JP2009031065A - 車両用情報案内装置、車両用情報案内方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

車両用情報案内装置、車両用情報案内方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】運転者にとって有益な施設情報のみを確実に案内する車両用情報案内装置、車両用情報案内方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】車両51を運転する運転者53の視線方向Eを車内カメラ22の撮像画像から検出し、特に注視中の運転者53の視線方向Eに有る施設を案内対象候補として検出するとともに、検出された案内対象候補の施設の内から運転者53によって予め選択されたジャンルに該当する施設のみを案内するように構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の乗員に施設を案内する車両用情報案内装置、車両用情報案内方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来より、車載用のナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話機などの携帯情報機器、パーソナルコンピュータ等では、地図情報として一般道路及び高速道路等の道路や施設名称等を各種記憶デバイスに記憶するか、又はサーバ等からダウンロードすることにより、利用者に対して所望のエリアの地図を表示することが可能となっている。
更に、従来のナビゲーション装置等では地図を表示するのみでなく、利用者の利便性をより向上させる為に、表示された道路の近辺に存在する施設(ショッピングセンタ、レストラン等)に関する情報(施設名称、提供する料理の種類、営業時間等)を案内することについても行われていた。しかし、車両周辺に施設が多数ある場合に、その全ての施設についての案内を行うことは乗員にとって煩わしく、運転者の集中力を低下させる原因ともなっていた。
そこで、乗員が必要とする施設の案内のみを行う技術として、例えば特開平11−288341号公報には、乗員の視線方向を検出し、その視線方向から乗員の注視する施設を特定してその施設の案内を行うナビゲーション装置について記載されている。
特開平11−288341号公報(第4頁〜第6頁、図8、図9)
前記した特許文献1に記載されたナビゲーション装置では、乗員の視線方向のみに基づいて乗員の注視する施設を特定する。しかし、乗員が対象物を注視する際には、先ず、乗員の視線が前方から徐々に対象物へと向けられ、その後、再び前方へと徐々に移動するものであるので、どのタイミングの視線方向にある施設が本来乗員が注視し、案内を希望する施設であるのかを判定することは難しい。
そして、前記した特許文献1に記載されたナビゲーション装置では、乗員の視線方向に対して複数の施設がある場合には、その複数の施設の内、いずれの施設の案内を乗員が希望しているのかを特定することができなかった。特に、一つの建物内で複数の施設が営業を行っている商業ビルが視線方向にある場合や、商店街などの複数の施設が隣接して営業を行っている施設群が視線方向にある場合には、いずれの施設の案内を乗員が希望しているのかを特定することが非常に困難である。従って、依然として乗員が必要としない施設についても案内が行われる結果となっていた。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、不要な施設情報については案内を行わないことにより運転者の集中力の低下を招かず、また、乗員が必要とする施設情報については確実に案内することが可能となり、利便性を向上させた車両用情報案内装置、車両用情報案内方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る車両用情報案内装置(1)は、施設のジャンルを選択するジャンル選択手段(14)と、車両の乗員の視線方向を検出する視線方向検出手段(13)と、所定期間内の前記視線方向検出手段により検出された乗員の視線方向にある施設を検出する施設検出手段(13)と、前記施設検出手段によって検出された施設の内、前記ジャンル選択手段で選択されたジャンルに対応する施設を特定する施設特定手段(13)と、前記施設特定手段によって特定された施設を案内する施設案内手段(13)と、を有することを特徴とする。
ここで、「施設のジャンル」とは、施設において販売する商品の種類、提供するサービスの種類、営業形態、経営会社等によって区別される。
また、請求項2に係る車両用情報案内装置(1)は、請求項1に記載の車両用情報案内装置であって、車両の現在位置及び方位を検出する車両情報検出手段(13)と、地図上における施設の位置を取得する施設位置取得手段(13)と、を有し、前記施設検出手段(13)は、前記車両の現在位置及び方位と前記乗員の視線方向と前記地図上における施設の位置とに基づいて乗員の視線方向にある施設を検出することを特徴とする。
また、請求項3に係る車両用情報案内装置(1)は、請求項1又は請求項2に記載の車両用情報案内装置であって、乗員の音声を認識する音声認識手段(13)と、前記視線方向検出手段により検出された視線方向を記憶する記憶手段(37)と、を有し、前記施設検出手段(13)は前記音声認識手段によって乗員の音声を認識した場合に、前記記憶手段に記憶されている音声認識前の所定期間の視線方向にある施設を検出することを特徴とする。
また、請求項4に係る車両用情報案内装置(1)は、請求項1又は請求項2に記載の車両用情報案内装置であって、乗員の音声を認識する音声認識手段(13)を有し、前記施設検出手段(13)は前記音声認識手段によって乗員の音声を認識している間の乗員の視線方向にある施設を検出することを特徴とする。
