JP2009021027A - 電力供給制御装置および電力供給制御プログラム - Google Patents

電力供給制御装置および電力供給制御プログラム Download PDF

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裕一 三田
Hajime Miyashiro
一 宮代
Akira Kobayashi
陽 小林
Tomohiko Iketani
知彦 池谷
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Abstract

【課題】電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することを課題とする。
【解決手段】電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する電力の供給を制御する電力供給制御装置であって、外部から供給される外部電力を電磁誘導加熱調理器に専用の蓄電池に蓄電し、電磁誘導加熱調理器が外部電力の供給を直接受けて加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出し、状況に至ったことが検出されたことを条件として、蓄電池に蓄電された電力を電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するように制御する。また、電力供給制御装置は、外部電力の供給を継続するとともに、蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電力供給制御装置および電力供給制御プログラムに関する。
従来より、電気を使って発生する磁力線で鍋等を発熱させる「電磁誘導加熱調理器」、いわゆる、IH(Induction Heating)クッキングヒーターが多く利用されている。「電磁誘導加熱調理器」の仕組みについて簡単に説明すると、「電磁誘導加熱調理器」が磁力発生コイルに電流を流すことで、磁力発生コイルから発生した磁力線で鍋底に渦電流が流れ、この渦電流により鍋そのものが発熱し、対象物が加熱されるというものである。
かかる「電磁誘導加熱調理器」には、上記したように、磁力発生コイルに電流を流す仕組みが必要となるので、系統電力等から電力の供給を受けるための機構を内蔵することになるが、これとは別に、蓄電池を内蔵するものがある。例えば、特許文献1には、「電磁誘導加熱調理器」が蓄電池を内蔵し、電源の接続時に系統電力を蓄電池に蓄電し、電源の非接続時に、「電磁誘導加熱調理器」に搭載された表示部に蓄電池に充電した電力を用いて温度表示をする手法が開示されている。
特開平8−185962号公報
ところで、上記した従来の技術では、以下に説明するように、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することができないという課題があった。すなわち、「電磁誘導加熱調理器」が、例えば、出力『3.00kW』の左IH、出力『2.00kW』の右IH、出力『1.25kW』のラジエント、出力『1.55kW』のロースターを備えているとすると、全てを同時に最大出力で使用した時には、単純に計算すれば、『7.8kW』にも至る高出力になる。この結果、通常は、「電磁誘導加熱調理器」の使用電力が、各家庭が契約している電力の供給能力を一時的に超過する状態となり、ブレーカーが落ちるといった事態が生じるおそれや、「電磁誘導加熱調理器」側で出力を抑えるような制御を行うといった事態が生じるおそれがある。しかしながら、特許文献1に開示されている手法は、このような電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することができない。
そこで、この発明は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することが可能な電力供給制御装置および電力供給制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する当該電力の供給を制御する電力供給制御装置であって、外部から供給される外部電力を前記電磁誘導加熱調理器に専用の蓄電池に蓄電する蓄電手段と、前記電磁誘導加熱調理器が前記外部電力の供給を直接受けて前記加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出する検出手段と、前記検出手段によって前記状況に至ったことが検出されたことを条件として、前記蓄電手段によって前記蓄電池に蓄電された電力を前記電磁誘導加熱調理器の前記加熱運転に供給するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記制御手段は、前記蓄電手段によって蓄電された直流の電力を、前記電磁誘導加熱調理器において、直流の電力を交流の電力に変換するインバータに直接供給することで、当該電磁誘導加熱調理器の前記加熱運転に供給することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記制御手段は、前記外部電力の供給を継続するとともに、前記蓄電手段によって蓄電された電力を前記加熱運転に供給するように制御することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記制御手段は、前記外部電力の供給を停止し、前記蓄電手段によって蓄電された電力に切り替えて前記加熱運転に供給するように制御することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記検出手段は、前記蓄電された電力を前記制御手段によって