JP2009017249A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2009017249A
JP2009017249A JP2007176931A JP2007176931A JP2009017249A JP 2009017249 A JP2009017249 A JP 2009017249A JP 2007176931 A JP2007176931 A JP 2007176931A JP 2007176931 A JP2007176931 A JP 2007176931A JP 2009017249 A JP2009017249 A JP 2009017249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier circuit
input
signal
low
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007176931A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Takemoto
享史 竹本
Hiroki Yamashita
寛樹 山下
Tatsuya Saito
達也 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007176931A priority Critical patent/JP2009017249A/ja
Priority to US12/166,666 priority patent/US7714644B2/en
Publication of JP2009017249A publication Critical patent/JP2009017249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45475Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using IC blocks as the active amplifying circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/26Modifications of amplifiers to reduce influence of noise generated by amplifying elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/34Negative-feedback-circuit arrangements with or without positive feedback
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/4508Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using bipolar transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/45085Long tailed pairs
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45179Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/45183Long tailed pairs
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45479Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection
    • H03F3/45928Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection using IC blocks as the active amplifying circuit
    • H03F3/45968Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection using IC blocks as the active amplifying circuit by offset reduction
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/372Noise reduction and elimination in amplifier
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/375Circuitry to compensate the offset being present in an amplifier
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45534Indexing scheme relating to differential amplifiers the FBC comprising multiple switches and being coupled between the LC and the IC

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】低オフセット、低雑音で、広帯域の信号に対して一定の利得で連続増幅できる増幅回路を提供する。
【解決手段】増幅回路ブロック101と補償回路ブロック102を設ける。増幅回路ブロック101には、入力信号から補償回路ブロック102の出力信号を減算する加算器104と、広帯域で動作する増幅回路103を備える。補償回路ブロック102には、低オフセット電圧で低域低雑音の増幅回路105と、増幅回路103の出力信号から増幅回路105の出力信号を減算し、その差分信号を生成する加算ブロック107と、この差分信号を加算器104に負帰還する帰還回路ブロック106を備える。増幅回路ブロック101は、この差分信号の負帰還によってオフセット電圧と低域雑音が低減されると共に、増幅回路全体の動作帯域は、増幅回路103の特性で定めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、広帯域な信号を増幅する広帯域増幅回路に関し、特に増幅回路の入力オフセット電圧と1/f雑音による低域雑音成分の低減に有効な回路技術に関するものである。
