JP2009001289A - 蓋を有する容器および蓋着脱システム - Google Patents

蓋を有する容器および蓋着脱システム Download PDF

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Yukio Kamiyama
幸夫 上山
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Abstract

【課題】容易に微細容器の蓋を開閉し得る容器を提供する。
【解決手段】開口を有する収容部20と開口に嵌合する蓋10とを備え、収容部20の開口面に垂直な第1方向へ向けて蓋10を圧着することにより収容部20の内部が封止される容器であって、収容部20および蓋10の嵌合時に両者が着接する領域には、収容部20および蓋10の一方に凹部7が、他方に凸部21が設けられており、蓋10の上面には、開口面に対して垂直な第1方向および開口面に対して平行な第2方向への外力を受容する力受容部15が設けられており、凹部7と凸部21との間の嵌合は、力受容部15に対して第2方向へ向けて外力を付与することにより解除される。
【選択図】図1

Description

本発明は、着脱可能な蓋を有する容器、および容器の蓋を着脱する蓋着脱システムに関するものである。
従来から、創薬研究等の分野などにおいて、各種試料(例えば、化学化合物)の生産のための保管などを目的として、様々な大きさおよび形状を有する容器が用いられている。例えば、試料の種類に応じて、個々の容器が他の容器から分離されているものや、複数の容器が集合して、一体化した集合体を形成しているものなど、様々な容器が用いられている。上記容器を用いて各種試料を生産または保管する場合、容器内の試料の乾燥、吸湿、または容器内への他の物質の混入を防止するために、容器の開口を蓋などによって閉じることが必要である。
例えば、従来から、ネジ式の蓋を有する容器が用いられている(例えば、特許文献1参照)。図10に示すように、上記容器では、蓋100に螺旋状の凸状経路101が設けられるとともに、収容部105に上記凸状経路101と噛み合う凹状経路が設けられている。そして、蓋100は、回転運動を行いながら収容部105の内部に挿入され、その結果、収容部105の開口部が閉じられる。
また、従来から、容器の収容容積を大きくするとともに、容器を保管ラックに収容した際に、当該容器の回転が規制される創薬用試料保管システムが記載されている(例えば、特許文献2参照)。具体的には、図11に示すように、特許文献2に記載の創薬用試料保管システムは、創薬用試料を封入する容器200と、当該容器200を行列状に複数本縦立収容する保管ラック210とを有している。容器200の上部は、頭部が開放された多角筒断面形状に形成され、容器200の下部は、容器200の回転を規制する断面形状を有する有底形状に形成されている。保管ラック210には、容器200の下部形状に嵌合する挿通孔212が形成あれている。なお、特許文献2に記載の技術では、容器200の頭部は開放された形状をしている。したがって、上記容器200を保管ラック210に収容して保管または運搬する際には、保管ラック210内に容器200を収容したまま各容器200の開口部にアルミニウムの薄膜シートを貼り合わせ、容器200ごとに上記薄膜シートをカットした後に、上記開口部が封止される。
また、従来から、多数の化合物、生化学化合物またはサンプルを取り扱うための化合物取り扱いシステムが記載されている(例えば、特許文献3参照)。具体的には、図12に示すように、特許文献3に記載の化合物取り扱いシステムでは、ラック301は、枠302と隔壁303とを有しており、当該隔壁303によって384個の隔室305が形成されている。個々の隔室305内には、微小管306が収納される。微小管306の開口部を閉じるためには、まず、アルミニウムの薄膜307を微小管306の開口部に溶接等によって密着させる。そして、上記開口部以外を覆う薄膜を切り取って、薄膜308が除去される。
特開2005−172682(公開日:2005年6月30日) 特開2006−208142公報(公開日:2006年8月10日) 特許第3421252号公報(発行日:平成15年6月30日)
しかしながら、上記従来の容器では、容易に蓋を開閉することができないという問題点を有している。
例えば、ネジ式の蓋を有する容器の場合、容器が小さければ容器の大きさに合ったサイズの蓋を製造する必要がある。しかしながら、蓋の構造が複雑なので、このような複雑な構造を有する蓋を小さく製造することが困難であるという問題点を有している。また、容器の開閉を行うためには、蓋または容器を回転させる必要がある。換言すれば、容器の開閉を行うためには、蓋または容器を、複雑に運動させる必要がある。しかしながら、上記運動を実現するには高価な装置が必要であるという問題点を有している。また、現在、創薬研究等の分野などにおいては莫大な種類の試料を取り扱う必要がある。したがって、同時に複数の容器を開閉する必要が生じる。しかしながら、上記従来の容器では、個々の容器の開閉動作が複雑であるので、同時に複数の容器を開閉することが困難であるという問題点を有している。
また、例えばアルミニウムの薄膜シートを用いて開口を封止する場合、上記開口部を開ける場合には、上記薄膜シートをキャピラリー等によって突き破る必要がある。しかしながら、一度開けられた開口部を再び閉じることは困難であるという問題点を有している。また、薄膜シートによって開口部を閉じるためには、高価な装置を必要とするという問題点を有している。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、容易に微細容器の蓋を開閉し得る容器を提供することにある。
本発明の容器は、上記課題を解決するために、開口を有する収容部と前記開口に嵌合する蓋とを備え、前記収容部の開口面に垂直な第1方向へ向けて蓋を圧着することにより前記収容部の内部が封止される容器であって、前記収容部および前記蓋の嵌合時に両者が着接する領域には、前記収容部および前記蓋の一方に凹部が、他方に凸部が設けられており、前記蓋の上面には、前記開口面に対して垂直な第1方向および前記開口面に対して平行な第2方向への外力を受容する力受容部が設けられており、前記凹部と前記凸部との間の嵌合は、前記力受容部に対して第2方向へ向けて外力を付与することにより解除されることを特徴としている。
