JP2008502417A - ポッドを用いる吸入器 - Google Patents

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Abstract

計量した、細かく分割されたドライパウダー薬物ドーズを収容するための薬物容器が開示される。ドライパウダー吸入装置による投与を意図する薬物容器は、計量した薬物ドーズを受け入れるためのドーズベッドとして作用する底面を呈するポッドを構成する。ポッドをハイバリア容器に変化させるハイ・バリア・シール・ホイルでポッドを密封した後に、ポッドによって収容される計量したドーズは、異物、特に水分から保護される。さらに、ポッドは、ポッド・シーリング・ホイルが、ポッドに対して移動するように配置されたカッターによって、第1のポッド端部の進入位置から第2のポッド端部の退出位置まで切り開くことができるように形成される。

Description

本発明は、容器に装填された計量したドライパウダー薬物ドーズを用いる方法および装置、詳細には、ドーズの放出のためにドライパウダー吸入器(DPI)に挿入される単一または複数の容器に関する。
薬物の投与は現在の医療業務では多くのいろいろな方法で実施される。医療分野で、吸入器を用いて薬物をパウダーとして患者の気道および肺へ直接投与する可能性について、かかる薬物の効果的、迅速、かつユーザに扱いやすいデリバリーを得るために、急速に関心が高まりつつある。吸入薬物の効き目が、多くの場合、例えば経口投与されるカプセルよりもずっと大きいので、吸入投与量は経口カプセルの薬物パウダー量の何分の1かを必要とするに過ぎない。従って、ドライパウダーの少量かつ正確な薬物のドーズ(1回分の服用量)を小さい相対標準偏差(RSD)で作るための薬物の配合および充填方法に対する需要が増大しつつある。
容積充填は、薬物のドーズを生成するために圧倒的に最もよく使用されている方法である。通常第1工程において、多量のパウダーがピストンのような機械的装置によって規定の容積の入れ物(レセプタクル)に導入されるか、または入れ物が重力および/または吸水力を用いて充填されるかもしれない。複数の入れ物がドーズ形成ツール内に配置されてもよく、このツールは、パウダーのドーズが容器に放出され得るように、複数の容器、例えばブリスターまたはカプセルを対応する入れ物と同調して移動させる機構に適合されている。入れ物が大体連続する周期的な方法で充填され、空にされることができるように、ドーズ形成入れ物ツールは充填機と一体化されてもよい。先行技術の例は、例えば刊行物欧州特許第0319131号、国際公開第95/21768号、米国特許第5,826,633号、米国特許第6,267,155号、米国特許第6,581,650号、独国実用新案第20909156号、国際公開第03/026965号、国際公開第03/66436号および国際公開第03/66437号で調べることができる。
パウダー中の粒子の大部分が空気動力学的直径(AD)で1〜5μmであるように、吸入に適する、ドライパウダーの形をした有効物質は細かく分割される必要がある。5μmよりも大きいパウダー粒子は、吸入されると、肺に沈着しないで、口および気道に付着する傾向があり、そしてそこでそれらは薬として無駄にされ、副作用を引き起こすことさえあるかもしれない。また一方、吸入に適する細かく分割したパウダーはめったに自由に流動しないで、それらが接触する全ての面に付着する傾向があり、小さい粒子は集まって塊を形成する傾向がある。これは、10μm以下の直径を有する小さい粒子に作用する、一般的に重力よりも強いファンデルワールス力に起因する。従って、公称投与量が小さくなるほど、正確な量の吸入可能なドライパウダー配合物を例えばブリスターのような投薬容器へ計量し、取り出すことは、ますます困難になる。ほとんどの劇薬は非常に強力なので、多くの場合、たった何分の1ミリグラムの服用量が必要なだけである。従って、薬のドーズの製造を開始する前に、適切な、生理的に不活性な賦形剤、例えば乳糖(ラクトース)を用いて薬を希釈することが必要である。現在は、1mg未満および0.5mg未満の公称吸入服用量さえも珍しくない。かかる小さい服用量は、従来技術の方法を用いて計量し、充填することが非常に困難である。例えば、米国特許第5,865,012号およびPCT国際公開第03/026965号を参照してください。
製薬工業における一般的な方法は、公称服用量の質量を選ばれた充填方法が処理できるレベルまで大きくするために、有効物質を希釈することである。通常、先行技術における容積ドーズは5〜50mgの範囲の質量を有する。これは、多くの場合、有効物質が千倍以上に希釈されていることを意味する。有効物質と希釈剤の混合が均質であることを確かめ、計量されたドーズの1つ1つにおける有効物質の量が正しいことをドーズ充填中に確かにすることは困難である。配合物が例えば流動性を改善するために大きい粒子を含む場合は、パウダーの輸送および処理中に容易に起きる粒子の分離を回避するために、パウダーを処理する際に注意しなければならない。大きい粒子は最上層にとどまる傾向があり、小さい粒子は保管キャビティの底部に落下する傾向があり、勿論これは保管されるパウダーにおける細かく分割した薬と大きい粒子の賦形剤との一定しない混合比をもたらす。
つい最近の先行技術による計量したドーズを形成する方法は、薬物パウダーの荷電粒子を基板部材、例えば静電チャックまたは投薬部材などに堆積させる、静電界または電気力学的な場による堆積プロセスあるいはその組み合せを用いる。電界技術を用いてマイクログラムおよびミリグラム量のドライパウダーを堆積させる方法は、我々の米国特許第6,592,930号に開示され、この特許文献は参照により全体として本明細書に含まれるものとする。この方法は質量が10mg未満の小さいドーズを形成するのに特に適している。基板部材上に形成される薬物パウダーの適切なドーズの例は電子ドーズと呼ばれる。参照により本明細書に含まれる、我々のスウェーデン特許第SE0003082−5号(国際公開第02/18000号)に提示した用語「電子ドーズ」は、ドライパウダー吸入器で使用するための予め計量した薬物パウダーのドーズを指す。電子ドーズは、1つ以上の賦形剤の有無にかかわらず、有効パウダー物質またはドライパウダー薬物製剤を含む電子パウダーから形成され、電子ドーズは投薬部材の一部である基板部材上に形成される。そのように形成した電子ドーズは、適切なドライパウダー吸入装置の使用による、容易な分解および空気中への分散のために、占有面積、パウダー外形、粒子サイズ、質量、気孔率、粘着力などに関して適切な特性を呈する。