医療機器、生体センサ、あるいはテープドライブ向け増幅回路などは、信号レベルで数mV、動作帯域で直流から数100MHzの増幅動作が求められ、広帯域の信号を低雑音レベルで増幅する必要がある。増幅回路はデバイスばらつきにより発生する入力オフセット電圧や、1/f雑音の効果により低域側の雑音レベルが高く、特に低域の増幅回路の特性が劣化する。一般に増幅回路の低オフセット電圧化、及び1/f雑音の低減を実現する技術としては、以下のような従来技術がある。
例えば、図10に、広帯域増幅回路において、出力電圧オフセットを小さく抑えた特許文献1記載の増幅回路を示す。その構成は、高利得G1かつ低オフセット電圧の増幅回路1001を前段に、低利得G2でオフセット電圧が大きく広帯域で動作する増幅回路1002を後段に設け、これ等を縦続接続し、増幅回路1002の出力から増幅回路1001へ負帰還をかけている。このため、後段の増幅回路1002のオフセット電圧は前段の増幅回路1001の利得によって、G2/G1だけ圧縮されるというものである。また利得については、低域側では負帰還抵抗の比により決まり、高域側では後段の増幅回路1002の利得G2で決まる。従って、負帰還抵抗の比{R3(R1+R2)}/{R2(R3+R4)}を後段の増幅器1002の利得G2と等しくなるように設定すれば、広帯域に渡り一定の利得が得られるというものである。
また、例えば、図11に、オートゼロ動作機能を用いて低オフセット電圧を実現した非特許文献1記載の増幅回路を示す。その構成は、メイン増幅回路1101と、メイン増幅回路1101のオフセット電圧を補償するゼロ化増幅回路1102の2つの増幅回路から成り、各増幅回路1101、1102は、3つの入力端子を持つ加算増幅回路となっている。図11の増幅回路は、2組のスイッチ動作により、オートゼロ動作と入力信号増幅動作の2つの動作モードが決定される。オートゼロ動作時では、各スイッチはΦ1側に接続され、ゼロ化増幅回路1102のオートゼロ機能によるオフセット補償が行われる。次に、入力信号増幅動作では、各スイッチはΦ2側に接続され、入力信号はオフセット補償されたゼロ化増幅回路1102とメイン増幅回路1101の利得の乗算分増幅され、メイン増幅回路とゼロ化増幅回路のオフセット電圧は、共にゼロ化増幅回路の利得分圧縮されるというものである。
特開平7−231227号公報 "AD8551/AD8552/AD8554"、[online]、[平成18年5月31日検索]、インターネット<URL:http://www.analog.com/UploadedFiles/Data_Sheets/AD8551_8552_8554.pdf>
ところで、前記のような増幅回路の入力オフセット電圧、及び1/f雑音による低域雑音成分の低減化を実現する技術について、以下のようなことが明らかとなった。
上記図10の従来例では、増幅回路のオフセット電圧はG2/G1分圧縮される。仮に増幅回路1002のオフセット電圧が1mV存在した場合、入力電圧オフセットが1μVで、10倍の利得の増幅機能を実現しようとすると、増幅器1001は10000倍の利得が必要になる。このため、負帰還抵抗R1,R2,R3,R4の熱雑音も10000倍増幅されてしまい、低雑音化できない。従って、図10の従来例は、数mVの入力オフセット電圧は十分実現できるが、数μVレベルの低オフセット化の実現は困難となる。
また、上記図11の従来例では、オートゼロ機能により、数μVの入力オフセット電圧を実現できるが、オートゼロ動作時と入力信号動作時で、増幅回路の利得が異なるため、そのままでは連続増幅ができない。連続増幅を実現するためには、例えば、増幅回路の出力にローパスフィルタ等を設け、入力信号動作時に得られる各離散的な出力を補間する必要性などが生じる。しかし、ローパスフィルタの存在により、増幅可能な動作帯域が1桁以上落ちてしまい、広帯域な増幅機能を実現することが困難となる。
そこで、本発明の目的は、低オフセット電圧および/または低雑音な増幅回路を提供することにある。また、本発明の他の目的は、広帯域の信号に対して一定の利得で連続増幅できる増幅回路を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の増幅回路は、増幅回路ブロックと、増幅回路ブロックのオフセット電圧および/または低域雑音を低減する手段としての補償回路ブロックを有するものとなっている。増幅回路ブロックは、第1入力信号から補償回路ブロックの出力信号を減算する第1加算器と、広帯域で動作する第1増幅回路を備えている。補償回路ブロックは、第1入力信号を増幅し低オフセット電圧および/または低域低雑音の特性を備えた第2増幅回路と、第1増幅回路の出力信号から第2増幅回路の出力信号を減算し、第1増幅回路と第2増幅回路の差分信号を生成する加算ブロックと、この差分信号を増幅回路ブロックに負帰還をかける手段としての帰還回路ブロックとを備えている。
このような構成を用いると、入力信号は常に増幅回路ブロックで増幅されるため、広帯域な信号に対して一定の利得での連続増幅が可能である。また、広帯域な信号成分を入力として受ける増幅回路ブロック内の増幅回路と、補償回路ブロック内の増幅回路の利得はそれぞれ等しく、後者の増幅回路のオフセット電圧は小さく低域低雑音であるため、低域成分に関して2つの増幅回路の出力信号から差分信号を生成することで、前者の増幅回路のオフセット電圧と低域雑音成分を検出できる。したがって、この検出した信号を前者の増幅回路に負帰還をかけることで、増幅回路ブロック内の第1増幅回路のオフセット電圧および/または低域雑音成分を相殺できる。
なお、第2増幅回路は、例えば、チョッパー増幅回路やオートゼロ増幅回路などで実現することができる。ここで、オートゼロ増幅回路を用いた場合は、加算ブロックで差分信号を検出する際に、第1増幅回路による連続増幅とオートゼロ増幅回路による離散的な増幅との相違を整合させることが必要となる。この問題は、加算ブロックの前段にローパスフィルタを設けたり、または、加算ブロックの第1増幅回路側の前段にオートゼロ増幅回路の動作モードに同期するスイッチを設けたり、あるいは、2つのオートゼロ増幅回路で各動作モードが相補的に切り替わるPing−Pong型オートゼロ増幅回路を用いることなどで解決できる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、低オフセット電圧および/または低雑音な増幅回路を実現できる。また、広帯域の信号に対して一定の利得で連続増幅が可能な増幅回路を実現できる。
以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。本実施の形態1の増幅回路は、増幅回路ブロック101と、その増幅回路ブロック101のオフセット電圧および低域雑音を低減する補償回路ブロック102より構成される。増幅回路ブロック101は、広域動作の増幅回路103と、補償回路ブロック102からの出力を用いて、増幅回路103のオフセットと低域雑音を減算する加算器104より構成される。
