JP2008309079A - 燃料噴射ノズル - Google Patents

燃料噴射ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP2008309079A
JP2008309079A JP2007158287A JP2007158287A JP2008309079A JP 2008309079 A JP2008309079 A JP 2008309079A JP 2007158287 A JP2007158287 A JP 2007158287A JP 2007158287 A JP2007158287 A JP 2007158287A JP 2008309079 A JP2008309079 A JP 2008309079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
needle
nozzle
fuel injection
injection nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007158287A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Sotozono
祐一 外薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007158287A priority Critical patent/JP2008309079A/ja
Publication of JP2008309079A publication Critical patent/JP2008309079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】噴孔間の燃料噴霧のばらつきを抑制された燃料噴射ノズルを提供する。
【解決手段】燃料噴射ノズル1は、軸線方向に往復動可能なニードル10と、下部に燃料を噴出する複数の噴孔26と噴孔26よりも上部にニードル10が着座するシート面24とを有するノズルボディ20と、噴孔26及びシート面24の間にニードル10の軸線に向けて突出した突出部25とを備えている。燃料噴射ノズル1が、突出部25を備えていることにより、噴孔26間の燃料噴霧のバラつきを抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料噴射ノズル、特に内燃機関の燃料噴射ノズルに関する。
従来から、内燃機関に用いられる燃料噴射ノズルは、ニードルと、燃料を噴出する複数の噴孔とニードルが着座するシート面とを有するノズルボディとを備えたものが知られている(特許文献1乃至4参照)。
ところでこのような燃料噴射ノズルは、ニードルが偏芯している場合には、複数の噴孔から均一な燃料噴霧が得られない恐れがある。このような課題に対して、特許文献4においては、ノズルボディに設けたニードル取付孔の内周面に周説するガイドをニードルの先端部外周面に設けた燃料噴射ノズルが開示されている。これにより、ニードルの偏芯が予防される。
特開2006−009622号公報 特開平08−144895号公報 特開2005−180375号公報 特開平07−119582号公報
しかしながら、ノズルボディと、ニードルとの間には、燃料が通過すると共にニードルをノズルボディに対して往復動可能とするためのクリアランスが設定されている。このため、燃料からの圧力などによって生じるニードルの偏芯を、完全に防止することはできない。従って、上記特許文献4で開示されている燃料噴射ノズルとは異なる観点から燃料噴霧のばらつきを抑制する必要がある。
したがって本発明の目的は、噴孔間の燃料噴霧のばらつきを抑制された燃料噴射ノズルを提供することである。
上記目的は、軸線方向に往復動可能なニードルと、下部に燃料を噴出する複数の噴孔と前記噴孔よりも上部に前記ニードルが着座するシート面とを有するノズルボディと、前記噴孔及びシート面の間に前記ニードルの軸線に向けて突出した突出部とを備えている、ことを特徴とする燃料噴射ノズルによって達成できる。
上記構成において、噴孔及びシート面の間にニードルの軸線に向けて突出した突出部を備えていることにより、噴孔間の燃料噴霧のバラつきを抑制することができる。
また、上記構成において、前記突出部は、前記ノズルボディと別体に形成されている、構成を採用できる。
突出部がノズルボディと別体に形成されているので、ノズルボディの構造の複雑化を回避できる。
また、上記構成において、前記突出部は、焼きばめによって前記ノズルボディ内に保持されている、構成を採用できる。
これにより、突出部はノズルボディ内に安定して保持される。
本発明によれば、噴孔間の燃料噴霧のばらつきを抑制された燃料噴射ノズルを提供できる。
以下、図面を参照して本発明に係る燃料噴射ノズルについて説明する。
図1は、燃料噴射ノズル1の部分断面図である。図2は、ニードル10の先端部14周辺の拡大図である。燃料噴射ノズル1は、燃料ポンプ(図示せず)により加圧された燃料を、内燃機関の気筒内に噴射供給するノズルである。燃料噴射ノズル1は、図1に示すように、その軸方向に往復動可能なニードル10と、ニードル10を収容するノズルボディ20とからなる。
ニードル10は、例えば炭素鋼等の金属材料により略丸棒形状に形成されている。このニードル10は、3段の円錐形状面からなる先端部14、先端部14と同軸の略円柱状をなす小径部15、小径部15と同軸の略円柱状であって小径部15よりも径が大きい大径部16とを有する。
ノズルボディ20は、例えば炭素鋼等の金属材料により略円筒形状に形成されている。このノズルボディ20は、図1及び図2に示すように、内燃機関の気筒(不図示)内に燃料を噴射するための噴孔26、先端部14が着座するシート面24、シート面24よりも燃料の流れ方向の下流(下部)に設けられて噴孔26により内燃機関の気筒内と連通するサック室44を有する。また、サック室44よりも上流で小径部15を所定の径方向クリアランスを保って収容する軸孔21、さらに軸孔21よりも上流で大径部16を軸方向に往復摺動自在に収容する摺動孔22、軸孔21と摺動孔22との間に形成されて燃料を一時的に蓄える油溜り室41、油溜り室41へ燃料を導く燃料孔23を有する。そして、図1に示すように、小径部15と軸孔21との隙間は、油溜り室41からサック室44へ向かう第1燃料通路42をなしている。
