JP2009022310A - 飲料提供装置 - Google Patents

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俊夫 金古
Korehiro Tsukada
維宏 塚田
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Abstract

【課題】液体の後垂れが生じる時間を短くできて調合工程後の経過工程にかかる時間を短くでき、全体の飲料提供動作にかかる時間を短くできる飲料提供装置を提供する。
【解決手段】調合工程では、ミキシングボール内に原料供給装置21により原料を、液体供給装置15により液体をそれぞれ供給し、ミキシングモータ83によりミキシングボール内の攪拌羽根体を回転させる。調合工程後の経過工程において、調合工程後から飲料提供動作が終了となるまでの間に所定の経過時間を設定する。経過工程において、ミキシングモータ83により攪拌羽根体を最大値となる回転速度で回転させる。攪拌羽根体の回転により、攪拌羽根体に付着している液体を振り払い、攪拌羽根体の回転に伴う影響によりミキシングボールの内面に付着している液体を流出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミキシングボール内で飲料を調合して提供する飲料提供装置に関する。
従来、例えば、飲料供給装置としての給茶機では、ミキシングボール内に飲料の粉末状の原料と湯や冷水などの液体とを供給し、これらをミキシングボール内に配置した攪拌羽根体の回転により攪拌混合し、攪拌混合して調合した飲料をミキシングボールの底面部の流出口から流出させ、ミキシングボールから直接あるいは別の注出部材を介して所定の注出場所に置かれたカップ内に飲料を注出している(例えば、特許文献1参照。)。
このような給茶機では、ミキシングボール内で原料と液体とを回転する攪拌羽根体により攪拌して飲料を調合する調合工程後に、所定の経過時間が経過するのを待つ経過工程を設定し、この経過工程の終了後に、注出中を示すボタンランプの点滅やブザー音の発生を止め、飲料提供動作が終了したことを報知している。
この経過工程は、ミキシングボール内から飲料が流出した後も、攪拌羽根体の表面やミキシングボールの内面に付着した液体が徐々に流れ落ち、ミキシングボールあるいは注出部材から所定の注出場所に対して液体が後垂れし、カップを取り出す際に手に液体が垂れることがあるため、液体の後垂れが少なくなるタイミングで飲料提供動作が終了するように設定されている。
特開2006−326056号公報(第9−12頁、図1−2)
しかしながら、経過工程においては、攪拌羽根体の表面やミキシングボールの内面に付着した液体などが自然に流れ落ちるのを待つため、これら液体が流れ落ちるのに時間がかかり、ミキシングボールあるいは注出部材から所定の注出場所に対して液体の後垂れが長く続きやすい。
そのため、カップを取り出す際に手に液体が垂れないようにするには、経過工程の経過時間を長く設定する必要があるが、それでは1回の飲料提供動作にかかる時間が長くなり、利用者を長く待たせる問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、液体の後垂れが生じる時間を短くできて調合工程後の経過工程にかかる時間を短くでき、全体の飲料提供動作にかかる時間を短くできる飲料提供装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の飲料提供装置は、底面部に流出口が形成されたミキシングボール、およびこのミキシングボール内に供給される原料と液体とを攪拌する回転可能な攪拌羽根体を有するミキシング装置と、この攪拌羽根体を回転駆動する攪拌駆動部と、前記ミキシングボールに原料を供給する原料供給装置と、前記ミキシングボールに液体を供給する液体供給装置と、前記ミキシングボール内に前記原料供給装置により原料を、前記液体供給装置により液体をそれぞれ供給させるとともに前記攪拌駆動部により前記攪拌羽根体を回転させる調合工程、およびこの調合工程後から飲料提供動作が終了となるまでの間に所定の経過時間を設定する経過工程を制御し、この経過工程において前記攪拌駆動部により前記攪拌羽根体を回転させる制御部とを具備しているものである。