上記構成によれば、蓋の上面には、上記開口面に対して垂直な第1方向および上記開口面に対して平行な第2方向への外力を受容する力受容部が設けられている。上記力受容部が第1方向への外力を受容すれば、蓋を収容部の開口に押圧することができる。そして、上記収容部および上記蓋の一方に凹部が、他方に凸部が設けられているので、第1方向へ向けて蓋を開口に押圧すれば、上記凸部と凹部とが嵌合する。その結果、収容部の内部を封止することができる。一方、上記受容部が第2方向への外力を受容すれば、上記凸部と凹部との間の嵌合が解除される。つまり、上記第2方向とは相対する関係で形成されている嵌合に対して嵌合を解除しようとするより大きな力が働くので、まず当該嵌合が解除される。そして、その結果、上記蓋と上記収容部の開口との間で形成されている嵌合が、完全に解除されて、上記蓋が開口から取り除かれる。
本発明の容器では、前記凸部は、前記収容部の開口近傍の内壁上に、前記収容部の内部に向かって突出するように形成されており、前記凹部は、前記蓋の側面上に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記凸部が収容部の内壁上に形成されていることによって、上記蓋の側面上に形成された凹部と嵌合することができる。したがって、蓋と収容部とを強固に嵌合させることができる。また、上記構成によれば、上記蓋は、上記収容部の内部に入り込んだ状態で上記収容部と嵌合する。したがって、上記蓋を上記収容部の上方から外へはみ出すことなく形成することができる。つまり、蓋(換言すれば、開口が閉じられた状態の容器)の横断面の大きさを小さくすることができるので、複数の収容部からなる容器を形成する場合には、個々の収容部をより密着させて形成することができるので、容器の大きさを最小にすることができる。また、上記構成によれば、上記凸部は上記収容部の開口部に設けられるので、上記凸部を上記力受容部の近くに形成することができる。したがって、上記操作手段によって蓋に加えられた力を、凸部と凹部との間で形成された嵌合に伝達し易い。その結果、凸部と凹部との間の嵌合を、容易に外すことができる。
本発明の容器では、前記力受容部は、前記第1方向に向かって陥没した形状であることが好ましい。
上記構成によれば、上記力受容部は、上記第1方向および上記第2方向への外力を効率よく受容することができる。その結果、容易に蓋の着脱を行うことができる。例えば蓋を取り外す場合、上記力受容部に棒等を挿入し、当該棒を横に倒すことによって、上記力受容部に第1方向または第2方向への外力を加えることができる。その結果、容易に蓋を取り外すことができる。
本発明の容器では、前記力受容部の第1方向への深さは、前記開口内に挿入される前記蓋の部分の第1方向への長さよりも長いことが好ましい。
上記構成によれば、上記力受容部が受容する第2方向への外力の大きさに比べて、上記収容部の開口内に挿入される蓋の部分が開口内に留まろうとする力の大きさを小さくすることができる。その結果、より容易に蓋の着脱を行うことができる。
本発明の容器では、前記力受容部の横断面の形状は円形であり、前記力受容部の第1方向への深さは、前記円形の直径よりも長いことが好ましい。
上記構成によれば、上記力受容部が安定に第2方向への外力を受容することができる。例えば、上記受容部に棒等を挿入した状態で当該棒を横に倒すことによって、上記力受容部に第2方向への外力を加えることができる。この場合、上記構成によれば、上記棒を傾けたときに上記棒が上記力受容部から抜けることを防止することができるので、上記力受容部が安定に第2方向への外力を受容することができる。その結果、より安定に蓋の着脱を行うことができる。
本発明の容器では、前記凸部は、向かい合って対をなすように形成されることが好ましい。
上記構成によれば、上記凸部は向かい合って対をなすように形成されるので、上記凸部を偏りなく形成することができる。その結果、上記蓋と上記収容部との間で、安定に嵌合を形成することができる。これによって、上記力受容部に第2方向への外力が加えられる時を除いて、上記蓋が上記収容部から脱離することを防ぐことができる。また、上記凸部が形成されていない収容部の開口近傍の領域は、蓋を取り付けることによって生じる上記収容部の構造上の歪を吸収することができる。
本発明の容器では、前記収容部の開口の形状は円であり、前記凸部は、前記円の直交する2つの直径上に形成されることが好ましい。
上記構成によれば、上記凸部をさらに偏りなく形成することができる。その結果、上記蓋と上記収容部との間で、さらに安定に嵌合を形成することができる。これによって、上記力受容部に第2方向への外力が加えられる時を除いて、上記蓋が上記収容部から脱離することを防ぐことができる。また、上記凸部が形成されていない収容部の開口近傍の領域は、蓋を取り付けることによって生じる上記収容部の構造上の歪を吸収することができる。
本発明の容器では、前記収容部の外壁の横断面の形状は円であり、前記円と、当該円に外接する正方形とによって囲まれる領域の少なくとも一部に固定領域が形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、隣接する収容部の外壁上に形成された固定領域が互いに接することによって、複数の収容部を、一体化させた状態で安定に配置することができる。また、上記固定領域は、円筒形状の収容部を密集化させたときに収容部間に生じる空間内に形成される。それゆえ、複数の収容部を小さなスペース中に一体化して配置することができる。
本発明の蓋着脱システムは、上記課題を解決するために、開口を有する収容部と前記開口に嵌合する蓋とを備え、前記収容部の開口面に対して垂直な第1方向へ向けて蓋を圧着することにより前記収容部の内部が封止される容器と、第1方向および前記開口面に対して平行な第2方向へ向けて蓋に力を加える操作手段と、を備え、前記収容部および前記蓋の嵌合時に両者が着接する領域には、前記収容部および前記蓋の一方に凹部が、他方に凸部が設けられており、前記蓋の上面には、前記操作手段と係合しかつ第1方向および第2方向への前記操作手段からの外力を受容する力受容部が設けられており、前記凹部と前記凸部との間の嵌合は、前記力受容部に対して第2方向へ向けて前記操作手段から外力を付与することにより解除されることを特徴としている。
上記構成によれば、蓋の上面には、上記開口面に対して垂直な第1方向および上記開口面に対して平行な第2方向への外力を受容する力受容部が設けられている。そして、当該力受容部には、操作手段を介して外力が加えられる。上記力受容部が第1方向への外力を受容すれば、蓋を収容部の開口に押圧することができる。そして、上記収容部および上記蓋の一方に凹部が、他方に凸部が設けられているので、第1方向へ向けて蓋を開口に押圧すれば、上記凸部と凹部とが嵌合する。その結果、収容部の内部を封止することができる。一方、上記受容部が第2方向への外力を受容すれば、上記凸部と凹部との間の嵌合が解除される。つまり、上記第2方向とは相対する関係で形成されている嵌合に対して嵌合を解除しようとするより大きな力が働くので、まず当該嵌合が解除される。そして、その結果、上記蓋と上記収容部の開口との間で形成されている嵌合が、完全に解除されて、上記蓋が開口から取り除かれる。