前記加熱運転に供給するように制御している際に、前記状況が解除されたか否かをさらに検出することを特徴とし、前記検出手段によって前記状況が解除されたことが検出されたことを条件として、前記蓄電手段によって蓄電された電力を前記加熱運転に供給しないように制御する供給解除制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記の発明において、前記電磁誘導加熱調理器が接続している管理装置が管理する負荷全体の使用電力もしくは電流および契約されている契約電力容量もしくは契約アンペア容量に関する情報を取得し、当該情報から当該契約電力容量に対する当該使用電力の割合が所定の閾値を超えたか否かを判定する使用電力判定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記検出手段によって前記状況に至ったことが検出されたことを条件として、または、前記使用電力判定手段によって前記割合が所定の閾値を超えたと判定されたことを条件として、前記蓄電手段によって前記蓄電池に蓄電された電力を前記電磁誘導加熱調理器の前記加熱運転に供給するように制御することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する当該電力の供給を制御する電力供給制御方法をコンピュータに実行させる電力供給制御プログラムであって、外部から供給される外部電力を前記電磁誘導加熱調理器に専用の蓄電池に蓄電する蓄電手順と、前記電磁誘導加熱調理器が前記外部電力の供給を直接受けて前記加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出する検出手順と、前記検出手順によって前記状況に至ったことが検出されたことを条件として、前記蓄電手順によって前記蓄電池に蓄電された電力を前記電磁誘導加熱調理器の前記加熱運転に供給するように制御する制御手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1または7の発明によれば、電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する電力の供給を制御する電力供給制御装置であって、外部から供給される外部電力を電磁誘導加熱調理器に専用の蓄電池に蓄電し、電磁誘導加熱調理器が外部電力の供給を直接受けて加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出し、状況に至ったことが検出されたことを条件として、蓄電池に蓄電された電力を電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するように制御するので、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、電力供給制御装置は、蓄電池に蓄電された直流の蓄電電力を、電磁誘導加熱調理器において、直流の電力を交流の電力に変換するインバータに直接供給することで、電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するので、蓄電池に蓄電された蓄電電力を、電磁誘導加熱調理器に対して効率的に供給することも可能になる。
また、請求項3の発明によれば、電力供給制御装置は、外部電力の供給を継続するとともに、蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御するので、蓄電された電力で外部電力をアシストすることで、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することが可能になる。
また、請求項4の発明によれば、電力供給制御装置は、外部電力の供給を停止し、蓄電された電力に切り替えて加熱運転に供給するように制御するので、蓄電された電力のみで、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、電力供給制御装置は、蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御している際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたか否かをさらに検出し、状況が解除されたことが検出されたことを条件として、蓄電された電力を加熱運転に供給しないように制御するので、適切なタイミングで外部電力のみの供給に戻すことも可能になる。
また、請求項6の発明によれば、電磁誘導加熱調理器が接続している管理装置が管理する負荷全体の使用電力もしくは電流および契約されている契約電力容量もしくは契約アンペア容量に関する情報を取得し、情報から契約電力容量に対する使用電力の割合が所定の閾値を超えたか否かを判定し、高出力が要求される状況に至ったことが検出されたことを条件として、または、契約電力容量に対する使用電力の割合が所定の閾値を超えたと判定されたことを条件として、蓄電池に蓄電された電力を電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するように制御するので、負荷全体の使用電力を適切に分配する等、システム全体を効率的に制御することも可能になる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電力供給制御装置および電力供給制御プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例で用いる主要な用語、実施例1に係る電力供給制御装置の概要および特徴、実施例1に係る電力供給制御装置の構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、次に、他の実施例を説明する。