請求項2記載の飲料提供装置は、請求項1記載の飲料提供装置において、制御部は、経過工程において攪拌駆動部により回転させる攪拌羽根体の回転速度を最大値に設定するものである。
請求項3記載の飲料提供装置は、請求項1または2記載の飲料提供装置において、制御部は、経過工程の開始から終了までの間の中間時期に攪拌駆動部により攪拌羽根体を回転させるものである。
請求項4記載の飲料提供装置は、請求項1ないし3いずれか記載の飲料提供装置において、制御部は、調合工程において、液体供給装置により1回の飲料提供量分の液体を複数回に分けて供給させるとともに液体の供給時毎に攪拌駆動部により攪拌羽根体を回転させ、かつ1回目より後の液体の供給時に液体の供給開始より所定時間経過後に攪拌駆動部により攪拌羽根体を回転させるものである。
請求項1記載の飲料提供装置によれば、調合工程後から飲料提供動作が終了となるまでの間に所定の経過時間を設定する経過工程において、攪拌駆動部により攪拌羽根体を回転させるため、攪拌羽根体に付着している液体を振り払い、この攪拌羽根体の回転に伴う影響によりミキシングボールの内面に付着している液体を流出させることができ、液体の後垂れが生じる時間を短くできて調合工程後の経過工程にかかる時間を短くでき、全体の飲料提供動作にかかる時間を短くできる。
請求項2記載の飲料提供装置によれば、請求項1記載の飲料提供装置の効果に加えて、経過工程において攪拌駆動部により回転させる攪拌羽根体の回転速度を最大値に設定するため、攪拌羽根体に付着している液体を短時間に一気に振り払うことができ、この攪拌羽根体の回転に伴う影響によりミキシングボールの内面に付着している液体も早く流出させることができる。
請求項3記載の飲料提供装置によれば、請求項1または2記載の飲料提供装置の効果に加えて、経過工程の開始から終了までの間の中間時期に攪拌駆動部により攪拌羽根体を回転させるため、調合工程の直後には調合工程でミキシングボール内に残る液体を確実に流出させることができるとともに、経過工程での攪拌羽根体の回転後には攪拌羽根体から振り払った液体やミキシングボールの内面に付着している液体を確実に流出させることができ、経過工程後の液体の後垂れを防止できる。
請求項4記載の飲料提供装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の飲料提供装置の効果に加えて、調合工程において、液体供給装置により1回の飲料提供量分の液体を複数回に分けて供給させるとともに液体の供給時毎に攪拌羽根体を回転させ、かつ1回目より後の液体供給装置による液体の供給時に液体の供給開始より所定時間経過後に攪拌羽根体を回転させるため、1回の飲料提供量が多い設定の場合でも、攪拌羽根体が回転するまでの間に1回の飲料提供量分の液体の一部をミキシングボールから流出させ、攪拌羽根体が回転したときにミキシングボールから液体が溢れ出るのを防止できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図5において、11は飲料提供装置としての給茶機で、この給茶機11は機体12を備えている。この機体12は、前面に開口部13が形成された箱状の本体14と、この本体14の前面側に配置されて開口部13を開閉する図示しない扉体とで構成されている。
本体14内の後部側には、液体供給装置15として、湯を供給する湯供給装置16、および冷水を供給する冷水供給装置17が配置されている。湯供給装置16は、ヒータで所定温度に沸き上げた湯を貯湯する湯タンク、この湯タンク内の湯を供給する図示しないパイプなどの流路を開閉する湯電磁弁を備えている。また、冷水供給装置17は、冷却機を用いて冷却した冷却水を貯留する冷却タンク、この冷却タンクの冷却水中に配置した給水パイプを通じて冷却した冷水を供給させる冷水電磁弁を備えている。
本体14内の前部側の略中段の高さ位置には、取付台18が機体12の左右方向である幅方向に沿って配設されている。この取付台18の下側にミキシング装置19が着脱可能に装着される装着部20が配設され、取付台18の上側にミキシング装置19に原料を供給する複数であって例えば4つの原料供給装置21が着脱可能に配置され、取付台18の前側には各原料供給装置21から供給する原料をミキシング装置19に導くシュート体22が着脱可能に取り付けられている。