本発明の蓋着脱システムでは、複数の前記収容部が1つのラック中に配置されており、前記収容部の外壁の横断面の形状は円であり、前記円と、当該円に外接する正方形とによって囲まれる領域の少なくとも一部に固定領域が形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、隣接する収容部の外壁上に形成された固定領域が互いに接することによって、複数の収容部を、一体化させた状態で1つのラック中に安定に配置することができる。また、上記固定領域は、円筒形状の収容部を密集化させたときに生じる空間内に形成される。それゆえ、複数の収容部を小さなスペース中に一体化して配置することができる。換言すれば、内部容積が制限されたラック中に、多くの収容部を配置することができる。
本発明の蓋着脱システムでは、前記ラックは、SBS規格に準拠した底面を有し、前記ラック中には、384個または1536個の収容部が配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、ラック中に多数の微細な収容部が配置されているので、同時に複数の微細な収容部の蓋を開閉することができる。
本発明の蓋着脱システムでは、前記力受容部は、前記第1方向に向かって陥没した形状であり、前記操作手段は、前記力受容部の陥没した形状内に挿入できる棒形状を有するものであることが好ましい。
上記構成によれば、力受容部内に操作手段を挿入することができるとともに、当該操作手段の位置を変化させる(例えば上記第1方向へ移動させたり、上記第2方向へ倒したりする)ことによって、第1方向または第2方向へ向けて蓋に力を加えることができる。その結果、容易に蓋を着脱することができる。
本発明の蓋着脱システムでは、前記操作手段は、ノズルまたはチップであることが好ましい。
上記構成によれば、操作手段を別個設けることなく、上記ノズルまたはチップによって蓋の開閉と、収容部内への試料を投入とを行うことができる。
本発明の容器は、以上のように、開口を有する収容部と上記開口に嵌合する蓋とを備え、上記収容部の開口面に垂直な第1方向へ向けて蓋を圧着することにより上記収容部の内部が封止される容器であって、上記収容部および上記蓋の嵌合時に両者が着接する領域には、上記収容部および上記蓋の一方に凹部が、他方に凸部が設けられており、上記蓋の上面には、上記開口面に対して垂直な第1方向および上記開口面に対して平行な第2方向への外力を受容する力受容部が設けられており、上記凹部と上記凸部との間の嵌合は、上記力受容部に対して第2方向へ向けて外力を付与することにより解除されるものである。
また、本発明の蓋着脱システムは、開口を有する収容部と上記開口に嵌合する蓋とを備え、上記収容部の開口面に対して垂直な第1方向へ向けて蓋を圧着することにより上記収容部の内部が封止される容器と、第1方向および上記開口面に対して平行な第2方向へ向けて蓋に力を加える操作手段と、を備え、上記収容部および上記蓋の嵌合時に両者が着接する領域には、上記収容部および上記蓋の一方に凹部が、他方に凸部が設けられており、上記蓋の上面には、上記操作手段と係合しかつ第1方向および第2方向への上記操作手段からの外力を受容する力受容部が設けられており、上記凹部と上記凸部との間の嵌合は、上記力受容部に対して第2方向へ向けて上記操作手段から外力を付与することにより解除されるものである。
それゆえ、容易に蓋を開閉することができるという効果を奏する。例えば、1つの操作手段を用いて、蓋を開ける動作と蓋を閉める動作の両方を行うことができるという効果を奏する。また、上記操作手段として例えば各種ノズルを用いれば、当該ノズルによって容器の蓋を開けたあと、当該ノズルによって上記容器の中に試料を投入することができる。そして、試料の投入が終了すれば、上記ノズルによって容器の蓋を再び閉じることができる。つまり、容器の蓋の開閉動作を簡便な構成によって実現することができるという効果を奏する。
〔容器および蓋着脱システムの構成〕
図1(a)および図1(b)に示すように、本実施の形態の容器は、蓋10および収容部20を有しており、上記蓋10によって収容部20の開口が開閉される。
図1(a)は、上記蓋10によって上記収容部20の開口が閉じられた状態の本実施の形態の容器を示しており、図1(b)は、上記蓋10が上記開口部から取り外されている過程の本実施の形態の容器を示している。本実施の形態の容器では、蓋10の軸3を容器20の開口面に垂直な方向から傾けることによって、当該蓋10が上記開口部から取り外される。
以下に、蓋10および収容部20について詳細に説明する。
蓋10は、収容部20の開口を開閉するために用いられる。
蓋10の材料は特に限定されず、適宜公知の材料を用いることができる。例えば、蓋10の材料としては、オレフィン系樹脂またはエラストマーを用いることが好ましい。更に具体的には、PP(Polypropylene)、LDPE(Low Density Polyethylene)、HDPE(High Density Polyethylene)またはTPE(Thermoplastic Elastomer)を用いることが好ましい。上記構成であれば、蓋10と収容部20との密着性を増すことができるので、当該蓋10によって収容部20の開口を閉じれば、収容部20内を密閉することができる。そして、収容部20内を密閉することができれば、例えば収容部20内の試料の乾燥を防止することができる。
図2(a)は、本実施の形態の容器における蓋10の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示す蓋10の断面図である。
図2(a)および図2(b)に示すように、蓋10は、頭部11と嵌合部12とを有している。嵌合部12は収容部20と嵌合するための構成であり、蓋10は、嵌合部12を介して収容部20と嵌合することによって、収容部20の開口を確実に閉じることができる。一方、頭部11は、後述する操作棒(操作手段)を介して蓋10に力を加えるための構成であり、蓋10に力が加えられることによって、蓋10と収容部20と間の着脱が可能になる。以下に、上記頭部11および嵌合部12について、更に詳細に説明する。
頭部11には力受容部15が設けられている。上記力受容部15の形状としては特に限定されず、例えば凸形状または凹形状のものであってもよい。上記力受容部15は、例えば蓋10の上面に凹形状にて形成されることが好ましい。上記構成であれば、力受容部15を介して、外力を効率よく蓋10に加えることができる。なお、上記力受容部15が蓋10の上面に凸形状にて形成されている場合には、後述する操作棒2の形状を例えば円筒形状とし、円筒の中に凸形状を挿入した状態で操作棒2に外力を加えることによって、当該外力を蓋10に効率よく加えることができる。
