JP2008299763A - 分散オブジェクト開発ツール - Google Patents

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Abstract

【課題】分散制御システムを構成する各コントローラの制御プログラム作成を容易化でき、システム全体のデバッグやシミュレーションを一度に行うことを可能にする。
【解決手段】複数のコントローラから構成される分散処理システムの制御プログラムを作成する分散オブジェクト開発ツールにおいて、中央演算処理装置1は、入力装置12から入力されるグループ分け指令に基づいて、制御ブロック図の複数の処理ノードをグループ分けして複数のコントローラに対応付け、入力されるコンパイル指令に基づいて制御ブロック図を他のプログラムが解釈できる制御ブロック図データに変換し、変換した制御ブロック図データをグループごとに分割するとともに、各グループ内の処理ノード間の情報伝送で使用するインターフェースプログラムと、各グループ間の情報伝送で使用するインターフェースプログラムとを予め定められた基準で選定して各処理ノードのプログラムに実装する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のコントローラから構成される分散処理システムの制御プログラムを作成する分散オブジェクト開発ツールに関する。
複数のコンピュータを分散設置し、それら複数のコンピュータに一連の機能を分割して処理させる分散処理システムが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
一方、コンピュータを備えてなる複数のコントローラを分散設置し、それら複数のコントローラにより一連の機能を分割して処理させる分散制御システムが知られている。このような分散制御システムでは、一連の機能を実現するアプリケーションプログラム(以下、単にプログラムと称する。)を個々の分散コントローラ毎に分割して作成している。また、分散制御システムのプログラムを作成する分散オブジェクト開発ツールは、各分散コントローラに割り付けられた個々のプログラム単位で作成する機能を有して構成されている。
特開2004−271907号公報 特開2000−293375公報
しかし、従来の分散オブジェクト開発ツールは、コントローラ毎にそれぞれ制御プログラムを作成しているため、分散制御システム全体のデバッグやシミュレーションを行うことができないという問題がある。したがって、個々の制御プログラム単位でデバッグやシミュレーションを行った後、各制御プログラムをコントローラにインストールして実機を動作させながら再度デバッグやシミュレーションを行わなければならない。
この問題を解決するため、分散制御システムの各コントローラの制御プログラムを一連とした全体プログラムを作成して、デバッグやシミュレーションを行うことが考えられる。しかし、その後、個々のコントローラにコンパイルするために、全体プログラムを分割する作業に手間がかかるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、分散制御システムを構成する各コントローラの制御プログラム作成を容易化でき、システム全体のデバッグやシミュレーションを一度に行うことを可能にすることにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、中央演算処理装置と主メモリと入力・出力インターフェースを有してなる計算機と、該計算機に接続されたデータベースと入力装置とディスプレイとを備えてなり、複数のコントローラから構成される分散処理システムの制御プログラムを作成する分散オブジェクト開発ツールにおいて、前記データベースには、制御ブロック図作成プログラムと、制御ブロック図変換プログラムと、グループ分割プログラムと、実行コード生成プログラムを含む開発プログラムが格納され、前記中央演算処理装置は、前記入力装置から入力される前記制御プログラムのデータ及びグループ分け指令に基づいて、前記制御ブロック図作成プログラム実行して、前記制御プログラムを複数の処理ノードと該複数の処理ノードをグループ分けして前記複数のコントローラに対応付けてなる制御ブロック図を作成して前記データベースに保存するとともに、作成した制御ブロック図を前記ディスプレイに表示する第1の処理と、前記入力装置から入力されるコンパイル指令に基づいて前記制御ブロック図変換プログラムを実行して、前記データベースから前記制御ブロック図を読み出して他のプログラムが解釈できる制御ブロック図データに変換する第2の処理と、前記グループ分割プログラムを実行して、第2の処理で作成された制御ブロック図データをグループごとに分割して前記データベースに格納する第3の処理と、前記実行コード生成プログラムを実行して、前記データベースから前記制御ブロック図データをグループごとに読み出して、各グループ内の処理ノード間の情報伝送で使用するインターフェースプログラムと、各グループ間の情報伝送で使用するインターフェースプログラムとを前記データベースに格納されている予め定められたインターフェーステーブルを参照して選択し、該選択したインターフェースプログラムを各処理ノードのプログラムに実装して前記データベースに格納する第4の処理とを含んでなることを特徴とする。