また、補償回路ブロック102は、オフセット電圧および低域雑音レベルが小さく、利得が増幅回路103と等しい増幅回路105と、増幅回路ブロック101の出力から増幅回路105の出力を減算し、差分信号を生成する加算ブロック107と、その差分信号を増幅回路ブロック101の加算器104に増幅し出力する帰還回路ブロック106より構成される。そして、帰還回路ブロック106は、増幅回路108とローパスフィルタ109で構成されている。
このように、図1の増幅回路は、増幅回路ブロック101の増幅回路103に広帯域増幅回路を用いることで広域増幅動作を実現し、補償回路ブロック102を用いて増幅回路103のオフセット電圧および低域雑音を相殺化することで、低オフセット電圧化および低雑音化を実現するものとなっている。具体的に説明すると、以下のような仕組みでこれらの効果が実現できる。
加算ブロック107は、増幅回路103と増幅回路105の利得が等しく、かつ増幅回路105が低オフセット電圧で低雑音増幅回路であるため、増幅回路103のオフセット電圧と雑音成分を出力する。さらに、帰還回路ブロック106は、加算ブロック107の出力信号を増幅し、ローパスフィルタ109を通過させることで、増幅回路103のオフセット電圧と低域雑音成分だけを抽出する。この結果、図1の増幅回路は、低域の信号成分、すなわち増幅回路103のオフセット電圧と低域雑音成分だけが、増幅回路103に負帰還されることで、低オフセットかつ低雑音で広帯域な信号増幅が可能となる。また、本実施の形態1においては、増幅回路108を低オフセット化および/または低雑音化することで、さらなる効果が期待できる。
ここで、図1の増幅回路の効果について定量的に説明する。増幅回路103、105、108の利得をそれぞれG1、G2、G3、ローパスフィルタ109の伝達関数をH(ω)、入力信号ノード110の入力信号をVI、出力信号ノード111の出力信号をVO、増幅回路105と108のオフセット電圧は小さく、103のオフセット電圧Voff1の効果だけを考慮すると、出力信号VOは、
Figure 2009017249
となる。ここで、増幅回路103と105の利得が同一(G1=G2)であるとすると、増幅回路の出力は、
Figure 2009017249
となり、入力信号は利得G1で一定に増幅され、また、増幅回路103の実効入力オフセット電圧は、約1/(G1G3)分圧縮される。よって、低オフセットかつ低雑音な信号増幅が可能である。例えば、増幅回路103の利得が100倍、増幅回路108の利得が10倍、増幅回路103のオフセット電圧が1mVと仮定すると、図1の増幅回路の実効入力オフセット電圧Voff_effは、
Voff_eff=1mV/100×10=1μV
となる。また、ローパスフィルタ109により、帰還回路ブロック106の出力は、オフセット電圧と低域雑音成分のみを抽出したものとなる。このため、増幅回路105の低オフセット補償の過程で折り返し雑音やリップルノイズ等が発生し、高域側の雑音レベルが上昇しても、ローパスフィルタ109の帯域以上の信号成分については、負帰還がかからなくなる。このため、図1の増幅回路の高域雑音のレベルは、増幅回路105の雑音の影響を受けず、増幅回路103の熱雑音のレベルによってのみ決まる構成となっている。
次に、増幅回路103,105の利得差を調整する必要が生じた場合の調整方法に関する一実施の形態を図9に示す。図9に示す増幅回路は、スイッチ902が図1の構成例に追加され、利得調整時に、スイッチ902をΦ2からΦ1に切り替え可能な構成となっている。利得調整時において、ローパスフィルタ109の帯域よりも十分高速な信号Vhをテスト信号として入力信号ノード110に入力すると、差分信号モニタノード901での信号Vmは、
Figure 2009017249
となる。ここで、高域の信号を扱っているので、増幅回路103の電圧オフセットを無視し、ローパスフィルタ109の特性もH(ω)=0とした。高い周波数のテスト信号を与え、Vmが0Vになるように、増幅回路103、あるいは105の利得を調整することで、図1(図9)の増幅回路における利得誤差による影響は回避できる。
なお、電圧オフセットが小さい増幅回路105の例としては、チョッパー増幅回路、あるいはオートゼロ増幅回路などが挙げられる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。図3に示す増幅回路は、図1の増幅回路105にチョッパー増幅回路を適用した場合の構成例となっている。チョッパー増幅回路は、増幅回路304の前後に、2組のチョッパー変調器301,302を組み合わせることで構成され、入力ノード303から入力されるチョッパー周波数fcの変調信号に従い、入力信号ノード110からの入力信号及び増幅回路304の入力オフセットが周期的に変調される。
この時、入力信号は初段のチョッパー変調器301でfc分高域側に変調され、そのチョッパー変調信号が増幅回路304で増幅された後、後段のチョッパー変調器302により、増幅されたチョッパー変調信号が元々の周波数帯の信号成分に復調される。一方、増幅回路304の入力オフセットについては、そのまま増幅された後、チョッパー変調器302でfc分高域側に変調され、加算ブロック107内のローパスフィルタ305で、この変調されたオフセット電圧が除去される。この際、オフセット電圧だけでなく、1/f雑音に関してもチョッパー周波数以下の周波数成分についてはfc分高域側に変調されるので、ローパスフィルタ305で1/f雑音についても除去される。従って、チョッパー増幅回路では、低オフセットかつ低雑音の増幅が可能である。
ここで、チョッパー増幅回路を適用する場合は、図3の加算ブロック107に示すように、増幅回路103側にも、ローパスフィルタ305と同じ周波数特性を持つローパスフィルタ306を設ける。そうすると、加算ブロック107内で増幅回路103の出力信号と増幅回路105の出力信号との差分信号を検出する際に、各出力信号を同じ帯域成分内で比較することができる。したがって、増幅回路105は、ローパスフィルタ305,306の通過帯域内で増幅回路103に等しいゲイン特性を備えたものであればよい。その一例として、増幅回路304と増幅回路103を同一の回路としてもよい。
なお、チョッパー増幅回路は、チョッパー周波数以下の信号成分を増幅することはできないため、単体で使用した場合には広帯域動作が困難となる。しかしながら、図3の構成例のように、増幅回路ブロック101と組み合わせて用いた場合は、増幅可能な動作帯域が増幅回路103の動作帯域のみで決められるため広帯域動作が可能となる。この際に、チョッパー増幅回路は、チョッパー変調信号により、リップルノイズが生じてしまうが、ローパスフィルタ109により、高域側の雑音成分は増幅回路103に影響を与えない。すなわち、図3の構成例を用いると、高域側の雑音成分は増幅回路103の熱雑音で決まる比較的小さなものとなり、更に、低域側では、増幅回路105との差分信号により負帰還がかかるため低オフセットかつ低雑音となる。したがって、全体として、低オフセットかつ低雑音で、広帯域に渡って利得が一定な増幅回路を実現できる。
