JP2008297332A - アルカリ洗浄剤用消泡剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルカリ洗浄剤において、高濃度のアルカリ水溶液に溶解する消泡効果の高い非イオン界面活性剤を提供する。
【解決手段】炭素数8〜22の2価の脂肪族アルコールにエチレンオキサイドを付加した化合物(A)、及び1〜5個の活性水素を有するアミンにエチレンオキサイドを付加した、HLBが10.0〜16.0である化合物(B)からなり、化合物(B)/化合物(A)の重量比が0.5〜4.0であることを特徴とするアルカリ洗浄剤用消泡剤。
【選択図】 なし

Description

本発明はアルカリ洗浄剤用消泡剤に関するものである。詳しくは高濃度アルカリ剤水溶液と均一に溶解して透明性を保つ消泡剤に関する。
金属、ガラス、陶磁器、プラスチック等の硬質表面の洗浄には、一般に水酸化ナトリウム等のアルカリ剤を用いた洗浄が行われており、工業的には計量、運搬、保存等が簡単であるため、水で希釈して使用する高濃度のアルカリ洗浄剤が使用されている。
洗浄時の汚れ(油脂、鉱物油、蛋白質等)由来の発泡は洗浄液の循環を阻害するので、泡立ちを抑えるために、活性剤等を併用して高濃度アルカリ洗浄剤に均一に消泡剤を配合することが提案されている(特許文献1〜3)。
特開平6−240480号公報 特開平6−346259号公報 特表平11−503784号公報
しかしながら、上記洗浄剤では併用する活性剤の発泡や、また、消泡剤の配合可能量が限られているために抑泡効果が十分でないという問題があった。そのため、高濃度のアルカリ水溶液に溶解する消泡効果の高い消泡剤が望まれていた。
本発明者は、上記問題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、下記一般化学式(1)で表される化合物(A)、及び下記一般化学式(2)で表されるHLBが10.0〜16.0の化合物(B)からなり、化合物(B)/化合物(A)の重量比が0.5〜4.0であることを特徴とするアルカリ洗浄剤用消泡剤である。
Figure 2008297332
[式中、Yは炭素数6〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、またはR1−OCH2−基を表し、このR1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基;k、mはそれぞれオキシエチレン基の平均付加モル数を示し、k+m=0.4〜6.0を満たす正の数である。]
Figure 2008297332
[式中、Zはp個の活性水素を有するアミンまたはアンモニアから活性水素を除いた残基、nはオキシエチレン基の平均付加モル数であって0.5〜1.5の数、pは1〜5の整数である。]
本発明の非イオン界面活性剤は、高濃度のアルカリ水溶液に溶解し、抑泡性、破泡性、持続性に優れている。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤は、下記一般化学式(1)で表される化合物(A)、及び下記一般化学式(2)で表される化合物(B)の2つを必須成分とし、化合物(B)のHLBは10.0〜16.0である。なお、後述するように、化合物(B)が2種以上の化合物の併用である場合は、それらの重量比に基づき、個々のHLBの加重平均が10.0〜16.0を満足すればよく、必ずしも単独のHLBがこの範囲に限定されるわけではない。
Figure 2008297332
[式中、Yは炭素数6〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、またはR1−OCH2−基を表し、このR1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基;k、mはそれぞれオキシエチレン基の平均付加モル数を示し、k+m=0.4〜6.0を満たす正の数である。]
Figure 2008297332
[式中、Zはp個の活性水素を有するアミンまたはアンモニアから活性水素を除いた残基、nはオキシエチレン基の平均付加モル数であって0.5〜1.5の数、pは1〜5の整数である。]
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤において、必須成分の1つである化合物(A)は、下記一般化学式(1)で表される。
Figure 2008297332
上記一般化学式(1)のYは、炭素数6〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、またはR1−OCH2−基を示し、このR1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表す。
本発明の化合物(A)は、Y−CH(OH)CH2−OHで表される炭素数8〜22の2価の脂肪族アルコール(A’)、または炭素数6〜20のアルキル基を有するグリセリルエーテル化合物(A’’)の2個の水酸基に、エチレンオキサイドを、合計で平均k+mモル付加することにより得られる。
化合物(A)の原料となる2価の脂肪族アルコール(A’)の具体例としては、1,2−オクタンジオール、1,2−ノナンジオール、1,2−デカンジオール、1,2−ウンデカンジオール、1,2−ドデカンジオール、1,2−トリデカンジオール、1,2−テトラデカンジオール、1,2−ペンタデカンジオール、1,2−ヘキサデカンジオール、1,2−オクタデカンジオール、1,2−ノナデカンジオール、1,2−エイコサンジオール;7−オクテン−1,2−ジオール等の2価の直鎖もしくは分岐鎖の飽和または不飽和脂肪族アルコールが挙げられる。これらのうち2種以上を組み合わせても良い。
