JP2009003726A - 保守装置、保守システム、保守方法、およびプログラム - Google Patents

保守装置、保守システム、保守方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 保守作業者が現地で入力した保守用の命令を遠隔地の承認者が確認してから実行することにより、保守作業者の作業ミスを防止すること。
【解決手段】 保守装置20は、保守用の命令の実行履歴データを記憶装置A25に保持し、保守用の命令が入力されると、入力された保守用の命令と実行履歴データを含めた承認要求を送信し、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合入力された保守用の命令を実行し、承認装置30は、承認要求を受信すると実行履歴データを表示し、承認の入力があると承認要求元の保守装置20に承認応答する。
【選択図】 図2

Description

本発明は保守装置、保守システム、保守方法、およびプログラムに関し、特に保守作業者の作業ミスを防止するための保守装置、保守システム、保守方法、およびプログラムに関する。
近年、社会のIT化に伴いコンピュータシステムの保守作業はより複雑となり作業量も増加の一途を辿っている。さらに、保守作業者の慢性的な人手不足等により、作業ミスによるシステム異常停止のような事故が増加するといった問題を引き起こしている。そのため、保守作業の作業ミスを防止し安全性を向上させることが大きな課題となっている。
例えば特開2002−183434号公報記載の発明は、保守支援するためにWEBサーバを設け、WEBサーバに保守方法に関する説明文とそれをガイドするための静止画や動画などの保守支援情報を保持する。従って、保守者は、サーバに接続するだけで保守支援情報を閲覧することができ、正しい手順で保守を行うことができ、保守作業の安全性が向上する。
この他に、特開平06−052210号公報は伝票の承認を行うシステムについて記載し、特開平11−066201号公報は担当者用と承認者用のコンピュータを設け文書登録を承認するシステムについて記載している。
特開2002−183434号公報 特開平06−052210号公報 特開平11−066201号公報
特開2002−183434号公報記載の発明は、保守作業者が遠隔地のWEBサーバから取得した保守支援情報を参考にして正しい手順で保守作業を実行できる。しかし、特開2002−183434号公報記載の発明は、保守作業者が保守用の命令を誤用してしまうという作業ミスを防止することができないという問題点がある。特開平06−052210号公報記載の発明も特開平11−066201号公報記載の発明も上記問題点を解決することはできない。
本発明の目的は、上述した課題を解決する保守装置、保守システム、保守方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の保守装置は、保守用の命令の実行履歴データを記憶装置に保持し、保守用の命令の入力を検出すると、入力された保守用の命令と前記実行履歴データを含めた承認要求を送信し、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合前記入力された保守用の命令を実行することを特徴とする。
本発明の保守システムは、保守対象装置に接続して保守を実行する保守装置と、保守装置に接続する承認装置を含む保守システムであって、
前記保守装置は、保守用の命令の実行履歴データを記憶装置Aに保持し、保守用の命令が入力されると、入力された保守用の命令と前記実行履歴データを含めた承認要求を送信し、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合前記入力された保守用の命令を実行し、
前記承認装置は、承認要求を受信すると前記実行履歴データを表示し、承認の入力があると承認要求元の前記保守装置に承認応答することを特徴とする。
本発明の保守方法は、保守用の命令の実行履歴データと承認を必要とする保守用の命令とを記憶装置に保持し、保守用の命令が入力されると、入力された保守用の命令が承認を必要とする命令として前記記憶装置に登録されていた場合に前記実行履歴データを含めた承認要求を外部に送信し、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合前記入力された保守用の命令を実行し、
前記入力された保守用の命令が前記記憶装置に登録されていなかった場合に前記承認要求を送信せずに前記入力された保守用の命令を実行することを特徴とする。
本発明のプログラムは、保守用の命令が入力されると、入力された保守用の命令が承認を必要とする命令として記憶装置に登録されているか検査する手順と、
入力された保守用の命令が記憶装置に登録されていた場合に前記記憶装置に保持される保守用の命令の実行履歴データを承認要求に付して外部に送信する手順と、
承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合に前記入力された保守用の命令を実行する手順と、
前記入力された保守用の命令が前記記憶装置に登録されていなかった場合に前記承認要求を送信せずに前記入力された保守用の命令を実行する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明は、保守作業者が入力した保守用の命令に対して確認の承認をしてから実行することにより、保守作業者の作業ミスを防止できるという効果がある。
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例の保守装置の構成を示したブロック図である。保守装置20は保守の対象となる保守対象装置や保守用の命令の実行可否の承認を行う承認装置等の外部の装置と通信手段で接続される。
保守装置20は、携帯可能なパーソナルコンピュータやPDA(personal digital assistant)のような携帯情報機器や、デスクトップ型のパーソナルコンピュータのような据え置き型の情報機器で実現される。また、保守装置20は専用に設計された情報機器であってもよい。
