JP2008302283A - 空気調和機 - Google Patents

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好孝 明里
Yasumitsu Toda
保満 任田
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Abstract

【課題】プレフィルタに付着し回転ブラシの傾斜パイルによって除去された塵埃は勿論、回転ブラシと除塵プレートの間に堆積した塵埃も確実に除去することのできる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気吸込口から吸込んだ外気を空気吹出口に導く風路を有する本体ケース2の風路内に、本体ケース2の前面側に設けた取付フレーム12の開口部13内に回転自在に配設された円形のプレフィルタ20、電動ファン、及びプレフィルタ20を回転駆動する除塵用モータを設けると共に、プレフィルタ20の前面側に、外周に複数の傾斜パイルが設けられてプレフィルタ20の前面に接触しプレフィルタ20の回転によって駆動される回転ブラシ、この回転ブラシに接触して付着した塵埃を除去する除塵プレート、及び集塵ボックス44を備えた自動清掃装置30を設け、プレフィルタ20を、プレフィルタ反転機構により時計回り方向又は反時計回り方向に回転しうるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気清浄化機能を備えた空気調和機に係り、さらに詳しくは、空気中の粗塵を捕獲するためのプレフィルタに付着した塵埃を除去する手段を備えた空気調和機に関するものである。
従来、本体内に設けられて空気吸入口から吸込まれた空気を空気吹出し口に導く風路に、プレフィルタ、メインフィルタ及びファンを駆動するためのファンモータが配設された空気調和機において、プレフィルタを回転駆動させるための除塵用モータと、回転するプレフィルタの表面に接触してプレフィルタに付着した塵埃を除塵する回転ブラシと、回転ブラシに捕集された塵埃を掻き取るヘラ部材とを有し、ヘラ部材で掻き取られた塵埃を集埃収納ボックス内に落下させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−38215号公報(第4−6頁、図1−4)
特許文献1の空気調和機においては、回転ブラシの傾斜パイルによって捕集された塵埃は、ヘラ部材により掻き取られて塵埃収納ボックスに落下するが、長時間の使用により、回転ブラシの傾斜パイルによって捕集された塵埃が、回転ブラシとヘラ部材との間に堆積して塵埃収納ボックスに落下しなくなることがあり、このため、回転ブラシの傾斜パイルが汚れてプレフィルタに付着した塵埃の除去が困難になることがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、プレフィルタに付着し、回転ブラシの傾斜パイルによって除去された塵埃は勿論、回転ブラシと除塵プレートとの間に堆積した塵埃も確実に除去することのできる空気調和機を提供することを目的としたものである。
本発明に係る空気調和機は、空気吸込口から吸込んだ外気を空気吹出口に導く風路を有する本体ケースの前記風路内に、前記本体ケースの前面側に設けた取付フレームの開口部内に回転自在に配設された円形のプレフィルタ、電動ファン、及び前記プレフィルタを回転駆動する除塵用モータを設けると共に、前記プレフィルタの前面側に、外周に複数の傾斜パイルが設けられて前記プレフィルタの前面に接触し該プレフィルタの回転によって駆動される回転ブラシ、該回転ブラシに接触して付着した塵埃を除去する除塵プレート、及び集塵ボックスを備えた自動清掃装置を設け、前記プレフィルタを、プレフィルタ反転機構により時計回り方向又は反時計回り方向に回転しうるように構成したものである。
本発明によれば、プレフィルタに付着し、回転ブラシの傾斜パイルによって除去された塵埃は勿論、回転ブラシと除塵プレートとの間に堆積した塵埃も確実に除去することができるので、プレフィルタを常に清浄に保って外気の吸込効率を向上することができると共に、回転ブラシの傾斜パイルの汚れを防止することができる。
