JP2009025017A - 操作監視装置、ナビゲーション装置、及び、操作監視方法 - Google Patents

操作監視装置、ナビゲーション装置、及び、操作監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作領域への誤操作による不適切な動作を防ぐことができ、且つ、操作領域を目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる操作監視装置、その操作監視装置を備えたナビゲーション装置、および、その操作監視装置で用いられる操作監視方法を提供する。
【解決手段】操作監視装置1は、利用者の接触によって選択された操作領域5を利用者に認識させるための通知を行い、その通知の後に利用者の操作を監視して操作領域5の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、利用者の接触によって行われる操作を監視する操作監視装置、その操作監視装置を備えたナビゲーション装置、及び、その操作監視装置で用いられる操作監視方法に関する。
静電容量の変化を計測することで利用者の接触を検出する静電スイッチなど、利用者の接触を検出する接触検出スイッチは、その操作領域に触れるだけで操作が可能であるため、その良好な操作性から様々な機器において用いられている。
例えば、特許文献1に示される車両の合図表示装置においては、ハザードランプの点滅やホーンの鳴動を実行するスイッチに静電スイッチを用いることで操作性の向上を実現している。
特開2005−41347
しかしながら、特許文献1の装置では、静電スイッチの操作領域に接触されたことを検出すると、操作領域に割り当てられた動作を直ちに実行してしまうので、例えば、接触する意図のない操作領域に触れるという誤操作をしてしまった場合、不適切なハザードランプの点滅やホーンの鳴動がなされてしまうという問題があり、危険な状態に陥るおそれがあった。また、特に車両走行中は、利用者は走行方向に注意を向ける必要があるので、これら操作領域は目視されずに手探りで接触されることになり、より誤操作が起こりやすいという問題があった。そして、本発明が解決しようとする課題としては、操作領域への誤操作によって不適切な動作がなされるという問題と、操作領域を目視することなく操作したとき誤操作が起こりやすいという問題とがそれぞれ一例としてあげられる。
したがって、本発明の目的は、操作領域への誤操作による不適切な動作を防ぐことができ、且つ、操作領域を目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる操作監視装置、その操作監視装置を備えたナビゲーション装置、および、その操作監視装置で用いられる操作監視方法を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1に記載の操作監視装置は、1または複数の操作領域を備え且つ利用者に接触される操作部と、前記操作部における接触位置を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した接触位置に基づいて前記利用者によって選択された前記操作領域を特定する操作領域特定手段と、を有する操作監視装置において、前記操作領域特定手段によって特定された操作領域を前記利用者に認識させるための通知を行う操作領域通知手段と、前記操作領域通知手段が前記特定された操作領域を通知したあと、前記検出手段の検出した接触位置を監視し、該接触位置に基づいて前記特定された操作領域の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出する操作検出手段と、を有することを特徴とするものである。
請求項6に記載のナビゲーション装置は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の操作監視装置を有することを特徴とするものである。
請求項7に記載の操作監視方法は、1または複数の操作領域を備え且つ利用者に接触される操作部と、前記操作部における接触位置を検出する検出手段と、を有する操作監視装置において用いられる操作監視方法であって、前記検出手段が検出した接触位置に基づいて前記利用者によって選択された前記操作領域を特定する操作領域特定工程と、前記操作領域特定工程において特定された操作領域を前記利用者に認識させるための通知を行う操作領域通知工程と、前記特定された操作領域を通知したあと、前記検出手段の検出した接触位置を監視し、該接触位置に基づいて前記特定された操作領域の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出する操作検出工程と、を有することを特徴とする方法である。
次に、本発明にかかる操作監視装置の一実施形態を、図1の図面を参照して説明する。なお、図1は本発明に係る操作監視装置の基本構成の一例を示す構成図である。
操作監視装置1は、図1に示すように、1または複数の操作領域5を備え且つ利用者に接触される操作部4と、前記操作部4における接触位置を検出する検出手段10と、前記検出手段10が検出した接触位置に基づいて前記利用者によって選択された前記操作領域5を特定する操作領域特定手段20aと、を有し、そして、前記操作領域特定手段20aによって特定された操作領域5を前記利用者に認識させるための通知を行う操作領域通知手段20bと、前記操作領域通知手段20bが前記特定された操作領域5を通知したあと、前記検出手段10の検出した接触位置を監視し、該接触位置に基づいて前記特定された操作領域5の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出する操作検出手段20cと、を有している。