これらの2価の脂肪族アルコールのうち、好ましいのは炭素数8〜18の2価の飽和脂肪族アルコールであり、さらに好ましいのは炭素数10〜14の2価の飽和脂肪族アルコールである。炭素数が22を超えると本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下し、炭素数が8未満では消泡性が悪くなる。
化合物(A)の原料となるグリセリルエーテル化合物(A’’)の具体例としては、ヘキシルグリセリルエーテル、n−オクチルグリセリルエーテル、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、デシルグリセリルエーテル、ウンデシルグリセリルエーテル、ドデシルグリセリルエーテル、トリデシルグリシジルエーテル、テトラデシルグリシジルエーテル、ペンタデシルグリシジルエーテル、ヘキサデシルグリシジルエーテル、ペンタデシルグリセリルエーテル、オクタデシルグリセリルエーテル、ノナデシルグリセリルエーテル等の直鎖または分岐鎖アルキル基を有するグリセリルエーテル類が挙げられる。これらのうち2種以上を組み合わせても良い。
これらのグリセリルエーテル化合物のうち、好ましいのは炭素数8〜18のアルキル基を有するグリセリルエーテル化合物であり、さらに好ましいのは炭素数10〜14のアルキル基を有するグリセリルエーテル化合物である。炭素数が20を超えると本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下し、炭素数が8未満では消泡性が悪くなる。
本発明の化合物(A)の原料としては、上記の2価の脂肪族アルコール(A’)およびグリセリルエーテル化合物(A’’)のうち、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から、2価の脂肪族アルコール(A’)が好ましい。
上記一般化学式(1)においてk、mはオキシエチレン基の平均付加モル数であって、その合計k+mが0.4〜6.0を満足する正の数である。k+mは0.4〜4.0が好ましく、さらに好ましくは0.5〜3.0である。k+mが0.4未満であると水溶性が不十分であり、k+mが6.0を超えると、消泡効果が低下し、また、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下するため好ましくない。
本発明の化合物(A)として使用できる2価の脂肪族アルコールのエチレンオキサイド(以下、エチレンオキサイドをEOと略称する。)付加物としては、1,2−オクタンジオールEO0.5モル付加物、1,2−ノナンジオールEO1.0モル付加物、1,2−デカンジオールEO1.0モル付加物、1,2−ウンデカンジオールEO1.0モル付加物、1,2−ドデカンジオールEO1.0モル付加物、1,2−トリデカンジオールEO1.5モル付加物、1,2−テトラデカンジオールEO1.5モル付加物、1,2−ペンタデカンジオールEO2.0モル付加物、1,2−ヘキサデカンジオールEO2.0モル付加物、1,2−オクタデカンジオールEO3.0モル付加物、1,2−ノナデカンジオールEO4.0モル付加物、1,2−エイコサンジオールEO5.0モル付加物等の2価の脂肪族アルコールのEO付加物、7−オクテン−1,2−ジオールEO1.0モル付加物などが挙げられる。
また、グリセリルエーテル化合物のエチレンオキサイド付加物としては、ヘキシルグリセリルエーテルEO0.5モル付加物、n−オクチルグリセリルエーテルEO0.5モル付加物、2−エチルヘキシルグリセリルエーテルEO0.5モル付加物、デシルグリセリルエーテルEO0.5モル付加物、ウンデシルグリセリルエーテルEO1.0モル付加物、ドデシルグリセリルエーテルEO1.0モル付加物、トリデシルグリシジルエーテルEO1.5モル付加物、テトラデシルグリシジルエーテルEO2.0モル付加物、ペンタデシルグリシジルエーテルEO2.0モル付加物、ヘキサデシルグリシジルエーテルEO2.0モル付加物、ペンタデシルグリセリルエーテルEO2.0モル付加物、オクタデシルグリセリルエーテルEO3.0モル付加物、ノナデシルグリセリルエーテルEO4.0モル付加物等のアルキルグリセリルエーテルのEO付加物が挙げられる。
これらのエチレンオキサイド付加物のうち、本発明の化合物(A)では本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から、2価の脂肪族アルコールのEO付加物が好ましく、消泡性の観点からさらに好ましくは炭素数10〜14の2価の脂肪族アルコールEO0.5〜3.0モル付加物である。
なお、化合物(A)としては、2種以上を併用しても差し支えない。
本発明の化合物(A)は、その原料である2価の脂肪族アルコール(A’)、グリセリルエーテル化合物(A’’)にエチレンオキサイドを付加反応させることによって製造されるが、その一般的な製造方法、条件は以下の通りである。
原料である2価の脂肪族アルコール(A’)、グリセリルエーテル化合物(A’’)にエチレンオキサイドを開環付加反応させる際の反応温度は、好ましくは70〜200℃であり、反応時間の観点からより好ましくは90℃〜180℃である。反応圧力は好ましくは−0.1〜0.5MPaである。反応時間は、好ましくは2〜24時間であり、より好ましくは5〜15時間である。
この付加反応は触媒存在下で行われ、その触媒は、通常用いられる公知の触媒でよく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、金属ナトリウム、金属カリウム等のアルカリ触媒、三フッ化ホウ素、四塩化錫等のルイス酸触媒などが挙げられ、好ましくはルイス酸触媒である。触媒の使用量は、1価の脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物(A)の仕上がり量に対して0.01〜5質量%であり、好ましくは0.1〜0.5質量%である。