記載されている先行技術のドーズ製造方法のユーザーと向き合うさらに別の問題は、
ドーズがドライパウダー吸入器(DPI)で使用される場合にパウダー配合物を分解する問題である。先行技術による製造における最優先事項は、ドーズ間の一貫性とパウダーロット間のばらつきを小さくすることを達成するために、ほとんど自由に流動するパウダー配合物のドーズを作ることであるので、DPI内でドーズを分解する機能は同様の注意を引かない。従って、ドーズの有効性は並であり、供給される薬の細かい粒子部分は多くの場合25%未満である。非常に細かい粒子のドーズをエアロゾル化し、ドーズをドライパウダー吸入器から吸入するユーザーに放出する方法および装置は、参照により本明細書に含まれる、我々の刊行物である国際公開第03/086515号および国際公開第03/086517号に開示される。
米国特許第5,590,645号、米国特許第5,860,419号、米国特許第5,873,360号、米国特許第6,032,666号、米国特許第6,378,519号および米国特許第6,536,427号には、剥離可能なホイルの蓋を用いる、容器内の予め計量したドーズのためのドライパウダー吸入器が記載されており、吸入用のいくつかの特殊なパウダーが述べられている。剥離可能なホイルの蓋は、50g/mの漂白クラフト紙、12ミクロンのポリエステル(PETP)ホイル、20ミクロンのソフト・テンパー・アルミホイル、PVCにシール可能な、9g/mのビニールの剥離可能なヒートシールラッカー(HSL)から成る積層シートと、100ミクロンのPVC、45ミクロンのソフト・テンパー・アルミホイルおよび25ミクロンの配向ポリアミドから成る積層基材とから作り上げられることが記載されている。パウダーが積層基材に形成したキャビティに充填された後に、HSLが積層基材のPVC層にシールされる。上述の吸入器は、吸入器の吸入の準備が整う前にパウダードーズを開け、それによってドーズは周囲の環境およびユーザーから吐き出され得るあらゆる湿った空気に露出される。剥離可能なHSLは、通常、長持ちするホイルシールよりもずっと損傷しやすく、密封するのが困難であり、従って外部ハイバリアパッケージが、吸入器を保管期限を超えて保存し、かつ使用期間中パウダーを保護するために剥離可能なHSLを有するために通常は設けられる。
ヒートシール可能な面から除去されないどんなパウダーも密封の品質に非常に悪影響を与えることになるので、充填のプロセスは非常に重要である。好ましい充填方法は、充填プロセス中パウダー製剤をシーリング面上に堆積させない。別個の機械部品を使用して、パウダーをポッドまたはキャビティの中に、あるいはドーズベッド面上に置く機械の例が、国際公開第03/027617号、国際公開第03/066437号、国際公開第03/066436号、国際公開第03/026965号、国際公開第02/44669号、独国特許出願公開第10046127号および独国実用新案第20209156号に記載されている。
国際公開第02/00280号および米国特許第6,655,381号には、複数の一体形容器を含む堅い単位マガジンを保持するマガジンを備える吸入器が記載されている。各容器はホイルで密封したドライパウダーの予め計量したドーズを収容することになる。ホイルは国際公開第02/00280号、6頁、24行に薄いプラスチック膜として記載されており、これはハイバリアシールとして不適当である。
国際公開第03/66470号、英国特許出願公開第02385020号および国際公開第03/15857号には、医薬製剤を保持するために区画を用いる吸入器が記載されている。区画はホイルで密封されることになる第1および第2の面を有する。各区画内の別個の部品が吸入前にホイルを破るように設計されており、これらの文書は、開封をより容易に、より確実にするために、ホイルの特別な部分を弱めることを説明している。ドーズが劣化しないようにハイバリアシールを必要とする場合は、ホイルのこの弱化はあるいは問題になることもあり得る。
国際公開第01/30430号には、ドライパウダー薬物用の計量装置が記載されている。計量装置は、国際公開第02/00279号に記載の吸入器のようなドライパウダー吸入器に組み込まむことが可能であり、計量装置はスリーブ内で摺動可能であるチャンバーと、ドライパウダー吸入装置に嵌合可能である開封可能な閉鎖部材とを有する。計量装置は、スリーブとほぼ同じ直径であるか、または壊れやすい材料から作られるカバーを有することが記載されている。そのとき装置内の別個の部品がカバーを押し開くか、または壊れやすい材料を破ることになる。
米国特許第2002/0033176号には、ドライパウダー薬物吸入器が記載されており、これは薬物カートリッジを装填することが可能である。吸入器は、薬物カートリッジを突き抜くためにランセットを用いて薬物の放出を引き起こす、吸入活性流れ転換手段を使用する。
上の例のように、先行技術の計量したドーズの吸入器は、多くの場合、パウダードーズを周囲の大気に長期間さらされたままにしておく。これは吸入器の設計およびドーズ容器の設計によって決まる。容器の実施形態のバリア特性は説明されないので、どのようにして輸送、保管および使用中の封入薬物の細かい粒子ドーズについての適切な保護が確保されるかという、答えられていない質問を残したままである。いくつかの先行技術による製品は、容器を開き、ドーズをエアロゾル化チャンバーに移した後に、ユーザーが吸入サイクルを始めることができる。ある場合には、適切な吸入サイクルが始まる前に、ドーズはユーザーによる故意または不本意の呼気にさらされるかもしれない。時々、容器はユーザーによる第1行動によって開かれるが、ユーザーがどういうわけか注意をそらされて、開かれた容器からの吸入行為が制御不可能になり遅れることがある。容器・吸入器の組み合せの技術的欠点を含む何らかの理由でパウダードーズを大気にさらすことは、ドーズが吸入される前にその品質が劣化することがないように、出来るだけ短くしなければならない。また、ユーザーのために、行動エラーの余地はないはずである。