操作監視装置1によれば、操作領域通知手段20bが、操作領域特定手段20aによって特定された操作領域5を、利用者に認識させるための通知を行うことから、利用者がその通知により接触した操作領域5を認識できるので、操作領域5を目視することなく意図した操作領域5に接触(即ち、操作領域5を選択)したかどうかを判断することができる。また、その通知のあとに、操作検出手段20cが、特定された操作領域5の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出することから、利用者が操作領域5に接触した時点ではその選択が確定されず、操作領域通知手段20bの通知に基づいて、選択を確定させる操作または選択を取り消す操作ができるので、例えば、意図しない操作領域5に接触してしまった場合など、選択を取り消す操作によって操作領域5の選択を取り消すことで誤操作を防止することができる。よって、操作領域5への誤操作による不適切な動作を防ぐことが可能となり、且つ、操作領域5を目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる。
また、前記操作検出手段20cが、前記特定された操作領域5への接触が予め定められた選択確定時間以上継続したとき前記選択が確定されたことを検出し、且つ、前記特定された操作領域5への接触が前記選択確定時間未満で離れたとき前記選択が取り消されたことを検出する手段であってもよい。このようにすることにより、接触した操作領域5が意図したものであれば一定時間接触を継続して選択を確定でき、接触した操作領域5が意図しないものであれば一定時間未満で接触を離すことで選択を取り消すことができるので、容易な操作で選択の確定または選択の取消ができ、操作監視装置1の操作性を向上させることができる。
また、前記操作部4が、前記操作領域5に近接して配置された選択取消領域6を備えており、前記操作検出手段20cが、前記特定された操作領域5への接触が離れたとき前記選択が確定されたことを検出し、且つ、前記特定された操作領域5への接触が前記操作部4への接触を維持したままスライドされて前記選択取消領域6に移動したとき前記選択が取り消されたことを検出する手段であってもよい。このようにすることにより、接触した操作領域5が意図したものであればその操作領域5から接触を離すことで選択を確定でき、接触した操作領域5が意図しないものであれば選択取消領域6に接触を移動することで選択を取り消すことができるので、容易な操作で選択の確定または選択の取消ができ、操作監視装置1の操作性を向上させることができる。
また、前記操作領域通知手段20bが、音声による通知を行う手段であってもよい。このようにすることにより、利用者が操作領域5を目視することなく、接触した操作領域5を認識することができるので、例えば、車両走行中における操作などにおいて、利用者が走行方向に注意を向けたまま適切な操作ができ、より安全な操作が可能となって、操作監視装置1の操作性をさらに向上させることができる。
また、前記操作領域5が、前記利用者が接触によって前記操作領域5を区別するためにその接触面に突出して形成された識別突出部を有していてもよい。このようにすることにより、操作領域通知手段20bによる通知に加え、操作領域5に対する触感によっても接触した操作領域5を判断することができるため、接触した操作領域5が意図したものかどうかの判断がさらに容易にでき、操作監視装置1の操作性をさらに向上させることができる。
また、ナビゲーション装置に請求項1〜5のいずれか一項に記載の操作監視装置1を備えてもよい。このようにすることにより、利用者が前記通知により接触した操作領域5を認識できるので、操作領域5を目視することなく意図した操作領域5に接触(即ち、操作領域5を選択)したかどうかを判断することができる。また、利用者が操作領域5に接触した時点ではその選択が確定されず、前記通知に基づいて、選択を確定させる操作または選択を取り消す操作ができるので、例えば、意図しない操作領域5に接触してしまった場合など、選択を取り消す操作によって操作領域5の選択を取り消すことで誤操作を防止することができる。よって、操作領域5への誤操作による不適切な動作を防ぐことが可能となり、且つ、操作領域5を目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる。
本発明の一実施形態にかかる操作監視方法は、1または複数の操作領域5を備え且つ利用者に接触される操作部4と、前記操作部4における接触位置を検出する検出手段10と、を有する操作監視装置1において用いられる操作監視方法であって、前記検出手段10が検出した接触位置に基づいて前記利用者によって選択された前記操作領域5を特定する操作領域特定工程と、前記操作領域特定工程において特定された操作領域5を前記利用者に認識させるための通知を行う操作領域通知工程と、前記特定された操作領域5を通知したあと、前記検出手段10の検出した接触位置を監視し、該接触位置に基づいて前記特定された操作領域5の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出する操作検出工程と、を有している。
この操作監視方法によれば、操作領域特定工程において特定した操作領域5を、利用者に認識させるための通知を行うことから、利用者がその通知により接触した操作領域5を認識できるので、操作領域5を目視することなく意図した操作領域5に接触(即ち、操作領域5を選択)したかどうかを判断することができる。また、その通知のあとの操作検出工程において、特定された操作領域5の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出することから、利用者が操作領域5に接触した時点ではその選択が確定されず、操作領域通知工程における通知に基づいて選択を確定させる操作または選択を取り消す操作ができるので、例えば、意図しない操作領域5に接触してしまった場合など、選択を取り消す操作によって操作領域5の選択を取り消すことで誤操作を防止することができる。よって、操作領域5への誤操作による不適切な動作を防ぐことが可能となり、操作領域5を目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる。
(実施例1)