[用語の説明]
まず最初に、以下の実施例で用いる主要な用語を説明する。「電磁誘導加熱調理器」とは、いわゆるIH(Induction Heating)クッキングヒーターのことである。「電磁誘導加熱調理器」が磁力発生コイルに電流を流すことで、磁力発生コイルから発生した磁力線で鍋底に渦電流が流れ、この渦電流により鍋そのものが発熱し、対象物が加熱される。このように、「電磁誘導加熱調理器」は、「電力」によって「加熱運転」を行う。
ところで、このような「電磁誘導加熱調理器」は、各メーカーから様々な仕様で製品化されているが、規模の大きいものでは、例えば、出力『3.00kW』の左IH、出力『2.00kW』の右IH、出力『1.25kW』のラジエント、および出力『1.55kW』のロースターを備えているものなどがある。この時、例えば、「電磁誘導加熱調理器」が、左右のIHやラジエントで湯を沸かし、ロースターで魚を焼くなどして、全てを同時に最大出力で使用された時には、単純に計算すれば、『7.8kW』にも至る「高出力」になる。
この結果、通常は、「電磁誘導加熱調理器」の使用電力が、各家庭が契約している系統電力や自家発電力等の「外部電力」の供給能力を一時的に超過する状態となり、ブレーカーが落ちるといった事態が生じるおそれや、「電磁誘導加熱調理器」側で出力を抑えるような制御を行うといった事態が生じるおそれがある。このような事態が生じると、「電磁誘導加熱調理器」の本来の性能を制限する出力抑制が必要になり、「電磁誘導加熱調理器」を利用する利用者の使い勝手を悪くすることになる。したがって、「電磁誘導加熱調理器」が、かかる出力制限を回避することを目的として、電力の供給についていかなる制御を行うべきであるかが重要になる。
[実施例1に係る電力供給制御装置の概要および特徴]
続いて、図1を用いて、実施例1に係る電力供給制御装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る電力供給制御装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る電力供給制御装置は、上記したように、電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する電力の供給を制御することを概要とし、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することを主たる特徴とする。
この主たる特徴について簡単に説明すると、実施例1に係る電力供給制御装置は、外部から供給される外部電力を、電磁誘導加熱調理器に専用の蓄電池に蓄電している(図1の(1)を参照)。例えば、電力供給装置は、外部電力として、系統電力や自家発電力等の電力を、電磁誘導加熱調理器を使用していない時に予め蓄電池に蓄電したり、電磁誘導加熱調理器を使用している時に並行して蓄電池に蓄電するなどしている。
このような構成のもと、実施例1に係る電力供給制御装置は、外部電力の供給を直接受けて電磁誘導加熱調理器が加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出する(図1の(2)を参照)。電力供給装置は、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かの検出として、例えば、電磁誘導加熱調理器の各IHやラジエント、ロースターの出力が、利用者によって最大出力で加熱運転するように指示を受けていること(信号)を検出するなどする。
次に、電力供給制御装置は、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったことが検出されたことを条件として、蓄電された電力を電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するように制御する(図1の(3)を参照)。例えば、電力供給制御装置は、外部電力の供給を継続するとともに、蓄電池に蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御する。
このようにして、実施例1に係る電力供給制御装置は、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することが可能になる。
なお、実施例1に係る電力供給制御装置は、上記した主たる特徴の他に、蓄電池に蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御している際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたか否かをさらに検出し、状況が解除されたことが検出されたことを条件として、蓄電池に蓄電された電力を加熱運転に供給しないように制御する点にも特徴がある。
また、実施例1においては、電力供給制御装置が、蓄電された電力の供給を制御する手法として、外部電力の供給を継続するとともに、蓄電池に蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、電力供給制御装置が、外部電力の供給を停止し、蓄電池に蓄電された電力に切り替えて加熱運転に供給するように制御する手法にも、本発明を同様に適用することができる。
[実施例1に係る電力供給制御装置の構成]
次に、図2〜図4を用いて、実施例1に係る電力供給制御装置について説明する。図2は、実施例1に係る電力供給制御装置の構成を示すブロック図であり、図3は、蓄電池による電力供給を説明するための図であり、図4は、蓄電電力供給制御部および蓄電電力供給解除制御部を説明するための図である。