従って、かかるドーズの安定な高品質の投与を保証する、新しい安全な吸入器に挿入するために適合された、新しい型の高完全性容器に装填される改善したドライパウダードーズが必要である。
本発明は、ドライパウダー薬物の直接装填、計量したドーズを収容する薬物のハイバリア容器、いわゆるポッドを開示しており、ドーズは、ハイ・バリア・シール・ホイルによって、異物、特に水分によって汚染されることから保護され、それによって細かい粒子のドーズは守られる。ポッドはドライパウダー吸入器に挿入されるためのものであり、そこでシーリングホイルが開かれ、ドーズは吸入によってポッドから直接供給されるようになっている。ドライパウダードーズを直接ポッドからDPIのユーザーへ放出する方法もまた開示され、それによってポッドのシーリングホイルは開かれ、同時にドーズ内のパウダーをエアロゾル化し、吸入空気に混入させる。
本発明によって達成される目的は、ポッドは、DPIで使用される場合に、ユーザーがDPIによって吸入し始めるまで開かれず、開放操作が解除される前に吸入行動による設定最小圧力が要求され、それによって、シーリングホイルが、例えば、ポッドに対するオープナ(opener)の相対運動で破られるか、または剥がされて開放されることである。
本発明によって達成される別の目的は、吸入によって生じる気流のDPIに入る速度が、気流がドーズのパウダーに向けられる前に高速に高められることである。
本発明の別の態様では、開かれるシーリングホイルがドーズから離れて折り曲げられ、それによって吸い込みノズルが吸入中ドーズのパウダーの全てに自由にアクセスできる。
本発明のさらに別の態様では、計量し封入されたドーズを有する少なくとも1つのポッドを受け入れるように適合されたドライパウダー吸入装置が開示されており、このポッドは、少なくとも最小の吸引力が装置に加えられた場合に、吸入装置のオープナ要素によって開かれることを目的としている。封入されたドーズ中のパウダーは、吸い込みノズルによって、ノズルに入る気流の少なくとも最小の速度が確立された場合に、吸い上げられる。
本装置は独立請求項1および19ならびに従属請求項2〜15および20〜26それぞれによって説明され、放出方法は独立請求項16および従属請求項17〜18によって説明される。
本発明は、そのさらなる目的および利点と共に、添付図面と共に行われる次の詳細な説明を参照して最も良く理解されるであろう。
本発明は、吸入用の細かく分割したドライパウダー薬物の計量したドーズのための新規な型のドーズ容器、いわゆるポッド、および、異物、特に水分に対してハイバリアシールを呈する密閉箱としてのその使用を開示する。本発明によるドーズ容器、ポッドは、選択したドライパウダー吸入装置および選択したドライパウダー薬物に適合するように、いろいろなサイズおよび形状で使用できる。ポッドが、50μg〜50mgの範囲のドーズを充填し、この範囲内のドーズ質量を含むのに使用できるように、ドーズの量は薬物およびその効能に応じて変化し得る。
図1a、1b、1c、2a、2b、2c、3a、3b、3c、4a、4b、4c、5a、5bおよび5cにおいて、図面の同じ番号の参照番号10〜20は、限定されない例として本明細書に図示され、提示されるように、ポッドのドーズベッドに充填されるドライパウダー薬物のドーズに適したポッドの5つの異なる実施形態の各々の3つの図面を通して同じ要素を示す。
図1aおよび1bは、ドーズベッド10、シーリング面11、および末端部が鋭角であるハイ・バリア・シール・ホイル12を有するポッド13の実施形態の2つの側面図および平面図を示す。シールはそれがポッドに施される前を示す。図1cは、シーリングの準備ができているポッドに装填したドーズ20を平面図および側面図で示す。
図2aおよび2bは、ドーズベッド10、シーリング面11、および末端部の傾斜が図1bに比べて小さいハイ・バリア・シール・ホイル12を有するポッド13の別の実施形態の2つの側面図および平面図を示す。シールはそれがポッドに施される前を示す。図2cは、シーリングの準備ができているポッドに装填したドーズ20を平面図および側面図で示す。
図3aおよび3bは、ドーズベッド10、シーリング面11および鋭い曲がりが無い湾曲したハイ・バリア・シール・ホイル12を有するポッド13の別の実施形態の2つの側面図および平面図を示す。シールはそれがポッドに施される前を示す。図3cは、シーリングの準備ができているポッドに装填したドーズ20を平面図および側面図で示す。
図4aおよび4bは、ドーズベッド10、シーリング面11およびハイ・バリア・シール・ホイル12を有するポッド13の別の実施形態の2つの側面図および平面図を示す。シールはそれがポッドに施される前を示す。図4cは、シーリングの準備ができているポッドに装填したドーズ20を平面図および側面図で示す。
図5aおよび5bは、ドーズベッド10、シーリング面11および鋭い曲がりが無い平らなハイ・バリア・シール・ホイル12を有するポッド13の別の実施形態の2つの側面図および平面図を示す。シールはそれがポッドに施される前を示す。図5cは、シーリングの準備ができているポッドに装填したドーズ20を平面図および側面図で示す。
図6は、円筒の一部を用いた、円筒部分の内壁上のドーズベッド10、シーリング面11およびドーズベッドに装填したドーズ20を有するポッド13の実施形態を示す。ポッド・シーリング・ホイルは図示されない。
図7は、円筒の一部を用いた、円筒部分の外壁上のドーズベッド10、シーリング面11およびドーズベッドに装填したドーズ20を有するポッド13の実施形態を示す。ポッド・シーリング・ホイルは図示されない。
図8は、円筒のほぼ全体を用いた、円筒部分の内壁上のドーズベッド10、シーリング面11およびドーズベッドに装填したドーズ20を有するポッド13のさらに別の実施形態を示す。ポッド・シーリング・ホイルは図示されない。
図示される実施形態は様式的であり、主要な図示として理解されるべきである。例えば、図面のポッド、ドーズベッドおよびドーズは長方形であるが、正方形も勿論可能であり、正方形は長方形の特別な場合であり、実際に、概ね楕円形または円形の形状も同様に可能である。典型的なポッドの大きさは2x2mmから10x40mmへ及んでおり、この範囲内の寸法である。ポッドの高さは0.5mmから5mmの間で変化する。
図9はドーズをポッドから投与する方法を示す。
