JP2009027276A - カバー部材及び電子機器 - Google Patents

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伸 大道
Yoshihiro Uramoto
芳浩 浦元
Nobuyuki Enomoto
信之 榎本
Fuji Asada
風児 麻田
Keisuke Hamada
佳祐 濱田
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Abstract

【課題】 折畳式の電子機器の外観を損ったり操作性が低下したりするのを回避しつつ、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与えることができるカバー部材及び電子機器を提供する。
【解決手段】 電子機器(携帯電話機)10に装着されるカバー部材20は、電子機器10の第1筺体11及び第2筺体12それぞれの先端部が挿入される挿入部211a,211bを両端部に有し、第1筺体11及び第2筺体12の形態が閉状態と開状態との間で変化するときに両筺体それぞれに伴って変形可能なカバー部材本体21と、ヒンジ部13の軸に沿って延在するとともにその延在の方向の両端部がヒンジ部13の軸の両端部それぞれに連結され、カバー部材本体21のヒンジ部13に対向している部分を支持するカバー支持部材22とを備える。
【選択図】 図11

Description

本発明は、折畳式の携帯電話機等の電子機器及びそのカバー部材に関するものである。
従来、第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結されヒンジ部を中心とした揺動により両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器として、筺体表面の一部にプラスチックや金属のカバー部材を装着した折畳式の携帯電話機が知られている。また、このカバー部材を交換することにより色、模様、形状等を変更できる折畳式の携帯電話機も知られている。
近年の利用者の趣味・嗜好の多様化に伴い、携帯電話機の筺体の質感や機能についても従来なかったものが望まれるようになってきている。例えば、携帯電話機の筺体表面に設けるカバー部材として、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる高級感のある質感を与えることができる革や布等の素材からなる部材を装着することが考えられる。また、上記カバー部材として、携帯電話機の筺体表面に装飾的な機能以外の付加的な機能を与えることができるフィルム等の素材からなる部材を装着することも考えられる。しかしながら、このような革、布、フィルム等の素材のカバー部材を例えば折畳式の電子機器の筺体の長手方向両端部で保持するように取り付けると、携帯電話機を開くときにカバー部材が携帯電話機から離れてしまうため、カバー部材が装着された携帯電話機全体の外観を損ったり携帯電話機の操作性が低下したりするおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、折畳式の電子機器の外観を損ったり操作性が低下したりするのを回避しつつ、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与えることができるカバー部材及び電子機器を提供することである。
本発明に係るカバー部材は、第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結され両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器に装着されるカバー部材であって、前記電子機器の第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入される挿入部を両端部に有し、前記電子機器の第1筺体及び第2筺体の形態が前記閉状態と前記開状態との間で変化するときに両筺体それぞれに伴って変形可能なカバー部材本体と、前記ヒンジ部の軸に沿って延在するとともに該延在の方向の両端部が該ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結され、前記カバー部材本体の該ヒンジ部に対向している部分を支持するカバー支持部材と、を備える。
このカバー部材では、カバー部材本体の両端部の挿入部それぞれに、折畳式の電子機器の第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入され、そのカバー部材本体が、ヒンジ部の軸に沿って延在しヒンジ部の軸の両端部に連結されたカバー支持部材により支持されることにより、電子機器の開状態及び閉状態それぞれにおいて第1筺体及び第2筺体の外部に露出する面をカバー部材本体で覆うように、カバー部材を装着することができる。このように第1筺体及び第2筺体の外部に露出する面を覆うカバー部材本体として、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与える素材を用いることができるので、折畳式の電子機器に対し、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与えることができる。
また、上記カバー部材が装着された電子機器の第1筺体及び第2筺体の形態を、両筺体が積層された閉状態から両筺体が展開された開状態に変化させると、カバー部材本体が両筺体それぞれに伴って変形する。このようにカバー部材本体が変形したとしても、上記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに両端部が連結されたカバー支持部材により、カバー部材本体のヒンジ部に対向している部分が支持されるので、カバー部材本体が電子機器の第1筺体及び第2筺体から離れにくくなり、折畳式の電子機器の外観を損ったり操作性が低下したりするのを回避することができる。