図2に示すように、実施例1における電磁誘導加熱調理器1は、IH部100と、操作入力部11と、電力供給制御装置10(蓄電池20および制御部30)とを備える。
IH部100は、電磁誘導加熱調理器1で加熱運転を行う調理器部分のことである。具体的には、IH部100は、制御部30と接続され、制御部30から送信された制御指示に従って加熱運転を行う。IH部100は、各メーカーから様々な仕様で製品化されているが、規模の大きいものでは、例えば、出力『3.00kW』の左IH、出力『2.00kW』の右IH、出力『1.25kW』のラジエント、および出力『1.55kW』のロースターを備えているものなどがある。
操作入力部11は、利用者によって入力される操作指示(IH部100を操作するための操作指示等)を受け付ける。具体的には、操作入力部11は、制御部30と接続され、利用者によって入力される操作指示を受け付け、受け付けた操作指示を制御部30を介してIH部100に送信するなどする。例えば、操作入力部11は、利用者によって「左IHを最大出力にする」(左IHに対応するツマミを最大出力まで回す)といった操作指示を受け付けると、受け付けた操作指示(左IHを最大出力にする)を制御部30を介してIH部100に送信するなどする。
蓄電池20は、系統電力や太陽光発電による自家発電力等の外部電力を蓄電する。具体的には、蓄電池20は、図2に示すように、制御部30と接続され、後述する蓄電部31の制御指示に従って蓄電を行う。また、蓄電池20は、制御部30を介してIH部100とも接続され、蓄電池20に蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給するなどする。なお、実施例1においては、蓄電池20が電磁誘導加熱調理器1に内蔵されている事例を説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、蓄電池20が電磁誘導加熱調理器1に外付けコネクタで設置されている事例等、電磁誘導加熱調理器1に専用の蓄電池20であれば、本発明を同様に適用することができる。また、蓄電池20は、特許請求の範囲に記載の「蓄電池」に対応する。
ところで、実施例1において、蓄電池20は、蓄電された直流の電力を、電磁誘導加熱調理器1において、直流の電力を交流の電力に変換するインバータに直接供給することで電磁誘導加熱調理器1の加熱運転に供給するので、蓄電池に蓄電された蓄電電力を、電磁誘導加熱調理器に対して効率的に供給することも可能になる。この点について説明すると、まず、図3の(A)は、蓄電池20が、蓄電された直流の電力を電磁誘導加熱調理器1に供給する通常の形態を示すものである。すなわち、蓄電池20が蓄電する電力は直流であるので、まず、この電力は、インバータ(「DC/AC」、直流の電力を交流の電力に変換)によって交流に変換され、次に、電磁誘導加熱調理器1において、整流器(「AC/DC」、交流の電力を直流の電力に変換)によって直流に変換され、そして、電磁誘導加熱調理器1において、インバータ(「DC/AC」)によって再び高周波の交流に変換される。
一方、図3の(B)は、蓄電池20が、蓄電された直流の電力を電磁誘導加熱調理器1のインバータに直接供給する形態を示すものである。すなわち、蓄電池20が蓄電する電力は直流であるので、これを、電磁誘導加熱調理器1の中のインバータ(「DC/AC」)に直接供給する。ここで、図3の(A)と図3の(B)とを比較するとわかるように、図3の(A)に示す通常の形態では、3回の変換を経由することになることから、その都度電力の供給効率が落ちていくと考えることができる。これに対し、図3の(B)に示す実施例1の形態では、1回の変換のみ経由することになることから、図3の(A)の通常の形態に比較して、明らかに電力の供給効率が向上することがわかる。
制御部30は、電力供給制御装置10を制御して各種処理を実行する手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、蓄電部31と、高出力検出部32と、蓄電電力供給制御部33と、蓄電電力供給解除制御部34とを備える。なお、蓄電部31は、特許請求の範囲に記載の「蓄電手段」に対応し、高出力検出部32は、特許請求の範囲に記載の「検出手段」に対応し、蓄電電力供給制御部33は、特許請求の範囲に記載の「制御手段」に対応し、蓄電電力供給解除制御部34は、特許請求の範囲に記載の「供給解除制御手段」に対応する。
かかる制御部30は、IH部100への電力供給元を、外部電力(系統電力や自家発電力など)と蓄電池20に蓄電された蓄電電力とから選択するとともに、供給電力を調整する。また、制御部30は、蓄電池20に入力(充電)する電力を調整する。また、制御部30は、蓄電池20からIH部100に出力(放電)する電力を調整する。
蓄電部31は、外部から供給される外部電力を、電磁誘導加熱調理器1に専用の蓄電池20に蓄電する。具体的には、蓄電部31は、蓄電池20に対して蓄電を開始する制御指示を送信したり、蓄電を終了する制御指示を送信するなどする。例えば、蓄電部31は、系統電力や自家発電力等の電力を、電磁誘導加熱調理器1を使用していない時に、予め蓄電池20に蓄電したり、電磁誘導加熱調理器1を使用している時に、並行して蓄電池20に蓄電するなどする。
また、蓄電部31は、蓄電池20の充電レベル(SOC)を管理しており、SOCの情報を、蓄電池20の最大許容電力はどれくらいかといった出力制御や、蓄電池20にどれくらい充電できるかといった充電制御などに、フィードバックしている。また、蓄電部31は、SOCの情報として、蓄電池20が蓄電していた電力全てを放電したとの情報を取得し、取得した情報を、蓄電電力供給制御部33(蓄電池20によって蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給するように制御している)に対して送信するなどする。この場合には、蓄電電力供給制御部33は、当該供給を停止するように制御するなどする。