蓋10は上記力受容部15を介して2種類の力を受容することが可能になる。上記力の一方は、例えば力受容部15の底面を介して受容される力であって、収容部20の開口面に対して垂直な第1方向への外力である。上記力の他方は、例えば力受容部15の側面を介して受容される力であって、上記開口面に対して平行な(上記第1方向に垂直な)第2方向への外力である。なお、本明細書にて「開口面」とは、収容部20の開口を形成する収容部20の端部によって囲まれて規定される面が意図される。例えば、図3(a)に示す収容部20の上面が、開口面に相当する。蓋10は、第1方向への外力を受容することによって収容部20の開口に取り付けられ、第2方向への外力を受容することによって収容部20の開口から取り外される。
上記蓋10に第1方向または第2方向への外力を加える方法は特に限定されないが、上記力受容部15の中に操作棒2が挿入され、当該操作棒2を介して力が加えられることが好ましい。具体的には、まず力受容部15内に操作棒2が挿入され、この状態で操作棒2を第1方向に移動させることによって、蓋10を収容部20の開口に圧着させることができる。次いで、上記力受容部15内に挿入された操作棒2を収容部20に対して傾けることによって、蓋10に対して第2方向への外力が加えられる。蓋10に対して加えられる力が閾値を越えれば(上記操作棒2の傾きを増してゆくと)、嵌合部12と収容部20との間の嵌合が外れ、その結果、蓋10が収容部20から取り外される。つまり、収容部20の開口が開かれる。なお、上記力受容部15と操作棒2とは接触しているので摩擦力が働く。そして、当該摩擦力によって、蓋10は操作棒2の先端に付着した状態で、収容部20から取り外される。
上記力受容部15の形状は、操作棒2を挿入することができるものであればよく、特に限定されない。例えば、操作棒2の挿入方向に対する力受容部15の横断面の形状は、円形または多角形(例えば、四角形、六角形、八角形など)であることが好ましい。また、操作棒2の挿入方向に対する力受容部15の横断面の直径は、操作棒2の横断面の直径よりも長いことが好ましい。上記構成によれば、操作棒2と力受容部15との間の摩擦が小さくなる。したがって、上記構成によれば、嵌合部12が収容部20に対して嵌合している状態で、操作棒2を収容部20に対して垂直方向に引き上げれば、容易に蓋10から操作棒2を取り外すことができる。また、上記構成であれば、容易に力受容部15内に操作棒2を挿入することができるので、当該操作棒2を傾けることによって確実に蓋10に対して力を加えることができる。そして、その結果、容易に収容部20から蓋10を取り外すことができる。
また、操作棒2の挿入方向への力受容部15の深さも特に限定されない。例えば、上記操作棒2の挿入方向への上記力受容部15の深さは、当該力受容部15の横断面の直径よりも長いことが好ましい。力受容部15の深さは、操作棒2による蓋10への力の加え易さ、および蓋10からの操作棒2の取り外し易さ、などを考慮して適宜設定することができる。例えば、力受容部15が深いほど、操作棒2によって蓋10に対して力を加え易くなる。したがって、容易に収容部20から蓋10を取り外すことができる。一方、力受容部15が浅いほど、操作棒2と力受容部15との間の摩擦が小さくなる。したがって、嵌合部12が収容部20に対して嵌合している状態で、操作棒2を収容部2に対して垂直方向に引き上げれば、容易に蓋10から操作棒2を取り外すことができる。
また、上記力受容部15の形状は、操作棒2の挿入口から力受容部15の底に向かって先細る形状であることが好ましい。上記構成であれば、操作棒2によって蓋10に対して力を加え易くなるとともに、嵌合部12が収容部20に対して嵌合している状態で、操作棒2を収容部2に対して垂直方向に引き上げれば、容易に蓋10から操作棒2を取り外すことができる。
次いで、嵌合部12について説明する。
嵌合部12は、蓋10が収容部20の開口に取り付けられている時に、収容部20の内部に挿入される蓋10の部分である。そして、蓋10は、嵌合部12を介して収容部20に嵌合することができる。嵌合部12の第1方向への長さは特に限定されないが、上記力受容部15の第1方向への深さよりも短いことが好ましい。
上記嵌合部12は、図2(b)に示すように、凹部7と傾斜部8とを有している。上記凹部7は、後述する凸部21が嵌まり込む陥没形状を有する領域であって、これによって、蓋10は、収容部20と嵌合することができる。
上記凹部7の形状は凸部21が嵌合することができる形状であればよく、特に限定されない。例えば、凹部7および凸部21を形成する材料等を考慮して、適宜形状を決めることができる。
また、上記傾斜部8が、上記凹部7に隣接して設けられている。上記傾斜部8の形状は、上記凹部7の逆の方向に向かって傾斜を有するものであればよく、特に限定されない。上記凹部7との嵌合が外れた凸部21は、当該傾斜部8上を滑りながら移動することによって、蓋10と収容部20との間で働く力を徐々に小さくする。上記構成によれば、嵌合が外れた蓋10と収容部20との間に働く力を徐々に小さくすることができるので、蓋10との嵌合が外れた瞬間に収容部20が振動することを抑制することができる。そして、収容部20に試料が入っている場合には、振動によって当該試料が収容部20から飛び出すことを防止することができる。また、上記構成によれば、蓋10を収容部20の開口に圧着させるときに、たとえ蓋10の位置が上記開口の位置からずれたとしても、蓋10を収容部20の開口に圧着させることができる。
また、図2(b)に示すように、蓋10は上端13を有することが好ましい。上端13を有する蓋10であれば、後述する固定棒30(固定手段)を上端13に接触させることによって、収容部20の位置を例えば後述するラックに対して固定化することができる。その結果、操作棒2を収容部20に対して垂直方向に引き上げたとき、収容部20の位置を固定化することができる。その結果、蓋10を収容部20から取り外すことなく、容易に蓋10から操作棒2を取り外すことができる。
上記上端13の形状としては特に限定されないが、収容部20の開口面に対して平行な面の少なくとも一部であることが好ましい。例えば、上記上端13の形状は、収容部20の開口面に平行な輪形状であることが好ましい。
以下に、図5(a)〜図5(c)を用いて、蓋10を着脱する方法を簡単に説明する。なお、図5(a)〜図5(c)では、固定棒30を用いて蓋10の着脱を行っているが、収容部20が何らかの方法によって固定化されている場合には、必ずしも固定棒30を用いる必要はない。
