JP2009005986A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の一時貯留部を設け、これらに新たな機能を持たせることにより新たな遊技形態を有する遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤14には、遊技球を一時貯留する複数の一時貯留部60A、60B、60Cと、その下方に配置された入賞領域44とが設けられ、一時貯留部60A、60B、60Cは、遊技球が通過可能の開口部61aを有する貯留部材61と、開口部61aを開放又は閉鎖し、開放時に貯留部材61に貯留されている遊技球を開口部61aから排出させる可動部材62とを含み、複数の一時貯留部のうちの1つの一時貯留部は、排出された遊技球が入賞領域44に最も入球しやすい特定の一時貯留部60Aとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機に関し、特に、複数の一時貯留部を有する遊技機に関する。
パチンコ遊技機などの遊技機では、遊技盤の入賞領域(始動口)に遊技球が入ると、大当たり抽選が行われるとともに、3つの識別情報が変動した後に、大当たり抽選の結果に応じた組合せで停止する一方、識別情報の変動に合わせてキャラクタ画像などを用いた演出表示が行われる。そして、大当たり抽選で当選すると、所定の識別情報の組合せで停止表示された後に、大入賞口を長時間繰り返し所定回数開放させることで、遊技者に多くの出球を提供する。
遊技盤上における遊技領域内には、遊技球を所定の囲まれた領域内に一時貯留する一時貯留手段が入賞領域の上方に配置されており、一時貯留手段に遊技球が入球して誘導路に乗ると、一時貯留手段の下方の入賞領域へ導かれやすくなっている。この一時貯留手段の構成(傾斜角度や入賞領域との位置関係等)によって、入賞領域への入賞率が異なることもある。遊技者は、入賞領域へ入賞しやすい一時貯留手段内における遊技球の動きに注目し、入賞への期待感を持って遊技を行う傾向にある。
従来、例えば、遊技球を一時貯留するステージを有し、このステージの領域を、第1領域と第2領域の2つの領域とし、複数種類の遊技球流下経路を有することによって、ステージ内の遊技球の挙動を楽しませることを意図した遊技機が提案されている(特許文献1)。
特開2004−160145号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている遊技機は、ステージ自体を2つの領域とする構成のため、ステージの構成が複雑化するとともに、ステージに入球した遊技球がどの流下経路を通過するかは、遊技者の技量とは無関係に行われ、遊技者の遊技方法による技術介入の余地はない。このような状況下において、新たな機能を持った複数の一時貯留部を設けることにより、遊技の技術介入の幅を持たせることが可能な、新たな遊技形態を有する遊技機の提供が望まれる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の一時貯留部を設け、これらに新たな機能を持たせることにより新たな遊技形態を有する遊技機を提供することを目的とする。
(1) 遊技球が転動する遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機であって、当該遊技盤には、遊技球を一時貯留する複数の一時貯留部と、前記一時貯留部の下方に配置された入賞領域とが設けられ、前記一時貯留部は、遊技球が通過可能の開口部を有する貯留部材と、前記開口部を開放又は閉鎖し、開放時に前記貯留部材に貯留されている遊技球を前記開口部から排出させる可動部材とを含み、前記複数の一時貯留部のうちの1つの一時貯留部は、排出された遊技球が前記入賞領域に最も入球しやすい特定の一時貯留部であることを特徴とする遊技機。
(1)に記載の発明によれば、転動する遊技球は複数の一時貯留部のうちのいずれかに入球して一時貯留された後、可動部材による開口部の開放により遊技球は排出される。そして、遊技球が複数の一時貯留のうちの、入賞領域に最も入球しやすい特定の一時貯留部に入球すると、ここで一時貯留された後、可動部材による開口部の開放動作により遊技球は排出され、高い確率で入賞領域に入球する。したがって、遊技者は、入賞領域に入賞しやすい特定の一時貯留部を狙って遊技球を発射する等、遊技方法の技術介入に幅を持たせることができる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
(2) 請求項1記載の遊技機において、前記可動部材は、前記貯留部材の周囲に回転自在に設けられ、内周で遊技球を保持する保持部及び前記開口部に対応する落球口を有し、前記開口部と落球口が合致したとき前記貯留部材内に貯留されている遊技球を排出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
(2)に記載の発明によれば、遊技球が貯留部材の開口部から貯留部に入球して一時貯留され、可動部材の落球口と開口部が合致すると貯留が解除されて一時貯留部から遊技球が排出される。このとき、一時貯留部での遊技球の転動、一時貯留および貯留解除(排出)が遊技者から見えるため、演出効果が高まる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
(3) (1)又は(2)記載の遊技機において、前記可動部材は、前記貯留部材上に回転自在に設けられ、前記開口部に対応する落球口を有し、前記開口部と落球口が合致したとき前記貯留部材上に貯留されている遊技球を排出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
(3)に記載の発明によれば、遊技球が貯留部材上に乗って一時貯留され、可動部材の回転により遊技球が開口部まで移行すると貯留が解除されて一時貯留部から遊技球が排出される。このとき、一時貯留部の円盤形の貯留部材上などでの遊技球の転動、一時貯留および貯留解除(排出)が遊技者から見えるため、演出効果が高まる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
(4) (1)ないし(3)のいずれかに記載の遊技機において、 前記一時貯留部の可動部材には回転駆動手段が連結され、前記特定の一時貯留部以外の不特定の一時貯留部に遊技球が保持されているときは、前記回転駆動手段の制御により、前記特定の一時貯留部の可動部材の回転速度を前記不特定の一時貯留部の可動部材の回転速度より速く又は遅くなるように変化させることを特徴とする遊技機。
(4)に記載の発明によれば、不特定の一時貯留部に遊技球が保持されているときは、特定の一時貯留部に入球しやすい状態にあるが、このとき、特定の一時貯留部の可動部材の回転速度を不特定の一時貯留部の可動部材の回転速度より速くなるように変化させることにより、入賞領域への入賞確率を大きくすることができ、逆に遅くなるように変化させることにより、入賞領域への入賞確率を小さくすることができる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
(5) (1)ないし(3)のいずれかに記載の遊技機において、前記一時貯留部の可動部材には回転駆動手段が連結され、前記特定の一時貯留部以外の不特定の一時貯留部に遊技球が保持されているときは、前記回転駆動手段の制御により、前記不特定の一時貯留部の可動部材の回転速度を前記特定の一時貯留部の可動部材の回転速度より速く又は遅くなるように変化させることを特徴とする遊技機。
