JP2009008869A - 液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009008869A
JP2009008869A JP2007169868A JP2007169868A JP2009008869A JP 2009008869 A JP2009008869 A JP 2009008869A JP 2007169868 A JP2007169868 A JP 2007169868A JP 2007169868 A JP2007169868 A JP 2007169868A JP 2009008869 A JP2009008869 A JP 2009008869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
common electrode
common
signal lines
electrodes
scanning signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007169868A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Tanaka
紀行 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007169868A priority Critical patent/JP2009008869A/ja
Publication of JP2009008869A publication Critical patent/JP2009008869A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】制振材などの部材を要することなく、駆動信号に起因する音鳴りを防止することのできる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】液晶層を介して各画素形成部との間に電圧を印加するために、それぞれが1以上の走査信号線と対応するk個に分割された共通電極14(1)〜14(k)を備える。各共通電極は隣接して配置されている他の共通電極のひとつと対になり、一対の共通電極を構成する互いに隣接する2つの共通電極のそれぞれには互いに逆の極性となる共通電極駆動信号が共通電極駆動回路24によって与えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、携帯電話等に採用されている小型の液晶表示装置において振動を防止するための技術に関する。
従来より、スイッチング素子としてTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を備えるアクティブマトリクス型液晶表示装置が知られている。この液晶表示装置は、互いに対向する2枚の絶縁性の基板から構成される液晶パネルを備えている。液晶パネルの一方の基板には、複数の走査信号線(ゲートバスライン)と複数の映像信号線(ソースバスライン)とが格子状に配置され、それら複数の走査信号線と複数の映像信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部が設けられている。図14は2行×2列分の画素形成部の等価回路を示す回路図である。図14に示すように、走査信号線GLと映像信号線SLとの交差部近傍にTFT11が設けられている。TFT11は、走査信号線GLに接続されたゲート電極、映像信号線SLに接続されたソース電極、およびドレイン電極とから構成される。ドレイン電極は、画像を形成するために基板上にマトリクス状に配置された画素電極12と接続されている。液晶パネルの他方の基板には、液晶層13を介して画素電極12との間に電圧を印加するための電極(以下「共通電極」という)14が、複数の画素形成部に共通的に設けられている。そして、画素電極12と液晶層13と共通電極14とによって液晶容量が形成されている。また、必要に応じて、液晶容量に並列に補助容量(不図示)が付加されている。このような構成において、各TFT11のゲート電極が走査信号線GLからアクティブな走査信号(ゲート信号)を受けたときに当該TFT11のソース電極が映像信号線SLから受ける映像信号(ソース信号)と、共通電極14に与えられる共通電極駆動信号とに基づいて、各画素形成部の液晶層13に電圧が印加される。これにより液晶が駆動され、画面上に所望の画像が表示される。
ところで、液晶には、直流電圧が加わり続けると劣化するという性質がある。このため、液晶表示装置では、液晶層13には交流電圧が印加される。これについて、図15および図16を参照しつつ説明する。
図15は、アクティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルの断面を模式的に示した図である。図15に示すように、液晶パネルは、TFTガラス基板15と画素電極12と液晶層13と共通電極14とCF(Color Filter)ガラス基板16とによって構成されている。この液晶層13への交流電圧の印加は、例えば、上述した各画素形成部において液晶層13に印加される電圧の極性を1フレーム期間毎に反転させることにより実現される。具体的には、共通電極14の電位を基準とした場合のソース電極の電圧(映像信号電圧)の極性が1フレーム期間毎に反転するように、液晶表示装置の駆動が行われている。なお、1フレーム期間とは、液晶表示装置の全ての画素形成部において液晶層13への電圧の印加が行われ、1画面分の画像が画面上に表示されるのに要する期間である。
上述のような液晶表示装置の駆動を実現する技術として、例えば、ライン反転駆動と呼ばれる駆動方式が知られている。図16は、駆動方式としてライン反転駆動が採用されている液晶表示装置における信号波形図である。図16において、符号THn(TH1、TH2、TH3、・・・)はn行目の走査信号線が選択されている期間を示し、符号TFは1フレーム期間を示している。映像信号Vsは、図16に示すように、1水平走査期間毎に極性が反転し、さらに、1フレーム期間毎にも極性が反転している。同様に、共通電極を駆動する共通電極駆動信号Vcomも、1水平走査期間毎に極性が反転し、さらに、1フレーム期間毎にも極性が反転している。これにより、液晶層13に印加される電圧の極性が1水平走査期間毎に反転し、液晶表示装置の交流駆動が実現されている。