本発明によれば、入力装置から制御プログラムのグループ分け指令を入力することにより、制御プログラムを複数の処理ノードをグループ分けして複数のコントローラに対応付けた制御ブロック図を作成できるから、グループ化された処理ノード間及びグループ間の処理に適したインターフェースプログラムを自動で作成することができる。
したがって、分散制御システムの各コントローラの制御プログラムを一連とした全体プログラムを作成することができるから、一連とした全体プログラムのデバッグやシミュレーションを一度に行うことができる。
しかも、処理ノード間のインターフェースプログラムの実装が自動で行われるため、プログラム開発者は処理ノード間のインターフェースプログラムを1つずつ設定する作業を省くことができ、かつ、個々のコントローラにコンパイルするための全体プログラムの分割作業の手間を省略できるので、分散制御システムを構成する各コントローラのプログラム作成を容易化でき、処理効率を向上できる。
本発明によれば、分散制御システムを構成する各コントローラの制御プログラム作成を容易化でき、システム全体のデバッグやシミュレーションを一度に行うことができる。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
図1に、本発明の一実施形態の分散オブジェクト開発ツールのブロック構成図を示す。図示のように、分散オブジェクト開発ツールは、中央演算処理装置(CPU)1、主メモリ2、入力インターフェース3、出力インターフェース4、及び通信装置5を有する計算機10を備えて構成されている。計算機10のシステムバスに記憶装置からなるデータベース11が接続されている。入力インターフェース3には、キーボードやマウスなどの入力装置12が接続されている。出力インターフェース4には、ディスプレイなどの出力装置13が接続されている。通信装置5には、ローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワーク14が接続されている。ネットワーク14には、図示していないが、分散制御システムのコントローラが接続されており、生成した各コントローラの実行コードをデータベース11から各コントローラへダウンロードするのに用いられる。
データベース11には、本実施形態の分散オブジェクト開発ツールで用いる開発プログラムが保存されている。開発プログラムには、制御ブロック図作成プログラムと、制御ブロック図変換プログラム(V)と、グループ分割プログラム(W)と、実行コード生成プログラム(X)を含んで構成されている。
制御ブロック図変換プログラム(V)は、ユーザが入力装置12を用いて出力装置13のディスプレイ上で作成した制御ブロック図を他のプログラムが解釈できる制御ブロック図データに変換するプログラムである。
グループ分割プログラム(W)は、制御ブロック図変換プログラム(V)により変換された制御ブロック図データをグループごとに分割してグループテーブル(U)を作成し、データベース11に格納するプログラムである。
実行コード生成プログラム(X)は、グループテーブル(U)のグループごとに、実行コードを生成するプログラムである。このとき、実行コード生成プログラム(X)は、各グループの内部と外部で使用するインターフェースプログラムを選択する。このインターフェースプログラムの選択は、データベース11に格納されているインターフェーステーブル(Y)を参照して決める。つまり、インターフェーステーブル(Y)には、予め内部・外部インターフェースプログラムには、どのモジュールを適用するかのデータが格納・定義されている。例えば、グループ内部は、シグナル通信モジュールを用いることが定義されている。また、グループ外部は、TCP/IP通信モジュールを用いることが定義されている。
このように構成される本実施形態の分散オブジェクト開発ツールの詳細構成について、分散オブジェクト開発ツールの処理手順のフローチャートを図2に示し、さらにプログラム開発対象の分散制御システムの具体的な実施例に基づいて、動作とともに説明する。
図3に、プログラム開発対象の一実施例の分散制御システムの全体構成図を示し、図4に本実施形態の分散オブジェクト開発ツールにより作成された一実施例の分散制御システムの制御内容の図表を示す。
