JP2008305323A - ラベルの製造方法及びラベルロール - Google Patents

ラベルの製造方法及びラベルロール Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品が破損しやすくなることがなく、製造工程を簡略化し、かつ、使用時にごみを生じさせない。
【解決手段】一方の面に剥離剤131,141が塗布された2枚のシート基材130,140が粘着剤層120によって剥離可能に貼着された連続シートからシート基材140を剥離し、粘着剤層120上にインレット110を搭載し、粘着剤層120上にインレット110が搭載された連続シートをロール状に巻き取っておき、ロール状に巻き取られた連続シートを、剥離剤131によってシート基材130と粘着剤層120とを剥離しながら引き出す。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品が内蔵されたラベルの製造方法に関し、特に、製造工程の簡略化を実現するための技術に関する。
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、商品等に貼付されるラベルに情報を記録し、このラベルを用いての商品等の管理も行われている。
このようなカードやラベルを用いた情報管理においては、カードやラベルに対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICが搭載された非接触型ICカードや非接触型ICラベルがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
図5は、一般的な非接触型ICラベルの構造を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。
本従来例における非接触型ICラベルは図5に示すように、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なインレット310が表面シート330及び剥離紙340に表裏から挟み込まれ、粘着剤層320a,320bによってこれらに貼着されて構成されている。インレット310は、樹脂シート313上に、コイル状のアンテナ312が形成されるとともに、コイル状のアンテナ312の両端部に設けられた接点314に接続され、アンテナ312に流れる電流が接点314を介して供給されることにより、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが行われるICチップ311が搭載されている。また、表面シート330は、その表面に情報が印字されるとともに、インレット310を保護する役割を果たす。
上記のように構成された非接触型ICラベル300においては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ312に電流が流れ、この電流が接点314を介してICチップ311に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ311に情報が書き込まれたり、ICチップ311に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
以下に、上記のように構成された非接触型ICラベル300の製造方法について説明する。
図6は、図5に示した非接触型ICラベル300の製造方法を説明するための図である。
まず、例えばタック紙のような、表面シート330と剥離紙341とが粘着剤層320aによって剥離可能に貼着された連続状のシートから剥離紙341を剥離し、粘着剤層320aを表出させる(図6(a),(b))。
また、一方の面に剥離加工が施された連続状の剥離紙340の剥離加工が施された面に粘着剤を塗布することにより粘着剤層320bを積層する(図6(c))。
次に、連続状の剥離紙340上に積層された粘着剤層320b上に、インレット310を搭載する(図6(d))。
次に、剥離紙341が剥離された表面シート330と、粘着剤層320b上にインレット310が搭載された剥離紙340とを粘着剤層320a,320bが接するように重ね合わせ、表面シート330と剥離紙340との間にインレット310を挟み込み、粘着剤層320a,320bどうしを貼着することによってインレット310を固定する(図6(e))。
その後、インレット310が挟み込まれるように貼着されたシートを所定の大きさに断裁し、それにより、図5に示したような非接触型ICラベル300が完成する(例えば、特許文献1参照)。
上記のように製造された非接触型ICラベル300は、用途に応じた情報がICチップ311に書き込まれ、その後、粘着剤層320bから剥離紙340が剥離されて物品等に貼着されて使用されることになる。
特開2002−279389号公報
