歴イベント情報又は前記予測イベント情報に該当するポリシー情報を判断し、判断したポリシー情報に基づいて前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報を生成する要求情報生成手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得する監視ステップと、
    取得した監視データに基づいて前記コンピュータシステムの状態を示す複数種類のイベント情報を生成するとともに、取得した監視データに基づいて過去からの前記コンピュータシステムの状態変化の推移履歴を示す履歴イベント情報又は将来の前記コンピュータシステムの状態変化の予測内容を示す予測イベント情報を生成する分析ステップと、
    前記複数種類のイベント情報が複合的に該当する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報、及び、前記履歴イベント情報又は前記予測イベント情報に該当するポリシー情報を判断し、判断したポリシー情報に基づいて前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報を生成する要求情報生成ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  3. 少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置による情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得する監視ステップと、
    取得した監視データに基づいて前記コンピュータシステムの状態を示す複数種類のイベント情報を生成するとともに、取得した監視データに基づいて過去からの前記コンピュータシステムの状態変化の推移履歴を示す履歴イベント情報又は将来の前記コンピュータシステムの状態変化の予測内容を示す予測イベント情報を生成する分析ステップと、
    前記複数種類のイベント情報が複合的に該当する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報、及び、前記履歴イベント情報又は前記予測イベント情報に該当するポリシー情報を判断し、判断したポリシー情報に基づいて前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報を生成する要求情報生成ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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