(実施の形態3)
図2は、本発明の実施の形態3による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。図2に示す増幅回路は、図1の増幅回路105にオートゼロ増幅回路を適用した場合の構成例となっている。オートゼロ増幅回路は、サンプリングを利用した低オフセット増幅回路であり、入力信号増幅用の増幅回路201と、オートゼロ制御用の増幅回路202と、サンプリング容量203と、オートゼロ動作モード又は増幅動作モードの2つの動作モードを選択するためのスイッチ204,205,206等から構成される。
オートゼロ動作モードでは、図2の各スイッチ204,205,206はΦ1側に閉じ、増幅回路201の入力オフセット電圧及び、1/f雑音を検出し、サンプリング容量203に蓄積する。増幅動作モードでは、各スイッチ204,205,206はΦ2側に閉じ、入力信号から、オートゼロ動作モードでサンプリング容量203に蓄積した入力オフセット及び1/f雑音が差し引かれる。これによって、低オフセットかつ低雑音の増幅が可能となる。ここで、増幅回路105へ入力される入力信号をVi、増幅回路105の出力をVAZ、増幅回路201の利得をG21、増幅回路202の利得をG22、増幅回路201の入力オフセット電圧をVoff21とすると、オートゼロ動作モードにおいて、サンプリング容量203に保持される補償電圧Vhは、
Figure 2009017249
となる。式(4)より、G21とG22の利得が十分大きいときに、近似的に増幅回路201の入力オフセット電圧がサンプリング容量203に保持されることになる。次に、増幅動作モードにおける増幅回路105の出力電圧VAZは、
Figure 2009017249
となる。式(5)より、オートゼロ増幅回路では、入力オフセット電圧が、G21×G22分圧縮されることになり、低オフセット化が実現できる。
なお、オートゼロ増幅回路を適用する場合、増幅回路105と増幅回路103の差分信号を検出する必要があるため、信号比較を行いやすくするため、ここでは、増幅回路201を増幅回路103と同一のものを用いることとする。オートゼロ増幅回路では、2つの動作モードに別れているため、連続増幅はできないが、図2では加算ブロック107内にローパスフィルタ209を設けることで、信号の連続化を行っている。また、オートゼロ増幅回路を適用する場合、加算ブロック107内にローパスフィルタ209と同じ周波数特性のローパスフィルタ208を増幅回路103に対応して設ける。これによって、加算ブロック107内で増幅回路103及び105の出力信号の差分信号を検出する際に、同じ帯域成分内で比較を行える。
さらに、オートゼロ増幅回路では、出力信号が離散波形となるため、電力損失が起き、ローパスフィルタを介して連続波形にした出力信号は、増幅回路103からの利得と比べて減少している。そこで、ローパスフィルタ208には、増幅回路103と105の利得を一致させるための減衰器も含まれている。利得調整が行われたとすると、図2の構成例における出力電圧VOは、
Figure 2009017249
となる。式(6)より、増幅回路103の入力オフセット電圧はG1G3、増幅回路201の入力オフセット電圧はG1G22分圧縮され、低オフセット化が実現できる。なお、オートゼロ増幅回路は、単体で用いた場合に、連続増幅ができず、また動作帯域はサンプリング周波数で決まってしまうため、増幅可能な信号帯域は狭くなってしまう。しかしながら、図2の構成例のように、増幅回路ブロック101と組み合わせて用いると、低域側の雑音レベルがオートゼロ増幅回路105で補償され、高域側については負帰還がかからず、増幅可能な動作帯域は増幅回路103の動作帯域のみで決まるので、連続増幅かつ広帯域な信号増幅が実現できる。
なお、ここでは、増幅回路201と増幅回路103を同一のものとしたが、必ずしも同一のものである必要はなく、ローパスフィルタ208,209の通過帯域内で等しいゲイン特性を備えたものであればよい。また、例えば、ローパスフィルタ208内に減衰器を設けずに、その分予め増幅回路201のゲイン特性が増幅回路103のゲイン特性よりも若干大きくなるように設計しておくことも可能である。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。図4に示す増幅回路は、図1の増幅回路105に図2と同様のオートゼロ増幅回路を適用し、更に、加算ブロック107内で増幅回路103の出力側にスイッチ401を設けることで、差分信号の検出を離散化した構成例となっている。スイッチ401は、増幅回路(オートゼロ増幅回路)105に入力信号が入らないオートゼロ動作モード時にはΦ1側に接続され、増幅動作モード時にはΦ2側に接続される。したがって、オートゼロ動作モード時には差分信号の検出は行われず、増幅動作モード時に差分信号の検出が行われ、この差分信号が、帰還回路ブロック106を経由して増幅回路103に負帰還をかける構成となっている。この構成によって、図2に示したローパスフィルタ208,209や、ローパスフィルタ208内の減衰器を削除できるので、小面積化が実現できる。
(実施の形態5)
図5は、本発明の実施の形態5による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。図5に示す増幅回路は、図1の増幅回路105にPing−Pong型オートゼロ増幅回路を適用した場合の構成例である。Ping−Pong型オートゼロ増幅回路とは、同特性のオートゼロ増幅回路を並列に2段並べた構成を取り、入力信号はスイッチ204,505を介して2つのオートゼロ増幅回路に入力される。
各オートゼロ増幅回路は、各スイッチによってオートゼロ動作モードと増幅動作モードが、正反対に行われるように動作する。例えば、各スイッチ204〜206,501,505〜507,509がΦ1時では、増幅回路201,202を含むオートゼロ増幅回路はオートゼロモードで動作し、増幅回路502,503を含むオートゼロ増幅回路は、サンプリング容量504および加算器508によってオフセット補償された状態の信号増幅動作モードで動作する。したがって、2つのオートゼロ増幅回路からスイッチ501,509を介して得られる増幅回路105の出力は、常に信号増幅モード時の出力となるため、単体のオートゼロ増幅回路と異なり、連続増幅が可能である。このように、Ping−Pong型オートゼロ増幅回路を適用することで、図2に示したような離散波形を連続波形に戻すためのローパスフィルタ209を削除でき、その結果、ローパスフィルタ208やその中の減衰器も削除できるので、加算ブロック107の小面積化が可能である。
