JP2008298644A - 電気泳動兼転写装置、電気泳動兼転写用チップ、ならびに電気泳動および転写方法 - Google Patents

電気泳動兼転写装置、電気泳動兼転写用チップ、ならびに電気泳動および転写方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実用的かつ操作が簡便な電気泳動兼転写装置を提供する。
【解決手段】電気泳動用の電極105および106、ならびに、第1媒体120を載置するための分離部103を備えた電気泳動兼転写装置100において、分離部103上に、転写用電極として、互いに絶縁され、かつ、電極105および106が電圧を印加する方向に沿って並べられた複数の電極領域を有したストライプ電極108を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動装置および転写装置の両方を兼ねる装置に関するものである。
プロテオーム解析では、1次電気泳動、2次電気泳動、および膜へのサンプルの転写が連続して行われる。これらの手順を簡略化する技術が求められている。
特許文献1には、1次電気泳動および2次電気泳動を自動化するための装置が開示されている。
特許文献2には、電気泳動兼転写装置が開示されている。
ただし、特許文献2に記載の装置では、電気泳動後にゲルを一度剥がす必要があり、依然煩雑かつ熟練を要する操作が必要であった。
特許文献3は、ゲルを剥がす必要のない操作が簡便な電気泳動兼転写装置を提案している。
特開2007−64848号公報(平成19年3月15日公開) 特開2000−28578号公報(平成12年1月28日公開) 特開2006−71494号公報(平成18年3月16日公開)
しかしながら、実用的かつ操作が簡便な電気泳動兼転写装置は、未だ存在していない。
本発明者らが検討したところ、特許文献3に記載の装置のように、単に、電気泳動の経路上に転写用電極が設けられた構成の装置では、電気泳動を行うことが非常に困難であった。具体的には、上記のような構成の電気泳動兼転写装置では、電気泳動の際、電圧を印加し得ず、サンプルを移動させ得なかった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、実用的かつ操作が簡便な電気泳動兼転写装置、電気泳動兼転写用チップ、ならびに電気泳動および転写方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、電気泳動の経路上に転写用電極を設けた場合でも、転写用電極として互いに絶縁され、かつ、電気泳動方向に沿って並べられた複数の電極領域を有した電極を用いることによって、電気泳動を容易に行い得ることを見出し、発明を完成させた。
すなわち、本発明に係る電気泳動兼転写装置は、被分離物質を含んだ第1媒体における特定方向に、電圧を印加する第1電圧印加手段と、第1媒体における、第1媒体に接する第2媒体へ向かう方向に、電圧を印加する第2電圧印加手段とを備えている電気泳動兼転写装置であって、第2電圧印加手段が、互いに絶縁され、かつ、該特定方向に沿って並べられた複数の電極領域を有した第1電極を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る電気泳動兼転写装置は、第1媒体中の被分離物質を分離した後に、分離された被分離物質を第2媒体へと転写することができる。例えば、生体高分子の分析において、上記電気泳動兼転写装置を用いれば、電気泳動法およびブロッティング法の両方を簡便に行うことができ、非常に有用である。
このとき、従来の電気泳動兼転写装置では、第1媒体中の被分離物質を第2媒体へと転写する第2電圧印加手段が備えている電極が、第1媒体中の被分離物質の分離を妨げる働きを有していた。そのため、実用的ではなかった。
しかしながら、上記の構成によれば、第2電圧印加手段は、互いに絶縁され、かつ、上記特定方向に沿って並べられた複数の電極領域を有した第1電極を備えている。第1電極の有する電極領域は、互いに絶縁され、かつ、上記特定方向に沿って並べられているため、第1媒体中の被分離物質の分離を妨げない。すなわち、上記の構成によれば、実用的かつ簡便に電気泳動および転写を行うことができる。
上記電気泳動兼転写装置では、上記電極領域の形状が、線状であることが好ましい。
上記の構成によれば、上記電極領域が、線状であるので、上記特定方向に沿って並べた際、平面を容易に充填し、効率よく第1媒体中の被分離物質を第2媒体へと転写することができる。