また、請求項5に係る車両用情報案内方法は、施設のジャンルを選択するジャンル選択ステップ(S12)と、車両の乗員の視線方向を検出する視線方向検出ステップ(S3)と、所定期間内の前記視線方向検出ステップにより検出された乗員の視線方向にある施設を検出する施設検出ステップ(S10)と、前記施設検出ステップによって検出された施設の内、前記ジャンル選択ステップで選択されたジャンルに対応する施設を特定する施設特定ステップ(S12)と、前記施設特定ステップによって特定された施設を案内する施設案内ステップ(S14)と、を有することを特徴とする。
更に、請求項6に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに搭載され、施設のジャンルを選択するジャンル選択機能(S12)と、車両の乗員の視線方向を検出する視線方向検出機能(S3)と、所定期間内の前記視線方向検出機能により検出された乗員の視線方向にある施設を検出する施設検出機能(S10)と、前記施設検出機能によって検出された施設の内、前記ジャンル選択機能で選択されたジャンルに対応する施設を特定する施設特定機能(S12)と、前記施設特定機能によって特定された施設を案内する施設案内機能(S14)と、を実行させることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に記載の車両用情報案内装置によれば、乗員の視線方向に対して複数の施設がある場合であっても、選択されたジャンルから乗員が案内を希望する施設を特定することが可能となる。従って、不要な施設情報については案内を行わないことにより運転者の集中力の低下を招かず、また、乗員が必要とする施設情報については確実に案内することが可能となり、利便性が向上する。
また、請求項2に記載の車両用情報案内装置によれば、車両の現在位置や方位や地図上の施設の位置情報を用いることによって、車両に対する相対的な乗員の視線方向から絶対的な乗員の視線方向の検出が可能となり、乗員の視線方向にある施設を地図上で正確に特定することができる。
また、請求項3に記載の車両用情報案内装置によれば、音声認識前の所定期間における乗員の視線方向にある施設を検出するので、乗員が注視した施設の案内を希望する際に、乗員の所望するタイミングで複雑な操作を必要とせずに施設の情報を取得することが可能となる。
また、請求項4に記載の車両用情報案内装置によれば、乗員の音声が認識されている間において乗員の視線方向にある施設を検出して案内対象の施設候補とするので、乗員が注視して案内を必要とする施設をより正確に特定することが可能となる。
また、請求項5に記載の車両用情報案内方法によれば、乗員の視線方向に対して複数の施設がある場合であっても、選択されたジャンルから乗員が案内を希望する施設を特定することが可能となる。従って、不要な施設情報については案内を行わないことにより運転者の集中力の低下を招かず、また、乗員が必要とする施設情報については確実に案内することが可能となり、利便性が向上する。
更に、請求項6に記載のコンピュータプログラムによれば、乗員の視線方向に対して複数の施設がある場合であっても、選択されたジャンルから乗員が案内を希望する施設を特定させるようにコンピュータを制御することが可能となる。従って、不要な施設情報については案内を行わないことにより運転者の集中力の低下を招かず、また、乗員が必要とする施設情報については確実に案内することが可能となり、利便性が向上する。
以下、本発明に係る車両用情報案内装置についてナビゲーション装置に具体化した第1及び第2実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は第1実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成図である。
図1に示すように第1実施形態に係るナビゲーション装置1は、自車の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU(視線方向検出手段、施設検出手段、施設特定手段、施設案内手段、車両位置検出手段、施設位置取得手段)13と、操作者からの操作を受け付ける操作部(ジャンル選択手段)14と、操作者に対して自車周辺の地図や施設に関する施設情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスや施設に関する案内音声を出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、交通情報センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、運転者の発話音声を解析する音声認識部(音声認識手段)19とから構成されている。また、ナビゲーションECU13には、自車の走行速度を検出する車速センサ20と、運転者の発話音声を録取するマイク21と、車内で運転者の顔を撮像する車内カメラ22が接続される。
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS31、地磁気センサ32、距離センサ33、ステアリングセンサ34、方位検出部としてのジャイロセンサ35、高度計(図示せず)等からなり、現在の自車の位置、方位等を検出することが可能となっている。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB36、後述のナビゲーションECU13により検出された運転者の視線方向を累積的に記憶する視線方向DB(記憶手段)37、所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。
