JP2009012929A - エレベータの電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの駆動系と制御系に安定して電力を供給できると共に、停電が発生した際にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出する。
【解決手段】商用電源101から供給される正弦波の電力を矩形波に変換して出力するインバータ装置111と、通常運転時に商用電源101の電力を蓄えると共に、停電時にその蓄えた電力をインバータ装置111に与えるバッテリ113とを具備し、通常運転時、停電時共にインバータ装置111からエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力を供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータの駆動系と制御系に対する電力供給を矩形波で行う機能を備えたエレベータの電力供給システムに関する。
通常、エレベータでは、商用電源である三相交流電源を用いて、巻上機等の駆動系と、制御盤等の制御系に対して所要の電力を供給している。さらに、商用電源に停電が発生した場合には、バッテリに蓄えられた電力を用いて、乗りかごを最寄階まで運転する(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図12に従来のエレベータの電力供給システムの構成を示す。図中の101は商用電源(三相交流電源)であり、この商用電源101からエレベータの駆動系と制御系に対して所要の電力を供給する構成が示されている。
エレベータの駆動系として、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104、巻上機105を備える。商用電源101から供給された正弦波の交流電圧は、コンバータ102、平滑コンデンサ103を介してインバータ装置104に与えられる。インバータ装置104では、これを巻上機105の駆動に必要な周波数と電圧に置き換える。巻上機105には、乗りかご11とカウンタウェイト12がロープ13を介して吊り下げられている。インバータ装置104によって巻上機105が回転駆動すると、乗りかご11とカウンタウェイト12がロープ13を介してつるべ式に昇降動作する。
また、商用電源101から供給された正弦波の交流電圧は、制御系の電源回路106を介して所要の電圧に変換された後、各種制御装置用の制御電源回路107〜108に与えられる。
さらに、停電時のバックアップ運転用として、充電器201、バッテリ202、電源交換回路203がエレベータの駆動系と制御系に対して並列に設けられている。通常運転時に充電器201を介してバッテリ202に電力を蓄えておき、停電時にそのバッテリ202に蓄えられた電力を上記駆動系および制御系に供給する。図中の204と205は電力切替え用のスイッチであり、停電時にONする。
特開2005−126171号公報
上述したように、従来の電力供給システムでは、通常運転時でも停電時でも、正弦波で電力を供給する構成になっている。この場合、正弦波ではエレベータを安定して駆動できるものの、停電時に応答性が悪いため、瞬停(瞬時停電)によりエレベータのバックアップ運転に遅れが生じるなどの問題がある。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、エレベータの駆動系と制御系に安定して電力を供給できると共に、停電が発生した際にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することのできるエレベータの電力供給システムを提供することを目的とする。
本発明は、エレベータの駆動系と制御系に所要の電力を供給するエレベータの電力供給システムにおいて、商用電源から供給される正弦波の電力を矩形波に変換して出力するインバータ装置と、通常運転時に上記商用電源の電力を蓄えると共に、停電時にその蓄えた電力を上記インバータ装置に与えるバッテリとを具備し、通常運転時、停電時共に上記インバータ装置から矩形波の電力を供給することを特徴とする。
本発明によれば、矩形波で電力供給を行う構成により、エレベータの駆動系と制御系に安定して電力を供給できると共に、停電が発生した際にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図であり、エレベータの駆動系と制御系に対して所要の電力を供給する構成が示されている。図中の101は商用電源であり、正弦波の電力を供給する。
エレベータの駆動系として、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104、巻上機105を備える。コンバータ102は、交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサ103は、コンバータ装置102の出力電圧を平滑化する。インバータ装置104は、コンバータ102から平滑コンデンサ103を介して与えられた直流電圧をPWM(Pulse Width Modulation)制御により任意の周波数、電圧値の交流電圧に変換し、これを駆動電力として巻上機105に供給する。
巻上機105の回転軸には、図示せぬシーブが取り付けられており、そこに巻き掛けられたロープ13を介して乗りかご11とカウンタウェイト12が昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
また、エレベータの制御系として、電源回路106、各種制御装置用の制御電源回路107〜108を備える。制御系に供給された電力は、電源回路106を介して所要の電力に変換された後、各種制御装置用の制御電源回路107〜108に与えられる。
ここで、本実施形態では、矩形波出力機能を備えた電力供給装置109を備える。この電力供給装置109は、整流器110、インバータ装置111、充電器112、バッテリ113からなる。
整流器110は、商用電源101から供給される正弦波の電力を波形整形する。インバータ装置111は、整流器110にて整流された正弦波の電力を予め設定された矩形波に変換して出力する。充電器112は、バッテリ113に対する充電制御を行う。