図4に示すように、本実施例の分散制御システム20は、複数のロボットなどに制御工程を分散して協調制御するシステムであり、例えば3つのコントローラ201〜203に分散して一連の制御工程を実行するように構成される。コントローラ201は、イーサ(Ether:登録商標)ネットワーク21,22を介してそれぞれコントローラ202,203に通信可能に接続されている。
このような分散制御システム20の制御プログラムを開発する手順を図2のフローチャートに沿って説明する。
(ステップS1)
開発者は、ステップS1において、図1の入力装置12のキーボードやマウスを使い、CPU1を動作させながら分散制御システム20の制御プログラムを作成する。このとき、図示していない描画プログラムによりCPU1を動作させて、出力装置13のディスプレイに図4に示すような制御ブロック図30が作成される。すなわち、CPU1は、制御ブロック図作成プログラムを実行して、入力装置13から入力される制御プログラムのデータ及び指令に基づいて、制御プログラムを複数の処理ノードn1〜n6と該複数の処理ノードn1〜n6をグループ分けして複数のコントローラ201〜203に対応付けてなる制御ブロック図30を作成する。そして、データベース11に保存するとともに、作成した制御ブロック図30を出力装置13のディスプレイに表示する。
この制御ブロック図30は、図4に示すように、開発者は、分散制御システム20の制御プログラムの全体を処理ノードn1〜n6に分け、それらの処理ノードn1〜n6をそれぞれアークa1〜a5によって接続して作成する。また、開発者は、コントローラ201〜203に処理ノードn1〜n6を割り付けて、グループ31〜33の定義を入力する。つまり、グループ31の処理はコントローラ201が行う処理、グループ32の処理はコントローラ202が行う処理、グループ33の処理はコントローラ203が行う処理であることを定義する。このようにして作成された制御ブロック図30は、データベース11などの記憶装置に保存される。
また、制御ブロック図30に示す制御プログラムが作成された後、入力装置12のキーボードやマウスからCPU1に指令を入力して、制御プログラムの全体をシミュレーション及びデバッグする。
(ステップS2)
制御プログラム全体のシミュレーション及びデバッグが終了した後、開発者が入力装置13からコンパイル指示を入力すると、CPU1は制御ブロック図変換プログラム(V)を実行して、制御ブロック図30を他のプログラムが解釈できる制御ブロック図データに変換して、データベース11などの記憶装置に格納する。
(ステップS3)
CPU1は、制御ブロック図変換プログラム(V)の実行を終了したとき、グループ分割プログラム(W)を起動して、制御ブロック図変換プログラム(V)により変換された制御ブロック図データをグループ31〜33ごとに分割してグループテーブル(U)を作成し、データベース11などの記憶装置に格納する。
(ステップS4)
CPU1は、実行コード生成プログラム(X)を起動して、データベース11などの記憶装置からグループテーブル(U)を読み出して、制御ブロック図データのグループ31〜33ごとに実行コードを生成する。例えば、グループ31に属する処理ノードn1とアークa1と処理ノードn2は、1つの実行コードとして生成される。また、CPU1は、実行コード生成プログラム(X)を実行して、各グループ31〜33の内部と外部で使用するインターフェースを選択する。このインターフェースの選択は、データベース11に格納されているインターフェーステーブル(Y)を参照して決める。
例えば、アークa1はコントローラ201の内部の処理と判定して、例えばCPU1の処理速度が最速になるようなパイプやプロセス間通信などの内部通信インターフェースをインターフェーステーブル(Y)から選択する。そして、選択したインターフェースをコントローラ201の制御プログラムに実装して、実行コードを作成する。
一方、グループ32からコントローラ202の実行コードを生成する場合、処理ノードn3とアークa3と処理ノードn4は、1つの実行コードとして生成される。また、アークa3はコントローラ202の内部の処理とみなせるから、例えばCPU1の処理速度が最速になるようなパイプやプロセス間通信などの内部通信インターフェースをインターフェーステーブル(Y)から選択して実装する。同様に、グループ33からコントローラ203の実行コードを生成する場合、処理ノードn5とアークa5と処理ノードn6は、1つの実行コードとして生成される。また、アークa5はコントローラ203の内部の処理とみなせるから、例えばCPU1の処理速度が最速になるようなパイプやプロセス間通信などの内部通信インターフェースをインターフェーステーブル(Y)から選択して実装する。
