JP2009023183A - 画像形成体及びその作製方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光透過性基材に画像が形成され、その画像は、光透過性基材に規則的に配置されたレリーフ模様を有する凹状の万線によって形成され、レリーフ模様の高さが、原画像に対応した濃度ごとにn段階(nは2以上の整数)に変化して形成され、レリーフ模様を有する凹状の万線の線間に、光透過性基材を規則的に配置された凹状の万線が形成されたことを特徴とする画像形成体である。
【選択図】 図1
Description
本発明の構成である所定幅Wを有する凹状の線について図1を用いて説明する。図1に示すように、所定幅Wを有する凹状の線5は、光透過性基材1a又は光透過性基材1aの裏面に光反射性層1bを有する基材1cの表面のベースの高さより低く形成される。所定幅Wは、光透過性基材1aの表面に形成される幅のことであり、深さ方向の幅ではない。所定幅Wを有する凹状の線5の断面形状は、図1(a)に示すように三角形状、図1(b)に示すように台形状、図1(c)に示すように四角形状、図1(d)に示すように蒲鉾状、図1(e)に示すように直角三角形状等が挙げられる。ただし、本発明の構成である凹状の線5の断面形状は、図1(a)乃至図(e)に限定されることがなく、例えば、図1(a)乃至図1(e)の組み合わせ又はその他の断面形状で形成することもできる。
画像形成体の作製装置について以下に説明する。図13に示すように画像形成体の作製装置11は、画像取得手段12、基準座標生成手段13、レリーフ座標変換手段14、レリーフ階調画像データ生成手段15、万線データ生成手段16、合成手段17及びレーザ加工手段18から成る。画像取得手段12、基準座標生成手段13、レリーフ座標変換手段14、レリーフ階調画像データ生成手段15、万線データ生成手段16及び合成手段17は、コンピュータ又はワークステーション等で行われる。なお、レリーフ座標変換手段14で得られるレリーフ座標がそのままレリーフ階調画像データとして用いられる場合は、レリーフ階調画像データ生成手段15は不要である。
画像形成体の作製方法について以下に説明する。図14に示すように第1の工程は、画像形成体の階調画像2の原画像となる、例えば、濃度値0〜255のいずれかが定義された画素の集合体である階調画像データ7を画像取得手段によって取得する。濃度値0〜255のいずれかが定義された画素の集合体である階調画像データ7でない場合は、取得した画像を画像処理し、濃度値0〜255のいずれかが定義された画素の集合体である階調画像データに変換する。画像の取得は、イメージスキャナ、ディジタルカメラ、ハンディータイプリーダ又はカメラ付き携帯電話等で行われる。図15(a)に原画像となる階調画像データ7を示す。
図19(a)に示すようなコンピュータ上に濃度値0〜255のいずれかが定義された画素の集合体である階調画像データ7を用意した。次に、図19(b)に示すように基準線3をX方向に、基準線3の間隔を300μmに定義し、レリーフ4をY方向に、レリーフ4の間隔を40μmに定義し、基準線3及びレリーフ4の交点から得られる各基準座標Q(0,0)、Q(1,0)、・・・Q(m,n)を取得した。図19(c)に示すように各基準座標Qを階調画像データ7の画素位置の画素濃度に対応させ、階調画像データ7の濃度値に関連した位置に基準座標Q(0,0)、Q(1,0)、・・・Q(m,n)をレリーフ座標q(0,0)、q(1,0)、・・・q(m,n)に変換した。このとき、X座標を動かすことなく、Y座標のみ高さhを動かした。このときの高さhの範囲は、50μm>高さh≧0の範囲内で作製した。
実施例1で作製した万線レリーフ階調画像データ10を用いて、厚さ約150μmのPET基材から成る光透過性基材の裏面にアルミ蒸着された基材の表面に、レーザ加工機の炭酸ガスレーザによりコンピュータ上で得られた万線レリーフ階調画像データ10を基として階調画像を形成した。階調画像は、光透過性基材を非貫通である凹状の線によって形成した。凹状の線は、X方向に凹状の線の幅を約80μm、ピッチ約300μm及び深度約50μmで形成し、画像形成体B2を得た。
1b 光反射性層
1c 光透過性基材1aの裏面に光反射性層1bを有する基材
2 階調画像
2’ 画像
2a 第1の階調画像
2b 第2の階調画像
3、3a、3b 基準線
3a1 第1の基準線
3a2 第2の基準線
4 レリーフ模様
5、5a、5a1、5a2、5b 凹状の線
5a3 結合線
5c 影画線
6、6a、6b 万線
6c 万線(影)
7 階調画像データ
8 レリーフ線画階調画像データ
9 万線データ
10 万線レリーフ階調画像データ
A1、A1、B1 画像形成体
h、h2、h3 レリーフの高さ
Ia 入射光
Ib 散乱光
P1、P2 所定間隔
Q 各基準座標
W、W1、W2 所定幅
X1、X2 所定方向
Claims (12)
- 光透過性基材に階調画像が形成され、前記階調画像は、前記光透過性基材に規則的に配置されたレリーフ模様を有する凹状の万線によって形成され、
前記レリーフ模様の高さが、原画像に対応した濃度ごとにn段階(nは2以上の整数)に変化して形成され、
前記レリーフ模様を有する凹状の万線の線間に、規則的に配置された凹状の万線が形成されたことを特徴とする画像形成体。 - 光透過性基材の裏面に光反射性層を有する基材に階調画像が形成され、前記階調画像は、前記基材の表面である前記光透過性基材に、規則的に配置されたレリーフ模様を有する凹状の万線によって形成され、
