JP2009000860A - シート部材の製造装置 - Google Patents

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【課題】シートゲージのばらつきを抑えることの出来るシート部材の製造装置を提供する。
【解決手段】スリーブ付きカレンダーロール16は、コアロール20とスリーブ22で構成されている。コアロール20のロール本体部24とスリーブ22との間には隙間が設けられているが、挿入時にロール本体部24とスリーブ22の回転軸が一致していなくとも、スリーブ押え40でスリーブ22を固定側継手部材36側に押圧することで、爪32の傾斜面32Bがガイド穴38のテーパー穴部38Bに押し付けられて行くことで、スリーブ22の回転軸がロール本体部24の回転軸と一致し、最終的にロール本体部24とスリーブ22とが相対移動不能に固定される。圧延時にスリーブ22に対して径方向の力が作用しても、コアロール20の軸とスリーブ22の軸がずれることは無く、連続して一定厚さのシート状ゴム部材44を得ることが出来る。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート部材の製造装置にかかり、特に、シートゲージのばらつきを抑えることの出来るシート部材の製造装置に関する。
シート部材であるインナーライナー等のゴムシートは、カレンダー装置により製造されている。
カレンダー装置として、特許文献1に示すようなスリーブ交換式のカレンダー装置がある。この装置のスリーブロールでは、ロール軸(コアロール)に対してスリーブを焼嵌にて固定しているため、スリーブの交換が煩雑となっている。
このような問題を解決するために、コアロールとスリーブとの間に隙間を設け、スリーブの交換を容易にしたスリーブ交換式のカレンダー装置がある。このスリーブ交換式のカレンダー装置では、図9に示すように、コアロール100に外装されたスリーブ102が圧延荷重を受けた場合に、コアロール100とスリーブ102との間のクリアランス分だけ常にスリーブが径方向の一方側に偏心(偏心量t)した状態で圧延がなされることを想定している。
このスリーブ交換式のカレンダー装置では、コアロール100の回転駆動力をスリーブ102に伝達する必要があるため、コアロール100及びスリーブ102の片側に爪式継手(図示せず)が設けられており、コアロール100の回転駆動力が爪式継手を介してスリーブ102に伝達されるようになっている。
特開2001−087806号
ところで、継手の嵌合面(凸部と凹部の接触面)である駆動力伝達面は、圧延時に大きな力で接触しているため、摩擦抵抗によりスリーブが完全に片側に押し付けられず、スリーブは前記のような一定の偏心を確保することが出来ない状態で圧延が行われ、その結果、シートゲージG(図9参照)がばらついてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、シートゲージのばらつきを抑えることの出来るシート部材の製造装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、互いに逆方向に回転する1対のロールで材料を圧延してシート状部材を製造するシート部材の製造装置であって、少なくとも一方のロールは、駆動源からの回転力によって回転するコアロールと、前記コアロールの外周側に間隙を置いて配置される円筒状のスリーブと、前記コアロールからの回転力を前記スリーブに伝達する第1の回転力伝達手段とを備え、前記第1の回転力伝達手段は、前記コアロール及び前記スリーブの何れか一方の端部側に設けられ径方向の幅が軸方向外側へ向かうに従って幅狭となるテーパー状突起と、前記コアロール及び前記スリーブの何れか他方の端部側に設けられ、前記テーパー状突起が挿入可能とされると共に径方向の幅が軸方向外側へ向かうに従って幅狭となるテーパー状穴部とを有し、前記テーパー状突起を前記テーパー状穴部に挿入することで前記コアロールの回転軸と前記スリーブの回転軸とを一致させると共に回転力の伝達を行う、ことを特徴としている。
次に、請求項1に記載のシート部材の製造装置の作用を説明する。
請求項1に記載のシート部材の製造装置では、互いに逆方向に回転する1対のロールの間に向けて材料を供給することで、1対のロールで材料が圧延されてシート状部材が連続的に製造される。
ここで、少なくとも一方のロールは、コアロールと、円筒状のスリーブとを備えているため、スリーブのみを交換することができる。
