JP2008524405A - 低臭気トイレットバー組成物 - Google Patents

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Abstract

(1種類または複数の)特異的臭気隠蔽剤を含有するトイレットバー組成物が記載されている。(1種類または複数の)臭気隠蔽剤は、組成物を身体洗浄に使用したりまたは組成物に接触したりする個人が好まない隠蔽用着香料の増量を要せずに悪臭を抑える。

Description

本発明は一般的にはトイレットバー組成物に関する。より特定的には少量の香料添加によってまたは香料無添加で悪臭または基剤臭を抑えた特殊トイレットバー組成物に関する。
悪臭がトイレットバーの普遍的な問題であることは認識されている。悪臭の隠れた原因が配合成分に由来することも認識されている。また、製品に使用された成分の相互作用もその原因になり得る。悪臭は消費者に極めて悪い印象を与え、また、製品が肌に直接触れたときにその印象はいっそう悪くなる。通常は製品に添加された香料によって悪臭が隠蔽されている。
様々な理由から着香料や精油を含有する製品の使用を避ける消費者も存在する。従って、臭気隠蔽剤として有効に作用できるレベルの香料の使用が望ましくないときに、製品の基剤臭または悪臭をどのように隠蔽するかということが課題となっている。
この問題を解決する組成物およびその製造方法が意外にも知見された。この組成物には、特異的トイレットバー組成物の悪臭または基剤臭を除去または実質的に低減するために有効なレベルのマルトール、エチルマルトールまたはそれらの類似体、誘導体またはブレンドを使用する。
マルトール、エチルマルトールおよび選択された類似体およびそれらの誘導体が様々な洗浄用組成物の香料成分として使用できることは知見されている。米国特許第6,723,687号“Automatic Dishwashing Compositions Comprising Diacyl Peroxide Bleach and Blooming Perfume”、米国特許第5,518,665号“Transparent Solid Detergents”および米国特許第6,204,229号“Composition to be Applied to Hair or Skin”には、種々の洗剤組成物に隠蔽用成分または香料としてマルトールまたはエチルマルトールを使用することが開示されている。
本発明の1つの目的によれば、非限定的に以下の成分を含むトイレットバーが提供される:(a)全濃度範囲約5−75重量%の(1種類または複数の)脂肪酸セッケン;
(b)全濃度範囲約4−40重量%の(1種類または複数の)遊離C6−C22カルボン酸;(c)全濃度範囲約2−60重量%の(1種類または複数の)ノンソープ合成洗剤;
(d)最大量約20重量%の水;(e)トイレットバー組成物の感知できる悪臭を低減するための有効な濃度の式I、II:
Figure 2008524405
[式中、同じかまたは異なるR1およびR2は置換または未置換の水素、アルキル、アルコキシル、アルケニル、アルキルアリール、アリールまたはアルキニルを表し、R3はアルキルエステルまたはアルケニルエステルを表す]
の構造を有している(1種類または複数の)ピラン型臭気隠蔽剤またはそれらのブレンド。
本発明の別の目的によれば、非限定的に、以下の段階(a)−(c)、すなわち、
(a)1種類または複数のノンソープアニオン性界面活性剤を場合によってはセッケンと共に配合して洗剤ブレンドを形成する段階と、
(b)式IまたはII:
Figure 2008524405
[式中、同じかまたは異なるR1およびR2は置換または未置換の水素、アルキル、アルコキシル、アルケニル、アルキルアリール、アリールまたはアルキニルを表し、R3はアルキルエステルまたはアルケニルエステルを表す]
の構造を有している(1種類または複数の)ピラン型臭気隠蔽剤またはそれらのブレンドを、トイレットバーの感知できる悪臭を低減するために十分な量で1種類または複数のポリオールに分散または溶解して臭気隠蔽用プレブレンドを形成する段階と、
(c)臭気隠蔽用プレブレンドを洗剤ブレンドに添加し均質になるまで混合して最終ブレンドを形成する段階と、
を不特定の順序で含み、最後に、
(d)最終ブレンドを押出し、次いで裁断および打抜きして低臭気トイレットバーを形成する段階を含む低臭気トイレットバーの製造方法が提供される。
本発明の1つの目的によれば、非限定的に、(a)全濃度範囲約5−75重量%の(1種類または複数の)脂肪酸セッケン;(b)全濃度範囲約4−40重量%の(1種類または複数の)遊離C6−C22カルボン酸(好ましくはカルボン酸がC6−C18またはC12−C18のカルボン酸);(c)全濃度範囲約2−60重量%の(1種類または複数の)ノンソープ合成洗剤;(d)最大量約20重量%の水(好ましくは最大量約15、12、10、8、6、4または3重量%の水);(e)トイレットバー組成物の感知できる悪臭を低減するための有効な濃度の式I、II:
Figure 2008524405
[式中、同じかまたは異なるR1およびR2は置換または未置換の水素、アルキル、アルコキシル、アルケニル、アルキルアリール、アリールまたはアルキニル(好ましくはR1およびR2は水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルコキシル、ベンジルまたはフェニル、より好ましくはR1はメチルまたはエチル、R2は水素)を表し、R3はアルキルエステルまたはアルケニルエステル(好ましくはC1−C5アルキルまたはアルケニルエステル)を表す]
の構造を有している(1種類または複数の)ピラン型臭気隠蔽剤またはそれらのブレンドと、
を含むトイレットバー組成物が提供される。
本発明のトイレットバーは後述の手順で測定して25℃および50%RHで約20Kpa−400Kpaの範囲の降伏応力を有しているのが有利である。
好ましくは(1種類または複数の)臭気隠蔽剤が全濃度範囲約0.0005−0.25重量%(好ましくは最小値約0.0025または0.004%、および、最大値約0.025、0.01、0.005または0.025%)で存在する。より好ましくは本発明のトイレットバーがさらに1種類または複数のポリオールを全濃度範囲約0.01−30重量%(好ましくは最小値約0.4または0.7重量%、および、最大値約2、3、7または10重量%)で含む。最も好ましくはこれらの(1種類または複数の)ポリオールは、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンまたは(1種類または複数の)MW範囲200−1500のポリエチレングリコールまたはそれらのブレンドから選択される。(1種類または複数の)ポリオールが30℃で約1000cps以下の粘度を有しているのが有利である。