本体14内の前部側の下部域であってミキシング装置19の下方には、ミキシング装置19内の湿気を排気する排気装置23が配設され、この排気装置23の前側にミキシング装置19で調合した飲料を注出するカップ置き台24が着脱可能に配置されている。
また、扉体の前面には、カップ置き台24の前面側に開口するカップ着脱口が設けられ、このカップ着脱口より上側に飲料を選択する複数の選択ボタンが配設されている。
次に、ミキシング装置19について説明する。図3ないし図5に示すように、ミキシング装置19は、2つのミキシングボール体31、これら各ミキシングボール体31の上面にそれぞれ着脱可能に取り付けられる蓋体32、これら各蓋体32に回転可能に取り付けられた2つの攪拌羽根体33、2つのミキシングボール体31に組み合わされる1つのロート体34などを備えている。
各ミキシングボール体31の前部側には、2つのミキシングボール36が幅方向に並んで一体に形成されている。
各ミキシングボール36は、円形の底面部37およびこの底面部37の周縁から上方に突出する周壁部38が設けられた円筒状のボール部36aを有し、このボール部36a内に上方に開口する円筒状でかつ凹状の攪拌空間39が形成されている。
底面部37の略中央には飲料が流出する流出口40が形成されているとともに底面部37上には流出口40を中心として攪拌羽根体33が回転可能に対向して配置される攪拌羽根体回転空間部41が形成されている。底面部37は、流出口40に向けて下降するように傾斜状に形成されているとともに、攪拌羽根体回転空間部41に臨み流出口40を中心として周方向に同一形状に形成されている。
流出口40の下方には、放射状に配置される複数のリブ42によって攪拌羽根体33の下端側を回転可能に支持する下部軸受部43が形成されている。
各ミキシングボール36の後部側には下方に窪む窪み部44が形成され、この窪み部44の上面は前方の攪拌空間39へ向けて下降するように傾斜状に形成されている。窪み部44の後部の幅方向の一側には排気装置23に連通する通気口45が下方へ向けて形成されている。
また、蓋体32は、ミキシングボール体31に並んで形成された2つのミキシングボール36の上面に覆うように、ミキシングボール体31の上部に着脱可能に嵌め込み装着される。
蓋体32には、各ミキシングボール36の上方において、前後方向の中央には攪拌羽根体33の上端側を回転可能に支持する上部軸受部47が形成され、前部側には原料を投入する原料投入口48が形成され、後部側で幅方向の他側位置には湯または冷水を注入する注入口49が形成されている。
蓋体32の上面には、上部軸受部47の上方から後部側にかけてギヤ収納部50が形成され、このギヤ収納部50の底面にギヤ軸受部51が形成されている。ギヤ収納部50には、攪拌羽根体33より小径で攪拌羽根体33の上端に取り付けられる小径ギヤ52と、ギヤ軸受部51に軸受された大径ギヤ53とがそれぞれ回転可能に配置され、これらギヤ52,53が互いに噛合されて回転力を伝達可能としている。これらギヤ52,53を回転可能に覆うカバー54が蓋体32の上面に取り付けられている。大径ギヤ53の軸には、この大径ギヤ53と一体に回転する駆動受部55が取り付けられている。この駆動受部55は、円板状に形成され、その上面でかつ回転中心から外れた円周上の位置に複数の連結部56が突設されている。そして、小径ギヤ52および大径ギヤ53によって、駆動受部55から攪拌羽根体33に回転力を伝達する伝達機構57が構成されている。
蓋体32の下面には、各ミキシングボール36の上方において、注入口49からミキシングボール36のボール部36a内に供給する湯または冷水を攪拌羽根体33(攪拌羽根体33の回転軸61および攪拌羽根62上)に注出する注出ガイド58が着脱可能に設けられている。
また、攪拌羽根体33は、回転軸61、およびこの回転軸61の下端側近傍に配置された攪拌羽根62を有している。