具体的には、収容部20に蓋10を取り付ける場合には、例えば図5(b)に示すように、操作棒2の先端に蓋10を付着させた状態で、操作棒2を矢印31の方向に移動させる。これによって、蓋10が収容部20の開口部に対して押圧され、その結果、蓋10と収容部20とが嵌合する。
次いで、図5(c)に示すように、操作棒2を蓋10の力受容部15から引き抜くために、操作棒2を矢印32の方向に移動させる。つまり、操作棒2を収容部20に対して垂直方向に引き上げる。このとき、例えば収容部20の位置が容易に変化し得る状態(例えば、蓋10および収容部20が、極めて軽量である場合)であれば、蓋10および収容部20は、操作棒2とともに移動してしまう。しかしながら、上端13を備えた蓋10であれば、当該上端13に固定棒30を接触させることによって、蓋10および収容部20の位置を固定化することができる。その結果、容易に操作棒2を蓋10の力受容部15から引き抜くことができる。なお、この場合、収容部20はラック(図示せず)中に保持されており、上記固定棒30は、上記ラックに対して位置が固定化されていることが好ましい。
また、上記固定棒30の形状は特に限定されず、固定領域25と接することによって収容部20の位置を固定化することができるものであればよい。例えば、上記固定棒30の形状は、筒状であることが好ましい。上記構成によれば、垂直方向に移動しようとする収容部20の位置を安定に固定化することができる。
次いで、操作棒2について説明する。
上記操作棒2は、上記力受容部15内に挿入されるとともに、蓋10に対して第1方向または第2方向への外力を加えるために用いられる。
上述したように、操作棒2は蓋10の力受容部15内に挿入される。上記力受容部15内に挿入された操作棒2を収容部20に対して傾けることによって、嵌合部12と収容部20との間の嵌合が外れ、その結果、蓋10が収容部20から取り外される。なお、取り外された蓋10は、力受容部15と操作棒20との間の摩擦によって、操作棒2の先端に付着した状態で保持される。以上の工程によって、収容部20の開口を開くことができる。
収容部20に対して蓋10を取り付けて、収容部20の開口部を閉じる場合には、まず、操作棒2の先端に付着した蓋10を収容部20の開口部の上に配置する。次いで、操作棒2を用いて、蓋10を収容部20の開口部に対して押圧すればよい。これによって、上記凸部21と上記凹部とが嵌合する。換言すれば、上記収容部20と上記蓋10とが嵌合する。その結果、収容部20の開口を蓋10によって閉じることができる。
上記蓋10と上記収容部20とが嵌合する力は、上記力受容部15と操作棒2との間の摩擦力と比較して大きい。したがって、上記蓋10と上記収容部20とを嵌合させた後、操作棒2を収容部20に対して垂直方向に引き上げれば、蓋10から操作棒2を取り外すことができる。
以上のように、本実施の形態の容器であれば、蓋10の収容部20への着脱を容易に行うことができるのみならず、操作棒2の蓋10への着脱をも容易に行うことができる。
上記操作棒2としては特に限定されず、適宜公知の構成を操作棒2として用いることができる。例えば、上記操作棒2は、棒形状を有するものであることが好ましい。当該構成であれば、第1方向に向かって陥没した形状を有する力受容部内に操作棒2を挿入することができるので、操作棒2を介して蓋10に第1方向または第2方向への力を加えることができる。なお、本明細書において「棒形状」とは、一方向へ向かって長い長軸を有する略円柱状の形状が意図されるが、当該円柱形状の表面には、凸凹形状または括れが形成されていてもよい。具体的には、収容部20中に試料を投入するために用いる各種ノズルまたはチップ等を、操作棒2として用いることができる。操作棒2としては、チップを用いることが更に好ましい。なお、本明細書において「チップ」とは、ノズルの先端部に着脱可能に装着され、ノズルから吐出される各種試料を目的の場所または方向に導いたり、あるいは所望の量の試料を分取するために用いられる構成が意図される。上記構成であれば、別個に操作棒2を準備する必要がないので、必要最小限の構成にて、容器の蓋10を開閉することができる。また、操作棒2としてチップを用いれば、チップを交換することによって蓋10の上面が汚れることを防止することができるとともに、容器内に不要な試料が混入することを防止することができる。
また、上述したように、蓋10の開閉動作を行うために、操作棒2は収容部20に対して位置を変化させる。このとき、操作棒2は収容部20に対して相対的に位置を変化することができればよく、具体的に位置を変化させる方法は特に限定されない。例えば、操作棒2を移動させる構成であってもよいし、収容部20を移動させる構成であってもよい。また、上記構成を移動させる具体的な構成としては、適宜公知の構成を用いることができる。複数の収容部20が集まって1つの容器を形成している場合には、操作棒2を移動させる構成を用いることが好ましい。操作棒2を移動させる構成であれば、複数の操作棒2の位置を同時に変化させることができるとともに、複数の操作棒2の内の特定の操作棒2の位置を変化させることができる。その結果、特定の収容部20の開口部のみを開閉させることができる。
次いで、収容部20について説明する。
収容部20内には、例えば、試料等が投入される。そして、収容部20内に試料が貯蔵されたり、または試料が反応して化合物を生産するための反応の場を提供したりすることができるが、その用途は特に限定されない。
収容部20の材料は特に限定されず、適宜公知の材料を用いることができる。収容部20の材料としては、例えば、オレフィン系樹脂またはエラストマーを用いることが好ましい。更に具体的には、PP(Polypropylene)、LDPE(Low Density Polyethylene)、HDPE(High Density Polyethylene)またはTPE(Thermoplastic Elastomer)を用いることが好ましい。上記構成であれば、蓋10と収容部20との密着性を増すことができるので、収容部20内に試料を密閉することができる。そして、密閉することができれば、例えば収容部20内の試料の乾燥を防止することができる。
次いで、収容部20の構造について説明する。
図3(a)は、収容部20の斜視図であり、図3(b)は、図3(a)の点線部分における収容部20の断面図である。また、図3(c)は、図3(b)とは異なる内部構造を有する収容部20の断面図である。
収容部20の形状は特に限定されないが、例えば図3(a)に示すような円筒形状であることが好ましい。また、収容部20の一端には開口が形成されているとともに、収容部20の他端は塞がれて底部22が形成されている。これによって、収容部20内に試料を保持することができる。