図1は本発明の一実施の形態に係る空気調和機の前面パネルを取外した状態の正面図、図2は図1の前面パネルを取付けた状態のA−A断面図、図3は一部を省略した図1のB−B断面図である。なお、本実施の形態においては、空気調和機の一種である空気清浄機に本発明を実施した場合について説明する。
図において、空気清浄機1を構成する本体ケース2の前面側には、空気吸込口4を有する前面パネル3が着脱可能に装着されており、本体ケース2内に形成された風路内には、前面側(上流側)から大きな塵埃を除去するプレフィルタ20、空気中の粉塵を除去するメインフィルタ5、及び臭気成分を吸着して脱臭する活性炭フィルタ6が順次下流側に向って配設されている。7は本体ケース2の上部に設けた空気吹出し口である。なお、メインフィルタ5は、実施例では、粉径0.3μmの粒子に対して99.97%以上の捕集率を有するHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタで構成した。
また、風路内において、メインフィルタ5の下流側には、空気吸込口4から吸込んだ外気を、プレフィルタ20、メインフィルタ5及び活性炭フィルタ6を経て、空気吹出し口7から本体ケース2外へ吹出すためのファン9と、このファン9を駆動するモータ9aからなる電動ファン8が設けられている。
10は本体ケース2の上面に設けられた電源スイッチ、11は本体ケース2内において、風路の上方に設けられて空気清浄機1の全体の動作制御を行う制御部である。なお、この制御部11は、空気清浄機1の運転時間を計時して積算保持する時計部を備えている。
12はプレフィルタ20が回転自在、着脱可能に装着されて、本体ケース2の前面開口部に取付けられた四角形状の取付フレームで、円形の開口部13が設けられている。そして、開口部13の背面側には、径方向に延設された支持体14が十字状に設けられており、その交点(中心部)には、先端部にねじ穴を有する支持軸15が立設されている。
16は取付フレーム12の一方の側に取付けられた除塵用モータである。この除塵用モータ16は、例えばステッピングモータの如く回転方向を規制できるモータが望ましいが、プレフィルタ20を回転させるためには、1kg・cm程度の回転トルクが必要なため、ステッピングモータを使用する場合は、トルクアップするための歯車機構が必要であり、このため構造が複雑でコストアップになる。
このため、本発明においては、除塵モータ16に上記の回転トルクを容易に得ることのできる回転子に永久磁石を用いたACシンクロナスモータを使用した。この除塵モータ16は一定の回転数により正逆いずれかに回転しうるように構成されており、起動時の回転方向は規制されず、回転中に一定以上の負荷がかかると反転するようになっている。17は除塵用モータ16の出力歯車である。
プレフィルタ20は、図4に示すように、取付フレーム12の開口部13に回転自在、着脱可能に挿入しうる大きさのリング状の枠体21を有し、この枠体21には、嵌合穴23を有し中心部に設けられたボス22、枠体21とボス22との間にほぼ等間隔で設けられた複数本の放射リブ24、及び枠体21と同心的に形成されて放射リブ24を連結する円形リブ25が設けられている。
また、枠体21の前面側から外周の一部にかけて、平面ほぼ三角形状の切欠き部26が90°間隔で4か所に設けられており、この切欠き部26はプレフィルタ20の時計回り方向の側が中心部に向ってほぼ垂直に形成され(以下、当接部26aという)、これから反時計回り方向に向って緩やかな傾斜面となっている。なお、この切欠き部26は4か所に限定するものではなく、周方向にほぼ等間隔で、2か所以上の複数か所であればよい。
さらに、枠体21の背面側には、全周にわたって中間歯車18を介して除塵用モータ16の出力歯車17に連結される歯車27(以下、第1の歯車という)が設けられており、ボス22の下部外周には歯車28(以下、第2の歯車という)が設けられている。
そして、枠体21で囲まれた全領域の前面側には、枠体21、放射リブ24及び円形リブ25に接着されたフィルタ用のネット29が張られている。
このように構成したプレフィルタ20は、ボス22に設けた嵌合穴23を取付フレーム12の支持軸15に嵌合して軸支され、開口部13内に収容されて開口部13の外周に回動可能に設けた複数のプレフィルタ押え18によって保持され、取付フレーム12に回転自在、着脱可能に支持される。