さらに、コントローラ201とコントローラ202間、及びコントローラ201とコントローラ203間は、それぞれイーサネット(登録商標)ワーク21、22で接続されていることから、アークa2とアークa4は、例えば通信速度が最速になるようなTCP/IP等のネットワークで通信可能なインターフェースが選択実装される。
このようにして、制御ブロック図30に基づいて生成された各コントローラ201〜203の実行コードは、データベース11などの記憶装置に格納される。そして、各コントローラ201〜203の実行コードは、通信装置5を介してネットワーク14に出力され、ネットワーク14に通信可能に接続されたロボットなどのコントローラにダウンロードされる。
以上説明したように、本実施形態の分散オブジェクト開発ツールによれば、分散制御システムの各コントローラのプログラムを一連とした全体プログラムを作成することができるから、一連とした全体プログラムのデバッグやシミュレーションを一度に行うことができる。
しかも、処理ノード間の各アークのインターフェースの実装が自動で行われるため、プログラム開発者は処理ノード間のインターフェースを1つずつ設定する作業を省くことができ、かつ、個々のコントローラにコンパイルするための全体プログラムの分割作業の手間を省略できるので、分散制御システムを構成する各コントローラのプログラム作成を容易化でき、処理効率を向上できる。
図5に、プログラム開発対象の他の実施例の分散制御システムの全体構成図を示す。本実施例は、テレビ解体システム40の分散制御プログラムを開発する例である。図6に本実施形態の分散オブジェクト開発ツールにより作成された一実施例のテレビ解体システムの制御ブロック図50を示す。
図5に示すように、家電製品であるテレビの自動解体作業を行う工場では、コンベア41上に解体用テレビ42が載置されて、図において左から右に搬送されるようになっている。そして、コンベア41の搬送方向にそって、解体作業を行うロボットAR、BR、CRが配列され、例えばA−B−Cの3つの工程を順次経てテレビを解体するようになっている。工程Aは「テレビのフロントカバーのネジを外す作業」、工程Bは「フロントカバーを取り外す作業」、工程Cは「内部の基板を取り除く作業」に分けられている。
各工程A〜Cの作業は、それぞれロボットAR、BR、CRに割り付けられている。ロボットAR、BR、CRへの作業指示は、記憶媒体、計算処理部、コントローラ同士の通信インターフェースを実装しているコントローラAC、BC,CCによって行われる。各コントローラAC、BC,CCの記憶媒体には、コントローラプログラムAP、BP,CPがダウンロードされている。
このような分散制御システムのコントローラプログラムAP、BP,CPを作成する場合、従来は、開発者がコントローラACを動作させるコントローラプログラムAPを作成して、シミュレーション及びデバッグを行い、同様にコントローラBC、CCを動作させるコントローラプログラムBP、CPをそれぞれ別個に作成して、シミュレーション及びデバッグを行っていた。そして、最後に、コントローラプログラムAP,BP、CPを各コントローラAC、BC,CCにインストールして、ロボットAR、BR、CRを動作させながら、再度デバッグを行う必要があった。つまり、工程・作業別に開発者がプログラムを作成し、シミュレーション及びデバッグを行い、更に全てのプログラムをコントローラにインストールして実機を動作させながら再度デバッグを行う必要があった。
このようなテレビ解体システム40の制御プログラムを開発する手順を図2のフローチャートに沿って説明する。
(ステップS1)
開発者は、ステップS1において、図1の入力装置12のキーボードやマウスを使い、図示していない描画プログラムによりCPU1を動作させて、出力装置13のディスプレイに図6に示すような制御ブロック図50を作成する。
この制御ブロック図50は、図6に示すように、開発者は、テレビ解体システム40の制御プログラムの全体を「Xネジ外し命令」51、「Yネジ外し命令」52、「フロントカバー取り外し命令」53、「締結部破壊命令」54、「基板取り出し命令」55の各処理ノードに分け、それらの処理ノードをそれぞれグループ内通信61、グループ間通信62、63、グループ内通信64のアークによって接続して作成する。また、開発者は、コントローラACに「Xネジ外し命令」51と「Yネジ外し命令」52を割り付け、コントローラBCに「フロントカバー取り外し命令」53を割り付け、コントローラCCに「締結部破壊命令」54と「基板取り出し命令」55を割り付けて、グループA〜Cの定義を入力する。つまり、グループAの処理はコントローラACが行う処理、グループBの処理はコントローラBCが行う処理、グループCの処理はコントローラCCが行う処理であることを定義する。このようにして作成された制御ブロック図50は、データベース11などの記憶装置に保存される。
(ステップS2)