(実施の形態6)
図6は、本発明の実施の形態6による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。図6に示す増幅回路は、図1の増幅回路105にオートゼロ増幅回路を適用し、更に、帰還回路ブロック106内にスイッチ602及び、サンプリング容量601を備えることで、オートゼロ増幅回路の出力信号を離散信号のまま用いて増幅回路103のオフセット補償を行った場合の構成例となっている。
オートゼロ増幅回路105が増幅動作モードで動作している時、図6の各スイッチ205〜206はΦ2側に閉じ、増幅回路103は加算器104を経由して負帰還がかかることで、オフセット補償され、加算ブロック107で検出したオフセット電圧及び低域雑音成分はサンプリング容量601に保持される。オートゼロ増幅回路105がオートゼロ動作モードで動作する場合は、図6の各スイッチ205〜206はΦ1側に閉じ、その結果、負帰還がかからなくなる。しかしながら、この期間では、前述したように差分信号の成分がサンプリング容量601に保持されているので、引き続き増幅回路103のオフセット補償が行われると共にオートゼロ増幅回路105のオフセット補償が行われる。
(実施の形態7)
本実施の形態7では、これまでに示した各増幅回路において、その一部の回路の詳細な構成例について説明を行う。図1〜図6に示した増幅回路は、シングルエンド信号に限らず、勿論、差動信号についても適用可能である。図7は、本発明の実施の形態7による増幅回路において、それに用いられる加算器の詳細な構成例を示す回路図である。図8は、本発明の実施の形態7による増幅回路において、それに用いられる加算器の他の詳細な構成例を示す回路図である。
図7に示す加算器は、差動構成となっており、入力1の(+)(−)から差動対となるMOSトランジスタM1,M2に入力された差動信号と、入力2の(+)(−)から差動対となるMOSトランジスタM3,M4に入力された差動信号とを負荷抵抗R1,R2を介して電圧加算し、その結果を出力(+)(−)に出力する構成となっている。この際、MOSトランジスタM1とM2、M3とM4、及び負荷抵抗R1とR2のばらつきにより、オフセット電圧が発生するが、これは実施の形態1〜6で述べた各増幅回路を用いることで低減することができる。
実施の形態1〜6で述べた各増幅回路はすべて、標準的なCMOSプロセスで実装できる。ただし、図1〜図5に示した増幅回路は、加算器104の直前に容量及びスイッチを用いていないので、ベース電流による影響を考える必要がないため、加算器104及び増幅回路103をMOSトランジスタではなく、より低雑音なバイポーラトランジスタを用いても実装できる。例えば、加算器104を、図8に示すように、図7のMOSトランジスタM1〜M4をバイポーラトランジスタQ1〜Q4に置き換えたような構成とし、更に、図示はしないが増幅回路103もバイポーラトランジスタを用いて形成する。
図12は、増幅回路の雑音特性の一例を示すグラフである。図12の雑音特性が示すように、加算器104及び増幅回路103をバイポーラトランジスタで実装することで、MOSトランジスタで実装した場合と比較して高域側の雑音レベルを決定する熱雑音のレベルを低減できる。すなわち、図1〜図5で述べたような回路方式によってオフセット電圧や低域側の雑音レベルを低減できることに加えて、更に、増幅回路ブロック101にバイポーラトランジスタを用いることで高域側の雑音レベルも低減できる。したがって、全てをMOSトランジスタで実装した場合と比較して、広帯域に渡ってより低雑音化が可能となる。
以上、これまでに説明した実施の形態1〜7の増幅回路を用いることによる、主な効果を纏めると以下のようになる。
(1)広帯域な信号成分に対して、常に同一の増幅回路の利得によって、入力信号は増幅されるので、取り扱う動作帯域全般において、安定な利得を確保できる。
(2)オフセット電圧の大きい動作帯域が広い増幅回路と、動作帯域は狭いがオフセット電圧の小さい増幅回路の各出力信号の差分を検出し、その差分信号を前期増幅回路に負帰還をかける構成をとるため、前記増幅回路の入力オフセット電圧及び、低域雑音を低減できる。
(3)増幅を行う増幅回路の入力にキャパシタやスイッチを必要としないので、オフセット補償されていない増幅回路をバイポーラで実装し、低オフセットの基準となる増幅回路をCMOSプロセスで実装することが可能である。これにより、トリミングを利用しなくても、バイポーラ増幅回路の入力オフセット電圧及び、低域雑音を低減できる。
以上、本発明者よりなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の広帯域な信号成分を増幅できる低オフセット電圧かつ低雑音増幅回路は、テープドライブ向け、医療機器向け、及び生体センサ向け増幅回路、あるいはPCM信号の増幅のような、直流成分を含む広帯域な信号増幅用途に適用可能である。
本発明の実施の形態1による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態3による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態4による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態5による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態6による増幅回路において、その構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態7による増幅回路において、それに用いられる加算器の詳細な構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態7による増幅回路において、それに用いられる加算器の他の詳細な構成例を示す回路図である。 本発明の一実施の形態による増幅回路において、ゲイン調整を行う場合の構成の一例を示す回路図である。 従来技術による増幅回路の構成例を示す回路図である。 従来技術による増幅回路の他の構成例を示す回路図である。 本発明の一実施の形態による増幅回路において、増幅回路の雑音特性の一例を示すグラフである。
符号の説明
101 増幅回路ブロック
102 補償回路ブロック
103,105,108,201,202,304,502,503 増幅回路
104,207,508 加算器
106 帰還回路ブロック
107 加算ブロック
109,208,209,305,306 ローパスフィルタ
110 入力信号ノード
111 出力信号ノード
203,504,601 サンプリング容量
204,205,206,401,501,505,506,507,509,602,902 スイッチ
301,302 チョッパー変調器