そして、プレフィルタ20が装着された取付フレーム12は、本体ケース2の前面開口部内に挿入され、固定される。このとき、プレフィルタ20の枠体21の前面側は取付フレーム12の前面より若干突出しており、プレフィルタ20の枠体21に設けた第1の歯車27は、中間歯車18を介して除塵モータ16の出力歯車17に連結される。なお、取付フレーム12を本体ケース2に取付けたのち、プレフィルタ20を装着してもよい。
30はプレフィルタ20の自動清掃装置で、図5、図6に示すように、プレフィルタ20の半径より若干長いユニットケース31と、このユニットケース31に着脱可能に装着され、後述の回転ブラシ36によってプレフィルタ20から除去された塵埃を捕集する集塵ボックス44とからなっている。
ユニットケース31は、プレフィルタ20側(背面側)が開口されたブラシ室32と、その下部において前面側が開口された集塵ボックス収容部33が設けられている。34は集塵ボックス44のガイドレールである。35はブラシ室32の一端(プレフィルタ20の中心部側)に設けられ、プレフィルタ20のボス22に嵌合する嵌合部で、取付フレーム12の支持軸15に嵌合する円筒部38が設けられている。
また、ブラシ室32内には、プレフィルタ20の半径、実質的にはネット29の半径方向の幅とほぼ等しい長さで、外周に複数の傾斜パイル36a(図9参照)が設けられ、両端部がユニットケース31に回転自在に支持されて、プレフィルタ20のネット29の表面に付着した塵埃を除去する回転ブラシ36が配設されている。37は嵌合部35内において回転ブラシ36の軸の一端に設けられ、プレフィルタ20の第2の歯車28と噛合う第3の歯車である。
39はブラシ室32の背面側において回転ブラシ36に近接して取付けられた回転ブラシ36とほぼ同じ長さの除塵プレートで、図7に示すように、ほぼL字状に形成され、上部に設けられて先端部が波状に形成された掻き取り部41は、取付部40に対して所定の角度θで斜め上方に折曲げられており、回転ブラシ36の傾斜パイル36aと接触することにより、回転ブラシ36に付着した塵埃を掻き落す。
42はユニットケース31の他方の側に設けた取付腕で、背面側には取付フレーム12に設けた位置決め穴(図示せず)に係止する係止部43が設けられている。
上記のように構成した自動清掃装置30は、図3に示すように、ユニットケース31の嵌合部35の円筒部38を、プレフィルタ20の前面側からボス22に嵌合し、回転ブラシ36の第3の歯車37をプレフィルタ20の第2の歯車28と噛合わせる。そして、取付腕42の係止部43を取付フレーム12の位置決め穴に係止させて固定し、嵌合部35の頂部に設けたねじ挿通穴に挿通したねじ45を、支持軸15のねじ穴に螺入して固定する。
これにより、自動清掃装置30は、プレフィルタ20の前面側の一方の側にほぼ水平に固定され、回転ブラシ36の傾斜パイル36aはプレフィルタ20のネット29に接触する。
50は取付フレーム12の開口部13の近傍において、軸52により回動自在に支持された回転ストッパで、図8に示すように(図8はストッパガイド51を取外した状態を示す)、先端部53が重く形成されており、軸52を中心に自重により時計回り方向に回動し、常時プレフィルタ20の枠体21の外周面に摺接している。なお、この回転ストッパ50とプレフィルタ20の枠体21に設けた切欠き部26とにより、プレフィルタ反転機構を構成する。
次に、上記のように構成した本発明の作用を説明する。
電源スイッチ10をONすると、電動ファン8のファンモータ9aに通電し、ファン9が回転する。ファン9の回転により空気吸込口4から外気が吸引され、これに含まれた大きな塵埃がプレフィルタ20によって捕捉され、ついでメインフィルタ5により粉塵が除去されて、活性炭フィルタ6により臭気成分が吸着された清浄な空気が、空気吹出口7から外部へ吹き出される。
一方、制御部11により、定期的又は任意の時期に除塵用モータ16に通電する。これによって回転駆動された除塵モータ16の出力歯車17の回転は、中間歯車18を介してプレフィルタ20の枠体21に設けた第1の歯車27に伝達され、図1に示すように、プレフィルタ20を例えば矢印a方向(時計回り方向)に回転させる。このとき、回転ストッパ50の先端部53は、枠体21の外周面に摺接する。同時に、プレフィルタ20の回転が第2の歯車28から第3の歯車37に伝達され、図9に示すように、回転ブラシ36を矢印c方向(プレフィルタ20と同方向)に回転させる。