(1種類または複数の)ノンソープアニオン性界面活性剤は、C8−C14アシルイセチオネート、C8−C14アルキルスルフェート、C8−C14アルキルスルホスクシネート、C8−C14アルキルスルホネート、C8−C14脂肪酸エステルスルホネート、それらの誘導体またはブレンドから有利に選択される。好ましい実施態様では臭気隠蔽剤がマルトール(図A)、エチルマルトール(図B)またはそれらのブレンドである。
本発明の別の目的によれば、非限定的に、以下の段階(a)−(c)、すなわち、
(a)1種類または複数のノンソープアニオン性界面活性剤を場合によってはセッケンと共に配合して洗剤ブレンドを形成する段階と、
(b)式IまたはII:
Figure 2008524405
[式中、同じかまたは異なるR1およびR2は置換または未置換の水素、アルキル、アルコキシル、アルケニル、アルキルアリール、アリールまたはアルキニルを表し、R3はアルキルエステルまたはアルケニルエステルを表す]
の構造を有している(1種類または複数の)ピラン型臭気隠蔽剤またはそれらのブレンドを、トイレットバーの感知できる悪臭を低減するために十分な量で1種類または複数のポリオールに分散または溶解して臭気隠蔽用プレブレンドを形成する段階と、
(c)臭気隠蔽用プレブレンドを洗剤ブレンドに添加し均質になるまで混合して最終ブレンドを形成する段階と、
を不特定の順序で含み、最後に、
(d)最終ブレンドを押出し、次いで裁断および打抜きして低臭気トイレットバーを形成する段階を含む低臭気トイレットバーの製造方法が提供される。
洗剤としても知られた界面活性剤は本発明のトイレットバー組成物の必須成分である。これらは、疎水性部分と親水性部分とを有する化合物であり、それらの溶解によって形成された水溶液の表面張力を低下させる作用をもつ。有用な界面活性剤は(1種類または複数の)セッケン、および、(1種類または複数の)アニオン性、非イオン性、両性およびカチオン性のノンソープ界面活性剤、および、それらのブレンドである。
本発明のトイレットバー組成物は1種類または複数のノンソープアニオン性洗剤(シンデット)を含有している。好ましくは(1種類または複数の)シンデットが50以下のゼイン価を有している。ゼイン価は後述する試験方法を使用して測定し得る。1つの好ましい実施態様ではこのような(1種類または複数の)ノンソープアニオン性洗剤または界面活性剤は約35−40重量%の範囲で有利に使用され、別の好ましい実施態様では約45−55重量%の全濃度範囲で使用され、また別の好ましい実施態様では約2−20重量%の全濃度範囲で使用される。アニオン性界面活性剤はこれらの量の約50、60、70、80、90または95重量%またはそれ以上を構成するのが有利であろう。
使用し得るアニオン性洗剤有効成分は、脂肪族スルホネート、例えば、第一級アルカン(例えばC8−C22)スルホネート、第一級アルカン(例えばC8−C22)ジスルホネート、C8−C22アルケンスルホネート、C8−C22ヒドロキシアルカンスルホネートまたはアルキルグリセリルエーテルスルホネート(AGS);または、アルキルベンゼンスルホネートのような芳香族スルホネートである。
アニオン性界面活性剤はまた、アルキルスルフェート(例えば、C12−C18アルキルスルフェート)またはアルキルエーテルスルフェート(アルキルグリセリルエーテルスルフェートなど)でもよい。アルキルエーテルスルフェートには、式:
RO(CHCHO)SO
のものがあり、式中のRは炭素数8−18、好ましくは炭素数12−18のアルキルまたはアルケニルであり、nは1.0よりも大きい平均値、好ましくは3よりも大きい平均値を有しており、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは置換アンモニウムのような可溶化カチオンである。ラウリルエーテル硫酸アンモニウムおよびラウリルエーテル硫酸ナトリウムが好ましい。
アニオン性界面活性剤はまた、アルキルスルホスクシネート(モノ−およびジアルキル、例えば、C6−C22アルキルスクシネートなど)、アルキルおよびアシルタウレート、アルキルおよびアシルサルコシネート、スルホアセテート、C8−C22アルキルホスフェートおよびホスフェート、アルキルホスフェートエステルおよびアルコキシルアルキルホスフェートエステル、アシルラクテート、C8−C22モノアルキルスクシネートおよびマレエート、スルホアセテート、アルキルグルコシドなどでもよい。
スルホスクシネートは式:
CCHCH(SOM)CO
を有しているモノアルキルスルホスクシネート、および、式:
CONHCHCHCCHCH(SOM)CO
のアミド−MEAスルホスクシネートであり、式中のRはC8−C22の範囲のアルキルであり、Mは可溶化カチオンである。
サルコシネートは一般に式:
CON(CH)CHCO
によって表され、式中のRはC8−C20の範囲のアルキルであり、Mは可溶化カチオンである。
タウレートは一般に式:
CONRCHCHSO
によって表され、式中のRはC8−C20の範囲のアルキル、RはHまたはC1−C4アルキルでよく、Mは可溶化カチオンである。
一般式:
RC−O(O)−CH−CH−SO
または
(RC−O(O)−CH−CH−SO++
[式中、Rは炭素数8−18のアルキル基であり、Mは一価または二価のカチオン、例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウムおよびマグネシウムまたはその他の一価または二価のカチオンである]を有するモノアシルおよび/またはジアシルC8−C18イセチオネートも使用できる。20未満の平均ヨウ素価を有しているイセチオネートが好ましい。
本発明のトイレットバー組成物はセッケン例えば脂肪酸セッケンを含む。本文中に使用した“セッケン”という用語は、慣用の意味で使用されている。すなわち、好ましくは約6−22個の炭素原子、より好ましくは約6−約18個または約12−18個の炭素原子を有している脂肪族アルカン−またはアルケンモノカルボン酸のアルカリ金属またはアルカノールアンモニウム塩である。これらはまた、脂肪族炭化水素のアルカリ金属カルボキシレートと記述することもできる。ナトリウム、カリウム、モノ−、ジ−およびトリ−エタノールアンモニウムカチオンまたはそれらの組合せが本発明の目的に適している。
一般に、本発明の組成物にはナトリウムセッケンを使用するが、セッケンの約1%−約25%がカリウムセッケンであってもよい。セッケンは商品適格標準に従う不飽和を含有し得る。色および匂いの問題をできるだけ抑えるために過度の不飽和を避けるのが普通である。1つの好ましい実施態様では(1種類または複数の)このようなセッケンを約15−25重量%の範囲で使用するのが有利であり、別の好ましい実施態様では、全濃度範囲約7−10重量%で、また別の好ましい実施態様では全濃度範囲約60−70重量%で使用するのが有利である。