これらの触媒は、消泡剤中に残しておいてもよいし、吸着剤を用いて吸着・ろ過し、除去する方法、中和して触媒を不活性化する方法により、触媒を処理してもよい。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤において、もう1つの必須成分である化合物(B)は、下記一般化学式(2)で表され、かつそのHLBが10.0〜16.0である。
本発明のHLB はグリフィンの方法を採用する。また、複数の化合物が混合されている場合には、HLB 値には加成性が成り立つ。
前述したように、一般式(2)で示される化合物(B)を2種以上の成分として併用する場合は、それらの重量比に基づき、個々のHLBの加重平均値がこの範囲を満足すればよく、必ずしも使用する化合物(B)単独のHLBがこの範囲に限定されるわけではない。
Figure 2008297332
上記一般化学式(2)中のZは、p個の活性水素を有するアミン(B’)またはアンモニアから活性水素を除いた残基を表し、ここでpは1〜5の整数である。
本発明の化合物(B)はp個の活性水素を有するアミンまたはアンモニアにエチレンオキサイドを(n×p)モル付加することにより得られる。
原料となるp個、すなわち、1〜5個の活性水素を有するアミン(B’)の具体例としては、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、2−アミノプロパノール、4−アミノブタノール、3−メトキシプロピルアミンなどの炭素数1〜6のモノアミン類;エチレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、N−シクロヘキシル−1,3−プロパンジアミン、ジメチルアミノエチルアミン、エチルアミノエチルアミン、メチルアミノプロミルアミン、1,2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタン等の脂肪族ジアミン;ビス(3−アミノプロピル)アミン、ジエチレントリアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、メチルイミノビスプロピルアミン等の脂肪族ポリアミン;ジシクロヘキシルメタンジアミン、イソホルンジアミン等脂環式ジアミン;フェニレンジアミン、トリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、ジフェニルエーテルジアミン等の芳香族ジアミンが挙げら、2種以上を組み合わせても良い。
これらのアミン(B’)およびアンモニアのうち好ましいのは、炭素数1〜6のモノアミン類、脂肪族および芳香族ジアミン類である。
本発明の化合物(B)において、上記一般化学式(2)のpは活性水素の数を表し、1〜5の整数である。6以上では泡を安定化させるので好ましくない。高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から2以上が好ましく、また、ハンドリング性の観点からさらに好ましくは2〜4である。
上記一般式(2)において、nはオキシエチレン基の平均付加モル数を表し、0.5〜1.5の数であり、好ましくは1〜1.2、さらに好ましくは1である。このnが0.5未満または1.5を超えると高濃度のアルカリ水溶液中に対する溶解性が低下するため好ましくない。
本発明の化合物(B)のHLB(2種以上を併用する場合はその加重平均値は10〜16である。化合物(A)と化合物(B)からなる本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤を高濃度のアルカリ水溶液に透明液状に配合するためには、化合物(B)のHLB値は10以上必要である。一方、化合物(B)のHLBが16を超えると、化合物(B)自身は高濃度アルカリ水溶液に溶解するが、化合物(A)を高濃度のアルカリ水溶液に透明液状に配合することができない。
本発明の化合物(B)のうち、30重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加して20℃にて透明な液状を保つことができる化合物(B1)としては、そのHLB値は、通常1.01〜16.0、好ましくは11.5〜15.0、さらに好ましくは11.5〜13.0である。
また、本発明の化合物(B)のうち、20重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加して20℃にて透明な液状を保つことができる化合物(B2)としては、そのHL
B値は、通常10.0〜12.0、好ましくは10.5〜12.0である。
本発明の化合物(B)である1〜5個の活性水素を有するアミンおよびアンモニアのエチレンオキサイド付加物としては、具体的には、メチルアミンEO2モル付加物、エチルアミンEO2モル付加物、プロピルアミンEO2モル付加物、ブチルアミンEO2モル付加物、ペンチルアミンEO2モル付加物、ヘキシルアミンEO3モル付加物、2−アミノプロパノールEO2モル付加物、4−アミノブタノールEO2モル付加物、3−メトキシプロピルアミンEO2モル付加物などの炭素数1〜6のモノアミン類のEO付加物;エチレンジアミンEO3モル付加物、1,2−ジアミノプロパンEO4モル付加物、ジアミノブタンEO4モル付加物、ジアミノペンタンEO4モル付加物、トリメチレンジアミンEO5モル付加物、ヘキサメチレンジアミンEO4モル付加物、N−シクロヘキシル−1,3−プロパンジアミンEO5モル付加物、エチルアミノエチルアミンEO3モル付加物、メチルアミノプロミルアミンEO3モル付加物、1,2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタンEO4モル付加物、ジメチルアミノエチルアミンEO2モル付加物等の脂肪族ジアミンのEO付加物;ジエチレントリアミンEO5モル付加物、ビス(ヘキサメチレン)トリアミンEO6モル付加物、ビス(3−アミノプロピル)アミンEO5モル付加物、メチルイミノビスプロピルアミンEO4モル付加物等の脂肪族ポリアミンのEO付加物;シクロヘキシルアミンEO3モル付加物、ジシクロヘキシルメタンジアミンEO6モル付加物等脂環式ポリアミンのEO付加物;フェニレンジアミンEO4モル付加物、トリレンジアミンEO4モル付加物、ジエチルトリレンジアミンEO4モル付加物、キシリレンジアミンEO4モル付加物、ジフェニルメタンジアミンEO4モル付加物、ジフェニルエーテルジアミンEO5モル付加物等の芳香族ジアミンのEO付加物;トリエタノールアミン;アンモニアのエチレンオキサイド付加物等が挙げられ、2種以上を組み合わせても良い。
これらのエチレンオキサイド付加物うち、ハンドリング性や臭気の観点から、1級および2級アミン化合物を含有しないもの、すなわち活性水素1個に対してEOの平均付加モル数nが1〜1.5であるものが好ましい。化合物(A)を高濃度のアルカリ水溶液に透明液状に配合するという観点から、より好ましくは活性水素1個に対してEOの平均付加モル数nが1である炭素数1〜6のモノアミン類、脂肪族および芳香族ジアミン類のEO付加物である。
本発明の化合物(B)は、その原料である化合物(B)の原料であるアミン(B’)にエチレンオキサイドを付加反応させることによって製造される。その一般的な製造方法、条件は化合物(a)で記載したものと同様であるが、触媒を使用しなくても製造することができる。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤は、化合物(B)/化合物(A)の重量比は、通常、0.5〜4.0、好ましくは0.8〜2.0、より好ましくは1.0〜1.5である。化合物(B)がアルカリ水溶液との相溶性を高めているので、下限未満であると高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が悪くなる。一方、化合物(A)のみが消泡効果を示すので、上限を超えると消泡効果が悪くなる。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤は消泡効果をさらに一層向上させるために、必須成分である化合物(A)および(B)以外に、さらに、下記一般化学式(3)で表される化合物(C1)、下記一般化学式(4)で表される化合物(C2)および下記一般化学式(5)で表される化合物(C3)からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物(C)を添加することができる。
Figure 2008297332
[式中、R2〜R4のうち少なくとも1つは、それぞれ独立に炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、残りは水素原子である。]
Figure 2008297332
[式中、R5とR6はそれぞれ独立に炭素数8〜28の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基;qはオキシエチレン基の平均付加モル数であって0.5〜2.5の数である。]
Figure 2008297332
[式中、R7は炭素数8〜34の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、rはオキシエチレン基の平均付加モル数であって0〜5.0の数である。]
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤において、さらに含有させる化合物(C)のうちの化合物(C1)は、下記一般化学式(3)で表される脂肪族アミン類である。
Figure 2008297332
上記一般化学式(3)のR2〜R4のうち少なくとも一つは、それぞれ独立に炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、残りは水素原子を表す。
本発明の化合物(C1)である脂肪族アミン類の具体例としては、オクチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、ノナデシルアミン、オレイルアミンや、これらの混合物であるココナッツアミン、パーム油アミン、牛脂アミン、大豆アミン等の1級アミン類;ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジオクチルアミン、ジドデシルアミン、ジココアルキルアミン等の2級アミン類;ジメチルブチルアミン、ジメチルヘキシルアミン、ジメチルオクチルアミン、ジメチルラルリルアミン、ジメチルココナッツアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチルオレイルアミン、ジオクチルモノメチルアミン、ジデシルモノメチルアミン、ジドデシルモノメチルアミン、ジオレイルモノメチルアミン等の3級アミン類が挙げられる。
これらの脂肪族アミン類のうち、本発明の化合物(C1)では取り扱いの観点から3級アミン類が好ましく、消泡性の観点からさらに好ましくは炭素数8〜20のアルキル基を2個有する3級アミン類である。