しかしながら、上述した非接触型ICラベルのように電子部品が内蔵されるラベルにおいては、電子部品を内蔵するために、粘着剤層が積層された表面シートと粘着剤層が積層された剥離紙とを用意し、これらの間に電子部品を挟み込むことになるため、粘着剤層が積層された表面シートと粘着剤層が積層された剥離紙との2つのシート基材が必要となり、また、これらを貼り合わせることから、2つのシート基材を管理しておくことも含めて製造工程が煩雑になってしまう。また、使用時に、剥離紙を剥離することによるごみが発生してしまうという問題点がある。
そこで、図6(b)に示したように表面シート330から剥離紙341を剥離した状態で粘着剤層320aによってインレット310を表面シート330に貼着し、その面に剥離紙を貼着しておくことで製造工程を簡略化することが考えられるが、その場合、ラベルとして利用する際に貼着面にてインレット310が表出し、インレット310が破損しやすくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、電子部品が破損しやすくなることがなく、製造工程を簡略化することができ、かつ、使用時にごみが生じないラベルの製造方法及びラベルロールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
シート基材の一方の面が、電子部品が搭載されて貼着面となるラベルの製造方法であって、
一方の面のみに剥離加工が施された第1のシート基材と、少なくとも一方の面に剥離加工が施された第2のシート基材とが、粘着剤層を介して前記剥離加工によって剥離可能に貼着された連続シートから前記第2のシート基材を剥離する工程と、
前記粘着剤層上に前記電子部品を搭載する工程と、
前記粘着剤層上に前記電子部品が搭載された連続シートをロール状に巻き取る工程と、
前記ロール状に巻き取られた連続シートを、前記剥離加工によって前記第1のシート基材と前記粘着剤層とを剥離しながら引き出す工程とを有する。
上記のように構成された本発明においては、まず、一方の面のみに剥離加工が施された第1のシート基材と、少なくとも一方の面に剥離加工が施された第2のシート基材とが、粘着剤層を介して剥離加工によって剥離可能に貼着された連続シートから第2のシート基材を剥離し、次に、粘着剤層上に電子部品を搭載し、粘着剤層上に電子部品が搭載された連続シートをロール状に巻き取る。このようにロール状に巻き取ることにより、第1のシート基材の剥離加工が施されていない面においては、ロール形状における内側あるいは外側に隣接する電子部品が当接するとともにこの電子部品を覆うように粘着剤層が貼着された状態になる。その後、ロール状に巻き取られた連続シートを引き出すと、第1のシート基材と粘着剤層とは、第1のシート基材の剥離加工が施された面では剥離し、第1のシート基材の剥離加工が施されていない面では第1のシート基材と粘着剤層とが貼着されたままの状態となる。第1のシート基材の剥離加工が施されていない面においては、電子部品が当接するとともにこの電子部品を覆うように粘着剤層が貼着された状態となっているため、この粘着剤層によって電子部品が第1のシート基材上に固定され、電子部品が粘着剤層によって覆われたものとなる。
このように、2枚のシート基材が粘着剤層を介して剥離可能に貼着された連続シートから一方のシート基材を剥離し、粘着剤層上に電子部品を搭載してロール状に巻き取っておけば、その後、ロール状に巻き取られた連続シートを一般的なロール状の粘着テープのように引き出すだけで、シート基材の一方の面が、電子部品が搭載されて貼着面となり、かつ、電子部品が粘着剤層によって覆われたラベルを得ることができる。
以上説明したように本発明においては、2枚のシート基材が粘着剤層を介して剥離可能に貼着された連続シートから一方のシート基材を剥離し、粘着剤層上に電子部品を搭載してロール状に巻き取っておき、その後、ロール状に巻き取られた連続シートを引き出すだけで、シート基材の一方の面が、電子部品が搭載されて貼着面となり、かつ、電子部品が粘着剤層によって覆われたラベルを得ることができるため、電子部品が破損しやすくなることがなく、製造工程を簡略化することができ、また、使用時に剥離紙によるごみが生じることがない。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のラベルの製造方法によって製造されたラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。
本形態は図1に示すように、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能な電子部品であるインレット110がシート基材130の一方の面上に搭載され、シート基材130のインレット110が搭載された面の全面にインレット110を覆うように粘着剤層120が積層されて構成された非接触型ICラベル100である。インレット110は、樹脂シート113上に、コイル状のアンテナ112が形成されるとともに、コイル状のアンテナ112の両端部に設けられた接点114に接続され、アンテナ112に流れる電流が接点114を介して供給されることにより、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが行われるICチップ111が搭載されている。また、シート基材130は、その表面に情報が印字されるとともに、インレット110を保護する役割を果たす。