(5)に記載の発明によれば、不特定の一時貯留部に遊技球が保持されているときは、特定の一時貯留部に入球しやすい状態にあるが、このとき、不特定の一時貯留部の可動部材の回転速度を特定の一時貯留部の可動部材の回転速度より速くなるように変化させることにより、特定の一時貯留部への入球確率を大きくすることができ、逆に遅くなるように変化させることにより、特定の一時貯留部への入球確率を小さくすることができる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
本発明によれば、複数の一時貯留部に新たな機能を持たせることにより、遊技の技術介入の幅を持たせることが可能な、新たな遊技形態を有する遊技機を提供することが可能になる。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。
[遊技機の構成]
まず、遊技機の概観について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10おける遊技盤14の概観を示す正面図である。
図1及び図2に示すように、パチンコ遊技機10は、本体枠12の内部に配設される各種の部品と、本体枠12の前方に開閉自在に軸着された扉11とを備えている。この扉11は、遊技盤14を前面から閉鎖するためのものであり、通常閉鎖した状態で遊技が行われる。また、本体枠12の前面には、上皿20、下皿22、発射ハンドル26などが配設されている。
本体枠12の内部には、液晶表示装置32と、遊技盤14などが配設されている。なお、遊技盤14、液晶表示装置32以外の各種の部品(図示せず)については、理解を容易にするために説明を省略する。
遊技盤14は、その全部が透過性を有する板形状の樹脂(透過性を有する部材)によって形成されている。この透過性を有する部材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。また、遊技盤14は、その前面側に、発射された遊技球が転動可能な遊技領域15を有している。この遊技領域15は、ガイドレール30(具体的には後述の図4に示す外レール30a)に囲まれ、遊技媒体の一例である遊技球が転動可能な領域である。また、遊技盤14における遊技領域15には、複数の遊技釘13が打ちこまれている。このように、遊技盤14は、遊技球が転動する遊技領域を有する遊技盤の一例である。
液晶表示装置32は、遊技盤14の後方(背面側)に配設されている。すなわち、液晶表示装置32は、遊技盤14の透過性を有する部材の背後に配置されている。この液晶表示装置32は、遊技に関する画像の表示を可能とする表示領域32aを有している。この表示領域32aは、遊技盤14の全部又は一部に、背面側から重なるように配設される。言い換えると、この表示領域32aは、少なくとも、遊技盤14における遊技領域15の全部又は一部と重なるように遊技盤14の後方に配設される。具体的には、液晶表示装置32は、その表示領域32aが遊技領域15の全部又は一部と、遊技領域外域16の全部又は一部とに重なるように遊技盤14の後方に配設される。この液晶表示装置32における表示領域32aには、演出用の演出画像、装飾用の装飾画像など、各種の画像が表示される。特に、液晶表示装置32における表示領域32aでは、大当たり遊技状態(特別遊技状態)に移行後、特別遊技の実行中に演出用の演出画像が表示される。
このように、本実施形態において、液晶表示装置32などの表示装置を遊技盤14の背後に設けることにより、例えば、遊技釘の植設領域や役物、装飾部材といった遊技部材を設ける領域を大きくし、レイアウトの自由度もさらに大きくすることが可能である。
扉11には、透過性を有する保護板19が配設されている。この保護板19は、扉11が閉鎖された状態で遊技盤14の前面に対面するように配設されている。
発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられている。また、発射ハンドル26の裏側には、駆動装置である発射ソレノイド(図示せず)が設けられている。さらに、発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられている。このタッチセンサが遊技者により触接されたときには、遊技者により発射ハンドル26が握持されたと検知される。発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射され、遊技が進められる。
図2に示されるように、遊技盤14の左下方には、特別図柄表示器35a、普通図柄表示器33、特別図柄保留ランプ34a〜34d、普通図柄保留ランプ50a〜50d、ラウンド数表示器51a〜51dが設けられている。また、遊技盤14の右下方には、特別図柄表示器35b、特別図柄保留ランプ34e〜34hが設けられている。
特別図柄表示器35aは、複数の8セグメントLEDで構成されている。この8セグメントLEDは、所定の特別図柄の変動表示開始条件の成立により、点灯・消灯を繰り返す。8セグメントLEDの点灯・消灯によって、図柄が特別図柄(第1識別情報ともいう)として変動表示される。この特別図柄として、特定の図柄(例えば、“21”又は“64”などの数字図柄)が停止表示された場合は、通常遊技状態から遊技者に有利な状態である大当たり遊技状態(特別遊技状態)に遊技状態が移行する。この大当たり遊技状態となった場合には、後述するように、シャッタ40(図2参照)が開放状態に制御され、大入賞口39(図2参照)に遊技球が受け入れ可能な状態となる。一方、特別図柄として、特定の図柄以外の図柄(例えば、“‐‐”)が停止表示された場合は、通常遊技状態が維持される。以上のように、特別図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって遊技状態が移行又は維持されるゲームを「特別図柄ゲーム」という。
特別図柄表示器35aの下方には、普通図柄表示器33が設けられている。普通図柄表示器33は、二つの表示用ランプで構成されており、これら表示用ランプが交互に点灯・消灯を繰り返すことによって、普通図柄として変動表示される。
普通図柄表示器33の下方には、特別図柄保留ランプ34a〜34dが設けられている。この特別図柄保留ランプ34a〜34dは、点灯又は消灯によって保留されている特別図柄の変動表示の実行回数(いわゆる、「第1始動記憶」、「保留球個数」、「特別図柄に関する保留球個数」)を表示する。例えば、メインRAM70(図7参照)の第1始動記憶領域に特別図柄の変動表示の実行が1回分保留されている場合には、特別図柄保留ランプ34aが点灯する。
普通図柄表示器33の下方には、普通図柄保留ランプ50a〜50dが設けられている。この普通図柄保留ランプ50a〜50dは、後述するように、点灯又は消灯によって保留されている普通図柄の変動表示の実行回数(いわゆる、「保留球個数」、「普通図柄に関する保留球個数」)を表示する。特別図柄と同様に、普通図柄の変動表示の実行が1回分保留されている場合には、普通図柄保留ランプ50aが点灯する。
特別図柄表示器35aの左側には、ラウンド数表示器51a〜51dが設けられている。このラウンド数表示器51a〜51dは、特別遊技の実行中においてラウンド数を表示する。なお、このラウンド数表示器51a〜51dは、4つのドットLEDから構成されており、ドッドLEDごとに点灯と消灯の2つのパターンがあるので、少なくとも16パターンの表示が可能である(2の4乗パターン)。なお、ラウンド数表示器51は、複数の8セグメントLED、液晶表示部、透過性を有する液晶表示部などから構成される場合もある。