なお、化合物(C1)としては、これらの2種以上を併用しても差し支えない。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤において、化合物(C2)は、下記一般化学式(4)で表される2級脂肪族アミン類のエチレンオキサイド付加物である。
Figure 2008297332
上記一般化学式(4)のR5とR6はそれぞれ独立に炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を表す。
本発明の化合物(C2)は、炭素数8〜22のアルキル基からなる2級脂肪族アミン類にエチレンオキサイドを平均qモル付加することにより得られる。
その原料となる2級脂肪族アミン類(C2’)の具体例としては、ジオクチルアミン、ジ(2−エチルヘキシル)アミン、ジデシルアミン、ジウンデシルアミン、ジドデシルアミン、ジトリデシルアミン、ジテトラデシルアミン、ジペンタデシルアミン、ジヘキサデシルアミン、ジヘプタデシルアミン、ジオクタデシルアミン、ジノナデシルアミン、ジオレイルアミン、ジココアルキルアミン、ジ牛脂アルキルアミン等の炭素数8〜22の2級脂肪族アミン類が挙げられる。これらのうち2種以上を組み合わせても良い。
これらの2級脂肪族アミン類のうち、好ましいのは炭素数8〜18のアルキル基を有する2級脂肪族アミン類であり、さらに好ましいのは炭素数12〜18のアルキル基を有する2級脂肪族アミンである。
炭素数が22を超えると本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下し、炭素数が8未満では消泡性が悪くなる。
上記一般化学式(4)においてqはオキシエチレン基の平均付加モル数であって、0.5〜2.5の数であり、好ましくは1.0〜2.0、さらに好ましくは2.0である。qが2.5を超えると消泡効果が低下し、また、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下するするため好ましくない。
本発明の化合物(C2)である2級脂肪族アミン類のエチレンオキサイド付加物としては、ジオクチルアミンEO1モル付加物、ジ(2−エチルヘキシル)アミンEO1モル付加物、ジデシルアミンEO1モル付加物、ジウンデシルアミンEO1モル付加物、ジドデシルアミンEO1.5モル付加物、ジトリデシルアミンEO1モル付加物、ジテトラデシルアミンEO1.5モル付加物、ジペンタデシルアミンEO1.5モル付加物、ジヘキサデシルアミンEO2モル付加物、ジヘプタデシルアミンEO2モル付加物、ジオクタデシルアミンEO2モル付加物、ジノナデシルアミンEO2.5モル付加物、ジオレイルアミンEO1モル付加物、ジココアルキルアミンEO1モル付加物、ジ牛脂アルキルアミンEO1.5モル付加物等が挙げられる。これらのうち2種以上を組み合わせてもよい。
これらのエチレンオキサイド付加物のうち、本発明の化合物(C2)では、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から、2級脂肪族アミン類のEO1〜2モル付加物が好ましく、さらに好ましくはハンドリング性(凝固点)の観点から、ココアルキル基、オレイル基、分岐アルキル基を有する2級脂肪族アミン類のEO1〜2モル付加物である。
本発明の化合物(C2)は、その原料である2級脂肪族アミン類(C2’)にエチレンオキサイドを付加反応させることによって製造される。その一般的な製造方法、条件は、触媒としてp−トルエンスルホン酸、三フッ化ホウ素、四塩化錫等の酸触媒などが使用されること以外は、化合物(a)で記載したものと同様である。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤において、化合物(C3)は、下記一般化学式(5)で表される1価の脂肪族アルコール、またはこの脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物である。
Figure 2008297332
上記一般化学式(5)のR7は炭素数8〜34の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を表す。
本発明の化合物(C3)は、炭素数8〜34の1価の脂肪族アルコールそのもの、または炭素数8〜34の1価の脂肪族アルコールにエチレンオキサイドを平均rモル付加することにより得られる付加物である。
本発明で用いる1価の脂肪族アルコール(C3’)の具体例としては、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、トリデカノール、テトラデカノール、ペンタデカノール、ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、オクタデカノール、ノナデカノール、エイコサノール、ドコサノール、トリコサノール、テトラコサノール、ペンタコサノール、ヘキサコサノール、ヘプタコサノール、オクタコサノール、トリアコンタノール、ドトリアコンタノール、テトラトリアコンタノール等の直鎖または分岐鎖脂肪族アルコールが挙げられる。これらのうち2種以上を組み合わせても良い。
これらの1価の脂肪族アルコールのうち、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から、好ましいのは炭素数12〜28の1価の脂肪族アルコールであり、消泡性の観点から、さらに好ましいのは炭素数12〜28の分岐鎖を有する1価の脂肪族アルコールである。
上記一般化学式(5)において、rはオキシエチレン基の平均付加モル数であって、0〜5.0の数であり、好ましくは0〜3.0である。rが5.0を超えると化合物(C3)自身が起泡性を有する為消泡効果が低下し、また、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下するするため好ましくない。