上記のように構成された非接触型ICラベル100においては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ112に電流が流れ、この電流が接点114を介してICチップ111に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ111に情報が書き込まれたり、ICチップ111に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
以下に、上記のように構成された非接触型ICラベル100の製造方法について説明する。
図2は、図1に示した非接触型ICラベル100の製造方法を説明するための図である。
例えば両面テープのような、第1のシート基材130と第2のシート基材140とが粘着剤層120によって剥離可能に貼着された連続シートを用意する。この連続シートにおいては、シート基材130,140のそれぞれの粘着剤層120に接する面には剥離剤131,141が塗布されることにより剥離加工が施されており、それにより、2枚のシート基材130,140が剥離可能に貼着されている(図2(a))。また、シート基材140はその反対側の面にも剥離加工が施されていてもよいが、シート基材130はその反対側の面には剥離加工が施されていない。
まず、この連続シートからシート基材140を剥離し、粘着剤層120を表出させる(図2(b))。シート基材140は粘着剤層120に接する面に剥離剤141が塗布されているため、粘着剤層120から剥離することができる。
次に、シート基材140が剥離され、シート基材130上に粘着剤層120が積層されてなる連続シートの粘着剤層120上に、インレット110を搭載する(図2(c))。この際、インレット110の向きはいずれの向きでもよいが、図1に示したような非接触型ICラベル100となった際に、シート基材130と粘着剤層120との耐衝撃性を考慮すると、アンテナ112が形成されてICチップ111が搭載された面が粘着剤層120とは反対側の面となるように搭載することが好ましい。
次に、シート基材140が剥離されて粘着剤層120上にインレット110が搭載された連続シートをシート基材130が内側となるようにロール状に巻き取っていき、ラベルロールとする(図2(d))。この際、表面に剥離加工が施されたローラを用いて連続シートに対してロール中心に向かってICチップ111が破損しない程度の圧力をかけ、インレット110を粘着剤層120に貼着させる。また、ラベルロールの最外周面には、粘着剤層120が表出することになるため、表出した粘着剤層120に剥離紙やフィルム基材を剥離可能に貼着しておくことにより、このラベルロールを一般的なロール状の粘着テープのような形状として保管しておくことができる。このように構成されたラベルロールにおいては、シート基材130の剥離剤131が塗布された面とは反対側の面が、ロール形状における内側に隣接するインレット110が当接するとともにこのインレット110を覆うように粘着剤層120が貼着された状態になる。
ラベルロールとしてロール状に巻き取られた連続シートを引き出すと、シート基材130と粘着剤層120とは、シート基材130の剥離剤131が塗布された面では互いに剥離し、シート基材130の剥離剤131が塗布された面とは反対側の面、すなわち剥離加工が施されていない面ではシート基材130と粘着剤層120とが貼着されたままの状態となる。そして、シート基材130の剥離剤131が塗布された面とは反対側の面においては、インレット110が当接するとともにこのインレット110を覆うように粘着剤層120が貼着された状態となっているため、この粘着剤層120によってインレット110がシート基材130上に固定され、インレット110が粘着剤層120によって覆われたものとなる(図2(e))。このように、ラベルロールとしてロール状に巻き取られた連続シートを引き出した場合に、剥離剤131を境界としてシート基材130と粘着剤120とが剥離することになり、ラベルロールの最外周面となる粘着剤層120においてはシート基材130が貼着されたものとならないため、ラベルロールの最外周面となる粘着剤層120上にはインレット110を搭載しないことが好ましい。
その後、ロール状に巻き取られた状態から引き出され、インレット110が挟み込まれるように貼着された連続シートをテープカッター等によって所定の長さに断裁し、それにより、図1に示したような非接触型ICラベル100が完成する。
このように、2枚のシート基材130,140が粘着剤層120を介して剥離可能に貼着された連続シートから一方のシート基材140を剥離して粘着剤層120を表出させ、粘着剤層上120にインレット110を搭載してロール状に巻き取っておくことにより、その後、ロール状に巻き取られた連続シートを一般的なロール状の粘着テープのように引き出すだけで、図1に示したような、シート基材130の一方の面が、インレット110が搭載されて粘着剤層120によって貼着面となり、かつ、インレット110が粘着剤層120によって覆われた非接触型ラベル100を得ることができ、また、使用時において剥離紙によるごみが生じることがない。