高出力検出部32は、外部電力の供給を直接受けてIH部100が加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出する。具体的には、高出力検出部32は、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かの検出として、IH部100の各IHやラジエント、ロースターの合計出力が、利用者によって高出力で加熱運転するように指示を受けていること(例えば、操作入力部11から入力された信号など)を検出するなどし、検出結果を、後述する蓄電電力供給制御部33に送信するなどする。
具体的に例を挙げて説明すると、IH部100が、出力『3.00kW』の左IH、出力『2.00kW』の右IH、出力『1.25kW』のラジエント、および出力『1.55kW』のロースターを備えている場合であって、利用者が、左右のIHやラジエントで湯を沸かし、ロースターで魚を焼くなどして、全てを同時に最大出力で使用することを目的として、最大出力で加熱運転するように指示(ツマミを最大出力まで回すなど)した時には、IH部100において、単純に計算すれば、『7.8kW』にも至る高出力になる。このような場合に、高出力検出部32は、予め設定されている所定の閾値(例えば、『7.0kW』など)を超える高出力が要求される状況に至ったことを検出する。
なお、実施例1においては、高出力検出部32が、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かの検出として、IH部100の出力が、利用者によって高出力で加熱運転するように指示を受けていることを検出する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、高出力検出部32が、IH部100の出力制御情報を取得するなどして検出する手法など、IH部100が高出力が要求される状況に至ったことを検出できる手法であれば、具体的な手法はいずれでもよい。
また、実施例1における高出力検出部32は、後述する蓄電電力供給制御部33によって、蓄電池20に蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御している際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたか否かをさらに検出する。例えば、高出力検出部32は、状況が解除されたか否かの検出として、IH部100の各IHやラジエント、ロースターの出力が、利用者によって最大出力よりも小さい出力で加熱運転するように指示を受けていることを検出するなどし、検出結果を、後述する蓄電電力供給解除制御部34に送信するなどする。
具体的に例を挙げて説明すると、IH部100が、上記と同様、出力『3.00kW』の左IH、出力『2.00kW』の右IH、出力『1.25kW』のラジエント、および出力『1.55kW』のロースターを備えている場合であって、利用者が、左右のIHやラジエントで湯を沸かし、ロースターで魚を焼くなどして、全てを同時に最大出力で使用していた際に、利用者が、最大出力よりも小さい出力で加熱運転するように指示(ツマミを最大出力よりも小さい出力のところまで回すなど)した場合に、高出力検出部32は、予め設定されている所定の閾値(例えば、『7.0kW』など)を超える高出力が要求される状況が解除されたことを検出する。
なお、実施例1においては、高出力検出部32が、高出力が要求される状況が解除されたか否かの検出として、IH部100の出力が、利用者によって最大出力よりも小さい出力で加熱運転するように指示を受けていることを検出する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、高出力検出部32が、IH部100の出力制御情報を取得するなどして検出する手法など、高出力が要求される状況が解除されたことを検出できる手法であれば、具体的な手法はいずれでもよい。
また、実施例1においては、高出力検出部32が、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたか否かをさらに検出する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、高出力検出部32が、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたか否かについては検出しない手法にも、本発明を同様に適用することができる。この場合には、電力供給制御装置10は、例えば、IH部100において全ての出力が停止されるまで、蓄電池20に蓄電された電力を加熱運転に供給し続けるように制御するなどする。
蓄電電力供給制御部33は、高出力検出部32によって、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったことが検出されたことを条件として、蓄電池20によって蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給するように制御する。具体的には、蓄電電力供給制御部33は、図4に示すように、高出力検出部32によって送信された検出結果(外部電力の供給を直接受けてIH部100が加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったことが検出されたことを示す検出結果)を受信したことを条件として、外部電力の供給を継続するとともに、蓄電池20によって蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給するように蓄電池20を制御する。