前記カバー部材において、前記カバー支持部材は、前記ヒンジ部の軸に沿って延在し前記カバー部材本体の該ヒンジ部に対向している部分を支持する本体支持部と、前記本体支持部の両端部から前記ヒンジ部のそれぞれ対応する端部に向けて延びるように設けられ、前記本体支持部の端部との距離が変化するように前記ヒンジ部の軸の端部が連結される連結部が移動可能な連結アーム部と、を有してもよい。この場合は、カバー部材が装着された電子機器の第1筺体及び第2筺体の形態を、両筺体が積層された閉状態から両筺体が展開された開状態に変化させると、カバー支持部材の連結アーム部におけるヒンジ部の軸の端部が連結される連結位置が、本体支持部の端部との距離が長くなるように変化する。このカバー支持部材における連結位置と本体支持部の端部との距離の変化により、カバー部材本体のヒンジ部に対向している部分がヒンジ部から離れるように変形することができるため、カバー部材本体の各筺体に対向している部分が筺体から離れてふくらむようなカバー部材本体の変形が抑制される。また、電子機器の第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されているカバー部材本体の挿入部が、各筺体の先端部から外れにくくなる。
また、前記カバー部材において、前記カバー部材本体の前記筺体に対向する表面は、該筺体の表面に対する摩擦係数を高める加工が施されていてもよい。この場合は、カバー部材が装着された電子機器の第1筺体及び第2筺体の形態を、両筺体が積層された閉状態から両筺体が展開された開状態に変化させるとき、カバー部材本体の表面と各筺体との滑りを防止できるので、電子機器の第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部がカバー部材本体の挿入部から外れるのを防止できる。
また、前記カバー部材において、前記カバー部材本体の前記筺体に対向する表面は、該筺体の表面に対して粘着性を有してもよいし、該筺体の表面に対して粘着性を有する粘着部材を設けてもよい。この場合は、カバー部材が装着された電子機器の第1筺体及び第2筺体の形態を、両筺体が積層された閉状態から両筺体が展開された開状態に変化させるとき、カバー部材本体の表面と各筺体との密着性が維持されるため、カバー部材本体の各筺体に対向している部分が筺体からますます離れにくくなる。
また、前記カバー部材において、前記カバー部材本体は、前記電子機器の発光部で発する光又は受光部で受ける光を通過させる開口部が形成されていてもよい。この場合は、カバー部材本体の開口部を通して発光したり受光したりすることができるので、発光部や受光部の機能を確実に利用できる。また、前記電子機器の発光部又は受光部に対向する位置からずれないように前記開口部を位置決めする位置決め手段を備えてもよい。この場合は、カバー部材が装着された電子機器の第1筺体及び第2筺体の形態を閉状態や開状態に変化させるとき、カバー部材本体に形成された開口部が上記所定の位置からずれないように位置決めされるので、電子機器の第1筺体及び第2筺体の形態変化にかかわらず、発光部や受光部の機能を確実に利用できる。この開口部の位置決め手段は、カバー部材側に設けてもよいし、電子機器の筺体側に設けてもよい。
また、前記カバー部材において、前記カバー部材本体は革又は布で形成されているものでもよい。この場合は、電子機器の第1筺体及び第2筺体の外部に露出する面を革又は布で形成されたカバー部材本体で覆うことができるので、従来の従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる柔らかさや肌触りなどの質感を与えることができる。
また、前記カバー部材において、前記カバー部材本体は、電気信号で画像を表示する画像表示フィルムで形成され、前記電子機器から該電気信号を受ける端子を有するものであってもよい。この場合は、電子機器の第1筺体及び第2筺体の外部に露出する面を上記画像表示フィルムで覆うことができるので、電子機器から受けた電気信号で画像を表示するという、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる画像表示の付加機能を持たせることができる。
また、前記カバー部材において、前記カバー部材本体は、光を受けて発電する光発電フィルムで形成され、該光発電フィルムで発生した電流を前記電子機器に出力する端子を有するものであってもよい。この場合は、電子機器の第1筺体及び第2筺体の外部に露出する面を上記光発電フィルムで覆うことができるので、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる光発電の付加機能を持たせることができる。
本発明に係る電子機器は、第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結され両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器であって、請求項1乃至8のいずれかのカバー部材における前記カバー支持部材の両端部が前記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結されるとともに、前記カバー部材における前記カバー部材本体の両端部に設けられた前記挿入部に第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されることにより、前記カバー部材を装着可能に構成され、前記カバー支持部材の両端部はそれぞれ、前記ヒンジ部の軸の端部に対して着脱可能に連結されている。
特に、この電子機器では、カバー部材のカバー支持部材の両端部それぞれをヒンジ部の軸の端部から外し、新しいカバー部材本体を有するカバー部材のカバー支持部材の両端部それぞれをヒンジ部の軸の端部に連結させることにより、折畳式の電子機器の第1筺体及び第2筺体の外部に露出する面における質感や付加機能を、利用者の好み等に応じて変えることができる。
また、この電子機器において、前記カバー支持部材の端部の連結を解除するように操作可能な連結解除操作手段を備えてもよい。この場合は、連結解除操作手段を操作することにより、ヒンジ部の軸の端部に対するカバー支持部材の端部の連結を容易に解除できる。