保守装置20が携帯情報機器で実現される場合、保守作業者は保守装置20を携帯して移動し保守作業を行うことができる。保守装置20が据え置き型の情報機器で実現される場合、保守装置20は保守対象装置の近くに設置され、保守作業者は保守装置20を携帯することなく保守作業を行うことができる。
保守装置20は、通信装置21と、入力装置22と、表示装置23と、CPU24と記憶装置A25を含む。CPU24は中央処理装置(central processing unit)であり、記憶装置A25に保持されるプログラムを実行したり記憶装置A25に保持されるデータを演算したり転送したりする。
記憶装置A25は処理部A26と作業部A27を含む。作業部A27は、保守用の命令の実行履歴データを格納する履歴領域Aと、保守作業を実行する手順を保守用の命令を用いて記載した作業手順書データを格納する手順書領域Aと、保守用の命令を入力し実行結果を表示するための保守画面の表示データを保持する保守画面領域Aを含む。処理部A26は処理部A26の機能を実行するプログラムAと、承認を必要とする保守用の命令を格納する承認命令領域とを含む。
次に保守装置20の動作について説明する。なお、保守装置20の構成や動作は後述の第2の実施例の保守装置20と同じであり、詳細な説明は第2の実施例の説明で記載する。以下に、保守装置20の動作について説明する。
まず、保守装置20は保守用の命令を入力し実行結果を表示するための保守画面を表示装置23に表示する。保守装置20は保守用の命令が保守画面に入力されたことを検出すると、作業手順書データと実行履歴データとに含まれる保守用の命令を手順に沿って照合し、次に入力される保守用の命令を推測する。続いて保守装置20は、入力された保守用の命令と推測した保守用の命令とを比較し、両者の不一致部分を保守画面にて強調表示するよう表示データを変更し、表示装置23に表示する。
次に、保守装置20は、入力された保守用の命令が承認命令領域に登録されているか検査する。入力された保守用の命令が承認命令領域に登録されていた場合、保守装置20は、入力された保守用の命令と保守画面の表示データと実行履歴データと作業手順書データとを承認要求に付して外部に設置される承認装置に通信手段を介して送信する。入力された保守用の命令が承認命令領域に登録されていなかった場合、保守装置20は、入力された保守用の命令を実行するとともに実行した保守用の命令の情報を実行履歴データに追加する。
次に、保守装置20は、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合、入力された保守用の命令を実行するとともに実行した保守用の命令の情報を実行履歴データに追加する。保守装置20は、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可しない否認応答を受信した場合、入力された保守用の命令を実行せずに破棄する。
このように、本発明の保守装置20は保守用の命令が入力されたとき、無条件で保守用の命令を実行せずに、実行履歴データや保守画面等の実行状況を示す情報を付して承認要求を外部の装置(例えば図2の承認装置30)に送る。そして、外部の装置から承認応答があったときに限り入力された保守用の命令を実行する。
このため、本発明は、保守作業者が誤って保守用の命令を実行するという作業ミスを防止することができる。また、本発明は、承認を必要とする保守用の命令を限定することにより、誤操作後の影響を回復できるような保守用の命令は承認を不要とし承認応答を待つことなく実行できる。このため、本発明は、保守作業者の保守作業時間を短縮して、保守作業を効率化できる。
また、本発明は作業手順書データと実行履歴データに基づいて次に実行すべき保守用の命令を推測し、推測に基づいて誤り箇所を特定し強調表示するので、承認者の承認作業をより確実に効率的にできる。
次に、本発明の第2の実施例である保守システム、保守方法、およびプログラムについて図面を用いて説明する。図2は本発明の保守システムの構成を示したブロック図である。本発明の保守システムは保守操作対象となる保守対象装置10と、保守装置20と、承認装置30と、これらを接続するLAN41とWAN42を含む。なお、図2の保守装置20の構成は図1の保守装置20と同じであり、図2の各構成要素は図1と同名で同符号としている。
保守対象装置10は、情報処理機能を有し保守作業を必要とする電子機器であり、例えばATM(automatic teller machine)のように情報機能を備えた端末機器や、コンピュータや、電子交換機等である。保守対象装置10は通信機能を有しLAN41を介して保守装置20との間で情報を交換する。保守対象装置10は保守用の命令を保守装置20から受信して保守用の命令を実行し実行結果を保守装置20に応答する。図2では保守対象装置10は1台接続されているが、2台以上接続する構成としても本発明を適用できる。
LAN41はローカルエリアネットワーク(local area network)であり保守対象装置10と保守装置20とを接続する。LAN41は有線通信手段や、無線通信手段で実現され、通信方法は限定しない。図2では保守対象装置10と保守装置20との間をLAN41で接続する構成としているが、本発明はLAN41の代わりに1対1の通信手段を使用し、保守対象装置10と保守装置20とを1対1で接続する構成としてもよい。
WAN42は広域ネットワーク(wide area network)であり、例えばインターネットや有線電話網や無線電話網で実現されるが、通信手段は限定しない。承認装置30はWAN42を介して保守装置20と接続することにより、遠隔地の保守センター施設内に設置することができる。承認装置30がLAN41と直接接続できる場合、保守対象装置10と保守装置20と承認装置30はWAN42を介さずにLAN41で直接接続するようにしてもよい。
なお、図2では図示していないがLAN41とWAN42との間にはLAN41とWAN42とを接続するための中継装置が実装される。また、承認装置30はWAN42に直接接続する構成でなく、WAN42との間に中継装置とLANを介して接続する構成としてもよい。