次に、本発明の第1の実施形態について、図2〜9を参照して説明する。なお、第1の実施形態および後述の第2の実施形態においては、車両等に搭載されるナビゲーション装置への適用例について記載しているが、これ以外にも、接触を検出するスイッチによって操作する装置であれば適用が可能である。
図2は、音楽再生機能を有するナビゲーション装置2の全体構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置2は、CPU(Central Processing Unit)20と、ROM(Read Only Memory)31と、RAM(Random Access Memory)32と、HDD(Hard Disk Drive)33と、操作部4と、操作検出部10と、表示部41と、センサ部44と、GPS(Grobal Positioning System)受信部45と、マルチメディア処理部51と、を備えており、それぞれがバス60によって互いに接続されている。
CPU20は、ナビゲーション装置2全体の動作を制御する。CPU20は、ナビゲーション装置2の各構成要素とバス60を介して接続され、ROM31に格納される制御プログラムを読み出して実行し、RAM32に処理中のデータを一時的に保持する。なお、ROM31に格納される制御プログラムには、CPU20を、操作領域特定手段、操作領域通知手段、および、操作検出手段として機能させるプログラムが含まれる。そして、CPU20は当該制御プログラムを読み出して実行し、操作領域特定手段、操作領域通知手段、および、操作検出手段として機能する。また、ROM31には、前記制御プログラムの他に、操作部4への接触判定に用いる発振回路12の定常周波数、操作領域5への接触を判定するための接触基準周波数、操作領域5の選択を確定する接触が一定時間行われたかどうか判定するための選択確定時間、および、接触された操作領域5を通知するための通知メッセージデータ、などが格納されている。また、本実施形態においては、定常周波数は300、接触基準周波数は100、選択確定時間は2秒に、設定されている。
操作部4は、図5に示すように、合成樹脂で形成された平板状のパネル61表面下部に位置し、操作部4上にはナビゲーション装置2の操作をするための操作領域5a〜5c、および、音量調整のための音量調整領域7a、7bを示す印刷が施されており、詳細には、操作領域5aにはDVD(Digital Versatile Disk)または、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)を載せるディスクトレイの開閉を示す「OPEN/CLOSE」、操作領域5bにはナビゲーション機能の起動を示す「NAVI」、操作領域5cにはオーディオ機能の起動を示す「AUDIO」、音量調整領域7aには音量アップを示す「▲」、音量調整領域7bには音量ダウンを示す「▼」、がそれぞれ配されている。そして、操作領域5a〜5cに隣接して選択取消領域6が配設されているが、特にその領域を示す印刷等は施されていない。
操作検出部10は、請求項の検出手段に相当し、図3に示すように、パッド11a〜11fと、前記パッド11a〜11fに接続された発振回路12a〜12fと、発振回路12a〜12fに接続されたカウンタ13a〜13fと、を備えている。
パッド11a〜11fは、図6、7に示すように、パネル61裏面側に接するように回路基板62上に設けられた、例えば、銅等からなる矩形状の金属箔である。また、パッド11a〜11fは、操作領域5a〜5c、音量調整領域7a、7b、および、選択取消領域6と、それぞれ重ね合わさる位置に配設されている。パッド11a〜11fは、回路基板62に配設される図示しない配線パターンと同様にエッチング等によって形成されており、図4に示すように、利用者の指などが近づくことによって、接地部(GND)との間に静電容量(即ち、仮想的なコンデンサCx)を生じ、また、指などの近づき度合いによってその静電容量が変化するものである。
発振回路12a〜12fは、図4に示すように、シュミットトリガ形のインバータ(論理反転)IC(Integrated Circuit、集積回路)、インバータICと並列に接続された帰還抵抗用の固定抵抗器R、および、直線性補正用のコンデンサCからなり、インバータICの入力端子には、パッド11a〜11fがそれぞれ接続されている。そして、発振回路12a〜12fは、電源が投入されると定常周波数で発振し、それぞれのインバータICの入力端子に接続されるパッド11a〜11fが生じる静電容量により、その発振周波数が変化するものである。
カウンタ13a〜13fは、発振回路12a〜12fに接続されており、それらの単位時間あたりの発振回数をカウントするICである。そして、カウンタ13a〜13fには、それら内部にカウント数が格納された読み出し専用のレジスタが設けられており、CPU20からのアクセスが可能なように、バス60に接続されている。また、レジスタに格納されたカウント数は常に現時点の値を示すよう常時更新されている。
そして、上記パッド11a〜11f、発振回路12a〜12f、カウンタ13a〜13fによって、パッド11への接触状態(近づき度合い)に応じて変化する発振回路12の発振周波数をカウンタ13でカウントすることにより、操作領域5a〜5c、音量調整領域7a、7b、および、選択取消領域6への接触状態を検出する。また発振回路12においては、接触がないときは回路定数で定まる一定の周波数(即ち、定常周波数)で発振し、接触が近づくほどパッド11の静電容量が増加して発振周波数が低下する。これら回路動作については特開平10−104292にその詳細が開示されている。
