JP2008501267A - 二つの電話サービスの間で切替を行う方法、電話サービス変換器、および、呼び出しルーティング装置 - Google Patents

二つの電話サービスの間で切替を行う方法、電話サービス変換器、および、呼び出しルーティング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信の中断を回避するための、第一の電話サービスから第二の電話サービスへの切り替えについて、通信網の限られた変更のみで実施可能であるような構成を提案する。
【解決手段】電話サービス変換器(6)が、二つの端末(T1、T2)の間で第一の電話サービスを用いて行っている通信を中断し、第二の電話サービスにより二つの端末(T1、T2)を並行して呼び出し、つぎに、一方は変換器(6)、そして他方は二つの端末(T1、T2)それぞれとの間に確立された二つの通信を接合させることにより二つの端末(T1、T2)を関連づけ、二つの端末の(T1、T2)間に第二の電話サービスによる通信を確立する。
【選択図】図2A

Description

本発明は、二つの電話サービス、例えばビデオ電話サービスと音声による電話サービスとの間で切替を行う方法に関するものである。
例えば、第三世代ネットワークUMTSのような携帯電話システムにおいては、アクセスネットワークUMTSの無線カバーエリアは複数のセルに分割されており、そのセルのそれぞれは、送受信機を一つ備えた、そのセル内に位置する移動端末と通信を行うための固有の「ノードB」(Node B)を具備する。通信を行っている途中に、ある移動端末が移動すると、その端末と、その端末が接続されている「ノードB」の間の伝送信号がどの時点から弱くなったかをそのネットワークが感知して、他に使用可能な「ノードB」を見つけることにより、その端末のセルを変更するようにする。そのようにして、端末は、進行中の通信を中断させることなく維持しながら、接続対象となる「ノードB」を変更することになる。このようなセル間の移転の仕組みは一般に“ハンドオーバ(handover)”と呼ばれる。そのハンドオーバがカバー区域全体で確実に行われるようにするためには、そのカバー区域の各地点における移動端末は、(受信した信号の質がよくなるようなセルに向けて)セルを変更できるよう、少なくとも二つの「ノードB」の信号を感知していなければならない。
第三世代の携帯電話システム、特にUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)が目指すのは、特に、流量を増やすことにより、例えばビデオのようなマルチメディア通信を移動端末間でより高速にすることである。それゆえ、第三世代の携帯電話事業者は、自分たちのユーザーにビデオ電話サービスを提案することを検討している。
しかしながら、ビデオ通信用のハンドオーバを確実に行うためには、アクセスネットワークUMTSの無線カバー範囲の密度を、単に音声のみでの通信用のハンドオーバを確実に行うための密度よりもより濃密にしなければならないのであり、それには、UMTSシステム特有の二つの理由がある。第一の理由は、UMTSセルC(図1)では、ビデオ電話サービスと音声による電話サービスとは、どちらもセルCの中心部C1では実用に堪えるのであるが、そのセルの周辺部C2で実用に堪えるのは音声による電話サービスのみであるということである。図1に見られるように、現にUMTSシステムのカバー区域では、隣接するセルが部分的に重なり合うのは周辺部に限られる。このことから、音声による電話サービスは、カバー区域全体で確実に行えるのではあるが、ビデオ電話サービスはそうはいかないということになる。第二の理由は、UMTSセルが「呼吸をする」と言われていること、つまり、ある所定のセル内のユーザー数が多ければ多いほど、そのセルの面積が減少するということにある。上記に言及した二つの理由から、移動端末のユーザーが一つのセルから別のセルへと移動する際には、ビデオ電話サービスの継続性を保証しがたい。その場合には、ユーザーのビデオ通信は中断の危機にさらされる。
このようなビデオ電話サービスの無線カバー範囲の問題は、特に文献SP−030724において3GPP(第三世代パートナーシップ・プロジェクト−UMTS規格化機構)の一環としての規格化で取り上げられた問題である。この問題を解決するために、開発が検討されているのが、一方を移動端末とする二つの端末の間のビデオ通信が劣化した際に、ビデオ電話サービスから音声による電話サービスへと自動的に移行することで、その通信を音声電話サービスによって続行し、通信の中断を回避するということを目指す切替サービスである。この切替サービスを実施するために二つの解決法が検討された。
第一の解決法は、UMTSのRelease99に規定されている「マルチコール」(multicall)サービスに基づくものである。この機能性により、利用者は、第三世代携帯電話ネットワークの回線切替用のセクションを通して、二つの電話通信を同時に並行して確立し維持することができるようになる。このように、「マルチコール」サービスを搭載している移動端末は、ビデオ通信と音声による通信を同時に並行して確立することができる。上記に言及した切替サービスを実施するために、「マルチコール」サービスを利用することが検討されている。つまり、二つの移動端末の一方が移動中にビデオ電話サービスのカバー外の区域に移行することによって、両者の間のビデオ電話通信が劣化すると、その端末は、それまでビデオモードで通信を行っていた相手の端末に向けて一つの呼び出しを音声電話サービスによって発信することができる。音声による通信が確立された後は、そのビデオによる通信は解放されてもよい。