保守装置20は、携帯可能なパーソナルコンピュータやPDA(personal digital assistant)のような携帯情報機器や、デスクトップ型のパーソナルコンピュータのような据え置き型の情報機器で実現される。もちろん、保守装置20は専用に設計された情報機器であってもよい。
保守装置20が携帯情報機器で実現される場合、保守作業者は保守装置20を携帯して移動し保守作業を行うことができる。保守作業者は、保守対象装置10を直接操作したり部品交換作業を実施したりするときに、作業内容を確認しやすい位置に保守装置20を設置することが望ましい。保守装置20が据え置き型の情報機器で実現される場合、保守作業者は保守装置20を携帯することなく保守作業を行うことができるが、保守装置20はなるべく保守対象装置10の近くに設置することが望ましい。
図2では保守装置20は1つのみ記載しているが、据え置き型の装置であれば保守対象装置10が接続するLAN41毎に或いは保守対象装置10毎に設置することができる。また、保守装置20は、携帯可能な装置であれば保守作業者の人数に応じて複数準備することにより、複数の保守作業者が別の保守装置20を別の場所で同時に使用することもできる。
保守装置20は、通信装置21と、入力装置22と、表示装置23と、CPU24と記憶装置A25を含む。CPU24は中央処理装置(central processing unit)であり、記憶装置A25に保持されるプログラム(実行プログラムAも含む)を実行したり記憶装置A25に保持されるデータを演算したり転送したりする。
通信装置21はCPU24で実行されるプログラムの指示に従って、通信手段で接続する保守対象装置10や承認装置30との間の通信を制御する。図2において、通信装置21はCPU24で実行されるプログラムの指示に従ってLAN41と接続し、保守対象装置10や承認装置30との間の通信を制御する。表示装置23は、保守画面(図7で後述)等の情報を表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイやCRT(cathode ray tube)ディスプレイで実現されるがこれに限定するものではない。
入力装置22は保守作業者が情報を入力するための装置又は装置群であり、例えばキーボードのようなキー入力装置とマウスのような位置入力装置の組合せで実現される。入力装置22は実行キーを有し、保守作業者は保守用の命令の文字キーを操作して文字を入力した後に実行キーを操作して保守用の命令の実行を指示する。保守装置20は、図示しないが、実行キーの操作を検出するとその前に入力された文字列を保守用の命令と解読する機能を有している。
記憶装置A25は補助記憶装置(例えば磁気ディスク装置)と主記憶装置とを含んでおり、処理部A26と作業部A27の他に図示しないがOS(operating system)やアプリケーションプログラム群やデータ群を保持する。処理部A26や作業部A27やOS等は補助記憶装置に記憶されるが動作時には一部又は全部が主記憶装置に転送される。
図3は処理部A26に保持される情報の一例を示した図である。処理部A26は処理部A26が実行するプログラムAを保持するプログラム領域Aと、保守作業者が保守用の命令を実行する際に承認を必要とする保守用の命令を指定する承認命令情報を保持する承認命令領域を含む。承認命令領域の内容については図示しないが、本実施例では保守装置20を他の装置と接続する命令Z(z11)と部品を組み込むために保守対象装置10の構成を変更する命令V(v11)が登録されているものとする。
処理部A26は図示しないが保守用の命令の一覧情報を含んでおり、入力装置22の入力で実行キーを検出すると保守用の命令の一覧情報を参照して保守用の命令か否かを判断する。ただし、検出された保守用の命令が承認命令領域に登録されていた場合、処理部A26は以降に記載する承認要求を行い、承認された後に所定の動作を実行する。処理部A26の動作内容については後述の動作の説明にて詳細に説明する。
図4は作業部A27に保持される情報の一例を示した図である。作業部A27は保守作業者が実行すべき保守作業の手順を記載した作業手順書の作業手順書データを保持する手順書領域Aと、保守作業者が保守作業時に実行した保守用の命令の実行履歴データを保持する履歴領域Aと、保守画面に表示する表示データを保持する保守画面領域Aとを含む。なお、保守画面については後述の動作の説明の中で図10を用いて説明する。
図5は手順書領域Aに保持される作業手順書データの内容の一例を示した図である。作業手順書データは個別の保守作業毎に作成される文書データであり、保守対象装置10の装置名や設置場所などの保守対象装置10を特定するための情報や、作業手順に関する情報を含んでいる。作業手順書データの作業手順は実行すべき保守用の命令を用いて作成される。
図5の例では、事前に障害履歴を分析して故障の疑いのある交換部品としてHDD(ハードディスクドライブ)が特定できている場合で、部品交換に関する情報も作業手順書データに含まれている。なお、図5では図示していないが作業を支援するために必要な図面等を作業手順書データに含めるようにしてもよい。この場合の必要な図面としては、例えば装置の外観図や交換部品の実装位置を説明するための図面などがある。
図5のように、作業手順書データは作業手順で実行する保守用の命令が記載されている。例えば、作業手順の手順(3)には引数をz11とした命令Z(命令Z(z11)と記載)を実行することが記載されており、保守作業者は手順(3)において命令Z(z11)を入力装置22から入力して保守作業を実行する。
図6は履歴領域Aに保持される実行履歴データの内容の一例を示した図である。実行履歴データは保守作業者が保守用の命令を実行した結果を日時と関連付けて時系列に記録したデータである。従って、作業手順書データに記載される保守用の命令の順番と実行履歴データに記録された保守用の命令の実行順を照合することにより、保守作業者が次に実行すべき保守用の命令を推測することができる。例えば、図6の場合では、手順(5)の命令W(w11)まで実行されたことが分かり、図5の作業手順書データを参照すると次に実行すべき保守用の命令は手順(8)の命令V(v11)であることが分かる。