このような構成において、商用電源101から供給された正弦波の電力は、電力供給装置109に設けられた整流器110にて波形整流された後、インバータ装置111を介して矩形波に変換される。このインバータ装置111から出力される矩形波の電力は、エレベータの駆動系と制御系に与えられる。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を介して巻上機105が回転駆動されると共に、電源回路106を介して各種制御装置の制御電源回路107〜108に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109では、商用電源101の電力を充電器112を介してバッテリ113に蓄えている。
ここで、例えば地震等の何らかの原因で、商用電源101が停電すると、電力供給装置109では、バッテリ113に切り替えて電力供給を行う。停電時には、このバッテリ113に蓄えられた電力を利用して乗りかご11を最寄階まで移動させる。この場合、矩形波で電力供給が行なわれるため、正弦波に比べて応答性が良く、バックアップ運転に速やかに切り替えることが可能である。
このように本発明の第1の実施形態によれば、矩形波で電力供給を行う構成により、エレベータの駆動系と制御系に安定して電力を供給できると共に、停電が発生した際にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することができる。また、通常運転時と停電時ともに矩形波で電力供給を行う構成とすることで、回路構成を簡単化でき、コストダウンを図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、通常運転時と停電時ともに矩形波で電力供給を行う構成であったが、第2の実施形態では、通常運転時は正弦波で電力供給を行い、停電時に矩形波に切り替えて電力供給を行うようにしたものである。
図2は本発明の第2の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第2の実施形態では、上記図1の構成に加え、切替器114、停電検出回路115、切替器駆動回路116が設けられている。
切替器114は、切替器駆動回路116から出力される切替え信号によって、商用電源101とインバータ装置111とを切り替える。停電検出回路115は、商用電源101が停電したことを検出する。切替器駆動回路116は、停電検出回路115によって停電が検出された場合に切替器114に切替え信号を出力して、商用電源101からインバータ装置111への切り替えを行う。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101からエレベータの駆動系と制御系に対して正弦波の電力供給がなされる。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置の制御電源回路107〜108に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109では、商用電源101の電力を充電器112を介してバッテリ113に蓄えている。
ここで、停電検出回路115によって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116によって切替器114が電力供給装置109側に切り替えられ、インバータ装置111からエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、バックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
このように本発明の第2の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できるといった効果に加え、通常運転時に正弦波で電力供給を行うことにより、比較的安定してエレベータを駆動制御して乗り心地を確保できるといった利点がある。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、インバータ装置の矩形波出力に異常が生じた場合に商用電源に切り替えて電力供給を行うようにしたものである。
図3は本発明の第3の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第3の実施形態では、上記図1の構成に加え、SW(スイッチ)117、出力検出器(センサ)118a、出力検出回路118、保護回路119が設けられている。
SW117は、保護回路119から出力される切替え信号によって、商用電源101とインバータ装置111との切り替えを行う。出力検出器118aは、インバータ装置111側に設置されており、矩形波の出力を検出する。出力検出回路118は、出力検出器118aの検出信号を入力し、インバータ装置111の出力異常つまり矩形波出力の異常の有無を検出する。保護回路119は、出力検出回路118によってインバータ装置111の出力異常が検出された場合にSW117に切替え信号を出力して、インバータ装置111から商用電源101への切り替えを行う。
このような構成において、通常運転時、停電時共にSW117が電力供給装置109側に切り替えられており、インバータ装置111からエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力が供給される。通常運転時には、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置の制御電源回路107〜108に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109では、商用電源101の電力を充電器112を介してバッテリ113に蓄えている。そして、停電が発生すると、バッテリ113に蓄えられた電力を利用して、乗りかご11を最寄階まで移動させる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、上述したように、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて、乗客を救出することが可能である。
ここで、通常運転時にインバータ装置111の故障により矩形波出力に異常が生じると、出力検出器118a、出力検出回路118を通じて保護回路119が起動され、その保護回路119から出力される切替え信号によってSW117が商用電源101側に切り替えられる。これにより、エレベータの駆動系と制御系に対し、正弦波で電力が供給されることになる。