底部22の形状は特に限定されない。例えば、図3(b)に示すような平面であってもよいし、図3(c)に示すような傾斜を有するものであてもよい。底部22が傾斜を有するものであれば、収容部20内に微量の試料を入れた場合でも、当該試料を底部22上の一部の領域上に集めることができるので、試料の取り扱いを容易にすることができる。
また、上記収容部20の容量は特に限定されない。例えば、0.1ml〜2.0mlの容量を有し得るが、これに限定されない。従来の技術では、小さな収容部の蓋を開閉することが困難であったが、本実施の形態の容器であれば、たとえ微小な収容部20であったとしても、容易に蓋を開閉することができるので、収容部20の容量は特に限定されない。
また、収容部20の開口の近傍には、凸部21が形成されている。そして、当該凸部21が上述した凹部7と嵌合することによって、蓋10と収容部20とが嵌合することができる。以下に、凸部21について説明する。
凸部21は、収容部20と同じ材料にて形成されてもよいし、収容部20と別の材料にて形成されてもよい。収容部20と凸部21とを同じ材料にて形成する場合には、収容部20と凸部21とを一体化して形成すればよい。これによって、収容部20と凸部21との形成を容易にすることができる。
上記凸部21が形成される収容部20上の位置は特に限定されないが、収容部20の開口近傍であることが好ましい。また、凸部21が突出する収容部20の表面は、収容部20の表面であって、試料が投入される空間に面した表面(収容部20の内壁上)であることが好ましい。上記構成によれば、凸部21が蓋10の側面上に形成された凹部7と嵌合することができる。
上記収容部20の開口に対して水平方向への上記凸部21の横断面の形状は、凹部7と嵌合することができるものであればよく、特に限定されない。例えば、図4(a)に示すように、凸部21の横断面の形状は、四角形(台形、正方形または長方形等)であることが好ましい。また、図4(b)に示すように、凸部21の横断面の形状は、開口部の円周上の2点を結ぶ直線(弦)と当該円周とによって囲まれる略弓形であることが、より好ましい。また、上記凸部21は、収容部20の開口近傍に当該開口に沿って環状に形成されることも可能である。上記構成であれば、操作棒2を傾けることによって、容易に凹部7と凸部21との嵌合を外すことができる。また、上記構成であれば、凹部7と凸部21とが確実に嵌合されるので、操作棒2を収容部20に対して垂直方向に引き上げたとき、蓋10を収容部20から取り外すことなく、蓋10から操作棒2を取り外すことができる。
また、収容部20上に形成される上記凸部21の数は特に限定されない。収容部20の開口部が円形または多角形である場合には、その直径または対角線上に対をなすように凸部21が形成されることが好ましい。また、図4(a)および図4(b)に示すように、直交する2本の直径上または、直交する2本の対角線上に、凸部21が設けられることが更に好ましい。更にこのとき、蓋10および収容部20において、A(図4(b)参照)、B(図4(b)参照)、およびC(図2(b)参照)にて示される各距離が、下記の(I)にて示す関係を満たしていることが最も好ましい。
A>C>B ・・・・・(I)
上記構成によれば、収容部20の開口において蓋10と嵌合していない領域が存在するので、当該領域によって収容部20の開口を破断させようとする力を弱めることができる。その結果、収容部20の寿命を延ばすことができる。
例えば、図9に、蓋10が取り付けられたときの収容部20の開口近傍の断面図を示す。図9に示すように、蓋10が取り付けられれば、凸部21と凹部7とが接することによって、凸部21に対して矢印60の方向(外向き)に力が加えられる。換言すれば、収容部20の開口は、凸部21の位置で、外側に押し広げられる。このとき上記構成であれば、凸部21が形成されていない収容部20の開口近傍領域が、矢印61の方向(収容部20の横断面の中心に向かって)に変形することができる。つまり、凸部21が形成されていない収容部20の開口近傍領域が、曲線状の形状から直線状の形状に変形することによって、収容部20の開口を破断させようとする力を弱めることができる。その結果、収容部20の寿命を延ばすことができる。
また、上記凸部21の厚さは、凹部7に嵌合することができるものであればよく、特に限定されない。例えば、凸部21の厚さは、凸部21と収容部20とが接触している箇所では厚く、当該箇所から収容部20の内部の中心に向かって、徐々に薄くなるものであることが好ましい。上記構成によれば、凸部21の先端が接する嵌合部12の位置によって、凹部7と凸部21との嵌合状態を明確に区別することができるので、蓋10と収容部20とが嵌合しているときには当該嵌合状態を安定に維持することができるとともに、蓋10と収容部20と間の嵌合が外れているときには、容易に蓋10と収容部20とを分離することができる。また、上記構成であれば、凸部21の先端が傾斜部8上を移動し易いので、蓋10を取り外すときに収容部20に加えられる振動を小さくすることができる。
次いで、容器内に形成される収容部の数について説明する。
本実施の形態の容器が有する収容部の数は特に限定されない。例えば、上記容器は、1つの収容部20を有するものであってよいし、複数の収容部20を有するものであってもよい。複数の収容部20を有する場合、本実施の形態の容器は、例えばSBS規格に準拠した底面(127.76mm×85.47mm)を有するラック中に384個(16行×24列)、1536個(32行×48列)またはそれ以上の微細な収容部20が設けられているものであることが好ましい。なお、ラック中に設けられている個々の収容部20は、ラックと一体化されて形成されているものであってもよいし、またはラックとは別個に形成されるとともに、ラックに対して着脱可能に固定化されているものであってもよい。ラックに着脱可能に固定化されている場合には、ラックに対する収容部20の固定化方法は特に限定されず、適宜公知の固定化方法を用いればよい。本実施の形態の容器であれば、蓋の着脱が簡単な動作によって実現されるので、たとえ小さな収容部であったとしても容易に複数の蓋を開閉することができる。
容器が複数の収容部を有するとともに個々の収容部が独立して形成されている場合、図6(a)に示すように、収容部20の外壁上には固定領域25が設けられていることが好ましい。なお、図6(a)は、図5(a)中に点線にて示した位置における収容部20の断面図である。上記構成であれば、ラック中の個々の収容部20を安定に配置することができる。
上記固定領域25は収容部20の外壁上に形成されていればよく、その形状は特に限定されない。例えば、収容部20の外壁の横断面の形状が円である場合には、上記円と当該円に外接する正方形とによって囲まれる領域の少なくとも一部に、固定領域25が形成されていることが好ましい。また、図6(a)に示すように、上記正方形の直角領域近傍を欠く形状であることが更に好ましい。上記構成であれば、限られた収容容積を有するラック中に、より多くの収容部20を安定に収納することができるとともに、各収容部20に加えられた力が隣接する収容部20に伝達することを防ぐことができる。