回転軸61の上端側が蓋体32の上部軸受部47に回転可能に軸支されているとともに上端には小径ギヤ52が取り付けられている。回転軸61の下端にはミキシングボール36の下部軸受部43に挿入されて回転可能に軸支される軸部63が形成されている。
攪拌羽根62は、ミキシングボール36の流出口40より大径に形成され、ミキシングボール36の底面部37上の攪拌羽根体回転空間部41に回転可能に配置される円板状のディスク部64を有している。このディスク部64は、下面が平面状に形成され、上面が中央側から周辺側に向かって下降傾斜する傾斜面状つまり円錐面状に形成されている。
ディスク部64には、このディスク部64の周方向の複数位置に上下方向に貫通する複数の孔部65が形成されている。これら孔部65は、周方向においては例えば90°の角度毎に等間隔となる位置に設けられている。
ディスク部64の下面には、このディスク部64の回転方向に対して反対側となる各孔部65の縁部に臨んで、板状の羽根部66がディスク部64の半径方向に沿ってそれぞれ突設されている。各羽根部66は、ミキシングボール36の底面部37との間に所定の間隙をあけて平行に対向するように突設されており、流出口40に対向するディスク部64の中央付近には切欠部67が形成されている。
また、ロート体34には、2つのミキシングボール体31が幅方向に並んで着脱可能に嵌め込まれて配置される。ロート体34の前部中央には、ミキシングボール36から受け入れた飲料をカップ置き台24のカップが配置される中央位置に対して注出する図示しない注出口が形成されている。
また、図3に示すように、ミキシング装置19を装着する装着部20の上部側には、ミキシング装置19の各攪拌羽根体33をそれぞれ個別に回転駆動する複数の駆動ユニット81が配置されている。各駆動ユニット81は、取付台18に取り付けられたギヤ機構82を有し、このギヤ機構82の後部側下面にギヤ機構82を駆動する攪拌駆動部としてのミキシングモータ83が配設され、ギヤ機構82の前部側下面にミキシングモータ83の駆動によってギヤ機構82を通じて回転駆動する駆動軸84が突設されている。
駆動軸84の下端には、攪拌羽根体33側の駆動受部55と連結してミキシングモータ83からの回転駆動力を伝達する連結体85が取り付けられている。この連結体85は、円板状で、その下面でかつ回転中心から外れた円周上の位置に軸状の連結部86が突設されている。
そして、装着部20にミキシング装置19を装着した際に、各連結体85に対して各駆動受部55が同軸上に配置され、連結体85の回転により連結部86が連結部56に当接して駆動受部55が一体に回転可能としている。
なお、装着部20にミキシング装置19を装着することにより、ミキシング装置19の各注入口49に湯供給装置16からの湯または冷水供給装置17からの冷水を供給する図示しないノズルが配置されるとともに、ミキシング装置19の通気口45などを通じてミキシングボール36内を排気装置23で排気可能としている。
また、図5に示すように、各原料供給装置21は、原料として例えば緑茶などの粉末原料を収容する容器91を有し、この容器91内に収納されている原料を原料モータを備えた図示しない繰出機構によって所定量ずつシュート体22に繰り出して供給する。
また、シュート体22は、各原料供給装置21から繰り出された原料を受け入れて蓋体32に形成された原料投入口48を通じてミキシングボール36に送り込む。
また、図1に給茶機11を制御する制御部101を示す。この制御部101は、機体12の扉体の前面に飲料種類毎に温飲料用と冷飲料用とが設けられた選択ボタン102、ミキシング装置19、原料供給装置21、湯供給装置16、冷水供給装置17、排気装置23がそれぞれ接続されており、選択ボタン102のボタンランプ103、ミキシング装置19のミキシングモータ83、原料供給装置21の原料モータ104、湯供給装置16のヒータおよび湯電磁弁105、冷水供給装置17の冷却機および冷水電磁弁106、排気装置23のファンモータなどをそれぞれ制御する。
選択ボタン102のボタンランプ103は、飲料提供可能な状態で点灯し、飲料提供動作中は点滅するように構成されている。なお、飲料提供動作中は、ボタンランプ103の点滅ととともに、図示しないブザーからブザー音を一定間隔で発生する。