本発明の好ましい実施形態では、乾燥した防湿性のある直接装填され、密封されたポッドは、定量のドライ薬物パウダーを封入し、そこではポッドおよび封入ドーズは、ポッドを開くと同時にドーズを放出するためにDPI内に配置される。
本発明の別の好ましい実施形態は、装填された、計量したドーズのドライパウダー薬物のためのドーズベッドとして作用する、平らな、または湾曲した底部を有する密封ポッドであり、そこではポッドの上部シーリングホイルはオープナ要素によって開放されるように構成され、このオープナ要素はホイルをポッドの第1位置からポッドの第2位置まで切る。従ってホイルへの侵入位置は必ずしも退出位置と同じではない。
本発明の別の好ましい実施形態は密封ポッドであり、そこではホイルは移動するオープナによって切り開かれるように構成され、オープナはまたホイルを封入ドーズから離れて折り曲げるように構成され、移動するオープナの通った跡を吸い込みノズルが密接して続いて、ドーズ中のパウダーを、ノズルに徐々にアクセスできるようになると同時に吸い上げる。あるいは、ポッドがオープナおよび吸い込みノズルに対して移動してもよく、これらのうちの後の2つ(オープナおよび吸い込みノズル)が適合される吸入装置に固定されていてもよい。さらに、封入ドーズを放出する吸入装置に対して移動するようにポッド、オープナおよび吸い込みノズルを構成することが可能である。
本発明のさらなる好ましい実施形態では、単回吸入中に、選択された密封ポッドが切り開かれ、封入された計量したドーズ(定量ドーズ)は、吸い込みノズルによって吸い上げられ、それによって放出される細かい粒子ドーズの重量は、計量したドーズの薬剤有効成分の少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、そして最も好ましくは少なくとも70%以上に達する。放出される細かい粒子ドーズの質量は、計量したドーズの百分率として、API製剤の細粒子率(FPF)よりも大きくならない。
本発明のさらなる好ましい実施形態では、1つ以上の選択した密封ポッドが規定のシーケンスで開かれ、それぞれのポッドに封入したドーズが、単回吸入中に吸い込みノズルによって順次吸い上げられる。
本発明の別の好ましい実施形態は、切り開かれ、封入ドーズから離れて折り曲げられるように構成したシーリングホイルを有し、DPIに挿入される密封ポッドであり、そこでは少なくとも吸気圧力の選ばれた閾値がDPIの吸い込みノズルに加えられた場合に、ポッドは開き始め、そこで、十分な大きさの気流速度が発達してノズルに入って、ドーズ中のパウダーの効果的なエアロゾル化および任意の分解を確実にするまで、封入ドーズは吸い込みノズルによってアクセスされない。
本発明の別の好ましい実施形態は、ポッドが開かれ、パウダーがノズルによって吸い上げられつつあるときに、ドーズ放出シーケンスの始めから終わりまで、ノズルの入り口に入る気流に対して、安定した、均一で対称的な気流状態および等しいドーズ接近性を呈する密封ポッドである。
本発明の別の好ましい実施形態は、シーリングホイルが開かれ、ドーズから離れて折り曲げられつつあるときに、十分な吸引力がノズルに加えられるならば、ドーズが十分にエアロゾル化されて、吸い込みノズルに入り、それによってポッド内のパウダーの残留が最小にされ、計量したドーズの薬剤有効成分の質量の30%、好ましくは20%、そして最も好ましくは10%を超えない、密封されたポッドである。
本発明によるポッドはドライパウダー吸入装置に挿入するためのものであり、この装置はポッドを、2つ以上の場合は吸入当たり1つ以上の定量ドーズの、ユーザー起動による投与および放出のために準備する。本発明の一実施形態では、一度に1つのポッドが、ユーザーによる単回吸入において封入された定量ドーズの放出のために吸入器によって準備される。吸入器の設計は、ポッドがどのように吸入器に挿入されるか、および新しい回のポッドを準備することが必要になる前に挿入され、使用されるかもしれないポッドの数を制御する。別の実施形態は、少なくとも1つのポッドが先ずポッドキャリアに取り付けられ、次いでこのポッドキャリアが吸入器に装填されることを必要とする。
本明細書で用いるように、語句「から成る群から選択される」、「から選ばれる」などは指定の材料の混合物を含む。
本明細書に述べた、全ての引用文献、特許、出願、実験、標準、文書、刊行物、パンフレット、テキスト、論文、取扱説明書などは参照により本明細書に含まれるものとする。数値の限定または範囲が述べられる場合は、端点が含まれる。また、数値の限定または範囲内の全ての値および小範囲は、あたかも明示的に書かれたように本質的に含まれている。
本発明の容器またはポッドは、水分および他の異物をほとんど通さない乾燥したハイバリアシールを使用し、ドライパウダー吸入装置に挿入するように適合されるか、あるいは容器が吸入装置の一部であるように適合され得る。
本明細書で用いる「乾燥した」は、例えば、容器の壁が、選択した材料および/または処理した材料から構成され、それにより、FPDが減るようにドーズ中の薬物パウダーに影響するかもしれない水を壁(特に容器の内壁面)が放出できないことを意味する。必然の結果として、容器の構成および材料は独国特許出願公開第10126924号(米国特許第2003070679号)に提案されたプロセスを必要としないはずである。例として、ゼラチンは乾燥した材料ではなく、特別な乾燥プロセスの後でさえも、ゼラチンは水をまだ含んでいる。総じて、「乾燥した」は、薬物FPDが関係している材料によって影響されないことを意味する。
「ハイバリアシール」は、乾燥した包装(パッケージ)の構成または材料あるいは材料の組み合せを意味する。ハイバリアシールは水分および他の異物に対するハイバリアを表し、シール自体は「乾燥」しており、すなわちそれは多量のパウダーに対して無視できないほどの(測定可能な)量の水を出すことはできない。ハイバリアシールは、ハイバリアシールを共に構成する、例えば、工業ポリマー、アルミニウムまたは他の金属、ガラス、酸化シリコンなどの材料の1つ以上の層で構成され得る。ハイバリアシールがホイルである場合は、50μmPCTFE/PVC薬用ホイルは特に有用なハイバリアシールである。より長く安定に使用するには、アルカン・シンゲン(Alcan Singen)製のアルミニウムホイルのような金属ホイルが好ましい選択である。