ここで、地図情報DB36は、経路案内、交通情報案内及び地図表示に必要なデータが記録されている。具体的には、道路(リンク)形状に関するリンクデータ38、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、施設に関する施設データ39、地点を検索するための検索データ、地図、道路、交通情報等の画像を液晶ディスプレイ15に描画するための画像描画データ等から構成されている。
ここで、特に、第1実施形態に係るナビゲーション装置1に記憶される施設データ39について図2を用いて説明する。
図2に示すように施設データ39は、地図上に位置する各種施設について、識別情報としての施設IDと、施設のジャンル(飲食店、イタリア料理、中華料理、書店、コンビニ等)と、施設が位置する位置座標(x、y)と、施設を案内する案内文とが記憶される。
そして、後述するようにナビゲーションECU13は施設データ39の特に施設のジャンルと位置座標とに基づいて、運転者が注視し、案内を希望する施設を特定する。また、運転者が案内を希望する施設に特定された場合には、その施設の案内文を液晶ディスプレイ15に表示したり、音声でスピーカ16から出力することにより運転者に施設の案内を行う。
また、視線方向DB37は、運転者の視線方向の検出結果が検出時刻とともに記憶されるDBである。具体的には、車内カメラ22で撮像した撮像画像に基づいてナビゲーションECU13により検出された運転者の視線方向が、車両方位に対する相対角度(視線角度)によって相対的に特定され、GPS31やジャイロセンサ35等によって検出された現在時刻、車両の現在位置、方位とともに視線方向データとして記憶される。尚、運転者の視線方向は絶対方位によって特定しても良い。
ここで、特に、第1実施形態に係るナビゲーション装置1の視線方向DB37に記憶される視線方向データについて図3の具体例を用いて説明する。
図3では、車両51が道路52を走行中の場合において、所定のタイミングでの車両51を運転する運転者53の視線方向Eを特定する視線方向データを示す。そして、視線方向データは、現在の時刻(視線方向Eを検出した時刻)と、車両の現在位置(X,Y)と、車両の絶対方位φと、車両方位に対する運転者53の視線方向Eの相対角度(視線角度)θとから構成される。そして、上記視線方向データに基づいて運転者53の絶対的な視線方向Eが特定可能となる。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、目的地が選択された場合に現在位置から目的地までの誘導経路を設定する誘導経路設定処理や運転者の注視する施設に関する施設情報の案内を行う施設情報案内処理(図4参照)等のナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットである。そして、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、施設情報案内プログラム(図4参照)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記録するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。
操作部14は、走行開始時の現在位置を修正し、案内開始地点としての出発地及び案内終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。また、ナビゲーション装置1で音声認識を開始する際に操作されるトークスイッチも操作部14に含まれる。更に、第1実施形態では特にユーザによって案内を希望する施設のジャンルを選択する際にも操作部14が用いられる。
そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、現在位置から目的地までの誘導経路、誘導経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。尚、第1実施形態では特に運転者の注視する施設を案内する際にも用いられる。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて誘導経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。尚、第1実施形態では特に運転者の注視する施設を案内する際にも用いられる。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて地図情報DB36の更新等が行われる。
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
また、音声認識部19は、操作部14のトークスイッチがONされている間にマイク21によって録取された音声を解析する装置である。そして、第1実施形態に係るナビゲーション装置1では、音声認識部19によって運転者の発声した音声が認識されたことをトリガとして、運転者の注視する施設の検出や、注視する施設の案内が行われる。
一方、車速センサ20は、車両の車輪の回転に応じて車速パルスを発生させ、車両の移動距離や車速を検出するセンサである。
また、マイク21は、音を電気信号に変換する機器であり、電気信号に変換された音は音声認識部19へと送信される。ここで、マイク21はインストルメントパネルの上面に取り付けられ、集音方向が運転席方向となるように設置される。
また、車内カメラ22は、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたものであり、インストルメントパネルの上面に取り付けられ、視線方向を運転席に向けて設置される。そして、運転席に座った運転者の顔を撮像する。また、ナビゲーションECU13は後述するように撮像された撮像画像から運転者の視線方向を検出し、検出した運転者の視線方向から運転者が注視する施設を特定する。
続いて、前記構成を有する第1実施形態に係るナビゲーション装置1においてナビゲーションECU13が実行する施設情報案内プログラムについて図4に基づき説明する。図4は第1実施形態に係る施設情報案内プログラムのフローチャートである。ここで、施設情報案内プログラムは車両のイグニションがONされた後に所定間隔(例えば200ms毎)で実行され、運転者が注視する施設に関する施設情報の案内を行うプログラムである。尚、以下の図4にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
先ず、施設情報案内プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41はメモリの初期化などの初期化処理を実行する。
次に、S2でCPU41は自車の現在位置と方位を検出する。具体的にはGPS31により自車の現在位置を検出するとともに、地磁気センサ32やジャイロセンサ35により自車の絶対方位を検出する。更に、マップマッチング処理を行うことによって地図上における車両の現在位置についても検出する。尚、上記S2が車両情報検出手段の処理に相当する。
続いて、S3でCPU41は運転者の視線方向Eを検出する。具体的には、車内カメラ22によって運転席に座った運転者の顔を撮像し、撮像画像に所定の画像処理を施すことによって運転者の顔の向きや瞳孔の位置を検出する。そして、検出された運転者の顔の向きや瞳孔の位置、車内カメラ22の設置位置や設置角度から運転者の視線方向Eを検出する。尚、視線方向Eは図3に示すように自車方位に対する相対角度θによって相対的に特定される。また、上記S3が視線方向検出手段の処理に相当する。
そして、S4でCPU41は、前記S3で検出された乗員の視線方向Eを含む視線方向データを視線方向DB37に記憶する。尚、視線方向DB37には、前記S3で検出された視線方向EとともにGPS31によって検出された現在時刻、前記S2で検出された自車の現在位置、方位についても併せて視線方向データとして記憶される。
その後、S5でCPU41は起動トリガが入力されたか否かを判定する。ここで、第1実施形態では、操作部14にあるトークスイッチがONされた場合に起動トリガが入力されたと判定する。
その結果、起動トリガが入力されたと判定された場合(S5:YES)にはS6へと移行する。一方、起動トリガが入力されていないと判定された場合(S5:NO)にはS2へと戻り、再度自車の現在位置や方位の検出が行われる。
次に、S6でCPU41はトリガの入力が終了したか否かを判定する。ここで、第1実施形態では、音声認識部19による運転者の発話の認識が終了した場合にトリガの入力が終了したと判定する。
その結果、トリガが継続して入力されていると判定された場合(S6:NO)、即ち、トークスイッチがONされた状態で運転者の発話が認識できていない場合、又は運転者の発話の認識が継続して行われている場合には、S7へと移行する。
そして、S7では起動トリガの入力が行われてから所定時間(例えば、30sec)経過したか否か判定され、起動トリガの入力が行われてから所定時間経過したと判定された場合(S7:YES)には、当該施設情報案内プログラムを終了する。それに対して、起動トリガの入力が行われてから所定時間経過していないと判定された場合(S7:NO)にはS6へと戻り、トリガの入力が終了したか否かを再度判定する。
一方、トリガの入力が終了したと判定された場合(S6:YES)、即ち、トークスイッチがONされた状態で運転者の発話の認識が完了した場合には、更に、S8でCPU41は有効なトリガが入力されたか否かを判定する。ここで、第1実施形態では、音声認識部19によって特定の発話内容(例えば、「あの店のおすすめは?」)を認識したことを有効なトリガが入力された条件とする。
そして、有効なトリガが入力されたと判定された場合(S8:YES)にはS9へと移行する。一方、入力されたトリガが有効なトリガではないと判定された場合(S8:NO)、即ち、認識した運転者の発話が何ら関係のない発話内容であった場合には、施設の案内をすることなく当該施設情報案内プログラムを終了する。
S9においてCPU41は、前記S4で視線方向DB37に記憶された視線方向データの内、起動トリガの入力があった時点以前の所定時間以内(例えば、過去30秒以内)における注視中の運転者の視線方向データを取得する。後からの注視中の運転者の視線方向データを取得する。ここで、運転者が注視中とは、運転者が運転席から自車の周囲にあるいずれかの施設を注視している状態であり、第1実施形態では自車方位に対する運転者の視線方向Eの相対角度θ(図3参照)の絶対値が所定角度(例えば30度)以上となった状態を注視中とみなす。
次に、S10でCPU41は、前記S9で取得した注視中の視線方向データと地図情報DB36から取得した施設データ39に基づいて、注視中の運転者の視線方向にある施設を案内対象とする施設候補として検出する。
ここで、前記S10における注視中の運転者の視線方向にある施設の検出処理の具体例について図5を用いて説明する。
図5では、特に車両51が道路52を走行中であって、道路52に隣接して建物A〜建物Dを含む多数の建物54が配置されている場合を説明する。尚、建物Aには施設として『コンビニ』が位置し、建物Bには施設として『書店』が位置し、建物C(商業ビル)には施設として1階に『中華料理店』、2階に『韓国料理店』が位置し、3階に『ベトナム料理店』、4階に『インド料理店』がそれぞれ位置し、建物Dには施設として『イタリア料理店』が位置するものとする。