またニードル10は、スプリング30の付勢力により、サック室44を閉鎖する方向に、常時、付勢されている。そして、ニードル10は、先端部14がシート面24に着座することによりサック室44を閉鎖し、先端部14がシート面24から離脱することによりサック室44を開放する。なお、先端部14は、油溜り室41および第1燃料通路42の燃料圧力がスプリング30による付勢力より大きくなったときにシート面24から離脱する。また、この離脱により先端部4とシート面24との間に形成される隙間は、第1燃料通路42からサック室44へ向かう第2燃料通路43をなす。
図2に示すように、ノズルボディ20は、噴孔26とシート面24との間に、ニードル軸線Aに向けて突出した突出部25を有している。突出部25は、ニードル軸線Aを中心として囲うように、環状に形成されている。突出部25は、ニードル10の先端部14と、サック室44とを隔てるように形成されている。又、突出部25の上面は、ニードル10の先端部14と対向するように、ニードル軸線に対して略直交するように形成されている。また、突出部25の下面は、サック室44へ向かうに従い拡径するように形成されている。このように、突出部25は、第2燃料通路43からサック室44へ向かう流路を絞るように形成されている。突出部25についての機能については後述する。
また、先端部14は、シート面24の座部に液密的に接触して第2燃料通路43を遮断するシート部18を有する。実施例1では、図2に示すごとく、2段目の円錐形状面の最下流部をなす略円環状の稜線(エッジ)がシート部18をなす。これにより、先端部14がシート面24に着座し、サック室44が閉鎖される。
燃料噴射ノズル1は、燃料ポンプから所定量の燃料が吐出されると、燃料は燃料孔23を介して、油溜り室41、第1燃料通路42に供給される。油溜り室41及び第1燃料通路42内の燃料の圧力が、スプリング30の不勢力よりも大きくなると、先端部14はシート面24から離脱する。
この離脱により、先端部14のシート部18からシート面24から離れ、第2燃料通路43が開放される。これにより、燃料はサック室44へと流れ込み、噴孔26から燃料が噴射される。
次に、従来の燃料噴射ノズルにおいて起こり得る問題点について詳細に説明する。図3は、従来の燃料噴射ノズルにおいて起こり得る問題点の説明図である。
尚、図3において示している従来の燃料噴射ノズルは、本実施例に係る燃料噴射ノズルとほぼ同様の箇所に関して類似の符号を用いている。
図3(a)は、従来の燃料噴射ノズルの先端部周辺の拡大図である。図3(a)においては、ニードル10xがシート面24xから離脱した状態の先端部14x周辺を示している。図3(a)に示すように、先端部14xがシート面24xから離脱する場合に、ニードル10xが偏芯して、ニードル軸線Aとノズルボディ軸線Bとがずれる場合がある。図3(a)においては、ニードル10xが、若干左側へと偏芯しており、左側の第2燃料通路43xよりも右側での第2燃料通路43xの方が大きく開かれている。このような場合、高圧燃料は、ニードル10xに対して片側からより多くサック室44xへと流れ込むことになる。従って、図3(a)においてニードル10xの左側と右側とでは高圧燃料によって受ける圧力の差が大きくなものとなっている。
図3(b)は、ニードル10xが偏芯した場合での燃料噴霧のばらつきの説明図であり、従来の燃料噴射ノズルの先端側から見た図である。ニードル10xが偏芯すると、図3(b)に示すように、各噴孔26x間で燃料噴霧にばらつきが発生する。これは、上述したように、ニードル10xが偏芯することにより、図3(a)においてサック室44x内に圧力分布が生じ、この結果、サック室44x内の高圧部分周辺の噴孔26xからは多くの燃料が噴射され、サック室44x内の低圧部分周辺の噴孔26xからは比較的少ない燃料が噴射されるからである。ニードル10xが、傾いた場合にも同様の現象が起こる。
このような偏芯や傾きが発生する原因は、例えば、ニードルの先端部の軸線と、ニードルの摺動自在に収容するノズルボディの摺動孔の軸線とのずれや、ニードルを付勢するスプリングのずれなどがある。また、図3(c)に示すように、例えば、ニードル軸線に対する、シート面24xの傾斜角度α°と、シート部18xの傾斜角度β°とのずれなどが原因となる。
しかしながら、本実施例に係る燃料噴射ノズル1は、図2に示すように、突出部25が形成されている。この突出部25は、ニードル10が偏芯することによって、突出部25よりも上流側で圧力分布が生じたとしても、突出部25よりも下流側のサック室44内では、圧力分布が抑制されて、均一な圧力となるように作用する。これは、偏芯によってシート部18の片側からサック室44へ流れ込む燃料が、一端突出部25によってニードル軸線A周囲に集められることによる。このように、突出部25を設けることにより、サック室44内の燃料の圧力が均一に保たれるので、各噴孔26間における燃料噴霧のばらつきの発生が抑制される。
また、突出部25によって絞られる流路断面積は、各噴孔26の総断面積よりも、大きくなるように形成されている。これは、突出部25によって絞られる流路断面積が、各噴孔26の総断面積よりも小さい場合には、高圧燃料が、スムーズに、サック室44室内へ流れ込まない恐れがあるからである。
次に、燃料噴射ノズルの変形例について説明する。
図4は、変形例に係る燃料噴射ノズルのニードルの先端部周辺の拡大図である。尚、変形例に係る燃料噴射ノズルは、上記燃料噴射ノズル1と同様の構成の部分には同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
図4に示すように、突出部25aが形成されている。突出部25aは、上記実施例1において説明した燃料噴射ノズル1と異なり、ノズルボディ20とは別部材で形成されている。また。突出部25aは、ノズルボディ20と同一の材料によって成形されている。突出部25aをノズルボディ20と別部材で形成することにより、ノズルボディ20の構造の複雑化を回避でき、ノズルボディ20の成形が困難になることを回避できる。
また、突出部25aは、ノズルボディ20に対して、焼きばめによって所定の位置で嵌合されている。これにより、突出部25aを、ノズルボディ20内の所定の位置に保持することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
燃料噴射ノズルの部分断面図である。 ニードルの先端部周辺の拡大図である。 従来の燃料噴射ノズルにおいて起こり得る問題点の説明図である。 変形例に係る燃料噴射ノズルのニードルの先端部周辺の拡大図である。
符号の説明
1 燃料噴射ノズル
10 ニードル
14 先端部
15 小径部
16 大径部
18 シート部
20 ノズルボディ
21 軸孔
22 摺動孔
23 燃料孔
24 シート面
25、25a 突出部
26 噴孔
30 スプリング
42 第1燃料通路
43 第2燃料通路
44 サック室