そして、制御部101は、ミキシングボール36内に原料供給装置21により原料を、液体供給装置により湯または冷水をそれぞれ供給させるとともにミキシングモータ83により攪拌羽根体33を回転させる調合工程、およびこの調合工程後から飲料提供動作が終了となるまでの間に所定の経過時間を設定する経過工程を制御する。
調合工程においては、1回の飲料提供量分の湯または冷水を複数回であって例えば2回に分けて供給させ、この湯または冷水を分けて供給する各回毎にミキシングモータ83により攪拌羽根体33を回転させる。1回目の湯または冷水供給時にのみ原料を供給する。1回の飲料の提供量が多い場合には、2回目の湯または冷水供給時にその供給開始より所定時間経過後にミキシングモータ83により攪拌羽根体33を回転させる。なお、1回目と2回目について、湯または冷水のそれぞれの供給量、攪拌羽根体33の回転時間および回転速度は、原料の溶けやすさなどに応じて適宜設定される。
経過工程において、ミキシングモータ83により攪拌羽根体33を回転させる。ミキシングモータ83により回転させる攪拌羽根体33の回転速度は最大値に設定する。経過工程の開始から終了までの間の中間時期に攪拌羽根体33を回転させる。
次に、給茶機11の飲料提供動作について図2のタイミングチャートを参照して説明する。
利用者がカップをカップ置き台24に置き、扉体の前面に配置されている選択ボタン102の中から選択する飲料種類毎の温飲料用または冷飲料用の選択ボタン102を操作することにより、飲料提供動作を開始する。飲料提供動作中は、選択操作された選択ボタン102のボタンランプ103が点灯状態から点滅状態となり、ブザー音を一定間隔で発する。
飲料提供動作の開始により、湯供給装置16の湯電磁弁105または冷水供給装置17の冷水電磁弁106を直ちに開き、1回目の分量の湯または冷水の供給を開始する。
湯供給装置16の湯電磁弁105または冷水供給装置17の冷水電磁弁106を開いてから所定の時間t1(湯または冷水の一部を飲料が流れる経路に先に流すための時間)が経過したら、ミキシングモータ83を駆動し、1回目の攪拌羽根体33の回転を開始させる。
ミキシングモータ83を駆動してから所定の時間t2(攪拌羽根体33が回転しているときに原料を供給するための時間)が経過したら、選択された飲料種類の原料供給装置21の原料モータ104を駆動し、原料供給装置21から所定量の原料の供給を開始させる。
そして、湯供給装置16または冷水供給装置17から供給される湯または冷水は、ノズルからミキシング装置19の注入口49および注出ガイド58を通じてミキシングボール36に供給され、また、原料供給装置21から供給される原料は、原料シュート体22を通じてミキシング装置19のミキシングボール36に供給される。ミキシングボール36内で回転する攪拌羽根体33により、湯または冷水が流出口40から流出しないようにミキシングボール36内に保持しながら、ミキシングボール36内の原料と湯または冷水とを攪拌混合することによって原料を湯または冷水に確実に溶かして飲料を調合する。
また、1回目の分量の湯または冷水の供給が完了したら、湯供給装置16の湯電磁弁105または冷水供給装置17の冷水電磁弁106を閉じ、さらに、所定量の原料の供給が完了したら、原料供給装置21の原料モータ104を停止させる。
原料モータ104を停止させてから所定の時間t3(攪拌羽根体33の回転によって原料を溶かすための時間)が経過したら、ミキシングモータ83を停止させ、1回目の攪拌羽根体33の回転を停止させる。
1回目の攪拌羽根体33の回転を停止させることにより、ミキシングボール36内で調合された飲料が流出口40からロート体34に流出し、このロート体34を通じてカップ置き台24に置いたカップに注出される。
その後、1回目のミキシングモータ83の停止から所定の時間t4(ミキシングボール36内から飲料が流出する時間)が経過したら、湯供給装置16の湯電磁弁105または冷水供給装置17の冷水電磁弁106を開いて2回目の分量の湯または冷水の供給を開始する。