操作領域への接触判定の一例を示すと、例えば、図8に示すような操作部4(詳細には、操作領域5aの右端、および、操作領域5aと操作領域5bとの間)への接触に応じて、カウンタ13aのカウント数が50、カウンタ13bのカウント数が150、カウンタ13cのカウント数が300、カウンタ13fのカウント数が200、という値に変化したとすると、各カウント数と接触基準周波数(即ち、100)とを比較して、カウント数が接触基準周波数より小さいとき、そのカウント数が格納されていたカウンタを特定し、発振回路を介してそのカウンタに接続されたパッドに積層された操作領域が接触されたものと判定する。上記例では、カウンタ13aのカウント数が接触基準周波数より小さいので、カウンタ13aに対応する操作領域5aが接触されたものと判定する。なお、音量調整領域7a、7b、および、選択取消領域6についても、上記と同様に、それら領域に対応するカウンタのカウント数に基づいて、それら領域への接触を判定する。
表示部41は、LCDディスプレイ42と表示制御部(図示なし)と音声処理部43とで構成され、利用者に対して映像情報および音声情報を表示するものである。LCDディスプレイ42は、画像や文字情報を表示する表示手段であり、液晶表示素子などから構成されている。表示制御部は、LCDディスプレイ42に表示する表示データを生成する手段であり、集積回路等で構成される。LCDディスプレイ42は、パネル61上に配設されており、表示制御部の生成する画像信号に基づいて、ナビゲーション装置2の操作を行う機能メニュー画面や音楽再生操作を行う曲名選択操作画面等の各種操作画面、地図や車両位置が表示されるナビゲーション画像、または、映画などの映像等が表示される。
音声処理部43は、例えば、パルス符号変調された音声データを可聴信号に変換して音声として出力する音声処理ICなどからなり、CPU20の制御の下、ROM31又はマルチメディア処理部51などから音声データを取得して、接触が検出された操作領域を通知する通知メッセージ音声、車両の進路をナビゲートする音声、または、音楽などを出力する。
HDD33は、例えば数GB〜数十GBの記憶容量を有し、種々の圧縮方法で圧縮された、あるいは、非圧縮の画像データや、音楽データ等のコンテンツデータ、および、利用者データ等を記憶する。ナビゲーション装置2の動作時に、CPU20または後述のマルチメディア処理部51によって、HDD33に記憶されているデータへのアクセスが行われる。
センサ部44は、自車位置を検出するために必要な各種センサを含んで構成されている。具体的には、車両の走行状態を検出するための距離センサ、方位センサ、Gセンサ等を含んでいる。なお、Gセンサは、傾斜を判断するセンサであり、これにより上下に並行して走る道路の判断(例えば、高速道路と一般道の判断)や上下に交差した道路の判断等を行う。
GPS受信部45は、GPS衛星からの電波を受信し、測位データを出力する。センサ部44からのセンサ出力とGPS受信部45からの測位データに基づいて、CPU20が総合的に走行車両の現在地を検出する。
マルチメディア処理部51は、DSP(Digital Signalling Processor)等で構成され、CPU20からの再生要求に従い、HDD33に記憶されている画像データや音声データを、表示部41で取り扱い可能な情報形式に復号処理して、表示部41に送信するものである。HDD33に記憶されている画像データのデータ形式には、例えば、動画ではMPEG4(Moving Picture Experts Group 4)等、静止画ではJPEG(Joint Photographic Experts Group)等の画像符号化方式が用いられており、マルチメディア処理部51での画像復号処理により伸長された画像信号は、表示部41の表示制御部に送られてLCDディスプレイ42に表示される。また、音楽データのデータ形式には、MP3(MPEG−1 Audio Layer 3)、AAC(Advanced Audio Coding)等の音声符号化方式が用いられており、画像データと同様に、マルチメディア処理部51での音声復号処理により伸長された音声データは、表示部41の音声処理部に送られ可聴信号として再生される。なお、画像データや音声データを記憶する記憶媒体は、HDD33に限定されるものではなく、DVD(Digital Versatile Disk)等の記憶媒体でもよい。
次にナビゲーション装置2の操作領域5a〜5c選択時における、CPU20が行う本発明にかかる処理(操作領域選択処理)の一例について、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、音量調整領域7a、7bについては誤操作の影響が小さいため、本発明に係る処理は適用しない。また、第1の実施形態において、選択取消領域6、パッド11f、発振回路12f、カウンタ13fは使用しない。
ナビゲーション装置2に電源が投入されて所定の初期化処理がなされた後、CPU20は、ステップS110の処理に進む。
CPU20は操作検出部10内のカウンタ13a〜13eに設けられた各レジスタを参照してカウント数を取得し、各カウント数に基づいて操作部4に対する接触があったかどうかを判定する(S110)。詳細には、ROM31に格納されている定常周波数と取得した各カウント数とを比較して、定常周波数より小さいカウント数が検出されたときは操作部4に対する接触ありと判定してステップS120に進み(S110でY)、各カウント数が定常周波数以上のときは接触なしと判定して、引き続き、前記レジスタを参照して操作部4への接触有無を監視する(S110でN)。
操作部4に対する接触ありと判定すると、取得した各カウント数を互いに比較して、最小カウント数(即ち、接触位置)を判定する(S120)。そして、ステップS130に進む。
次に、操作領域5a〜5cへの接触を判定する。即ち、最小カウント数だったカウンタに対応する操作領域が、操作領域5a〜5cのいずれかに該当するかを判定し、該当する場合はさらに最小カウント数が接触基準周波数より小さいかどうかを判定する(S130)。操作領域5a〜5cのいずれかに該当し、且つ、最小カウント数が接触基準周波数より小さいときは、操作領域5a〜5cのいずれかへの接触がなされたものとして、次のステップに進む(S130でY)。これ以外の場合は、操作領域5a〜5cへの接触がないものとして本フローチャートの処理を終了する(S130でN)。