Claims (3)

  1. 軸線方向に往復動可能なニードルと、
    下部に燃料を噴出する複数の噴孔と前記噴孔よりも上部に前記ニードルが着座するシート面とを有するノズルボディと、
    前記噴孔及びシート面の間に前記ニードルの軸線に向けて突出した突出部とを備えている、ことを特徴とする燃料噴射ノズル。
  2. 前記突出部は、前記ノズルボディと別体に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射ノズル。
  3. 前記突出部は、焼きばめによって前記ノズルボディ内に保持されている、ことを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射ノズル。
JP2007158287A 2007-06-15 2007-06-15 燃料噴射ノズル Pending JP2008309079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007158287A JP2008309079A (ja) 2007-06-15 2007-06-15 燃料噴射ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007158287A JP2008309079A (ja) 2007-06-15 2007-06-15 燃料噴射ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008309079A true JP2008309079A (ja) 2008-12-25

Family

ID=40236898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007158287A Pending JP2008309079A (ja) 2007-06-15 2007-06-15 燃料噴射ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008309079A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138683A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2014148897A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Hino Motors Ltd 燃料噴射ノズル
JP2014196684A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社日本自動車部品総合研究所 燃料噴射ノズル
DE102015111079A1 (de) 2014-09-17 2016-03-17 Denso Corporation Kraftstoffeinspritzdüse

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138683A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2014148897A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Hino Motors Ltd 燃料噴射ノズル
JP2014196684A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社日本自動車部品総合研究所 燃料噴射ノズル
DE102015111079A1 (de) 2014-09-17 2016-03-17 Denso Corporation Kraftstoffeinspritzdüse

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100990080B1 (ko) 스프레이 건
JP2008309079A (ja) 燃料噴射ノズル
JP6100584B2 (ja) 燃料噴射ノズル
US9328706B2 (en) Fuel injector
JP6364962B2 (ja) 燃料噴射弁
US6546914B1 (en) Fuel injection valve for an internal combustion engine
KR20140032417A (ko) 내연기관용 분사 밸브
KR20170002437A (ko) 연료 인젝터
JP4221021B2 (ja) 回転式デフレクタをそなえた燃料噴射ポンプ
JP2006207452A (ja) 燃料噴射弁
JP6544416B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2009257216A (ja) 燃料噴射弁
JP4502828B2 (ja) 燃料噴射弁
JP6013291B2 (ja) 燃料噴射ノズル
JP2007321677A (ja) 燃料噴射弁
JP2007231771A (ja) 燃料噴射弁
JP5353731B2 (ja) 噴射ノズル
JP2008038715A (ja) 燃料噴射ノズル
JP2006207474A (ja) 燃料噴射弁
JP6275766B2 (ja) 大型2サイクル自己着火式内燃エンジン用の燃料弁
JP2009162184A (ja) 燃料噴射弁
JP2005113889A (ja) 燃料噴射ノズル
JP2011052564A (ja) 燃料噴射弁
JP2006207420A (ja) 燃料噴射弁
JP6253381B2 (ja) 燃料噴射弁