入力装置13からコンパイル指示を入力すると、CPU1は制御ブロック図変換プログラム(V)を実行して、制御ブロック図50を他のプログラムが解釈できる制御ブロック図データに変換して、データベース11などの記憶装置に格納する。
(ステップS3)
CPU1は、制御ブロック図変換プログラム(V)の実行を終了したとき、グループ分割プログラム(W)を起動して、制御ブロック図変換プログラム(V)により変換された制御ブロック図データをグループA〜Cごとに分割してグループテーブル(U)を作成し、データベース11などの記憶装置に格納する。
(ステップS4)
CPU1は、実行コード生成プログラム(X)を起動して、データベース11などの記憶装置からグループテーブル(U)を読み出してグループA〜Cごとに実行コードを生成する。例えば、グループAに属する「Xネジ外し命令」51と「グループ内通信」61と「Yネジ外し命令」52は、1つの実行コードとして生成される。また、CPU1は、実行コード生成プログラム(X)を実行して、各グループA〜Cの内部と外部で使用するインターフェースを選択する。このインターフェースの選択は、データベース11に格納されているインターフェーステーブル(Y)を参照して決める。
例えば、「グループ内通信」61はコントローラACの内部の処理とみなせるから、例えばCPU1の処理速度が最速になるようなパイプやプロセス間通信などの内部通信インターフェースをインターフェーステーブル(Y)から選択する。そして、選択したインターフェースをコントローラACの制御プログラムに実装して、実行コードを作成する。
一方、グループBからコントローラBCの実行コードを生成する場合、「フロントカバー取り外し命令」53は、1つの実行コードとして生成される。同様に、グループCからコントローラCCの実行コードを生成する場合、「締結部破壊命令」54と「グループ内通信」61と「基板取り出し命令」55は、1つの実行コードとして生成される。また、「グループ内通信」61はコントローラCCの内部の処理とみなせるから、例えばCPU1の処理速度が最速になるようなパイプやプロセス間通信などの内部通信インターフェースをインターフェーステーブル(Y)から選択して実装する。例えば、インターフェーステーブル(Y)には、グループ内部通信はシグナル通信モジュールが、グループ外部間通信はTCP/IP通信モジュールが定義されている。
さらに、コントローラACとコントローラBC間、及びコントローラBCとコントローラCC間は、それぞれ「グループ間通信」62,63で接続されている。これらの「グループ間通信」62,63は、例えば通信速度が最速になるようなTCP/IP等のネットワークで通信可能なインターフェースが選択実装される。
つまり、図6に示すように、「Xネジ外し命令」51の終了通知と、その終了通知を受信して「Yネジ外し命令」52の実行開始は、同一のコントローラAC内部で行われるから、分散オブジェクト開発ツールによってコントローラプログラムAPは、メモリを使ったシグナル通信が自動実装されて内部通信を行う。
また、「Yネジ外し命令」52の終了通知と、その終了通知を受信して開始する「フロントカバー取り外し命令」は、別コントローラ間の通信で行われるため、分散オブジェクト開発ツールによってコントローラプログラムAPはネットワーク通信モジュールが自動実装され、コントローラプログラムBP側もネットワーク通信モジュールが自動実装され、互いにネットワーク通信を行えるような実行コードが自動生成される。
このようにして、制御ブロック図50に基づいて生成された各コントローラAC,BC、CCの実行コードは、データベース11などの記憶装置に格納される。そして、各コントローラAC,BC、CCの実行コードは、通信装置5を介してネットワーク14に出力され、ネットワーク14に通信可能に接続されたコントローラAC,BC、CCにダウンロードされる。
このように構成されることから、本実施形態の分散オブジェクト開発ツールでは、開発者がプログラムAP、BP、CPを全て1つの統合された環境でプログラムし、そこで全体のシミュレーションやデバッグを一度に行うことができるから、何度もデバッグする手間が省ける。
また、開発者が統合環境で作成したプログラムを各コントローラ毎にグループ分けを行うと、分散オブジェクト開発ツールはグループ化された処理部分をコンパイルして実行コードを作成する際に、グループ内部、つまりコントローラ内部の通信と判別したものについては、実行コードにメモリを使ったシグナル通信を自動実装する。また、グループ外つまりコントローラ外部への通信と判別したものについては、実行コードにネットワーク通信モジュールを自動実装する。
図7に、実施例2の変形例のテレビ解体システム60を示す。図8に本実施形態の分散オブジェクト開発ツールにより作成された一実施例のテレビ解体システムの制御ブロック図70を示す。
