JP2009024176A - 光記録媒体用硬化性樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザー光を用いてデジタル情報を記録する光記録媒体において、硬化前後での体積収縮の少ない液状硬化性樹脂組成物を塗工、硬化させることにより、光透過性の層を形成する際に有効な光記録媒体用硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)カチオン硬化性オルガノポリシロキサン、(B)カチオン重合開始剤を必須成分とする光記録媒体用硬化性樹脂組成物。この硬化性樹脂組成物は、硬化前後での体積減少率(比重法にて測定)が非常に低く、体積収縮による基板の反りの影響を低減することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、プラスチック基板に順次反射層及び記録層を積層した上に光透過性透明保護層を形成する場合に有効な光記録媒体用硬化性樹脂組成物に関する。
近年、コンピューター、家庭向けの高画質テレビ放送、デジタルカメラ等の普及により、音楽、画像、映像などの膨大なデジタル情報を長期間保存するための媒体が必要になってきた。光記録媒体は、このような大容量のデータを高密度に記録させることができる技術として、急速に発展している。光記録媒体は、用途、方式によって容量や記録・再生システムが異なるが、主流になりつつあるのは、CD、DVDに代表されるレーザー光の反射率の差を利用したデータ記録方式である。媒体の構造、データ記録層の材料などは、使用されるレーザー光の波長や、一回書込み型か、リライタブル型かによっても異なるが、いずれにしても光ディスク量産技街の進歩によって安価に入手できるようになった。
一方、光記録媒体に要求される容量は、用途の拡大に従って急増している。ことに最近は、デジタル高画質テレビ放送を2時間以上録画できるような、大容量媒体の需要がある。このような高密度記録方式としては、ブルーレイディスクに代表されるように、レーザー光の波長を500nm以下に短くし、更に光学レンズの開口数(NA)を大きくすることが提案されている。例えば、波長405nmの青色レーザー、開ロ数0.60以上のレンズを使用した場合、ディスクの傾きにより発生するコマ収差を低減するため、記録層上に設けられた光透過層を薄くする必要がある。一般に約100μm程度の一定厚みのカバー層を形成する必要がある。
この光透過保護層の形成方法としては、透明シートを接着剤にて貼り合わせる方法や、液状硬化性樹脂組成物を平坦に塗工、硬化させる方法が報告されている。
前者の方法では、透明シートは市販されているものを利用することができるので、材料を新たに開発する必要はない。しかしながら、シートのカットの困難さ、貼り合わせ技術、及びその装置のための投資、生産性の低さなど、デメリットが多い。それに対し、後者の方法は従来のスピンコート・硬化装置が利用できかつ膜形成の生産性が高いなどメリットは多い。しかしながら、従来知られている硬化性樹脂コーティングを所望の厚みで塗布、硬化した場合、硬化前後での体積収縮が大きく、基板が反り、歪みが生じる問題が発生する。従ってこの光透過層を形成するのに適する、硬化収縮の少ない、新規な硬化性樹脂コーティング組成物の開発が求められている。
特開平11−191240号公報(特許文献1)では、カチオン重合型の光硬化型樹脂を光ディスクの光透過層に用いることが開示されている。これはカチオン重合系硬化樹脂が、ラジカル重合系の場合よりも硬化前後の体積収縮を抑えることができ、3〜177μmという厚みで光透過層を形成した場合でも、反りによるスキューを小さく抑えることができる。しかしながら、これらの組成物は体積収縮、400nm付近の光透過性が不足しており、実用的ではなかった。
特開2002−92948号公報(特許文献2)では、レーザー波長370〜430nmにおける吸光度が0.05以下の光重合開始剤を含む組成物が開示されている。これはカチオン重合型樹脂の硬化層のレーザー光透過性を高め、読取時の信頼性を高める技術である。この硬化物は、光重合開始剤の吸光度は抑制されているが、やはり硬化前後での体積収縮による反り、及び硬化層のレーザー光領域での透過性、及びレーザー光での劣化に対する耐久性については考慮されておらず、十分実用性に耐え得るものとはいえない。
また、特開平4−211454号公報(特許文献3)には、グリシドキシ基を有してもよいシリコーン樹脂と硬化触媒からなる光ディスク用樹脂組成物が開示されているが、これは有機過酸化物による加熱硬化であり、作業性に著しく劣るものであった。