セッケンは伝統的なケトル沸騰法で製造してもよくまたは最新の連続セッケン製造法で製造してもよい。該方法では、当業者に公知の手順を使用して獣脂またはココヤシ油のような天然油脂またはそれらの等価材料をアルカリ金属水酸化物でケン化する。あるいは、ラウリン酸(C12)、ミリスチン酸(C14)、パルミチン酸(C16)またはステアリン酸(C18)のような脂肪酸をアルカリ金属の水酸化物または炭酸塩で中和することによってセッケンを製造してもよい。
本発明のトイレットバーに使用するための有用なピラン型臭気隠蔽剤の具体例は、好ましくは上記の構造をもつ化合物、および、以下の構造をもつ特定化合物などを含む:
Figure 2008524405
Figure 2008524405
1種類または複数の両性界面活性剤も本発明に使用し得る。両性界面活性剤は、必要ならば約1、2または3重量%から約5、6または7重量%の範囲で使用される。
このような界面活性剤は少なくとも1個の酸基を含む。これはカルボン酸基またはスルホン酸基でよい。これらは第四級窒素を含んでおり、従って第四級アミド酸である。これらは一般に炭素原子数7−18のアルキルまたはアルケニル基を含んでいなければならない。これらは通常は全構造式:
−[−C(O)−NH(CH−]−N−(R)(R)X−Y
によって表され、式中のRは炭素原子数7−18のアルキルまたはアルケニルであり、RおよびRのおのおのは独立に、炭素原子数1−3のアルキル、ヒドロキシアルキルまたはカルボキシアルキルであり、nは2−4であり、mは0−1であり、Xはヒドロキシルで置換されるかまたは未置換の炭素原子数1−3のアルキレンであり、Yは−CO−または−SO−である。
上記一般式に包含される適当な両性界面活性剤は式:
−N−(R)(R)CHCO
の単純ベタインおよび式:
−CONH(CH−N−(R)(R)CHCO
のアミドベタインを含み、式中のnは2または3である。
双方の式中のR、RおよびRは上記の定義と同義である。より特定的に、Rは基Rの少なくとも1/2、好ましくは少なくとも3/4が10−14個の炭素原子をもつようなココヤシ油に由来のC12およびC14のアルキル基の混合物でもよい。RおよびRは好ましくはメチルである。
別の可能性は両性洗剤が式:
−N−(R)(R)(CHSO
または
−CONH(CH−N−(R)(R)(CHSO
のスルホベタインであり、式中のmは2または3であるもの、または式中の−(CHSO
−CHC(OH)(H)CHSO
で置換されているこれらの変種である。
これらの式中のR、RおよびRは上記の通りである。
ナトリウムラウロアンホアセテート、ナトリウムココアンホアセテートおよびそれらのブレンドなどのようなアンホアセテートおよびジアンホアセテートも可用な双イオン性および/または両性化合物に包含される。
1種類または複数の非イオン性界面活性剤も本発明のトイレットバー組成物に使用し得る。非イオン性界面活性剤が存在するとき、これらは最低値約1、2または3重量%、最高値10、15または20重量%のレベルで本発明のトイレットバーに使用し得る。
使用し得る非イオン性界面活性剤としては特に、疎水性基と反応性水素原子とを有している化合物例えば脂肪族アルコール、酸、アミドまたはアルキルフェノールと、アルキレンオキシド、特にエチレンオキシド単独またはエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドとの反応生成物がある。具体的な非イオン性洗剤化合物は、アルキル(C6−C22)フェノールエチレンオキシド縮合物、脂肪族(C8−C18)第一級または第二級の直鎖状または分枝状アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物、および、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応生成物とエチレンオキシドとの縮合によって得られた生成物である。他のいわゆる非イオン性洗剤化合物には、長鎖第三級アミンオキシド、長鎖第三級ホスフィンオキシドおよびジアルキルスルホキシドなどがある。
非イオン性界面活性剤はまた、多糖アミドのような糖アミドでもよい。具体的には、界面活性剤は、1995年2月14日付けでAuらに許諾された米国特許第5,389,279号“Compositions Comprising Nonionic Glycolipid Surfactants”に記載されたラクトビオンアミドの1つでもよい。または、1991年4月23日付けでKelkenbergに許諾された米国特許第5,009,814号“Use of N−Poly Hydroxyalkyl Fatty Acid Amides as Thickening Agents for Liquid Aqueous Surfactant Systems”に記載された糖アミドの1つでもよい。双方の特許の記載内容は参照によって本出願に含まれるものとする。
本発明の組成物中の任意成分はカチオン性皮膚コンディショニング剤であり、これはカチオン性セルロースまたはポリクオタニウム化合物のようなカチオン性皮膚感触改善剤またはポリマーでよい。
(1種類または複数の)カチオン性皮膚感触改善剤または(1種類または複数の)ポリマーは、本発明のトイレットバー中に約0.01、0.1または0.2重量%から約1、1.5または2.0重量%までの量で使用される。
カチオン性セルロースは、Amerchol Corp.(Edison,NJ,USA)からPolymer JR(商標)およびLR(商標)のポリマーシリーズで、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの塩として入手でき、これは業界(CTFA)でポリクオタニウム10と呼ばれている。別の種類のカチオン性セルロースは、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの高分子第四級アンモニウム塩であり、これは業界(CTFA)でポリクオタニウム24と呼ばれている。これらの材料はAmerchol Corp.(Edison,NJ,USA)から、商品名Polymer LM−200で入手可能であり、アルキルジメチルアンモニウムハロゲン化物のような第四級アルキルジメチルアンモニウム化合物である。
使用できる特に好適な種類のカチオン性多糖ポリマーは、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドのようなカチオン性グアーガム誘導体であり、これはRhone−PoulencからJAGUAR商標シリーズで市販されている。実例は、低置換度のカチオン性基および高粘度を有しているJAGUAR C13S、中程度の置換度および低粘度を有しているJAGUAR C15、JAGUAR C17(高置換度、高粘度)、低レベルの置換基とカチオン性第四級アンモニウム基とを含有するヒドロキシプロピル化カチオン性グアー誘導体であるJAGUAR C16、および、低置換度を有している高透明度、中程度の粘度のグアーであるJAGUAR 162である。