303 変復調信号入力ノード
M1〜M4 MOSトランジスタ
Q1〜Q4 バイポーラトランジスタ
R1〜R4 抵抗
I1,I2 定電流源
901 差分信号モニタノード
1001,1002,1101,1102 増幅回路
1103,1104 サンプリングキャパシタ
1105〜1108 スイッチ
Rs,Rf 抵抗

Claims (18)

  1. 増幅回路ブロックと、補償回路ブロックとを備えた増幅回路であって、
    前記増幅回路ブロックは、
    第1入力信号から前記補償回路ブロックの出力信号を減算する第1加算器と、
    広帯域で動作し、前記第1加算器の出力信号を増幅する第1増幅回路とを有し、
    前記補償回路ブロックは、
    前記第1入力信号を増幅し、前記第1増幅回路と比較して低オフセット電圧および/または小さい低域雑音の特性を備えた第2増幅回路と、
    前記第1増幅回路の出力信号から前記第2増幅回路の出力信号を減算し、前記第1増幅回路と前記第2増幅回路の差分信号を出力する加算ブロックと、
    前記差分信号を前記第1加算器に向けて負帰還する帰還回路ブロックとを有することを特徴とする増幅回路。
  2. 請求項1記載の増幅回路において、
    前記第2増幅回路の利得は、前記第1増幅回路の利得と等しいことを特徴とする増幅回路。
  3. 請求項1記載の増幅回路において、
    前記帰還回路ブロックは、
    前記加算ブロックでの前記差分信号を増幅する第3増幅回路と、
    前記第3増幅回路の出力信号に帯域制限をかける第1ローパスフィルタとを有することを特徴とする増幅回路。
  4. 請求項1記載の増幅回路において、
    前記第2増幅回路は、変調および復調を用いることで、前記第1入力信号の成分とオフセット電圧および低域雑音の成分とを分離する機能を備えたチョッパー増幅回路であることを特徴とする増幅回路。
  5. 請求項1記載の増幅回路において、
    前記第2増幅回路は、オートゼロ動作時に自身のオフセット電圧および低域雑音成分を容量に保持し、入力信号増幅動作時に前記容量に保持した電圧を自身の入力に負帰還する機能を備えたオートゼロ増幅回路であることを特徴とする増幅回路。
  6. 請求項5記載の増幅回路において、
    前記第2増幅回路は、前記第1入力信号が入力される第1入力ノードと前記加算ブロックとの間に並列に設けられた第1および第2オートゼロ増幅回路を有し、
    前記第1および前記第2オートゼロ増幅回路のそれぞれは、
    第1、第2、第3および第4スイッチと、
    前記第4スイッチを介して前記加算ブロックに出力を行う第5増幅回路と、
    前記第5増幅回路の出力信号が前記第2スイッチを介して入力される第6増幅回路と、
    前記第6増幅回路の出力信号が前記第3スイッチを介して入力されることで前記第5増幅回路のオフセット電圧と低域雑音成分を保持する第1容量と、
    前記第1入力ノードから前記第1スイッチを介して入力された前記第1入力信号に対して前記第1容量の保持電圧を減算し、その減算結果を前記第5増幅回路に出力する第3加算器とを有し、
    オートゼロ動作時では、前記第1スイッチによって前記第3加算器の一方の入力が接地電圧に固定され、前記第2スイッチによって前記第5増幅回路の出力信号が前記第6増幅回路に入力され、前記第3スイッチによって前記第6増幅回路の出力信号が前記第1容量に保持され、前記第4スイッチによって前記第5増幅回路の出力が前記加算ブロックと非接続にされ、
    入力信号増幅動作時では、前記第1スイッチによって前記第3加算器の一方の入力に前記第1入力信号が入力され、前記第2スイッチによって前記第6増幅回路の入力が接地電圧に固定され、前記第3スイッチによって前記第6増幅回路の出力が前記第1容量と非接続にされ、前記第4スイッチによって前記第5増幅回路の出力信号が前記加算ブロックに入力され、
    前記第1オートゼロ増幅回路と前記第2オートゼロ増幅回路の一方が前記オートゼロ動作を行う際には他方が前記入力信号増幅動作を行うことを特徴とする増幅回路。
  7. 請求項6記載の増幅回路において、
    前記加算ブロックは、一方の入力ノードに前記第1増幅回路の出力ノードが接続され、他方の入力ノードに前記第2増幅回路の出力ノードが接続され、前記第1増幅回路の出力信号と前記第2増幅回路の出力信号の差分信号を出力する第2加算器によって構成されることを特徴とする増幅回路。
  8. 請求項1記載の増幅回路において、
    前記増幅回路は、CMOSプロセスで形成されることを特徴とする増幅回路。
  9. 請求項1記載の増幅回路において、
    前記増幅回路ブロックは、バイポーラプロセスで形成されることを特徴とする増幅回路。
  10. 請求項1記載の増幅回路において、
    前記増幅回路は、さらに、前記帰還回路ブロックの入力ノードを前記第1増幅回路の出力ノードか前記加算ブロックの出力ノードかのいずれか一方に接続する第5スイッチを有し、
    前記第5スイッチを前記第1増幅回路の出力ノード側に接続した状態で前記加算ブロックの出力ノードをモニタ可能なように構成されたことを特徴とする増幅回路。
  11. 増幅回路ブロックと、補償回路ブロックとを備えた増幅回路であって、
    前記増幅回路ブロックは、
    第1入力信号から前記補償回路ブロックの出力信号を減算する第1加算器と、
    広帯域で動作し、前記第1加算器の出力信号を増幅する第1増幅回路とを有し、
    前記補償回路ブロックは、
    前記第1入力信号を増幅し、前記第1増幅回路と比較して低オフセット電圧および/または小さい低域雑音の特性を備えた第2増幅回路と、
    前記第1増幅回路の出力信号から前記第2増幅回路の出力信号を減算し、前記第1増幅回路と前記第2増幅回路の差分信号を出力する加算ブロックと、
    前記差分信号を前記第1加算器に向けて負帰還する帰還回路ブロックとを有し、
    前記第2増幅回路は、
    前記第1入力信号を所定の制御信号に従ってチョッパー変調し、チョッパー変調信号を出力する第1チョッパー変調器と、
    前記第1チョッパー変調器から出力されたチョッパー変調信号を増幅する第4増幅回路と、
    前記第4増幅回路で増幅されたチョッパー変調信号を復調する第2チョッパー変調器とを有することを特徴とする増幅回路。
  12. 請求項11記載の増幅回路において、
    前記加算ブロックは、
    前記第2増幅回路の出力信号に帯域制限をかける第2ローパスフィルタと、
    前記第2ローパスフィルタと同一周波数特性を備え、前記第1増幅回路の出力信号に帯域制限をかける第3ローパスフィルタと、
    前記第2および前記第3ローパスフィルタからのそれぞれの出力信号を入力信号として差分信号を出力する第2加算器とを有することを特徴とする増幅回路。