この解決法には様々な難点がある。第一の難点は、音声による通信を確立するにはある程度の時間がかかり、それは利用者が感じ取れるほどのものなのだが、並行して維持されているビデオ通信がその間に劣化してしまうということにある。それゆえ、音声通信の確立までの時間中、通信の質は利用者にとって満足のいかないものになってしまいかねない。第二の難点は、この解決法が、「マルチコール」サービスをサポートし、それを搭載している端末の間でしか実施できないということに関連するものである。ところで、このサービスは、固定電話のネットワークの端末用に規定されたものではない。更に、たとえ携帯電話ネットワークの端末用に規定されているにしても、ユーザーに提案されている移動端末では現在のところサポートされておらず、更には移動端末メーカーの見通しの中にもこのサービスは見受けられない。第三の難点は、「マルチコール」サービスを実施するには、UMTSシステムのコアネットワークのMSC(モバイル・スイッチング・センタ)を適合させることが必要となることであるが、それはまだメーカーの見通しに入っていない。
第二の解決法は、UMTSのRelease5に規定されている「サービス変更(service change)」に基づくものである。このサービスにより、二つの端末の間で電話通信を行っている途中に、ビデオモードから音声モードに移行することも、その逆も、二つの通信モードの特性が通信確立の際に特定されている限り、そして二つの端末がこれらの特性をサポートしている限り可能である。
上記で言及した切替サービスを実施するために、この「サービス変更」サービスを次のように用いることが検討されている。つまり、二つの端末の間のビデオモードでの電話通信が劣化した際に、その通信を音声モードに移行することを一方の端末から求めることができる、というようにである。
とはいうものの、この解決法にも幾つか難点がある。一つには、その「サービス変更」を実施するには、移動端末、RNC(無線アクセス・ネットワーク制御装置)そしてMSC(モバイル・スイッチング・センタ)というUMTS通信網の構成要素すべてに変更が必要だということである。ところで、このような変更を検討している機器メーカーはまだない。他方では、海外を移動中、いわゆる「ローミング」中の際に、その「ローミング」の相手となる事業者が自分のネットワークをその「変更」サービス用に適合させていない場合、また更に、他の携帯電話事業者の端末と通信をする際に、その相互接続の相手となる事業者が自分のネットワークをその「サービス変更」用に適合させていない場合は、自分の事業者が提案した「サービス変更」を搭載している端末は、このサービスの恩恵に浴することができないことになる。
確かに、「マルチコール」サービスと「サービス変更」は、それぞれUMTSのRelease99とRelease5に規定されているが、移動端末も、携帯電話ネットワークの現在のインフラもまだこれらのサービスの実施を可能にするのに適合されていない。ビデオ通信の劣化が原因でビデオ通信を行っている最中の二つの端末の間の通信が完全に中断されることを回避することを目的とした、ビデオ電話サービスから音声による電話サービスへの切替サービスの実現のための上記に説明した二つの解決法は、したがって短期的には実用化されることができない。
それゆえ、本発明の問題は、この二つの解決法の代替案となり、その実施が通信網の限られた変更しか必要としないような代替案を提案することにある。
ここで注意すべきは、そもそも本発明は、ビデオ電話サービスと音声による電話サービスとの間の切替の問題から生じたものであるということである。しかしながら、本発明はこのような具体的ケースにのみ限定されるものではなく、更に一般的に、二つの電話サービスの間の切替の問題に適用されるものである。
そのため、本発明が対象とするのは、第一の電話サービスから第二の電話サービスへと切り替える方法であり、その方法において、二つの端末がネットワークを通して第一の電話サービスにより互いに交信しており、二つの端末が第二の電話サービスにより互いの交信を継続するように、第一の電話サービスから第二の電話サービスへと切替を行い、その特徴は、第一の電話サービスから第二の電話サービスへの切替を行うために、電話サービス変換器が、
・二つの端末の間で第一の電話サービスを用いて行なっている通信を中断し、
・第二の電話サービスにより二つの端末を並行して呼び出し、つぎに、
・一方は変換器、そして他方は二つの端末それぞれとの間に確立された二つの通信を接合させることにより二つの端末を関連づけ、それにより、二つの端末の間に第二の電話サービスによる通信を確立することにある。
本発明は要するに、二つの端末の間の第一の電話サービスによる通信を故意に切断し、変換器と二つの端末それぞれとの間に第二の電話サービスによる二つの通信を開始し、つぎに、その二つの通信を接合させることにより二つの端末を関連づけ、それにより、それらの端末が互いに第二の電話サービスにより通信を行うようにすることである。後で確認することであるが、この方法の実施には通信網のわずかな変更しか必要としない。実際、呼び出し切断時に二つの端末の間に設置される変換器を通信網に付け加えるだけで済むのである。
好ましい実施態様においては、第一の電話サービスはビデオ電話サービスであり、第二のサービスは音声による電話サービスである。
この場合は、本発明の方法により、例えば二つの端末の一方が移動してビデオ電話サービスのカバー外の区域に移った時に、二つの端末の間でビデオ通信から音声による通信に移行することができる。
好適には、二つの端末の間で第一の電話サービスを用いる通信を確立する際、二つの端末の一方、「呼び出す側の端末」が、もう一方の端末、「呼び出される側の端末」に向けて一つの呼び出しを発信すると、