前記レリーフ模様の高さが、原画像に対応した濃度ごとにn段階(nは2以上の整数)に変化して形成され、
前記レリーフ模様を有する凹状の万線の線間に、規則的に配置された凹状の万線が形成されたことを特徴とする画像形成体。 - 前記規則的に配置されたレリーフ模様を有する凹状の万線は、第1の所定幅を有する凹状の線が第1の所定間隔、かつ、第1の所定方向に配列されて形成され、
前記レリーフ模様を有する凹状の万線の線間に、前記光透過性基材を規則的に配置された凹状の万線は、第2の所定幅を有する凹状の線が第2の所定間隔、かつ、第2の所定方向に配列され、
前記第1の所定間隔と前記第2の所定間隔が同一及び前記第1の所定方向と前記第2の所定方向が同一であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成体。 - 前記レリーフ模様の高さが、原画像に対応した濃度ごとにn段階(nは3以上の整数)に変化して形成されたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の画像形成体。
- 前記n段階に変化する高さhの最大値は、第1の所定間隔−第1の所定幅>高さhであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の画像形成体。
- 前記n段階に変化する高さhの最小値は、規則的に配置されたレリーフ模様を有する凹状の万線を形成するための基準線の位置であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の画像形成体。
- 前記レリーフが、高さhでn段階に変化する凹状の線と、前記基準線から変化しない凹状の線を結合線で連結され、前記結合線の角度が、基準線に対して0〜90°の範囲であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の画像形成体。
- 前記第2の所定幅が、第1の所定間隔−第1の所定幅以下であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の画像形成体。
- 前記第1の所定幅と前記第2の所定幅の関係が、同一又は略同一であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の画像形成体。
- 前記第1の所定幅及び前記第2の所定幅が30〜500μmで、前記第1の所定間隔及び前記第2の所定間隔が70〜2000μmの範囲内であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の画像形成体。
- 画像形成体の作製方法において、
原画像である濃度値が定義された画素の集合体である階調画像データを取得する工程と、
基準線の方向及び間隔、レリーフの間隔の方向及び間隔を定義し、基準線及びレリーフの交点から得られる各基準座標Q(0,0)、Q(1,0)、・・・Q(m,n)を生成する工程と、
前記各基準座標Qを階調画像データの画素位置の画素濃度に対応させ、前記階調画像データの濃度値に関連した位置に基準座標Q(0,0)、Q(1,0)、・・・Q(m,n)をレリーフ座標q(0,0)、q(1,0)、・・・q(m,n)に変換し、レリーフ階調画像データを生成する工程と、
前記基準線と同一の方向及び間隔で万線データを生成する工程と、
前記レリーフ階調画像データと前記万線データの各画線を交互に配列させ、万線レリーフ階調画像データを生成する工程と、
光透過性基材又は光透過性基材の裏面に光反射性層を有する基材の表面に前記万線レリーフ階調画像データを基に凹状の線から成る階調画像を形成する工程によって形成される画像形成体の作製方法。 - 画像形成体の作製方法において、
原画像である濃度値が定義された画素の集合体である階調画像データを取得する工程と、
基準線の方向及び間隔、レリーフの間隔の方向及び間隔を定義し、基準線及びレリーフの交点から得られる各基準座標Q(0,0)、Q(1,0)、・・・Q(m,n)を生成する工程と、
前記各基準座標Qを階調画像データの画素位置の画素濃度に対応させ、前記階調画像データの濃度値に関連した位置に基準座標Q(0,0)、Q(1,0)、・・・Q(m,n)をレリーフ座標q(0,0)、q(1,0)、・・・q(m,n)に変換する工程と、
前記レリーフ座標qを連結線によって結合してレリーフ階調画像データを生成する工程と、
前記基準線と同一の方向及び間隔で万線データを生成する工程と、
前記レリーフ階調画像データと前記万線データの各画線を交互に配列させ、万線レリーフ階調画像データを生成する工程と、
光透過性基材又は光透過性基材の裏面に光反射性層を有する基材の表面に前記万線レリーフ階調画像データを基に凹状の線から成る階調画像を形成する工程によって形成される画像形成体の作製方法。
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WO2015024234A1 (zh) * | 2013-08-22 | 2015-02-26 | 北京美科艺数码科技发展有限公司 | 一种喷墨打印机用凹凸面定位及打印方法 |
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