JP2008306780A - 鉄道車両駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転を停止の際に放電回路のスイッチング素子を導通したとき、直流回路開閉器や電動機回路開閉器の接触子により放電回路に流れる電流を遮断することを防止することである。
【解決手段】制御部103は、運転を停止する際に放電回路12のスイッチング素子14を導通させる場合に、直流回路開閉器4の接触子と電動機回路開閉器25の接触子とが開放したことを条件として、スイッチング素子14に導通指令信号dを出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流電動機を駆動源とした鉄道車両の駆動を制御するための鉄道車両駆動制御装置に関するものである。
一般に、鉄道車両駆動制御装置は、直流架線から集電器を通じて直流電源を取込み、フィルタ回路に通して電力変換回路に直流電力を供給し、この電力変換回路で直流−交流変換し、所定の電圧及び位相の交流電力を交流電動機に供給して鉄道車両を駆動制御するようにしている。
図7は、従来の鉄道車両駆動制御装置の構成図である。1は直流電源である架線、2は集電器、3は直流回路遮断器、4は直流回路開閉器、5は充電用開閉器、6は充電回路抵抗器、7は平滑リアクトル、8は車輪、9は帰線であるレール、10は平滑コンデンサ、11は直流電圧検出手段、12は放電回路、13は放電回路の抵抗器、14は放電回路のスイッチング素子、21は車両を駆動する交流電動機、22はインバータ回路である電力変換回路、23U〜23Zはインバータ回路のスイッチング素子、24U、24V、24Wは電動機回路に流れる電流を検出するための電流検出手段、25は電力変換回路と永久磁石電動機との間の回路の電動機回路開閉器、101は制御回路電源、102は制御回路電源グラウンド、103は制御部、104は直流回路開閉器駆動操作コイル、105は充電用開閉器駆動操作コイル、106a〜106cは継電器、125は電動機回路開閉器駆動操作コイルである。
電力変換回路22の電源である直流電圧は電源である架線1から供給される。電力変換回路22は、スイッチング素子23U〜23Zを内蔵しており、この6個のスイッチング素子をON・OFF動作させることによって、直流電圧を所定の電圧及び所定の周波数の3相交流電圧に変換し、線間電圧Vuv、Vvw、Vwu、U相電流Iu、V相電流Iv、W相電流Iwの3相交流電力を電動機回路開閉器25を介して交流電動機21に供給する。
直流回路遮断器3は、機能的には開閉器の一種であり、直流電源である架線1と鉄道車両駆動制御装置との間の回路の接続や切り離しを行うとともに、鉄道車両駆動制御装置の回路に異常が発生した場合に架線1側から流れる異常電流を遮断する能力を有している。
充電用開閉器5及び充電回路抵抗器6は、電力変換回路22を起動する前に電力変換回路22の直流回路側に設けた平滑コンデンサ10を充電するためのものである。平滑コンデンサ10及び平滑リアクトル7は、電力変換回路22に供給される直流電圧を平滑して電圧を安定させる作用を持つ。
電動機回路開閉器25は、電力変換回路22と交流電動機21との間の3相交流回路に設けられており、電力変換回路22と交流電動機21との間の3相交流回路を投入・開放するためのものである。
制御部103は、直流電圧検出手段11で検出した直流電圧E1、電動機回路に流れる電流を検出するための電流検出手段24U、24V、24Wで検出したU相電流Iu、V相電流Iv、W相電流Iwを入力する。一方、充電用開閉器5の投入・開放を行う充電用開閉器投入指令信号a、直流回路開閉器4の投入・開放を行う直流回路開閉器投入指令信号b、電動機回路開閉器25の投入・開放を行う電動機回路開閉器投入指令信号cを出力する。また、電力変換回路22のスイッチング素子23U〜23Zへのゲート信号Gu〜Gz、放電回路12のスイッチング素子14への導通指令信号dを出力する。
制御部103からの充電用開閉器投入指令信号aは継電器106aに出力され、継電器106aは充電用開閉器5の駆動操作コイル105に電源を供給する。制御部103からの直流回路開閉器投入指令信号bは継電器106bに出力され、継電器106bは直流回路開閉器4の駆動操作コイル104に電源を供給する。制御部103からの電動機回路開閉器投入指令信号cは継電器106cに出力され、継電器106cは電動機回路開閉器25の駆動操作コイル125に電源を供給する。