また、図5に示す例では、特に車両51を運転する運転者53は時刻Tで車両前方から建物D方向へと視線を向けて、その後T秒間、車両51の右側環境を注視し続ける。そして、建物Aを注視した直後に視線を車両前方へと戻し、時刻Tで発声による起動トリガの入力をしたとする。
その結果、ナビゲーションECU13は、先ず時刻T〜T+Tの間の視線方向データを注視中の運転者の視線方向データとして抽出する(S9)。その後、道路52に隣接して配置された各施設の位置座標を地図情報DB36から取得し、時刻T〜T+Tの間の車両51の位置座標と運転者53の視線方向Eと道路52に隣接して配置された各施設の位置座標とに基づいて、視線方向E上に位置座標が重なる施設を注視中の視線方向にある施設として検出する。尚、図5に示す例では建物A〜Dに位置する施設(『コンビニ』、『書店』、『中華料理店』、『韓国料理店』、『ベトナム料理店』、『インド料理店』、『イタリア料理店』)が検出される。尚、上記S10が施設検出手段及び施設位置取得手段の処理に相当する。
次に、S11でCPU41は前記S10で検出された注視中の運転者の視線方向Eにある案内対象候補の施設をRAM42に一旦記憶する。
続いて、S12でCPU41は、前記S11で記憶された施設について、予め運転者によって選択された施設のジャンルに該当する施設の絞込みを行い、対応する施設を特定する。ここで、第1実施形態に係るナビゲーション装置1では、運転者により操作部14を用いて施設のジャンルの選択が行われる。尚、ジャンルの選択はナビゲーション装置1の起動中においては基本的にいつでも行うことが可能であり、選択可能なジャンルとしては『飲食店』、『スーパーマーケット』、『中華料理』等がある。また、ジャンルとしては複数種類のジャンルを同時に選択することも可能である。尚、上記S12が施設特定手段の処理に相当する。
その後、S13でCPU41は、前記S11で記憶された施設の内、予め運転者によって選択されたジャンルに該当する施設が少なくとも1以上あるか否か判定する。その結果、該当する施設が少なくとも1以上あると判定された場合(S13:YES)には、S14へと移行する。一方、該当する施設が無いと判定された場合(S13:NO)には、S15へと移行する。
S14でCPU41は、運転者によって選択された施設のジャンルに該当する施設について施設の案内を行う。具体的には、液晶ディスプレイ15に表示されたナビゲーション画面上における該当施設の位置を特定色(例えば赤色)でマーキングするとともに、案内文(図2参照)を音声によりスピーカ16から出力する。
ここで、図6は例えば図5に示す状況で『イタリア料理』が施設のジャンルとして選択されていた場合の前記S14の施設の案内例を示した図である。
『イタリア料理』が施設のジャンルとして選択されていた場合には、運転者の注視中の視線方向にある施設として特定された施設(『コンビニ』、『書店』、『中華料理店』、『韓国料理店』、『ベトナム料理店』、『インド料理店』、『イタリア料理店』)の内、建物Dにある『イタリア料理店』が該ジャンルに該当する施設となる。
従って、図6に示すように、ナビゲーション装置1の液晶ディスプレイ15に表示されたナビゲーション画面61上に表示された建物Dを示すマーク62が赤色でマーキングされる。そして、『イタリア料理店』を案内する案内文「そこにはイタリア料理店○○があります。お勧め料理は□□です。」がスピーカ16から出力される。
また、図7は例えば図5に示す状況で『中華料理』が施設のジャンルとして選択されていた場合の前記S14の施設の案内例を示した図である。
『中華料理』が施設のジャンルとして選択されていた場合には、運転者の注視中の視線方向にある施設として特定された施設(『コンビニ』、『書店』、『中華料理店』、『韓国料理店』、『ベトナム料理店』、『インド料理店』、『イタリア料理店』)の内、建物Cの1階にある『中華料理店』が該ジャンルに該当する施設となる。
従って、図7に示すように、ナビゲーション装置1の液晶ディスプレイ15に表示されたナビゲーション画面61上に表示された建物Cの1階を示すマーク63が赤色でマーキングされる。そして、『中華料理店』を案内する案内文「ビルのテナントの1階には○○飯店があります。お勧め料理は△△です。」がスピーカ16から出力される。
また、図8は例えば図5に示す状況で『飲食店』が施設のジャンルとして選択されていた場合の前記S14の施設の案内例を示した図である。
『飲食店』が施設のジャンルとして選択されていた場合には、運転者の注視中の視線方向にある施設として特定された施設(『コンビニ』、『書店』、『中華料理店』、『韓国料理店』、『ベトナム料理店』、『インド料理店』、『イタリア料理店』)の内、建物Cの1階〜4階にある『中華料理店』、『韓国料理店』、『ベトナム料理店』、『インド料理店』と建物Dにある『イタリア料理店』が該ジャンルに該当する施設となる。尚、該当施設が複数ある場合には、運転者が注視した順に各施設の案内を連続して行う。
従って、図8に示すように、先ず、ナビゲーション装置1の液晶ディスプレイ15に表示されたナビゲーション画面61上に表示された建物Dを示すマーク62が赤色でマーキングされる。そして、『イタリア料理店』を案内する案内文「そこにはイタリア料理店○○があります。お勧め料理は□□です。」がスピーカ16から出力される。
その後、ナビゲーション画面61上に表示された建物Cの1階を示すマーク63が赤色でマーキングされる。そして、『中華料理店』を案内する案内文「ビルのテナントの1階には○○飯店があります。お勧め料理は△△です。」がスピーカ16から出力される。