特別図柄表示器35bは、複数の8セグメントLEDで構成されている。この8セグメントLEDは、所定の特別図柄の変動表示開始条件の成立により、点灯・消灯を繰り返す。8セグメントLEDの点灯・消灯によって図柄が、特別図柄(第2識別情報ともいう)として変動表示される。この特別図柄として、特定の図柄(例えば、“21”、“50”又は“64”などの数字図柄)が停止表示された場合は、通常遊技状態から遊技者に有利な状態である大当たり遊技状態(特別遊技状態)に遊技状態が移行する。この大当たり遊技状態となった場合には、後述するように、シャッタ40が開放状態に制御され、大入賞口39に遊技球が受け入れ可能な状態となる。一方、特別図柄として、特定の図柄以外の図柄(例えば、“‐‐”)が停止表示された場合は、通常遊技状態が維持される。以上のように、特別図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって遊技状態が移行又は維持されるゲームを「特別図柄ゲーム」という。
特別図柄表示器35bの右方には、特別図柄保留ランプ34e〜34hが設けられている。この特別図柄保留ランプ34e〜34hは、点灯又は消灯によって保留されている特別図柄の変動表示の実行回数(いわゆる、「第2始動記憶」、「保留球個数」、「特別図柄に関する保留球個数」)を表示する。例えば、メインRAM70(図参照)の第2始動記憶領域に特別図柄の変動表示の実行が1回分保留されている場合には、特別図柄保留ランプ34eが点灯する。
また、遊技盤14の後方(背面側)に配設されている液晶表示装置32の表示領域32aでは、特別図柄表示器35(35a、35b)において表示される特別図柄と関連する演出画像が表示される。
例えば、特別図柄表示器35で表示される特別図柄の変動表示中においては、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて、数字や記号などからなる識別図柄(演出用の識別情報でもある。例えば、“0”から“9”までの数字)が変動表示される。また、特別図柄表示器35において変動表示されていた特別図柄が停止表示されるとともに、液晶表示装置32の表示領域32aでも演出用の識別情報が停止表示される。
また、特別図柄表示器35において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示された場合には、大当たりであることを遊技者に把握させる演出画像が液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される。具体的には、特別図柄表示器35において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示された場合には、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される演出用の識別情報の組合せが特定の表示態様(例えば、複数の図柄列のそれぞれに“1”から“9”のいずれかが全て揃った状態で停止表示される態様)となり、さらに、「大当たり!!」などの文字画像とともに、喜んでいるキャラクタ画像が液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される。
図2に示すように、二つのガイドレール30(30a及び30b)、ステージ55、通過ゲート54a、54b、複数の遊技釘13から構成される障害物57、第1始動口25、普通電動役物48を有する第2始動口44、シャッタ40、大入賞口39、一般入賞口56a、56b、56c、56dなどの遊技部材が遊技盤14上に設けられている。第2始動口44は、後述する一時貯留部の下方に配置された入賞領域の一例である。さらに、扉11の上部には、スピーカ46が設けられている。
遊技盤14の左側に設けられている二つのガイドレール30は、遊技領域15を区画(画定)する外レール30aと、その外レール30aの内側に配設された内レール30bとから構成される。発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて、遊技盤14の上部に移動し、前述した複数の遊技釘13、遊技盤14上に設けられたステージ55、障害物57などとの衝突により、その進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって流下する。
遊技盤14の略中央部にはステージ55が設けられ、遊技盤14におけるステージ55の上部には障害物57が設けられている。この障害物57の両側部にはステージ55に遊技球を進入させるための孔部57a、57bが設けられている。すなわち、発射ハンドル26の操作によって遊技盤14に打ち出された遊技球において、障害物57に衝突した遊技球は障害物57に沿って左右いずれかに流下する。また、孔部57a、57bに進入した遊技球のみがステージ55に案内される。図3に示すように、ステージ55の底板55a上には、遊技球を一時貯留する一時貯留部が複数個(図示の例では3個)の一時貯留部60A、60B、60Cが設けられている。
[一時貯留部]
図3は、ステージの底板部分の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は、図のB−B線拡大断面図であって、(a)遊技球の入球時、(b)は遊技球の落球時を示す。図6は、一時貯留部の分解斜視図である。
図3乃至図6に示すように、一時貯留部60A、60B、60Cは、椀形をなす貯留部材61と、と、貯留部材61の下部に設けられた可動部材62とからなるものである。下向き椀形の貯留部材61は、一側部に遊技球が通過可能な開口部61aが形成されたもので、支持板63に立てられた支柱84の上端に支持されている。
可動部材62は、円盤部65の上面に、環状の保持部67が設けられ、保持部67には落球口67aが形成され、円盤部65の下面にはスリーブ69が一体に形成されたものである。スリーブ69の外周には歯車部69aが形成され、この歯車部69aと、支持板63上に設けられたモータ80の軸91に取付けられた歯車92とが噛み合っている。モータ80の回転により、歯車92、歯車部69aを介して可動部材62が回転するようになっている。
図4、図5及び図6に示すように、ステージ55の底板55aは、前方(遊技者側)に傾斜しており、この底板55a上に特定の一時貯留部60Aが1個と、特定の一時貯留部以外(以下、不特定の一時貯留部60B、60Cと称す)が2個設けられている。特定の一時貯留部60Aは、排出された遊技球が入賞領域44(始動口)に最も入球しやすくなっている。すなわち、入賞領域44に最も近い位置に配置し、かつ、後方には遊技球を入一時貯留部60A、60B、60Cに誘導するガイド部73が設けられている。また、特定の一時貯留部60Aの前方にも、遊技球をガイド部73に誘導するリブ74が設けられている。
不特定の一時貯留部60B、60Cは、特定の一時貯留部60Aの後方の左右に配置されている。不特定の一時貯留部60B、60Cは、構造上は特定の一時貯留部60Aと同一であるが、特定の一時貯留部60Aより入賞領域44に入球しにくい位置に配置されている。各一時貯留部60A、60B、60Cの左右には遊技球を中央方向に集めやすくするガイド板75が設けられている。
モータ80の回転により、歯車92、歯車部68aを介して可動部材62が回転する。図5(a)に示すように、ステージ55に入球した遊技球100がいずれかの一時貯留部60A、60B、60Cの貯留部材61の開口部61aから貯留部材61内に入球すると、ここで一時貯留される。貯留部材61の内部は、遊技球は1個だけ入球可能の大きさになっている。可動部材62が回転して、貯留部材61の開口部61aと可動部材62の落球口67aが合致すると、遊技球は開口部61aから落球口67aを介して底板55a上に落球する。
遊技球100が特定の一時貯留部61Aに入球したときは、開口部61aから落球口67aを介してして落球した遊技球は、高い確率で入賞領域44に入球する。これに対し、遊技球が特定の一時貯留部61A以外の不特定の一時貯留部60B、60Cに入球した場合は、開口部61aから落球口67aを介してして底板55a上に落球した遊技球は、特定の一時貯留部60Aの貯留部材61内に入球するか、又は特定の一時貯留部60Aに入球しないで底板55aから排出される。