ここで、鉄道車両駆動制御装置の運転を開始する場合や運転中に保護機能が保護検知したために一旦鉄道車両駆動制御装置を停止した後に再度運転を開始する場合には、まず、充電用開閉器5を投入して平滑コンデンサ10を充電する。充電用開閉器5が投入されると充電回路抵抗器6で制限された電流によって平滑コンデンサ10が充電される。平滑コンデンサ10の充電が完了した後に直流回路開閉器4が投入され、また電動機回路開閉器25が投入されるとともに、充電用開閉器5が開放される。直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25を投入するタイミングについては、充電回路抵抗器6の抵抗値と平滑コンデンサ10の静電容量から予め求められる充電時間を考慮して、充電用開閉器5を投入した後にその充電時間が経過したことで、直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25を投入するとともに充電用開閉器5を開放する。
また、別の方式として、直流電圧検出手段11の検出値を監視して平滑コンデンサ10の電圧が予め設定された閾値を超えたときに直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25を投入するとともに充電用開閉器5を開放する。直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25とが投入されて鉄道車両駆動制御装置の回路が構成された後、電力変換回路22は内蔵するスイッチング素子のON・OFF動作を開始して起動する。
図8は従来の鉄道車両駆動制御装置における制御部103の構成図である。電源電圧低下検知手段201は、制御回路電源101を監視しており、制御回路電源101の制御電源電圧E0が閾値以下となると電源電圧低下信号eを出力する。導通指令信号出力手段203は、制御電源電圧E0の電源電圧低下信号eまたは装置保護検知信号fのいずれかが成立したときに放電回路12のスイッチング素子14への導通指令信号dを出力する。
また、制御電源電圧E0の電源電圧低下信号e及び装置保護検知信号fのいずれも成立していない状態で、電力変換回路22のスイッチング素子23U〜23ZへのON・OFF指令信号に基づいて、電力変換回路22のスイッチング素子23U〜23Zにゲート信号Gu〜Gzを出力する。同様に、制御電源電圧E0の電源電圧低下信号e及び装置保護検知信号fのいずれも成立していない状態で、充電用開閉器5の投入許可信号に基づき充電用開閉器投入指令信号a、直流回路開閉器4の投入許可信号に基づき直流回路開閉器投入指令信号b、電動機回路開閉器25の投入許可信号に基づき電動機回路開閉器投入指令信号cを出力する。
鉄道車両駆動制御駆動装置として、インバータ回路に故障が発生した時には、インバータ回路を直流電源からも永久磁石界磁同期電動機7からも切離し、直流電源からの直流及び電動機7から交流がインバータ回路5に流れ込まないようにしてその損傷拡大を防止するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開平9−247805号公報
しかし、従来の鉄道車両駆動制御装置では、次のような問題があった。鉄道車両駆動制御装置の制御回路電源101がOFFとなって運転を停止する場合や、鉄道車両駆動制御装置の保護機能が保護を検知した場合に運転を停止する場合は、例えば図8に示すような信号の流れによって、電力変換回路22のスイッチング素子23U〜23ZのON・OFF動作を停止するとともに放電回路12のスイッチング素子14を導通させて平滑コンデンサ10の電荷を放電し、さらに直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25の接触子をともに開放するが、このとき、制御部103が直流回路開閉器投入指令信号bをオフしてから直流回路開閉器4の接触子が開放するまでには、継電器106bが開放して直流回路開閉器4の駆動操作コイル104が無加圧になってから接触子が開放するために、一般的に数十msの開放動作遅れ時間が生じる。
同様に、制御部103が電動機回路開閉器投入指令信号cをオフしてから電動機回路開閉器25の接触子が開放するまでには、継電器106cが開放して電動機回路開閉器25の駆動操作コイル125が無加圧になってから接触子が開放するために、一般的に数十msの開放動作遅れ時間が生じる。
つまり、制御部103が放電回路12のスイッチング素子14の導通指令信号dの出力と、直流回路開閉器投入指令信号bのオフと、電動機回路開閉器投入指令信号cのオフとを同時に出力したとしても、直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25の接触子が実際に開放するまでの開放遅れ時間(数十ms)の間は、図9に示したような電流が放電回路12に流れることになる。
図9は従来の鉄道車両駆動制御装置における放電回路12のスイッチング素子14を導通させたときの電流の流れを示す説明図である。 図9において、電流IAは平滑コンデンサ10の電荷が放電する電流である。電流IBは電源である架線1から放電回路12へ流れる電流である。電流ICは交流電動機21から放電回路12へ流れる電流である。