この場合、回転ブラシ36の速度V2は、第2、第3の歯車28,37によって減速され、プレフィルタ20の速度V1より遅くV2<V1となっているので、この相対速度差によりプレフィルタ20に付着した塵埃が、回転ブラシ36の傾斜パイル36aにより捕集されて除去される。このとき、回転ブラシ36の傾斜パイル36aは回転ブラシ36の回転方向と逆方向に傾斜しているので、プレフィルタ20に対しては順目方向で接触しており、V1>V2によりプレフィルタ20に対しては相対的に逆目で接触するため、塵埃捕集機能を発揮することができる。
このようにして、プレフィルタ20から除去された塵埃の一部は、回転ブラシ36から集塵ボックス44内に落下し、一部は回転ブラシ36に付着しているが、この付着した塵埃は、除塵プレート39の波形状の掻き取り部41により掻き取られ、集塵ボックス44内に落下する。集塵ボックス44に塵埃が溜ったときは、ユニットケース31から引き出して捨てる。
上記のような自動除塵装置30を備えた空気清浄機1において、長時間の使用によって、回転ブラシ36の傾斜パイル36aによって捕集された塵埃が、図9に示すように、回転ブラシ36と除塵プレート39との間に堆積し(符号55で示す)、集塵ボックス44内に落下しなくなってしまうことがある。そのため、回転ブラシ36の傾斜パイル36aが塵埃55で汚れてしまい、プレフィルタ20の除塵ができなくなる。
ところで、本発明においては、除塵用モータ16にACシンクロナスモータを用いているが、この除塵モータ16は前述のように起動時の回転方向が規制されていないため、起動の際に、正方向又は逆方向のいずれに回転するかわからない。
いま、起動時に除塵用モータ16が正方向に回転してプレフィルタ20が矢印a方向(時計回り方向)に回転すると、回転ストッパ50の先端部53はプレフィルタ20の枠体21の外周面に沿って摺接するため、除塵用モータ16及びこれに駆動されるプレフィルタ20は同方向に回転を続け、回転ブラシ36によりネット29に付着した塵埃を除去する。
起動時に、除塵用モータ16が逆方向に回転すると、プレフィルタ20は矢印b方向(反時計回り方向)に回転するが、最大でも4分の1回転すると、回転ストッパ50の先端部53がプレフィルタ20の枠体21の切欠き部26に落ち込み、当接部26aに当接して除塵用モータ16に大きな負荷がかかるため、除塵モータ16が反転して正方向に回転する。これによりプレフィルタ20も矢印a方向(時計回り方向)に回転し、回転ブラシ36によりプレフィルタ20のネット29に付着した塵埃を除去する。
除塵用モータ16が逆方向に回転して回転ストッパ50の先端部53が切欠き部26に落下するまでの間、すなわち、本実施の形態においては、最大でプレフィルタ20が4分の1回転する間は、図10に示すように、回転ブラシ36は矢印d方向に回転するため、プレフィルタ20の除塵は行われない。しかし、回転ブラシ36と除塵プレート39との間に堆積した塵埃55が、傾斜パイル36aによって掻き出され、集塵ボックス44内に落下する。
上記のように構成した本発明によれば、自動清掃装置30の回転ブラシ36により、プレフィルタ20に付着した塵埃を容易に除去することができ、さらに、回転ブラシ36に付着した塵埃を除塵プレート39により除去するようにしたので、プレフィルタ20を常に清浄に保つことができるので、外気の吸込効率を大幅に向上することができる。
また、除塵用モータ16により、プレフィルタ20を時計回り方向と反時計回り方向に回転しうるようにしたので、プレフィルタ20を反時計回り方向に回転させると共に、これと連動する回転ブラシ36を反対方向に回転させることにより、回転ブラシ36と除塵プレート39との間に堆積した塵埃55を回転ブラシ36に設けた傾斜パイル36aにより確実に除去することができるため、回転ブラシ36の傾斜パイル39の汚れを防止することができる。