以下同様にして、『韓国料理店』、『ベトナム料理店』、『インド料理店』についても案内される。尚、上記S14が施設案内手段の処理に相当する。
一方、S15においてCPU41は、選択された施設のジャンルに該当する施設が無いことを案内する。具体的には、「選択したジャンルの建物はありません。」との音声をスピーカ16から出力する。そして、施設の案内をすることなく当該施設情報案内プログラムを終了する。
以上詳細に説明した通り、第1実施形態に係るナビゲーション装置1及びナビゲーション装置1による車両用情報案内方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、車両を運転する運転者の視線方向を車内カメラ22の撮像画像から検出し(S3)、特に注視中の運転者の視線方向に有る施設を案内対象候補として検出する(S4)とともに、検出された案内対象候補の施設の内から運転者によって予め選択されたジャンルに該当する施設を案内する(S14)ので、運転者の視線方向に対して複数の施設がある場合であっても、選択されたジャンルから運転者が案内を希望する施設を特定することが可能となる。従って、運転者にとって不要な施設情報については案内を行わないことにより運転の集中力の低下を招かず、また、運転者が必要とする施設情報については確実に案内することが可能となり、利便性が向上する。
また、車両の現在位置や方位や地図上の施設の位置座標を用いることによって、車両に対する相対的な運転者の視線方向から絶対的な運転者の視線方向の検出が可能となり、運転者の視線方向にある施設を地図上で正確に特定することができる。
また、運転者の音声が認識されたことを開始トリガとして運転者の視線方向にある施設を検出するので、運転者が注視した施設の案内を希望する際に、運転者の所望するタイミングで複雑な操作を必要とせずに施設の情報を取得することが可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係るナビゲーション装置について説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図8の第1実施形態に係るナビゲーション装置1の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係るナビゲーション装置1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第2実施形態に係るナビゲーション装置の概略構成は、第1実施形態に係るナビゲーション装置1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も第1実施形態に係るナビゲーション装置1とほぼ同じ制御処理である。
但し、第2実施形態に係るナビゲーション装置では、音声認識部19により運転者による発声を認識している間を、運転者が施設を注視している時間とみなし、その間の運転者の視線方向にある施設を案内対象とする施設候補として検出する点で第1実施形態に係るナビゲーション装置1と異なっている。
以下に、第2実施形態に係るナビゲーション装置においてナビゲーションECU13が実行する施設情報案内プログラムについて図9に基づき説明する。図9は第1実施形態に係る施設情報案内プログラムのフローチャートである。
先ず、施設情報案内プログラムではS101において、CPU41はメモリの初期化などの初期化処理を実行する。
次に、S102でCPU41は起動トリガが入力されたか否かを判定する。ここで、第2実施形態では、トークスイッチがONされて運転者による発話を音声認識部19で認識した場合に起動トリガが入力されたと判定する。尚、トークスイッチがONされたことのみを起動トリガの入力の条件としても良い。
その結果、起動トリガが入力されたと判定された場合(S102:YES)にはS103へと移行する。一方、起動トリガが入力されていないと判定された場合(S102:NO)には、起動トリガが入力されるまで待機する。
そして、S103でCPU41は自車の現在位置と方位を検出する。具体的にはGPS31により自車の現在位置を検出するとともに、地磁気センサ32やジャイロセンサ35により自車の絶対方位を検出する。更に、マップマッチング処理を行うことによって地図上における車両の現在位置についても検出する。尚、上記S103が車両情報検出手段の処理に相当する。
続いて、S104でCPU41は運転者の視線方向Eを検出する。具体的には、車内カメラ22によって運転席に座った運転者の顔を撮像し、撮像画像に所定の画像処理を施すことによって運転者の顔の向きや瞳孔の位置を検出する。そして、検出された運転者の顔の向きや瞳孔の位置、車内カメラ22の設置位置や設置角度から運転者の視線方向Eを検出する。尚、上記S104が視線方向検出手段の処理に相当する。
その後、S105でCPU41は、前記S104で検出された乗員の視線方向Eを含む視線方向データを視線方向DB37に記憶する。尚、視線方向DB37には、前記S104で検出された視線方向EとともにGPS31によって検出された現在時刻、前記S103で検出された自車の現在位置、方位についても併せて視線方向データとして記憶される。
次に、S106でCPU41はトリガの入力が終了したか否かを判定する。ここで、第2実施形態では、音声認識部19による運転者の発話の認識が終了した場合にトリガの入力が終了したと判定する。
その結果、トリガが継続して入力されていると判定された場合(S106:NO)、即ち、トークスイッチがONされた状態で運転者の発話が認識できていない場合、又は運転者の発話の認識が継続して行われている場合には、S107へと移行する。