なお、本形態においては、樹脂シート113上に、アンテナ112が形成されるとともにICチップ111が搭載されたインレット110を粘着剤層120上に搭載することによって、ICチップ111とアンテナ112とを有する非接触型ICラベル100を製造しているが、ICチップ111のみを粘着剤層120上に搭載し、その後、粘着剤層120上にインクジェット等の非接触方式にてアンテナ112を印刷することによって、ICチップ111とアンテナ112とを有する非接触型ICラベル100を製造することも考えられる。
(第2の実施の形態)
上述したような非接触型ICラベルにおいては、近年、通信手段となるアンテナが搭載されたマイクロチップが開発され、このマイクロチップを用いたものも利用されている。
図3は、本発明のラベルの製造方法によって製造されたラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。
本形態は図3に示すように、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能な電子部品であるマイクロチップ210がシート基材230の一方の面上に搭載され、シート基材230のマイクロチップ210が搭載された面の全面にマイクロチップ210を覆うように粘着剤層220が積層されて構成された非接触型ICラベル200である。マイクロチップ210は、情報の書き込みや読み出しを行うための制御部や記憶部を内蔵したパッケージ(不図示)に、通信手段となるアンテナ(不図示)が形成されて構成されている。
また、シート基材230は、その表面に情報が印字されるとともに、マイクロチップ210を保護する役割を果たす。
上記のように構成された非接触型ICラベル200においては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置との間にて無線通信が行われ、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からマイクロチップ210に情報が書き込まれたり、マイクロチップ210に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
以下に、上記のように構成された非接触型ICラベル200の製造方法について説明する。
図4は、図3に示した非接触型ICラベル200の製造方法を説明するための図である。
例えば両面テープのような、第1のシート基材230と第2のシート基材240とが粘着剤層220によって剥離可能に貼着された連続シートを用意する。この連続シートにおいては、シート基材230,240のそれぞれの粘着剤層220に接する面には剥離剤231,241が塗布されることにより剥離加工が施されており、それにより、2枚のシート基材230,240が剥離可能に貼着されている(図4(a))。また、シート基材240はその反対側の面にも剥離加工が施されていてもよいが、シート基材230はその反対側の面には剥離加工が施されていない。
まず、この連続シートからシート基材240を剥離し、粘着剤層220を表出させる(図4(b))。シート基材240は粘着剤層220に接する面に剥離剤241が塗布されているため、粘着剤層220から剥離することができる。
次に、シート基材240が剥離され、シート基材230上に粘着剤層220が積層されてなる連続シートの粘着剤層220上に、マイクロチップ210を搭載する(図4(c))。
次に、シート基材240が剥離されて粘着剤層220上にマイクロチップ210が搭載された連続シートをシート基材230が内側となるようにロール状に巻き取っていき、ラベルロールとする(図4(d))。この際、表面に剥離加工が施されたローラを用いて連続シートに対してロール中心に向かってマイクロチップ210が破損しない程度の圧力をかけ、マイクロチップ210を粘着剤層220に貼着させる。また、ラベルロールの最外周面には、粘着剤層220が表出することになるため、表出した粘着剤層220に剥離紙やフィルム基材を剥離可能に貼着しておくことにより、このラベルロールを一般的なロール状の粘着テープのような形状として保管しておくことができる。このように構成されたラベルロールにおいては、シート基材230の剥離剤231が塗布された面とは反対側の面が、ロール形状における内側に隣接するマイクロチップ210が当接するとともにこのマイクロチップ210を覆うように粘着剤層220が貼着された状態になる。