1)ネットワークがこの呼び出しを変換器に向けてルーティングし、それにより、その呼び出す側の端末と変換器との間に第一の電話サービスによる通信を確立する。
2)呼び出す側の端末からの呼び出しを受信すると、変換器は、呼び出される側の端末を呼び出し、それにより、呼び出される側の端末と第一の電話サービスによる通信を確立し、つぎに、一方は呼び出す側の端末と変換器の間の、そして他方は変換器と呼び出される側の端末の間それぞれの二つの通信を接合させることにより、二つの端末を関連づけることによって、二つの端末の間に第一の電話サービスによる通信を確立する。
このように、第一の電話サービスを用いる二つの端末の間の通信を確立する際には、ネットワークは、変換器にその呼び出しを経由させる。
本発明はまた、以下の手段を含む、ネットワーク用の電話サービス変換器をも対象とする。
1)二つの端末の間の第一の電話サービスを用いる通信を中断させるための呼び出し切断手段
2)二つの端末を並行して呼び出すことにより、これらの端末と、それぞれ第二の電話サービスによる通信を二つ確立するように構成された呼び出し手段
3)一方は変換器、そして他方は二つの端末それぞれとの間の二つの通信を接合させることにより、二つの端末を関連づけ、それにより、二つの端末の間に第二の電話サービスによる通信を確立するように構成された接合手段
本発明は、最後に、呼び出しのルーティングを行う装置に関するものであり、二つの端末の間に通信を確立する際に用いられる電話サービスを識別するための手段と、二つの端末のうちの一方、「呼び出す側の端末」からもう一方の端末、「呼び出される側の端末」に宛てて発信された呼び出しを、所定の電話サービスの場合には、前もって規定された電話サービスの変換器に向けて導くための進路決定手段とを含むことを特徴とするものである。
本発明は、以下の添付図面を参照しつつ、二つの電話サービスの間で切替を行う方法の具体的実施態様、電話サービス変換器と呼び出しルーティング装置の具体的実施形態の以下の説明を参考にすることで、より理解が深まっていく。
・図1は、セルのカバー範囲全体にわたって音声による電話サービスが可能であり、その一部でのみビデオ電話サービスが可能なUMTSセルの概略図である。
・図2Aは、第一の変形実施例において、発信の場合の、図1の携帯電話システムの通信網の構成要素を示す。
・図2Bは、第一の変形実施例において、着信の場合の、図1の携帯電話システムの通信網の構成要素を示す。
・図3は、図2Aと図2Bの呼び出しルーターのブロックフローチャートである。
・図4は、図2Aと図2Bの電話サービス変換器のブロックフローチャートである。
図2Aと図2Bが示すのは、第三世代携帯電話システム、この場合はUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)であり、それは、ユーザー同士でビデオ(即ち音声と動画)による通信を可能にするビデオ電話サービス、いわゆる「テレビ電話」と、ユーザー同士で音声のみによる通信を可能にする音声による電話サービスとを組み込むものである。このシステムに含まれるのは、周知のように、複数の「ノードB」(Node B)1、RNC(ラジオ・ネットワーク・コントローラ)2、MSC(モバイル・スイッチング・センタ)3、および、ISDNネットワーク(サービス統合デジタル・ネットワーク)9を含む、外部で切り替えられる電話ネットワークとUMTSネットワークとの間のゲートウェイの役割を果たすG−MSC4である。
各ノードB1は、中心部C1と周辺部C2を含む一つのセルで確実に電波を行き渡らせる送受信機を一つ備えている(図1)。ビデオ電話サービスと音声による電話サービスは、そのセルの中心部C1で実用に耐えるものであり、一方、そのセルの周辺部C2で実用に堪えるのは音声による電話サービスのみである。図1に見られるように、周辺では隣接するセルは部分的に重なり合っており、その結果、音声による電話サービスは、図1でおおまかに示されている周囲Pの内部にまで及んで、セルでカバーされた地域R全体で実用化可能であるのに対して、ビデオ電話サービスはこの地域R全体では実用化できないというのは、セルCの周辺区域C2の幾つかが隣接するセルの中心部C1にカバーされていないからである。
該システムには更に呼び出しルーター5と電話サービス変換器6が含まれる。明細書にある具体例では、各変換器6は幾つもの呼び出しルーター5に接続され、逆に、各ルーター5は幾つもの変換器6につながれている。変形例として、各変換器を一つのルーターにのみつなげてもよい。呼び出しルーター5の数と、変換器6の数は、一つには、ビデオ電話のデータ流量がどのくらいかにより、また他方では、機器5および6の呼び出し処理能力にもよる。
まず、注意したいのは以下のことである。
・「発信」は、ある移動端末から(他の移動端末または固定端末に宛てて)発せられる呼び出しを意味し、
・「着信」は、(他の移動端末または固定端末から)ある移動端末に宛てた呼び出しを意味する。
発信の場合は、UMTS通信網に含まれるのは、図2Aを参照しつつ順番に言うと、呼び出す側の移動端末T1、「ノードB」1、RNC2、MSC3、呼び出しルーター5および変換器6である。着信の場合は、UMTS通信網に含まれるのは、図2Bを参照しつつ順番に言うと、G−MSC4、呼び出しルーター5、変換器6、MSC3、RNC2、「ノードB」1、および呼び出される側の移動端末T2である。
呼び出しルーター5は、ビデオ電話サービスを用いる呼び出しの場合に、「呼び出す側の」端末から発せられた「呼び出される側の」端末に宛てた呼び出しを、変換器6の方にルーティングする、言い換えると送るための装置である。図3を参照しつつ述べると、以下の構成要素が含まれる:
・呼び出しの性質を識別し、その識別された呼び出しにどのような電話サービスが用いられているかを確定するための識別モジュール50と、
・ビデオ電話サービスによる呼び出しか、その他の電話サービス、例えば音声電話サービスによるものかに応じて、その呼び出しを、変換器6に向けて、あるいは直接、呼び出されている側の端末に向けて導くための進路決定モジュール51。
識別モジュール50は、二つの端末のうちの少なくとも一つがUMTSネットワークの移動端末である場合には、呼び出す側の端末から発せられた呼び出される側の端末に宛てた各呼び出しが用いているサービスのタイプを識別するためのものである。発信の場合には、呼び出す側である、通信を開始する移動端末から発せられた、呼び出し確立メッセージCC−Setupを受信すると、MSC3が呼び出される側の端末に向けて伝送するメッセージIAM(Initial Address Message)の内容となる伝達能力(“ISDN Bearer Capability”)を記述する部分に記載されている、‘Other Rate Adaptation’と‘FNUR’フィールドの内容を、識別モジュール50が分析する。ISDNネットワーク9の固定端末から発せられた着信の場合には、ISDNネットワーク9がG−MSC5に伝送するメッセージIAM(Initial Address Message)の内容となる伝達能力(“ISDN Bearer Capability”)を記述する部分に記載されている、‘Other Rate Adaptation’と‘FNUR’フィールドの内容を、識別モジュール50が分析する。モジュール50は、以下の場合に、それがビデオ電話での呼び出しであると識別する。
・‘Other Rate Adaptation’=“H223&H245”
・‘FNUR’=64kb/s
進路決定モジュール51は、モジュール50が識別した呼び出しを、それがビデオ電話の呼び出しであるならば変換器6に向けて、そうでなければ、直接、呼び出される側の端末に向けて導くためのものである。
変換器6は、通信中の二つの端末の間で用いられる電話サービスを変換するためのものである。図2Aと図2Bに示されている携帯電話システムにおける変換器の位置は、一方ではUMTSネットワークのMSC3、他方ではUMTSネットワークとUMTSネットワークの外部にあるネットワーク、特にG−MSC4との間のゲートウェイとの間に位置している。図4を参照すると、変換器6には以下のものが含まれる。
・呼び出す側の番号と呼び出される側の番号を内容とする、呼び出し確立メッセージを受信するモジュール60
・二つの端末の間の通信の質の劣化を検出するモジュール61
・二つの端末の間で進行中のビデオ通信を中断するように構成された呼び出し切断モジュール62
・端末の呼び出しを行うように構成された呼び出しモジュール63
・一方は変換器6、そして他方は二つの端末それぞれとの間の二つの通信を接合させることにより、二つの端末を関連づけるように構成された接合モジュール64
・呼び出す側の番号と呼び出される側の番号を保存するメモリー65
受信モジュール60は以下のことを行うように構成されている。
・呼び出す側の番号と呼び出される側の番号を内容とする、呼び出し確立メッセージ、この場合には、ビデオ発信の場合はMSC3から発せられ(図2A)、ビデオ着信の場合はG−MSC4から発せられた(図2B)、呼び出しルーター5を介して伝送されるIAMメッセージ(Initial Address Message)を受信し、
・IAMメッセージから、呼び出す側と呼び出される側の二つの番号を抜き出し、それらを互いに関連づけてメモリー65に記憶させる。
検出モジュール61は、ここでは、コード化されたビデオ・データのパケットを二つの端末の間で搬送する、ビデオ・コード化プロトコルH.263のフレームを分析することにより、二つの端末の間のビデオ通信の質の劣化を検出するように構成されている。例えば欠損した、あるいはエラーの生じたデータのパケット数のような通信の質の指標に応じて、検出モジュール61は、二つの端末の間のビデオ通信の質が、適切に続行できるかどうかという点で不十分なものになりはじめた時点を確定する。ビデオ通信の質が満足のいかないものになることがあるのは、例えば、二つの端末の一つである携帯電話が移動して、ビデオ電話サービスが実用に耐えない「ノードB」のセルの周辺に位置する区域内に移行したというときである。
呼び出し切断モジュール62は、ビデオ通信の質が不十分なものになった際、検出モジュール61の指示を受けると、二つの端末の間で進行中のビデオ通信を中断し、そして、これから音声による電話サービスを用いる通信が確立されることを二つの端末に通知するように構成されている。このように、各端末は、一時的な性質をもつ通信の中断を警告されており、その利用者に、これから音声による通信が確立されること通知することができるのであり、これは本方法の記述の中でこれから明らかにしていく通りである。
呼び出しモジュール63は、一方では、それぞれ「呼び出す側」と「呼び出される側」の二つの端末の間でビデオ呼び出しを確立する際、他方では、呼び出し切断モジュール62により二つの端末の間で進行中のビデオ通信が中断された後に、呼び出しを発信するように構成されている:
・「呼び出す側の」端末から発せられ「呼び出される側の」端末に宛てられたビデオ呼び出しを確立する際には、ルーター5がその呼び出しを変換器6に向けてルーティングする。呼び出しモジュール63は、そのビデオ呼び出しを受信すると、呼び出す側の端末の識別情報、この場合は呼び出し番号を、呼び出される側の端末に伝送される、呼び出し元識別フィールドに挿入して、呼び出される側の端末をビデオ電話サービスによって呼び出すように構成されている。