「ハイバリア容器」は、例えばチオトロピウムのドーズを収容し、封入するように作られる機械的構成である。ハイバリア容器は、容器の壁を構成するハイバリアシールを用いて作られる。用語「ポッド」は、本明細書では、計量したドーズのドライパウダーを受け入れるのに適する底部を有することを特徴とするか、または容積測定、重量測定、または電気力学的充填方法を特徴とし、さらに、封入ドーズが吸い込みノズルによってアクセスできるようにオープナによって切るか、剥離して開けることができるホイルによって密封されることを特徴とするハイバリア容器を説明するために使用される。
「直接装填される」は、計量したドーズがハイバリア容器に直接装填される、すなわち、先ずドーズを例えばゼラチンカプセルに充填し、次いで1つ以上の一次容器(カプセル)をハイバリアシール材料から作られる二次包装に封入するのではないことを意味する。
ドーズを装填されるハイバリア容器は、医薬品に直接接触することが承認されたアルミニウムホイルで作り上げられることが好ましい。これらの態様で適切に機能するアルミニウムホイルは、通常、ホイルに適正な機械的特性を与えて形成中にアルミニウムの亀裂を防止するために、アルミニウムホイルで積層した工業ポリマーから成る。ポッド用の適切なアルミニウムホイルの例は、アルカン・パッケージング・ローソン・マードン・シンゲン・ゲーエムベーハー(Alcan Packaging Lawson Mardon Singen GmbH)製の115-0085E型である。このベースホイルは、45μmアルミニウムホイル、アルミニウムホイルの光沢のない面上の25μm配向ポリアミド膜(OPA)、およびアルミニウムホイルの光っている面上の30μm硬質PVC膜から成る積層品である。この積層ホイルは所望の形状に冷間成形できる。形成した容器のシーリングは、通常、純アルミニウムまたは積層アルミニウムおよびポリマーのより薄いカバーホイルを用いて行われる。ポッド用の適切なアルミニウムシーリングホイルの例は、アルカン・パッケージング・ローソン・マードン・シンゲン・ゲーエムベーハー製の113-0049E型である。このシーリングホイルは、9μmアルミニウムホイル、アルミニウムホイルの光っている面上の6μmポリエステル膜およびアルミニウムホイルの光沢のない面上のヒートシール性ラッカーから成る積層品である。そして容器およびカバーホイルは、使用される材料およびホイル構成に応じて、いくつかの可能な方法の少なくとも1つを用いて、例えば、
ヒートシール性ラッカーを用い、圧力および熱を加えて、
熱および圧力を用いて、材料を共に融合させて、
接触した材料を超音波溶接して、
共に密封される。
ホイルに対するポッドのシーリング面は、高品質で漏れが無い密封を確実にするために約2.5mm幅であることが好ましい。
薬物の製剤を直接装填する本発明の密封ポッドは、水分および他の異物の浸入に備えて、例えばアルミニウムまたはアルミニウムとポリマー材料の組み合せから成るハイ・バリア・シール・ホイルを用いる、平らな、または湾曲したドーズベッド、例えばアルミニウムホイルに形成した空洞(キャビティ)またはポリマー材料に成型した空洞を備える。密封され、乾燥したハイバリアポッドは吸入装置の一部を形成してもよいし、またはそれは、ドーズの投与のために吸入装置に挿入するための別のアイテムの一部を形成してもよい。密封ポッドは、限定されない例として、例えば次のデータを有するかもしれない。
容器の内容積:100mm
有効拡散面積:46mm
拡散定数:0.044g/m(24時間、23℃)
相対湿度差=50%
別の言い方をすれば、水のポッドへの拡散は、この例では、23℃、50%の相対湿度の推定ドライビング差で24時間当たり20g/mの割合である。例えば、チオトロピウムのドーズを保持する上のサイズの密封ハイバリアポッドは、最大2週間の使用時間に適するために、23℃および相対湿度差=50%の状態で24時間に20g/mを超える水の透過速度を有しないことが好ましいだろうことが、実験により示された。この結果は異なる型の容器、例えばブリスターに対する一連の要求に置き換えられ得る。この例のポッドと同じサイズのブリスターは、50μmPCTFE/PVCのような典型的な高品質材料を用いて作ることが可能であり、これはポッドの拡散定数(38℃および相対湿度90%で再計算すると、0.118である)にちょうど適合する。チオトロピウムの1回の服用量(ドーズ)を含むポッドが2週間よりも長い期間使用することが意図される場合は、より水漏れしないポッドをFPDを保護するために使用しなければならない。
米国特許出願公開第2003/0140923号には、ドライパウダーを装填した容器を保護する方法が、「適切なハイバリアシールを得られない場合に役立つ積極的なアプローチ」を用いて説明されている。米国特許第6,130,263号および米国特許第5,432,214号では、吸湿乾燥剤が材料に組み込まれ、製品を保護するために空洞およびホイル中に形成される。
これらの出願および特許は、乾燥剤を容器の材料、装置、または装置の外装に組み込む可能性を説明している。この取り組みは新しくなく、アストラゼネカ製のターブハーラー(Turbuhaler)(登録商標)によって市場で20年を超えて使用されている。ターブハーラー(登録商標)は、ドライパウダーを使用期間および保管寿命中に保護するために、シリカゲルまたは異なった種類の乾燥剤の混合物を装置内に有する。ターブハーラー(登録商標)はまた、装置を開封前の保管期間中に保護するために外装を有する。フォーカス・インハレーション(Focus Inhalation)製のタイフン(Taifun)(登録商標)もまた装置内のドライパウダー製剤を保護するために乾燥剤を使用している。乾燥剤の量は通常この種類の構成では非常に小さく、パウダーを保護するためのハイバリアシールの必要は同じであり、あるいは製品が使われるようになる前に乾燥剤は使い尽くされるかもしれない。
まさにドーズのエアロゾル化の時点までFPDを保護するために、ドーズがエアロゾル化し始めるコンマ何秒前にドーズ容器を開封する方法が、国際公開第02/24266号(米国特許第6,651,341号)に記載されており、これの関連した開示は参照により本明細書に含まれるものとする。これに関連して、まさにドーズを吸入しようとしているDPIのユーザーによる故意または不本意の呼気が、呼気中の大きい水分含有量の故に、選択したドーズに達するのを防止することも重要である。米国特許第6,439,227号(これの関連した開示は参照により本明細書に含まれる)において、呼気がDPI内のドーズ容器および選択したドーズに達しないように、ユーザーが息を吐くならばDPIを閉じる装置が開示されている。ある選択した圧力降下がユーザーによる吸引効果によって最初に現れるまで、カッターが容器を開き、吸気がドーズをエアロゾル化し始めることができないように、この装置はまたカッターおよび吸い込みノズルの解放を制御する。