ラベルロールとしてロール状に巻き取られた連続シートを引き出すと、シート基材230と粘着剤層220とは、シート基材230の剥離剤231が塗布された面では互いに剥離し、シート基材230の剥離剤231が塗布された面とは反対側の面、すなわち剥離加工が施されていない面ではシート基材230と粘着剤層220とが貼着されたままの状態となる。そして、シート基材230の剥離剤231が塗布された面とは反対側の面においては、マイクロチップ210が当接するとともにこのマイクロチップ210を覆うように粘着剤層220が貼着された状態となっているため、この粘着剤層220によってマイクロチップ210がシート基材230上に固定され、マイクロチップ210が粘着剤層220によって覆われたものとなる(図4(e))。このように、ラベルロールとしてロール状に巻き取られた連続シートを引き出した場合に、剥離剤231を境界としてシート基材230と粘着剤220とが剥離することになり、ラベルロールの最外周面となる粘着剤層220においてはシート基材230が貼着されたものとならないため、ラベルロールの最外周面となる粘着剤層220上にはマイクロチップ210を搭載しないことが好ましい。
その後、ロール状に巻き取られた状態から引き出され、マイクロチップ210が挟み込まれるように貼着された連続シートをテープカッター等によって所定の長さに断裁し、それにより、図3に示したような非接触型ICラベル200が完成する。
このように、2枚のシート基材230,240が粘着剤層220を介して剥離可能に貼着された連続シートから一方のシート基材240を剥離して粘着剤層220を表出させ、粘着剤層上220にマイクロチップ210を搭載してロール状に巻き取っておくことにより、その後、ロール状に巻き取られた連続シートを一般的なロール状の粘着テープのように引き出すだけで、図3に示したような、シート基材230の一方の面が、マイクロチップ210が搭載されて粘着剤層220によって貼着面となり、かつ、マイクロチップ210が粘着剤層220によって覆われた非接触型ラベル200を得ることができ、また、使用時において剥離紙によるごみが生じることがない。
なお、上述した2つの実施の形態においては、シート基材130,230が内側となるように連続シートをロール状に巻き取っていくことでラベルロールとしているが、シート基材130,230が外側となるように連続シートをロール状に巻き取っていくことでラベルロールとしてもよい。その場合、ラベルロールとされた状態においては、シート基材130,230の剥離剤131,231が塗布された面とは反対側の面が、ロール形状における外側に隣接するインレット110やマイクロチップ210が当接するとともにこのインレット110やマイクロチップ210を覆うように粘着剤層120,220が貼着された状態となる。
また、上述した2つの実施の形態においては、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能な非接触型ICラベル100,200を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、シート状の音声記録再生部材が電子部品としてシート基材の一方の面に搭載され、この面が貼着面となった音声伝達ラベル等、シート基材の一方の面が、電子部品が搭載されて貼着面となるものであれば適用することができる。
本発明のラベルの製造方法によって製造されたラベルの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。 図1に示した非接触型ICラベルの製造方法を説明するための図である。 本発明のラベルの製造方法によって製造されたラベルの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。 図3に示した非接触型ICラベルの製造方法を説明するための図である。 一般的な非接触型ICラベルの構造を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。 図5に示した非接触型ICラベルの製造方法を説明するための図である。
符号の説明
100,200 非接触型ICラベル
110 インレット
111 ICラベル
112 アンテナ
113 樹脂シート
114 接点
120,220 粘着剤層
130,140,230,240 シート基材
131,141,231,241 剥離剤
210 マイクロチップ

Claims (2)

  1. シート基材の一方の面が、電子部品が搭載されて貼着面となるラベルの製造方法であって、
    一方の面のみに剥離加工が施された第1のシート基材と、少なくとも一方の面に剥離加工が施された第2のシート基材とが、粘着剤層を介して前記剥離加工によって剥離可能に貼着された連続シートから前記第2のシート基材を剥離する工程と、
    前記粘着剤層上に前記電子部品を搭載する工程と、
    前記粘着剤層上に前記電子部品が搭載された連続シートをロール状に巻き取る工程と、
    前記ロール状に巻き取られた連続シートを、前記剥離加工によって前記第1のシート基材と前記粘着剤層とを剥離しながら引き出す工程とを有するラベルの製造方法。
  2. 一方の面のみに剥離加工が施され、該剥離加工が施された面に粘着剤層が積層され、該粘着剤層上に電子部品が搭載された連続状のシート基材がロール状に巻き取られてなるラベルロール。
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