本発明の化合物(C3)として使用できる炭素数8〜34の1価の脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物(C3’’)としては、オクタノールEO1モル付加物、ノナノールEO1モル付加物、デカノールEO1モル付加物、ウンデカノールEO1モル付加物、ドデカノールEO2モル付加物、トリデカノールEO2モル付加物、テトラデカノールEO3モル付加物、ペンタデカノールEO3モル付加物、ヘキサデカノールEO3モル付加物、ヘプタデカノールEO3モル付加物、オクタデカノールEO4モル付加物、ノナデカノールEO3モル付加物、エイコサノールEO3モル付加物、ドコサノールEO2モル付加物、トリコサノールEO3モル付加物、テトラコサノールEO3モル付加物、ペンタコサノールEO4モル付加物、ヘキサコサノールEO4モル付加物、ヘプタコサノールEO4モル付加物、オクタコサノールEO4モル付加物、トリアコンタノールEO4モル付加物、ドトリアコンタノールEO4モル付加物、テトラトリアコンタノールEO4.5モル付加物等の1価の直鎖または分岐鎖脂肪族アルコールのEO付加物挙げられる。これらのうち2種以上を組み合わせてもよい。
これらの1価の脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物のうち、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性の観点から、好ましいのは炭素数12〜28の1価の脂肪族アルコールEO付加物であり、消泡性の観点から、さらに好ましいのはEOの平均付加モル数rが3以下である炭素数12〜28の分岐鎖を有する1価の脂肪族アルコールEO付加物である。
本発明の化合物(C3)では、これらの1価の脂肪族アルコールおよび1価の脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物のうち、消泡性の観点から、炭素数12〜28の分岐鎖を有する1価の脂肪族アルコール、および、EOの平均付加モル数rが3以下である炭素数12〜28の分岐鎖を有する1価の脂肪族アルコールEO付加物が好ましい。
本発明の化合物(C3)のうち、1価の脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物(C3’’)はその原料である1価の脂肪族アルコール(C3’)にエチレンオキサイドを付加反応させることによって製造されるが、その一般的な製造方法、条件は化合物(a)で記載したものと同様である。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤は、必須成分である化合物(A)および(B)以外に、少なくとも1種の化合物(C)を添加することができ、その合計含有量は、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤全体の1〜15重量%である。
1重量%未満であると、消泡効果を高める効果が発現されず、また、15重量%を超えると、本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤の高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が低下するするため好ましくない。
なお、この際の化合物(B)/化合物(A)の重量比も、通常、0.5〜4.0である。
本発明の消泡剤はアルカリ洗浄剤に配合されて使用されるが、ここでアルカリ洗浄剤とは10〜40重量%のアルカリ剤を含む液状または粉末状の洗浄剤であり、その用途は特に限定しないが、金属材料の洗浄処理や飲料用のガラス容器の洗浄に好適である。
本発明の消泡剤のアルカリ洗浄剤に対する配合量は、0.1〜20重量%であり、発泡状態に応じて適宜設定すればよいが、好ましくは0.5〜15重量%、より好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは1〜5重量%である。0.1重量%未満では消泡性能が不十分であり、20重量%を超えると洗浄性が低下する。
ここでアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、オルソ珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウムなどの珪酸塩、炭酸二ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸二カリウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸塩、ホウ酸ナトリウムなどのホウ酸塩が例示され、これらのうち2種以上のアルカリ剤を組み合わせてもよい。このうち液体アルカリ洗浄剤として好ましいものは水酸化物であり、特に好ましいものは水酸化ナトリウムである。粉末アルカリ洗浄剤として好ましいものは珪酸塩、炭酸塩であり、特に好ましいものはメタ珪酸ナトリウムである。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤は、通常、室温で液状または固状であり、ハンドリングの観点から好ましいのは液状である。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤は消泡性が高く、具体的には下記関係式(1)を満たすことを意味する。
X/F0≦0.5 (1)