アルミニウムホイルから作り出されたハイバリアシール容器からの単一吸入の過程中にドーズの長期放出をもたらす吸入器は、ドライパウダー薬物製剤を放出するための吸入器の好ましい実施形態を構成する。米国特許出願公開第2003/0192539号に記載のエアレイザー法は、ユーザーに放出される場合にドーズを効果的かつ徐々にエアロゾル化するために、吸入器に適用されることが有利である。
本発明の最も好ましい実施形態の最も重要な態様を要約すると、ドライパウダー薬物ドーズのハイバリアシール容器としてのポッドは、以下のように実施されるべきである。
・ポッドのカバーホイルは、オープナ要素、オープナが、ポッドに対して移動する場合に、または逆の場合に、貫入の位置がホイルの出口の位置とできれば異なるように、ホイルをポッドの一端で突き抜け、ホイルを切り開き、そしてポッドの他端でホイルから抜け出ることができるように構成される。
・通常DPIに組み込まれるオープナ、またはその関連部品も、オープナの跡に続く吸い込みノズルがドーズのパウダーにアクセスできるように、ドーズベッド領域およびドーズから離れてシーリングホイルを広げることができる。
・広げたホイルは、DPIにおける適切な配置構成によってほぼ元の状態に折り戻されることが可能であり、それによって残留したパウダーはポッドから容易に出ることができない。
・ドーズベッドと吸い込みノズルとの間隔が適度に一定に保たれ、これがドーズ放出中に安定な気流状態を確実にするように、ポッドの底部ドーズベッド領域が平らであるか、または湾曲している。
先行技術において、DPI内で吸入のためにドーズにアクセスするための、計量したドーズ用の容器の開封は、多くのいろいろな方法で達成される。ドーズカプセルが使用される場合は、例えばカプセルが2つに割られ、内容物がDPI内の中間領域に注ぎ出され、そこからパウダーが後でエアロゾル化される。別の一般的な方法は、ドーズ内のパウダーがエアロゾル化され、カプセル外へ吸引されることができるように、1つ以上の穴をカプセルに開け、空気をカプセルに吹き込み、そしてカプセルを任意に振動させることである。ブリスター容器の場合には、ドーズが吸入のために、開いたブリスターから直接利用できるか、あるいは中間領域に注ぎ出されるように、カバーホイルを剥離することができる。
従って、先行技術の容器またはカプセルは第1工程で開放され、エアロゾル化は第2工程で始められる。工程1と工程2との間の時間は、展開される技術的解決法に応じて1つのDPIと次のものでは異なるが、多くの場合にこの期間は規定されず、ユーザーの動作に応じて、どんな分および時間でもあり得る。ドーズがDPIの内部または外部の環境にさらされることによって悪影響を及ぼされ得る場合は、これは医学的見地から受け入れられない。
先行技術の容器のさらに別の欠点は、ドーズをエアロゾル化するために吸い込まれた気流が同時にドーズ中のパウダーの全てに到達することであり、そのため気流のせん断力はドーズが保管される大きい部位にわたって分散させられ、ドーズ中の凝集体および粒子は、どのようにドーズ中のパウダーおよび粒子クラスターが気流に対して分散させられるかに応じて、非常に様々な制御されていないせん断力に任意にさらされる。ドーズ中のパウダーの大部分はタイミングの制御無しに瞬間的に放出される。穴が、鋭い先のとがったツールまたは針によって、容器、例えばカプセルまたはブリスターに作られる場合には、壊れた容器の材料の縁はドーズに向って内側に曲がることになり、そのとき縁は、ドーズの一部が適切にエアロゾル化されず、分解されないように、容器に入る気流を妨げるかもしれない。
ある場合には、気流がドーズ中にまたはドーズの至る所に不均等に分布しているので、ドーズ中のパウダーの全てはせん断応力の同じパワーにさらされない。これは放出される細かい粒子ドーズをさらに妨げ、容器に残留するパウダーの割合を引き上げる傾向がある。
別の問題は先行技術の容器内のドーズをエアロゾル化することに付随し、それは、エアロゾル化プロセスが始まるときエアロゾル化気流の速度がゼロで始まることである。この結果は、ドーズの大部分が凝集した形で敏速に吸い上げられ、そして凝集体は、ユーザーの気道に入る前のDPIのエアチャンネルを通る移送中に完全に分解にされることができないことである。
これらの欠点のために、高度の分解は常に達成することが困難であり、放出される細かいドーズ粒子は計量したドーズの割合として比較的小さい。
本発明は、他方では、多くの先行技術の問題を解決する。本発明の好ましい実施形態では、適切に設計したDPIに適用される場合に、例えば、弁が開いて、空気をDPIの適切なエアチャンネルに、さらにマウスピースに連結された吸い込みノズルに送り込む前に、一定の吸引力がDPIのマウスピースに先ず加えられなければならない。これは、かなり大きい空気速度が吸い込みノズルの入口穴の周りに形成され始めることを確実にする。シーリングホイルを開くための操作は空気弁の開放と同時に行われるが、オープナがシーリングホイルをポッドの一箇所で開け始める前に間隔がある。オープナのポッドに対する相対運動で、ホイルは徐々に切り開かれ、同時にドーズから離れて折り曲げられる。吸い込みノズルがオープナを追跡するが、吸い込みノズルがポッド内の最も近いドーズ粒子に達する前に、ノズルの入口穴に入る空気の速度は、ドーズの粒子を放出し、かつ少し後でアクセスされるどんなパウダー凝集体も(もし存在するなら)任意に分解するのに十分な高速に既に加速されている。オープナを接近して追跡すると、ドーズ中のパウダーは徐々にエアロゾル化され、必要に応じて、同時に分解にされる。吸い込みノズルの入口穴とドーズベッド、すなわちポッド底部との間隔を概ね一定に保つことは、ノズルに入る気流のせん断力が均等に分布し、従ってドーズがノズルの動きによってカバーされる部位に在ると仮定すると、パウダーがポッドのドーズベッドの何処に位置するかに関係無く、ドーズ中のパウダーの全てをエアロゾル化し、分解するのに、その最大の可能性で使用されることを確実にする。残留は最小限にされる。ドーズを大気にさらすのとドーズをユーザーの気道に放出するのとの間の期間は明らかに極めて短く、通常コンマ一秒に過ぎないので、ドーズが、吸入されるときに、周囲の外気によってできる限り影響されないことを確実にする。