そして、S107では起動トリガの入力が行われてから所定時間(例えば、30sec)経過したか否か判定され、起動トリガの入力が行われてから所定時間経過したと判定された場合(S107:YES)には、当該施設情報案内プログラムを終了する。それに対して、起動トリガの入力が行われてから所定時間経過していないと判定された場合(S107:NO)にはS103へと戻り、再度自車の現在位置や方位の検出が行われる。
また、S108でCPU41は有効なトリガが入力されたか否かを判定する。ここで、第2実施形態では、音声認識部19によって特定の発話内容(例えば、「あの店のおすすめは?」)を認識したことを有効なトリガが入力された条件とする。
そして、有効なトリガが入力されたと判定された場合(S108:YES)にはS109へと移行する。一方、入力されたトリガが有効なトリガではないと判定された場合(S108:NO)、即ち、認識した運転者の発話が何ら関係のない発話内容であった場合には、施設の案内をすることなく当該施設情報案内プログラムを終了する。
S109においてCPU41は、前記S105で視線方向DB37に記憶された注視中の運転者の視線方向データを取得する。ここで、運転者が注視中とは、運転者が運転席から自車の周囲にあるいずれかの施設を注視している状態であり、第2実施形態では起動トリガが入力されてから、トリガ入力が終了するまでの状態(即ち、運転者が特定内容の発話をしている間の状態)を注視中とみなす。
次に、S110でCPU41は、前記S109で取得した注視中の視線方向データと地図情報DB36から取得した施設データ39に基づいて、注視中の運転者の視線方向にある施設を案内対象とする施設候補として検出する。
ここで、前記S110における注視中の運転者の視線方向にある施設の検出処理の具体例について図10を用いて説明する。
図10では、特に車両101が道路102を走行中であって、道路102に隣接して建物A〜建物Dを含む多数の建物104が配置されている場合を説明する。尚、建物Aには施設として『コンビニ』が位置し、建物Bには施設として『書店』が位置し、建物C(商業ビル)には施設として1階に『中華料理店』、2階に『韓国料理店』が位置し、3階に『ベトナム料理店』、4階に『インド料理店』がそれぞれ位置し、建物Dには施設として『イタリア料理店』が位置するものとする。
また、図10に示す例では、特に車両101を運転する運転者103は車両前方から建物D方向へと視線を向けた状態にある時刻Tで発話を開始し、その後「あの店のおすすめは?」との特定内容の発話を終了する時刻Tまで車両51の右側環境を注視し続ける。そして、発話を終了した後に視線を車両前方へと戻したとする。
その結果、ナビゲーションECU13は、先ず時刻T〜Tの間の視線方向データを注視中の運転者の視線方向データとして抽出する(S109)。その後、道路102に隣接して配置された各施設の位置座標を地図情報DB36から取得し、時刻T〜Tの間の車両101の位置座標と運転者103の視線方向Eと道路102に隣接して配置された各施設の位置座標とに基づいて、視線方向E上に位置座標が重なる施設を注視中の視線方向にある施設として検出する。尚、図10に示す例では建物A〜Dに位置する施設(『コンビニ』、『書店』、『中華料理店』、『韓国料理店』、『ベトナム料理店』、『インド料理店』、『イタリア料理店』)が検出される。尚、上記S110が施設検出手段及び施設位置取得手段の処理に相当する。
次に、S111でCPU41は前記S110で検出された注視中の運転者の視線方向にある案内対象候補の施設をRAM42に一旦記憶する。
続いて、S112でCPU41は、前記S111で記憶された施設について、予め運転者によって選択された施設のジャンルに該当する施設の絞込みを行い、対応する施設を特定する。ここで、第2実施形態に係るナビゲーション装置では、第1実施形態と同様に運転者により操作部14を用いて施設のジャンルの選択が行われる。尚、上記S112が施設特定手段の処理に相当する。
その後、S113でCPU41は、前記S111で記憶された施設の内、予め運転者によって選択されたジャンルに該当する施設が少なくとも1以上あるか否か判定する。その結果、該当する施設が少なくとも1以上あると判定された場合(S113:YES)には、S114へと移行する。一方、該当する施設が無いと判定された場合(S113:NO)には、S115へと移行する。
S114でCPU41は、運転者によって選択された施設のジャンルに該当する施設について施設の案内を行う。具体的には、液晶ディスプレイ15に表示されたナビゲーション画面上における該当施設の位置を特定色(例えば赤色)でマーキングするとともに、案内文(図2参照)を音声によりスピーカ16から出力する。
尚、前記S114で実行される施設の案内処理については、既に図6〜図9を用いて説明した第1実施形態のS14と同様の処理であるので説明は省略する。また、上記S114が施設案内手段の処理に相当する。
一方、S115においてCPU41は、選択された施設のジャンルに該当する施設が無いことを案内する。具体的には、「選択したジャンルの建物はありません。」との音声をスピーカ16から出力する。そして、施設の案内をすることなく当該施設情報案内プログラムを終了する。
以上詳細に説明した通り、第2実施形態に係るナビゲーション装置及びナビゲーション装置による車両用情報案内方法及びナビゲーション装置で実行されるコンピュータプログラムでは、車両を運転する運転者により特定内容の発話が行われている間の視線方向を車内カメラ22の撮像画像から検出し(S104)、特に注視中の運転者の視線方向に有る施設を案内対象候補として検出する(S110)とともに、検出された案内対象候補の施設の内から運転者によって予め選択されたジャンルに該当する施設を案内する(S114)ので、運転者の視線方向に対して複数の施設がある場合であっても、選択されたジャンルから運転者が案内を希望する施設を特定することが可能となる。従って、運転者にとって不要な施設情報については案内を行わないことにより運転の集中力の低下を招かず、また、運転者が必要とする施設情報については確実に案内することが可能となり、利便性が向上する。