上記関係式(1)中、F0は、水酸化ナトリウム1.5g、エチレンジアミン四酢酸−4ナトリウム塩0.15g及びオレイン酸ナトリウム0.015gを配合して50ml水溶液とし、100mlの共栓付きメスシリンダーに入れて、80℃に温調後、3秒間に10回、10cm幅で垂直方向に振り、1分間静置した後の泡立ち量(ml)を表す。
Xは、上記の水溶液に本発明の消泡剤0.05gをさらに配合したもの50mlで同様の操作をしたときの泡立ち量(ml)を表す。
X/F0は通常0.5以下、好ましくは0.3以下である。
本発明のアルカリ洗浄剤用消泡剤は高濃度アルカリ水溶液に対する溶解性が高く、10〜40重量%のアルカリ剤水溶液に添加して透明な液状を保つ。特に、必須成分である化合物(B)を選択して(A)と組み合わせることにより、30重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加しても透明な液状を保つことができる(B1)、および20重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加しても透明な液状を保つことができる(B2)は溶解性が高い消泡剤を提供することができる。
その溶解性は、30重量%または20重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加した水溶液が20℃にて透明な液状であるかどうかを、目視で判定する。
以下、実施例および比較例により、本発明をさらに説明するが、本発明はこれに限定されない。以下において、部は重量部を示す。
[実施例1]
撹拌および温度調節機能の付いた1リットルのステンレス製オートクレーブに、1,2−デカンジオール174部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.5部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO22部(0.5モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を5部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−1)を得た。(A−1)のk+mは0.5であった。
撹拌および温度調節機能の付いた1リットルのステンレス製オートクレーブに、ヘキサメチレンジアミン 116部(1モル)を入れ、窒素置換した後、EO176部(4モル)を撹拌しながら温度120℃で3時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ、(B−1)を得た。(B−1)のHLBは12.1、nは1.0であった。
得られた(A−1)を40部、得られた(B−1)を60部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X1)を得た。(X1)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
[実施例2]
実施例1と同様のオートクレーブに、1,2−デカンジオール174部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.6部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO88部(2.0モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を6部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−2)を得た。(A−2)のk+mは2.0であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、ジアミノトルエン(商品名:TDA−80、日本ポリウレタン工業社製)122部(1モル部)を入れ、窒素置換した後、EO176部(4モル部)を撹拌しながら温度120℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ(B−2)を得た。(B−2)のHLBは11.8、nは1.0であった。
得られた(A−2)を45部、得られた(B−2)を55部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X2)を得た。(X2)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.22であった。
[実施例3]
実施例1と同様のオートクレーブに、1,2−ドデカンジオール202部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.5部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO44部(1.0モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を5部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−3)を得た。(A−3)のk+mは1.0であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、t−ブチルアミン73部(1モル)を入れ、窒素置換した後、EO88部(2モル)を撹拌しながら温度120℃で5時間かけて逐次導入した。さらに140℃で2時間かけて反応を完結させ(B−3)を得た。(B−3)のHLBは10.9、nは1.0であった。
得られた(A−3)を40部、得られたB3を60部ビーカーに入れて混合し、本発明の消泡剤(X3)を得た。(X3)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
[実施例4]