操作領域5a〜5cのいずれかへの接触があったと判定すると、各カウント数に基づいて、操作領域5a〜5cの中から接触(即ち、選択)されている領域を特定し、特定した操作領域をRAM32に一時的に記憶して、操作領域への接触時間を計測するタイマをスタートさせる(S140)。そして、ステップS150に進む。
次に、特定した操作領域を利用者に通知するために、音声処理部43に対して、特定した操作領域に対応する可聴信号を発生させる命令を送信する(S150)。これにより、音声処理部43は、ROM31に格納されている通知メッセージ(例えば、「ディスクトレイ開閉スイッチを選択しています」、「NAVIスイッチを選択しています」、「AUDIOスイッチを選択しています」など)データを取得して、可聴信号に変換して(即ち、音声メッセージを)出力する。そして、ステップS160に進む。
次に、再度、カウンタ13a〜13eに設けられた各レジスタを参照してカウント数を取得し、取得した各カウント数を互いに比較して、最小カウント数(即ち、接触位置)を判定する(S160)。そして、次のステップに進む。
次に、特定した操作領域が接触され続けているかを判断する。詳細には、最小カウント数だったカウンタに対応する操作領域が、RAM32に記憶した操作領域と一致するかどうかを判定し、一致した場合は、さらに、最小カウント数が接触基準周波数より小さいかどうかを判定する(S170)。それぞれの操作領域が一致し且つ最小カウント数が接触基準周波数より小さいとき、特定した操作領域への接触が継続されているものと判断して、ステップS180に進む(S170でY)。これ以外の場合は、特定した操作領域への接触がないと判断して、ステップS175に進む(S170でN)。
特定した操作領域への接触がないと判断したあと、他の操作領域が接触されているかを判断する。詳細には、最小カウント数だったカウンタに対応する操作領域が、操作領域5a〜5cのいずれかに該当するか判定し、該当する場合は、さらに、最小カウント数が接触基準周波数より小さいかを判定する(S175)。そして、操作領域5a〜5cのいずれかに該当し、且つ、最小カウント数が接触基準周波数より小さいときは、他の操作領域へ接触が移動したものとして、つまり、他の操作領域が新たに選択されたものと判断し、ステップS140でスタートしたタイマをリセットして、ステップS140に進む(S175でY)。これ以外の場合は、特定した操作領域への接触が選択確定時間経過前に離れたものと判断して本フローチャートの処理を終了する(S175でN)。
特定した操作領域への接触が継続されていると判断すると、ステップS140でスタートしたタイマを参照し、選択確定時間以上経過しているか判定する(S180)。選択確定時間以上経過しているときは、ステップS190に進む(S180でY)。選択確定時間未満であれば、再度カウント数の取得を行うためステップS160に進む(S180でN)。
タイマで計測している時間が選択確定時間以上経過していると判断すると、特定した操作領域の選択を確定し、該選択確定された操作領域に対応する処理を呼び出す(S190)。そして、本フローチャートの処理を終了する。
そして、ナビゲーション装置2の操作領域を選択するときは、上記ステップS110〜S190の動作を繰り返して実行する。なお、上記ステップS140は、請求項の操作領域特定工程に相当し、ステップS150は、請求項の操作領域通知工程に相当し、ステップS170、S175、および、S180は、請求項の操作検出工程に相当する。
次に、第1の実施形態のナビゲーション装置2において、利用者の操作に伴う動作例について説明する。
まず、ナビゲーション装置2は、操作部4への接触を監視し、例えば、利用者が操作領域5aに接触すると、操作検出部10内のカウンタ13a〜13eにおけるカウント数に変化が現れて、その接触が検出される。そして、各カウント数から操作領域5aが接触(選択)されていることが特定されると、操作領域5aが接触されている旨の音声メッセージ(例えば、「ディスクトレイ開閉スイッチが選択されています」)を出力し、接触時間の計測を開始する。そして、操作部4への接触を引き続き監視する。
そして、接触時間が選択確定時間(2秒)を経過した場合は、操作領域5aの選択が確定されたものとして、操作領域5aに割り当てられたナビゲーション装置2の動作を実行する。
また、接触時間が選択確定時間に至る前に、他の操作領域、例えば、操作領域5bに接触が移動したときは、操作領域5bが新たに特定されたものとして、操作領域5bが接触されている旨の音声メッセージ(例えば、「NAVIスイッチが選択されています」)を出力し、接触時間の計測をリセットしたのち再度計測を開始する。そして、操作部4への接触を引き続き監視する。
また、接触時間が選択確定時間に至る前に操作領域5aへの接触が離れ且つ他の操作領域5b、5cへの接触もない場合は、操作領域5aが選択されなかったものとして動作を終了する。
本実施形態によれば、利用者が音声メッセージによって、接触した操作領域5a〜5cを認識できるので、操作領域5a〜5cを目視することなく意図した操作領域に接触(即ち、操作領域を選択)したかどうかを判断することができる。また、利用者が操作領域5a〜5cに接触した時点ではその選択が確定されず、前記音声メッセージに基づいて、操作領域の選択を確定させる操作または選択を取り消す操作ができるので、例えば、意図しない操作領域に接触してしまった場合など、選択を取り消す操作によって操作領域の選択を取り消すことで誤操作を防止することができる。よって、操作領域5a〜5cへの誤操作による不適切な動作を防ぐことが可能となり、且つ、操作領域5a〜5cを目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる。
また、接触した操作領域が意図したものであれば、選択確定時間以上その接触を継続することで選択を確定でき、接触した操作領域が意図しないものであれば、選択確定時間が経過する前にその接触を離すことで選択を取り消すことができるので、容易な操作で選択の確定または選択の取消ができ、操作性を向上させることができる。