  13. 請求項12記載の増幅回路において、
    前記第2ローパスフィルタの通過帯域での前記第4増幅回路の利得は、前記第3ローパスフィルタの通過帯域での前記第1増幅回路の利得に等しいことを特徴とする増幅回路。
  14. 増幅回路ブロックと、補償回路ブロックとを備えた増幅回路であって、
    前記増幅回路ブロックは、
    第1入力信号から前記補償回路ブロックの出力信号を減算する第1加算器と、
    広帯域で動作し、前記第1加算器の出力信号を増幅する第1増幅回路とを有し、
    前記補償回路ブロックは、
    前記第1入力信号を増幅し、前記第1増幅回路と比較して低オフセット電圧および/または小さい低域雑音の特性を備えた第2増幅回路と、
    前記第1増幅回路の出力信号から前記第2増幅回路の出力信号を減算し、前記第1増幅回路と前記第2増幅回路の差分信号を出力する加算ブロックと、
    前記差分信号を前記第1加算器に向けて負帰還する帰還回路ブロックとを有し、
    前記第2増幅回路は、
    第1、第2および第3スイッチと、
    第5増幅回路と、
    前記第2スイッチを介して前記第5増幅回路の出力信号が入力される第6増幅回路と、
    前記第3スイッチを介して前記第6増幅回路の出力信号が入力されることで前記第5増幅回路のオフセット電圧と低域雑音成分を保持する第1容量と、
    前記第1スイッチを介して入力された前記第1入力信号から前記第1容量の保持電圧を減算し、その減算結果を前記第5増幅回路に出力する第3加算器とを有し、
    オートゼロ動作時では、前記第1スイッチによって前記第3加算器の一方の入力が接地電圧に固定され、前記第2スイッチによって前記第5増幅回路の出力信号が前記第6増幅回路に入力され、前記第3スイッチによって前記第6増幅回路の出力信号が前記第1容量に保持され、
    入力信号増幅動作時では、前記第1スイッチによって前記第3加算器の一方の入力に前記第1入力信号が入力され、前記第2スイッチによって前記第6増幅回路の入力が接地電圧に固定され、前記第3スイッチによって前記第6増幅回路の出力が前記第1容量と非接続にされることを特徴とする増幅回路。
  15. 請求項14記載の増幅回路において、
    前記加算ブロックは、
    2つの入力の差分信号を出力する第2加算器と、
    前記第2加算器の一方の入力と前記第2増幅回路の間に設けられ、前記第2増幅回路からの離散出力信号に対して補間処理を行う第2ローパスフィルタと、
    前記第2加算器の他方の入力と前記第1増幅回路の間に設けられ、前記第2ローパスフィルタと同一の周波数特性を備え、前記第1増幅回路の出力信号に帯域制限をかける第3ローパスフィルタとを有することを特徴とする増幅回路。
  16. 請求項15記載の増幅回路において、
    前記第2ローパスフィルタの通過帯域での前記第5増幅回路の利得は、前記第3ローパスフィルタの通過帯域での前記第1増幅回路の利得に等しく、
    前記加算ブロックは、更に、前記第2加算器の他方の入力と前記第1増幅回路の間に設けられ、前記補間処理に伴う前記第2増幅回路の利得低下に応じて前記第1増幅回路の利得を低下させる減衰器を有することを特徴とする増幅回路。
  17. 請求項14記載の増幅回路において、
    前記加算ブロックは、
    第4スイッチと、
    一方の入力ノードに前記第2増幅回路の出力信号が入力され、他方の入力ノードに前記第1増幅回路の出力信号が前記第4スイッチを介して入力され、この2つの入力信号の差分信号を出力する第2加算器とを有し、
    前記第2増幅回路が前記オートゼロ動作を行う際には、前記第4スイッチによって前記第2加算器の他方の入力ノードが接地電圧に固定され、
    前記第2増幅回路が前記入力信号増幅動作を行う際には、前記第4スイッチによって前記第2加算器の他方の入力ノードに前記第1増幅回路の出力信号が入力されることを特徴とする増幅回路。
  18. 請求項14記載の増幅回路において、
    前記帰還回路ブロックは、さらに、
    第5スイッチと、
    前記第5スイッチを介して前記第1ローパスフィルタの出力信号を保持する第2容量とを有し、
    前記第2増幅回路が前記入力信号増幅動作を行う間は、前記第5スイッチによって前記第1ローパスフィルタの出力信号を前記第2容量で保持すると共に前記第2容量の保持電圧を前記第1加算器に帰還し、
    前記第2増幅回路が前記オートゼロ動作を行う間は、前記第5スイッチによって前記第1ローパスフィルタの出力が前記第2容量と非接続にされ、前記入力信号増幅動作の間に保持した前記第2容量の保持電圧を前記第1加算器に帰還することを特徴とする増幅回路。
JP2007176931A 2007-07-05 2007-07-05 増幅回路 Pending JP2009017249A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007176931A JP2009017249A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 増幅回路
US12/166,666 US7714644B2 (en) 2007-07-05 2008-07-02 Amplifier circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007176931A JP2009017249A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009017249A true JP2009017249A (ja) 2009-01-22

Family

ID=40220953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007176931A Pending JP2009017249A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 増幅回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7714644B2 (ja)
JP (1) JP2009017249A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0615463D0 (en) * 2006-08-03 2006-09-13 Imp College Innovations Ltd Apparatus and method for obtaining EEG data
US8081032B1 (en) * 2006-09-26 2011-12-20 Project Ft, Inc. Broadband LNA with filter