このように本発明の第3の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できるといった効果に加え、矩形波出力に何らかの異常が生じた場合に、正弦波による電力供給に切り替えることで、エレベータを停止させることなく、運転を継続することができるといった利点がある。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、エレベータの駆動系と制御系に対し、停電時に矩形波による電力供給を行う構成において、矩形波を出力するインバータ装置の寿命を推定して警告を発するようにしたものである。
図4は本発明の第4の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第4の実施形態では、上記図1の構成に加え、寿命推定回路120、通知回路120aが設けられている。寿命推定回路120は、インバータ装置111の寿命を推定する。警告回路120aは、寿命推定回路120の推定結果に基づいて警告を発する。
このような構成において、通常運転時、停電時共に、インバータ装置111からエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。通常運転時には、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置の制御電源回路107〜108に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109では、商用電源101の電力を充電器112を介してバッテリ113に蓄えている。そして、停電が発生すると、バッテリ113に蓄えられた電力を利用して、乗りかご11を最寄階まで移動させる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、上述したように、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて、乗客を救出することが可能である。
ここで、矩形波出力用のインバータ装置111の寿命が寿命推定回路120にて推定される。寿命推定方法としては、例えばインバータ装置111の使用時間から方法や、インバータ装置111の温度から判断する方法などがある。すなわち、インバータ装置111の使用時間が予め定められた交換基準の時間に達した場合には、交換を要する程度まで寿命が低下しているものと判断する。また、インバータ装置111の温度が所定温度以上に達するような場合には、スイッチング素子などの回路素子が劣化している可能性があり、交換を要する程度まで寿命が低下しているものと判断する。
交換を要する程度まで寿命が低下している場合、その旨が警告回路120aによって警告される。この警告回路120aは、例えば警告ランプからなり、寿命推定回路120から出力される信号によって点灯動作する。これにより、保守員はインバータ装置111の寿命を把握して、交換等の対策を講じることができる。
なお、警告回路120aに通信機能を持たせ、例えばビル内の監視室や外部の遠隔監視センタに対して報知するような構成にしても良い。
このように本発明の第4の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できるといった効果に加え、インバータ装置111の寿命を推定して警告を発することで、インバータ装置111が故障する前に交換等の対策を施して安全性を確保することができるといった利点がある。
なお、ここでは上記第1の実施形態の構成を前提として説明したが、上記第2の実施形態の構成、つまり、図2に示すように通常運転時は正弦波で電力供給を行い、停電時に矩形波に切り替えて電力供給を行う構成であっても適用可能である。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態では、エレベータの駆動系と制御系に対し、停電時に矩形波による電力供給を行う構成において、矩形波を出力するインバータ装置の寿命を推定して、エレベータの駆動系の出力制御を行うようにしたものである。
図5は本発明の第5の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第5の実施形態では、上記図1の構成に加え、寿命推定回路120、出力制御回路121が設けられている。寿命推定回路120は、インバータ装置111の寿命を推定する。出力制御回路121は、寿命推定回路120の推定結果に基づいて、エレベータの駆動系であるインバータ装置104に対する出力制御を行う。
このような構成において、通常運転時、停電時共に、インバータ装置111からエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。通常運転時には、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置の制御電源回路107〜108に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109では、商用電源101の電力を充電器112を介してバッテリ113に蓄えている。そして、停電が発生すると、バッテリ113に蓄えられた電力を利用して、乗りかご11を最寄階まで移動させる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、上述したように、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて、乗客を救出することが可能である。
ここで、矩形波出力用のインバータ装置111の寿命が寿命推定回路120にて推定される。寿命推定方法としては、上記第4の実施形態で説明したように、例えばインバータ装置111の使用時間や温度上昇に基づいて判断する方法がある。
インバータ装置111の寿命が交換を要する程度まで近づいている場合、出力制御回路121からエレベータ駆動系のインバータ装置104に対して出力制御信号が出力される。これにより、インバータ装置104の出力が所定レベル分だけ低く抑えられ、巻上機105が通常よりも遅く駆動されることになる。
このように本発明の第5の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できるといった効果に加え、インバータ装置111の寿命が低下している場合にエレベータの駆動系の出力制御を行うことで、保守員が来るまでの間、少しでも長くエレベータの運転を継続できるといった利点がある。
なお、インバータ装置111の寿命が低下している場合に、上記第4の実施形態のように警告を発することが好ましい。