本実施形態の遊技機では、以下のような遊技を楽しむことができる。いま、特定の一時貯留部60Aに遊技球が入ってなく、不特定の一時貯留部60B、60Cには遊技球が入っているとすると、ステージ55に入った遊技球は特定の一時貯留部60Aに入りやすく、この場合はステージ55に入球した遊技球は入賞領域44に入球しやすい状態である。また、特定の一時貯留部60Aに遊技球が一時貯留され、不特定の一時貯留部60B、60Cには遊技球が入っていないとすると、ステージ55に入った遊技球は不特定の一時貯留部60B、60Cに入りやすく、特定の一時貯留部60Aには、一時貯留が解除されるまでは遊技球が入球しないので、一時貯留が解除されてからステージを狙うことになる。さらに、全ての一時貯留部60A、60B、60Cに遊技球が一時貯留されている状態では、どの一時貯留部60A、60B、60Cにも遊技球は入らないので、特定の一時貯留部60Aの一時貯留が解除されてからステージを狙うことになる。このように、遊技者は一時貯留部60A、60B、60Cの状態を見ながら遊技することができ、遊技の技術介入に幅を持たせることが可能となる。
[遊技機の電気的構成]
図7は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図である。本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路について図6を用いて説明する。
遊技制御手段としての主制御回路60は、図7に示すように、制御手段であるメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、記憶手段の一例であるメインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70などが接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66は、例えば、大当たり抽選手段、可動部材75抽選手段、大当たり実行制御手段、実行制御手段として機能するなど、後述する各種の手段として機能することとなる。
メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される特別図柄決定テーブル(図示せず)、可動部材長さ設定テーブル(図示せず)などの各種のテーブルも記憶されている。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。メインRAM70に記憶されるデータの具体例としては、以下のようなものがある。
メインRAM70には、制御状態フラグ、特定領域通過フラグ、大当たり判定用乱数カウンタ、大当たり図柄決定用乱数カウンタ、はずれ図柄決定用乱数カウンタ、リーチパターン選択用乱数カウンタ、演出条件選択用乱数カウンタ、大入賞口開放回数カウンタ、大入賞口入賞カウンタ、ラウンド数表示用カウンタ、ラウンド数表示器演出始動用カウンタ、待ち時間タイマ、大入賞口開放時間タイマ、第1始動記憶に係る特別図柄に関する保留球個数を示すデータ、第2始動記憶に係る特別図柄に関する保留球個数を示すデータ、普通図柄に関する保留球個数を示すデータ、後述する副制御回路200にコマンドを供給するためのデータ、変数などが位置付けられている。
制御状態フラグは、特別図柄ゲームの制御状態を示すものである。特定領域通過フラグは、遊技球が特定領域を通過したか否かを判断するためのものである。
大当たり判定用乱数カウンタは、特別図柄の大当たりを判定するためのものである。大当たり図柄決定用乱数カウンタは、特別図柄の大当たりを判定した場合に、停止表示される特別図柄を決定するためのものである。はずれ図柄決定用乱数カウンタは、大当たりではない場合に停止表示する特別図柄を決定するためのものである。リーチパターン選択用乱数カウンタは、リーチパターンを決定するためのものである。演出条件選択用乱数カウンタは、演出用の変動パターンを決定するためのものである。ラウンド数表示器演出始動用カウンタは、通常遊技の実行中にラウンド数表示器に表示を行わせるか決定するためのものである。これらのカウンタは、メインCPU66により順次“1”増加するように記憶更新されており、所定のタイミングで各カウンタから乱数値を抽出することにより、メインCPU66の各種の機能を実行することとなる。なお、本実施形態においては、このような乱数カウンタを備え、プログラムに従って、メインCPU66が、乱数カウンタを“1”増加させるように記憶更新する構成としたが、これに限らず、別個に、乱数発生器のような装置を備えるように構成してもよい。
待ち時間タイマは、主制御回路60と副制御回路200とにおいて実行される処理の同期を取るためのものである。また、大入賞口開放時間タイマは、シャッタ40を駆動させ、大入賞口39を開放する時間を計測するためのものである。なお、本実施形態におけるタイマは、メインRAM70において、所定の周期で、その所定の周期だけ減算されるように記憶更新されるが、これに限らず、CPUなど自体がタイマを備えていてもよい。
大入賞口開放回数カウンタは、大当たり遊技状態における大入賞口の開放回数(いわゆるラウンド数)を示すものである。また、大入賞口入賞カウンタは、1ラウンド中に大入賞口に入賞し、カウントセンサ102を通過した遊技球の数を示すものである。
第1始動口25へ遊技球が入賞したが、特別図柄の変動表示が実行できないときに、特別図柄ゲームの開始数が保留される。第1始動記憶に係る特別図柄に関する保留球個数を示すデータは、その保留されている特別図柄ゲームの保留回数を示すものであり、この保留回数は所定回数を上限(本実施形態においては4回)としている。
第2始動口44へ遊技球が入賞したが、特別図柄の変動表示が実行できないときに、特別図柄ゲームの開始がとして保留される。第2始動記憶に係る特別図柄に関する保留球個数を示すデータは、その保留されている特別図柄ゲームの保留回数を示すものであり、この保留回数は所定回数を上限(本実施形態においては4回)としている。
すなわち、本実施形態においては、第1始動口25への遊技球の入賞により、最大4回の特別図柄ゲームの実行が保留され、また、第2始動口44への遊技球の入賞により、最大4回の特別図柄ゲームの実行が保留される。このため、合計して最大8個の特別図柄ゲームの保留回数を確保することが可能になる。
遊技球が通過ゲート54a、54bを通過したが、普通図柄の変動表示が実行できないときに、普通図柄ゲームの開始を保留される。普通図柄に関する保留球個数を示すデータは、その保留されている普通図柄ゲームの保留回数を示すものである。ラウンド数表示用カウンタは、液晶表示装置32において表示されるラウンド数を示すものである。
また、この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路76、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路76、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。なお、このリセット用クロックパルス発生回路76は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)ごとにクロックパルスを発生する。
また、主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば、図9に示すように、カウントセンサ102、一般入賞球センサ106、108、110、112、通過球センサ114、115、第1始動入賞球センサ117、第2始動入賞球センサ116、普通電動役物ソレノイド118、大入賞口ソレノイド120、バックアップクリアスイッチ124、及び可動部材62の駆動モータ80が接続されている。