承認装置30は、通信装置31と、入力装置32と、表示装置33と、CPU34と記憶装置B35を含む。CPU34は中央処理装置(central processing unit)であり、記憶装置B35に保持されるプログラムを実行したり記憶装置B35に保持されるデータを演算したり転送したりする。
通信装置31はCPU34で実行されるプログラムの指示に従ってWAN42と接続し、保守装置20との間の通信を制御する。入力装置32は承認者が情報を入力するための装置又は装置群であり、例えばキーボードのようなキー入力装置とマウスのような位置入力装置の組み合わせである。表示装置33は、承認画面(図10で後述)等の情報を表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイやCRT(cathode ray tube)ディスプレイで実現される。
記憶装置B35は補助記憶装置(例えば磁気ディスク装置)と主記憶装置とを含んでおり、処理部B36と作業部B37の他に図示しないがOS(operating system)やアプリケーションプログラム群やデータ群を保持する。処理部B36や作業部B37やOS等は補助記憶装置に記憶されるが動作時には一部又は全部が主記憶装置に転送される。なお、記憶装置B35は作業部B37を複数含むことができる。
図7は処理部B36に保持される情報の一例を示した図である。処理部B36は、処理部B36が実行するプログラムBを保持するプログラム領域Bを含む。処理部B36の動作内容については後述の動作の説明にて詳細に説明する。
図8は作業部B37に保持される情報の一例を示した図である。作業部B37は、ID領域と手順書領域Bと履歴領域Bと保守画面領域Bを含む。ID領域は保守作業すなわち作業手順書を識別する識別情報を保持する領域である。本実施例では識別情報として作業手順書を識別する作業手順書番号を使用しているが、保守作業者IDとしてもよいし、他の情報でもかまわない。
手順書領域Bは保守作業者が実行すべき保守作業の手順を記載した作業手順書データを保持する領域である。履歴領域Bは保守作業者が保守作業時に実行した保守用の命令の実行履歴データを保持する領域である。保守画面領域Bは保守装置20から受信した保守画面を保持する領域である。
記憶装置B35は、複数の保守作業者が各顧客先で保守作業を行う場合に対応してそれぞれに対応する作業部B37を設け、1人の承認者が複数の保守作業者の承認を時分割して並行に実行できる。作業手順書データと実行履歴データはそれぞれ保守装置20に保持される作業手順書データと実行履歴データと同じである。
次に本発明の実施例の動作について図面を参照して説明する。まず保守作業者が属する保守組織は、保守装置20の処理部A26に予めプログラムAと承認命令情報をインストールしておき、承認装置30の処理部B36に予めプログラムBをインストールしておく。
次に保守作業が必要となると、保守組織は、保守対象装置10の運用環境や障害状態を調査して、どのような保守作業を何時実行するかを決定し、さらにその保守作業を実行できる保守作業者を決定して図5に示すような作業手順書データを作成する。なお、運用環境や障害状態を調査する作業も保守作業とできる。
保守組織は作成した作業手順書データを保守装置20の作業部A27に登録して保守作業者に保守作業の実行指令を通知する。保守装置20が据え置き型の場合、保守組織は、WAN42とLAN41を介して遠隔地から作業手順書データを保守装置20に登録することもできる。また、保守組織は作業手順書データを記憶媒体に記録して保守作業者に携帯させ、保守作業者が現地で保守装置20に登録することもできる。
保守作業者は現地で、作業手順書を参照して保守作業を実行する。以降は図5の作業手順書に記載された保守作業を実行する場合の動作について説明する。この場合、部品交換作業が含まれるので保守作業者は作業手順書で指定された交換部品(磁気ディスク装置)を携行するか事前に現地に配送しておく。なお、保守装置20は携帯情報機器とし、保守作業に出かけるときに保守作業者に携行されるものとして以降説明する。
次に保守作業者による保守作業の動作について図9のシーケンス図を用いて説明する。まず、保守作業者は保守装置20の電源を投入して立ち上げ、処理部A26のプログラムAを起動する。処理部A26は起動されると保守画面を表示し、自動的に承認装置30と接続し、処理部B36と連動して保守用の命令の承認ができる状態になると、表示装置23に表示される保守画面に“命令が実行できます”というメッセージを表示する。この状態になると処理部A26は保守画面で実行キーが入力されるのを待つ(S51/No)。
保守画面は処理部A26により制御され、保守作業者が保守用の命令を入力装置22から入力し保守を実行するための画面として利用され、保守画面の表示データは作業部A27の保守画面領域Aに保持される。処理部A26は保守画面に保守用の命令の実行結果を表示したり、保守に必要な情報を表示したりする。
図10は保守装置20に表示される内容の一例を示した図である。図10は保守画面と作業手順書データの内容が同時に表示されている状態を示している。図10の保守画面は保守作業者が命令Z(01.23.45.67)を入力した後の状態を示している。以降は図3〜図8、図10、図11の内容を具体例として説明する。ただし、保守画面や実行履歴データの内容は動作の進行と共に変化する。
作業手順書に従って手順(3)を実行するために保守作業者は、保守装置20を保守対象装置10に接続する保守用の命令である命令Z(z11)を最初に入力し実行キーを操作する。保守作業者は命令Zの定義と作業手順書データからz11が接続先のIPアドレス“01.23.45.76”であることを理解しているが、誤って“命令Z(01.23.45.67)”と入力した場合を具体例として説明する。