上記電気泳動兼転写装置では、上記複数の電極領域が、上記特定方向に直行して互いに平行に配置されていることが好ましい。
上記特定方向に直行して互いに平行に配置されている線状の電極領域は、該特定方向へ印加される電圧にほとんど影響を及ぼさないので、好適に第1媒体中の被分離物質を分離することができる。
上記電気泳動兼転写装置は、第1電極への接続または非接続を切り替え得る結線手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、結線手段は、第1電極への接続または非接続を切り替えることができるので、容易に第1電極の電位を制御することができる。
上記電気泳動兼転写装置では、第2電圧印加手段が、取り外し可能な第2電極をさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、第2電圧印加手段が、第1電極の他に、取り外し可能な第2電極を備えているので、第1媒体中の被分離物質の分離に影響を及ぼすことなく、容易に第1媒体中の被分離物質を第2媒体へと転写することができる。
上記電気泳動兼転写装置では、第2電極および第2媒体を保持する取り外し可能な保持具を備えていてもよい。
上記の構成によれば、第2媒体が取り外し可能となるため、第2媒体をさらなる解析に容易に用いることができる。
上記電気泳動兼転写装置では、第2電圧印加手段が、互いに絶縁され、かつ、上記特定方向に沿って並べられた複数の電極領域を有した第2電極をさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、第2電極が有する電極領域は、互いに絶縁され、かつ、第1媒体中の被分離物質の分離の方向である上記特定方向に沿って並べられているため、第1媒体中の被分離物質の分離を妨げない。したがって、第1媒体中の被分離物質の分離に影響を及ぼすことなく、容易に第1媒体中の被分離物質を第2媒体へと転写することができる。
本発明に係る電気泳動兼転写用チップは、被分離物質を含んでいる第1媒体および第1媒体に接している第2媒体を載置するための分離部と、該分離部を挟む第1緩衝液槽および第2緩衝液槽と、該分離部上に設けられ、第1緩衝液槽および第2緩衝液槽に規定される方向に沿って並べられた複数の互いに絶縁された電極領域を有した第1電極とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1緩衝液槽および第2緩衝液槽に電極を配置することにより、上記分離部上に載置された第1媒体に電圧を印加し、第1媒体中の被分離物質を上記方向に分離することができる。このとき、上記分離部上に設けられた第1電極が有する電極領域は、互いに絶縁され、かつ、上記方向に沿って並べられているため、被分離物質の分離に影響を及ぼさない。
そして、第1電極を用いることにより、容易に分離された被分離物質を第1媒体から第2倍体へと向かう方向へ電圧を印加することができるので、電気泳動と転写とを両方実現し得る。
本発明に係る電気泳動および転写方法は、被分離物質を含んだ第1媒体における特定方向に、電圧を印加する第1電圧印加工程と、第1電圧印加工程に続いて、第1媒体における、第1媒体に接する第2媒体へ向かう方向に、電圧を印加する第2電圧印加工程とを包含している電気泳動および転写方法であって、第2電圧印加工程が、互いに絶縁され、かつ、該特定方向に沿って並べられた複数の電極領域を有した第1電極を用いて該電圧を印加することを特徴としている。
上記の構成によれば、第2電圧印加工程において用いる第1電極が、第1電圧印加工程において第1媒体中の被分離物質の分離を阻害しないため、好適に電気泳動および転写を行うことができる。
本発明を用いれば、ゲルを剥がすことなく電気泳動および転写の両方を問題なく実施し得るので、実用的かつ操作が簡便な電気泳動兼転写装置を提供することができる。
〔第1の実施形態〕
本発明の一実施形態に付いて図面に基づいて説明する。図1および図2は、本実施形態に係る電気泳動兼転写装置100の構造を示す模式図である。図1は、電気泳動時の電気泳動兼転写装置100の構造を示し、図2は、転写時の電気泳動兼転写装置100の構造を示す。
図1および2に示すように、電気泳動兼転写装置100は、緩衝液槽101および102、分離部103、結線部104、電極105および106(第1電圧印加手段)、保持具107、ならびにストライプ電極108(第2電圧印加手段、第1電極)を備えており、転写時には、さらに電極109(第2電圧印加手段、第2電極)、保持具110および結線具111が付加される。なお、ストライプ電極108の詳細については後述する。