・二つの端末の間のビデオ通信が中断された後、呼び出しモジュール63は、二つの端末を並行して呼び出すことにより、これらの端末と、それぞれ音声による電話サービスによる通信を二つ確立するように構成されている。
接合モジュール64は、二つの端末の間のビデオ通信が中断され、変換器6と二つの端末それぞれとの間に二つの音声による通信が確立された後、その変換器6と端末の一方との間の通信と、その変換器6ともう一方の端末との間の通信とを接合させる、つまり、これら二つの通信を繋ぎ合わせることにより、二つの端末を音声による電話サービスによって通信を行う状態にするように構成されている。
呼び出しルーター5と変換器6の働きに対応する、ビデオ電話サービスから音声による電話サービスに切り替える方法をこれから説明する。
ビデオ発信の場合(図2A)
「呼び出す側の」UMTS移動端末T1から発せられ、「呼び出される側の」端末T2、例えば固定ネットワークISDN9の端末に宛てたビデオ発信の場合、遠距離通信規格3GPPの仕様書TS24.008によって規定されている、メッセージCC−Setup(E1)によって通信が開始され、呼び出す側の端末T1から発せられたそのメッセージは、呼び出す側の端末T1が接続されているMSC3にUTRANを介して伝送され、そのUTRANは端末T1が接続されているノードB1とRNC2とで構成されている。メッセージCC−SetupをMSC3から受信した後、ネットワークUMTSは必要なリソースをRAB assignementの手順によりUTRANの中に割り当てる(E2)。いったんリソースが割り当てられると、MSC3はメッセージIAM(E3)を端末T2に向けて発信する。このメッセージの中にあるのは、呼び出す側の端末T1の番号を内容とする、呼び出し元識別フィールドと、呼び出される側の端末T2の番号を内容とする、呼び出し先識別フィールドと、以下のフィールドを内容とする、伝達能力(“ISDN Bearer Capability”)を記述する部分である。
・‘Other Rate Adaptation’=“H223&H245”
・‘FNUR’=64kb/s
呼び出しルーター5は、メッセージIAMを傍受して、‘Other Rate Adaptation’と‘FNUR’フィールドの内容を分析することにより、それがビデオ呼び出しかどうか(つまりビデオ電話サービスを用いる呼び出しかどうか)を識別し、その呼び出しを、そのルーターが接続されている変換器6に向けてルーティングし、受信したメッセージIAMをその変換器に伝送する(E4)。
変換器6はメッセージIAMを受信し、そこから呼び出す側と呼び出される側の番号を抜き出し、それらを互いに関連づけてメモリーに記憶させる。つぎに、変換器6は、一方では呼び出される側の端末T2を呼び出し、他方では、呼び出す側の端末T1との通信の確立を完結させるということを、以下のようにして行う。
端末T2を呼び出すために、変換器6は、その端末に向けて、呼び出し元識別フィールドに、この場合はT1の呼び出し番号で構成された、呼び出す側の端末T1の識別情報を挿入して、新しいメッセージIAMを発信する(E5)。このようにして、その呼び出しは、呼び出す側の端末T1から呼び出される側の端末T2へと送られていくのであるが、それは変換器6を介して、二つのメッセージIAMによって送られていくのであり、これらのメッセージはそれぞれMSC3(E3)と変換器6(E5)から発せられ、どちらも呼び出し元識別フィールドの中に、呼び出す側の端末T1の番号を含んでいる。そういうわけで、呼び出される側の端末T2から見ると、受信した呼び出しの出所は呼び出す側の端末T1であり、変換器6ではない。呼び出される側の端末T2に、呼び出しを受信した旨が着信音によって通知されると、ISUP層(ISDN User Part)のメッセージACM(Address Complete Message)(E6)が、呼び出される側の端末T2から変換器6に伝送される。呼び出される側T2が受話器を取ると、メッセージANM(Answer Message)(E8)が変換器6に伝送され、それからビデオ電話通信が、端末T2と変換器6との間に確立される。
呼び出す側の端末T1と変換器6との間の通信の確立の過程は、次のような流れを経て終了する。呼び出される側の端末T2が着信音によって通知されたことを示すメッセージACM(E6)が変換器6によりMSC3に再伝送される(_E6)。この情報は、メッセージCC Alerting(E7)を用いてMSC3により、呼び出す側の端末T1に伝送される。同様に、呼び出される側の端末T2が受話器を取ったことを示すメッセージANM(E8)が変換器6によりMSC3に再伝送され(_E8)、この情報はメッセージCC Connect(E9)を用いてMSC3により、呼び出す側の端末に伝送される。呼び出す側の端末T1は、このとき、通信の確立を確認するために、MSC3にメッセージCC Connect Ack(E10)を送る。このとき、呼び出す側の端末T1と変換器6との間のビデオ電話通信が確立される。
一方は変換器6、そして他方は二つの端末T1とT2それぞれとの間の二つのビデオ通信を確立した後、変換器6は二つの通信を接合させ、それにより、二つの端末T1とT2とをビデオ電話サービスにより関連づける。二つの端末T1とT2とは、そのようにして、変換器6を介して、ビデオ電話サービスにより通信を交わす状態になる。しかしながら、変換器6が介在していることは、呼び出す側の端末からも呼び出される側の端末からも見えていない。関連づけられた後、端末T1とT2はビデオ電話サービスにより通信する。
ビデオ着信の場合(図2B)