湯供給装置16の湯電磁弁105または冷水供給装置17の冷水電磁弁106を開いてから所定の時間t5(湯または冷水の一部をミキシングボール36から垂れ流すための時間)が経過したら、ミキシングモータ83を駆動し、2回目の攪拌羽根体33の回転を開始させる。この時間t5は、1回の飲料の提供量が多い場合に湯または冷水がミキシングボール36から溢れ出ないようにするために設定するもので、1回の飲料の提供量が少ない場合には設定しなくてもよい(時間t5=0に設定してもよい)。
そして、湯供給装置16または冷水供給装置17から供給される湯または冷水は、ノズルからミキシング装置19の注入口49および注出ガイド58を通じてミキシングボール36に供給される。この攪拌羽根体33の2回目の回転時には、注出ガイド58から注出される湯または冷水を回転する攪拌羽根体33でミキシングボール36内に拡散させてミキシングボール36内に残る飲料や泡などを湯または冷水で流す。
この2回目の攪拌羽根体33の回転を開始してから所定の時間t6(ミキシングボール36内を洗浄するための時間)が経過したら、ミキシングモータ83を停止させ、2回目の攪拌羽根体33の回転を停止させる。
2回目の攪拌羽根体33の回転を停止させることにより、ミキシングボール36内に残る湯または冷水が流出口40からロート体34に流出し、このロート体34を通じてカップ置き台24に置いたカップに注出され、既にカップに注出されている飲料と混合される。
また、2回目の分量の湯または冷水の供給が完了したら、湯供給装置16の湯電磁弁105または冷水供給装置17の冷水電磁弁106を閉じる。
そして、1回の飲料提供動作において、飲料提供動作開始から2回目の分量の湯または冷水の供給が完了して湯供給装置16の湯電磁弁105または冷水供給装置17の冷水電磁弁106を閉じるまでが調合工程であり、この調合工程後から飲料提供動作が終了するまでの間に所定の経過時間を設定する経過工程となる。
経過工程では、2回目の分量の湯または冷水の供給が完了して湯供給装置16の湯電磁弁105または冷水供給装置17の冷水電磁弁106を閉じてから所定の時間t7(2回目に供給した湯または冷水をミキシングボール36内から流出させるための時間)が経過したら、ミキシングモータ83を最大値となる回転速度で駆動し、攪拌羽根体33を最大値となる回転速度で回転させる。
この攪拌羽根体33の回転により、攪拌羽根体33に付着している湯または冷水を振り払い、この攪拌羽根体33の回転に伴う湯または冷水の飛散の影響や振動などの影響により、ミキシングボール36の内面に付着している湯または冷水が流れ落ちる。特に、攪拌羽根体33の回転速度を最大値に設定しているため、攪拌羽根体33に付着している湯または冷水を短時間に一気に振り払うことができ、この攪拌羽根体33の回転に伴う影響によりミキシングボール36の内面に付着している湯または冷水も早く流れ落ちる。
経過工程において、攪拌羽根体33の回転を開始してから所定の時間t8(攪拌羽根体33から湯または冷水を振り払うための時間)が経過したら、ミキシングモータ83の駆動を停止させ、攪拌羽根体33の回転を停止させる。
ミキシングモータ83の駆動を停止させてから所定の時間t9(攪拌羽根体33から振り払った湯または冷水やミキシングボール36の内面に付着している湯または冷水を流出させるための時間)が経過したら、選択ボタン102のボタンランプ103を点滅状態から点灯状態に切り換えるとともにブザー音を停止させ、飲料提供動作が終了したことを報知する。
カップ内には、1回目と2回目の湯または冷水の供給量を合わせた1回の飲料提供量分の飲料が注出される。
そして、利用者が手をカップ置き台24内に差し入れて飲料の注出されたカップを取り出すが、調合工程後の経過工程において、攪拌羽根体33やミキシングボール36内に付着する湯または冷水を流出させているため、ロート体34の注出口からの湯または冷水の後垂れが減少し、カップを取り出す利用者の手に湯または冷水が垂れることが殆どない。
しかも、経過工程において、攪拌羽根体33を回転させ、攪拌羽根体33に付着している湯または冷水を振り払い、この攪拌羽根体33の回転に伴う影響によりミキシングボール36の内面に付着している湯または冷水を流出させるため、従来のように攪拌羽根体33の表面やミキシングボール36の内面に付着した湯または冷水が自然に流れ落ちるのを待つ場合に比べて、湯または冷水の後垂れが生じる時間を短くできて調合工程後の経過工程にかかる時間を短くでき、全体の飲料提供動作にかかる時間を短くできる。