また、特定した操作領域への接触時間が選択確定時間に至る前に、特定した操作領域への接触を他の操作領域に移動することで、新たに他の操作領域を選択することができるので、意図しない操作領域に接触してしまった場合など、一連の操作で操作領域の再選択を行うことができ、操作性を向上させることができる。
また、音声メッセージによって接触した操作領域が通知されることから、利用者が操作領域5a〜5cを目視することなく、接触した操作領域を認識することができるので、例えば、車両走行中における操作などにおいて、利用者が走行方向に注意を向けたまま適切な操作ができ、より安全な操作が可能となって、操作性をさらに向上させることができる。
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施形態について、図2〜8、図10を参照して説明する。なお、本実施形態におけるナビゲーション装置2の構成については、前述した第1の実施形態と同一であり、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
以下に、ナビゲーション装置2の操作領域5a〜5c選択時における、CPU20が行う本発明にかかる処理(操作領域選択処理)の一例について、図10のフローチャートを参照して説明する。なお、音量調整領域7a、7bについては誤操作の影響が小さいため、本発明に係る処理は適用しない。また、フローチャートのステップS110〜S130、S150、S160については、前述した第1の実施形態と同一であり、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
ステップS240では、操作領域への接触があったと判定すると、各カウント数に基づいて、操作領域5a〜5cの中から接触(即ち、選択)されている領域を特定し、特定した操作領域をRAM32に一時的に記憶する(S240)。そして、ステップS150に進む。
ステップS270では、選択取消領域6が接触されているかを判断する。詳細には、ステップS160で最小カウント数と判定されたカウンタが選択取消領域6に対応するカウンタ13fであるかどうかを判定し、カウンタ13fと判定された場合は、さらに、最小カウント数が接触基準周波数より小さいかどうかを判定する(S270)。最小カウント数がカウンタ13fのものであり、且つ、最小カウント数が接触基準周波数より小さいと判定されると、特定された操作領域の選択が取り消されたものと判断して本フローチャートの処理を終了する(S270でY)。これ以外の場合は、ステップS275に進む(S270でN)。
ステップS275では、他の操作部への接触があるかを判断する。詳細には、最小カウント数のカウンタに対応する操作領域が、操作領域5a〜5cに該当するかどうかを判定し、該当すると判定された場合は、さらに、最小カウント数のカウンタに対応する操作領域と、RAM32に格納された操作領域と、が一致するかどうかを判定し、一致しないと判定された場合は、さらに、最小カウント数が接触基準周波数より小さいかどうかを判定する(S275)。そして、最小カウント数のカウンタに対応する操作領域が操作領域5a〜5cに該当し、且つ、RAM32に格納された操作領域とは一致せず、且つ、最小カウント数が接触基準周波数より小さいと判定されると、他の操作領域が接触されたものと判断して、ステップS240に進む(S275でY)。これ以外の場合は、ステップS280に進む(S275でN)。
ステップS280では、特定した操作領域への接触があるかを判断する。詳細には、最小カウント数のカウンタに対応する操作領域と、RAM32に格納された操作領域と、が一致するかどうかを判定し、一致すると判定された場合は、さらに、最小カウント数が接触基準周波数より小さいかどうかを判定する(S280)。そして各操作領域が一致し、且つ、最小カウント数が接触基準周波数より小さいと判定されたときは、特定した操作領域への接触があるものと判断して、ステップS160に進む(S280でY)。これ以外の場合は、特定した操作領域から接触が離れたと判断し、ステップS290に進む(S280でN)。
特定した操作領域から接触が離れたと判断すると、特定した操作領域の選択を確定し、即ち、RAM32に記憶されている操作領域の選択が確定したものと判断して、該選択確定された操作領域に対応する処理を呼び出す(S290)。そして、本フローチャートの処理を終了する。
そして、ナビゲーション装置2の操作領域を選択するときは、上記ステップS110〜S290の動作を繰り返して実行する。なお、上記ステップS240は、請求項の操作領域特定工程に相当し、ステップS150は、請求項の操作領域通知工程に相当し、ステップS270、S275、および、S280は、請求項の操作検出工程に相当する。
次に、第2の実施形態のナビゲーション装置2において、利用者の操作に伴う動作例について説明する。
まず、ナビゲーション装置2は、操作部4への接触を監視し、利用者が操作領域5aに接触すると、操作検出部10内のカウンタ13a〜13fにおけるカウント数に変化が現れて、その接触が検出される。そして、各カウント数から操作領域5aが接触(選択)されていることが特定されると、操作領域5aが接触されている旨の音声メッセージ(例えば、「ディスクトレイ開閉スイッチが選択されています」)を出力する。そして、操作部4への接触を引き続き監視する。
そして、操作領域5aへの接触が離れた且つ他の操作領域5b、5cへの接触もない場合は、操作領域5aの選択が確定されたものとして、操作領域5aに割り当てられたナビゲーション装置2の動作を実行する。
また、他の操作領域、例えば、操作領域5bに接触が移動したときは、操作領域5bが新たに特定されたものとして、操作領域5bが接触されている旨の音声メッセージ(例えば、「NAVIスイッチが選択されています」)を出力する。そして、操作部4への接触を引き続き監視する。
また、選択取消領域6が接触された場合は、操作領域5aが選択されなかったものとして動作を終了する。