特に好ましいカチオン性ポリマーは、JAGUAR C13S、JAGUAR C15、JAGUAR C17およびJAGUAR C16とJAGUAR C162であり、特にJAGUAR C13Sである。本発明の配合物と適合性であるという条件を満たせば当業界で公知の他のカチオン性皮膚感触改善剤も使用できる。
本発明に有用な他の好ましいカチオン性化合物は、アミド第四級アンモニウム化合物、例えば、第四級アンモニウムプロピオネートおよびラクテート塩、絹またはコムギタンパク質の第四級アンモニウム加水分解物などである。これらの化合物の多くは、McIntyre Group Ltd.(University Park,IL)からMackineTMアミド官能性アミン、MackaleneTMアミド官能性第三級アミン塩、および、MackproRTMカチオン性タンパク質加水分解物として得ることができる。
加水分解タンパク質コンディショニング剤を有している本発明の好ましいスキンクレンジングの実施態様では、加水分解タンパク質の平均分子量が好ましくは約2500である。好ましくは加水分解タンパク質の90%が分子量約1500−約3500の範囲である。好ましい実施態様では、MACKPROTM WWP(すなわち、コムギ胚芽アミドジメチルアミン加水分解コムギタンパク質)を0.1%の濃度でバーに添加する(この濃度でバーに存在させる)。この結果としてこの実施態様では最終バー配合組成に0.035%のMACKPROTM WWP“固体分”が存在する。
本発明のトイレットバー組成物にはまた1種類または複数のカチオン性界面活性剤を使用し得る。所望の場合にはカチオン性界面活性剤を約0.1、0.5または1.0重量%から約1.5、2.0または2.5重量%までの量で使用し得る。
カチオン性洗剤の実例はアルキルジメチルアンモニウムハロゲン化物のような第四級アンモニウム化合物である。
使用し得る他の適当な界面活性剤は、1973年3月27日付けでParran Jrに許諾された米国特許第3,723,325号“Detergent Compositions Containing Particle Deposition Enhancing Agents”、および、Schwartz、Perry & Berch著“Surface Active Agents and Detergents”(Vol.I & II)に記載されている。双方の文献の記載内容は参照によって本出願に含まれるものとする。
さらに、本発明のトイレットバー組成物は0−約15重量%の以下のような任意成分を含有し得る:金属イオン封鎖剤、例えばエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(EDTA)、EHDPまたはそれらの混合物を約0.01−1%、好ましくは約0.01−0.05%の量で;および、着色剤、乳白剤および真珠光沢剤、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、TiO、EGMS(エチレングリコールモノステアレート)またはLytron 621(スチレン/アクリレートコポリマー)など。これらはいずれも製品の外観または化粧品特性を強化するために役立つ。香料は約2、1、0.5重量%未満、好ましくは約0.3、0.2または0.1重量%未満のレベルで含有させ得る。いくつかの実施態様では組成物が香料非含有である。
組成物はさらに、保存料、例えば、ジメチロールジメチルヒダントイン(Glydant XL1000)、パラベン、ソルビン酸などを含み得る。組成物はまた、ココヤシアシルモノ−またはジエタノールアミドを起泡増進剤として含んでもよく、また、塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムのような強力なイオン化塩も有利に使用し得る。例えばブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)のような抗酸化剤は約0.01%以上の量で適宜使用するのが有利であろう。
皮膚緩和剤のような皮膚コンディショニング剤は身体用トイレットバー組成物に本発明で有利に使用される。グリセリン、プロピレングリコールなどの多価アルコールや下表のポリエチレングリコールのようなポリオールなどの保湿剤、および、親水性植物エキスを含む親水性皮膚緩和剤を使用し得る。保湿剤は約0.01、0.2または1.0重量%から約3、5または10重量%までの量でトイレットバーに使用されるのが有利である。保湿剤はまたバーに水分保持能力を与える。
Figure 2008524405
本発明のトイレットバーに疎水性皮膚緩和剤を使用してもよい。疎水性皮膚緩和剤は、約5、10または15重量%から約20、25、30、35、40、45重量%までの量で本発明のトイレットバーに使用するのが有利であろう。
“皮膚緩和剤”という用語は、皮膚(角質層)の水分を増加させることによって皮膚を柔軟化するかまたは皮膚の弾力性、外観および若々しさを改善し、皮膚の水分減損を遅らせることによって皮膚を柔軟に維持する物質であると定義される。
有用な疎水性皮膚緩和剤を以下に挙げる:
(a)シリコーン油およびその修飾形、例えば、線状および環状のポリジメチルシロキサン;アミノ、アルキル、アルキルアリールおよびアリールシリコーン油;
(b)油脂類、例えば、ホホバ、ダイズ、ヒマワリ、米ヌカ、アボカド、アーモンド、オリーブ、ゴマ、タデ、トウゴマ、ココヤシ、ミンク油;カカオ脂;牛脂、豚脂のような天然油脂;上記油の水素添加によって得られた硬化油;ミリスチン酸グリセリドおよび2−エチルヘキサン酸グリセリドのような合成モノ、ジおよびトリグリセリド;
(c)カルナバ蝋、鯨蝋、蜜蝋、ラノリンおよびそれらの誘導体のようなワックス;
(d)疎水性植物エキス;
(e)液体パラフイン、ペトロラタム、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクアレン、プリスタンおよび鉱油のような炭化水素;
(f)ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸、アラキドン酸およびポリ不飽和脂肪酸(PUFA)のような高級脂肪酸;
(g)ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、コレステロールおよび2−ヘキシデカノールアルコールのような高級アルコール;