また、ここでは上記第1の実施形態の構成を前提として説明したが、上記第2の実施形態の構成、つまり、図2に示すように通常運転時は正弦波で電力供給を行い、停電時に矩形波に切り替えて電力供給を行う構成であっても適用可能である。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態では、停電時にインバータ装置の故障により電力供給ができない場合に、スイッチの操作によりバッテリの電力をブレーキ回路に流してエレベータを駆動するようにしたものである。
図6は本発明の第6の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第2の実施形態における図2の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第6の実施形態では、上記図2の構成に加え、外部SW(スイッチ)122、昇降圧回路123、ブレーキ回路124が設けられている。外部SW122は、バッテリ113の電力をブレーキ回路124に流すための手動スイッチである。昇降圧回路123は、バッテリ113の電力をブレーキ回路124の駆動に必要なレベルに昇降圧制御する。ブレーキ回路124は、巻上機105に設けられた電磁ブレーキ105aを駆動する。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101からエレベータの駆動系と制御系に対して正弦波の電力供給がなされる。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置の制御電源回路107〜108に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109では、商用電源101の電力を充電器112を介してバッテリ113に蓄えている。そして、停電検出回路115によって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116によって切替器114が電力供給装置109側に切り替えられ、バッテリ113を利用してエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、上述したように、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて、乗客を救出することが可能である。
ここで、停電時にインバータ装置111が故障して電力供給できない状態になった場合に外部SW122を操作する。外部SW122を操作すると、バッテリ113の電力が昇降圧回路123を介して所定レベルに変換された後、ブレーキ回路124に与えられる。これにより、巻上機105の電磁ブレーキ105aが開放され、乗りかご11とカウンタウェイト12とのアンバランス力を利用して、乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。
このように本発明の第6の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できるといった効果に加え、外部SW122の操作によりバッテリの電力をブレーキ回路に流す機能を備えておくことで、停電時に電力供給できない状態になった場合でも救出運転することが可能となる。
なお、ここでは上記第2の実施形態の構成を前提として説明したが、上記第1の実施形態の構成、つまり、図1に示すように通常運転時、停電時共に矩形波で電力供給を行う構成であっても適用可能である。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態では、エレベータの駆動系と制御系に対し、停電時に矩形波による電力供給を行う構成において、エレベータの回生電力を利用してバッテリを充電するようにしたものである。
図7は本発明の第7の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第2の実施形態における図2の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第7の実施形態では、上記図2の構成において、商用電源101に直結された充電器112に代わって充電器125が設けられ、その充電器125に対して回生電力を送り込むための回生抵抗126とスイッチング素子127が設けられている。回生抵抗126は、回生電力を熱エネルギーに変換するための抵抗である。スイッチング素子127は、回生運転時にはONしてインバータ装置104から逆流してくる回生電力を回生抵抗126に流す。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101からエレベータの駆動系と制御系に対して正弦波の電力供給がなされる。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置の制御電源回路107〜108に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
ここで、エレベータの運転中に生じる回生電力が電力供給装置109にフィードバックされてバッテリ113に与えられる。
すなわち、例えばエレベータの乗りかご11が昇降路の下方向に動く場合に、そのときの乗りかご11の荷重がカウンタウェイト12より重ければ、動力を必要としないため、巻上機105のモータは発電機として機能することになり、回生電力が生じる。また、乗りかご11が上方向に動く場合に、そのときの乗りかご11の荷重がカウンタウェイト12より軽ければ、動力を必要としないため、回生電力が生じる。このように、動力を必要とせずに乗りかご11を運転することを「回生運転」と呼び、その逆に、動力を必要とする運転を「力行運転」と呼んでいる。
回生運転時に生じた電力は、スイッチング素子127を介して回生抵抗器126に流れるので、これを充電器125に与えてバッテリ113をチャージする。そして、停電検出回路115によって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116によって切替器114が電力供給装置109側に切り替えられ、バッテリ113を利用してエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
このように本発明の第7の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できるといった効果に加え、エレベータの回生電力を利用してバッテリを効率的に充電できるといった利点がある。
なお、ここでは上記第2の実施形態の構成を前提として説明したが、上記第1の実施形態の構成、つまり、図1に示すように通常運転時、停電時共に矩形波で電力供給を行う構成であっても適用可能である。