緩衝液槽101および102は緩衝液を充填するために用いられる。緩衝液としては、一般に電気泳動に用いられる組成の緩衝液を用いればよい。電極105は、緩衝液槽101内に設けられており、電気泳動時に−の電位を有する。電極106は、緩衝液槽102内に設けられており、電気泳動時に+の電位を有する。
緩衝槽101および102に挟まれた領域上にストライプ電極108が設けられている。また、上記領域は、保持具107によって分離部103および結線部104に分割されている。図1に示すように、結線部104は、保持具107によって緩衝液槽101および102とは隔離されており、緩衝液の浸入が防がれている。また、保持具107は上部が空いた構造をしており、結線部104上のストライプ電極108は、他の部材と接触可能な状態である。
被分離物質を含んでいる第1媒体120は、分離部106上に載置され、保持具105によって保持される。なお、保持具107は上部が空いた構造をしており、第1媒体120は、他の部材と接触可能な状態である。
被分離物質としては、電気泳動および転写によって分離または分析すべき物質であればよく、生物材料(例えば、生物個体、体液、細胞株、組織培養物、または組織断片)から
の調製物を好適に用いることができ、ポリペプチドまたはポリヌクレオチドをより好適に用いることができる。第1媒体120としては、アガロースゲル、ポリアクリルアミドゲル等、一般に電気泳動に用いられるゲルを用いることができる。なお、ゲルを第1媒体として用いる場合、例えば、既にゲル化させた第1媒体120を分離部106上に載置してもよいか、分離部106上に液状の材料を充填し、該材料をゲル化させることによって分離部106上に第1媒体120を配置してもよい。また、本発明をキャピラリー電気泳動法により電気泳動を行う装置に適用する場合には、第1媒体としては一般的なキャピラリー電気泳動法に用いるポリマー入り緩衝液を用いることができる。
転写時において、結線部104上のストライプ電極108が、結線具111によって結線され、−の電位が与えられる。また、第1媒体120上に保持具110が配置される。保持具110は、電極109を備えており、第2媒体121を保持している。第1媒体120に、第2媒体121が接触し、その上部に電極109が配置される。電極109には+の電位が与えられている。
第2媒体121としては、上記被分離物質を固定し得る物質からなるものであればよく、形状も特に限られないが、薄膜状のものがよい。具体的には、第2媒体121としては、周知のウェスタンブロッティング法等の生体高分子解析技術に用いる、ニトロセルロースメンブレン、PVDFメンブレン、ナイロンメンブレン等を好適に用いることができる。
ストライプ電極108は、線状の導電体が平行に並べられた構造を有しており、電気泳動兼転写装置100において、泳動方向と直交する方向に配置される。ストライプ電極108は、導電性を有する素材で作成されていればよく、緩衝液に接触させても劣化しない素材が好ましく、具体的には、これらに限られるものではないが、白金、銅、亜鉛等から作成することができる。ストライプ電極108を構成する一本一本の導電体の幅、長さ、および導電体同士の間隔は特に限定されない。
ここで、電気泳動装置兼転写装置100の動作について、図面に基づいて説明する。図3および図4は、電気泳動兼転写装置100の動作を示す模式図である。図3は、電気泳動時の電気泳動兼転写装置100の動作を示し、図4は、転写時の電気泳動兼転写装置100の動作を示す。
図3に示すように、電気泳動時、電極105が−の電位を有し、電極106が+の電位を有するため、第1媒体120内の被分離物質は、電極105から電極106へ向かう方向(図3中、矢印の方向)に移動する。このとき、ストライプ電極108は、上記被分離物質の移動を妨げない。
ここで例えば、後述する実施例において示すように、ストライプ電極108の代わりに、平板状の電極を用いた場合、第1媒体120内の電位は一様になるため、上記被分離物質は移動しない。
一方、ストライプ電極108は、電圧の印加方向に直行するように設けられており、互いに絶縁され、かつ、該印加方向に沿って並べられた複数の電極領域を有している。そのため、電圧の印加方向の電位を一様にすることがなく、上記のように第1媒体120内の被分離物質は移動し得る。