また、上記固定領域25の高さも特に限定されず、適宜設定することができる。例えば、収容部20の高さと同じ高さ、または収容部20の高さの1/2の高さに形成され得るが、特に限定されない。
例えば、図6(b)に、ラック中に配置された9つの収容部20を示す。図6(b)から明らかなように、隣接する収容部20の外壁上に設けられた固定領域25が互いに接することによって、個々の収容部20が自由に移動することを防ぐことができる。その結果、ラック中で個々の収容部20を安定に配置させることができる。また、固定領域25の横断面の形状は、収容部20が内接する正方形に近似した形状であるので、円筒形状の収容部を収容し得る最小限のスペース中に、固定領域25を有する収容部20を収納することができる。
また、固定領域25の横断面の形状は直角領域近傍を欠く正方形であるので、図6(b)において、中央に配置された収容部20に取り付けられた蓋(図示せず)に対して矢印65の方向(矢印66に対して45度の角度を有する)に力を加えることによって、隣接する収容部20に上記力が伝達することを防ぐことが可能になる。
例えば、矢印66にて示される方向は隣接する収容部20との接触面に対して垂直であるので、蓋に対して矢印66の方向に力を加えれば、当該力は隣接する収容部20に伝達し易い。換言すれば、蓋に対して矢印66の方向に力を加えることによって当該蓋が取り付けられている収容部20の位置がずれれば、当該収容部20に隣接する収容部20の位置もずれやすい。
一方、矢印65にて示される方向は、直接接している収容部20との接触面に対して45度の角度を有しているので、蓋に対して矢印65の方向に力を加えても、当該力は直接接している収容部20に伝達し難い。換言すれば、蓋に対して矢印65の方向に力を加えることによって当該蓋が取り付けられている収容部20の位置がずれても、当該収容部20に直接接している収容部20の位置はずれにくい。また、図6(b)において、中央に配置されている収容部20と、当該収容部20からみて矢印65の方向に配置されている収容部20との間には空間が設けられているので、蓋に対して矢印65の方向に力を加えても、当該力は上記収容部20に伝達し難い。
固定領域25を形成する材料は特に限定されず、適宜公知の材料を用いることができる。例えば、収容部20と同じ材料にて形成されてもよいし、収容部20と別の材料にて形成されてもよい。収容部20と固定領域25とを同じ材料にて形成する場合には、収容部20と固定領域25とを一体化して形成すればよい。これによって、収容部20と固定領域25との形成を容易にすることができる。
〔蓋着脱システムの動作〕
以下に、図7(a)〜図7(d)および図8(a)〜図8(c)を用いて、蓋の着脱工程を説明する。
まず、図7(a)〜図7(d)を用いて、チップ40によって蓋10を開閉するとともに、当該チップ40によって収容部20内に試料を投入する方法について説明する。なお、図7(a)〜図7(d)および後述する図8(a)〜図8(c)に記載する方法は単なる一例であって、これに限定されない。例えば、本実施の形態では、1つの収容部20内に試料を投入する方法について説明するが、本願発明は、これに限定されない。例えば、複数の収容部20が集まって1つの容器が形成されている場合には、上記複数の収容部20の各々に対応するように設けられた複数のチップ40を用いればよい。上記構成によれば、複数の収容部20の開口を同時に開閉することができる。また複数のチップ40の動作を個々に制御すれば、複数の収容部20の中から特定の収容部20を選択して、当該収容部20の開口部のみを開閉することができる。また、チップ40を用いれば、蓋10の開閉のみならず、当該チップ40によって収容部20内に試料を投入することができる。
また、本実施の形態では、チップ40が移動するが、これに限定されない。例えば、収容部20および仮収容部25が移動する構成であってもよい。
図7(a)に示すように、まず、収容部20と仮収容部25とを準備する。上記収容部20内には、後述する工程において試料が投入さる。一方、上記仮収容部25は、一時的に取り外された蓋10を保持するために用いられる。上記仮保持部25としては特に限定されないが、少なくとも収容部20と同様の凸部21を有するものであることが好ましい。また、仮収容部25は、収容部20と同じ形状を有するものであることが更に好ましい。上記構成によれば、仮収容部25は、収容部20から一時的に取り外された蓋10を安定に保持することができるとともに、収容部20の開口部を当該蓋10によって閉じるときには、容易に蓋10を仮収容部25から取り外すことができる。
図7(a)に示すように、蓋10の力受容部15内に、チップ40の先端が挿入される。次いで、チップ40を矢印33の方向に倒すことによって、蓋10と収容部20との間の嵌合が外され、その結果、蓋10が収容部20から取り外される。
次いで、図7(b)に示すように、蓋10がチップ40の先端に付着した状態で、チップ40を矢印34の方向に移動させる。これによって、蓋10が仮収容部25の開口部に押圧され、その結果、蓋10の凹部7と仮収容部25の凸部21とが嵌合する。
次いで、図7(c)に示すように、チップ40を矢印35の方向(仮収容部25に対して垂直方向)へ移動させる。このとき、チップ40と蓋10との間の摩擦力は、蓋10と仮収容部25との間の嵌合力よりも小さいので、チップ40は蓋10から取り外される。
次いで、図7(d)に示すように、蓋10から取り外されたチップ40は、収容部20の上方に移動する。そして、当該チップ40によって、収容部20の中に試料50が投入される。
また、本実施の形態の容器であれば、チップ40によって試料50が投与された後の収容部20の開口を、再び蓋10によって閉じることができる。この工程を、図8(a)〜図8(c)を用いて説明する。
図7(d)に示したように、試料50を投入し終わったチップ40は、蓋10と接することなく配置されている。そこで、まず、図8(a)に示すように、チップ40を仮収容部25に嵌合している蓋10の力受容部15内に挿入する。その後、チップ40を矢印36の方向に倒すことによって、蓋10が仮収容部25から取り外される。
次いで、図8(b)に示すように、蓋10がチップ40の先端に付着した状態で、チップ40を矢印37の方向に移動させる。これによって、蓋10が収容部20の開口に押圧され、その結果、蓋10の凹部7と収容部20の凸部21とが嵌合する。