コアロールとスリーブとの分離作業を容易にするために、コアロールとスリーブとの間には若干の隙間を設けている。
また、コアロールからの回転力は、第1の回転力伝達手段によってスリーブに伝達される。
ここで、第1の回転力伝達手段において、コアロール及びスリーブの何れか一方の端部側に設けられるテーパー状突起を、コアロール及びスリーブの何れか他方の端部側に設けられるテーパー状穴部に挿入することで、コアロールの回転軸とスリーブの回転軸とが一致すると共に、回転力の伝達が可能となる。
したがって、スリーブの交換が可能となっているロールにおいて、圧延時に回転軸と外周面の距離が変動することは無く、一定厚のシート状部材を連続的に製造することができる。
請求項2に記載の発明は、互いに逆方向に回転する1対のロールで材料を圧延してシート状部材を製造するシート部材の製造装置であって、少なくとも一方のロールは、駆動源からの回転力によって回転するコアロールと、前記コアロールの外周側に間隙を置いて配置される円筒状のスリーブと、前記コアロールからの回転力を前記スリーブに伝達する第2の回転力伝達手段とを備え、前記第2の回転力伝達手段は、前記コアロールの径方向に移動可能とされ、径方向外側に移動して前記スリーブの内周面に当接させることで前記コアロールの回転軸と前記スリーブの回転軸とを一致させると共に回転力の伝達を行う突起部を、前記コアロールの周方向に複数有する、ことを特徴としている。
次に、請求項2に記載のシート部材の製造装置の作用を説明する。
請求項2に記載のシート部材の製造装置では、互いに逆方向に回転する1対のロールの間に向けて材料を供給することで、1対のロールで材料が圧延されてシート状部材が連続的に製造される。
ここで、少なくとも一方のロールは、コアロールと、円筒状のスリーブとを備えているため、スリーブのみを交換することができる。
コアロールとスリーブとの分離作業を容易にするために、コアロールとスリーブとの間には若干の隙間を設けている。
ここで、第2の回転力伝達手段において、コアロールの周方向に沿って複数設けられた突起部をスリーブの内周面に当接させることで、コアロールの回転軸とスリーブの回転軸とを一致させることができる。なお、コアロールからの回転力は、突起とスリーブ内周面との摩擦力によってスリーブに伝達される。
したがって、スリーブの交換が可能となっているロールにおいて、圧延時に回転軸と外周面の距離が変動することは無く、一定厚のシート状部材を連続的に製造することができる。
なお、コアロールとスリーブとを分離する際には、突起を移動してスリーブの内周面から突起を離間させると良い。
以上説明したように本発明のシート部材の製造装置は上記構成としたので、シートゲージのばらつきを抑えることが出来る。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して本実施形態のカレンダー装置10を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のカレンダー装置10は、未加硫ゴム部材を押し出す押出機14のゴム押出し側に配置されている。なお、押出機14については、周知の構造であるので詳細な説明は省略する。
図1、及び図2に示すように、カレンダー装置10は、スリーブ付きカレンダーロール16と、このスリーブ付きカレンダーロール16の下方に配置される固定カレンダーロール18を備えている。
スリーブ付きカレンダーロール16は、コアロール20と、このコアロール20に外装される円筒状のスリーブ22を備えている。
コアロール20は、一定径のロール本体部24の両側に、ロール本体部24よりも小径の支持軸部26を備えている。
図2に示すように、支持軸部26は、ベアリング28を介してカレンダーフレーム30に支持されている。ロール本体部24、及び支持軸部26は、各々金属材料で形成されている。
スリーブ22は、金属材料で形成され、その内径、及び外径は、軸方向に一定である。
図3に示すように、スリーブ22とコアロール20との間には数ミリ程度の隙間が設けられている。
図4(B)に示すように、スリーブ22の一方側(図面左側)の端部には、軸方向に突出する爪32が図4(A)に示すように周方向に等間隔で4箇所形成されている。この爪32は、後述する固定側継手部材36と共に本発明の第1の回転力伝達手段を構成している。なお、本実施形態では、回転力伝達のための爪32が周方向に等間隔で4箇所形成されているが、本発明はこれに限らず、爪32の数は4箇所に限らない。