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。
第8の実施形態では、エレベータの駆動系と制御系に対し、停電時に矩形波による電力供給を行う構成において、電圧レベルの調整機能を備えるようにしたものである。
図8は本発明の第8の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第2の実施形態における図2の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第8の実施形態では、上記図2の構成に加え、電圧調整器128が設けられている。電圧調整器128は、切替器114の出力端に設けられており、商用電源101またはインバータ装置111からエレベータの駆動系と制御系に対して供給される電力の電圧レベルを調整する。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、商用電源101からエレベータの駆動系と制御系に対して正弦波の電力供給がなされる。これにより、コンバータ102、平滑コンデンサ103、インバータ装置104を通じて巻上機105が駆動されると共に、電源回路106を通じて各種制御装置の制御電源回路107〜108に所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109では、商用電源101の電力を充電器112を介してバッテリ113に蓄えている。そして、停電検出回路115によって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116によって切替器114が電力供給装置109側に切り替えられ、バッテリ113を利用してエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11を最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
ここで、商用電源101から供給される正弦波の電圧変動が大きい場合や、停電時に電力供給装置109から供給される矩形波の電圧変動が発生した場合でも、電圧調整器128によって電圧レベルを適正値に調整してからエレベータの駆動系と制御系に供給することができる。
このように本発明の第8の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できるといった効果に加え、電圧変動に対しても常に一定の電圧を維持してエレベータを安定して駆動することができるといった利点がある。
なお、ここでは上記第2の実施形態の構成を前提として説明したが、上記第1の実施形態の構成、つまり、図1に示すように通常運転時、停電時共に矩形波で電力供給を行う構成であっても適用可能である。
(第9の実施形態)
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。
第9の実施形態では、A系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対し、停電時に矩形波による電力供給を行うようにしたものである。
図9は本発明の第9の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第2の実施形態における図2の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第9の実施形態では、A系統とB系統の各エレベータを1つの電力供給装置109にて同時に駆動するように構成されている。A系統のエレベータは、駆動系としてコンバータ102A、平滑コンデンサ103A、インバータ装置104A、巻上機105Aを備えると共に、制御系として電源回路106A、制御電源回路107A〜108Aを備える。巻上機105Aには、ロープ13Aを介して乗りかご11Aとカウンタウェイト12Aが吊り下げられており、巻上機105Aの回転駆動により乗りかご11Aとカウンタウェイト12Aが昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
B系統のエレベータについても同様の構成であり、駆動系としてコンバータ102B、平滑コンデンサ103B、インバータ装置104B、巻上機105Bを備えると共に、制御系として電源回路106B、制御電源回路107B〜108Bを備える。巻上機105Bには、ロープ13Bを介して乗りかご11Bとカウンタウェイト12Bが吊り下げられており、巻上機105Bの回転駆動により乗りかご11Bとカウンタウェイト12Bが昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
このような構成において、通常運転時は切替器114が商用電源101側に切り替えられており、A系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対して正弦波の電力供給がなされる。これにより、A系統のエレベータでは、コンバータ102A、平滑コンデンサ103A、インバータ装置104Aを通じて巻上機105Aが駆動されると共に、電源回路106Aを通じて各種制御装置の制御電源回路107A〜108Aに所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。B系統のエレベータについても同様であり、コンバータ102B、平滑コンデンサ103B、インバータ装置104Bを通じて巻上機105Bが駆動されると共に、電源回路106Bを通じて各種制御装置の制御電源回路107B〜108Bに所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109では、商用電源101の電力を充電器112を介してバッテリ113に蓄えている。そして、停電検出回路115によって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116によって切替器114が電力供給装置109側に切り替えられ、バッテリ113を利用してA系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11A,11Bをそれぞれに最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
このように本発明の第9の実施形態によれば、複数台のエレベータに対しても、上記第1の実施形態と同様に矩形波の電力供給を行うことにより、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できる。