本発明に係る他の電子機器は、第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結され両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器であって、前記いずれかのカバー部材における前記カバー支持部材の両端部が前記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結されるとともに、前記カバー部材における前記カバー部材本体の両端部に設けられた前記挿入部に第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されることにより、前記カバー部材を装着可能に構成され、前記カバー部材本体の挿入部に挿入される第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部の表面に、該挿入部の内面との摩擦係数を高めた滑り止め部が設けられている。
特に、この電子機器では、カバー部材本体の両端部それぞれに設けられた挿入部に挿入された第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が抜けにくくなる。
また、この電子機器において、前記滑り止め部は、カバープレートを着脱可能に構成されたものであってもよい。この場合は、第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部に設けられた滑り止め部に、利用者の好み等に応じてカバープレートを装着することにより、カバー部材から電子機器の第1筺体及び第2筺体を外して使用するときの電子機器の外観が損われるのを防止できる。
また、この電子機器において、前記カバー部材本体の挿入部に挿入される第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部を、該第1筺体及び該第2筺体の他の部分よりも表面高さが低くなるように薄くしてもよい。この場合は、カバー部材本体の挿入部に電子機器の第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部を挿入した際に、上記カバー部材本体の挿入部の表面高さと、第1筺体及び第2筺体の露出している他の部分の表面高さとをほぼ同じ高さレベルにすることができる。従って、カバー部材が装着された電子機器を閉じた状態において、第1筺体及び第2筺体の互いに対向する面を密着させることができ、カバー部材装着においても、その厚みで電子機器の折畳面に浮きがでるのを防ぐことができる。
また、この電子機器において、前記いずれかのカバー部材における前記カバー支持部材の両端部が前記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結されるとともに、前記カバー部材の両端部に設けられた前記挿入部に第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されることにより、前記カバー部材が装着されていてもよい。
本発明に係る更に他の電子機器は、第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結され両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器であって、前記いずれかのカバー部材における前記カバー支持部材の両端部が前記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結されるとともに、前記カバー部材における前記カバー部材本体の両端部に設けられた前記挿入部に第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されることにより、前記カバー部材が装着されている。
この電子機器では、カバー部材のカバー部材本体の両端部の挿入部それぞれに、第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入され、そのカバー部材本体が、ヒンジ部の軸に沿って延在しヒンジ部の軸の両端部に連結されたカバー支持部材により支持されることにより、開状態及び閉状態それぞれにおいて第1筺体及び第2筺体の外部に露出する面をカバー部材本体で覆うように、カバー部材を装着することができる。このように第1筺体及び第2筺体の外部に露出する面を覆うカバー部材本体として、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与える素材を用いることができるので、折畳式の電子機器に対し、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与えることができる。
また、上記カバー部材が装着された第1筺体及び第2筺体の形態を、両筺体が積層された閉状態から両筺体が展開された開状態に変化させると、カバー部材本体が両筺体それぞれに伴って変形する。このようにカバー部材本体が変形したとしても、上記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに両端部が連結されたカバー支持部材により、カバー部材本体のヒンジ部に対向している部分が支持されるので、カバー部材本体が第1筺体及び第2筺体から離れにくくなり、折畳式の電子機器の外観を損ったり操作性が低下したりするのを回避することができる。
本発明によれば、折畳式の電子機器の外観を損ったり操作性が低下したりするのを回避しつつ、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与えることができるという効果がある。
以下、本発明を電子機器としての携帯電話機に適用した実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る携帯電話機を開いた状態の正面図である。また、図2(a)〜(d)はそれぞれ同携帯電話機を閉じた状態の正面図、平面図、底面図及び右側面図である。本実施形態の携帯電話機10は、第1筺体11及び第2筺体12それぞれの端部が筺体連結部としてのヒンジ部13を介して連結され両筺体11,12が積層された閉状態と両筺体11,12が展開された開状態とを取り得る折畳式の携帯電話機である。携帯電話機10の第1筺体11には、各種画像や文字などの情報を表示する表示手段としての表示部111と、音出力手段としてのスピーカ112と、図示しない撮像手段としてのカメラ部とを備えている。また、第2筺体12には、各種処理を指示したり各種データを入力したりするときに利用者によって操作される複数のキーを有するキー操作部121と、音入力手段としてのマイク122とを備えている。これらの表示部111、キー操作部121、スピーカ112、マイク122及びカメラ部は、所定のデータ処理部や駆動部を介して図示しない内蔵の主制御部に接続されている。