例えばISDNネットワーク9の固定端末T1から発せられた、ネットワークUMTSの移動端末T2宛てのビデオ着信の場合は、その呼び出しはネットワークISDN9によってG−MSC4にまでルーティングされるのであり、その時に用いるメッセージIAM(E1´)の中にあるのは、呼び出す側の端末T1の番号を内容とする、呼び出し元識別フィールドと、呼び出される側の端末T2の番号を内容とする、呼び出し先識別フィールドと、以下のフィールドを内容とする、伝達能力(“ISDN Bearer Capability”)を記述する部分である。
・‘Other Rate Adaptation’=“H223&H245”
・‘FNUR’ =64kb/s
G−MSC4は呼び出される側の移動端末T2のロケーションについてのいかなる情報ももっていないため、名目上のロケーションレジスタであるHLR(Home Location Register)8に問い合わせ(E2´)、HLR自身が、端末T2の近くに位置する図示されていないレジスタVLR(Visitor Location Register)に問い合わせることで、MSRN番号(Mobile Station Roaming Number)が得られる。この番号により、G−MSC4から、宛先であるMSC3に向けて、メッセージIAMをルーティングすることが可能となる(E3´)。そのメッセージIAMを、呼び出しルーター5が傍受し、‘Other Rate Adaptation’と‘FNUR’フィールドの内容を分析して、それがビデオ呼び出しであることを識別する。このときルーター5は、その呼び出しを、そのルーターが結び付けられている変換器6に向けてルーティングし、受信したメッセージIAM(E4´)を変換器に再伝送する。
変換器6はメッセージIAMを受信し、そこから呼び出す側と呼び出される側の番号を抜き出し、それらを互いに関連づけてメモリーに記憶させる。つぎに、変換器6は、呼び出される側の端末T2を呼び出し、呼び出す側の固定端末T1との通信の確立を完結させるということを、以下のようにして行う。
端末T2を呼び出すために、変換器6は、端末T2が接続されているMSC3に向けて、呼び出し元識別フィールドに、この場合は呼び出す側の端末T1の番号で構成された、呼び出す側の端末T1の識別情報を挿入して新しいメッセージIAM(E5´)を発信する。このようにして、その呼び出しは、呼び出される側の端末T2へと送られていくのであるが、それは変換器6を介して、二つのメッセージIAMによって送られていくのであり、これらのメッセージはそれぞれネットワークISDN9(E1´)と変換器6(E5´)から発せられ、どちらも呼び出し元識別フィールドの中に、呼び出す側の端末T1の番号を含んでいる。そういうわけで、呼び出される側の端末T2から見ると、受信した呼び出しの出所は確かに呼び出す側の端末T1であり、変換器6ではない。変換器6と移動端末T2との間で呼び出しを確立する過程は、周知の方法で続行される。つまり、メッセージIAMを受信すると、MSC3はメッセージCC−Setup(E6´)を端末T2に送り、その端末T2は、このメッセージを受信すると、MSC3にメッセージCC−Call Confirmed(E7´)を返送する。つぎに、ネットワークUMTSは、必要なリソースをRAB assignement(E8´)の手順により、端末T2が接続されているノードB1とRNC2とで構成されているUTRANの中に割り当てる。呼び出される側の端末T2が鳴ると、メッセージCC−Alerting(E9´)がMSC3に送られ、メッセージACM(Address Complete Message) (E10´)により変換器6に向けて中継される。呼び出される側の端末T2が受話器を取ると、メッセージCC−Connect(E11´)が端末T2からMSC3に伝送され、つぎに、MSC3が変換器6に向けて発信した、呼び出される側T2が受話器を取ったことを示すものであるメッセージANM(Answer Message)(E12´)により中継される。このときビデオ電話通信が、呼び出される側の端末T2と変換器6との間に確立される。
呼び出す側の端末T1と変換器6との間の通信の確立の過程は、次のような流れを経て終了する。変換器6は、呼び出される側の端末T2から発せられた、端末T2が着信音により呼び出しを通知されたことを示すメッセージACM(_E10´)と、そして次に、呼び出される側の端末T2から発せられた、呼び出される側の端末T2が受話器を取ったことを示すメッセージANM(_E12´)を、固定ネットワークISDN9の呼び出す側の端末T1に向けて再伝送する。このとき、変換器6と呼び出される側の端末T1との間のビデオ通信が確立される。
一方は変換器6、そして他方は二つの端末T1とT2それぞれとの間の二つのビデオ通信を確立した後、変換器6は二つの通信を接合させ、それにより、二つの端末T1とT2とをビデオ電話サービスにより関連づける。
ここで強調しておきたいのは、変換器6が介在していることは、呼び出す側の端末T1からも呼び出される側の端末T2からも見えていないということである。
ビデオ電話サービスから音声による電話サービスへの切替過程
二つの端末T1とT2との間でビデオ通信を行っており、二つの端末の少なくとも一つがネットワークUMTS(着信または発信)に属している場合、変換器6は、二つの端末T1とT2との間で伝送されるコード化されたビデオ・データのパケットを搬送する、ビデオ・コード化プロトコルH.263のフレームを分析する。明細書の中の具体例においては、変換器6は、データの欠損した、あるいはエラーの生じたパケット数を定期的に評価して、ビデオ通信の質を監視する。