処理部A26は保守画面で実行キーが操作されたことを検出すると(S51/Yes)、作業手順書データと実行履歴データに基づいて次に入力される保守用の命令を推測する(S52)。続いて処理部A26は、入力された保守用の命令と推測された保守用の命令とを比較し、不一致部分すなわち誤りがないか検査する(S52)。誤りを検出した場合(S53/Yes)、処理部A26は保守画面で表示される不一致部分を強調表示するように保守画面の表示データを変更する(S54)。誤りがなければ(S53/No)、処理部A26は保守画面表示を変更せずに次のステップS55へ進む。
図6に示した実行履歴データの例は命令W(w11)までを実行した状態を示しているが、具体例の場合、この時点ではまだ保守用の命令は実行されていないので、図6の命令Z(z11)〜命令W(w11)は実行履歴データに存在しない。処理部A26は実行履歴データに保守用の命令が存在しないので、作業手順書データの作業手順(1)から順に調査し、最初の保守用の命令を検索し“命令Z(z11)”を検出する。さらに処理部A26は作業手順書データの保守対象装置10のIPアドレスの記載からz11の値が“01.23.45.76”であることを検出する。以上から処理部A26は次に実行される保守用の命令が“命令Z(01.23.45.76)”であると推測できる。
一方入力された保守用の命令は“命令Z(01.23.45.67)”であるので、処理部A26は比較した結果引数の値“01.23.45.67”が誤っていることを検出し、その部分の表示を強調表示するように表示データを変更する。これにより、保守画面領域Aに保持される保守画面の表示データが変更され、表示装置23に表示されている保守画面の表示も変更される。
強調表示の方法としては、該当部分の文字の表示色を他の部分と異なる色(例えば赤色)にしたり、文字を太字体にしたり、下線を付与したり、或いはこれらを組み合わせたりする方法がある。ただし、強調方法はこれら以外でもよく、保守作業者や承認者が誤りを気づきやすくなる方法であればよい。
以上の説明は、引数が推測できる場合を例としたが、常に引数の内容を全て推測できるとは限らない。引数を推測できない場合、処理部A26は引数を除いた命令部分(例えば命令Y(y11)の命令Yの部分)のみを推測し、命令部分だけを比較することができる。その場合、処理部A26は命令部分(例えば命令Yの部分)だけを強調表示する。
次に、処理部A26は入力された保守用の命令が処理部A26の承認命令領域に登録されているか検査する(S55)。次に処理部A26は、入力された保守用の命令が処理部A26の承認命令領域に未登録であり承認が不要な場合(S56/No)、入力された保守用の命令を実行し、実行した命令情報に時刻情報を付加して実行履歴データを生成し、作業部A27の履歴領域Aに記録する(S62)。
入力された保守用の命令が処理部A26の承認命令領域に登録されており承認が必要な場合(S56/Yes)、処理部A26はステップS57へ進む。具体例では命令Z(z11)は承認命令領域に登録されているので、処理部A26は承認が必要と判断し、ステップS57へ進む。
次に、処理部A26は保守画面領域Aに保持される保守画面の表示データと、履歴領域Aに保持される実行履歴データと、手順書領域Aに保持される作業手順書データと、入力された保守用の命令の情報を承認要求に付して承認装置30へ送信する(S57)。具体例の場合、処理部A26は強調表示に変更された保守画面の表示データと、作業部A27に保持される実行履歴データと作業手順書データと“命令Z(01.23.45.67)”を承認要求に付して承認装置30へ送信する(S57)。
次に、承認装置30は承認要求を受信すると、処理部B36に承認要求を受信したことを通知する。処理部B36は受信した作業手順書データから作業手順書番号を抽出し、抽出された作業手順書番号をID領域に含む作業部B37が存在するか否かを確認する。さらに処理部B36は、該当する作業部B37が存在しなければ新たに作業部B37を生成し、受信した作業手順書番号をID領域に登録する。
続いて、処理部B36は受信した保守画面の表示データ、実行履歴データ、作業手順書データをそれぞれ作業部B37の保守画面領域B、履歴領域B、手順書領域Bに格納する。さらに処理部B36は、図11に示すように、受信した保守画面の表示データ、実行履歴データ、作業手順書データ、入力された保守用の命令を1画面にまとめた承認画面データを生成し、表示装置33に表示する(S58)。なお、承認画面データは、受信した保守画面の表示データ、実行履歴データ、作業手順書データ、入力された保守用の命令の全てを同時に表示しなくてもよい。例えば、承認者が表示するものを選択するようにしてもよい。
なお、承認者が複数の承認作業を並行して実行する場合、処理部B36は承認者の作業を妨害しないように制御することができる。例えば、処理部B36は承認者に承認画面の表示準備ができたことを通知するためにメッセージを表示装置33の一部に表示し、承認者の指示により作成した承認画面を表示するようにできる。この場合承認画面中にどの保守作業に対する承認作業であるかを容易に視認できるように、処理部B36は顧客名や保守作業者名を図11のように承認画面の中に表示するようにしてもよい。
図11は承認画面の一例を示した図である。図11の保守画面の内容はこの時点の具体例の様子を示したものであり、最下行に命令Z(01.23.45.67)が入力されたことを表示している。さらに、誤入力された引数部分の“01.23.45.67”は太字と下線で強調表示されている。
承認者は承認画面中の保守画面や承認対象の保守用の命令の表示を見ることによって、どこまで保守作業が進んでいるかを現地にいる保守作業者と情報を共有し同じ感覚で認識することができる。さらに承認者は強調表示によって誤り部分を見落とすことを回避できる。また、承認者は、実行履歴データの表示画面によりどのような保守用の命令がどの順番で実行されたかを確認することができる。また、承認者は、表示された作業手順書データと実行履歴データとを見比べることで作業手順が正しく行われているかを容易に確認することができる。