近年、上述のような液晶表示装置は、携帯電話等の電子機器のメイン画面として多く採用されている。例えば、このような液晶表示装置の1つに、320×240の解像度をもつQVGA(Quarter Video Graphics Array)と呼ばれる規格のものがある。このようなQVGA型クラスの解像度を持つ液晶表示装置において、上述のような交流駆動に起因して、図15に示したCFガラス基板16が振動し、その振動が耳障りな音として感じられることが指摘されている。このような振動による耳障りな音の発生(以下、「音鳴り」という。)を防止するための従来技術としては、以下のようなものが知られている。なお、音鳴りは、共通電極14の電位の反転する頻度を表す周波数(以下、「共通電極電位反転周波数」という。)が人の可聴周波数帯域にある時に発生し、その周波数が数百Hz〜15KHzの時に顕著になることが知られている。
特開2005−156633号公報には、共通電極電位反転周波数を人の可聴周波数帯域よりも高くすることによって音鳴りを防止する液晶表示装置の発明が開示されている。特開平8−179285号公報には、液晶表示素子に制振材を貼付することにより液晶の振動に伴う雑音を低減させている液晶表示装置の発明が開示されている。特開平6−149174号公報には、共通電極電位の極性を1フレーム期間毎に反転させるなど共通電極電位反転周波数を人の可聴周波数帯域よりも低くすることによって音鳴りを防止する液晶表示装置の発明が開示されている。また、共通電極電位を一定にして当該共通電極電位に対する映像信号の電位の極性を反転させることによって共通電極電位の極性反転に起因する音鳴りを防止する技術も知られている。
特開2005−156633号公報 特開平8−179285号公報 特開平6−149174号公報
ところが、特開2005−156633号公報に開示された液晶表示装置によると、共通電極電位反転周波数を高くすることによって消費電力が増大する。特開平8−179285号公報に開示された液晶表示装置によると、制振材を備える必要があるためコストアップを招くとともに小型化・軽量化の障害となる。特開平6−149174号公報に開示された液晶表示装置によると、フリッカーが目立ち表示品位が低下する。また、共通電極電位を一定にする駆動方法によると、映像信号の振幅が大きくなるため(駆動電圧の)出力範囲の大きい映像信号線駆動回路が必要となり、消費電力の増大やコストアップを招くことになる。
そこで本発明は、制振材などの部材を要することなく、駆動信号に起因する音鳴りを防止することのできる液晶表示装置を提供することを目的とする。また、そのような液晶表示装置において、消費電力を低減することをも目的とする。
第1の発明は、表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部に設けられた複数の画素電極と、前記複数の映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路とを備えるアクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
前記複数の画素電極との間に電圧を印加するために、それぞれが1以上の走査信号線と対応するように設けられた複数の共通電極と、
所定の電圧レベルを基準として正極性の電圧と負極性の電圧とを共通電極駆動信号として前記複数の共通電極のそれぞれに与えるための共通電極駆動回路と
を備え、
前記共通電極駆動回路は、各共通電極に正極性の電圧と負極性の電圧とが交互に与えられることに起因して生ずる電気的な振動が互いに打ち消されるように、各共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性を変化させることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
各共通電極は隣接して配置されている他の共通電極のひとつと対になっており、
前記共通電極駆動回路は、一対の共通電極の一方と他方とにそれぞれ異なる極性の電圧が与えられるように、前記複数の共通電極のそれぞれに前記共通電極駆動信号を与えることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記共通電極駆動回路は、選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期が、当該選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期よりも長くなるように、前記複数の共通電極のそれぞれに前記共通電極駆動信号を与えることを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
各共通電極に対応する走査信号線の数は、前記複数の共通電極の全てについて等しいことを特徴とする。
第5の発明は、表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部に設けられた複数の画素電極と、前記複数の画素電極との間に電圧を印加するためにそれぞれが1以上の走査信号線と対応するように設けられた複数の共通電極とを備えるアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動回路であって、
前記複数の映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、
前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路と、
所定の電圧レベルを基準として正極性の電圧と負極性の電圧とを共通電極駆動信号として前記複数の共通電極のそれぞれに与えるための共通電極駆動回路と
を備え、
前記共通電極駆動回路は、各共通電極に正極性の電圧と負極性の電圧とが交互に与えられることに起因して生ずる電気的な振動が互いに打ち消されるように、各共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性を変化させることを特徴とする。
また、第5の発明において実施形態および図面を参照することにより把握される変形例が、課題を解決するための手段として考えられる。