二つの端末のうちの一つ、T1またはT2の移動端末が、移動して、ビデオ電話サービスの質が不十分なものである、UMTSセルの周辺に位置する区域に入ると、二つの端末T1とT2との間のビデオ通信は劣化する。変換器6は、そのビデオ通信の質の劣化を検知し、このとき、二つの端末T1とT2のそれぞれに並行して(この場合は交渉プロトコルH.245のメッセージUserInputIndicationであり、それら端末にこれから音声による通信が確立されることを通知するものである)警告メッセージを伝送して通信を中断する。このメッセージを受信すると、各端末T1、T2は、この情報を利用者に、この場合は端末上にメッセージを表示して通知する。変形例として、あるいは補完的方法として、その警告メッセージを受信すると、各端末T1、T2は、通信が中断している間、最後に表示された画像で停止した状態にするか、あるいは音声による警告メッセージを発信してもよい。
二つの端末T1とT2との間の通信を中断させた後、変換器6は、音声による電話サービスにより、二つの端末T1とT2とを並行して呼び出し、そのようにして、端末T1と音声による第一の通信を、端末T2と音声による第二の通信を確立し、つぎに、それら二つの音声通信を接合させることにより二つの端末T1とT2とを関連づける。二つの端末T1とT2との間の通信は、そのようにして、変換器6を介して、音声による電話サービスにより確立される。その呼び出しの一時的な中断の後、二つの端末T1とT2は、音声による電話サービスにより通信を続行する。
本発明の変形実施例においては、変換器6に向けてビデオ呼び出しをルーティングする機能は、ネットワークUMTSのMSC3とG−MSC5の中に組み込まれており、したがって、これらの機器は呼び出しをルーティングする装置としての役割を果たす。この場合、発信の場合は、MSC3の中に組み込まれたビデオ呼び出し識別モジュールは、呼び出す側であり、通信を開始する端末から発せられた呼び出しを確立するメッセージCC−Setupの内容となる伝達能力(“IE Bearer Capability”)を記述する部分に記載されている、‘Other Rate Adaptation’と‘FNUR’フィールドの内容を分析するように構成されている。着信の場合は、G−MSC5の中に組み込まれたビデオ呼び出し識別モジュールが、ネットワークISDN9から発せられたメッセージIAMの内容となる伝達能力(“ISDN Bearer Capability”)を記述する部分に記載されている、‘Other Rate Adaptation’と‘FNUR’フィールドの内容を分析するように構成されている。
上記に説明した実施例においては、変換器6により、ビデオ電話サービスから音声による電話サービスへの移行が可能となる。いう迄もなく、本発明は、上記に説明したもの以外の二つの電話サービスの間の通信にも応用できる。
語彙集
この語彙集は、本特許出願で用いられた英語の略語の一覧である。これらの略語の定義は、3GPP遠距離通信規格に準拠して行われている。
ACM:Address Complete Message
ANM:Answer Message
CC:Call Control
ETSI:European Telecommunications Standards Institute
FNUR:Fixed Network User Rate
3GPP:Third−Generation Partnership project(of ETSI)
G−MSC:Gateway MSC
HLR:Home Location Register
IAM:Initial Address Message
ISDN:Integrated Service Digital Network
ISUP:ISDN User Part
MSC:Mobile Switching Center
RAB:Radio Access Bearer
RNC:Radio Network Controller
UMTS:Universal Mobile Telecommunication System
セルのカバー範囲全体にわたって音声による電話サービスが可能であり、その一部でのみビデオ電話サービスが可能なUMTSセルの概略図である。 発信の場合の、図1の携帯電話システムの通信網の構成要素を示す図である。 着信の場合の、図1の携帯電話システムの通信網の構成要素を示す図である。 図2Aと図2Bの呼び出しルーターのブロックフローチャートである。 図2Aと図2Bの電話サービス変換器のブロックフローチャートである。
符号の説明
C1 セルの中心部
C2 セルの周辺部
P 周囲
T1、T2 移動端末
1 ノードB
2 RNC
3 MSC
4 G−MSC
5 呼び出しルーター
50 識別モジュール
51 進路決定モジュール
6 電話サービス変換器
60 受信モジュール
61 検出モジュール
62 呼び出し切断モジュール
63 呼び出しモジュール
64 接合モジュール
65 メモリ
8 HLR
9 ISDNネットワーク

Claims (15)

  1. 第一の電話サービスから第二の電話サービスへと切り替える方法であり、その方法において、二つの端末(T1、T2)がネットワークを通して第一の電話サービスにより互いに交信しており、二つの端末(T1、T2)が第二の電話サービスにより互いの交信を継続するように、第一の電話サービスから第二の電話サービスへと切替を行い、第一の電話サービスから第二の電話サービスへの切替を行うために、電話サービス変換器(6)が、
    ・二つの端末(T1、T2)の間で第一の電話サービスを用いて行なっている通信を中断し、
    ・第二の電話サービスにより二つの端末(T1、T2)を並行して呼び出し、つぎに、
    ・一方は変換器(6)、そして他方は二つの端末(T1;T2)それぞれとの間に確立された二つの通信を接合させることにより二つの端末(T1、T2)を関連づけ、それにより、二つの端末(T1、T2)の間に、第二の電話サービスによる通信を確立すること、