承認者は、承認画面の表示内容を確認して、現地で入力された保守用の命令を実行してもよいか判断し、承認の場合は承認画面の承認ボタンを操作し、否認の場合は承認画面の否認ボタンを操作する。処理部B36は否認ボタンの操作を検出すると否認応答を保守装置20へ返送する(S59/Yes)。また、処理部B36は承認ボタンの操作を検出すると承認応答を保守装置20へ返送する(S60/Yes)。
次に、保守装置20が否認応答を受信すると、処理部A26は入力された保守用の命令を実行せずに破棄し、入力した命令の実行が否認された旨のメッセージを作成して保守画面に表示する(S61)。例えば、図10の場合、処理部A26は“>命令Z(01.23.45.67)”を表示する行の次の行に“命令の実行が承認者により否認されました。”というメッセージを表示する。否認された場合処理部A26は実行履歴データの追加は実行しない。
保守作業者は否認メッセージを確認すると、誤りの原因を調査する。具体例の場合保守作業者は、保守画面の強調表示によって誤り原因が保守対象装置10のIPアドレスの誤入力と容易に気づくことができる。原因の特定が困難な場合、保守作業者は承認者に問い合わせて原因を特定することもできる。承認者への問い合わせは別途電話により口頭で問い合わせてもよいし、保守装置20に無線電話網を介した電子メール機能を搭載しておけば電子メールによって問い合わせることもできる。
また、承認者が承認画面でコメントを入力できるように構成すれば、処理部B36は否認の場合否認理由や誤りを正す方法を入力したコメントを否認応答に付して返送することができる。保守装置20は返送されたコメントを表示装置23に表示する。保守作業者は表示されたコメントから誤りの訂正方法を知ることもできる。
訂正方法が分かると保守作業者は、正しい保守用の命令を再度入力し、正しく保守作業を進めることができる。保守作業者が正しい保守用の命令を入力すると、処理部A26はステップS51から再び同様に動作する。今度は正しく入力されたため、保守装置20は承認装置30から承認応答が返送されるものと期待できる。
保守装置20が承認応答を受信すると、処理部A26はすでに記載したように入力された命令Z(z11)を実行し、処理部A26は実行した命令情報に時刻情報を付加して登録用の実行履歴データを生成し、作業部A27の履歴領域Aに記録する(S62)。
具体例の場合、処理部A26は“2007.05.10 10:25:00 命令Z(01.23.45.76)”という登録用の実行履歴データを作成して作業部A27の履歴領域Aに追加する。また、処理部A26は命令Z(z11)を実行し保守装置20を保守対象装置10に接続する。
次に、具体例の命令Z(z11)の動作に続く動作について説明する。保守作業者が入力する命令Y(y11)は承認命令領域に登録されていないので、入力された保守用の命令が承認を受けずに実行され、実行履歴データに命令Y(y11)が追加される。命令Y(y11)は保守対象命令の障害履歴を表示する命令なので、処理部A26は保守対象装置10に対して障害履歴情報の転送要求を送信し、障害履歴情報が返送されると障害履歴情報を表示装置23に表示する。
その次の命令W(w11)も承認が不要であるので承認無しで命令W(w11)は実行され実行履歴データは図6に示した内容となる。その後保守作業者は手順(6)〜(7)を実行して手順(8)を実行するときに命令V(v11)を入力する。処理部A26は作業手順書データの手順(1)から順に参照し、手順(3)〜(5)に命令Z(z11)〜命令W(w11)を発見する。続いて処理部A26は手順(6)以降を順に参照することにより、次に実行される保守用の命令が手順(8)の命令V(v11)であると推測する。このように本発明は、作業手順書を保守用の命令で表現して作成したので、実行履歴データと作業手順書データを実行順に比較することにより、次に実行される保守用の命令を推測できる。
もし、入力された命令が命令V(v11)でなく命令X(x11)だった場合、処理部A26は入力された“命令X”の部分を強調表示するように保守画面の表示データを変更する。
次に、命令V(v11)は承認が必要であるため(S56/Yes)、処理部A26は、その時点の保守画面の表示データと実行履歴データを作業手順書データとともに承認要求する(S57)。承認装置30は保守画面と実行履歴データと作業手順書データを表示装置33に表示するが(S58)、保守画面と実行履歴データの内容は命令Z(z11)の場合とは異なる。
承認者は、実行履歴データや保守画面を参照して保守作業が先へ進んでいることを確認でき、命令V(v11)の前に実行された命令Y(y11)と命令W(w11)が正しく実行されたかも含めて確認できる。承認者は、命令V(v11)のみでなくそれ以前の過程も含めて判断し、承認応答又は否認応答することができる。
このように、本発明は、途中の命令の承認を省略しても承認が必要な命令以前の実行履歴データを表示するので、承認者は保守作業が正しい手順で行われたかを確認することができる。従って、承認が不要な途中の命令で入力作業ミスがあっても、入力作業ミスした命令に対する回復処置が成功すれば、作業ミスを防止したのと同じ効果がある。
承認命令領域に登録する命令については、適用する保守システムの運用環境に応じて決定されてもよい。例えば、誤って実行しても、実害がなかったり作業時間内に容易に回復できたりする命令については承認を不要とすることができる。例えば、命令W(w11)を実行する手順で障害履歴を読み出す命令Y(y11)を誤って実行しても実害はない。保守作業者は強調表示により作業ミスに気づき正しい命令W(w11)を再入力すれば正しい作業手順を進めることができる。
一方、誤って実行すると実害が発生したり回復が容易でなかったりする命令は承認命令領域に登録されるべきである。例えば、保守作業者が命令Z(z11)の入力で接続先を間違えてしまうと、保守装置20が以降の命令の実行により保守対象でない装置に不正なアクセスを行うことになる。このため、命令Z(z11)は特に引数の確認のために承認命令領域に登録されると有効である。