カウントセンサ102は、大入賞口39における所定の領域に設けられている。このカウントセンサ102は、大入賞口39における一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞球センサ106、108、110、112は、一般入賞口56a〜56dにそれぞれ設けられている。この一般入賞球センサ106、108、110、112は、各一般入賞口56a〜56dを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過球センサ114、115は、通過ゲート54a、54bにそれぞれ設けられている。この通過球センサ114、115は、通過ゲート54a、54bをそれぞれ遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
第1始動入賞球センサ117は、第1始動口25に設けられている。この第1始動入賞球センサ117は、第1始動口25を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
第2始動入賞球センサ116は、第2始動口(入賞領域)44に設けられている。この第2始動入賞球センサ116は、第2始動口44を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
入球センサ119は、一時貯留部60A、60B、60Cに取付けられており、一時貯留部60A、60B、60Cのいずれかに遊技球が入球したことを検知する。メインCPU66は、この検知信号に基づいて駆動モータ80を可変制御する。
普通電動役物ソレノイド118は、リンク部材(図示せず)を介して普通電動役物48に設けられる羽根部材に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、羽根部材を開放状態又は閉鎖状態とする。
大入賞口ソレノイド120は、シャッタ40に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口を開放状態又は閉鎖状態とする。
バックアップクリアスイッチ124は、パチンコ遊技機10に内蔵されており、電断時などにおけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有する。例えば、筐体の電源を落とすことにより、結果データがリセットされる。
駆動モータ80は、歯車92を介して可動部材62、82を回転させるものである。
主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130、カードユニット150が接続されている。
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、カードユニット150から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。
また、発射装置130には、前述した発射ソレノイド、タッチセンサなどの遊技球を発射させるための装置が備えられている。発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が発射ソレノイドにより遊技盤14に順次発射される。
さらに、主制御回路60には、ランプ74が接続されている。主制御回路60は、ランプ74に対してランプ(LED)制御信号を供給する。なお、ランプ74には、白熱電球、LEDなど、具体的には、特別図柄保留ランプ34a〜34h、普通図柄保留ランプ50a〜50d、特別図柄表示器35a(8セグメントLED)、特別図柄表示器35b(8セグメントLED)、普通図柄表示器33(表示用ランプ)などが含まれる。
一方、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46から発生させる音声に関する制御、ランプ132の制御などを行う。なお、ランプ132には、白熱電球、LEDなど、具体的には、遊技盤14上を明暗表示する装飾ランプ(図示せず)などが含まれる。
なお、本実施形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成しても問題ない。
副制御回路200は、サブCPU206、プログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御手段としての表示制御回路250、スピーカ46から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、ランプや可動役物に関する制御を行う駆動回路240を備える。副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210などが接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。サブCPU206は、後述する各種の手段として機能することとなる。
プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の遊技演出を制御するためのプログラムや各種テーブルが記憶されている。
また、プログラムROM208には、複数種類の演出パターンが記憶されている。この演出パターンは、特別図柄の変動表示に関連して実行される演出表示の進行に関するものである。その他にも、プログラムROM208には、複数種類の特別遊技の実行中の演出パターンが記憶されている。この特別遊技の実行中の演出パターンは、特別遊技におけるラウンドゲームに関連して実行される演出表示の進行に関するものである。また、プログラムROM208には、出力情報画像表示報知演出後、出力情報画像などを表示するまでの時間を定める出力情報画像表示タイマが記憶されている。また、プログラムROM208には、リーチ演出の表示期間を定めたリーチ時間テーブルが記憶されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブルなどを記憶する記憶手段として、主制御回路60ではメインROM68を、副制御回路200ではプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジなどの記憶媒体に、プログラム、テーブルなどが記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208の代替としてメインROM68を用いてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、主制御回路60ではメインRAM70、副制御回路200ではワークRAM210などに記録されるものでもよい。さらにまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、リーチ演出時間を制御するためのタイマ変数、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタなど、各種の変数などが位置付けられている。
なお、本実施形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
駆動回路240は、ドライブ回路242と、装飾データROM244を備え、サブCPU206に接続されている。ドライブ回路を介してランプ132の発光を制御する。
表示制御回路250は、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路220から構成されている。