    を特徴とする方法。
  2. 第一の電話サービスは、ビデオ電話サービスであり、第二のサービスは音声による電話サービスである、請求項1に記載の方法。
  3. 二つの端末(T1、T2)の間で第一の電話サービスを用いる通信を確立する際、二つの端末の一方(T1)、「呼び出す側の端末」が、もう一方の端末(T2)、「呼び出される側の端末」に向けて一つの呼び出しを発信すると、
    1)ネットワーク(5)がこの呼び出しを変換器(6)に向けてルーティングし、それにより、呼び出す側の端末(T1)と変換器(6)との間に第一の電話サービスによる通信を確立し、
    2)呼び出す側の端末(T1)からの呼び出しを受信すると、変換器(6)は、呼び出される側の端末(T2)を呼び出し、それにより、呼び出される側の端末と第一の電話サービスによる通信を確立し、つぎに、一方は、呼び出す側の端末(T1)と変換器(6)の間の、他方は、変換器(6)と呼び出される側の端末(T2)の間それぞれの二つの通信を接合させることにより、二つの端末(T1、T2)を関連づけることによって、二つの端末(T1、T2)の間に第一の電話サービスによる通信を確立する、
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 呼び出す側の端末(T1)からの呼び出しを受信すると、変換器(6)は、呼び出す側の端末(T1)と呼び出される側の端末(T2)の番号を記憶し、それにより、後ほどこれらの端末を呼び出して、二つの端末(T1およびT2)の間に第二の電話サービスによる通信を確立する、請求項3に記載の方法。
  5. 変換器が、呼び出される側の端末(T2)を第二の電話サービスにより呼び出す際、呼び出す側の端末(T1)の識別情報を、呼び出される側の端末(T2)に伝送される、呼び出し元識別フィールドの中に挿入する、請求項3または4に記載の方法。
  6. 変換器(6)が、二つの端末(T1、T2)の間の第一の電話サービスを用いる通信の質を監視し、そして、その通信の質の劣化を検知すると、その通信を中断する、請求項1から5のいずれか一つに記載の方法。
  7. 二つの端末(T1、T2)の間の第一の電話サービスを用いる通信を中断した後、変換器が二つの端末(T1、T2)のそれぞれに、これから第二の電話サービスによる通信が確立されることを通知する、請求項1から6のいずれか一つに記載の方法。
  8. ネットワーク用の電話サービス変換器であり、
    1)二つの端末(T1、T2)の間の第一の電話サービスを用いる通信を中断させるための呼び出し切断手段(62)、
    2)二つの端末(T1、T2)を並行して呼び出すことにより、これらの端末と、それぞれ第二の電話サービスによる通信を二つ確立するように構成された呼び出し手段(63)と、
    3)一方は変換器(6)、他方は二つの端末(T1、T2)それぞれとの間の二つの通信を接合させることにより、二つの端末(T1、T2)を関連づけ、それにより、二つの端末の間に第二の電話サービスによる通信を確立するように構成された接合手段(64)、
    を含む、変換器。
  9. 呼び出し手段(63)が、ネットワーク(5)により変換器(6)に向けてルーティングされた呼び出しである、端末(T1)、「呼び出す側の端末」が、もう一方の端末(T2)、「呼び出される側の端末」に向けて発した第一の電話サービスによる呼び出しを受信すると、呼び出される側の端末(T2)を第一の電話サービスにより呼び出すように構成されており、また、接合手段(64)が、一方は呼び出す側の端末(T1)と変換器(6)との間の、他方は、変換器(6)と呼び出される側の端末(T2)との間の二つのそれぞれの通信を接合させることにより、二つの端末(T1、T2)を関連づけ、それにより、二つの端末(T1、T2)の間に第一の電話サービスによる通信を確立するように構成されている、請求項8に記載の変換器。
  10. 変換器(6)と呼び出される側の端末(T2)との間に呼び出しを確立する際、呼び出される側の端末(T2)に伝送される、呼び出し元識別フィールドの中に、呼び出す側の端末の識別情報を挿入するための手段が用意されている、請求項9に記載の変換器。
  11. 二つの端末(T1、T2)の間の通信の劣化を検出し、それにより、前記通信のために用いられる電話サービスの変更を指示するための手段(61)が用意されている、請求項8から10のいずれか一つに記載の変換器。
  12. 第一の電話サービスによる通信を中断した後、二つの端末(T1、T2)に、これから第二の電話モードを用いる通信が確立されることを通知するための手段(62)が用意されている、請求項8から11のいずれか一つに記載の変換器。
  13. 二つの端末(T1、T2)の間に通信を確立する際にその通信に用いられる電話サービスを識別するための手段(50)と、一方の端末(T1)、「呼び出す側の端末」から発せられ、もう一方の端末(T2)、「呼び出される側の端末」に宛てられた呼び出しを、所定の電話サービスの場合、請求項8から11のいずれか一つに記載の電話サービス変換器(6)に向けて導くための進路決定手段(51)を含むことを特徴とする、呼び出しルーティング装置。
  14. モバイル・スイッチング・センタ(3)の中に組み込まれていることを特徴とする、請求項13に記載の呼び出しルーティング装置。
  15. 請求項8から12のいずれか一つに記載の電話サービス変換器(6)と、請求項13または14に記載の呼び出しルーティング装置を含み、第一の電話サービスと第二の電話サービスをサポートするのに適した電話システム。
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