開放されたホイルが開いた縁を有する場合には、それらはDPIによって元の状態に折り戻される。このDPIは、ポッドに残留するどんなパウダーもDPIの機構またはエアチャンネルに飛び出し、そしてそこでパウダーがDPIの動作に影響を及ぼすか、またはユーザーに危険を呈するおそれがないように、ポッドを少なくとも部分的に閉じる。
本発明の上記の説明は、どんな当業者も同じものを作り、使用することができるように、それを作り、使用する方法およびプロセスを提供し、この実施可能性は、具体的に言えば、原記載の一部を構成する添付の特許請求の範囲の内容に関して提供され、ドライパウダー薬物の第1成分が少なくとも1つの薬理的有効成分の細かい粒子ドーズから成ることを特徴とする、ドライパウダー吸入器で用いるドライパウダー薬物ドーズを封入する薬物容器を含み、この容器が乾燥したハイバリアシールを構成し、それによって容器のハイバリアシールが異物、特に水分の浸入を防止し、それによってドライパウダードーズの元の細かい粒子部分を保護し、そして容器内のドライパウダー薬物ドーズは容積測定かそれとも電界ドーズ形成方法に適合される。
その他の実施形態は、乾燥したハイバリアシールが次の材料から任意に組み合せて選択される場合に、アルミニウムホイルなどの金属、熱可塑性プラスチック、ガラス、シリコン、酸化シリコンを含む。
前述したことは例示に過ぎず、開示した実施形態に対する多くの変形物が、添付の特許請求の範囲に規定した本発明の精神および範囲を逸脱することなしに、当業技術者には明らかであるだろう。
図1a、図1b、図1cは、ポッドの第1実施形態の平面図および側面図を原則的に示す。 図2a、図2b、図2cは、ポッドの第2実施形態の平面図および側面図を原則的に示す。 図3a、図3b、図3cは、ポッドの第3実施形態の平面図および側面図を原則的に示す。 図4a、図4b、図4cは、ポッドの第4実施形態の平面図および側面図を原則的に示す。 図5a、図5b、図5cは、ポッドの第5実施形態の平面図および側面図を原則的に示す。 図6は、ポッドのシーリング前にドーズを装填したポッドの第6実施形態を原則的に示す。 図7は、ポッドのシーリング前にドーズを装填したポッドの第7実施形態を原則的に示す。 図8は、ポッドのシーリング前にドーズを装填したポッドの第8実施形態を原則的に示す。 図9は、ドーズをポッドから投与する方法を示す。

Claims (26)

  1. ドライパウダー吸入装置による投与を意図する、計量したドライパウダー薬物ドーズを収容するための薬物容器であって、
    前記薬物容器が、前記計量した薬物ドーズを収容するように適合されたドーズベッドとして作用する底部を有するポッドを構成し、
    前記計量した薬物ドーズが、前記ポッドに装填された時、ハイ・バリア・シール・ホイルで前記ポッドを密封した後に、異物、特に水分から保護され、それによって前記ポッドを前記封入された計量したドーズのためのハイバリア容器に変換し、
    前記ポッドに対して移動するように、または逆に前記ポッドが移動するように配置された前記吸入装置のオープナ要素によって、前記ポッド・シーリング・ホイルが、前記ポッドの第1位置で開始し且つ前記ポッドの第2位置で終了するように開放できるように、前記ポッドが形成されることを特徴とする薬物容器。
  2. 前記ポッドが、前記ドーズベッドとして作用する平らな底部を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  3. 前記ポッドが、前記ドーズベッドとして作用する湾曲した底部を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  4. 前記カッターが、前記ドーズを保護する前記シーリングホイルを、前記ホイルの切り開き直後に前記ドーズから離れるように折り曲げ、それによって前記ドーズを吸入気流にアクセスできるようにすることを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  5. 前記密封ポッドが前記吸入装置に直接挿入するように適合され、封入ドーズが吸入装置によって前記ポッドから直接放出されることを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  6. 少なくとも1つの密封ポッドがポッドキャリアに取り付けられ、このポッドキャリアが前記吸入装置に挿入するように適合され、封入ドーズが選択したポッドから吸入装置によって直接放出されることを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  7. 選択したポッドがドライパウダー吸入装置における吸入作用に利用でき、
    プリセットレベルを上回る吸引力が前記吸入装置に加えられる時、前記ポッド・シーリング・ホイルが前記吸入装置の前記カッターによって切り開かれるように、前記ポッドが構成されることを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  8. 前記選択したポッドの前記ドーズベッドに装填されたドーズが、前記ポッド・シーリング・ホイルが切り開かれると同時に、エアロゾル化され且つ前記吸引によって生ずる吸入空気の流れに引き込まれ、それによって前記ポッド中の使用できるドーズパウダーが前記吸入装置によって放出されることを特徴とする、請求項7に記載の容器。
  9. 前記封入された計量したドーズが単回吸入中に吸い込みノズルによって吸い上げられ、それによって前記放出された細かい粒子ドーズの重量が、前記計量したドーズの薬剤有効成分の少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、そして最も好ましくは少なくとも70%に達することを特徴とする、請求項8に記載の容器。
  10. 前記ポッドおよび前記封入されたドーズが、長期ドーズ放出を支援する、選択したドライパウダー吸入器で使用される場合に、ドーズを長期に放出するように構成されることを特徴とする、請求項8に記載の容器。