上述したVDP212は、サブCPU206、画像データROM216、D/Aコンバータ218、初期リセット回路220と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路などの回路を含み、液晶表示装置32に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置32に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置32の表示領域32aに画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置32の表示領域32aに画像が表示されることとなる。
画像データROM216には、背景画像データ、演出画像データなどの各種の画像データが別個に記憶されている。もちろん、関連画像を示す関連画像データも記憶されている。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から、背景画像データ、演出画像データなど、各種の画像データを読み出し、液晶表示装置32に表示させる画像データを生成する。VDP212は、生成した画像データを、後方に位置する画像データから順に重ね合わせてバッファに記憶し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。このD/Aコンバータ218は、画像データを画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置32に供給することにより、液晶表示装置32に画像を表示させる。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。
この音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ46から発生させる音声の制御を行う。
[主制御メイン処理]
図8を用いて、主制御メイン処理を説明する。
ステップS9においては、初期化設定処理を行う。この処理において、メインCPU66は、電源投入に応じて、メインROM68から起動プログラムを読み込むとともに、メインRAM70に記憶されるフラグなどを初期化し、又は電源遮断前の状態に復帰する処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS10に処理を移す。
ステップS10においては、初期値乱数更新処理を行う。この処理において、メインCPU66は、初期値乱数カウンタを更新する処理を行う。この処理が終了した場合、ステップS11に処理を移す。
ステップS11において、メインCPU66は、システムタイマ監視タイマ値が3であるか否かを判断する。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70に記憶されるシステムタイマ監視タイマ値を参照し、システムタイマ監視タイマ値が3である場合には、ステップS12に処理を移し、システムタイマ監視タイマ値が3でない場合には、ステップS10に処理を移す。
ステップS12においては、システムタイマ監視タイマリセット処理を行う。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70に記憶されるシステムタイマ監視タイマをリセットする処理を行う。この処理が終了した場合、ステップS13に処理を移す。
ステップS13においては、タイマ更新処理を行う。この処理において、メインCPU66は、主制御回路60と副制御回路200との同期をとるための待ち時間タイマ、大当りが発生した際に開放する大入賞口39の開放時間を計測するための大入賞口開放時間タイマなど、各種のタイマを更新する処理を実行する。この処理が終了した場合には、ステップS14に処理を移す。
ステップS14においては、特別図柄制御処理を行う。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御処理を行う。特別図柄制御処理については、後述する。この処理が終了した場合には、ステップS15に処理を移す。
ステップS15においては、普通図柄制御処理を行う。この処理において、メインCPU66は、通過球センサ114、115からの検知信号に応じて、乱数値を抽出し、メインROM68に記憶される普通図柄当選テーブルを参照し、普通図柄抽選が当選したか否かを判定し、判定の結果をメインRAM70に記憶する処理を行う。普通図柄制御処理については、後述する。この処理が終了した場合には、ステップS16に処理を移す。
ステップS16においては、図柄表示装置制御処理を行う。この処理において、メインCPU66は、ステップS14、ステップS15でメインRAM70に記憶された特別図柄制御処理の結果と、普通図柄制御処理の結果に応じて、特別図柄表示器35と、普通図柄表示器33と、ラウンド数表示器51とを駆動するための制御信号をメインRAM70に記憶する処理を行う。メインCPU66は、後述するステップS19にて制御信号を特別図柄表示器35に制御信号を送信する。特別図柄表示器35は受信した制御信号に基づき特別図柄を変動表示及び停止表示する。普通図柄表示器33は受信した制御信号に基づき普通図柄を変動表示及び停止表示する。この処理が終了した場合には、ステップS17に処理を移す。
ステップS17においては、遊技情報データ生成処理を行う。この処理において、メインCPU66は、台コンピュータ500又はホールコンピュータ400(図1参照)に送信するための遊技情報データに関する遊技状態コマンドを生成し、メインRAM70に記憶する処理を行う。遊技情報データ生成処理については後述する。この処理が終了した場合には、ステップS18に処理を移す。
ステップS18においては、図柄保留個数データ生成処理を行う。この処理において、メインCPU66は、後述するシステムタイマ割込処理におけるスイッチ入力検出処理(図15、ステップS46)にて検出される第2始動入賞球センサ116及び通過球センサ114、115からの検知信号や、特別図柄及び普通図柄の変動表示の実行に応じて更新されるメインRAM70に記憶された保留個数データの更新結果に基づいて、特別図柄保留ランプ34a〜34d及び普通図柄保留ランプ50a〜50dを駆動するための制御信号をメインRAM70に記憶する処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS19に処理を移す。
ステップS19においては、ポート出力処理を行う。この処理において、メインCPU66は、上記のステップなどでメインRAM70に記憶される制御信号を各ポートに出力する処理を行う。具体的には、特別図柄保留ランプ34a〜34d(図5参照)、普通図柄保留ランプ50a〜50d(図5参照)、特別図柄表示器35(7セグメントLED、図5参照)、普通図柄表示器33(表示LED、図5参照)にLED点灯のためのLED電源(コモン信号)やソレノイド駆動のためのソレノイド電源を供給する。また、駆動モータ80に駆動信号を供給し、この駆動信号に基づいて駆動モータ80を回転、停止、速度変更などの制御を行う。このように、駆動モータ80は、可動部材の回転駆動手段の一例である。
ステップS20においては、記憶・遊技状態コマンド制御処理を行う。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の所定領域に確変フラグもしくは時短状態フラグがセットされているか判定し、確変フラグもしくは時短状態フラグがセットされていると判定した場合、確変状態コマンド、時短状態コマンドを生成し、副制御回路200に送信する処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS21に処理を移す。
ステップS21においては、演出制御コマンド出力制御処理を行う。この処理において、メインCPU66は、演出制御コマンドを副制御回路200への出力制御処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS22に処理を移す。