そして、図4に示すように、転写時、電極105および電極106はゲル120に電圧を印加せず、第1媒体120の上部に第2媒体121および電極109が配置される。ストライプ電極108には−の電位が与えられ、電極109には+の電位が与えられるので、第1媒体120内の被分離物質は、ストライプ電極108から電極109(第2媒体121)の方向へと移動する。以上により、上記被分離物質を第2媒体121へと転写することができる。
電気泳動時と転写時との間の、電極105、106および109の電位の切り替えは、周知慣用の技術を用いればよい。ストライプ電極108の電位の切り替えは、前述したように、結線部104上のストライプ電極108に対して、結線具111を接触または非接触を切り替えることによってなしえるが、これに限られない。ストライプ電極108に−の電位を与え得る手段であればよく、他にも例えばスイッチ等の周知の回路技術によって実装されていてもよい。
なお、電気泳動時および転写時に印化する電圧は、一般的な電気泳動装置または転写装置において用いられる電圧を用いればよく、電圧を印加する手段も、上述した部分以外は周知慣用の技術を用いればよい。
本実施形態に係る電気泳動転写装置100では、以上のように第2媒体121を容易に取り外すことができる。そのため、被転写物質を転写させた第2媒体121を用いた解析(抗体抗原反応等)を好適に実施することができる。
〔第2の実施形態〕
本発明の他の実施形態に付いて図面に基づいて説明する。図5は、本実施形態に係る電気泳動兼転写装置200の構造を示す模式図である。
図5に示すように、電気泳動兼転写装置200は、緩衝液槽201および202、分離部203、結線部204、電極205および206(第1電圧印加手段)、ストライプ電極207および208(第2電圧印加手段、第1電極および第2電極)、ならびに結線部品209を備えている。
分離部203は、緩衝液槽201および202に挟まれた領域に存在し、第1媒体220および第2媒体221を上下から保持する。結線部204は、泳動槽201および202に挟まれた領域の外に、分離部203に隣接して存在する。ストライプ電極207および208は、分離部203から結線部204にかけて上下に設けられており、分離部203において第1媒体220および第2媒体221を挟んでいる。
緩衝液槽201および202、電極205および206、第1媒体220、第2媒体221、ならびにストライプ電極207および208についての説明は、第1の実施形態の記載と同様である。
結線部品209は、転写時に、ストライプ電極207および208に電位を与えるための部品である。図6は、結線部品209がストライプ電極207および208に電位を与える仕組みを説明する図である。図6の結線部品の拡大図において示すように、結線部品209は二つの分断された領域(図中の斜線部分)を有しており、これらはそれぞれ+と−との電位を有する図示しない電圧供給手段(電源等)に接続されている。結線部品209が、結線部204において回転(図中、回転式1〜3)またはストライプ電極207および208の間に押し込まれる(図中、テーパ式)ことによって、上記の領域がストライプ電極207および208にそれぞれ接続され、ストライプ電極207および208に、それぞれ+または−の電位を与える。なお、ストライプ電極207および208に、それぞれ+または−の電位を与える方法は、上記に限られず、例えばスイッチ等の周知の回路技術によって実装されていてもよい。
次に、電気泳動装置兼転写装置200の動作について、図面に基づいて説明する。図7および図8は、電気泳動兼転写装置200の動作を示す模式図である。図7は、電気泳動時の電気泳動兼転写装置200の動作を示し、図8は、転写時の電気泳動兼転写装置200の動作を示す。
図7に示すように、電気泳動時、電極205が−の電位を有し、電極206が+の電位を有するため、第1媒体220内の被分離物質は、電極205から電極206へ向かう方向(図7中、矢印の方向)に移動する。このとき、前述したように、ストライプ電極207および208は、上記被分離物質の移動を妨げない。
図8に示すように、転写時、電極205および電極206は第1媒体220に電圧を印加せず、ストライプ電極207に−の電位が、ストライプ電極208に+の電位が与えられるので、第1媒体220中の被分離物質は、ストライプ電極207からストライプ電極208に向かう方向(図8中、矢印の方向)に移動する。以上により、上記被分離物質を第2媒体221へと転写することができる。
なお、上記の説明では、陰極のストライプ電極207側に第1媒体220を配置し、陽極のストライプ電極208側に第2媒体221を配置した場合について説明したが、逆であってもよい。