蓄電電力供給解除制御部34は、高出力検出部32によって、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたことが検出されたことを条件として、蓄電池20によって蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給しないように制御する。具体的には、蓄電電力供給解除制御部34は、図4に示すように、高出力検出部32によって送信された検出結果(蓄電池20に蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御している際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたことが検出されたことを示す検出結果)を受信したことを条件として、蓄電池20によって蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給しないように(蓄電池20によって蓄電された電力の供給を停止し、外部電力のみを蓄電池20に供給するように)蓄電池20を制御する。
なお、実施例1においては、蓄電電力供給解除制御部34が、高出力検出部32によって、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたことが検出されたことを条件として、蓄電池20によって蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給しないように制御する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、蓄電池20によって蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給しないように制御しない手法にも、本発明を同様に適用することができる。この場合には、電力供給制御装置10は、例えば、IH部100において全ての出力が停止されるまで、蓄電池20に蓄電された電力を加熱運転に供給し続けるように制御するなどする。
[実施例1に係る電力供給制御装置による処理の手順]
次に、図5を用いて、実施例1に係る電力供給制御装置による処理の手順を説明する。図5は、実施例1に係る電力供給制御装置による処理の手順を示すフローチャートである。
まず、実施例1に係る電力供給制御装置10は、高出力検出部32において、外部電力の供給を直接受けてIH部100が加熱運転を行っている際に、高出力が要求される状況に至ったことを検出したか否かを判定する(ステップS501)。検出していない場合には(ステップS501否定)、電力供給制御装置10は、高出力検出部32において、高出力が要求される状況に至ったことを検出したか否かを判定する処理に戻る。
一方、高出力が要求される状況に至ったことを検出した場合には(ステップS501肯定)、電力供給制御装置10は、蓄電電力供給制御部33において、蓄電池20に蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御する(ステップS502)。
続いて、電力供給制御装置10は、蓄電電力供給制御部33によって蓄電池20に蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御している際に、高出力判定部31において、高出力が要求される状況が解除されたことを検出したか否かを判定する(ステップS503)。検出していない場合には(ステップS503否定)、高出力判定部31において、高出力が要求される状況が解除されたことを検出したか否かを判定する処理に戻る。
一方、高出力が要求される状況が解除されたことを検出した場合には(ステップS503肯定)、電力供給制御装置10は、蓄電電力供給解除制御部34において、蓄電池20に蓄電された電力を加熱運転に供給しないように制御する(ステップS504)。
このようにして、実施例1に係る電力供給制御装置10は、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することが可能になる。
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1によれば、電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する電力の供給を制御する電力供給制御装置であって、外部から供給される外部電力を電磁誘導加熱調理器に専用の蓄電池に蓄電し、電磁誘導加熱調理器が外部電力の供給を直接受けて加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出し、状況に至ったことが検出されたことを条件として、蓄電池に蓄電された電力を電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するように制御するので、電磁誘導加熱調理器の高出力時に対応することが可能になる。
なお、電力供給制御装置は、屋内分電盤からの情報や、別途備える停電検出部などにおいて停電を検出した場合には、IH部の特定の出力(例えば、ラジエント等)のみに、蓄電池に蓄電された電力を供給するといった制御を行うこともできる。
また、実施例1によれば、電力供給制御装置は、蓄電池に蓄電された直流の蓄電電力を、電磁誘導加熱調理器において、直流の電力を交流の電力に変換するインバータに直接供給することで、電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するので、蓄電池に蓄電された蓄電電力を、電磁誘導加熱調理器に対して効率的に供給することも可能になる。