以上説明したように、本発明は、保守作業を実行する段階で、保守作業者が入力した命令に関する履歴や作業手順書を遠隔地の承認装置に表示し、承認者の応答を待ってから実行する。これにより本発明は、保守作業者が保守用の命令を誤って実行するという作業ミスを防止できる。
さらに、本発明は、承認を必要とする命令を限定できるため保守作業時間を短縮できる。これにより、保守作業者はより安全にかつ効率的に保守作業を実行することができる。また、本発明は、作業手順書データと作業履歴データとを比較して次に実行する命令を推測し、入力と推測結果の比較により誤入力箇所を検出して強調表示するので、承認者の承認作業をより確実により効率的になるよう支援することができる。
また、本発明は図9のステップS52〜S54の動作をステップS56とステップS57との間に動作させるという形態(動作形態Aという)とすることもできる。動作形態Aでは、処理部A26はステップS52〜S54を実行する前にステップS55とS56を実行する。従って、処理部A26は入力された保守用の命令が承認を必要とする命令の場合のみステップS52〜S54を実行する。すなわち、動作形態Aは入力された保守用の命令が承認を必要としない命令の場合ステップS52〜S54の実行を省略することにより保守装置20の処理時間を短縮し、さらに保守作業を効率化することができる。
以上の説明では、承認装置30は、作業手順書データを保守装置20から受信するものとしたが、作業手順書が作成された際に保守組織が作成された作業手順書データを作業部B37に登録するようにしてもよい。すなわち、保守組織は、保守作業に先だって、作業手順書データを手順書領域Bに登録し、作業手順書に記載される作業手順書番号をID領域へ登録しておく。
保守装置20は作業手順書データの代わりに保守作業すなわち作業手順書を識別する情報として作業手順書データに記載される作業手順書番号のみを承認要求に付して送る。承認装置30は受信した作業手順書番号とID領域の作業手順書番号を比較して該当する作業部B37を特定することにより、該当する作業手順書データを得られる。
なお、以上の実施例において本発明のプログラムは処理部26AのプログラムAとして実行され、本発明のプログラムの実行手順はプログラムAの実行手順に含まれる。しかし、本発明のプログラムは、処理部26AのプログラムAという構成でのみ動作するものではなく、必要な構成が充足されれば、図2と異なる構成を持つコンピュータで動作することも可能である。
また、本発明の保守方法は図2の保守システムにおいて保守装置20や承認装置30で実行される保守作業の実行方法に該当する。しかし、本発明の保守方法は図2の保守システムの構成に限定して実現されるものではなく、必要な構成が充足されれば図2と異なる構成のシステム上で実現することもできる。
本発明の保守装置のブロック図である。 本発明の保守システムのブロック図である。 本発明の処理部A26の内容を示した図である。 本発明の作業部A27の内容を示した図である。 本発明の作業手順書データの内容を示した図である。 本発明の実行履歴データの内容を示した図である。 本発明の処理部B36の内容を示した図である。 本発明の作業部B37の内容を示した図である。 本発明の動作を示すシーケンス図である。 本発明の保守装置20の画面表示例を示す図である。 本発明の承認画面の表示例を示す図である。
符号の説明
10 保守対象装置
20 保守装置
21 通信装置
22 入力装置
23 表示装置
24 CPU
25 記憶装置A
26 処理部A
27 作業部A
30 承認装置
31 通信装置
32 入力装置
33 表示装置
34 CPU
35 記憶装置B
36 処理部B
37 作業部B

Claims (17)

  1. 保守用の命令の実行履歴データを記憶装置に保持し、保守用の命令の入力を検出すると、入力された保守用の命令と前記実行履歴データを含めた承認要求を送信し、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合入力された保守用の命令を実行することを特徴とする保守装置。
  2. 承認を必要とする保守用の命令を予め前記記憶装置の承認命令領域に登録し、前記入力された保守用の命令が前記承認命令領域に登録されていた場合に前記承認要求を送信し、前記入力された保守用の命令が前記承認命令領域に登録されていなかった場合に前記承認要求を送信せずに前記入力された保守用の命令を実行することを特徴とする請求項1の保守装置。
  3. 前記保守用の命令を入力するための保守画面を表示装置に表示し、前記承認要求を送信する際に保守画面の表示データを前記承認要求に付して送信することを特徴とする請求項1又は2の保守装置。
  4. 保守作業を実行する手順を保守用の命令を用いて記載した作業手順書データを前記記憶装置に保持し、前記承認要求を送信する際に作業手順書データを前記承認要求に付して送信することを特徴とする請求項1、2、又は3の保守装置。
  5. 前記保守用の命令の入力を検出した際に、前記作業手順書データと前記実行履歴データとを保守用の命令順に照合して入力されるべき保守用の命令を推測し、入力された保守用の命令と推測した保守用の命令とを比較して不一致部分を保守画面にて強調表示することを特徴とする請求項4の保守装置。
  6. 前記保守用の命令を実行した際に、前記実行した保守用の命令の情報を前記実行履歴データに追加することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの保守装置。
  7. 保守対象装置に接続して保守を実行する保守装置と、前記保守装置に接続する承認装置を含む保守システムであって、
    前記保守装置は、保守用の命令の実行履歴データを記憶装置Aに保持し、保守用の命令が入力されると、入力された保守用の命令と前記実行履歴データを含めた承認要求を送信し、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合入力された保守用の命令を実行し、
    前記承認装置は、承認要求を受信すると前記実行履歴データを表示し、承認の入力があると承認要求元の前記保守装置に承認応答することを特徴とする保守システム。