〔第3の実施形態〕
本発明はまた、上述した本発明に係る電気泳動兼転写装置が組み込まれた全自動二次元電気泳動−ウェスタンブロッティング(2DGE−WB)装置を提供する。図9は、一実施形態に係る2DGE−WB装置300の構造を示す模式図である。
図9に示すように、本実施形態に係る2DGE−WB装置300は、基材314、サンプル導入および膨潤槽301、等電点電気泳動槽302、SDS平衡化槽303、等電点電気泳動用ゲル置き場304、電気泳動兼転写部305(電気泳動兼転写装置)、転写用ストライプ電極306(第2電圧印加手段、第1電極)、結線部材307、緩衝液槽308および309、反応槽310、転写用電極311(第2電圧印加手段、第2電極)、ならびに支持体312および313を備えている。等電点電気泳動用ゲル置き場304には、等電点電気泳動用ゲル320が、電気泳動兼転写部305には2次元電気泳動用ゲル321が格納されており、支持体313は、転写用電極311の下部に転写基材322を保持している。
支持体312は以下のように動作する。まず、等電点電気泳動用ゲル置き場304から等電点電気泳動用ゲル320を取得し、保持する。次に、等電点電気泳動用ゲル320をサンプル導入および膨潤槽301に輸送し、サンプルの導入と膨潤とを行う。そして、等電点電気泳動用ゲル320に導入されたサンプルを、等電点電気泳動槽302において、等電点電気泳動する。分離されたサンプルを含んでいる等電点電気泳動用ゲル320を、SDS平衡化槽303においてSDS平衡化した後、電気泳動兼転写部305に輸送し、2次元電気泳動用ゲル321に接触させる。電気泳動兼転写部305において、2次元目の電気泳動を行った後、支持体313が転写用電極311および転写基材322を2次元電気泳動用ゲル321の上部に配置し、転写用ストライプ電極306を結線部材307が結線することによって、2次元電気泳動用ゲル321から転写基材322へのサンプルの転写を行う。支持体313は、サンプルが転写された転写基材322を、反応槽310に輸送し、抗体反応を実施する。
以上のように、本実施形態に係る2DGE−WB装置300は、本発明に係る電気泳動兼転写装置が組み込まれているので、2次元目の電気泳動を行う過程と、転写を行う過程とを同じ部材で実施し得るため、2次元電気泳動用ゲル321の輸送が必要なく、二次元電気泳動およびウェスタンブロッティングを好適に連続して行うことができる。
〔第4の実施形態〕
本発明はさらに、上述した本発明に係る電気泳動兼転写装置に組み込むことのできる電気泳動兼転写用チップを提供する。本実施形態に係る電気泳動兼転写用チップは、被分離物質を含んでいる第1媒体を載置するための分離部と、該分離部を挟む第1緩衝液槽および第2緩衝液槽と、該分離部上に設けられ、第1緩衝液槽および第2緩衝液槽に規定される方向に沿って並べられた複数の互いに絶縁された電極領域を有した第1電極とを備えている。なお、本明細書において、上記のような、分離部、第1および第2緩衝液槽、ならびに第1電極を備えている構造体を電気泳動兼転写用チップと称する。
本実施形態に係る電気泳動兼転写用チップは、第1緩衝液槽および第2緩衝液槽に電極を配置することにより、上記分離部上に載置された第1媒体に電圧を印加し、第1媒体中の被分離物質を上記方向に分離することができる。このとき、上記分離部上に設けられた第1電極の各電極領域は、上記方向に沿って並べられ、かつ、互いに絶縁されているため、被分離物質の分離に影響を及ぼさない。
上記のような電気泳動兼転写用チップであれば、容易に本発明に係る電気泳動兼転写装置に組み込み得ることを当業者は容易に理解する。すなわち、本実施形態に係る電気泳動兼転写用チップは、上記分離部と、第1緩衝液槽および第2緩衝液槽と、第1電極とを備えているので、第1緩衝液槽および第2緩衝液槽内に配置し得る電気泳動のための電極、ならびに該分離部の上部に配置し得る転写のための電極を備えた装置に組み込むことによって、例えば、上述した第1の実施形態に係る電気泳動兼転写装置と同様の装置を構成することができる。
なお、本実施形態に係る電気泳動兼転写用チップは、電気泳動時には第1電圧印加手段を備えた電気泳動用装置に、転写時には第2電圧印加手段を備えた転写用装置に組み込んでもよい。上記電気泳動兼転写用チップは、第1媒体を保持し得るので、容易に電気泳動用装置および転写用装置間を移動させ得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本明細書中に記載された学術文献および特許文献の全てが、本明細書中において参考として援用される。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定されない。