ステップS22においては、払出処理を行う。この処理において、メインCPU66は、大入賞口39、第1始動口25、一般入賞口56a〜56dに遊技球が入賞したか否かのチェックを行い、入賞があった場合、それぞれに対応する払出要求コマンドを払出制御回路170の払出制御用CPU172に送信する。払出処理については後述する。この処理が終了した場合には、ステップS10に処理を移す。
[システムタイマ割込処理]
また、メインCPU66は、メイン処理を実行している状態であっても、メイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行する場合がある。メインCPU66は、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生させ、これに応じて、以下のシステムタイマ割込処理を実行する。図9を用いて、システムタイマ割込処理を説明する。
ステップS41においては、各レジスタを退避させる処理を行う。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の各レジスタ(記憶領域)に記憶される実行中のプログラムにおいて使用されていた値を退避させる処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS42に処理を移す。
ステップS42においては、システムタイマ監視タイマの値を+1する処理を行う。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70に記憶されるシステムタイマ監視タイマの値を+1する処理を行う。なお、システムタイマ監視タイマは、所定の処理(特別図柄制御処理など)をタイマ割込処理の所定回数(3回)の起動を条件として実行させるための監視タイマである。この処理が終了した場合、ステップS43に処理を移す。
ステップS43においては、乱数更新処理を行う。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70に記憶される大当り判定用乱数カウンタなどの乱数値を更新する処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS44に処理を移す。
ステップS44においては、入力ポート読込処理を行う。この処理において、メインCPU66は、各ポートからの検知信号を読み込む処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS46に処理を移す。
ステップS46においては、スイッチ入力検出処理を行う。この処理において、メインCPU66は、第2始動入賞球センサ116など各スイッチからの検知信号を検出する処理を行う。
また、メインCPU66は、入球センサ119からの信号に基づいて、メインRAM70の所定領域に、駆動モータ80を制御するためのデータを記憶する。例えば、メインCPU66は、入球センサ119からの検知信号に基づいて、一時貯留部60Awo駆動する駆動モータ80の回転速度を早く又は遅くするための駆動信号を記憶してもよい。例えば、メインCPU66は、入球センサ119からの検知信号に基づいて、一時貯留部60B又は一時貯留部60Cを駆動する駆動モータ80の回転速度を早く又は遅くするための駆動信号を記憶してもよい。本処理で記憶された駆動信号は、図8のS19の処理において、駆動モータ80に送信される。駆動モータ80は、受信した駆動信号に基づいて、駆動する。この処理が終了した場合には、ステップS47に処理を移す。
ステップS47においては、各レジスタを復帰させる処理を行う。この処理において、メインCPU66は、ステップS42で退避した値を各レジスタに復帰させる処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS49に処理を移す。
ステップS49においては、割込み許可処理を行う。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了し、割込発生前のアドレスへ復帰させる。
図10及び図11は、本発明の遊技機における一時貯留部の他の実施形態を示している。この実施形態の一時貯留部60A、60B、60Cは、開口部86が形成された円盤形状の貯留部材81と、円盤形状の可動部材82とを有している。可動部材82には、1個の落球口88と、2個の貯留溝87a、87bが形成され、中心の回転軸90が貯留部材81の孔89から下方に突出している。回転軸90をモータ(図示せず)により回転させることにより、可動部材82は貯留部材81上で回転する。なお、この実施形態の一時貯留部60A、60B、60Cも、図3に示すように、特定の一時貯留部60Aと不特定の一時貯留部60B、60Cとしてステージ55の底板55aへ配置される。
ステージ55に入球した遊技球がいずれかの一時貯留部60A、60B、60Cの落球口88に入り、貯留部材81上で一時貯留された状態で、可動部材82の回転に伴って貯留部材81上を転動する。可動部材82の落球口88が貯留部材81の開口部86に合致すると、遊技球は開口部86から底板55a上に落球する。
以上のように、一時貯留部60A、60B、60C、貯留部材61、可動部材62及び開口部61aは、遊技球が通過可能の開口部を有する貯留部材と、前記開口部を開放又は閉鎖し、開放時に前記貯留部材に貯留されている遊技球を前記開口部から排出させる可動部材とを含む一時貯留部の一例であり、特定の一時貯留部60Aは、前記複数の一時貯留部のうちの1つの一時貯留部は、排出された遊技球が前記入賞領域に最も入球しやすい特定の一時貯留部の一例である。
また、貯留部材61及びその開口部61a、可動部材62及びその保持部67、落球口67aは、前記可動部材は、前記貯留部材の周囲に回転自在に設けられ、内周で遊技球を保持する保持部及び前記開口部に対応する落球口を有し、前記開口部と落球口が合致したとき前記貯留部材内に貯留されている遊技球を排出するようにした構成の一例である。
また、貯留部材81及びその開口部86、可動部材82及びその落球口88は、前記可動部材は、前記貯留部材上に回転自在に設けられ、前記開口部に対応する落球口を有し、前記開口部と落球口が合致したとき前記貯留部材上に貯留されている遊技球を排出するようにした構成の一例である。
また、駆動モータ80、メインCPU66は、特定の一時貯留部60A、不特定の一時貯留部60B、60Cは、前記一時貯留部の可動部材には回転駆動手段が連結され、前記特定の一時貯留部以外の不特定の一時貯留部に遊技球が保持されているときは、前記回転駆動手段の制御により、前記特定の一時貯留部の可動部材の回転速度を前記不特定の一時貯留部の可動部材の回転速度より速く又は遅くなるように変化させる構成、あるいは、前記特定の一時貯留部以外の不特定の一時貯留部に遊技球が保持されているときは、前記回転駆動手段の制御により、前記不特定の一時貯留部の可動部材の回転速度を前記特定の一時貯留部の可動部材の回転速度より速く又は遅くなるように変化させる構成の一例である。
以上説明したように、本実施形態によれば、転動する遊技球は複数の一時貯留部60A、60B、60Cのうちのいずれかに入球して一時貯留された後、可動部材62による開口部61aの開放により遊技球は排出される。遊技球が複数の一時貯留部60A、60B、60Cのうちの、入賞領域に最も入球しやすい特定の一時貯留部60Aに入球すると、ここで一時貯留された後、可動部材62による開口部61aの開放動作により遊技球は排出され、高い確率で入賞領域44に入球する。したがって、遊技者は、入賞領域44に入賞しやすい特定の一時貯留部60Aを狙って遊技球を発射する等、遊技方法の技術介入に幅を持たせることができる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