直流回路開閉器4の接触子が開放動作遅れ時間で遅れて開放するとき、図9に示した電流IB(架線1からの流れ込み電流)が流れているので、この電流IBを遮断することになる。その際にアークを生じ、接触子の荒損を生じることになるとともに接触子の寿命を縮めることになる。
同様に、電動機回路開閉器25の接触子が開放動作遅れ時間で遅れて開放するとき、図9に示した電流ICが流れているので、この電流ICを遮断することになる。その際にアークを生じることになり、接触子の荒損を生じることになるとともに接触子の寿命を縮めることになる。
ここで、車両を駆動する交流電動機21の回転子に永久磁石を有している永久磁石電動機を適用した場合には、永久磁石電動機は回転子の回転にともなってその端子に永久磁石の磁束による誘起電圧を発生しているので、鉄道車両の走行中には永久磁石電動機の端子には誘起電圧が発生している。このため、交流電動機25から放電回路12へ図9の電流ICのように電流が流れる。
また、車両を駆動する交流電動機21に誘導電動機を適用した場合には、誘導電動機の内部の磁束が減衰するまでの期間は回転子の回転にともなってその端子に誘起電圧が発生しているので、交流電動機25から放電回路12へ図9の電流ICのような電流が流れる。
本発明は、運転を停止の際に放電回路のスイッチング素子を導通したとき、直流回路開閉器や電動機回路開閉器の接触子により放電回路に流れる電流を遮断することを防止できる鉄道車両駆動制御装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係わる鉄道車両駆動制御装置は、車両を駆動する交流電動機と、直流電源の直流電圧を所定の電圧と所定の周波数の3相交流電圧に変換して前記交流電動機に交流電力を供給する電力変換回路と、前記電力変換回路の直流電源側に設けられ入力される直流電圧を平滑するための平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサと直流電源との間の回路を投入・開放するための直流回路開閉器と、前記電力変換回路と前記交流電動機との間の3相交流回路の少なくとも2相に設けられ電動機回路の投入・開放するための電動機回路開閉器と、抵抗器とスイッチング素子とが直列に接続され前記スイッチング素子が導通することにより前記平滑コンデンサの電荷を抵抗器で消費する放電回路と、前記放電回路のスイッチング素子を導通させる導通指令信号を出力する制御部とを有し、前記制御部は、前記放電回路のスイッチング素子を導通させる場合に、前記直流回路開閉器の接触子と前記電動機回路開閉器の接触子とが開放したことを条件として前記スイッチング素子に導通指令信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、運転を停止する際に放電回路のスイッチング素子を導通したとき、直流回路開閉器の接触子が直流電源から放電回路に流れる電流を遮断することを防止し、また電動機回路開閉器の接触子が交流電動機から放電回路に流れる電流を遮断することを防止できる。
図1は、本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置の構成図である。図7に示した従来例に対し、制御部103には、充電用開閉器の連動補助接点107a、直流回路開閉器の連動補助接点107b、電動機回路開閉器の連動補助接点107cの接点信号Scが入力されている。
連動補助接点107aは充電用開閉器5の連動補助接点であり、充電用開閉器5の接触子の投入(オン)・開放(オフ)の状態を制御部103に入力する。連動補助接点107aの接点信号Saが「1」のとき充電用開閉器5の接触子は投入状態であり、連動補助接点107aの接点信号Saが「0」のとき充電用開閉器5の接触子は開放状態である。
連動補助接点107bは直流回路開閉器4の連動補助接点であり、直流回路開閉器4の接触子の投入(オン)・開放(オフ)の状態を制御部103に入力する。連動補助接点107bの接点信号Sbが「1」のとき直流回路開閉器4の接触子は投入状態であり、連動補助接点107bの接点信号Sbが「0」のとき直流回路開閉器4の接触子は開放状態である。
連動補助接点107cは電動機回路開閉器25の連動補助接点であり、電動機回路開閉器25の接触子の投入(オン)・開放(オフ)の状態を制御部103に入力する。連動補助接点107cの接点信号Scが「1」のとき電動機回路開閉器25の接触子は投入状態であり、連動補助接点107cの接点信号Scが「0」のとき電動機回路開閉器25の接触子は開放状態である。
制御部103は、鉄道車両駆動制御装置を起動する場合に、充電用開閉器投入指令信号a及び直流回路開閉器投入指令信号bを出力してこれら開閉器を投入するとともに、電動機回路開閉器投入指令信号cを出力して電動機回路開閉器25を投入する。さらに、制御部103は、電力変換回路22の各スイッチング素子をON・OFF動作させるためのゲート信号Gu〜Gzと、放電回路12のスイッチング素子14を導通(ON)させるための導通指令信号dを出力する。