  11. 前記ドライパウダー吸入器が吸い込みノズルを備え、
    十分な乱流の気流速度が発達して前記吸い込みノズルに入るまで、前記封入ドーズが前記吸い込みノズルによってアクセスされず、それによって前記ドーズ中の前記パウダーの十分なエアロゾル化および分解を確実にするように、前記吸い込みノズルおよび前記ポッドが構成されることを特徴とする、請求項8に記載の容器。
  12. 前記シーリングホイルが切り開かれた場合に、前記今開かれたポッドが、前記ドーズに徐々にアクセスしつつある吸い込みノズルに入る気流に対して、対称的な安定した気流状態および不変のドーズ接近性を呈することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  13. 前記ドーズが前記ポッドから放出されると、前記シーリングホイルの縁が元の状態に折り戻され、それによってどんな残留パウダーも前記ポッド内に少なくとも部分的に封入することを特徴とする、請求項12に記載の容器。
  14. 前記封入された計量したドーズが単回吸入作用中に吸い込みノズルによって吸い上げられ、それによって前記ポッド内のパウダーの残留の重量が、前記ドーズの前記計量した薬剤有効成分の30%未満、好ましくは20%未満、そして最も好ましくは10%未満に達することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  15. 2つ以上のポッドからのドーズが、必要に応じて、吸入装置を用いて単回吸入中に、所定の動作モードに従って順次に又は同時に放出されるように、前記2つ以上のポッドが前記吸入装置に挿入されることを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  16. 密封容器に封入された計量したドライパウダー薬物ドーズをドライパウダー吸入装置のユーザーに放出する方法であって、
    第1工程で、気体が吸い込みノズルの第1端部に流れ込むように、選択した閾値を超えるユーザーによる吸引を前記吸い込みノズルの第2端部に加え、それによって生じた前記ノズルに入る気体速度が選択した最小速度を超える工程と、
    第2工程で、選択した密封容器、いわゆるポッドを開き、同時に前記封入ドーズを前記ノズルの前記第1端部で利用できるようにする工程と、
    第3工程で、前記開いたポッド内の前記ドーズの前記パウダーを、それが前記ノズルに入る直前に、前記気流にアクセスできるようにすることによって、前記今アクセスできるドーズの前記パウダーをエアロゾル化する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  17. オープナが前記シーリングホイルを開いて折り畳み、ノズルがポッド底部のドーズベッドに概ね平行に移動するように、前記オープナと、一方で前記ノズルとの間に、他方で前記ポッドとの間に相対運動を導入し、それによって前記ノズルが安定した気流状態で前記ドーズに徐々にアクセスする工程をさらに含むことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. 前記気流速度が、前記ノズルの動きの始めから終わりまで、前記ポッド底部、すなわちドーズベッドの付近で、前記ノズルに入る前記入口の周りに均等に分布するように、前記ポッド、前記ドーズおよび前記ドーズに対する前記ノズルの動きを構成し、それによって良好なエアロゾル化状態が前記ドーズの放出中に維持される工程をさらに含むことを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. オープナおよび吸い込みノズルを備えるドライパウダー吸入装置であって、
    前記吸入装置は、請求項1に記載の少なくとも1つの薬物容器、ポッドを受け入れるように適合され、
    プリセットレベルを上回る吸引力が前記吸入装置に加えられると、切断作業を実行するカッターによる挿入したポッドの開封が開始され、
    前記吸い込みノズルに入る気流が事前に設定された気流速度を超えるまで、前記ノズルに入るドーズ中の前記パウダーのエアロゾル化が遅延することを特徴とする吸入装置。
  20. 長期ドーズ放出用に構成されたポッドおよび封入ドーズを用いて使用される場合に、吸入中に長期ドーズ放出を支援することを特徴とする、請求項19に記載の吸入装置。
  21. 選択したポッド内の前記封入された計量したドーズが単回吸入中に吸い込みノズルによって吸い上げられ、それによって前記放出された細かい粒子ドーズの重量が、前記計量したドーズの薬剤有効成分の少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、そして最も好ましくは少なくとも70%に達することを特徴とする、請求項19に記載の吸入装置。
  22. 前記開かれたポッドが、吸入の過程で前記ドーズを徐々に吸い上げ、かつエアロゾル化する前記吸い込みノズルに入る気流に対して、対称的な安定した気流状態および不変のドーズ接近性を呈することを特徴とする、請求項19に記載の吸入装置。
  23. 前記ドーズが前記ポッドから放出された後に、前記シーリングホイルの縁が元の状態に折り戻され、それによってどんな残留パウダーも前記ポッド内に少なくとも部分的に封入することを特徴とする、請求項19に記載の吸入装置。
  24. 2つ以上のポッドからのドーズが、必要に応じて、吸入装置を用いて単回吸入中に、所定の動作モードに従って順次かそれとも同時に放出されるように、前記2つ以上のポッドが前記吸入装置に挿入されることを特徴とする、請求項19に記載の吸入装置。
  25. 前記ポッドが、50μgから50mgの範囲にあり、かつこの範囲内のドーズ質量を含むドーズ荷を受け入れるように適合されることを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  26. 50μgから50mgの範囲にあり、この範囲内のドーズ質量を含むドーズ荷を収容するポッドを受け入れるように適合されることを特徴とする、請求項19に記載の吸入装置。
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