本実施形態によれば、利用者が音声メッセージによって、接触した操作領域5a〜5cを認識できるので、操作領域5a〜5cを目視することなく意図した操作領域に接触(即ち、操作領域を選択)したかどうかを判断することができる。また、利用者が操作領域5a〜5cに接触した時点ではその選択が確定されず、前記音声メッセージに基づいて、操作領域の選択を確定させる操作または選択を取り消す操作ができるので、例えば、意図しない操作領域に接触してしまった場合など、選択を取り消す操作によって操作領域の選択を取り消すことで誤操作を防止することができる。よって、操作領域5a〜5cへの誤操作による不適切な動作を防ぐことが可能となり、且つ、操作領域5a〜5cを目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる。
また、接触した操作領域が意図したものであればその操作領域から接触を離すことで選択を確定でき、接触した操作領域が意図しないものであれば選択取消領域6に接触を移動することで選択を取り消すことができるので、容易な操作で選択の確定または選択の取消ができ、操作性を向上させることができる。
また、特定した操作領域への接触を、操作部4への接触を維持したまま、他の操作領域に移動することで、新たに他の操作領域を選択することができるので、意図しない操作領域に接触してしまった場合など、一連の操作で操作領域の再選択を行うことができ、操作性を向上させることができる。
また、音声メッセージによって接触した操作領域が通知されることから、利用者が操作領域5a〜5cを目視することなく、接触した操作領域を認識することができるので、例えば、車両走行中における操作などにおいて、利用者が走行方向に注意を向けたまま適切な操作ができ、より安全な操作が可能となって、操作性をさらに向上させることができる。
なお、第1および第2の実施形態においては、各操作領域5はパネル61上に施された印刷で示されているが、例えば、図11、12に示すように、各操作領域毎に異なる形状の識別突出部9a〜9cを各操作領域の表面(接触面)に設けるなどして、接触によって操作領域を区別できるように形成しても良い。このようにすることにより、音声メッセージに加えて触感によっても接触している操作領域を判断できるため、より適切な操作が可能となる。また、音声メッセージによる通知以外にも、例えば、利用者の視認しやすい場所に各操作領域に対応したランプ等を設けて、そのランプの点灯又は点滅などにより接触された操作領域を通知しても良い。
また、第1および第2の実施形態においては、静電スイッチの静電容量をRC発振回路の発振周波数に基づいて測定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、静電スイッチの静電容量への充電時間を計測して静電容量を算出するなど、静電容量の変化を検出できる構成であればどのようなものでもよい。
前述した実施例によれば、以下のナビゲーション装置および操作監視方法が得られる。
(付記1)
1または複数の操作領域5a〜5cを備え且つ利用者に接触される操作部4と、前記操作部4における接触位置を検出する操作検出部10と、前記操作検出部10が検出した接触位置に基づいて前記利用者によって選択された前記操作領域5a〜5cを特定するCPU20と、を有するナビゲーション装置2において、前記CPU20によって特定された操作領域5a〜5cを前記利用者に認識させるための通知を行うCPU20と、前記CPU20が前記特定された操作領域5a〜5cを通知したあと、前記操作検出部10の検出した接触位置を監視し、該接触位置に基づいて前記特定された操作領域5a〜5cの選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出するCPU20と、を有することを特徴とするナビゲーション装置2。
このナビゲーション装置2によれば、CPU20が、CPU20によって特定された操作領域5a〜5cを、利用者に認識させるための通知を行うことから、利用者がその通知により接触した操作領域5a〜5cを認識できるので、操作領域5a〜5cを目視することなく意図した操作領域5a〜5cに接触(即ち、操作領域5a〜5cを選択)したかどうかを判断することができる。また、その通知のあとに、CPU20が、特定された操作領域5a〜5cの選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出することから、利用者が操作領域5a〜5cに接触した時点ではその選択が確定されず、CPU20の通知に基づいて、選択を確定させる操作または選択を取り消す操作ができるので、例えば、意図しない操作領域5a〜5cに接触してしまった場合など、選択を取り消す操作によって操作領域5a〜5cの選択を取り消すことで誤操作を防止することができる。よって、操作領域5a〜5cへの誤操作による不適切な動作を防ぐことが可能となり、且つ、操作領域5a〜5cを目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる。
(付記2)
1または複数の操作領域5a〜5cを備え且つ利用者に接触される操作部4と、前記操作部4における接触位置を検出する操作検出部10と、を有するナビゲーション装置2において用いられる操作監視方法であって、前記操作検出部10が検出した接触位置に基づいて前記利用者によって選択された前記操作領域5a〜5cを特定する操作領域特定工程と、前記操作領域特定工程において特定された操作領域5a〜5cを前記利用者に認識させるための通知を行う操作領域通知工程と、前記特定された操作領域5a〜5cを通知したあと、前記操作検出部10の検出した接触位置を監視し、該接触位置に基づいて前記特定された操作領域5a〜5cの選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出する操作検出工程と、を有することを特徴とする操作監視方法。