制御部103は、鉄道車両駆動制御装置の制御回路電源101がOFFとなって運転を停止する場合や、鉄道車両駆動制御装置の装置保護機能が保護を検知した場合に運転を停止する場合に、放電回路12のスイッチング素子14を導通させるときに、直流回路開閉器4及び電動機回路開閉器25の接触子が開放したことを条件として、放電回路12のスイッチング素子14に対して導通指令信号dを出力する。
図2は、本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置における制御部103の一例を示す構成図である。図8に示した従来例に対し、導通指令信号出力手段203に、充電用開閉器5の接触子の投入状態を示す連動補助接点107aの接点信号Sa、直流回路開閉器4の接触子は投入状態を示す連動補助接点107bの接点信号Sb、電動機回路開閉器25の接触子は投入状態を示す連動補助接点107cの接点信号Scを追加して入力したものである。図8と同一要素には同一符号付し重複する説明は省略する。
電源電圧低下検知手段201は、制御回路電源101の電圧E0を入力として、制御回路電源101の電圧E0が予め設定された閾値を下回った場合に電源電圧低下信号eを出力する。
導通指令信号出力手段203は、鉄道車両駆動制御装置の保護機能から出力される電源電圧低下信号eを含む複数種類の装置保護検知信号f、直流回路開閉器4、充電用開閉器5及び電動機回路開閉器25の投入・開放状態を示す接点信号Sa、Sb、Scを入力として、放電回路12のスイッチング素子14への導通指令信号dを出力する。
導通指令信号出力手段203は、導通指令信号dを出力するときに、直流回路開閉器4、充電用開閉器5及び電動機回路開閉器25が開放状態である条件(図2の信号D)とのAND条件で出力する。
これにより、鉄道車両駆動制御装置が運転を停止する際に放電回路12のスイッチング素子14を導通したとき、直流回路開閉器4の接触子が直流電源から放電回路に流れる電流を遮断することを防止し、また電動機回路開閉器25の接触子が交流電動機から放電回路に流れる電流を遮断することを防止することが可能になる。
ここで、電力変換回路22のスイッチング素子23U〜23Zは、電流を導通(ON)・阻止(OFF)する機能を有した素子であれば種類は限定されない。図1では、スイッチング素子23U〜23Zは、適用例として、逆並列に接続されたダイオードを内蔵したIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である場合を示している。ダイオードを内蔵しないIGBTを適用して、これと逆並列に別構成要素のダイオードを接続した回路構成としてもよい。電力変換回路22のスイッチング素子のON・OFF動作の方法については、例えばパルス幅変調方式を採用する。
また、交流電動機21は、その回転子が歯車などを介して駆動用車輪の車軸と接続されるか、または回転子が駆動用車輪の車軸と直接接続されて鉄道車両を駆動するもので、例えば、誘導電動機や永久磁石同期電動機や、永久磁石補助形リラクタンス電動機である。
電動機回路開閉器25は、電力変換回路22と交流電動機21との間の回路を投入・開放するためのものであり、図1では、電動機回路開閉器25の接触子は一例として電力変換回路22と交流電動機21との間の3相交流回路の全ての相に接触子を設けた記載にしてあるが、電動機回路開閉器25は交流電動機21との間の3相回路を流れる電流を防止するためのものであるから、3相のうちのいずれか2相に接触子を設けてもよい。
また、図1に示した鉄道車両駆動制御装置において、平滑コンデンサ10と電圧検出手段11と放電回路12の構成は、平滑リアクトル7と電力変換回路22との間の直流回路の部分において、構成を入れ替えてもよい。また、本発明の実施の形態における鉄道車両駆動制御装置において、放電回路12は平滑コンデンサ10の電荷を放電することが目的の回路であるから、図3のように、直流回路開閉器4と平滑リアクトル7との間に設けてもよい。さらに、本発明の実施の形態における鉄道車両駆動制御装置において、放電回路12は抵抗器13とスイッチング素子14の直列接続を図4のように図1とは順序を逆にして接続してもよい。
また、図1に示した電動機回路開閉器25は、交流電動機21に対応する3相回路に、第1の電動機回路開閉器と第2の電動機回路開閉器の2つを直列に設けて構成してもよい。さらに、図1に示した鉄道車両駆動制御装置の説明では、電動機回路開閉器25の動作機構がノーマルオープン(駆動操作コイルが無加圧のとき、接触子が開放状態になる機構)の場合で説明したが、電動機回路開閉器25の動作機構がノーマルクローズ(駆動操作コイルが無加圧のとき、接触子が投入状態になる機構)の場合も同様に適用できる。この場合は、制御部103から出力される電動機回路開閉器投入指令信号cが反転し、信号が無いとき電動機回路開閉器25が投入状態となり、信号が有るとき電動機回路開閉器25が開放状態となる。その他の部分の本発明の実施の形態の各構成要素の動作は前述の説明と同様である。