図4(B)に示すように、爪32は、スリーブ22の回転軸に沿った断面で見た時に、スリーブ内周面の延長線上に形成される軸平行面32Aと、この軸平行面32Aに対して一定角度で傾斜する傾斜面32Bとを有するテーパー形状とされ、径方向の厚みが軸方向外側へ向かうに従って減少している。なお、爪32の寸法(幅W、及び軸方向長さL)は全て同じに設定されている。
また、各傾斜面32Bは、スリーブ22の軸から等距離にあり、スリーブ22の周方向に沿って円弧状に湾曲している。
図3に示すように、コアロール20のロール本体部24には、一方側(図面左側)の端部に固定側継手部材36が固定されている。この固定側継手部材36は、前述した爪32と対になる部品であり、本発明の第1の回転力伝達手段を構成している。
図3、及び図5に示すように、固定側継手部材36は、厚肉の円板形状とされ、コアロール20と同軸的に配置されている。固定側継手部材36には、爪32を挿入するガイド穴38が、周方向に等間隔で4箇所形成されている。
ガイド穴38は、ロール本体部24が圧入される一定径の嵌合穴38Aと、軸方向に対して傾斜すると共に、嵌合穴38Aと同軸的に配置されるテーパー穴部38Bとを有している。なお、スリーブ22の爪32の傾斜面32Bと、ガイド穴38のテーパー穴部38Bとは、軸方向に対する傾斜角度が同じに設定されており、ガイド穴38のテーパー穴部38Bも、スリーブ22の爪32の傾斜面32Bと同様に、周方向に沿って湾曲している。
図3に示すように、コアロール20のロール本体部24には、他方側(図面右側)に雄螺子24Aが形成されており、この雄螺子24Aに環状とされたスリーブ押え40の雌螺子40Aが螺合している。
スリーブ押え40の一方側(図面左側)には、環状テーパー部42が一体的に形状されている。環状テーパー部42は、軸に沿った断面で見た時に、外周側に傾斜面42Aを備えている。なお、スリーブ押え40において、雌螺子40Aと環状テーパー部42とは同時的に配置されている。
一方、スリーブ22の他方側(図面右側)の内周側角部分には、面取り状の傾斜面22Aが形成されている。スリーブ押え40の環状テーパー部42の傾斜面42A、及びスリーブ22の傾斜面22Aは、各々軸方向に対する傾斜角度が同じに設定されている。
また、ロール本体部24には、他方側(図面右側)の外周にガイドローラー45が設けられている。ガイドローラー45は、周方向に等間隔で複数(例えば4個)設けられており、各ガイドローラー45に接する外接円径と、スリーブ22の内径との径差は極力小さく設定されており、これらガイドローラー45がスリーブ22の振れを抑えるガイドとなっている。
図2に示すように、固定カレンダーロール18は、両側に支持軸部47を備えており、支持軸部47は、ベアリング28を介してカレンダーフレーム30に支持されている。
スリーブ付きカレンダーロール16の一方側(図2の右側)の支持軸部26にはギア49Aが固定され、固定カレンダーロール18の一方側(図2の右側)の支持軸部47には、ギア49Aと噛みあうギア49Bが固定されている。したがって、スリーブ付きカレンダーロール16と固定カレンダーロール18とは互いに逆方向に回転するようになっている。
(作用)
次に、本実施形態のカレンダー装置10の作用を説明する。
押出機14から未加硫ゴム部材が、カレンダー装置10のスリーブ付きカレンダーロール16と固定カレンダーロール18との間に向けて押し出され、スリーブ付きカレンダーロール16、及び固定カレンダーロール18が各々矢印方向(図1参照)に回転すると、スリーブ付きカレンダーロール16と固定カレンダーロール18とでシート状ゴム部材44を連続的に形成される。
なお、スリーブ付きカレンダーロール16においては、図示しない回転駆動用のモータの回転力が、コアロール20、固定側継手部材36、爪32を介してスリーブ22に伝達される。
スリーブ付きカレンダーロール16においては、コアロール20のロール本体部24とスリーブ22との間に隙間が設けられているが、挿入時(図3(B)参照)にロール本体部24とスリーブ22の軸が一致していなくとも、スリーブ押え40でスリーブ22を固定側継手部材36側に押圧することで、爪32の傾斜面32Bがガイド穴38のテーパー穴部38Bに押し付けられて行くことで、スリーブ22の軸がロール本体部24の軸と一致し、最終的にロール本体部24とスリーブ22とが相対移動不能に固定される。
また、スリーブ押え40の環状テーパー部42を面取り状の傾斜面22Aに押圧することも、コアロール20とスリーブ22の軸同士を一致させる作用がある。