なお、ここでは上記第2の実施形態の構成を前提として説明したが、上記第1の実施形態の構成、つまり、図1に示すように通常運転時、停電時共に矩形波で電力供給を行う構成であっても適用可能である。
また、図9の例では、2台のエレベータしか図示させていないが、さらに多数のエレベータが存在する場合でもあっても同様である。
(第10の実施形態)
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。
第10の実施形態では、各エレベータ毎にインバータ装置を有する電力供給装置を設けて停電時に矩形波による電力供給を個別に行うと共に、あるエレベータに対応した電力供給装置が故障した場合に他のエレベータに対応した電力供給装置を用いて両エレベータに対する電力供給を行うようにしたものである。
図10は本発明の第10の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第9の実施形態における図9の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第10の実施形態では、A系統とB系統の各エレベータをそれぞれに対応した電力供給装置109A,109Bにて個別に駆動するように構成されている。A系統のエレベータにおいて、電力供給装置109Aは、矩形波を生成出力するための整流器110A、インバータ装置111Aと、停電時の電力供給を行うための充電器112A、バッテリ113Aとを備える。整流器110Aは、商用電源101の交流電圧を波形整形する。インバータ装置111Aは、整流器110Aにて整流された正弦波の交流電圧の周波数、電圧レベルを可変制御して矩形波の交流電圧を生成出力する。
また、上記第2の実施形態(図2)と同様に、停電時の電力切替えを行うための構成として、切替器114A、停電検出回路115A、切替器駆動回路116Aが設けられている。切替器114Aは、切替器駆動回路116Aから出力される切替え信号によって、商用電源101の正弦波出力と電力供給装置109Aの矩形波出力とを切り替える。停電検出回路115Aは、商用電源101が停電したことを検出する。切替器駆動回路116Aは、停電検出回路115Aによって停電が検出された場合に切替器114Aに切替え信号を出力して、商用電源101の正弦波出力から電力供給装置109Aの矩形波出力に切り替える。
B系統のエレベータについても同様であり、電力供給装置109Bは、矩形波を生成出力するための整流器110B、インバータ装置111Bと、停電時の電力供給を行うための充電器112B、バッテリ113Bとを備える。インバータ装置111Bは、整流器110Bにて整流された正弦波の交流電圧の周波数、電圧レベルを可変制御して矩形波の交流電圧を生成出力する。
また、停電時の電力切替えを行うための構成として、切替器114B、停電検出回路115B、切替器駆動回路116Bが設けられている。切替器114Bは、切替器駆動回路116Bから出力される切替え信号によって、商用電源101の正弦波出力と電力供給装置109Bの矩形波出力とを切り替える。停電検出回路115Bは、商用電源101が停電したことを検出する。切替器駆動回路116Bは、停電検出回路115Bによって停電が検出された場合に切替器114Bに切替え信号を出力して、商用電源101の正弦波出力から電力供給装置109Bの矩形波出力に切り替える。
さらに、A系統の電力供給系とB系統の電力供給系とを切り替えるための構成として、出力検出回路129、出力遮断器130A,130B、電源供給用接触器131が設けられている。
出力検出回路129は、電力供給装置109Aの出力端に設けられた出力検出器(センサ)129Aと電力供給装置109Bの出力端に設けられた出力検出器(センサ)129Bを用いて、それぞれの出力状態を監視している。出力遮断器130Aは、出力検出回路129の出力信号によって開閉動作し、開いた状態でA系統の電力供給系から供給される電力を遮断する。出力遮断器130Bは、出力検出回路129の出力信号によって開閉動作し、開いた状態でB系統の電力供給系から供給される電力を遮断する。
電源供給用接触器131は、A系統の電力供給系とB系統の電力供給系の間に介在し、出力検出回路129の出力信号によって開閉動作し、閉じた状態で一方の電力供給系から供給された電力を他方のエレベータに供給する。
このような構成において、A系統とB系統の電力供給系が正常な場合には、出力遮断器130A,130Bは閉じた状態、電源供給用接触器131は開いた状態にあり、それぞれに個別に電力供給がなされる。
すなわち、通常運転時は切替器114A,114Bが商用電源101側に切り替えられており、A系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対して正弦波の電力供給がなされる。これにより、A系統のエレベータでは、コンバータ102A、平滑コンデンサ103A、インバータ装置104Aを通じて巻上機105Aが駆動されると共に、電源回路106Aを通じて各種制御装置の制御電源回路107A〜108Aに所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。B系統のエレベータについても同様であり、コンバータ102B、平滑コンデンサ103B、インバータ装置104Bを通じて巻上機105Bが駆動されると共に、電源回路106Bを通じて各種制御装置の制御電源回路107B〜108Bに所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109Aでは、商用電源101の電力を充電器112Aを通じてバッテリ113Aに蓄えている。そして、停電検出回路115Aによって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116Aによって切替器114Aが電力供給装置109A側に切り替えられ、バッテリ113Aを利用してA系統のエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11Aを最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
電力供給装置109Bでも同様であり、商用電源101の電力を充電器112Bを通じてバッテリ113Bに蓄えている。そして、停電検出回路115Bによって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116Bによって切替器114Bが電力供給装置109B側に切り替えられ、バッテリ113Bを利用してB系統のエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11Bを最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