(h)エステル類、例えば、セチルオクタノエート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソプロピルアジペート、ブチルステアレート、デシルオレエート、コレステロールイソステアレート、グリセロールモノステアレート、グリセロールジステアレート、グリセロールトリステアレート、アルキルラクテート、アルキルシトレートおよびアルキルタータレート;
(i)精油およびそのエキス、例えば、ハッカ、ジャスミン、カンファー、ホワイトシダー、苦オレンジピール、竜脳、テルペンチン、肉桂、ベルガモット、温州ミカン、ショウブ、マツ、ラベンダー、月桂樹、丁子、ヒバ、ユーカリ、レモン、スターフラワー、タイム、ペパーミント、バラ、セージ、ゴマ、ショウガ、バジル、ビャクシン、レモングラス、ローズマリー、シタン、アボカド、ブドウ、グレープシード、ミルラ、キュウリ、クレソン、キンセンカ、エルダーフラワー、ゼラニューム、シナノキの花、アマランサス、海草、沈香、チョウセンニンジン、ニンジン、ガラナ、茶木、ホホバ、コンフリー、オートミール、ココア、ネロリ、バニラ、緑茶、ペニロイヤル、アロエベラ、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネル、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、マツヨイグサ、樟脳、チモール、スピラントール、ペネン、リモネンおよびテルペノイド油;
(j)上記成分のいずれかの混合物、など。
好ましい疎水性皮膚緩和湿潤剤は、脂肪酸、ジ−およびトリグリセリド油、鉱油、ペトロラタム、シリコーン油およびそれらの混合物から選択される。トイレットバーには
脂肪酸が最も好ましい。このような脂肪酸は、1つの好ましい実施態様では約25−30重量%の範囲の量、または、別の実施態様では約20−25重量%の全濃度範囲、また別の好ましい実施態様では約2−10重量%の全濃度範囲で使用されるのが有利である。
界面活性剤のクラフト点は、界面活性剤の溶解度の急激な増加の起点となる温度(またはより正確には狭い温度範囲)であると定義される。この温度で界面活性剤の溶解度が臨界ミセル濃度に等しくなる。クラフト点は溶解度対温度すなわちl/Tの対数のグラフの勾配の急変を検出することによって決定してもよく、または、後述する高速推定手順を使用して迅速に推定することもできる。
本発明のトイレットバーは皮膚剥脱剤、例えば、乾いた皮膚の除去を促進する50ミクロンよりも大きい平均粒径の粒子を含有し得る。理論に制約はされないが、皮膚剥脱の程度は粒子の寸法および形態に依存する。大粒の粗い粒子は通常は極めて肌触りが不快で刺激が強い。極度に小粒の粒子は効果的な皮膚剥脱剤として役に立たない。当業界で使用されているこのような皮膚剥脱剤には、シリカ、タルク、方解石、軽石、リン酸三カルシウムのような天然鉱物;イネ、アプリコット種子、などのような種子;アーモンドおよびクルミの殻のような殻の粉砕物;ポリエチレンおよびポリプロピレンのようなポリマーのビーズ、花弁および葉状片;マイクロクリスタリンワックスビーズ;ホホバエステルビーズなどがある。これらの皮膚剥脱剤はミクロンのサイズから数mmまでの範囲の多様な粒度および形態で使用し得る。これらはまた多様な硬度を有している。いくつかの例を以下の表Aに挙げる。
Figure 2008524405
場合によっては、上記に定義の皮膚コンディショニング剤以外の有効物質を本発明のトイレットバーに添加するのが有利であろう。これらの有効成分は殺菌剤、ビタミン、ニキビ防止有効物質、しわ防止、皮膚萎縮防止および皮膚修復有効物質、皮膚バリアー修復有効物質、非ステロイド系化粧用鎮静有効物質、人工日焼け剤および日焼け促進剤、皮膚明色化有効物質、日光遮蔽有効物質、皮脂刺激剤、皮脂阻害剤、抗酸化剤、プロテアーゼ阻害剤、皮膚引締め剤、かゆみ防止成分、体毛成長阻害剤、5−アルファレダクターゼ阻害剤、皮膚剥離酵素エンハンサー、抗グリケーション剤またはそれらの混合物などから有利に選択し得る。
これらの有効物質は水溶性有効物質、油溶性有効物質、医薬的に許容されるそれらの塩および混合物から選択し得る。本文中に使用した“有効物質”という用語は、皮膚および/または頭髪に有益な効果を発揮することができるが上記に定義のような皮膚緩和剤による皮膚コンディショニング効果を与えるために一般使用はされない身体手入れ有効物質を意味する。本文中に使用した“安全有効量”という用語は、処理すべき状態を修正すべくまたは所望のスキンケア効果を発揮すべく十分に多いが深刻な副作用を回避すべく十分に少ない有効物質の量を意味する。
本文中に使用した“効果”という用語は、本文中に記載の1種類または複数の有効物質による特定状態の処理に付随する治療的、予防的および/または長期的効果を意味する。(1種類または複数の)安全有効量は個々の有効物質で違っており、また、有効物質の皮膚浸透能力、使用者の年齢、健康状態および皮膚状態や他の同様の要因次第で違っている。好ましくは本発明の身体用トイレットバー組成物が、約0.0001−50重量%、より好ましくは約0.05−25重量%、いっそう好ましくは約0.1−10重量%、最も好ましくは約0.1−5重量%の(1種類または複数の)有効物質成分を含む。
多様な有効物質成分が本発明の身体用トイレットバー組成物に有用であり、これらは、ニキビ防止有効物質、しわ防止および皮膚萎縮防止有効物質、皮膚バリアー修復助剤、化粧用鎮静助剤、局部麻酔薬、人工日焼け剤および促進剤、皮膚明色化有効物質、抗菌および抗真菌有効物質、日光遮蔽有効物質、皮脂刺激剤、皮脂阻害剤、抗グリケーション有効物質およびそれらの混合物などから選択されたものを含む。
ニキビ防止有効物質は、皮脂毛包の慢性異常である尋常性アクネ(acne vulgaris)の治療に有効である。有用なニキビ防止有効物質の非限定例は、サリチル酸(o−ヒドロキシ安息香酸)、5−オクタノイルサリチル酸および4−メトキシサリチル酸のようなサリチル酸の誘導体およびレゾルシノールのようなケラチン分解剤;レチノイン酸およびその誘導体(例えば、シスおよびトランス)のようなレチノイド;イオウ含有DおよびLアミノ酸とそれらの誘導体および塩、特にそれらのアセチル誘導体、それらの混合物などを含む。
抗菌および抗真菌有効物質は、細菌および真菌の繁殖および増殖を有効に防止できる。抗菌および抗真菌有効物質の非限定例は、b−ラクタム薬、キノロン薬、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン、エリスロマイシン、アミカシン、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカルバニリド(トリクロカルバン)、フェノキシエタノール、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)およびそれらの混合物などである。