〔参考例1:片面のゲル板がない状態での電気泳動〕
上述した第1の実施形態に係る電気泳動兼転写装置では、片方のゲル板がない状態で電気泳動を行う。そこで、本発明に係る電気泳動兼転写装置について検討する前に、まず、従来の電気泳動装置において、片方のゲル板がない状態でも電気泳動を行うことが可能であるか否かを検討した。
図10および図11に示すように、片方のゲル板がない場合でも両方ゲル板がある場合と同様にタンパク質分離結果が得られた。
なお、片方のゲル板がない場合の分離されたタンパク質のバンドがシャープではない原因は、SDS−PAGE中のゲル表面の乾燥により、分離中のタンパク質がポリアクリルアミドゲル(PAG)にトラップされることが考えられる。そのため、保湿の調節はあったほうが好ましい。
〔実施例1:ストライプ電極の作製〕
参考例1により、片面ゲル板なしでも電気泳動が可能であることが判明したので、さらに検討を進めた。
6cm×5cmで厚み3mmのガラス板上にスパッタ装置を用いCrのバインダーを成膜した後、約2000ÅのPtを成膜した。次に、100μm幅のブレードをセットしたダイシングソー(Disco)を用いてPt電極幅および電極間が約100μmおよび約100μmとなるように作製した。また、レーザーパワーが1.75W、加工スピードが10.8cm/sec、パルス周波数が3000Hzの加工条件にてCOレーザー彫刻機を用いてPt線幅100μmおよびPt線間が100μmのストライプ電極基板とPt線幅50μmおよびPt線間が50μmのストライプ電極基板を作製することができた(図12)。また、このときの条件ではガラス面はほとんどレーザーによる加工を受けていなかった。
〔実施例2:基板の比較検討〕
6cm×5cmのゲル板(ガラス板)を1mmのスペーサーを挟んで組み立て、ゲル作製容器に設置した。一方のゲル板としてはガラス基板を用い、もう一方のゲル板として、Pt線幅100μmおよびPt線間幅が100μmのストライプ電極基板、基板全面がPtで成膜された基板を用いた場合、またはガラス基板(陽性対照)を用いた。
次に、調整した分離ゲル溶液(13%アクリルアミドミックス(アクリルアミド:ビスアクリルアミド=29.2:0.8)、378mM Tris−HCl(pH8.8)、0.05%APS、0.1%TEMED)を先端から7mmのところまで添加後に、水を重層した。分離ゲル溶液が重合した後、水を除去し、調整した濃縮ゲル溶液(4%アクリルアミドミックス(アクリルアミド:ビスアクリルアミド=29.2:0.8)、125mM Tris−HCl(pH8.8)、0.05%APS、0.2%TEMED)を添加した後、サンプルコームをセットした。また、陰極の電気泳動バッファー組成は25mM Tris、192mMグリシンおよび0.1%SDS、陽極の電気泳動バッファー組成は150mM Tris−HCl(pH8.8)を用いた。サンプルは溶解した等量の0.5%のアガロースゲルと混合してサンプルウェルに滴下して凝固後にSDS−PAGEを行った。
SDS−PAGEで分離するサンプルとして、可視染色されたSeeBlue plus2 M.W.Marker(インビトロジェン社)と蛍光標識されたDyLight fluorescent protein molecular weight markers(PIERCE)を使用した。
20mA定電流で45分間電圧印加した結果、一方のゲル板をストライプ電極基板にした場合でも明瞭なタンパク質バンドが検出された(図13)。一方、基板全面がPtで成膜された基板ではタンパク質がまったく移動せず、電圧を印加できないことが確認できた(図14)。
〔実施例3:チップを用いたタンパク質の転写検討〕
片ゲル面が空いているチップを模したゲル板と電気泳動槽が分離された自作器具を用いて、SDS−PAGEから転写の一連の工程を一チップ内で行うことができることを検討した。
Pt線幅100μmおよびPt線間が100μmのストライプ電極基板を陰極、ステンレス平板を陽極として、SDS−PAGEで分離したタンパク質の転写を行った。図15は、SDS−PAGE直後のチップの写真であり、図16は転写後のチップの写真であり、図17は、転写膜(Immobilon−FL、PVDF膜)の写真である。示すようにタンパク質の分離および転写が行われている。以上のように、ゲルをゲル板から剥がすことなくSDS−PAGEから転写までを一チップ内でできることを確認できた。