ここで、停電時において、A系統とB系統のどちらか一方の電力供給系が故障した場合に他方の電力供給系が利用される。
すなわち、例えばA系統の電力供給系が故障したとすると、出力検出回路129は、出力遮断器130Aを開いてA系統の電力供給系を遮断すると共に、電源供給用接触器131を閉じてB系統の電力供給系をA系統のエレベータに繋げる。これにより、電力供給装置109Bから出力される矩形波の電力供給によってA系統のエレベータを動かすことができる。
このように本発明の第10の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出でき、さらに、各エレベータに対応した電力供給装置を設けた構成において、停電時にある電力供給装置が故障した場合でも、他の電力供給装置を利用してエレベータを駆動することで乗客を救出することができる。
なお、ここでは上記第2の実施形態の構成を前提として説明したが、上記第1の実施形態の構成、つまり、図1に示すように通常運転時、停電時共に矩形波で電力供給を行う構成であっても適用可能である。
また、図10の例では、2台のエレベータしか図示させていないが、さらに多数のエレベータが存在する場合でもあっても同様である。
(第11の実施形態)
次に、本発明の第11の実施形態について説明する。
第11の実施形態では、各エレベータ毎にインバータ装置を有する電力供給装置を設けて停電時に矩形波による電力供給を個別に行うと共に、あるエレベータに対応した電力供給装置のバッテリ容量が不足している場合に、他のエレベータに対応した電力供給装置に所定のタイミングで切り替えて当該エレベータに対する電力供給を行うようにしたものである。
図11は本発明の第11の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第10の実施形態における図10の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
基本的な構成は、上記第10の実施形態(図10)と同様であるが、ここでは出力検出回路129に代えてバッテリ容量検出回路132が設けられている。このバッテリ容量検出回路132は、電力供給装置109Aに設けられたバッテリ113Aと、電力供給装置109Bに設けられたバッテリ113Bの容量を監視しており、停電時に一方のバッテリ容量が不作している場合に出力遮断器130A,130B、電源供給用接触器131を開閉制御して電力供給を切り替える。
このような構成において、A系統とB系統の電力供給系が正常な場合には、出力遮断器130A,130Bは閉じた状態、電源供給用接触器131は開いた状態にあり、それぞれに個別に電力供給がなされる。
すなわち、通常運転時は切替器114A,114Bが商用電源101側に切り替えられており、A系統とB系統の各エレベータの駆動系と制御系に対して正弦波の電力供給がなされる。これにより、A系統のエレベータでは、コンバータ102A、平滑コンデンサ103A、インバータ装置104Aを通じて巻上機105Aが駆動されると共に、電源回路106Aを通じて各種制御装置の制御電源回路107A〜108Aに所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。B系統のエレベータについても同様であり、コンバータ102B、平滑コンデンサ103B、インバータ装置104Bを通じて巻上機105Bが駆動されると共に、電源回路106Bを通じて各種制御装置の制御電源回路107B〜108Bに所要の電力が供給されて、エレベータが通常運転される。
また、その間に、電力供給装置109Aでは、商用電源101の電力を充電器112Aを通じてバッテリ113Aに蓄えている。そして、停電検出回路115Aによって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116Aによって切替器114Aが電力供給装置109A側に切り替えられ、バッテリ113Aを利用してA系統のエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11Aを最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
電力供給装置109Bでも同様であり、商用電源101の電力を充電器112Bを通じてバッテリ113Bに蓄えている。そして、停電検出回路115Bによって商用電源101の停電が検出されると、切替器駆動回路116Bによって切替器114Bが電力供給装置109B側に切り替えられ、バッテリ113Bを利用してB系統のエレベータの駆動系と制御系に対して矩形波の電力供給がなされる。これにより、乗りかご11Bを最寄階まで移動させることができる。この場合、インバータ装置111から矩形波で電力供給を行うため、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出することが可能である。
ここで、停電時において、A系統とB系統のどちらか一方のバッテリ容量が不足している場合に電力供給が切り替えられる。
すなわち、例えばA系統のバッテリ113Aの容量が不足していた場合、詳しくは、エレベータの救出運転に必要な所定の容量よりも少ない状態であったとする。このような場合、出力検出回路129は、B系統のエレベータの救出運転後、出力遮断器130Bを開いてB系統の電力供給系を遮断すると共に、電源供給用接触器131を閉じてB系統の電力供給系をA系統のエレベータに繋げる。これにより、電力供給装置109Bから出力される矩形波の電力供給によってA系統のエレベータを動かすことができる。
このように本発明の第11の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に矩形波の出力により、停電時にバックアップ運転に速やかに切り替えて乗客を救出できると共に、各エレベータに対応した電力供給装置を設けた構成において、停電時にあるエレベータに対応した電力供給装置のバッテリ容量が不足している場合でも、他のエレベータに対応した電力供給装置から電力を供給することで、そのエレベータの乗客を救出することができる。
なお、ここでは上記第2の実施形態の構成を前提として説明したが、上記第1の実施形態の構成、つまり、図1に示すように通常運転時、停電時共に矩形波で電力供給を行う構成であっても適用可能である。