さらに、除塵用モータ16に、起動時の回転方向が規制されないが、回転中に一定以上の負荷がかかると回転方向が反転するシンクロナスモータを用い、また、プレフィルタ20の枠体21の外周にほぼ等間隔で複数の切欠き部26を設けると共に、プレフィルタ20が時計回り方向に回転するときはその外周面に摺接し、反時計回り方向に回転しこれと連動する回転ブラシ36が反対方向に回転すると、切欠き部26に落下してプレフィルタ20の回転に大きな負荷を与える回転ストッパ50を設け、プレフィルタ20に大きな負荷が生じたときは除塵用モータ16の回転方向が反転して、プレフィルタ20を時計回り方向に回転させるようにしたので、除塵用モータに減速機構などを設けることなく、簡単かつ安価な構造で回転ブラシ36と傾斜パイル39の間に堆積した塵埃55を除去することができる。
また、プレフィルタ20の枠体21にほぼ等間隔で複数(n個)の切欠き部26を設けることにより、プレフィルタ20の反時計方向の回転を1/n回転に規制したので、僅かな回転で回転ブラシ36と除塵プレート39の間に堆積した塵埃55を除去することができるため、プレフィルタ20の時計回り方向の回転ブラシ36による除塵作用を妨げることがない。
上記の説明では、空気調和機の一種である空気清浄機に本発明を実施した場合を示したが、これに限定するものではなく、他の構造の空気調和機にも本発明を実施することができる。
本発明の一実施の形態に係る空気調和機の前面パネルを取外した状態の正面図である。 図1の前面パネルを取付けた状態のA−A断面図である。 図1の一部を省略したB−B断面図である。 図1のプレフィルタの斜視図である。 図1の自動清掃装置の前面斜視図である。 図5の背面斜視図である。 図6の除塵プレートの斜視図である。 図1の要部拡大図である。 自動清掃装置の作用説明図である。 自動清掃装置の作用説明図である。
符号の説明
1 空気洗浄機、2 本体ケース、3 前面パネル、4 空気吸込口、7 空気吹出口、8 電動ファン、12 取付フレーム、13 開口部、16 除塵用モータ、20 プレフィルタ、21 枠体、26 切欠き部、26a 当接部、27 第1の歯車、28 第2の歯車、29 ネット、30 自動清掃装置、31 ユニットケース、36 回転ブラシ、36a 傾斜パイル、37 第3の歯車、39 除塵プレート、50 回転ストッパ、53 先端部。

Claims (4)

  1. 空気吸込口から吸込んだ外気を空気吹出口に導く風路を有する本体ケースの前記風路内に、前記本体ケースの前面側に設けた取付フレームの開口部内に回転自在に配設された円形のプレフィルタ、電動ファン、及び前記プレフィルタを回転駆動する除塵用モータを設けると共に、前記プレフィルタの前面側に、外周に複数の傾斜パイルが設けられて前記プレフィルタの前面に接触し該プレフィルタの回転によって駆動される回転ブラシ、該回転ブラシに接触して付着した塵埃を除去する除塵プレート、及び集塵ボックスを備えた自動清掃装置を設け、
    前記プレフィルタを、プレフィルタ反転機構により時計回り方向又は反時計回り方向に回転しうるように構成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記除塵用モータに、起動時の回転方向が規制されず、回転中に一定以上の負荷がかかると回転方向が反転するシンクロナスモータを用いたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記プレフィルタ反転機構を、前記プレフィルタの外周にほぼ等間隔で設けた複数の切欠き部と、一端が前記取付フレームに回動自在に軸支され他端が前記プレフィルタの外周に摺接する回転ストッパとによって構成し、前記切欠き部を、前記プレフィルタの時計回り方向の側を中心部に向うほぼ垂直な当接部とし、反時計回り方向の側を傾斜面としたほぼ三角形状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
  4. 前記プレフィルタ反転機構の切欠き部をn個設けた場合、前記プレフィルタの反時計回り方向の回転範囲が最大で1/n回転であることを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
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