第8の発明は、表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部に設けられた複数の画素電極と、前記複数の画素電極との間に電圧を印加するためにそれぞれが1以上の走査信号線と対応するように設けられた複数の共通電極とを備えるアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動方法であって、
前記複数の映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動ステップと、
前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動ステップと、
所定の電圧レベルを基準として正極性の電圧と負極性の電圧とを共通電極駆動信号として前記複数の共通電極のそれぞれに与えるための共通電極駆動ステップと
を備え、
前記共通電極駆動ステップでは、各共通電極に正極性の電圧と負極性の電圧とが交互に与えられることに起因して生ずる電気的な振動が互いに打ち消されるように、各共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性が変化することを特徴とする。
また、第8の発明において実施形態および図面を参照することにより把握される変形例が、課題を解決するための手段として考えられる。
上記第1の発明によれば、画素電極との間に電圧を印加するために設けられている共通電極は複数個に分割されている。その複数個に分割された共通電極には共通電極駆動回路によってそれぞれ共通電極駆動信号が与えられるところ、共通電極駆動回路は、各共通電極に生ずる電気的な振動が互いに打ち消されるように共通電極駆動信号の極性を変化させる。このため、制振材などの部材を備えることなく、共通電極電位の極性反転に起因する音鳴りの発生が抑制される。
上記第2の発明によれば、互いに隣接する一対の共通電極に着目したとき、一方の共通電極と他方の共通電極とには互いに異なる極性の共通電極駆動信号が与えられる。このため、隣接する共通電極間で電気的な振動が互いに打ち消されるので、効果的に音鳴りの発生が抑制される。
上記第3の発明によれば、任意の一対の共通電極に着目したとき、当該一対の共通電極に対応している走査信号線のうちのいずれかが選択状態とされている期間に、当該一対の共通電極以外の共通電極についての共通電極電位反転周波数は、当該一対の共通電極についての共通電極電位反転周波数よりも低くされる。このため、各共通電極についての共通電極電位反転周波数が1フレーム期間を通じて一定にされる構成と比べて、消費電力が低減される。
上記第4の発明によれば、各共通電極に対応付けられる走査信号線の本数が一定の本数にされるので、簡単な構成で上記第1の発明と同様の効果が得られる。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
<1.全体構成および動作>
図2は、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、表示部100と、表示制御回路200と、走査信号線駆動回路300と、映像信号線駆動回路400とを備えている。表示制御回路200には、コントロール回路21と、アナログ出力回路22と、タイミング信号生成回路23と、共通電極駆動回路24とが含まれている。
表示部100には、複数本(n本)の映像信号線(ソースバスライン)SL1〜SLnと、複数本(m本)の走査信号線(ゲートバスライン)GL1〜GLmと、それら複数本の映像信号線SL1〜SLnと複数本の走査信号線GL1〜GLmとの交差点にそれぞれ対応して設けられた複数個(n×m個)の画素形成部が含まれている。例えば、この液晶表示装置はQVGAと呼ばれる規格のものであって、240本の映像信号線と320本の走査信号線とが設けられている。
表示部100は図15に示したような断面構造を有しており、TFTガラス基板15には、上述したように走査信号線と映像信号線とが格子状に設けられ、走査信号線と映像信号線との交差部近傍にTFTが設けられている。そして、各TFTのゲート電極が走査信号線からアクティブな走査信号を受けたときに当該TFTのソース電極が映像信号線から受ける映像信号と、共通電極14に与えられる共通電極駆動信号とに基づいて、各画素形成部の液晶層13に電圧が印加される。これにより液晶が駆動され、画面上に所望の画像が表示される。
表示制御回路200は、表示部100に表示すべき画像を表す(狭義の)画像データおよび表示動作のタイミング等を決める要素となるデータ(以下、「表示制御データ」という)を外部の信号源から受け取る(以下、外部から送られるこれらのデータDwを「広義の画像データ」といい、(狭義の)画像データを参照符号Dvで示し、表示制御データを参照符号Dcで示す。)。狭義の画像データDvと表示制御データDcとを含む広義の画像データDwは、表示制御回路200内のコントロール回路21に入力される
コントロール回路21は、狭義の画像データDvと表示制御データDcとを含む広義の画像データDwを受け取り、狭義の画像データDvに基づく内部画像データDmと、タイミング信号生成回路23の動作を制御するための制御信号群Sと、共通電極駆動回路24の動作を制御するための極性反転信号POL(1)〜POL(k)とを出力する。
タイミング信号生成回路23は、コントロール回路21から出力される制御信号群Sに基づいて、アナログ出力回路22の動作を制御するためのアナログ出力制御信号Saと、走査信号線駆動回路300の動作を制御するための信号群Aと、映像信号線駆動回路400の動作を制御するための信号群Bとを出力する。アナログ出力回路22は、内部画像データDmとアナログ出力制御信号Saとに基づいて、アナログ画像信号Avを出力する。
共通電極駆動回路24は、コントロール回路21から出力される極性反転信号POL(1)〜POL(k)に基づいて、共通電極を駆動するための共通電極駆動信号COM(1)〜COM(k)を出力する。本実施形態では、後述するように共通電極はk個に分割されているので、上述のようにk個の共通電極駆動信号COM(1)〜COM(k)が共通電極駆動回路24から出力される。なお、この共通電極駆動信号によって、共通電極には所定の電圧レベルを基準として正極性の電圧と負極性の電圧とが与えられる。共通電極駆動回路24は、出力バッファを駆動して、対向電極電位(共通電極電位)および液晶補助容量の電位を供給するものであり、コントロール回路21から出力される極性反転信号POL(1)〜POL(K)に基づいて、さまざまな周期・位相でその極性を切り替える回路である。