このため、圧延時にスリーブ22に対して径方向の力が作用しても、コアロール20の軸とスリーブ22の軸がずれることは無く、スリーブ付きカレンダーロール16と固定カレンダーロール18との間の隙間寸法が変動せず、連続して一定厚さのシート状ゴム部材44を得ることが出来る。
なお、スリーブ22を交換する場合には、スリーブ押え40を回転して外すことで、スリーブ22を容易に外すことができる。
本実施形態では、スリーブ22に爪32が設けられ、固定側継手部材36にガイド穴38が設けられていたが、凹凸の関係を逆に配置する、即ち、スリーブ22にガイド穴38を設け、固定側継手部材36に爪32を設ける構成としても良い。また、環状テーパー部42と傾斜面22Aとを逆に配置しても良い。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態を説明する。
図6に示すように、本実施形態のスリーブ付きカレンダーロール16は、第1の実施形態のスリーブ付きカレンダーロール16とは構造が異なる。
スリーブ付きカレンダーロール16のロール本体部24には、シリンダ穴46が周方向及び径方向に複数箇所形成されている。図7に示すように、本実施形態では、軸方向の同一箇所において、シリンダ穴46が周方向に4箇所形成されている。
図6、及び図7に示すように、ロール本体部24の軸心部分には、オイルのメイン流路48が形成されている。メイン流路48の一端は、回転継手50、高圧ホース52を介してオイルポンプ54に連結されている。また、ロール本体部24には、メイン流路48とシリンダ穴46の底部とを連結するサブ流路56が形成されており、サブ流路56の途中には電磁弁58が取り付けられている。なお、電磁弁58の配線は、図示しないスリップリングを介して制御回路に連結されている。
これらシリンダ穴46には、各々ピストンロッド60が挿入されており、ピストンロッド60をシリンダ穴46から突出させることで、端面60Aをスリーブ22の内周面に接触させることができるようになっている。なお、ピストンロッド60のスリーブ側の端面は、スリーブ22の内周面に合わせて曲面となっている。
なお、シリンダ穴、メイン流路48、回転継手50、高圧ホース52、オイルポンプ54、及びサブ流路56が、本発明の第2の回転力伝達手段に相当している。
また、コアロール20には、オイルポンプ54の接続されている側とは反対側の支持軸部26からコアロール内部に温水又は冷却水を流す図示しない流路が形成されている。このため、外部の水供給源から供給された温水又は冷却水によってコアロールを加温、または冷却可能となっており、加温してゴムを軟らかくしたり、ゴムを冷却することができる。なお、支持軸部26にこの流路とつながる図示しないカプラー(いわゆるワンタッチ継手)等を取り付けることで、スリーブ付きカレンダーロール16の着脱が容易になる。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
コアロール20においては、ロール本体部24とスリーブ22との間に若干の隙間が設けられているが、挿入時にロール本体部24とスリーブ22の回転軸が一致していなくとも、メイン流路48に油圧を作用させることで、各々のピストンロッド60が同じ量だけ外周面から突出してスリーブ内周面に押し付けられ、スリーブ22の回転軸がロール本体部24の回転軸と一致する。なお、油圧を作用させて、各ピストンロッド60がスリーブ内周面に押し付けられた後、電磁弁58を閉状態とし、ピストンロッド60を固定する。
本実施形態では、ピストンロッド60の端面とスリーブ22の内周面との間の摩擦力によってロール本体部24からスリーブ22へ回転力が伝達される。
また、ピストンロッド60が固定され、その端面がスリーブ22の内周面に当接しているため、圧延時にスリーブ22に対して径方向の力が作用しても、スリーブ22の回転軸がずれることは無く、スリーブ付きカレンダーロール16と固定カレンダーロール18との間の隙間寸法が変動せず、連続して一定厚さのシート状ゴム部材44を得ることが出来る。
スリーブ22を交換する場合には、油圧を零または負とすれば、ピストンロッド60がスリーブ22を押し付けなくなるので、スリーブ22を容易に外すことができる。