本実施例は、図7に示すように、CPU性能の向上やロボットの多機能化により実施例2のロボットARとロボットBRが1つのロボットDRとして置き換えられた例である。これに合わせて、コントローラACとコントローラBCも1つのコントローラDCに置き換えられる。この場合でも、開発者が再度プログラムを1から作成する必要は無く、図8に示すように、開発者がグループAとグループBを新しくグループDとして定義すれば、分散オブジェクト開発ツールはグループDをコントローラDC用のプログラムとして認識し、実行コードを自動生成する。この時、プログラムAPとプログラムBP間でネットワーク通信していたモジュールは、同一のコントローラDCの処理となるため、分散オブジェクト開発ツールはメモリを使ったシグナル通信が自動実装される。
本発明の一実施形態の分散オブジェクト開発ツールのハードウエア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の分散オブジェクト開発ツールの処理手順とソフトウエアを示すフローチャートである。 本発明の分散オブジェクト開発ツールにより制御プログラムを開発する対象の一実施例の分散制御システムの構成図である。 図3の実施例の分散制御システムの制御プログラム図である。 本発明の分散オブジェクト開発ツールにより制御プログラムを開発する対象の他の実施例のテレビ解体システムの構成図である。 図5の実施例のテレビ解体システムの制御プログラム図である。 図5のテレビ解体システムの他の実施例の構成図である。 図7の実施例のテレビ解体システムの制御プログラム図である。
符号の説明
1 中央演算処理装置
2 主メモリ
3 入力インターフェース
4 出力インターフェース
5 通信装置
10 計算機
11 データベース
12 入力装置
13 出力装置
14 ネットワーク

Claims (3)

  1. 中央演算処理装置と主メモリと入力・出力インターフェースを有してなる計算機と、該計算機に接続されたデータベースと入力装置とディスプレイとを備えてなり、複数のコントローラから構成される分散処理システムの制御プログラムを作成する分散オブジェクト開発ツールにおいて、
    前記データベースには、制御ブロック図作成プログラムと、制御ブロック図変換プログラムと、グループ分割プログラムと、実行コード生成プログラムを含む開発プログラムが格納され、
    前記中央演算処理装置は、
    前記入力装置から入力される前記制御プログラムのデータ及びグループ分け指令に基づいて、前記制御ブロック図作成プログラム実行して、前記制御プログラムを複数の処理ノードと該複数の処理ノードをグループ分けして前記複数のコントローラに対応付けてなる制御ブロック図を作成して前記データベースに保存するとともに、作成した制御ブロック図を前記ディスプレイに表示する第1の処理と、
    前記入力装置から入力されるコンパイル指令に基づいて前記制御ブロック図変換プログラムを実行して、前記データベースから前記制御ブロック図を読み出して他のプログラムが解釈できる制御ブロック図データに変換する第2の処理と、
    前記グループ分割プログラムを実行して、第2の処理で作成された制御ブロック図データをグループごとに分割して前記データベースに格納する第3の処理と、
    前記実行コード生成プログラムを実行して、前記データベースから前記制御ブロック図データをグループごとに読み出して、各グループ内の処理ノード間の情報伝送で使用するインターフェースプログラムと、各グループ間の情報伝送で使用するインターフェースプログラムとを前記データベースに格納されている予め定められたインターフェーステーブルを参照して選択し、該選択したインターフェースプログラムを各処理ノードのプログラムに実装して前記データベースに格納する第4の処理とを含んでなることを特徴とする分散オブジェクト開発ツール。
  2. 請求項1に記載の分散オブジェクト開発ツールにおいて、
    各グループ内の処理ノード間の情報伝送で使用する前記インターフェースプログラムは、当該コントローラ内部で処理可能なインターフェースプログラムであり、
    前記各グループ間の情報伝送で使用するインターフェースプログラムは、各コントローラ間で処理可能なネットワークインターフェースプログラムであることを特徴とする分散オブジェクト開発ツール。
  3. 請求項2に記載の分散オブジェクト開発ツールにおいて、
    前記処理ノード間の情報伝送で使用する前記インターフェースプログラムは、シグナル通信モジュールであり、
    前記各グループ間の情報伝送で使用するインターフェースプログラムは、TCP/IP通信モジュールであることを特徴とする分散オブジェクト開発ツール。
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