また、車両の現在位置や方位や地図上の施設の位置座標を用いることによって、車両に対する相対的な運転者の視線方向から絶対的な運転者の視線方向の検出が可能となり、運転者の視線方向にある施設を地図上で正確に特定することができる。
また、運転者の音声が認識されている間において運転者の視線方向にある施設を検出して案内対象の施設候補とするので、運転者が注視して案内を必要とする施設をより正確に特定することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では運転者の注視した施設を検出することとしているが、運転者以外でも助手席や後部座席に着座する乗員の注視した施設を検出することとしても良い。
また、第1実施形態では複数の施設が案内対象として選択された場合には、運転者が注視した順に各施設の案内を連続して行うこととしているが(図8参照)、運転者の過去の走行履歴を参照し、運転者がよく訪れる施設やよく訪れるジャンルの施設から順に案内するようにしても良い。
また、第2実施形態では運転者の発話を認識している間を、運転者が車両周囲の施設を注視している間とみなしているが、固定期間(例えば、フラグの入力が終了する5秒前〜現時点まで)を運転者が車両周囲の施設を注視している間とみなしても良い。
第1実施形態に係るナビゲーション装置の概略構成図である。 地図情報DBに記憶される施設データの一例を示した図である。 視線方向DBに記憶される視線方向データの一例を示した図である。 第1実施形態に係る施設情報案内プログラムのフローチャートである。 ステップ11における注視中の運転者の視線方向にある施設の検出処理の具体例について説明した説明図である。 ステップ14における施設の案内処理の具体例について説明した説明図である。 ステップ14における施設の案内処理の具体例について説明した説明図である。 ステップ14における施設の案内処理の具体例について説明した説明図である。 第2実施形態に係る施設情報案内プログラムのフローチャートである。 ステップ110における注視中の運転者の視線方向にある施設の検出処理の具体例について説明した説明図である。
符号の説明
1 ナビゲーション装置
13 ナビゲーションECU
14 操作部
15 液晶ディスプレイ
16 スピーカ
19 音声認識部
36 地図情報DB
37 視線方向DB
41 CPU
42 RAM
43 ROM

Claims (6)

  1. 施設のジャンルを選択するジャンル選択手段と、
    車両の乗員の視線方向を検出する視線方向検出手段と、
    所定期間内の前記視線方向検出手段により検出された乗員の視線方向にある施設を検出する施設検出手段と、
    前記施設検出手段によって検出された施設の内、前記ジャンル選択手段で選択されたジャンルに対応する施設を特定する施設特定手段と、
    前記施設特定手段によって特定された施設を案内する施設案内手段と、を有することを特徴とする車両用情報案内装置。
  2. 車両の現在位置及び方位を検出する車両情報検出手段と、
    地図上における施設の位置を取得する施設位置取得手段と、を有し、
    前記施設検出手段は、前記車両の現在位置及び方位と前記乗員の視線方向と前記地図上における施設の位置とに基づいて乗員の視線方向にある施設を検出することを特徴とする請求項1に記載の車両用情報案内装置。
  3. 乗員の音声を認識する音声認識手段と、
    前記視線方向検出手段により検出された視線方向を記憶する記憶手段と、を有し、
    前記施設検出手段は前記音声認識手段によって乗員の音声を認識した場合に、前記記憶手段に記憶されている音声認識前の所定期間の視線方向にある施設を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用情報案内装置。
  4. 乗員の音声を認識する音声認識手段を有し、
    前記施設検出手段は前記音声認識手段によって乗員の音声を認識している間の乗員の視線方向にある施設を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用情報案内装置。
  5. 施設のジャンルを選択するジャンル選択ステップと、
    車両の乗員の視線方向を検出する視線方向検出ステップと、
    所定期間内の前記視線方向検出ステップにより検出された乗員の視線方向にある施設を検出する施設検出ステップと、
    前記施設検出ステップによって検出された施設の内、前記ジャンル選択ステップで選択されたジャンルに対応する施設を特定する施設特定ステップと、
    前記施設特定ステップによって特定された施設を案内する施設案内ステップと、を有することを特徴とする車両用情報案内方法。
  6. コンピュータに搭載され、
    施設のジャンルを選択するジャンル選択機能と、
    車両の乗員の視線方向を検出する視線方向検出機能と、
    所定期間内の前記視線方向検出機能により検出された乗員の視線方向にある施設を検出する施設検出機能と、
    前記施設検出機能によって検出された施設の内、前記ジャンル選択機能で選択されたジャンルに対応する施設を特定する施設特定機能と、
    前記施設特定機能によって特定された施設を案内する施設案内機能と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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