なお、図18は各工程の写真である。Step1はストライプ電極付きチップ内にゲルを充填した時点、Step2はSDS−PAGE中、Step3はチップを転写カセット(転写のための電圧をチップに印加するための装置)に設置し、PVDF膜をセットした時点、Step4は陽極をセットした時点、Step5は転写後、陽極を除いた時点、Step6はPVDF膜を除いた(取得した)時点の写真である。
〔実施例4:ストライプ電極によりゲルを挟んだ構造の検討〕
ストライプ電極をチップ両側に装備し、かつPVDF(ポリフッ化ビニリデン)メンブレンとゲルが準備されたチップで、ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)を実施した。電気泳動パターンに対する、ストライプ電極の存在の影響、PPVDF膜の存在の影響について評価した。
ストライプ電極としては、石英ガラス(50mm×60mm)上に、白金を、線幅50μm、間隔50μm、繰り返し回数500回の条件で、フォトリソグラフィにより設けたものを用いた。PVDFメンブレンとしては、ミリポア社製ImmobilonFLを用いた。ゲル形成条件としては、アクリルアミド濃度を濃縮ゲル4%、分離ゲル13%として、ゲル厚1mmで作成した。泳動試料としては、Invitrogen社製分子量マーカーSeeBlue Pre−stainedを用いた。
ポリメチルメタクリレート製のチップ基板内に、電極面を上にしたストライプ電極をおき、その上にPVDF膜、1mm厚スペーサーガラス、電極面を下にしたストライプ電極の順で重ね、チップ蓋で覆った。1mm厚の空隙にアクリルアミドモノマー溶液を流し込み、濃縮ゲル及び分離ゲルを形成した。そして、サンプルを導入後、150V定電圧の条件で電気泳動を実施した。
結果を図19に示す。示すようにストライプ電極が両側に装備されたチップにPVDFメンブレンを設置して形成したポリアクリルアミドゲルによる電気泳動で、PVDFメンブレンがない場合と同様の分離パターンを得ることができた。
本発明を用いれば、実用的かつ操作が簡便な電気泳動兼転写装置を提供し得る。例えば、SDS−PAGEからウェスタンブロッティングまでの工程を一チップで行うことができる。さらに、2軸搬送型の自動化装置と組み合わせることによって、全自動二次元電気泳動−ウェスタンブロッティング装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の電気泳動時の構造を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の転写時の構造を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の電気泳動時の動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の転写時の動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の構造を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の結線部品の動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の電気泳動時の動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の転写時の動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る全自動二次元−ウェスタンブロッティング装置の構造を示す模式図である。 片方のゲル板がない状態で電気泳動を行った結果を示す写真である。 片方のゲル板がない状態で電気泳動を行った結果を示す写真である。 本発明の一実施形態に係るストライプ電極の写真である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の電気泳動の結果を示す写真である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置および従来技術に係る電気泳動兼転写装置の電気泳動の結果を比較するグラフである。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の電気泳動直後の写真である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の転写後の写真である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の転写後の転写膜の写真である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動および転写方法の各工程の写真である。 本発明の一実施形態に係る電気泳動兼転写装置の転写の結果を示す写真である。