なお、上記実施形態では、ピストンロッド60の端面とスリーブ22の内周面との間の摩擦力によってロール本体部24からスリーブ22へ回転力の伝達を行ったが、負荷が大きい場合には、図8に示すように、スリーブ22の内周面に溝62を形成し、この溝62にピストンロッド60を挿入するようにしても良い。図8の構成では、ピストンロッド60が溝62に引っ掛かるので、大きな負荷が作用してもロール本体部24とスリーブ22が回転方向に滑ることが無い。
上記実施形態では、1対のロールの内の一方にスリーブ付きカレンダーロール16を用いたが、両方に用いても良い。
本発明の効果を確かめるために、従来のスリーブ付きカレンダーロール、第1の実施形態のスリーブ付きカレンダーロール、及び第2の実施形態のスリーブ付きカレンダーロールを用いて、ゴムシートを圧延した結果、従来のロールを用いた場合のゲージ変動を100とした場合、実施形態のロールを用いることでゲージ変動を5%改善できることが分かった。したがって、シートゲージの設計値に対する安全率を小さく設定できるので、原材料費の大幅なコストダウンを図ることができる。
本発明の装置を用いて、例えば、タイヤのインナーライナーを製造すれば、タイヤのユニフォミティーを改善することができる。
押出機と本発明のカレンダー装置の概略を示す側面図である。 第1の実施形態に係るカレンダー装置の要部の正面図である。 (A)はスリーブ付きカレンダーロール(完成品)の断面図であり、(B)は組立途中のスリーブ付きカレンダーロールの断面図である。 (A)はスリーブの一方側の側面図であり、(B)はスリーブの軸線に沿った断面図である。 (A)は固定側継手部材の正面図であり、(B)は固定側継手部材の軸線に沿った断面図である。 第2の実施形態に係るカレンダー装置のスリーブ付きカレンダーロールの断面図である。 図6に示すスリーブ付きカレンダーロールの7−7線断面図である。 他の実施形態に係るスリーブ付きカレンダーロールの7−7線断面図である。 従来のスリーブ付きカレンダーロールの断面図である。
符号の説明
10 カレンダー装置(シート部材の製造装置)
16 スリーブ付きカレンダーロール(ロール)
18 固定カレンダーロール(ロール)
20 コアロール
22 スリーブ
24 ロール本体部
32 爪(第1の回転力伝達手段、テーパー状突起)
32B 傾斜面
36 固定側継手部材(第1の回転力伝達手段)
38B テーパー穴部(テーパー状穴部)
38A 嵌合穴
60 ピストンロッド(第2の回転力伝達手段、突起部)

Claims (2)

  1. 互いに逆方向に回転する1対のロールで材料を圧延してシート状部材を製造するシート部材の製造装置であって、
    少なくとも一方のロールは、駆動源からの回転力によって回転するコアロールと、前記コアロールの外周側に間隙を置いて配置される円筒状のスリーブと、前記コアロールからの回転力を前記スリーブに伝達する第1の回転力伝達手段とを備え、
    前記第1の回転力伝達手段は、前記コアロール及び前記スリーブの何れか一方の端部側に設けられ径方向の幅が軸方向外側へ向かうに従って幅狭となるテーパー状突起と、前記コアロール及び前記スリーブの何れか他方の端部側に設けられ、前記テーパー状突起が挿入可能とされると共に径方向の幅が軸方向外側へ向かうに従って幅狭となるテーパー状穴部とを有し、前記テーパー状突起を前記テーパー状穴部に挿入することで前記コアロールの回転軸と前記スリーブの回転軸とを一致させると共に回転力の伝達を行う、
    ことを特徴とするシート部材の製造装置。
  2. 互いに逆方向に回転する1対のロールで材料を圧延してシート状部材を製造するシート部材の製造装置であって、
    少なくとも一方のロールは、駆動源からの回転力によって回転するコアロールと、前記コアロールの外周側に間隙を置いて配置される円筒状のスリーブと、前記コアロールからの回転力を前記スリーブに伝達する第2の回転力伝達手段とを備え、
    前記第2の回転力伝達手段は、前記コアロールの径方向に移動可能とされ、径方向外側に移動して前記スリーブの内周面に当接させることで前記コアロールの回転軸と前記スリーブの回転軸とを一致させると共に回転力の伝達を行う突起部を、前記コアロールの周方向に複数有する、
    ことを特徴とするシート部材の製造装置。
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CN105922488A (zh) * 2016-04-28 2016-09-07 安徽宜留电子科技有限公司 压延机基于横压力变化辊筒转速增减器

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