特開平11−191240号公報 特開2002−92948号公報 特開平4−211454号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、レーザー光を用いてデジタル情報を記録する光記録媒体において、硬化前後での体積収縮の少ない液状硬化性樹脂組成物を塗工、硬化させることにより、光透過性の層を形成する際に有効な光記録媒体用硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、光透過性保護膜を形成することができる光記録媒体用硬化性樹脂組成物につき鋭意検討を行った結果、カチオン硬化性オルガノポリシロキサン、特にエポキシ基、オキセタニル基、ペンタメチルシクロトリシロキサニル基のいずれかをカチオン重合性基として特定当量含むカチオン硬化性オルガノポリシロキサンを使用することにより、上記目的が有効に達成されることを知見し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は下記光記録媒体用硬化性樹脂組成物を提供する。
[I]
(A)エポキシ基、オキセタニル基、ペンタメチルシクロトリシロキサニル基から選ばれる1種又は2種以上のカチオン重合性基を1分子中に少なくとも2個有し、25℃における粘度が20〜500,000mPa・sのカチオン硬化性オルガノポリシロキサン
100質量部、
(B)カチオン重合開始剤 0.01〜20質量部
を必須成分とすることを特徴とする光記録媒体用硬化性樹脂組成物。
[II]
(A)成分のオルガノポリシロキサンが前記カチオン重合性基を有する1価炭化水素基R1を有し、R1当量(R11モル当たりの質量)が180〜2,000である[I]記載の光記録媒体用硬化性樹脂組成物。
[III]
(A)成分が、下記組成式(1)
1 m2 nSiO(4-m-n)/2 (1)
(式中、R1は互いに同一又は異なっていてもよいエポキシ基、オキセタニル基、ペンタメチルシクロトリシロキサニル基から選ばれるカチオン重合性基を有する1価炭化水素基であり、R2はカチオン重合性基をもたない、互いに同一でも異なっていてもよい置換又は非置換の1価炭化水素基であるが、その一部が水素原子、水酸基又はアルコキシ基であってもよい。m、nはそれぞれ0〜3の整数であり、m+n=0〜3の整数である。)
で示される構成単位からなり、1分子中に少なくとも2個のR1を有し、mの平均値が0.1〜1.5、nの平均値が0〜2.2、m+nの平均値が0.5〜3.0であるオルガノポリシロキサンである[I]又は[II]記載の光記録媒体用硬化性樹脂組成物。
[IV]
(B)成分が、紫外線を含む光の照射によって酸を発生する化合物である[I],[II]又は[III]記載の光記録媒体用硬化性樹脂組成物。
本発明の光記録媒体用硬化性樹脂組成物は、以下のような効果を有する。
(1)本発明の硬化性樹脂組成物は、硬化前後での体積減少率(比重法にて測定)が非常に低く、体積収縮による基板の反りの影響を低減することができる。
(2)シロキサン中のケイ素−酸素結合は、炭素間の結合に比ベ、本発明に使用されるレーザー光による劣化が少ない。従って長期の光記録媒体としての信頼性に優れる。
(3)本発明の硬化性ポリオルガノシロキサンは、他の材料に比べて表面張カが低いためスピンコートにて塗工する際、円周方向へ広がりやすく、平坦性が得られやすい。
(4)硬化性ポリオルガノシロキサンは撥水性に富むため、水分の透過による記録層の腐食・変質を防止することが可能である。
(5)硬化後のポリオルガノシロキサン膜は適度な硬度を保ちながら、表面滑り性、傷付き防止性を発現する。
(A)カチオン硬化性オルガノポリシロキサン
本発明において、(A)成分のカチオン硬化性オルガノポリシロキサンとしては、カチオン重合性基としてエポキシ基、オキセタニル基、ペンタメチルシクロトリシロキサニル基等が挙げられ、これらカチオン重合性基を1分子中に2個以上含むものが使用し得、特に下記組成式(1)
1 m2 nSiO(4-m-n)/2 (1)
(式中、R1は互いに同一又は異なっていてもよいカチオン重合性基を有する1価炭化水素基であり、R2はカチオン重合性基をもたない基で、互いに同一でも異なっていてもよい置換又は非置換の1価炭化水素基であり、その一部が水素原子、水酸基又はアルコキシ基であってもよい。m、nはそれぞれ0〜3の整数であり、m+n=0〜3の整数である。)