また、実施例1によれば、電力供給制御装置は、外部電力の供給を継続するとともに、蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御するので、蓄電された電力で外部電力をアシストすることで、電磁誘導加熱調理器の高出力時に対応することも可能になる。
また、実施例1によれば、電力供給制御装置は、蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御している際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況が解除されたか否かをさらに検出し、状況が解除されたことが検出されたことを条件として、蓄電された電力を加熱運転に供給しないように制御するので、適切なタイミングで外部電力のみの供給に戻すことも可能になる。
さて、これまで実施例1においては、電力供給制御装置10の蓄電電力供給制御部33が、外部電力の供給を継続するとともに、蓄電池20に蓄電された電力を加熱運転に供給するように制御する手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、蓄電電力供給制御部33が、外部電力の供給を停止し、蓄電池20によって蓄電された電力に切り替えて加熱運転に供給するように制御する手法にも、本発明を同様に適用することができる。以下、実施例2として、蓄電電力供給制御部33が、外部電力の供給を停止し、蓄電池20によって蓄電された電力に切り替えて加熱運転に供給するように制御する手法について説明する。
実施例2における蓄電電力供給制御部33は、実施例1と同様、高出力検出部32によって、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったことが検出されたことを条件として、蓄電池20によって蓄電された電力をIH部100の加熱運転に供給するように制御するが、実施例1と異なり、高出力検出部32によって送信された検出結果を受信したことを条件として、外部電力の供給を停止し、蓄電池20によって蓄電された電力に切り替えてIH部100の加熱運転に供給するように制御する。
すなわち、蓄電電力供給制御部33は、図5に示すように、外部電力の供給を直接受けてIH部100が加熱運転を行っている際に、高出力検出部32によって、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったことが検出され、高出力検出部32から送信されるこの結果を受信すると、外部電力の供給を停止し、蓄電池20によって蓄電された電力に切り替えてIH100の加熱運転に供給するように制御する。
[実施例2の効果]
上記してきたように、実施例2によれば、電力供給制御装置は、外部電力の供給を停止し、蓄電された電力に切り替えて加熱運転に供給するように制御するので、蓄電された電力のみで、電磁誘導加熱調理器の高出力時に対応することも可能になる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上記した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
実施例1および2においては、電力供給制御装置が、電磁誘導加熱調理器において高出力が要求される状況に至ったことを検出したことを条件として、蓄電池に蓄電された電力を電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するように制御する手法について説明してきたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、電力供給制御装置が、電磁誘導加熱調理器が接続している管理装置(例えば、主受電ブレーカ、電力監視モニター装置など)が管理する負荷全体の使用電力もしくは電流および契約されている契約電力容量もしくは契約アンペア容量に関する情報を取得し、情報から契約電力容量に対する使用電力の割合が所定の閾値を超えたか否かを判定し、割合が所定の閾値を超えたと判定されたことを条件として、蓄電池に蓄電された電力を電磁誘導加熱調理器の加熱運転に供給するように制御する手法にも、本発明を同様に適用することができる。すなわち、本発明に係る電力供給制御装置は、電磁誘導加熱調理器において高出力が要求される状況に至った時のみならず、例えば、家全体等の負荷全体の使用電力の契約電力量に対する割合を監視し、ブレーカが落ちる前に、まず、電磁誘導加熱調理器については、蓄電池に蓄電された電力を利用するように制御するものである。このような制御を行うことで、電力供給制御装置は、電磁誘導加熱調理器自体の出力制限を回避することが可能になるのみならず、負荷全体の使用電力を適切に分配する等、システム全体を効率的に制御することも可能になる。
[システム構成等]
本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、外部電力を蓄電池に蓄電する処理)の全部または一部を手動的におこなうこともでき(例えば、利用者によって蓄電指示が入力されることによって、外部電力が蓄電池に蓄電されるなど)、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、IH部の出力を最大出力から小さい出力に変更する処理など)の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる(例えば、IH部の出力状況を認識した制御部が自動的に小さい出力に変更するなど)。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示(例えば、図2など)の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、本実施例で説明した電力供給制御方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る電力供給制御装置および電力供給制御プログラムは、電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する電力の供給を制御することに有用であり、特に、電磁誘導加熱調理器の高出力時に対応することに適する。