US9094015B2 (en) 2011-01-14 2015-07-28 Infineon Technologies Ag Low-power activation circuit with magnetic motion sensor
US8666701B2 (en) * 2011-03-17 2014-03-04 Infineon Technologies Ag Accurate and cost efficient linear hall sensor with digital output
US8258864B1 (en) * 2011-09-21 2012-09-04 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co., Ltd. Ultra low voltage multi-stage high-speed CMOS comparator with autozeroing
US10161977B2 (en) * 2014-06-12 2018-12-25 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Circuit and method for gain measurement
WO2015196160A1 (en) 2014-06-19 2015-12-23 Project Ft, Inc. Memoryless active device which traps even harmonic signals
JP2016149743A (ja) * 2015-02-15 2016-08-18 スカイワークス ソリューションズ, インコーポレイテッドSkyworks Solutions, Inc. 整合ネットワークの排除によりサイズが低減された電力増幅器
US11012037B2 (en) 2019-03-22 2021-05-18 Analog Devices International Unlimited Company Techniques for controlling an auto-zero amplifier
US10833639B2 (en) * 2019-04-12 2020-11-10 Analog Devices International Unlimited Company Method for aliasing reduction in auto zero amplifier
CN113872542B (zh) * 2021-09-28 2023-09-05 中国电子科技集团公司第二十四研究所 自稳零放大电路及提升放大电路增益稳定性的方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4276514A (en) * 1979-07-09 1981-06-30 Trw Inc. Wideband, phase compensated amplifier with negative feedback of distortion components in the output signal
JP2734368B2 (ja) 1994-02-16 1998-03-30 日本電気株式会社 広帯域増幅回路
US5838195A (en) * 1996-08-06 1998-11-17 Northrop Grumman Corporation Reduction of second order harmonic distortion in high power TWT amplifiers
JP3851758B2 (ja) * 2000-06-14 2006-11-29 富士通株式会社 増幅装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090009240A1 (en) 2009-01-08
US7714644B2 (en) 2010-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009017249A (ja) 増幅回路
US7795960B2 (en) Low power, low noise amplifier system
Wu et al. A current-feedback instrumentation amplifier with a gain error reduction loop and 0.06% untrimmed gain error
TWI384749B (zh) 斬波放大電路及半導體裝置
US7589587B2 (en) Feedback amplifier circuit operable at low voltage by utilizing switched operational amplifier and chopper modulator
US7508258B2 (en) Amplifier circuit
JP2006279377A (ja) チョッパ増幅回路
JP5128597B2 (ja) 拡張レンジrms−dc変換器
EP0504373A1 (en) Noise canceling photodetector preamplifier useful for computerized tomography
JP2008534962A5 (ja)
US6954169B1 (en) 1/f noise, offset-voltage charge injection induced error cancelled op-amp sharing technique
JP2018061143A (ja) チョッパー増幅器
JP2003158432A (ja) サンプルホールド回路
JP2008219404A (ja) 増幅回路
JP5789180B2 (ja) 全差動型帰還増幅回路および電気機器
JPS6041882B2 (ja) 第1及び第2の増幅素子を具える増幅器
WO2000070755A1 (fr) Amplificateur de signaux et amplificateur differentiel entree/sortie equilibre
JP3824867B2 (ja) アナログ信号処理装置
US8248158B2 (en) Chopper stabilized amplifier
JP2007324991A (ja) 電流検出回路
Zheng et al. A low-power chopper bandpass amplifier for biopotential sensors
JP2020145545A (ja) 増幅装置
JP2021093682A (ja) 増幅装置
JP2005217710A (ja) 電子ボリューム
JP4461480B2 (ja) 増幅器