で示される構成単位からなり、1分子中に少なくとも2個のR1を有する、即ち、mが1、2又は3で示される単位R1が1分子中に少なくとも2個有するように含有するオルガノポリシロキサンであることが好ましい。
この場合、構造は直鎖状、分岐状でもよく、また全体あるいは部分的に環状構造を有するものでもよい。
1は互いに同一でも異なっていてもよいカチオン重合性基を有する1価の炭化水素基である。具体的には、3,4−エポキシブチル基、7,8−エポキシオクチル基、9,10−エポキシデシル基、グリシジルオキシプロピル基、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基などのエポキシ基を含有する基、3−エチル−3−オキセタニルエトキシ基、3−(3−エチル−3−オキセタニルエトキシ)プロピル基などのオキセタニル基を含有する基、2−ビニロキシエチル基、3−ビニロキシプロピル基、2−ビニロキシエトキシ基、4−ビニロキシブトキシ基などのビニルエーテル基を含有する基、2−ブテニロキシ基、アレニロキシ基などの重合性内部オレフィンを有する基等が挙げられる。その他、2−(ペンタメチルシクロトリシロキサニル)エチル基、2−(ペンタメチルシクロトリシロキサニル)エトキシ基等の環状シロキサンを含む基も挙げることができる。
より好ましくは、R1は、合成の容易さ、反応性の高さなどの観点から、グリシジルオキシプロピル基、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基、3−エチル−3−オキセタニルエトキシプロピル基が好ましい。
2はケイ素原子に結合し、カチオン重合性基をもたない基で、互いに同一でも異なっていてもよい置換又は非置換の1価炭化水素基であり、好ましくは炭素数1〜8のものである。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの直鎖状又は分岐状のアルキル基、ビニル基、アリル基のようなアルケニル基、フェニル基、トリル基のようなアリール基が例示され、更にこれらの炭化水素基の一部が他の原子又は基によって置換されたもの、例えばクロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基などの置換炭化水素基が例示される。これらのうち、メチル基が合成も容易で、かつデジタルデータの書込み、読込みに使用される400nm付近のレーザーに対する耐久性の観点から好ましい。また、R2の一部は水素原子、水酸基、及びメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基などの炭素数1〜4のアルコキシ基でもよい。
シロキサン単位中のm、nはそれぞれ0〜3の整数であり、m+n=0〜3の整数である。良好な塗膜可撓性と機械強度を両立するためには、全体のシロキサン単位中にm+n=2となる直鎖状シロキサン単位を有することが好ましい。また、m+n=1となる単位を導入することにより、分岐状横造をもたせることも、硬化性や粘度を制御する場合にしばしば有効である。
この場合、mの平均値は、0.1〜1.5、特に0.15〜1.2であることが好ましく、nの平均値は0〜2.2、特に0.2〜2.0であることが好ましく、m+nの平均値は0.5〜3.0、特に1.0〜2.5であることが好ましい。
(A)成分の25℃における粘度は、20〜500,000mPa・sが好ましく、更に好ましくは20〜100,000mPa・sである。20mPa・s未満、あるいは500,000mPa・sを超えると現行の塗工機では塗工が困難になる。なお、この粘度は、回転粘度計による測定値である。
(A)成分のカチオン重合性置換基を有する有機基R1の含有量は、R11モル当たりの重量であるR1当量で表すことができるが、本発明の(A)成分は、このR1当量で180以上、2,000以下が好ましい。180より小さい場合、合成が困難であるか、あるいは重合性基の数が多すぎて硬化前後の体積収縮が大きくなるおそれがある。2,000より大きい場合、重合性基の数が少なすぎるため、硬化性、硬化物硬度等の機械的物性に劣る場合があるため、本発明の光記録媒体の保護膜には適さない。特に好ましくは、R1当量が180以上、1,000以下が体積収縮と硬化物の硬度、硬化牲を両立する観点から好ましい。
更に、カチオン重合性オルガノポリシロキサンのうち、R1当量が180以上、500以下の化合物は、特に体積収縮が小さく、硬化性の点で優れている。従って、これを満たす、少なくとも1種以上の化合物が、全(A)成分中の70質量%以上であることが特に好ましい。