走査信号線駆動回路300は、表示制御回路200内のタイミング信号生成回路23から出力される信号群A、例えば、ゲートスタートパルス信号GSPおよびゲートクロック信号GCKなどの走査信号線制御信号を受け取り、アクティブな走査信号の各走査信号線GL1〜GLmへの印加を1垂直走査期間を周期として繰り返す。
映像信号線駆動回路400は、表示制御回路200内のアナログ出力回路22から出力されるアナログ画像信号Avとタイミング信号生成回路23から出力される信号群B、例えば、ソーススタートパルス信号SSP、ソースクロック信号SCKなどの映像信号線制御信号を受け取り、表示部100に画像を表示するための映像信号(以下「駆動用映像信号」という)を各映像信号線SL1〜SLnに印加する。
以上のようにして、走査信号線駆動回路300から走査信号が出力され、映像信号線駆動回路400から駆動用映像信号が出力され、共通電極駆動回路24から共通電極駆動信号COM(1)〜COM(k)が出力されることにより、各画素形成部の液晶層には画素電極と共通電極との電位差に相当する電圧が印加され、所望の画像が表示される。
<2.共通電極の構成>
次に、図1および図3を参照しつつ、本実施形態における共通電極14の構成について説明する。図3は、本実施形態における共通電極14の構成を示す概略図である。図3に示すように、CFガラス基板16上において、共通電極14はk個に分割されている。それら分割された共通電極14(1)〜14(k)はそれぞれ共通電極駆動回路24と接続されている。そして、それらの共通電極14(1)〜14(k)にはそれぞれ共通電極駆動信号が与えられる。なお、以下において、k個に分割された共通電極14(1)〜14(k)のうち図3において上からi番目の共通電極のことを「第iの共通電極14(i)」と言い、当該i番目の共通電極に与えられる共通電極駆動信号のことを「第iの共通電極駆動信号COM(i)」と言う。すなわち、第1の共通電極14(1)には第1の共通電極駆動信号COM(1)が、第2の共通電極14(2)には第2の共通電極駆動信号COM(2)が、・・・、第kの共通電極14(k)には第kの共通電極駆動信号COM(k)が、共通電極駆動回路24によってそれぞれ与えられる。以上のように、共通電極14(1)〜14(k)は、共通電極駆動回路24によってそれぞれ独立して駆動される。
図1は、走査信号線と共通電極との関係を示す概略図である。本実施形態においては、図1に示すように、各共通電極はそれぞれ4本の走査信号線と対応付けられるように設けられている。例えば320本の走査信号線GL1〜GL320を備える液晶表示装置の場合、1〜4本目の走査信号線GL1〜GL4に対応して第1の共通電極14(1)が設けられ、5〜8本目の走査信号線GL5〜GL8に対応して第2の共通電極14(2)が設けられ、・・・、317〜320本目の走査信号線GL317〜GL320に対応して第80の共通電極14(80)が設けられている。
<3.駆動方法>
次に、本実施形態における駆動方法について説明する。図4は、本実施形態における駆動方法を説明するための信号波形図である。走査信号線駆動回路300は、図4(b)に示すゲートクロック信号GCKがハイレベルとなるタイミングで、図4(a)に示すゲートスタートパルス信号GSPを取り込む。そして、ゲートクロック信号GCKがハイレベルからローレベルに変化するタイミングで、ゲートスタートパルス信号GSPに含まれるパルスが、走査信号線駆動回路300内に設けられているシフトレジスタの入力端から出力端へと順次に転送される。これに応じて、図4(c)〜(e)に示すように、走査信号線駆動回路300内のシフトレジスタの各段から順次にアクティブな走査信号が出力される。
上述したように第1〜第kの共通電極14(1)〜14(k)には第1〜第kの共通電極駆動信号COM(1)〜COM(k)が与えられるところ、図4(f)〜(i)に示すように、1フレーム期間内において各共通電極駆動信号の極性は1水平走査期間毎に反転している。
図4において、時点t11から時点t12までの期間には、1〜4本目の走査信号線GL1〜GL4に1水平走査期間ずつ順次にアクティブな走査信号G(1)〜G(4)が印加される。この期間中、1〜4本目の走査信号線GL1〜GL4に対応して設けられている第1の共通電極14(1)に与えられる第1の共通電極駆動信号COM(1)の(1水平走査期間毎の)極性は「負、正、負、正」となっている。また、時点t11から時点t12までの期間における第2の共通電極駆動信号COM(2)の(1水平走査期間毎の)極性は「正、負、正、負」となっている。
図4において、時点t12から時点t13までの期間には、5〜8本目の走査信号線GL5〜GL8に1水平走査期間ずつ順次にアクティブな走査信号G(5)〜G(8)が印加される。この期間中、5〜8本目の走査信号線GL5〜GL8に対応して設けられている第2の共通電極14(2)に与えられる第2の共通電極駆動信号COM(2)の(1水平走査期間毎の)極性は「正、負、正、負」となっている。また、時点t12から時点t13までの期間における第1の共通電極駆動信号COM(1)の(1水平走査期間毎の)極性は「負、正、負、正」となっている。
図4において、時点t13から次のフレーム期間が開始する時点t21までの期間には、時点t11から時点t13までの期間と同様の動作が繰り返される。そして、次のフレーム期間(時点t21)になると、第1〜第kの共通電極駆動信号COM(1)〜COM(k)についての1水平走査期間毎に現れる極性は、時点t11から時点t21までのフレーム期間における極性とは逆になる。例えば、時点t11から始まるフレーム期間における第1の共通電極駆動信号COM(1)の(1水平走査期間毎の)極性は「負、正、負、正」となっているが、時点t21から始まるフレーム期間における第1の共通電極駆動信号COM(1)の(1水平走査期間毎の)極性は「正、負、正、負」となっている。