さらに、経過工程において、回転させる攪拌羽根体33の回転速度を最大値に設定するため、攪拌羽根体33に付着している湯または冷水を短時間に一気に振り払うことができ、この攪拌羽根体33の回転に伴う影響によりミキシングボール36の内面に付着している湯または冷水も早く流出させることができる。
また、経過工程の開始から終了までの間の中間時期に攪拌羽根体33を回転させるため、調合工程の直後には調合工程でミキシングボール36内に残る湯または冷水を確実に流出させることができるとともに、経過工程での攪拌羽根体33の回転後には攪拌羽根体33から振り払った湯または冷水やミキシングボール36の内面に付着している湯または冷水を確実に流出させることができ、経過工程後の湯または冷水の後垂れを防止できる。
また、調合工程において、液体供給装置15により1回の飲料提供量分の湯または冷水を複数回に分けて供給させるとともに湯または冷水の供給時毎に攪拌羽根体33を回転させ、かつ1回目より後の液体供給装置15による湯または冷水の供給時に湯または冷水の供給開始より所定時間経過後に攪拌羽根体33を回転させるため、1回の飲料提供量が多い設定の場合でも、攪拌羽根体33が回転するまでの間に1回の飲料提供量分の湯または冷水の一部をミキシングボール36から流出させ、2回目に攪拌羽根体33が回転したときにミキシングボール36から湯または冷水が溢れ出るのを防止できる。
なお、飲料提供装置としては、給茶機11に限らず、カップ式飲料自動販売機などにも適用でき、同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施の形態を示す飲料提供装置のブロック図である。 同上飲料提供装置のタイミングチャートである。 同上飲料提供装置のミキシング装置の断面図である。 同上ミキシング装置の斜視図である。 同上飲料提供装置の斜視図である。
符号の説明
11 飲料提供装置としての給茶機
15 液体供給装置
19 ミキシング装置
21 原料供給装置
33 攪拌羽根体
36 ミキシングボール
37 底面部
40 流出口
83 攪拌駆動部としてのミキシングモータ
101 制御部

Claims (4)

  1. 底面部に流出口が形成されたミキシングボール、およびこのミキシングボール内に供給される原料と液体とを攪拌する回転可能な攪拌羽根体を有するミキシング装置と、
    この攪拌羽根体を回転駆動する攪拌駆動部と、
    前記ミキシングボールに原料を供給する原料供給装置と、
    前記ミキシングボールに液体を供給する液体供給装置と、
    前記ミキシングボール内に前記原料供給装置により原料を、前記液体供給装置により液体をそれぞれ供給させるとともに前記攪拌駆動部により前記攪拌羽根体を回転させる調合工程、およびこの調合工程後から飲料提供動作が終了となるまでの間に所定の経過時間を設定する経過工程を制御し、この経過工程において前記攪拌駆動部により前記攪拌羽根体を回転させる制御部と
    を具備していることを特徴とする飲料提供装置。
  2. 制御部は、経過工程において攪拌駆動部により回転させる攪拌羽根体の回転速度を最大値に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料提供装置。
  3. 制御部は、経過工程の開始から終了までの間の中間時期に攪拌駆動部により攪拌羽根体を回転させる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の飲料提供装置。
  4. 制御部は、調合工程において、液体供給装置により1回の飲料提供量分の液体を複数回に分けて供給させるとともに液体の供給時毎に攪拌駆動部により攪拌羽根体を回転させ、かつ1回目より後の液体の供給時に液体の供給開始より所定時間経過後に攪拌駆動部により攪拌羽根体を回転させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の飲料提供装置。
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