(A)成分の製造方法は、全ての公知の方法が使用できる。一例としては、Si−H基を有するオルガノハイドロジェンシロキサンと、脂肪族不飽和基及びカチオン重合性置換基を含有した化合物をヒドロシリル化反応で反応させたものが好適である。ここで用いられるオルガノハイドロジェンシロキサンは、直鎖状、分岐状、環状、及びそれらの組合せ構造を有するものが使用できる。また、ヒドロシリル化の反応触媒としては、白金、パラジウム、ロジウム等の公知の遷移金属触媒が使用できる。
脂肪族不飽和基及びカチオン重合性置換基を含有した化合物の例としては、4−ビニルシクロヘキセンオキシド、アリルグリシジルエーテルなどが挙げられる。
上述の如く、(A)成分は、側鎖及び/又は末端にカチオン重合性置換基を有するオルガノポリシロキサンであるが、その具体例を以下に示す。
直鎖構造体として、下記のものが挙げられる。
[全てR1MeSiO構造]
Figure 2009024176
[R1MeSiO及びMe2SiO共存]
Figure 2009024176
[末端及び側鎖R1
Figure 2009024176
[末端R1:側鎖R1MeSiO及びMe2SiO共存]
Figure 2009024176
[末端R1:側鎖Me2SiO]
Figure 2009024176
[分岐末端R1
Figure 2009024176
また、環構造体としては、下記式(2)、特に下記式(3)で示されるものが好ましい。
Figure 2009024176
(cは2〜10、特に2〜7、dは0〜8、特に1〜5の整数である。)
Figure 2009024176
(nは3〜10、特に3〜7であることが好ましい。)
具体的な化合物としては、
Figure 2009024176
等が挙げられる。
(B)カチオン重合開始剤
本発明において、(B)成分のカチオン重合開始剤は、紫外線を含む光によってカチオン重合性置換基の重合を開始することができる化合物が使用できる。
紫外線を含む光により酸を発生する化合物(光酸発生剤)は、何ら制限なく各種公知のものが使用できるが、特に下記一般式
(R3x+・Y-
(式中、R3は互いに同一でも異なっていてもよい置換又は非置換の、芳香環炭素原子がEに直接結合している芳香族炭素環式基及び芳香族複素環式基から選ばれる1価の基を表し、EはI,S,Se,Pから選ばれる中心元素を表し、Y-はBF4 -,PF6 -,AsF6 -,SbF6 -,ClO4 -,HSO4 -及びB(C654 -から選ばれる非塩基性かつ非求核性の陰イオンを表し、xはEがIのとき2、S又はSeのとき3、Pのとき4である。)で表されるオニウム塩が好ましい。
上記の芳香族炭素環式基としては、フェニル基、ナフチル基のような1価の芳香族炭素環式基のほか、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基のようなアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基などのようなアルコキシ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、シアノ基、メルカプト基、チオフェニル基のような硫黄含有基などから選ばれる基によって置換された、1価の芳香族炭素環式基が例示される。特に、反応性の高さからEはI,Sが好ましく、Y-としてはPF6 -,SbF6 -,B(C654 -が好ましい。また、R3はシリコーンに対して溶解性が優れている点から、炭素数1〜20のアルキル基あるいは炭素数1〜10のアルコキシ基で置換された芳香族炭素環式基であることが好ましい。
上記光酸発生剤の中では、ジアリールヨードニウム塩誘導体、トリアリールスルホニウム塩誘導体が好ましい。
これらの光酸発生剤は、カチオン重合性置換基の反応を開始する目的で添加されるものであって、その目的に合致すれば、それぞれ単独でも構わないし、2種以上の混合物を用いてもよい。
(B)成分の配合量は、その硬化有効量を添加すればよく、特に限定されるものではないが、硬化速度と経済性の観点から、(A)成分100質量部に対して0.01〜20質量部が好ましい。0.01質量部より少ない量では、光照射による硬化反応性が低すぎて、生産性を大幅に低下させる。20質量部より多い量では、保護膜の機械的強度等の物性を極端に低下させるため適さない。より好ましくは、0.1〜10質量部程度の添加量が好ましい。
その他の成分