実施例1に係る電力供給制御装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る電力供給制御装置の構成を示すブロック図である。 蓄電池による電力供給を説明するための図である。 蓄電電力供給制御部および蓄電電力供給解除制御部を説明するための図である。 実施例1に係る電力供給制御装置による処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2における蓄電電力供給制御部を説明するための図である。
符号の説明
1 電磁誘導加熱調理器(IHクッキングヒーター)
10 電力供給制御装置
11 操作入力部
20 蓄電池
30 制御部
31 蓄電部
32 高出力検出部
33 蓄電電力供給制御部
34 蓄電電力供給解除制御部
100 IH部

Claims (7)

  1. 電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する当該電力の供給を制御する電力供給制御装置であって、
    外部から供給される外部電力を前記電磁誘導加熱調理器に専用の蓄電池に蓄電する蓄電手段と、
    前記電磁誘導加熱調理器が前記外部電力の供給を直接受けて前記加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記状況に至ったことが検出されたことを条件として、前記蓄電手段によって前記蓄電池に蓄電された電力を前記電磁誘導加熱調理器の前記加熱運転に供給するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電力供給制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記蓄電手段によって蓄電された直流の電力を、前記電磁誘導加熱調理器において、直流の電力を交流の電力に変換するインバータに直接供給することで、当該電磁誘導加熱調理器の前記加熱運転に供給することを特徴とする請求項1に記載の電力供給制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記外部電力の供給を継続するとともに、前記蓄電手段によって蓄電された電力を前記加熱運転に供給するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記外部電力の供給を停止し、前記蓄電手段によって蓄電された電力に切り替えて前記加熱運転に供給するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給制御装置。
  5. 前記検出手段は、前記蓄電された電力を前記制御手段によって前記加熱運転に供給するように制御している際に、前記状況が解除されたか否かをさらに検出することを特徴とし、
    前記検出手段によって前記状況が解除されたことが検出されたことを条件として、前記蓄電手段によって蓄電された電力を前記加熱運転に供給しないように制御する供給解除制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電力供給制御装置。
  6. 前記電磁誘導加熱調理器が接続している管理装置が管理する負荷全体の使用電力もしくは電流および契約されている契約電力容量もしくは契約アンペア容量に関する情報を取得し、当該情報から当該契約電力容量に対する当該使用電力の割合が所定の閾値を超えたか否かを判定する使用電力判定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検出手段によって前記状況に至ったことが検出されたことを条件として、または、前記使用電力判定手段によって前記割合が所定の閾値を超えたと判定されたことを条件として、前記蓄電手段によって前記蓄電池に蓄電された電力を前記電磁誘導加熱調理器の前記加熱運転に供給するように制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電力供給制御装置。
  7. 電力によって加熱運転を行う電磁誘導加熱調理器に対する当該電力の供給を制御する電力供給制御方法をコンピュータに実行させる電力供給制御プログラムであって、
    外部から供給される外部電力を前記電磁誘導加熱調理器に専用の蓄電池に蓄電する蓄電手順と、
    前記電磁誘導加熱調理器が前記外部電力の供給を直接受けて前記加熱運転を行っている際に、所定の閾値を超える高出力が要求される状況に至ったか否かを検出する検出手順と、
    前記検出手順によって前記状況に至ったことが検出されたことを条件として、前記蓄電手順によって前記蓄電池に蓄電された電力を前記電磁誘導加熱調理器の前記加熱運転に供給するように制御する制御手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする電力供給制御プログラム。
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