  8. 前記保守装置は、承認を必要とする保守用の命令を予め前記記憶装置Aに登録し、保守用の命令の入力を検出すると、入力された保守用の命令が前記記憶装置Aに登録されていた場合に前記承認要求を送信し、入力された保守用の命令が前記記憶装置Aに登録されていなかった場合に前記承認要求を送信せずに前記入力された保守用の命令を実行することを特徴とする請求項7の保守システム。
  9. 前記保守装置は、前記保守用の命令を入力するための保守画面を表示装置に表示し、前記承認要求を送信する際に保守画面の表示データを前記承認要求に付して送信し、
    前記承認装置は、承認要求を受信すると保守画面の表示データを表示することを特徴とする請求項7又は8の保守システム。
  10. 前記保守装置は、保守作業を実行する各手順を保守用の命令を用いて記載した作業手順書データを前記記憶装置Aに保持し、前記承認要求を送信する際に前記作業手順書データ前記承認要求に付して送信し、
    前記承認装置は、承認要求を受信すると前記作業手順書データを表示することを特徴とする請求項7又は8の保守システム。
  11. 前記保守装置は、保守作業を識別する情報と保守作業を実行する各手順を保守用の命令を用いて記載した作業手順書データとを関連付けて前記記憶装置Aに保持し、保守作業を識別する情報を前記承認要求に付して送信し、
    前記承認装置は、保守作業を識別する情報と前記作業手順書データとを関連付けて記憶装置Bに保持し、前記承認要求を受信すると受信した保守作業を識別する情報により前記記憶装置Bから関連付けられた作業手順書データを読み出して表示することを特徴とする請求項7又は8の保守システム。
  12. 前記保守装置は、前記保守用の命令の入力を検出した際に、前記作業手順書データと前記実行履歴データとを保守用の命令順に照合して入力されるべき保守用の命令を推測し、入力された保守用の命令と推測した保守用の命令とを比較して不一致部分を保守画面にて強調表示することを特徴とする請求項11の保守システム。
  13. 前記保守装置は、前記保守用の命令を実行した際に、前記実行した保守用の命令の情報を前記実行履歴データに追加することを特徴とする請求項7乃至12のいずれかの保守システム。
  14. 保守用の命令の実行履歴データと承認を必要とする保守用の命令とを記憶装置に保持し、保守用の命令が入力されると、入力された保守用の命令が承認を必要とする命令として前記記憶装置に登録されていた場合に前記実行履歴データを含めた承認要求を外部に送信し、承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合前記入力された保守用の命令を実行し、
    入力された保守用の命令が前記記憶装置に登録されていなかった場合に前記承認要求を送信せずに前記入力された保守用の命令を実行することを特徴とする保守方法。
  15. 保守用の命令の実行履歴データと承認を必要とする保守用の命令と保守作業を実行する手順を保守用の命令を用いて記載した作業手順書データとを記憶装置の保持し、
    保守用の命令を入力し実行結果を表示するための保守画面を表示装置に表示し、
    保守用の命令が保守画面に入力されたことを検出すると、前記作業手順書データと前記実行履歴データとを照合して入力される保守用の命令を推測し、入力された保守用の命令と推測した保守用の命令との不一致部分を保守画面にて強調表示するよう表示データを変更し、
    次に、入力された保守用の命令が承認を必要とする命令として記憶装置に登録されているか検査し、入力された保守用の命令が前記記憶装置に登録されていた場合、前記保守画面の表示データと前記実行履歴データと前記作業手順書データとを承認要求に付して送信し、
    承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合、前記入力された保守用の命令を実行するとともに前記実行した保守用の命令の情報を前記実行履歴データに追加することを特徴とする保守方法。
  16. 保守用の命令が入力されると、入力された保守用の命令が承認を必要とする命令として記憶装置に登録されているか検査する手順と、
    入力された保守用の命令が記憶装置に登録されていた場合に前記記憶装置に保持される保守用の命令の実行履歴データを承認要求に付して外部に送信する手順と、
    承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合に入力された保守用の命令を実行する手順と、
    入力された保守用の命令が前記記憶装置に登録されていなかった場合に前記承認要求を送信せずに前記入力された保守用の命令を実行する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 保守用の命令を入力し実行結果を表示するための保守画面を表示装置に表示する手順と、
    保守用の命令が保守画面に入力されたことを検出すると、保守作業を実行する手順を保守用の命令を用いて記載した作業手順書データと保守用の命令の実行履歴データとを記憶装置から読み出して照合し入力される保守用の命令を推測する手順と、
    入力された保守用の命令と推測した保守用の命令とを比較し不一致部分を保守画面にて強調表示するよう表示データを変更する手順と、
    入力された保守用の命令が承認を必要とする命令として前記記憶装置に登録されているか検査する手順と、
    入力された保守用の命令が前記記憶装置に登録されていた場合に前記保守画面の表示データと前記実行履歴データと前記作業手順書データとを承認要求に付して送信する手順と、
    承認要求に対して保守用の命令の実行を許可する承認応答を受信した場合に前記入力された保守用の命令を実行するとともに前記実行した保守用の命令の情報を前記実行履歴データに追加する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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