(B)成分のカチオン重合開始剤の活性を高める目的で、光増感剤を前記カチオン重合開始剤と併用してもよい。光増感剤としては、25℃において、上記のカチオン重合性オルガノシロキサン100質量部に対して0.01質量部以上の溶解度をもつものであり、かかるカチオン重合性オルガノシロキサンに相溶する増感剤であればどのようなものでもよい。例えば、オニウム塩化合物がヨードニウム塩化合物等の場合、既知の増感剤である1−ナフトール、2−ナフトール、1−メトキシナフタレン、1,4−ジヒドロキシナフタレン等のナフタレン誘導体、2−エチルアントラセン、9,10−ジメトキシアントラセン等のアントラセン誘導体、9−ヒドロキシフェナントレン、9−メトキシフェナントレン等のフェナントレン誘導体、ヒドロキシアセトフェノン誘導体、ベンゾイン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、チオキサントン誘導体、アシルフォスフィンオキシド誘導体、ベンジルジメチルケタール誘導体などが使用可能であり、かつ本発明の(A)成分に対して溶解するものであれば使用可能である。
光増感剤の添加量は、(A)成分100質量部に対し、0.01〜5質量部程度が適する。
更に、硬化反応性、強度、硬度等を向上させるためにシリコーンを含有しないエポキシ化合物、オキセタン化合物、重合性内部オレフィンを有する化合物を配合してもよい。具体的には、9−デセン−1−オールオキシド及び下記式の化合物等が挙げられる。
Figure 2009024176
また、透明性に影響を与えない範囲で、シリカ等の無機質充填剤や、必要に応じて波長調整剤、染料、顔料、難燃剤、耐熱剤、耐酸化劣化剤などを配合してもよい。
光透過性保護膜
本発明の光記録媒体用硬化性樹脂組成物は、光透過性保護膜を基板上に形成することができるものである。
この場合、支持基板は光記録材料として使用されている既存の透明有機樹脂あるいは無機材料が使用できる。例えば、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリオレフィン、エポキシ樹脂、ガラスなどが適する。
支持体形状は、既存の形状で、具体的には厚みが0.5〜1.5mm程度、直径120mm又は80mmの円盤状、カード状等、特に制限なく使用できる。支持体上には、公知の反射層、記録層などが積層される。反射層、記録層の形成方法は、真空蒸着法、スパッタリング、イオンプレーティング、有機溶液としてスピンコート法などの公知の方法で形成することができる。
本発明の組成物は、記録層の上に特定の膜厚でスピンコート法などにより塗布される。最適膜厚は、膜の屈折率、積層構造などによって異なるが、10〜300μm、より好ましくは50〜200μm程度が好ましい。この膜は、厚さのバラツキが小さいことが好ましい。特に、厚みの誤差が±5%以下であることが好ましい。
カチオン重合開始剤として光酸発生剤を用いた塗膜は、紫外線を含む光を照射することにより、容易に硬化する。本発明の組成物を光硬化する光源としては、低圧水源灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯等が用いられる。また、半導体レーザー、アルゴンレーザー、He−Cdレーザー等のレーザー光によって容易に硬化することができる。照射エネルギー量は、10〜3,000mJ/cm2、より好ましくは50〜1,000mJ/cm2が好ましい。
なお、紫外線を含む光を照射して硬化させた後、より完全に硬化させるために、恒温槽、加熱乾燥炉、赤外線ヒーター、熱風乾燥炉にて加温してもよい。加温の温度は特に制限されないが、30〜180℃、0.5分〜240時間程度とすることが好ましい。更に好ましい条件としては40〜80℃で0.5時間〜72時間程度の加熱が好ましい。
本発明の光透過性保護膜の更に上の最表層に、傷付き防止性能を有するハードコート層を設けてもよい。ハードコート層は、従来公知の組成物を使用することができ、例としては多官能アクリレート等のラジカル反応性化合物、シラノール基等を含有したオルガノポリシロキサン等をバインダーとして含み、シリカ、チタニアなどの無機酸化物微粒子を含むものが好ましい。この微粒子は、重合性官能基を有するオルガノシラン加水分解物、あるいは重合性官能基を含まないオルガノシラン加水分解物で被覆されたものでもよい。硬化方法は、紫外線を含む光照射及び/又は40〜150℃の加熱硬化が使用できる。膜厚は0.1〜30μm、より好ましくは0.5〜20μm程度が好ましい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1]
(A)成分として、下記式(i)で示され、25℃における粘度が17,800mPa・s、かつエポキシ当量が230であるカチオン硬化性オルガノポリシロキサン100質量部、