ここで、図4(f)、(g)に着目すると、各時点において、第1の共通電極駆動信号COM(1)の極性と第2の共通電極駆動信号COM(2)の極性とは互いに逆になっている。また、図4(h)、(i)に着目すると、各時点において、第3の共通電極駆動信号COM(3)の極性と第4の共通電極駆動信号COM(4)の極性とは互いに逆になっている。このように、本実施形態においては、第j(jは奇数)の共通電極14(j)と第(j+1)の共通電極14(j+1)とが対になっており、その一対の共通電極の一方と他方とには、各時点においてそれぞれ異なる極性の共通電極駆動信号が与えられる。
<4.効果>
以上のように、本実施形態によると、液晶層13を介して各画素形成部の画素電極12との間に電圧を印加するための共通電極14はk個に分割されている。そして、そのk個に分割された第1〜第kの共通電極14(1)〜14(k)はそれぞれ独立して共通電極駆動回路24によって駆動され、一対の共通電極を構成する互いに隣接する2つの共通電極のそれぞれには、互いに逆の極性となる共通電極駆動信号が与えられる。このため、隣接する共通電極間において、共通電極電位の極性反転に起因して生じる電気的な振動が互いに打ち消される。これにより、共通電極電位の極性反転に起因する音鳴りの発生が抑制される。また、本実施形態によると、制振材などの部材を備える必要がないのでコストの上昇を抑制することができる。
<5.変形例>
以下、上記実施形態の変形例について説明する。
<5.1 第1の変形例>
上記実施形態においては、4本の走査信号線毎に1つの共通電極が設けられている例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。共通電極の分割数は特に限定されることなく、例えば図5に示すように、共通電極が4個のみに分割されている構成すなわち320本の走査信号線を備えている場合に80本の走査信号線毎に1つの共通電極が設けられる構成であっても良い。但し、より細かく共通電極を分割する方が、各共通電極で生じる電気的振動が小さくなるので、より音鳴りの発生を抑制する効果が得られる。従って、コストと音鳴り抑制の効果とのバランスを考慮しつつ、共通電極の分割数が決定されることが好ましい。
<5.2 第2の変形例>
上記実施形態においては、図4に示したように、互いに隣接する2つの共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性は、いずれの組み合わせに係る2つの共通電極についても互いに逆の極性となっている。すなわち、上記実施形態においては、表示部100内で順次に配置されている共通電極14(1)〜14(k)には、交互に、異なる極性の共通電極駆動信号が与えられていた。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、第1の共通電極駆動信号COM(1)と第4の共通電極駆動信号COM(4)とが同極性で、かつ、それらの信号COM(1)、COM(4)と第2の共通電極駆動信号COM(2)、第3の共通電極駆動信号COM(3)とが逆極性となっていても良い。また、図7に示すように、第1の共通電極駆動信号COM(1)と第2の共通電極駆動信号COM(2)とが同極性で、かつ、それらの信号COM(1)、COM(2)と第3の共通電極駆動信号COM(3)、第4の共通電極駆動信号COM(4)とが逆極性となっていても良い。
<5.3 第3の変形例>
上記実施形態においては、各共通電極には同じ本数の走査信号線が対応付けられるように共通電極の分割が行われていたが、本発明はこれに限定されず、共通電極毎に対応付けられる走査信号線の本数が異なっていても良い。例えば、図8に示すように、「第1の共通電極14(1)には20本の走査信号線GL1〜GL20が対応付けられ、第2の共通電極14(2)には80本の走査信号線GL21〜GL100が対応付けられ、第3の共通電極14(3)には60本の走査信号線GL101〜GL160が対応付けられている」というような構成であっても良い。この場合、例えば図9に示すように、第1の共通電極駆動信号COM(1)と第3の共通電極駆動信号COM(3)とを同極性とし、それらの信号COM(1)、COM(3)と第2の共通電極駆動信号COM(2)とを逆極性とすることにより、比較的効果的に音鳴りの発生が抑制される。
<5.4 第4の変形例>
図10は、上記実施形態の第4の変形例における共通電極の構成を示す概略図である。上記実施形態においては、共通電極はk個に分割され、第1〜第kの共通電極14(1)〜14(k)はそれぞれ独立して駆動されていた。一方、本変形例においては、図10に示すように、CFガラス基板16上に2個の櫛形の共通電極14a、14bが設けられ、それらの櫛歯部が互いに噛み合って対向するように配置されている。それら2個の共通電極14a、14bに関し、例えば、一方の共通電極14aは1〜4本目、9〜12本目、17〜20本目、・・・の走査信号線に対応し、他方の共通電極14bは5〜8本目、13〜16本目、21〜24本目、・・・の走査信号線に対応している。そして、一方の共通電極14aには図4(f)、(h)に示した波形と同様の波形の共通電極駆動信号COMaが与えられ、他方の共通電極14bには図4(g)、(i)に示した波形と同様の波形の共通電極駆動信号COMbが与えられる。
本変形例によれば、共通電極駆動回路24において2種類だけの共通電極駆動信号COMa、COMbが生成されれば良いので、共通電極駆動回路24の内部構成を簡単な構成にすることができる。
<5.5 第5の変形例>
図11は、上記実施形態の第5の変形例における駆動方法を説明するための信号波形図である。本変形例においては、選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期が、当該選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期よりも長くなるように、第1〜第kの共通電極14(1)〜14(k)のそれぞれに第1〜第kの共通電極駆動信号COM(1)〜COM(k)が与えられる。
例えば、図11において、時点t11から時点t12までの期間には、1〜4本目の走査信号線GL1〜GL4に1水平走査期間ずつ順次にアクティブな走査信号G(1)〜G(4)が印加される。この期間中、1〜4本目の走査信号線GL1〜GL4に対応して設けられている第1の共通電極14(1)に与えられる第1の共通電極駆動信号COM(1)と、当該第1の共通電極14(1)と対になっている第2の共通電極14(2)に与えられる第2の共通電極駆動信号COM(2)とについては、1水平走査期間毎に極性が変化する。一方、第1および第2の共通電極14(1)、(2)以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号については、極性は変化しない。