上記主制御部は、例えばCPU、キャッシュメモリ、ROM、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより、同じく図示しない記憶装置としての内部メモリや通信手段としての無線通信部等の各部との間でデータの送受信を行ったり、上記表示部111などの各部を制御したりする。上記無線通信部及びアンテナは、電話の通信手段のほかメールを送受信する手段としても機能する。また、上記内部メモリは、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、主制御部で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。なお、これらの記憶手段としては、内部メモリではなく、携帯電話機本体に着脱可能なメモリーカード、ICカード等の記憶媒体を用いてもよい。
上記表示部111は、液晶パネル等からなるディスプレイで構成され、図示しない表示制御部により、主制御部から送られてきた描画データに基づいて画像を表示するように制御される。上記キー操作部121は、テンキー、ソフトキー、通話開始キー、終話キー、方向キー、文字切換キー、メール機能キー、インターネット接続キー等で構成される。上記スピーカ112は、図示しない音信号処理部でデジタル信号から変換されたアナログ信号が入力され、通話中の音声を出力したり、メールの着信音、電話の呼び出し音、音楽などを出力したりする。なお、スピーカ112は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもよいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。マイク122は、利用者の音声を電気信号(アナログ信号)に変換する。マイク122から出力される音声の電気信号(アナログ信号)は、図示しない音信号処理部に入力され、デジタル信号に変換される。
また、ヒンジ部13の軸方向両端部には、後述のカバー部材20を構成するカバー支持部材21が着脱可能に連結される連結部131,132が設けられている。図示の例では、ヒンジ部13の軸方向端面から若干突出するように所定の高さを有する円柱状の連結部131,132が設けられている。
また、図1に示すように、第1筺体11及び第2筺体12それぞれの先端部の表面には、後述のカバー部材の両端部に設けられた挿入部の内面との摩擦係数を高めた滑り止め部113、123が設けられている。この滑り止め部113、123は、例えば図1に示すようにカバー部材の表面に対して粘着性を有する複数の帯状の素材を、筺体表面から若干突出するように埋め込んで構成することができる。この粘着性を有する素材としては、例えば、シリコーン系のエラストマー等の高分子材料を用いることができる。
また、上記第1筺体11及び第2筺体12それぞれの滑り止め部113、123が形成されている先端部を、第1筺体11及び第2筺体12の他の部分、すなわち第1筺体11の表示面の部分及び第2筺体12の操作面の部分よりもカバー部材本体21の厚さ程度だけ高さが低くなるように薄くしている。
また、図2に示すように、第1筺体11の裏面側に、内蔵のカメラ部の受光部に対向する位置からずれないように後述のカバー部材本体22のカメラ用開口部を位置決めする位置決め手段として、受光部のところで筺体から所定の高さだけ突出させた円筒状の位置合わせ凸部114が設けられている。
また、図2(d)に示すように、第2筺体12のヒンジ部近傍の側面には、ヒンジ部13の両端部にある連結部131,132に対する後述のカバー支持部材21の端部の連結を解除するように操作可能な連結解除操作手段としての連結解除ボタン124が設けられている。
図3(a)及び(b)はそれぞれ、上記連結解除ボタン124を含む連結解除機構の構成例を示す正面図及び側面図である。この構成例では、ヒンジ部13の端部に設けられた連結部131(132)のベース部133から第2筺体12の長手方向に延びた連結解除用アーム部材134の端部に、連結解除ボタン124が固設されている。また、図4(a)に示すように、連結解除ボタン124は、周囲の物にぶつかったり利用者の誤操作などで接触したりすることによって上記連結が間違って解除されるのを防止すべく、第2筺体12の側壁125から突出させないように同側壁125に形成した開口部125aの中に埋設されている。また、連結解除ボタン124の外側の端面には、図4(b)に示すように利用者が棒状の部材30を差し込んで連結解除ボタン124を確実に押下できるように半球状の凹部124aが形成されている。このように連結解除ボタン124が押下されると、連結解除ボタン124とベース部133及び連結解除用アーム部材134を介して一体構成された連結部131(132)が、図4(b)の矢印に示すように筺体内側に移動することにより、連結部131(132)に対する後述のカバー支持部材21の端部の連結が解除される。
図5は、上記構成の携帯電話機10に装着されるカバー部材20の正面図である。このカバー部材20は、携帯電話機10の第1筺体11及び第2筺体12の形態が閉状態と開状態との間で変化するときに両筺体11,12それぞれに伴って変形可能なカバー部材本体21と、そのカバー部材本体21のヒンジ部13に対向する部分を支持するカバー支持部材22とを備えている。
上記カバー部材本体21は、革の素材からなる2枚のレザーシートの外周部が縫い合わされたもので構成され、その内側のレザーシート211の両端部に、携帯電話機10の第1筺体11及び第2筺体12それぞれの先端部が挿入される挿入部211a,211bを有している。また、内側のレザーシート211の携帯電話機10の筐体に接する面は、その筺体の表面に対する摩擦係数を高めるように多数の半球状の凸部211cが形成されている。
上記カバー支持部材22は、携帯電話機10のヒンジ部13の軸に沿って延在するとともに、その延在の方向の両端部がヒンジ部13の軸の両端部それぞれに連結される。