符号の説明
100 電気泳動兼転写装置
101、102 緩衝液槽
103 分離部
104 結線部
105、106 電極(第1電圧印加手段)
107 保持具
108 ストライプ電極(第2電圧印加手段、第1電極)
109 電極(第2電圧印加手段、第2電極)
120 第1媒体
121 第2媒体
200 電気泳動兼転写装置
201、202 緩衝液槽
203 分離部
204 結線部
205、206 電極(第1電圧印加手段)
207 ストライプ電極(第2電圧印加手段、第1電極)
208 ストライプ電極(第2電圧印加手段、第2電極)
209 結線部品
220 第1媒体
221 第2媒体
300 全自動二次元電気泳動−ウェスタンブロッティング装置
301 サンプル導入および膨潤槽
302 等電点電気泳動槽
303 SDS平衡化槽
304 電気泳動用ゲル置き場
305 電気泳動兼転写部
306 転写用ストライプ電極(第2電圧印加手段、第1電極)
307 結線部材
308、309 緩衝液槽
310 反応槽
311 転写用電極(第2電圧印加手段、第2電極)
312、313 支持体
320 等電点電気泳動用ゲル
321 2次元電気泳動用ゲル(第1媒体)
322 転写基材(第2媒体)

Claims (9)

  1. 被分離物質を含んだ第1媒体における特定方向に、電圧を印加する第1電圧印加手段と、
    第1媒体における、第1媒体に接する第2媒体へ向かう方向に、電圧を印加する第2電圧印加手段とを備えている電気泳動兼転写装置であって、
    第2電圧印加手段が、互いに絶縁され、かつ、該特定方向に沿って並べられた複数の電極領域を有した第1電極を備えていることを特徴とする電気泳動兼転写装置。
  2. 上記電極領域の形状が、線状であることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動兼転写装置。
  3. 上記複数の電極領域が、上記特定方向に直行して互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電気泳動兼転写装置。
  4. 第1電極への接続または非接続を切り替え得る結線手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電気泳動兼転写装置。
  5. 第2電圧印加手段が、取り外し可能な第2電極をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電気泳動兼転写装置。
  6. 第2電極および第2媒体を保持する取り外し可能な保持具を備えていることを特徴とする請求項5に記載の電気泳動兼転写装置。
  7. 第2電圧印加手段が、互いに絶縁され、かつ、上記特定方向に沿って並べられた複数の電極領域を有した第2電極をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電気泳動兼転写装置
  8. 被分離物質を含んでいる第1媒体および第1媒体に接している第2媒体を載置するための分離部と、
    該分離部を挟む第1緩衝液槽および第2緩衝液槽と、
    該分離部上に設けられ、第1緩衝液槽および第2緩衝液槽に規定される方向に沿って並べられた複数の互いに絶縁された電極領域を有した第1電極とを備えていることを特徴とする電気泳動兼転写用チップ。
  9. 被分離物質を含んだ第1媒体における特定方向に、電圧を印加する第1電圧印加工程と、
    第1電圧印加工程に続いて、第1媒体における、第1媒体に接する第2媒体へ向かう方向に、電圧を印加する第2電圧印加工程とを包含している電気泳動および転写方法であって、
    第2電圧印加工程が、互いに絶縁され、かつ、該特定方向に沿って並べられた複数の電極領域を有した第1電極を用いて該電圧を印加することを特徴とする電気泳動および転写方法。
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