次に、図5は本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置の制御部の他の一例の構成図である。図5に示した他の一例では、図2に示した一例に対し、重要項目保護検知手段202を追加して設けたものである。
そして、導通指令信号出力手段203は、鉄道車両駆動制御装置の重要保護項目検知信号hが成立したとき、充電用開閉器5の接触子、直流回路開閉器4の接触子、電動機回路開閉器25の接触子とが開放した条件の成立の有無にかかわらず、直ちにスイッチング素子14に導通指令信号dを出力するようにしたものである。
制御部103の導通指令信号出力手段203は、電源電圧低下検知手段201で検出された電源電圧低下信号eあるいは装置保護検知信号fがあったときは、直流回路開閉器4及び電動機回路開閉器25の接触子が開放したことを条件として導通指令信号dを出力する(第1動作モード)。一方、重要保護項目検知信号hが成立したときは、放電回路12のスイッチング素子14への導通指令信号dを直ちに出力する(第2の動作モード)。
重要保護項目検知手段202から出力された重要保護項目検知信号hは、導通指令信号出力手段203に入力され、放電回路12のスイッチング素子14に対して導通指令信号dが出力される。このとき、図5中の電源電圧低下信号eが導通指令信号出力手段203に入力された場合とは異なり、充電用開閉器5と直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25の接触子の開閉状態にかかわらず、図中の信号Hによって導通指令信号dが直ちに出力される(第1の動作モード)。
また、重要保護項目検知信号hが重要保護項目検知手段202から出力されると、その他の装置保護検知信号fとOR条件を経た後に、インバータ回路ゲート信号Gu〜Gzと充電用開閉器投入指令信号aと直流回路開閉器投入指令信号b及び電動機回路開閉器投入指令信号cをそれぞれオフする。
一方、電源電圧低下検知手段201の電源電圧低下信号eまたは装置保護検知信号fがあったとき、充電用開閉器5と直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25の接触子が開放していることを条件にして、図5中の信号Jによって、導通指令信号dが出力される(第2の動作モード)。
これにより、鉄道車両駆動制御装置の重要保護項目信号hが検知されたときに、開閉器の接触子の開閉状態にかかわらず放電回路12のスイッチング素子14を導通させるので、開閉器の接触子のアーク損よりも鉄道車両駆動制御装置の回路要素の保護を優先して保護することが可能となる。
図6は本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置の制御部の別の他の一例の構成図である。図6に示した別の他の一例では、図5に示した他の一例に対し、重要項目保護検知手段202として過電圧検知手段204を設けたものである。
過電圧検知手段204は、直流電圧検出手段11の出力信号E1を入力として、予め設定した閾値と比較し閾値を超えた場合に過電圧信号h1を出力する。過電圧検知手段204から出力された過電圧信号h1は、導通指令信号出力手段203に入力され、放電回路12のスイッチング素子14に対して導通指令信号dが出力される。
このとき、図6中の電源電圧低下信号eが導通指令信号出力手段203に入力された場合とは異なり、充電用開閉器5と直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25の接触子の開閉状態に関わらず、図中の信号Hによって導通指令信号dが直ちに出力されることが特徴である。
また、過電圧信号h1が過電圧検知手段204から出力されると、その他の保護検知信号とOR条件を経た後に、インバータ回路ゲート信号Gu〜Gzと充電用開閉器投入指令信号aと直流回路開閉器投入指令信号b及び電動機回路開閉器投入指令信号cをそれぞれオフする。
このように、電源電圧低下検知手段201の電圧低下信号eや装置保護検知信号fがあったとき、充電用開閉器5と直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25の接触子が開放していることを条件にして、図6中の信号Jが成立し、導通指令信号dが出力される。一方、過電圧検知手段204の過電圧信号h1が成立すると、充電用開閉器5と直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25の接触子の開閉状態にかかわらず、直ちに導通指令信号dが出力される。