Figure 2009024176
(R1:3,4−エポキシシクロヘキシルエチル)
(B)成分の光酸発生剤として、下記式(ii)に示されるジアリールヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート2質量部、
Figure 2009024176
(R=R’=C1021
を均一混合し、保護層形成用組成物とした。
この均一に混合した組成物を脱泡後、スピンコート法にて直径12cm、厚み1.1mmの円型ポリカーボネート基板へ塗布した。メタルハライドランプによる紫外光を400mJ/cm2照射して硬化を行ったところ、タックのない透明膜(膜厚116μm)を得た。
[実施例2]
両末端トリメチルシリル基で封鎖されたハイドロジェンポリシロキサン(ジメチルシロキサン単位が平均80、メチルハイドロジェンシロキサン単位が平均20)のSi−H基に対し、1.1当量の4−ビニルシクロヘキセンオキシドを反応させることによって、シクロヘキセンオキシド基を側鎖に有し、25℃における粘度が5,270mPa・s、エポキシ当量が490であるオルガノポリシロキサンを合成した。これを(A)成分として用い、このオルガノポリシロキサン100質量部、(B)成分の光酸発生剤として、上記式(ii)に示されるジアリールヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート(R=R’=C1021)2質量部を均一混合し、保護層形成用組成物とした。
この均一に混合した組成物を脱泡後、スピンコート法にて直径12cm、厚み1.1mmの円型ポリカーボネート基板へ塗布した。メタルハライドランプによる紫外光を400mJ/cm2照射して硬化を行ったところ、タックのない透明膜(膜厚110μm)を得た。
[実施例3]
(A)成分として、下記式(iii)で示され、25℃における粘度が3,010mPa・s、かつエポキシ当量が184であるカチオン硬化性オルガノポリシロキサン100質量部、
Figure 2009024176
(R1:3,4−エポキシシクロヘキシルエチル)
(B)成分の光酸発生剤として、下記式(iv)に示されるジアリールヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート2質量部
Figure 2009024176
を均一混合し、保護層形成用組成物とした。
この均一に混合した組成物を脱泡後、スピンコート法にて直径12cm、厚み1.1mmの円型ポリカーボネート基板へ塗布した。UVを400mJ/cm2照射して硬化を行ったところ、タックのない透明膜(膜厚107μm)を得た。
[実施例4]
下記式(v)で示され、25℃における粘度が890mPa・s、かつエポキシ当量が561であるカチオン硬化性オルガノポリシロキサン100質量部、
1(CH32SiO−[(CH32SiO]10−Si(CH321 (v)
(R1:3,4−エポキシシクロヘキシルエチル)
(B)成分の光酸発生剤として、ジアリールヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート2質量部を均一混合し、保護層形成用組成物とした。
この均一に混合した組成物を脱泡後、スピンコート法にて直径12cm、厚み1.1mmの円型ポリカーボネート基板へ塗布した。UVを400mJ/cm2照射して硬化を行ったところ、タックのない透明膜(膜厚92μm)を得た。
[実施例5]
下記式(vi)で示され、25℃における粘度が2,280mPa・s、かつエポキシ当量が239であるカチオン硬化性オルガノポリシロキサン100質量部、
(CH33SiO−[R1(CH3)SiO]3−Si(CH33 (vi)
(R1:3,4−エポキシシクロヘキシルエチル)
(B)成分の光酸発生剤として、ジアリールヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート2質量部を均一混合し、保護層形成用組成物とした。
この均一に混合した組成物を脱泡後、スピンコート法にて直径12cm、厚み1.1mmの円型ポリカーボネート基板へ塗布した。UVを400mJ/cm2照射して硬化を行ったところ、タックのない透明膜(膜厚101μm)を得た。
[比較例1]
UV硬化型のアクリル樹脂材料(アロニックスM−8060、25℃における粘度が9,070mPa・s、東亞合成(株)製)100質量部、光重合開始剤(ダロキュア−1173、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)2質量部を均一混合し、保護層形成用組成物とした。