図6(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、カバー支持部材22の一構成例を示す正面図、平面図及び側面図である。このカバー支持部材22は、互いに一体的に構成された本体支持部221と連結アーム部222,223とを有する。
上記本体支持部221は、携帯電話機10のヒンジ部13の軸に沿って延在し、カバー部材本体21のヒンジ部13に対向している部分を支持する。また、本体支持部221は、ヒンジ部13の外周面に沿って若干湾曲した形状をしており、カバー部材本体21の2枚のレザーシートの内部に設けられた補強固定部材23の板状のアーム先端部231(図10(b)参照)を貫通させる1組の貫通孔221aを有している。
上記連結アーム部222、223は、本体支持部221の両端部からヒンジ部13のそれぞれ対応する端部(連結部131,132)に向けて延びるように設けられている。この連結アーム部222、223は、本体支持部221の端部との距離が変化する向きに移動可能にヒンジ部13の連結部131,132が連結される。より具体的には、連結アーム部222,223は、平板状の外側アーム部222a,223aが本体支持部221の端部から延びた平板状の内側アーム部222b,223bに固着された構成になっている。そして、内側アーム部222b,223bには、長円状の開口部222c,223cが形成されている。図7の斜視図に示すように、ヒンジ部13の円柱状の連結部131,132が、連結アーム部222、223のそれぞれ対応する開口部222c,223cに移動可能に係合する。
図8(a)〜(d)はそれぞれ上記構成のカバー部材20を装着した携帯電話機10を閉じた状態の正面図、平面図、底面図及び右側面図である。また、図9は、図8(a)中の切断面A−Aを矢印方向から見た断面図である。また、図10(a)は図8(a)中の切断面B−Bを矢印方向から見た断面図であり、図10(b)は図8(b)中の切断面C−Cを矢印方向から見た断面図である。なお、図9、10の断面図において、内部の詳細な構造は省略する。図8及び9に示すように、上記構成のカバー部材20を装着した携帯電話機10を閉じると、カバー部材20のカバー部材本体21によって携帯電話機10が覆われ、そのカバー部材本体21を構成している外側のレザーシート212が外側に露出する。また、カバー部材本体21の所定位置に形成された開口部213に、携帯電話機10の円筒状の位置合わせ凸部114が挿入されることにより、内蔵カメラ部の受光部が位置決めされる。これにより、受光経路が確保され、カメラ部による撮影に支障がないようになっている。
また、図10(a)及び(b)に示すように、携帯電話機10のヒンジ部13の一方の端部に設けられた連結部131は、ヒンジ部内部に設けられた付勢手段135(図示の例ではスプリング)により軸方向外側に付勢されている。これにより、ヒンジ部13の各連結部131,132は、カバー部材20のカバー支持部材22の両端部に設けられている連結アーム部222,223の内側の長円状の開口部222c,223cに確実に係合する。
また、図10(a)及び(b)においてヒンジ部13を囲むようにカバー部材本体21の内部に設けられている補強固定部材23は、鉄板等の剛性の高い素材を用いて、ヒンジ部13の外周面に沿った断面が円弧状の形状になるように形成されている。これにより、携帯電話機10を開いたときにも、カバー部材本体21のヒンジ部13に対向している部分が、ヒンジ部13の外周面に沿った形状に維持される。
図11は、上記構成のカバー部材20を装着した携帯電話機10を開いた状態の正面図である。また、図12は、携帯電話機10を開いたときのカバー部材20の動きを示す説明図である。図示のように携帯電話機10を開いたときには、前述の補強固定部材23によりカバー部材本体21のヒンジ部13に対向している部分が、ヒンジ部13の外周面に沿った形状に維持される。更に、ヒンジ部13の両端部の連結部131,132の移動が、カバー支持部材22の両端部にある連結アーム部222,223の内側の長円状の開口部222c,223cの内側壁で規制されるため、携帯電話機10のヒンジ部13とカバー部材20との距離が大きく広がらないように所定の距離に維持される。これにより、カバー部材本体21の全体が携帯電話機10の筺体に沿った形状に維持される。このカバー部材本体21を所定の形状に維持する作用と、前述の携帯電話機10の各筺体11,12の先端部における滑り止め部113、123及びカバー部材内面における滑り防止用の凸部211cの各作用とにより、携帯電話機10を開いたときに携帯電話機10の各筺体11,12の先端部がカバー部材20の挿入部221a,221bから外れるのをより確実に防止することができる。
また、携帯電話機10を開いた状態で、第2筺体12の側面に設けられた連結解除ボタン124に棒状の部材30を差し込んで押下することにより、ヒンジ部13の連結部131(132)とカバー支持部材21の端部との連結を解除することができる。これにより、携帯電話機10とカバー部材20とを分離し、カバー部材30を交換することができる。
以上、本実施形態によれば、カバー部材本体21の両端部の挿入部211a,bそれぞれに、折畳式の携帯電話機10の第1筺体11及び第2筺体12それぞれの先端部が挿入され、そのカバー部材本体21が、ヒンジ部13の軸に沿って延在しヒンジ部13の軸の両端部に連結されたカバー支持部材22により支持される。これにより携帯電話機10の開状態及び閉状態それぞれにおいて第1筺体11及び第2筺体12の外部に露出する面をカバー部材本体21で覆うように、カバー部材20を装着することができる。このように第1筺体11及び第2筺体12の外部に露出する面を覆うカバー部材本体21として、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与える革を用いているので、折畳式の携帯電話機10に対し、従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる質感や付加機能を与えることができる。