また、図11の例では、2台のエレベータしか図示させていないが、さらに多数のエレベータが存在する場合でもあっても同様である。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図2は本発明の第2の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図3は本発明の第3の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図4は本発明の第4の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図5は本発明の第5の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図6は本発明の第6の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図7は本発明の第7の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図8は本発明の第8の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図9は本発明の第9の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図10は本発明の第10の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図11は本発明の第11の実施形態に係るエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。 図12は従来のエレベータの電力供給システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
11…乗りかご、12…カウンタウェイト、13…ロープ、101…商用電源、102…コンバータ、103…平滑コンデンサ、104…インバータ装置、105…巻上機、106…電源回路、107…制御電源回路、108…制御電源回路、109…電力供給装置、110…整流器、111…インバータ装置、112…充電器、113…バッテリ、114…切替器、115……停電検出回路、116…切替器駆動回路、117…SW、118…出力検出回路、118a…出力検出器(センサ)、119…保護回路、120…寿命推定回路、120a…警告回路、121…出力制御回路、122…外部SW、123…昇降圧回路、124…ブレーキ回路、125…充電器、126…回生抵抗、127…スイッチング素子、128…電圧調整器、129…出力検出回路、129…出力検出回路、129A,129B…出力検出器(センサ)、130A,130B…出力遮断器、131…電源供給用接触器、132…バッテリ容量検出回路。

Claims (11)

  1. エレベータの駆動系と制御系に所要の電力を供給するエレベータの電力供給システムにおいて、
    商用電源から供給される正弦波の電力を矩形波に変換して出力するインバータ装置と、
    通常運転時に上記商用電源の電力を蓄えると共に、停電時にその蓄えた電力を上記インバータ装置に与えるバッテリとを具備し、
    通常運転時、停電時共に上記インバータ装置から矩形波の電力を供給することを特徴とするエレベータの電力供給システム。
  2. 上記商用電源と上記インバータ装置とを切り替える切替器を備え、
    通常運転時に上記商用電源から矩形波の電力を供給すると共に上記バッテリを充電し、停電時に上記切替器により上記インバータ装置に切り替えて矩形波の電力を供給することを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  3. 上記インバータ装置の出力異常を検出する出力検出回路と、
    上記出力検出回路によって上記インバータ装置の出力異常が検出された場合に、上記商用電源に切り替える切替器と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  4. 上記インバータ装置の寿命を推定する寿命推定回路と、
    この寿命推定回路の推定結果に基づいて外部に警告を発する警告回路と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  5. 上記インバータ装置の寿命を推定する寿命推定回路と、
    この寿命推定回路の推定結果に基づいて上記エレベータの駆動系の出力制御を行う出力制御回路と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  6. 停電時に上記バッテリの電力を上記エレベータの駆動系に設けられたブレーキ回路に流すためのスイッチを具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  7. 上記エレベータの回生運転時に生じる電力を利用して上記バッテリを充電する充電器を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  8. 上記商用電源または上記インバータ装置から上記エレベータの駆動系と制御系に対して供給される電力の電圧レベルを調整する電圧調整器を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  9. 複数台のエレベータの駆動系と制御系に対し、上記インバータ装置を有する電力供給装置を共通に設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  10. 複数台のエレベータの駆動系と制御系に対し、上記インバータ装置を有する電力供給装置を個別に設け、あるエレベータに対応した電力供給装置の故障時に他のエレベータに対応した電力供給装置を用いて両エレベータに対する電力供給を行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
  11. 複数台のエレベータの駆動系と制御系に対し、上記インバータ装置を有する電力供給装置を個別に設け、あるエレベータに対応した電力供給装置のバッテリ容量が不足している場合に他のエレベータに対応した電力供給装置を所定のタイミングで切り替えて当該エレベータに対する電力供給を行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの電力供給システム。
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