この均一に混合した組成物を脱泡後、スピンコート法にて直径12cm、厚み1.1mmの円型ポリカーボネート基板へ塗布した。UVを400mJ/cm2照射して硬化を行ったところ、タックのない透明膜(膜厚108μm)を得た。
[比較例2]
下記構造式で表される市販の脂環式エポキシ化合物100質量部、(B)成分の光酸発生剤として、上記式(ii)に示されるジアリールヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート(R=R’=C1021)2質量部を均一混合し、保護層形成用組成物とした。
この均一に混合した組成物を脱泡後、スピンコート法にて直径12cm、厚み1.1mmの円型ポリカーボネート基板へ塗布した。UVを400mJ/cm2照射して硬化を行ったところ、タックのない透明膜(膜厚99μm)を得た。
Figure 2009024176
[比較例3]
市販のエポキシ樹脂材料(エポトートYD−128、東都化成(株)製)100質量部と上記式(ii)に示されるジアリールヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート(R=R’=C1021)2質量部とを均一混合し、保護層形成用組成物とした。
この均一に混合した組成物を脱泡後、スピンコート法にて直径12cm、厚み1.1mmの円型ポリカーボネート基板へ塗布した。UVを400mJ/cm2照射して硬化を行ったところ、タックのない透明膜(膜厚105μm)を得た。
評価結果を表1に示す。
体積収縮率:液状の比重と硬化後の固体比重の変化率から算出
反り:メタルハライドランプ400mJ/cm2照射後の基板の反りを目視評価
鉛筆硬度:JIS K5600−5−4引掻き硬度(鉛筆法)による
鉛筆硬度測定用塗膜は、みがき鋼板にバーコーター(No.46)塗工・硬化
耐光性試験:メタルハライドランプ(140MJ/m2)照射72時間後の400nm透過率の低下率
○:10%未満
×:10%以上
Figure 2009024176
上記の結果より、比重から求めた体積収縮率をみると、実施例に挙げた本発明の組成物は、比較例の組成物よりも小さいことがわかる。従って、光記録媒体の光透過性保護層として用いた場合、内部歪みが少なく、経時での基板の反りを抑えることができる。また、鉛筆硬度の結果より、実施例の塗膜は適度な硬度を有していることがわかる。強い紫外光を含む光を照射することによる樹脂の光劣化の度合いを調べた耐候性試験では、実施例に記載のオルガノシロキサンでは光透過性の低下が小さく、耐光性が格段に優れていることがわかる。

Claims (4)

  1. (A)エポキシ基、オキセタニル基、ペンタメチルシクロトリシロキサニル基から選ばれる1種又は2種以上のカチオン重合性基を1分子中に少なくとも2個有し、25℃における粘度が20〜500,000mPa・sのカチオン硬化性オルガノポリシロキサン
    100質量部、
    (B)カチオン重合開始剤 0.01〜20質量部
    を必須成分とすることを特徴とする光記録媒体用硬化性樹脂組成物。
  2. (A)成分のオルガノポリシロキサンが前記カチオン重合性基を有する1価炭化水素基R1を有し、R1当量(R11モル当たりの質量)が180〜2,000である請求項1記載の光記録媒体用硬化性樹脂組成物。
  3. (A)成分が、下記組成式(1)
    1 m2 nSiO(4-m-n)/2 (1)
    (式中、R1は互いに同一又は異なっていてもよいエポキシ基、オキセタニル基、ペンタメチルシクロトリシロキサニル基から選ばれるカチオン重合性基を有する1価炭化水素基であり、R2はカチオン重合性基をもたない、互いに同一でも異なっていてもよい置換又は非置換の1価炭化水素基であるが、その一部が水素原子、水酸基又はアルコキシ基であってもよい。m、nはそれぞれ0〜3の整数であり、m+n=0〜3の整数である。)
    で示される構成単位からなり、1分子中に少なくとも2個のR1を有し、mの平均値が0.1〜1.5、nの平均値が0〜2.2、m+nの平均値が0.5〜3.0であるオルガノポリシロキサンである請求項1又は2記載の光記録媒体用硬化性樹脂組成物。
  4. (B)成分が、紫外線を含む光の照射によって酸を発生する化合物である請求項1,2又は3記載の光記録媒体用硬化性樹脂組成物。
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