また、上記カバー部材20が装着された携帯電話機10の第1筺体11及び第2筺体12の形態を、両筺体11,12が積層された閉状態から両筺体11,12が展開された開状態に変化させると、カバー部材本体21が両筺体11,12それぞれに伴って変形する。このようにカバー部材本体21が変形したとしても、上記ヒンジ部13の軸の両端部(連結部131,132)それぞれに両端部が連結されたカバー支持部材22により、カバー部材本体21のヒンジ部13に対向している部分が支持されるので、カバー部材本体21が携帯電話機10の第1筺体11及び第2筺体12から離れにくくなり、折畳式の携帯電話機10の外観を損ったり操作性が低下したりするのを回避することができる。
また、本実施形態によれば、カバー部材20が装着された携帯電話機10の形態を閉じた状態から開いた状態に変化させると、カバー支持部材22の連結アーム部222,223におけるヒンジ部13の軸方向端部の連結部131,132の連結位置が、本体支持部221の端部から離れるように変化する。このカバー支持部材22におけるヒンジ部13の連結部131,132の連結位置と本体支持部221の端部との距離の変化により、カバー部材本体21のヒンジ部13に対向している部分がヒンジ部13から離れるように変形することができるため、カバー部材本体21の各筺体11,12に対向している部分が筺体から離れてふくらむようなカバー部材本体21の変形が抑制される。また、携帯電話機10の第1筺体11及び第2筺体12それぞれの先端部が挿入されているカバー部材本体21の挿入部211a,bが、各筺体の先端部から外れにくくなる。
また、本実施形態によれば、カバー部材本体21の筺体に対向する表面に、多数の半球パッチ状の凸部211cが形成されることにより、筺体の表面に対する摩擦係数を高める加工が施されているので、カバー部材20が装着された携帯電話機10の形態を閉じた状態から開いた状態に変化させるとき、カバー部材本体21の表面と各筺体11,12との滑りを防止できるので、電子機器の第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部がカバー部材本体の挿入部から外れるのを防止できる。
なお、上記実施形態において、カバー部材本体21の筺体に対向する表面は、筺体の表面に対して粘着性を有してもよいし、筺体の表面に対して粘着性を有する粘着部材(例えばシリコーン系のエラストマー)を設けてもよい。この場合は、カバー部材20が装着された携帯電話機10の形態を閉じた状態から開いた状態に変化させるとき、カバー部材本体21の表面と各筺体11,12との密着性が維持されるため、カバー部材本体21の各筺体11,12に対向している部分が筺体からますます離れにくくなる。また、カバー部材本体21の表面と各筺体11,12とを接着剤等で接着した場合とは異なり、カバー部材本体21を携帯電話機10の背面筺体から容易に取り外すことができる。従って、携帯電話機10の背面に蓄電池等を備えた場合に、その脱着を容易にすることができる。また、上記カバー部材本体21の筺体に対向する表面の粘着性や上記粘着部材の粘着性は弱粘性であることが望ましい。この場合は、上記携帯電話機10の背面筺体からの蓄電池等の脱着をより容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、カバー部材本体121に内蔵のカメラ部の受光部で受ける光を通過させる開口部213が形成され、この開口部213を通して受光することができるので、受光部の機能を確実に利用できる。また、その受光部に対向する位置からずれないように開口部213を位置決めする位置決め手段としての円筒状の位置合わせ凸部114を携帯電話機10の第1筐体11に設けているので、携帯電話機10を開閉するとき、カバー部材本体21に形成された開口部213が上記所定の位置からずれないように位置決めされ、携帯電話機10の開閉の形態変化にかかわらず、受光部の機能を確実に利用できる。
なお、かかる位置合わせ凸部114のようにカメラ受光部の一部をカバー部材本体121側を突出させた構造を採用しない場合には、カバー部材本体121に対するカメラ受光部の位置決め手段を別途設けるように構成してもよい。
また、本実施形態によれば、カバー部材本体21が革で形成されているので、携帯電話機10の第1筺体11及び第2筺体12の外部に露出する面を革で形成されたカバー部材本体121で覆うことができ、従来の従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる柔らかさや肌触りなどの質感を与えることができる。
また、本実施形態によれば、カバー部材20のカバー支持部材22の両端部それぞれをヒンジ部13の軸端の連結部131,132から外し、新しいカバー部材本体21を有するカバー部材20のカバー支持部材22の両端部それぞれをヒンジ部13の軸端の連結部131,132に連結させることにより、折畳式の携帯電話機10の第1筺体11及び第2筺体12の外部に露出する面における質感や付加機能を、利用者の好み等に応じて変えることができる。また、上記連結解除操作手段としての連結解除ボタン124を操作することにより、ヒンジ部13の連結部131,132に対するカバー支持部材22の端部の連結を容易に解除できる。
また、本実施形態によれば、カバー部材本体21の挿入部211a,bに挿入される第1筺体11及び第2筺体12それぞれの先端部の表面に、挿入部211a,bの内面との摩擦係数を高めた滑り止め部113,123が設けられているので、カバー部材本体21の挿入部211a,bに挿入された第1筺体11及び第2筺体12それぞれの先端部が抜けにくくなる。
また、本実施形態によれば、携帯電話機10の第1筐体11及び第2筐体12の滑り止め部113、123が形成されている先端部を、第1筐体11の表示面がある部分や第2筐体12の操作部面がある部分よりもカバー部材本体21の厚さ程度だけ高さが低くなるように若干薄手の形状にしている。これにより、携帯電話機10の第1筐体11及び第2筐体12それぞれの先端部をカバー部材本体21の挿入部211a、211bに挿入した際に、カバー部材本体21の挿入部の表面高さと、第1筺体11の表示面の部分及び第2筺体12の操作面の部分それぞれの表面高さとを、ほぼ同じ高さレベルにすることができる。従って、カバー部材20が装着された携帯電話機10を閉じた折畳み状態において、第1筺体11及び第2筺体12の互いに対向する折畳み面を密着させることができ、カバー部材装着においても、その厚みで携帯電話機10の折畳面に浮きがでるのを防ぐことができる。