また、遊技球が貯留部材61の開口部61aから貯留部材61内に入球して一時貯留され、可動部材62の落球口67aと開口部61aが合致すると貯留が解除されて一時貯留部60A、60B、60Cから遊技球が排出される。このとき、一時貯留部60A、60B、60Cでの遊技球の転動、一時貯留および貯留解除(排出)が遊技者から見えるようにすると、演出効果が高まる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
また、遊技球が椀形の貯留部材61の開口部61aから貯留部材61内に入球して一時貯留され、貯留部材61の外周で回転する可動部材62の落球口67aと開口部61aが合致すると貯留が解除されて一時貯留部60A、60B、60Cから遊技球が排出される。このとき、一時貯留部60A、60B、60Cでの遊技球の転動、一時貯留および貯留解除(排出)が遊技者から見えるため、演出効果が高まる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
また、遊技球が円盤形の貯留部材81上に乗って一時貯留され、可動部材82の回転により遊技球が開口部83まで移行すると貯留が解除されて一時貯留部60A、60B、60Cから遊技球が排出される。このとき、一時貯留部60A、60B、60Cの円盤形の貯留部材上などでの遊技球の転動、一時貯留および貯留解除(排出)が遊技者から見えるため、演出効果が高まる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
また、不特定の一時貯留部60B、60Cに遊技球が保持されているときは、特定の一時貯留部60Aに入球しやすい状態にあるが、このとき、特定の一時貯留部60Aの可動部材の回転速度を不特定の一時貯留部60B、60Cの可動部材62の回転速度より速くなるように変化させることにより、入賞領域44への入賞確率を大きくすることができ、逆に遅くなるように変化させることにより、入賞領域44への入賞確率を小さくすることができる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
さらにまた、不特定の一時貯留部60B、60Cに遊技球が保持されているときは、特定の一時貯留部60Aに入球しやすい状態にあるが、このとき、不特定の一時貯留部60B、60Cの可動部材62の回転速度を特定の一時貯留部60Aの可動部材62の回転速度より速くなるように変化させることにより、特定の一時貯留部60Aへの入球確率を大きくすることができ、逆に遅くなるように変化させることにより、特定の一時貯留部60Aへの入球確率を小さくすることができる。このように、一時貯留部に新たな遊技上の役割を持たせることで、興趣に富んだ新たな遊技形態を有する遊技機を実現することが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、主に、遊技球が転動する遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機であって、当該遊技盤には、遊技球を一時貯留する複数の一時貯留部と、前記一時貯留部の下方に配置された入賞領域とが設けられ、前記一時貯留部は、遊技球が通過可能の開口部を有する貯留部材と、前記開口部を開放又は閉鎖し、開放時に前記貯留部材に貯留されている遊技球を前記開口部から排出させる可動部材とを含み、前記複数の一時貯留部のうちの1つの一時貯留部は、排出された遊技球が前記入賞領域に最も入球しやすい特定の一時貯留部であることを特徴とする遊技機であるが、遊技盤、特定の一時貯留部、不特定の一時貯留部などの具体的構成は、適宜設計変更可能である。
なお、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の一実施形態のパチンコ遊技機における概観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機における遊技盤の概観を示す正面図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機におけるステージの概観を示す平面図である。 図3のA−A線断面図である。 (a)及び(b)は図3のB−B線拡大断面図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機における一時貯留部の分解斜視図である。 本発明の一実施形態において構成される主制御回路及び副制御回路を示すブロック図である。 本発明の一実施形態において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態のパチンコ遊技機における一時貯留部の分解斜視図である。 他の実施形態の一時貯留部の平面図である。 他の実施形態の一時貯留部の縦断側面図である。
符号の説明
10 パチンコ遊技機
14 遊技盤
44 第2始動口(入賞領域)
60A 特定の一時貯留部
60B、60C 不特定の一時貯留部
61 貯留部材
61a 開口部
62 可動部材
67a 落球口
80 モータ(回転駆動手段)
86 開口部
81 貯留部材
82 可動部材
88 落球口

Claims (5)

  1. 遊技球が転動する遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機であって、
    当該遊技盤には、遊技球を一時貯留する複数の一時貯留部と、
    前記一時貯留部の下方に配置された入賞領域とが設けられ、
    前記一時貯留部は、遊技球が通過可能の開口部を有する貯留部材と、前記開口部を開放又は閉鎖し、開放時に前記貯留部材に貯留されている遊技球を前記開口部から排出させる可動部材とを含み、
    前記複数の一時貯留部のうちの1つの一時貯留部は、排出された遊技球が前記入賞領域に最も入球しやすい特定の一時貯留部であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動部材は、前記貯留部材の周囲に回転自在に設けられ、内周で遊技球を保持する保持部及び前記開口部に対応する落球口を有し、前記開口部と落球口が合致したとき前記貯留部材内に貯留されている遊技球を排出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記可動部材は、前記貯留部材上に回転自在に設けられ、前記開口部に対応する落球口を有し、前記開口部と落球口が合致したとき前記貯留部材上に貯留されている遊技球を排出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記一時貯留部の可動部材には回転駆動手段が連結され、前記特定の一時貯留部以外の不特定の一時貯留部に遊技球が保持されているときは、前記回転駆動手段の制御により、前記特定の一時貯留部の可動部材の回転速度を前記不特定の一時貯留部の可動部材の回転速度より速く又は遅くなるように変化させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記一時貯留部の可動部材には回転駆動手段が連結され、前記特定の一時貯留部以外の不特定の一時貯留部に遊技球が保持されているときは、前記回転駆動手段の制御により、前記不特定の一時貯留部の可動部材の回転速度を前記特定の一時貯留部の可動部材の回転速度より速く又は遅くなるように変化させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021094341A (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 サミー株式会社 ぱちんこ遊技機

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