この操作監視方法によれば、操作領域特定工程において特定した操作領域5a〜5cを、利用者に認識させるための通知を行うことから、利用者がその通知により接触した操作領域5a〜5cを認識できるので、操作領域5a〜5cを目視することなく意図した操作領域5a〜5cに接触(即ち、操作領域5a〜5cを選択)したかどうかを判断することができる。また、その通知のあとの操作検出工程において、特定された操作領域5a〜5cの選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出することから、利用者が操作領域5a〜5cに接触した時点ではその選択が確定されず、操作領域通知工程における通知に基づいて選択を確定させる操作または選択を取り消す操作ができるので、例えば、意図しない操作領域5a〜5cに接触してしまった場合など、選択を取り消す操作によって操作領域5a〜5cの選択を取り消すことで誤操作を防止することができる。よって、操作領域5a〜5cへの誤操作による不適切な動作を防ぐことが可能となり、操作領域5a〜5cを目視することなく操作する場合の誤操作を防ぐことができる。
なお、上述した各実施形態は、車両等の移動体に搭載されるナビゲーション装置への適用に関する記述であったが、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、ナビゲーション装置以外にも、カーオーディオ装置、ビデオレコーダ装置等、また、車載装置に限らず、ガスコンロや照明スイッチなどのホーム用機器等、接触を検知するスイッチを搭載できる装置であれば適用可能であり、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の操作監視装置の基本構成を示すブロック図である。 本発明の一覧表示装置を備えたナビゲーション装置の第1および第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図2の操作検出部の構成を示すブロック図である。 図3の発振回路の概略回路構成を示す図である。 図2の操作部に配された操作領域および選択取消領域の配置を示すパネルの正面図である。 図5のX−X線に沿う断面図である。 図5の操作領域および選択取消領域と、それらに対応するパッドの位置関係を示す図である。 図5の操作部への接触の一例を示す図である。 図2のCPU20が行う第1の実施形態に係る操作領域選択処理の概要を示すフローチャートである。 図2のCPU20が行う第2の実施形態に係る操作領域選択処理の概要を示すフローチャートである。 操作領域に識別突出部を設けた構成のパネルの正面図である。 図11のY−Y線に沿う断面図である。
符号の説明
1 操作監視装置
2 ナビゲーション装置
4 操作部
5 操作領域
6 選択取消領域
10 検出手段(操作検出部)
20a 操作領域特定手段(CPU)
20b 操作領域通知手段(CPU)
20c 操作検出手段(CPU)

Claims (7)

  1. 1または複数の操作領域を備え且つ利用者に接触される操作部と、前記操作部における接触位置を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した接触位置に基づいて前記利用者によって選択された前記操作領域を特定する操作領域特定手段と、を有する操作監視装置において、
    前記操作領域特定手段によって特定された操作領域を前記利用者に認識させるための通知を行う操作領域通知手段と、
    前記操作領域通知手段が前記特定された操作領域を通知したあと、前記検出手段の検出した接触位置を監視し、該接触位置に基づいて前記特定された操作領域の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出する操作検出手段と、
    を有することを特徴とする操作監視装置。
  2. 前記操作検出手段が、前記特定された操作領域への接触が予め定められた選択確定時間以上継続したときに前記選択が確定されたことを検出し、且つ、前記特定された操作領域への接触が前記選択確定時間未満で離れたときに前記選択が取り消されたことを検出する手段であることを特徴とする請求項1に記載の操作監視装置。
  3. 前記操作部が、前記操作領域に近接して配置された選択取消領域を備えており、
    前記操作検出手段が、前記特定された操作領域への接触が離れたときに前記選択が確定されたことを検出し、且つ、前記特定された操作領域への接触が前記操作部への接触を維持したままスライドされて前記選択取消領域に移動したときに前記選択が取り消されたことを検出する手段であることを特徴とする請求項1に記載の操作監視装置。
  4. 前記操作領域通知手段が、音声による通知を行う手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の操作監視装置。
  5. 前記操作領域が、前記利用者が接触によって前記操作領域を区別するためにその接触面に突出して形成された識別突出部を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の操作監視装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の操作監視装置を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 1または複数の操作領域を備え且つ利用者に接触される操作部と、前記操作部における接触位置を検出する検出手段と、を有する操作監視装置において用いられる操作監視方法であって、
    前記検出手段が検出した接触位置に基づいて前記利用者によって選択された前記操作領域を特定する操作領域特定工程と、
    前記操作領域特定工程において特定された操作領域を前記利用者に認識させるための通知を行う操作領域通知工程と、
    前記特定された操作領域を通知したあと、前記検出手段の検出した接触位置を監視し、該接触位置に基づいて前記特定された操作領域の選択が確定されたか又は選択が取り消されたかを検出する操作検出工程と、
    を有することを特徴とする操作監視方法。
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