なお、上記実施形態において、カバー部材20のカバー部材本体21として布の素材を用いてもよい。この場合も、従来の従来のプラスチックや金属の筺体とは異なる柔らかさや肌触りなどの質感を筺体に与えることができる。特に、携帯電話機10の利用者が着用する服と同質の素材からなる布を用いた場合は、利用者の服と携帯電話機10の筺体表面との間のいわゆる「柄合わせ」や「模様合わせ」をすることができる。
また、上記実施形態において、カバー部材20のカバー部材本体21として、携帯電話機10の本体から受けた電気信号で画像を表示する画像表示フィルムを装着してもよい。この画像表示フィルムとしては、例えば、表示画像を切り換えるための描画用駆動信号を受けることで表示画像が変化し、且つ、その画像の表示状態を無給電状態でも維持可能な電子ペーパを用いることができる。この電子ペーパは例えばコレステリック液晶等の強誘電性液晶で形成することができる。このような画像表示フィルムを装着する場合は、画像表示フィルム及び筺体のカバー装着対象表面の互いに対向する部分に、画像表示用の電気信号や表示画像書き換え用の電気信号を携帯電話機本体側から画像表示フィルム側に伝送するための電極を設ける。この場合は、携帯電話機の本来の情報や画像を表示する表示部111とは別に、装飾用の模様などの画像を表示するという付加機能を筐体表面に付与することができる。
また、上記実施形態において、カバー部材20のカバー部材本体21として、光を受けて発電した電流を携帯電話機本体に供給する光発電フィルムを装着してもよい。この光発電フィルムとしては、例えば高分子フィルム上にアモルファスシリコンの薄膜からなるフィルム型の太陽電池を用いることができる。このような光発電フィルムを装着する場合は、光発電フィルム及び筺体のカバー装着対象表面の互いに対向する部分に、光発電フィルムで発生した電流を携帯電話機本体側に供給するための電極を設ける。携帯電話機本体側で受けた電流は、携帯電話機の動作や内蔵電池の充電等に用いることができる。この場合は、太陽光などの光によって発電するという付加機能を筐体表面に付与することができる。
また、上記実施形態では、カメラ部の受光経路が確保されるように、カバー部材本体21の対応する箇所に光通過用の開口213を形成しているが、背面ディスプレイを有する場合には、その背面サブディスプレイの表示を視認できるようにカバー部材本体21の対応する箇所に背面サブディスプレイ用の開口部を形成してもよい。
また、上記実施形態において、携帯電話機10をカバー部材20から外して単体で使用する場合、図13に示すように携帯電話機10の第1筐体11及び第2筐体12それぞれの先端部に設けた滑り止め部113,123は、カバープレート14を着脱可能に構成されたものであってもよい。この場合は、第1筺体11及び第2筺体12それぞれの先端部に設けられた滑り止め部113,123に、利用者の好み等に応じてカバープレート14を装着することにより、カバー部材20から携帯電話機10の各筺体を外して使用するときの携帯電話機10の外観が損われるのを防止できる。また、厚さが薄くなっている滑り止め部113,123における段差を上記カバープレート14で補うことができる。
また、上記実施形態では、携帯電話機10に適用した場合について説明したが、本発明は、携帯電話機以外の他の携帯型の電子機器にも適用することができる。例えば、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistance)、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機器などの電子機器にも提供することができ、同様な効果を得ることができる。
本実施形態に係る携帯電話機を開いた状態の正面図。 (a)〜(d)はそれぞれ同携帯電話機を閉じた状態の正面図、平面図、底面図及び右側面図。 (a)及び(b)はそれぞれ連結解除ボタンを含む連結解除機構の構成例を示す正面図及び側面図。 (a)及び(b)はそれぞれ連結解除の前後の様子を示す携帯電話機の第2筐体の部分断面図。 同携帯電話機に装着されるカバー部材の正面図。 (a)、(b)及び(c)はそれぞれカバー支持部材の一構成例を示す正面図、平面図及び側面図。 カバー支持部材の長円状の開口部が形成された連結アーム部の部分斜視図。 (a)〜(d)はそれぞれカバー部材を装着した携帯電話機を閉じた状態の正面図、平面図、底面図及び右側面図。 図8(a)中の切断面A−Aを矢印方向から見た断面図。 (a)は図8(a)中の切断面B−Bを矢印方向から見た断面図。(b)は図8(b)中の切断面C−Cを矢印方向から見た断面図。 カバー部材を装着した携帯電話機を開いた状態の正面図。 携帯電話機を開いたときのカバー部材の動きを示す説明図。 他の実施形態に係る携帯電話機の正面図。
符号の説明
10 携帯電話機
11 第1筺体
12 第2筐体
13 ヒンジ部
20 カバー部材
21 カバー部材本体
22 カバー支持部材
23 補強固定部材
113,123 滑り止め部
114 位置合わせ凸部
124 連結解除ボタン
131,132 連結部
211,212 レザーシート
211a,211b 挿入部
211c 凸部
221 本体支持部
222,223 連結アーム部
222a,223a 外側アーム部
222b,223b 内側アーム部
222c,223c 開口部

Claims (15)

  1. 第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結され両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器に装着されるカバー部材であって、
    前記電子機器の第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入される挿入部を両端部に有し、前記電子機器の第1筺体及び第2筺体の形態が前記閉状態と前記開状態との間で変化するときに両筺体それぞれに伴って変形可能なカバー部材本体と、