また、時点t12から時点t13までの期間には、5〜8本目の走査信号線GL5〜GL8に1水平走査期間ずつ順次にアクティブな走査信号G(5)〜G(8)が印加される。この期間中、5〜8本目の走査信号線GL5〜GL8に対応して設けられている第2の共通電極14(2)に与えられる第2の共通電極駆動信号COM(2)と、当該第2の共通電極14(2)と対になっている第1の共通電極14(1)に与えられる第1の共通電極駆動信号COM(1)とについては、1水平走査期間毎に極性が変化する。一方、第1および第2の共通電極14(1)、(2)以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号については、極性は変化しない。
さらに、時点t13から時点t14までの期間には、9〜12本目の走査信号線GL9〜GL12に1水平走査期間ずつ順次にアクティブな走査信号G(9)〜G(12)が印加される。この期間中、9〜12本目の走査信号線GL9〜GL12に対応して設けられている第3の共通電極14(3)に与えられる第3の共通電極駆動信号COM(3)と、当該第3の共通電極14(3)と対になっている第4の共通電極14(4)に与えられる第4の共通電極駆動信号COM(4)とについては、1水平走査期間毎に極性が変化する。一方、第3および第4の共通電極14(3)、(4)以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号については、極性は変化しない。
さらにまた、時点t14から時点t15までの期間には、13〜16本目の走査信号線GL13〜GL16に1水平走査期間ずつ順次にアクティブな走査信号G(13)〜G(16)が印加される。この期間中、13〜16本目の走査信号線GL13〜GL16に対応して設けられている第4の共通電極14(4)に与えられる第4の共通電極駆動信号COM(4)と、当該第4の共通電極14(4)と対になっている第3の共通電極14(3)に与えられる第3の共通電極駆動信号COM(3)とについては、1水平走査期間毎に極性が変化する。一方、第3および第4の共通電極14(3)、(4)以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号については、極性は変化しない。
本変形例によれば、任意の一対の共通電極に着目すると、当該一対の共通電極に対応している走査信号線のうちのいずれかにアクティブな走査信号が印加されている期間中のみ、1水平走査期間毎に反転する共通電極駆動信号が与えられ、それ以外の期間中には共通電極電位反転周波数が低減されている。このため、各共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性が1フレーム期間を通じて1水平走査期間毎に反転する構成と比べて、消費電力が大きく低減される。
なお、第2の共通電極駆動信号COM(2)と第3の共通電極駆動信号COM(3)とについての共通電極電位反転周波数を低減させることができないような場合、もしくは、第1の共通電極駆動信号COM(1)と第4の共通電極駆動信号COM(4)の表示領域の周波数を他の領域に比べて低減させて駆動させることが可能な場合には、例えば図12に示すように、第1の共通電極駆動信号COM(1)と第4の共通電極駆動信号COM(4)とについての共通電極電位反転周波数を常に低い状態にすることにより消費電力を低減させることができる。
<5.6 第6の変形例>
上記実施形態においては、k個の極性反転信号POL(1)〜POL(k)に基づいてk個の共通電極駆動信号COM(1)〜COM(k)が生成されていたが、本発明はこれに限定されない。図4に示すように、奇数番目の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の波形は全て同じ波形となっており、偶数番目の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の波形についても全て同じ波形となっている。また、奇数番目の共通電極に与えられる共通電極駆動信号と偶数番目の共通電極に与えられる共通電極駆動信号とは、極性の反転するタイミングが同じである。従って、例えば図13に示すように、奇数番目の共通電極に与えられる共通電極駆動信号を生成する第1駆動部246と偶数番目の共通電極に与えられる共通電極駆動信号を生成する第2駆動部247とを備え、第1駆動部246には極性反転信号POLをそのまま与え、第2駆動部247にはインバータ245によって極性反転信号POLの極性を反転させた信号を与える構成とすることもできる。これにより、コントロール回路21から共通電極駆動回路24に与えるべき極性反転信号POLの数が削減されるとともに、共通電極駆動回路24の内部構成が簡単になる。
本発明の一実施形態に係る液晶表示装置において、走査信号線と共通電極との関係を示す概略図である。 上記実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、共通電極の構成を示す概略図である。 上記実施形態における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態に第1の変形例において、走査信号線と共通電極との関係を示す概略図である。 上記実施形態の第2の変形例における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態の第2の変形例における別の例の駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態に第3の変形例において、走査信号線と共通電極との関係を示す概略図である。 上記実施形態の第3の変形例における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態の第4の変形例において、共通電極の構成を示す概略図である。 上記実施形態の第5の変形例における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態の第5の変形例における別の例の駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態の第6の変形例において、共通電極駆動回路の内部の構成を示すブロック図である。。 画素形成部の等価回路を示す回路図である。 アクティブマトリクス型液晶表示装置の液晶パネルの断面を模式的に示した図である。 従来例において、駆動方式としてライン反転駆動が採用されている液晶表示装置における信号波形図である。