しわ防止、皮膚萎縮防止および皮膚修復有効物質は、表皮層の補充または若返りに有効である。これらの有効物質は一般に、天然の皮膚剥離プロセスを促進または維持することによって所望のスキンケア効果を与える。しわ防止および皮膚萎縮防止有効物質の非限定例は、ビタミン、ミネラル、および、乳のような皮膚栄養分、ビタミンA、EおよびK;ビタミンアルキルエステル、例えばビタミンCアルキルエステル;マグネシウム、カルシウム、銅、亜鉛およびその他の金属成分;レチノイン酸およびその誘導体(例えば、シスおよびトランス);レチナール;レチノール;レチニルエステル、例えばレチニルアセテート、レチニルパルミテート、レチニルプロピオネート;ビタミンB3化合物(例えばナイアシンアミドおよびニコチン酸)、アルファヒドロキシ酸、ベータヒドロキシ酸、例えばサリチル酸とその誘導体(例えば5−オクタノイルサリチル酸、ヘプチルオキシ4サリチル酸、および、4−メトキシサリチル酸);それらの混合物などを含む。
皮膚バリアー修復有効物質は、表皮の天然の水分バリアー機能の修復および補充を助けるスキンケア有効物質である。皮膚バリアー修復有効物質の非限定例は、コレステロールのような脂質、セラミド、ショ糖エステルおよび擬似セラミド(欧州特許明細書No.556,957に記載);アスコルビン酸;ビオチン;ビオチンエステル;リン脂質、それらの混合物などを含む。
非ステロイド系化粧用鎮静有効物質は、皮膚の炎症を予防または治療するために有効である。鎮静有効物質は、本発明の皮膚外観改善効果を強化する。例えばこのような物質はより均一で感じのよい色調または色相を皮膚に与える効果がある。化粧用鎮静剤の非限定例は、以下の種類を含む;プロピオン酸誘導体;酢酸誘導体;フェナミン酸誘導体;それらの混合物など。これらの化粧用鎮静有効物質の多くは1991年1月15日付けでSunshineらに許諾された米国特許第4,985,459号に記載されている。該特許の記載内容全部が参照によって本発明に含まれるものとする。
人工日焼け有効物質は、皮膚のメラミンを増加させるかまたは皮膚のメラミン増加の外観を生じさせることによって天然日焼けの模倣を促進する。人工日焼け剤および促進剤の非限定例は、ジヒドロキシアセトン;チロシン;チロシンエステル、例えばエチルチロシネートおよびグルコースチロシネート;それらの混合物などである。
皮膚明色化有効物質は皮膚のメラニン量を実際に減少させるかまたは他のメカニズムによってこのような効果を与える。本発明に有用な皮膚明色化有効物質の非限定例は、アロエエキス、アルファ−グリセリル−L−アスコルビン酸、アミノチロシン、乳酸アンモニウム、グリコール酸、ヒドロキノン、4ヒドロキシアニソール、それらの混合物などである。
日光遮蔽有効物質も本発明の身体用トイレットバー組成物に使用できる。多様な日光遮蔽剤が、1992年2月11日付けでHaffeyらに許諾された米国特許第5,087,445号;1991年12月17日付けでTurnerらに許諾された米国特許第5,073,372号;1991年12月17日付けでTurnerらに許諾された米国特許第5,073,371号;および、Segarinら著、Cosmetics Science and TechnologyのVIII章、189頁以後に記載されている。これらの文献はいずれもその記載内容全部が参照によって本発明に含まれるものとする。本発明の組成物に有用な日光遮蔽剤の非限定例は、オクチルメトキシシンナメート(パルソールMCX)およびブチルメトキシベンゾイルメタン(パルソール1789)、2−エチルヘキシルp−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシルN,N−ジメチル−p−アミノベンゾエート、p−アミノ安息香酸、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、オキシベンゾン、それらの混合物などから成るグループから選択される。
皮脂刺激剤は皮脂腺による皮脂の産生を増加させ得る。皮脂刺激有効物質の非限定例は、ブリオノリン酸、デヒドロエチアンドロステロン(DHEA)、オリザノール、それらの混合物などである。
皮脂阻害剤は皮脂腺による皮脂の産生を減少させ得る。有用な皮脂阻害有効物質の非限定例は、アルミニウムヒドロキシクロリド、コルチコステロイド、デヒドロ酢酸およびその塩、ジクロロフェニルイミダゾールジオキソラン(Elubiolから入手可能)、それらの混合物などである。
プロテアーゼ阻害剤も本発明の身体用トイレットバー組成物の有効物質として使用し得る。プロテアーゼ阻害剤は2つのクラス、すなわち、プロテイナーゼおよびプロテアーゼに大別できる。プロテイナーゼはタンパク質の内部ペプチド結合に特異的に作用し、ペプチダーゼはタンパク質の末端の遊離アミノまたはカルボキシル基に隣接のペプチド結合に作用し、従ってタンパク質を外部から開裂する。本発明の身体用トイレットバー組成物に使用するための適当なプロテアーゼ阻害剤の非限定例は、セリンプロテアーゼ、メタロプロテアーゼ、システインプロテアーゼおよびアスパルチルプロテアーゼのようなプロテイナーゼ、および、カルボキシペプチダーゼ、ジペプチダーゼおよびアミノペプチダーゼのようなペプチダーゼ、それらの混合物などである。
本発明の身体用トイレットバー組成物の他の有用な有効成分は皮膚引締め剤である。本発明の組成物に有用な皮膚引締め剤の非限定例は、ビニルピロリドンと(メタ)アクリル酸と長鎖アルキル(メタ)アクリレートから成る疎水性モノマーとのターポリマーのようなポリマーを皮膚に結合させることができるモノマー、それらの混合物などである。
本発明の身体用トイレットバー組成物の有効成分はまたかゆみ防止成分を含み得る。本発明の組成物に有用なかゆみ防止成分の適例は、ヒドロコルチゾン、メチジリジンおよびトリメプラジン、それらの混合物などである。
本発明の身体用トイレットバー組成物に有用な体毛成長阻害剤の非限定例は、17ベータエストラジオール、抗血管形成ステロイド、ウコンエキス、シクロオキシゲナーゼ阻害剤、マツヨイグサ油、リノール酸などである。好適な5−アルファレダクターゼ阻害剤は、エチニルエストラジオールおよびゲニスチンおよびそれらの混合物などである。
本発明の身体用トイレットバー組成物に有用な皮膚剥離酵素エンハンサーの非限定例は、アラニン、アスパラギン酸、Nメチルセリン、セリン、トリメチルグリシン、それらの混合物などである。
本発明の組成物に有用な抗グリケーション剤の非限定例は、Amadorine(Barnet Products Distributorから入手可能)などであろう。
(実施例)
処理実施例および比較実施例を除いて、または、他の明白な指示がある場合を除いて、本明細書中の材料の量を示す数値はいずれも“約”という語によって修飾されていると理解されたい。