    前記ヒンジ部の軸に沿って延在するとともに該延在の方向の両端部が該ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結され、前記カバー部材本体の該ヒンジ部に対向している部分を支持するカバー支持部材と、
    を備えたことを特徴とするカバー部材。
  2. 請求項1のカバー部材において、
    前記カバー支持部材は、
    前記ヒンジ部の軸に沿って延在し前記カバー部材本体の該ヒンジ部に対向している部分を支持する本体支持部と、
    前記本体支持部の両端部から前記ヒンジ部のそれぞれ対応する端部に向けて延びるように設けられ、前記本体支持部の端部との距離が変化する向きに移動可能に前記ヒンジ部の軸の端部が連結される連結アーム部と、を有することを特徴とするカバー部材。
  3. 請求項1又は2のカバー部材において、
    前記カバー部材本体の前記筺体に対向する表面は、該筺体の表面に対する摩擦係数を高める加工が施されていることを特徴とするカバー部材。
  4. 請求項1又は2のカバー部材において、
    前記カバー部材本体の前記筺体に対向する表面は、該筺体の表面に対して粘着性を有し、又は該筺体の表面に対して粘着性を有する粘着部材が設けられていることを特徴とするカバー部材。
  5. 請求項1又は2のカバー部材において、
    前記カバー部材本体は、前記電子機器の発光部で発する光又は受光部で受ける光を通過させる開口部が形成されていることを特徴とするカバー部材。
  6. 請求項1乃至5のいずれかのカバー部材において、
    前記カバー部材本体が革又は布で形成されていることを特徴とするカバー部材。
  7. 請求項1乃至5のいずれかのカバー部材において、
    前記カバー部材本体が、電気信号で画像を表示する画像表示フィルムで形成され、前記電子機器から該電気信号を受ける端子を有することを特徴とするカバー部材。
  8. 請求項1乃至6のいずれかのカバー部材において、
    前記カバー部材本体が、光を受けて発電する光発電フィルムで形成され、該光発電フィルムで発生した電流を前記電子機器に出力する端子を有することを特徴とするカバー部材。
  9. 第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結され両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器であって、
    請求項1乃至8のいずれかのカバー部材における前記カバー支持部材の両端部が前記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結されるとともに、前記カバー部材における前記カバー部材本体の両端部に設けられた前記挿入部に第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されることにより、前記カバー部材を装着可能に構成され、
    前記カバー支持部材の両端部はそれぞれ、前記ヒンジ部の軸の端部に対して着脱可能に連結されていることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項9の電子機器において、
    前記カバー支持部材の端部の連結を解除するように操作可能な連結解除操作手段を備えたことを特徴とする電子機器。
  11. 第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結され両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器であって、
    請求項1乃至8のいずれかのカバー部材における前記カバー支持部材の両端部が前記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結されるとともに、前記カバー部材における前記カバー部材本体の両端部に設けられた前記挿入部に第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されることにより、前記カバー部材を装着可能に構成され、
    前記カバー部材本体の挿入部に挿入される第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部の表面に、該挿入部の内面との摩擦係数を高めた滑り止め部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11の電子機器において、
    前記滑り止め部は、カバープレートを着脱可能に構成されていることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項9乃至12のいずれかの電子機器において、
    前記カバー部材本体の挿入部に挿入される第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部を、該第1筺体及び該第2筺体の他の部分よりも表面高さが低くなるように薄くしたことを特徴とする電子機器。
  14. 請求項9乃至13のいずれかの電子機器において、
    請求項1乃至8のいずれかのカバー部材における前記カバー支持部材の両端部が前記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結されるとともに、前記カバー部材における前記カバー部材の両端部に設けられた前記挿入部に第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されることにより、前記カバー部材が装着されていることを特徴とする電子機器。
  15. 第1筺体及び第2筺体それぞれの端部がヒンジ部を介して連結され両筺体が積層された閉状態と両筺体が展開された開状態とを取り得る折畳式の電子機器であって、
    請求項1乃至8のいずれかのカバー部材における前記カバー支持部材の両端部が前記ヒンジ部の軸の両端部それぞれに連結されるとともに、前記カバー部材における前記カバー部材本体の両端部に設けられた前記挿入部に第1筺体及び第2筺体それぞれの先端部が挿入されることにより、前記カバー部材が装着されていることを特徴とする電子機器。
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