符号の説明
12…画素電極
13…液晶層
14(1)〜(k)…共通電極
15…TFTガラス基板
16…CFガラス基板
21…コントロール回路
24…共通電極駆動回路
100…表示部
200…表示制御回路
300…走査信号線駆動回路(ゲートドライバ)
400…映像信号線駆動回路(ソースドライバ)
COM(1)〜(k)…共通電極駆動信号
GL1〜GLm…走査信号線(ゲートバスライン)
POL(1)〜(k)…極性反転信号
SL1〜SLn…映像信号線(ソースバスライン)

Claims (10)

  1. 表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部に設けられた複数の画素電極と、前記複数の映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路とを備えるアクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
    前記複数の画素電極との間に電圧を印加するために、それぞれが1以上の走査信号線と対応するように設けられた複数の共通電極と、
    所定の電圧レベルを基準として正極性の電圧と負極性の電圧とを共通電極駆動信号として前記複数の共通電極のそれぞれに与えるための共通電極駆動回路と
    を備え、
    前記共通電極駆動回路は、各共通電極に正極性の電圧と負極性の電圧とが交互に与えられることに起因して生ずる電気的な振動が互いに打ち消されるように、各共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性を変化させることを特徴とする、液晶表示装置。
  2. 各共通電極は隣接して配置されている他の共通電極のひとつと対になっており、
    前記共通電極駆動回路は、一対の共通電極の一方と他方とにそれぞれ異なる極性の電圧が与えられるように、前記複数の共通電極のそれぞれに前記共通電極駆動信号を与えることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記共通電極駆動回路は、選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期が、当該選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期よりも長くなるように、前記複数の共通電極のそれぞれに前記共通電極駆動信号を与えることを特徴とする、請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 各共通電極に対応する走査信号線の数は、前記複数の共通電極の全てについて等しいことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部に設けられた複数の画素電極と、前記複数の画素電極との間に電圧を印加するためにそれぞれが1以上の走査信号線と対応するように設けられた複数の共通電極とを備えるアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動回路であって、
    前記複数の映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、
    前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路と、
    所定の電圧レベルを基準として正極性の電圧と負極性の電圧とを共通電極駆動信号として前記複数の共通電極のそれぞれに与えるための共通電極駆動回路と
    を備え、
    前記共通電極駆動回路は、各共通電極に正極性の電圧と負極性の電圧とが交互に与えられることに起因して生ずる電気的な振動が互いに打ち消されるように、各共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性を変化させることを特徴とする、駆動回路。
  6. 前記共通電極駆動回路は、互いに隣接して配置されている一対の共通電極の一方と他方とにそれぞれ異なる極性の電圧が与えられるように、前記複数の共通電極のそれぞれに前記共通電極駆動信号を与えることを特徴とする、請求項5に記載の駆動回路。
  7. 前記共通電極駆動回路は、選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期が、当該選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期よりも長くなるように、前記複数の共通電極のそれぞれに前記共通電極駆動信号を与えることを特徴とする、請求項6に記載の駆動回路。
  8. 表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部に設けられた複数の画素電極と、前記複数の画素電極との間に電圧を印加するためにそれぞれが1以上の走査信号線と対応するように設けられた複数の共通電極とを備えるアクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記複数の映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動ステップと、
    前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動ステップと、
    所定の電圧レベルを基準として正極性の電圧と負極性の電圧とを共通電極駆動信号として前記複数の共通電極のそれぞれに与えるための共通電極駆動ステップと
    を備え、
    前記共通電極駆動ステップでは、各共通電極に正極性の電圧と負極性の電圧とが交互に与えられることに起因して生ずる電気的な振動が互いに打ち消されるように、各共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性が変化することを特徴とする、駆動方法。