これにより、例えば過電圧保護のように、回路の構成要素の保護を優先する場合は、充電用開閉器5と直流回路開閉器4と電動機回路開閉器25の接触子の開閉状態にかかわらず、直ちに導通指令信号dを出力して放電回路12のスイッチング素子14を導通(ON)することができる。
本発明の実施の形態によれば、放電回路12のスイッチング素子14を導通させる場合に、直流回路開閉器4の接触子と電動機回路開閉器25の接触子とが開放したことを条件としてスイッチング素子14に導通指令信号dを出力するので、直流回路開閉器4の接触子が直流電源から放電回路12に流れる電流を遮断することを防止し、また電動機回路開閉器25の接触子が交流電動機21から放電回路12に流れる電流を遮断することを防止できる。
また、装置の重要保護項目検知信号があったときに、開閉器の接触子の開閉状態にかかわらず放電回路のスイッチング素子を導通させ、平滑コンデンサの電荷を直ちに放電するので、開閉器のアーク損よりも鉄道車両駆動制御装置の回路要素の保護を優先することができる。
本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置の一例の構成図。 本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置における制御部の一例を示す構成図。 本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置の他の一例の構成図。 本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置の別の他の一例の構成図。 本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置の制御部の他の一例の構成図。 本発明の実施の形態に係わる鉄道車両駆動制御装置の制御部の別の他の一例の構成図。 従来の鉄道車両駆動制御装置の構成図。 従来の鉄道車両駆動制御装置における制御部の構成図。 従来の鉄道車両駆動制御装置における放電回路のスイッチング素子を導通させたときの電流の流れを示す説明図。
符号の説明
1…直流電源(架線)、2…集電器、3…直流回路遮断器、4…直流回路開閉器、5…充電用開閉器、6…充電回路抵抗器、7…平滑リアクトル、8…車輪、9…レール(帰線)、10…平滑コンデンサ、11…直流電圧検出手段、12…放電回路、13…抵抗器、14…スイッチング素子、21…交流電動機、22…電力変換回路、23U〜23Z…インバータ回路スイッチング素子、24U〜24W…電流検出手段、25…電動機回路開閉器、101…制御回路電源、102…制御回路電源グラウンド、103…制御部、104…直流回路開閉器駆動操作コイル、105…充電用開閉器駆動操作コイル、106a〜106c…継電器、107a…充電用開閉器の連動補助接点、107b…直流回路開閉器の連動補助接点、107c…電動機回路開閉器の連動補助接点、125…電動機回路開閉器駆動操作コイル、201…電源電圧低下検知手段、202…重要項目保護検知手段、203…導通指令信号出力手段、204…過電圧検知手段

Claims (3)

  1. 車両を駆動する交流電動機と、
    直流電源の直流電圧を所定の電圧と所定の周波数の3相交流電圧に変換して前記交流電動機に交流電力を供給する電力変換回路と、
    前記電力変換回路の直流電源側に設けられ入力される直流電圧を平滑するための平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサと直流電源との間の回路を投入・開放するための直流回路開閉器と、
    前記電力変換回路と前記交流電動機との間の3相交流回路の少なくとも2相に設けられ電動機回路の投入・開放するための電動機回路開閉器と、
    抵抗器とスイッチング素子とが直列に接続され前記スイッチング素子が導通することにより前記平滑コンデンサの電荷を抵抗器で消費する放電回路と、
    前記放電回路のスイッチング素子を導通させる導通指令信号を出力する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記放電回路のスイッチング素子を導通させる場合に、前記直流回路開閉器の接触子と前記電動機回路開閉器の接触子とが開放したことを条件として前記スイッチング素子に導通指令信号を出力することを特徴とする鉄道車両駆動制御装置。
  2. 前記制御部は、鉄道車両駆動制御装置の重要保護項目検知信号が成立したとき、前記直流回路開閉器の接触子と前記電動機回路開閉器の接触子とが開放した条件の成立の有無にかかわらず、直ちに前記スイッチング素子に導通指令信号を出力することを特徴とする請求項1記載の鉄道車両駆動制御装置。
  3. 前記重要保護項目検知信号は、前記電力変換回路に入力される直流電圧の過電圧信号であることを特徴とする請求項2記載の鉄道車両駆動制御装置。
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