以下の実施例で本発明の実施態様をより十分に説明する。本文中および特許請求の範囲に表したすべての部、パーセンテージおよび割合は、異なる指示がない限り重量基準の値である。物理的試験方法は後述する。以下の本発明のトイレットバー組成物は後述の製造方法に従って配合し得る。
本発明の有用な合成洗剤系トイレットバー組成物(本発明)は比較バー(比較)に比較した表1に従って製造できる。
Figure 2008524405
本発明の有用な混成型トイレットバー組成物(本発明)は比較バー(比較)に比較した表2に従って製造できる。
Figure 2008524405
マルトールおよび/またはエチルマルトールを含有し着香料レベルを低減した本発明の有用な合成トイレットバー(本発明)は比較バー(比較)に比較した表3に従って製造できる。
Figure 2008524405
マルトールおよび/またはマルトールの全部または一部に代えてエチルマルトールを含有し着香料レベルを低減した本発明の有用な合成トイレットバー(発明)は比較バー(比較)に比較した表4に従って製造できる。
Figure 2008524405
加工方法
バーを以下のように配合できる。
シンデットバー製造方法では、最初にz−ブレードミキサーで皮膚緩和剤と構造化剤とを90℃以上に加熱することによって溶融する。次いでミキサーにアニオン性界面活性剤を加えて材料を均質化し、基剤を形成する。二酸化チタン、増白剤およびクレーのような他の任意成分はこの時点でミキサーに添加できる。材料の遊離水分は約5%−6%の最適値に調整する。得られた練生地状または流動液状の材料を次にチルロールで混練する。混練した材料をチップミキサーに入れ、色素、場合によっては着香料および特殊目的成分のような残りの少量成分を加えて混合する。
この時点でエチルマルトールを添加し、基剤と混合する。エチルマルトール(EM)を(1種類または複数の)ポリオールまたは(1種類または複数の)香料に予め希釈すると、最終製品にいっそうよく分散することが観察された。EMを可溶化するために様々な種類のポリオールを使用し得る。意外にも、本発明のトイレットバーの色および匂いは43℃で4週間熟成後にジプロピレングリコール(DPG)中でより安定であることが観察された。
また、果実風味キャンディの匂いと言われているマルトールの特徴的匂いが初期段階では検出できるが、約2−3週の熟成後にこの特徴的匂いがゆっくりと消滅し、追加の香料が含まれていないならばバーがほぼ無臭になることも観察された。本発明の好ましい実施態様では、EMおよびポリオールのプレミックスを独立に調製する。例えば、EMを0.5重量%レベルでDPGと混合する。このプレミックスを0.1−2.0%レベルまたは所望の場合にはもっと多い割合でチップミキサー中の基剤に添加する。混合した材料を次に混練/精錬し、押出す。押出したバーを打抜きし、箱詰め/包装する。
混成型トイレットバー組成物はマルトールブレンドと基剤および他の成分とをチップミキサーで混合することによって調製できる。次いで混合した材料を上記の方法によって加工して最終バーとする。
流し込み溶融バー
流動性の流し込み可能な本発明の組成物は公認の技術および他の等価の技術を使用して調製できる。低クラフト点の界面活性剤/構造化剤/皮膚緩和剤/保湿剤/溶媒など(好ましくは界面活性剤のKP<30℃)および/または全濃度範囲10−30重量%、好ましくは10、12、14および15重量%を上回る割合の水を加えることによって適正組成物を調製し得る。流し込み溶融トイレットバーのマッシュ率をできるだけ小さくするために極めて高いレベルは避けるのが好ましい。
好ましい実施態様では、例えばグリセリン、プロピレングリコールおよび/または脂肪アルコールのような皮膚コンディショニング用皮膚緩和剤の存在下で有効量のステアリン酸ナトリウムまたは12ヒドロキシステアリン酸を使用することによってココイルイセチオン酸ナトリウムとココイルイセチオン酸マグネシウムとの混合物を構造化する。これらの皮膚緩和剤は、降伏応力から判断すると、冷却後に硬質バーを形成する均質液体を高温で得るために必要な可溶化剤として作用する。場合によっては、好ましくは30℃未満のクラフト点を有している補助界面活性剤をいくらかの量で配合物に使用できる。
バーの形成方法
本発明の臭気隠蔽剤に加えて、任意成分である着香料、ヒマワリ種油、SClおよびMgCl、残りの成分をミキサーに加える。混合物を約90℃に加熱し、ゆっくりと混合して均質液体とする。SClおよびMgClをゆっくりと添加し、約100℃で溶解させる。材料が均質になった後、温度を約80℃に下げ、不断に撹拌しながらヒマワリ種油をゆっくりと加える。着香料を使用する場合には、着香料が劣化しないように好ましくは約70℃で均質材料に添加する。この均質な黄白色液体を型に流し込む。型を適当な冷却技術または周囲条件下で冷却して固形バーを得る。
試験方法の説明
試験方法
A)トイレットバーのマルトール、エチルマルトールまたはその誘導体および類似体含量を推定する分析方法
マルトールおよびエチルマルトールのようなピラン型臭気隠蔽化合物はトイレットバー応用の以下の固相微量抽出(SPME)ヘッドスペースサンプリング法を使用して定量できる。
バーソープサンプルのヘッドスペースをサンプリングするためにCTC Analytics Pal全自動SPMEサンプリングシステムを使用した。次いでSPMEファイバーをGC−MSに脱着した。以下のパラメーターを使用した。
サンプル調製
20mlヘッドスペースサンプリングバイアルに2gのサンプルを採取する。
バイアルを膜クリンプキャップでシールした。
SPMEヘッドスペースサンプリングパラメーター
平衡時間:2分
サンプリング時間:30分
サンプル温度:35℃
SPMEファイバー:DVB/CAR/PDMS(未漂白)Supelco(Belleton,PA)パーツ#57299−U
SPMEファイバー脱着パラメーター
入口温度:250℃
脱着時間:5分。
GC−MSパラメーター
カラム:SPB−1 30m×0.25mm×0.25μm厚(100%メチルシリコーンカラム)、Supelco(Belleton,PA)から入手)
キャリアーガス:ヘリウム
流量:1ml/分
分割モード:分割なし
オーブン:50℃を3時間維持
勾配:6℃/分
最終温度:240を10分維持
総時間:45分
デテクタ:Agilent Mass Selectiveデテクタ
コンフィギュレーション:スキャン35−350。
B)チーズカッターデバイスによる降伏応力計算方法
降伏応力の概数値はチーズカッター法によって測定できる。測定原理は、一定の力で材料に侵入するワイヤは応力によってワイヤに作用する力が重量と釣合ったときに静止するという原理である。力の釣合いは以下の式で表す:
ワイヤ駆動重量=材料応力によってワイヤに作用する力
mg=K ys l D
ここに、
m=ワイヤ駆動質量(計算に使用した実効質量はデバイスに載せた質量とサンプルに余分に加わるアーム重量との和である)
g=重力定数、9.8m/秒
ys=降伏応力