  9. 前記共通電極駆動ステップでは、互いに隣接して配置されている一対の共通電極の一方と他方とにそれぞれ異なる極性の電圧が与えられるように、前記複数の共通電極のそれぞれに前記共通電極駆動信号が与えられることを特徴とする、請求項8に記載の駆動方法。
  10. 前記共通電極駆動ステップでは、選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極以外の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期が、当該選択状態の走査信号線に対応して設けられている共通電極を含む一対の共通電極に与えられる共通電極駆動信号の極性の変化する周期よりも長くなるように、前記複数の共通電極のそれぞれに前記共通電極駆動信号が与えられることを特徴とする、請求項9に記載の駆動方法。
JP2007169868A 2007-06-28 2007-06-28 液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法 Pending JP2009008869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007169868A JP2009008869A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007169868A JP2009008869A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009008869A true JP2009008869A (ja) 2009-01-15

Family

ID=40324016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007169868A Pending JP2009008869A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009008869A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075489A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Casio Comput Co Ltd アクティブマトリクス型表示装置
CN103197456A (zh) * 2013-04-24 2013-07-10 深圳市华星光电技术有限公司 液晶显示器及改善液晶显示器水平黑带的方法、驱动电路
CN105374334A (zh) * 2015-12-11 2016-03-02 武汉华星光电技术有限公司 液晶显示面板结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075489A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Casio Comput Co Ltd アクティブマトリクス型表示装置
CN103197456A (zh) * 2013-04-24 2013-07-10 深圳市华星光电技术有限公司 液晶显示器及改善液晶显示器水平黑带的方法、驱动电路
CN105374334A (zh) * 2015-12-11 2016-03-02 武汉华星光电技术有限公司 液晶显示面板结构
CN105374334B (zh) * 2015-12-11 2018-06-01 武汉华星光电技术有限公司 液晶显示面板结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9548031B2 (en) Display device capable of driving at low speed
US9978323B2 (en) Liquid crystal display panel and display device
KR101351373B1 (ko) 액정표시장치 및 그 구동방법
TWI485677B (zh) 液晶顯示器
JP5426167B2 (ja) 表示装置
JP4329780B2 (ja) 液晶装置の駆動方法及び液晶装置並びに電子機器
JP2007094404A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JP4566975B2 (ja) 液晶表示装置とその駆動方法
JP2002055325A (ja) スイング共通電極を利用した液晶表示装置及びその駆動方法
JP2007128035A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
KR101902562B1 (ko) 액정표시장치 및 그 구동방법
KR101585687B1 (ko) 액정표시장치
US9349336B2 (en) Display device having higher aperture ratio and lower power consumption
WO2010113359A1 (ja) 液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法
JP4597939B2 (ja) 液晶表示装置とその駆動方法
JP2009008869A (ja) 液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法
KR101985245B1 (ko) 액정표시장치
JP2006072211A (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法
WO2013031552A1 (ja) 液晶表示装置およびその駆動方法
KR100931488B1 (ko) 액정표시패널
JP2005091781A (ja) 表示装置およびその駆動方法
KR101818248B1 (ko) 액정표시장치
KR101166829B1 (ko) 액정 표시장치의 구동장치 및 구동방법
KR101298402B1 (ko) 액정패널 및 그를 포함하는 액정표시장치
KR20110043892A (ko) 액정표시장치 및 그 구동방법