次いで、図8(c)に示すように、チップ40を矢印38の方向(収容部20に対して垂直方向)へ移動させる。このとき、チップ40と蓋10との間の摩擦力は、蓋10と収容部20との間の嵌合力よりも小さいので、チップ40は蓋10から取り外される。その結果、収容部20の開口部には、再び蓋10が取り付けられる。
以上のように、本実施の形態の容器であれば、ノズル等によって蓋の開閉ができるとともに、当該ノズルによって試料を容器内に投入することができる。つまり、本実施の形態の容器であれば、蓋を開閉するための別の構成を必要とすることなく、試料の投入に必要なノズルによって、蓋の開閉動作をも可能にする。
なお本発明は、以上説示した各構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、本発明では、容易に蓋を開閉することができる。そのため、本発明は、化合物の合成用容器、化合物の貯蔵用容器などに代表される各種容器やその部品を製造する分野に利用することができるのみならず、多くの種類の微量試料を用いる分野に利用することができる。
(a)は、蓋によって開口が閉じられた状態の容器を示す断面図であり、(b)は、蓋が開口部から取り外されている過程の容器を示す断面図である。 (a)は、上記容器における蓋を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す蓋の断面図である。 (a)は、上記容器における収容部を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す収容部の断面図であり、(c)は、(b)とは異なる内部構造を有する収容部の断面図である。 (a)および(b)は、上記収容部に設けられる凸部の形状を示す断面図である。 (a)〜(c)は、固定領域が設けられている上記収容部の断面図である。 (a)および(b)は、固定領域が設けられている位置における上記収容部の横断面図である。 (a)〜(d)は、上記容器における蓋の開閉工程を示す模式図である。 (a)〜(c)は、上記容器における蓋の開閉工程を示す模式図である。 蓋によって開口が閉じられた状態の収容部の開口近傍を示す断面図である。 従来技術を示すものであり、ネジ式の蓋を有する容器を示す模式図である。 従来技術を示すものであり、複数の容器を保持することができる創薬用試料保管システムの模式図である。 従来技術を示すものであり、複数の試料を取り扱うことができる化合物取り扱いシステムの模式図である。
符号の説明
1 容器
2 操作棒(操作手段)
3 軸
7 凹部
8 傾斜部
10 蓋
11 頭部
12 嵌合部
13 上端
15 力受容部
20 収容部
21 凸部
22 底部
25 固定領域
30 固定棒(固定手段)
31・32・33・34・35・36 矢印
37・38・60・61・65・66 矢印
40 チップ
50 試料

Claims (13)

  1. 開口を有する収容部と前記開口に嵌合する蓋とを備え、前記収容部の開口面に垂直な第1方向へ向けて蓋を圧着することにより前記収容部の内部が封止される容器であって、
    前記収容部および前記蓋の嵌合時に両者が着接する領域には、前記収容部および前記蓋の一方に凹部が、他方に凸部が設けられており、
    前記蓋の上面には、前記開口面に対して垂直な第1方向および前記開口面に対して平行な第2方向への外力を受容する力受容部が設けられており、
    前記凹部と前記凸部との間の嵌合は、前記力受容部に対して第2方向へ向けて外力を付与することにより解除されることを特徴とする容器。
  2. 前記凸部は、前記収容部の開口近傍の内壁上に、前記収容部の内部に向かって突出するように形成されており、
    前記凹部は、前記蓋の側面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記力受容部は、前記第1方向に向かって陥没した形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記力受容部の第1方向への深さは、前記開口内に挿入される前記蓋の部分の第1方向への長さよりも長いことを特徴とする請求項3に記載の容器。
  5. 前記力受容部の横断面の形状は円形であり、
    前記力受容部の第1方向への深さは、前記円形の直径よりも長いことを特徴とする請求項3または4に記載の容器。
  6. 前記凸部は、向かい合って対をなすように形成されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の容器。
  7. 前記収容部の開口の形状は円であり、
    前記凸部は、前記円の直交する2つの直径上に形成されることを特徴とする請求項6に記載の容器。
  8. 前記収容部の外壁の横断面の形状は円であり、
    前記円と、当該円に外接する正方形とによって囲まれる領域の少なくとも一部に固定領域が形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の容器。
  9. 開口を有する収容部と前記開口に嵌合する蓋とを備え、前記収容部の開口面に対して垂直な第1方向へ向けて蓋を圧着することにより前記収容部の内部が封止される容器と、
    第1方向および前記開口面に対して平行な第2方向へ向けて蓋に力を加える操作手段と、を備え、
    前記収容部および前記蓋の嵌合時に両者が着接する領域には、前記収容部および前記蓋の一方に凹部が、他方に凸部が設けられており、
    前記蓋の上面には、前記操作手段と係合しかつ第1方向および第2方向への前記操作手段からの外力を受容する力受容部が設けられており、
    前記凹部と前記凸部との間の嵌合は、前記力受容部に対して第2方向へ向けて前記操作手段から外力を付与することにより解除されることを特徴とする蓋着脱システム。
  10. 複数の前記収容部が1つのラック中に配置されており、
    前記収容部の外壁の横断面の形状は円であり、
    前記円と、当該円に外接する正方形とによって囲まれる領域の少なくとも一部に固定領域が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の蓋着脱システム。
  11. 前記ラックは、SBS規格に準拠した底面を有し、
    前記ラック中には、384個または1536個の収容部が配置されていることを特徴とする請求項10に記載の蓋着脱システム。
  12. 前記力受容部は、前記第1方向に向かって陥没した形状であり、
    前記操作手段は、前記力受容部の陥没した形状内に挿入できる棒形状を有するものであることを特徴とする請求項9〜11の何れか1項に記載の蓋着脱システム。
  13. 前記操作手段は、ノズルまたはチップであることを特徴とする請求項12に記載の蓋着脱システム。
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