l=1分後のワイヤのセッケン内侵入長さ(mm)
D=ワイヤ直径(mm)
K=幾何定数。
最終式は:
ys=(3/8)mg/(l D)
である。
手順
セッケンを方形に裁断し、降伏応力デバイスに載せる。アームを持ちながら降伏応力デバイスにおもりを載せる。適当なおもりは400gであるが、極めて軟質の材料にはもっと軽くする必要があろう。アームをゆっくりと下降させワイヤがセッケンにちょうど触れたときにアームを離す。1分後にアームの垂直運動を止め、サンプルから楔形が切取られるようにセッケンを水平にワイヤに押込む。デバイスからおもりを外し、サンプル中の切れ目の長さを測定する。ワイヤは緩慢な速度でセッケンを切り続けるが、1分間でワイヤが形成した切れ目の長さを最終値として採用する。試験を進めながらセッケンの温度を測定する。
サンプル計算
降伏応力デバイスに400gのおもりを使用し、1分後にワイヤがセッケンから切断した22mmの薄片を測定する。ワイヤの直径を0.6mmと想定すると、降伏応力の概数は:
Figure 2008524405
である。
場合によってはバーに接触するワイヤに応力を作用させるおもりに代えてInstron試験デバイス(Instron Co.,Boston,MA)を使用してもよい。
C)クラフト点決定
界面活性剤または別のサンプルの10重量%水溶液を調製する。必要ならばシステムを加熱してサンプルを完全に溶解させる。透明溶液をガラス試験管に移す。撹拌器を備えたビーカーに試験管を入れ、界面活性剤またはサンプル溶液を均一に冷却するために十分な水を満たす。不断に撹拌しながら溶液を冷却し、温度を連続的に記録する必要がある。結晶化プロセスが開始して溶液が混濁するときの温度を記録する。この温度をクラフト点として採用する。結晶化温度が室温よりも低い場合には、ビーカーに氷を加えて試験管を室温以下に冷却し、室温よりも低温のクラフト点を測定する。
D)ゼイン試験法
以下に記載のゼイン溶解度法を使用して測定すると、本発明のトイレットバー組成物(特に人体の皮膚および頭髪の洗浄用)は好ましくは約50、40、30以下、最も好ましくは約25以下のゼイン溶解度を有している。ゼインスコアが低いほど、製品の刺激が少ないと考えられる。この方法では、洗浄基剤溶液中のゼイン(とうもろこしタンパク質)の溶解度を以下のようにして測定する。
0.3gの洗浄基剤と29.7gの室温(25℃)の水とを十分に混合する。これに1.5gのゼインを加えて1時間混合する。次に混合物を3000rpmで30分間遠心する。遠心後、ペレットを抽出し、水洗し、真空オーブンで水が実質的に完全に蒸発するまで24時間乾燥する。乾燥したペレットの重量を測定し、溶解したゼインのパーセントを以下の等式を使用して計算する:
%溶解ゼイン=100(1−乾燥ペレット重量/1.5)
%ゼインについては以下の参考文献に詳細に記載されている;E.Gotte,Skin compatibility of tensides measured by their capacity for dissolving zein protein,Proc.IV International Congress of Surface Active Substances,Brussels,1964,pp 83−90。

Claims (8)

  1. (a)全濃度範囲5−75重量%の(1種類または複数の)脂肪酸セッケンと、
    (b)全濃度範囲4−40重量%の(1種類または複数の)遊離C6−C22カルボン酸と、
    (c)全濃度範囲2−60重量%の(1種類または複数の)ノンソープ合成洗剤と、
    (d)最大量20重量%の水と、
    (e)トイレットバー組成物の感知できる悪臭を低減するために有効な濃度の式I、II:
    Figure 2008524405
    [式中、同じかまたは異なるR1およびR2は置換または未置換の水素、アルキル、アルコキシル、アルケニル、アルキルアリール、アリールまたはアルキニルを表し、R3はアルキルエステルまたはアルケニルエステルを表す]
    の構造を有している(1種類または複数の)ピラン型臭気隠蔽剤またはそれらのブレンドと、
    を含むトイレットバー組成物。
  2. 25℃および50%RHで20Kpa−400Kpaの範囲の降伏応力を有しているトイレットバーの形態の請求項1に記載のトイレットバー組成物。
  3. (1種類または複数の)臭気隠蔽剤が全濃度範囲0.0005−0.25重量%である請求項1または2に記載のトイレットバー組成物。
  4. さらに、(1種類または複数の)ポリオールを全濃度範囲0.01−30重量%で含む請求項1から3のいずれか一項に記載のトイレットバー組成物。
  5. (1種類または複数の)ポリオールが、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンまたはMW範囲200−1500の(1種類または複数の)ポリエチレングリコールまたはそれらのブレンドから選択される請求項4に記載のトイレットバー組成物。
  6. (1種類または複数の)ノンソープアニオン性界面活性剤が、C8−C14アシルイセチオネート、C8−C14アルキルスルフェート、C8−C14アルキルスルホスクシネート、C8−C14アルキルスルホネート、C8−C14脂肪酸エステルスルホネートおよびそれらの誘導体またはブレンドから選択される請求項1から5のいずれかに記載のトイレットバー組成物。
  7. 臭気隠蔽剤がマルトール、エチルマルトールまたはそれらのブレンドである請求項1から6のいずれか一項に記載のトイレットバー組成物。
  8. 以下の段階(a)−(c)、すなわち、
    (a)1種類または複数のノンソープアニオン性界面活性剤を場合によってはセッケンと共に配合して洗剤ブレンドを形成する段階と、
    (b)式IまたはII:
    Figure 2008524405
    [式中、同じかまたは異なるR1およびR2は置換または未置換の水素、アルキル、アルコキシル、アルケニル、アルキルアリール、アリールまたはアルキニルを表し、R3はアルキルエステルまたはアルケニルエステルを表す]
    の構造を有している(1種類または複数の)ピラン型臭気隠蔽剤またはそれらのブレンドを、トイレットバーの感知できる悪臭を低減するために十分な量で1種類または複数のポリオールに分散または溶解して臭気隠蔽用プレブレンドを形成する段階と、
    (c)臭気隠蔽用プレブレンドを洗剤ブレンドに添加し均質になるまで混合して最終ブレンドを形成する段階と、
    を不特定の順序で含み、最後に、
    (d)最終ブレンドを押出し、次いで裁断および打抜きして低臭気トイレットバーを形成する段階を含む低臭気トイレットバーの製造方法。
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