実施例1と同様のオートクレーブに、1,2−ドデカンジオール202部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.5部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO66部(1.5モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を5部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−4)を得た。(A−4)のk+mは1.5であった。
得られた(A−4)を40部、上記(B−1)を60部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X4)を得た。(X4)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
[実施例5]
実施例1と同様のオートクレーブに、1,2−ドデカンジオール202部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.5部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO88部(2モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を5部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−5)を得た。(A−5)のk+mは2.0であった。
実施例1と同様のオートクレーブに、ヘキサメチレンジアミン116部(1モル)水酸化カリウム0.5部を入れ、窒素置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いで、EO194部(4.4モル)を撹拌しながら温度120℃で3時間かけて逐次導入した。さらに160℃で3時間かけて反応を完結させ、(B−4)を得た。(B−4)のHLBは12.5、nは1.1であった。
得られた(A−5)を40部、得られた(B−4)を60部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X5)を得た。(X5)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
[実施例6]
実施例1と同様のオートクレーブに、1,2−ドデカンジオール202部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.5部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO132部(3モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を5部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−6)を得た。(A−6)のk+mは3.0であった。
得られた(A−6)を40部、上記(B−1)を40部、さらに併用する(B)成分としてN−メチルジエタノールアミンを20部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X6)を得た。HLBが12.1である上記(B−1)と14.8であるN−メチルジエタノールアミンのHLBの加重平均値は13.0、nは1.0であった。(X6)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
[実施例7]
実施例1と同様のオートクレーブに、1,2−テトラデカンジオール230部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.6部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO132部(3モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を6部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−7)を得た。(A−7)のk+mは3.0であった。
得られた(A−7)を25部、上記(B−1)を30部、さらに併用する(B)成分としてトリエタノールアミンを45部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X7)を得た。HLBが12.1である上記(B−1)と17.7であるトリエタノールアミンのHLBの加重平均値は15.5、nは1.0であった。(X7)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は3.00であった。
[実施例8]
実施例1と同様のオートクレーブに、1,2−テトラデカンジオール230部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.6部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO88部(2モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を6部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−8)を得た。(A−8)のk+mは2.0であった。
得られた(A−8)を60部、上記(B−2)を40部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X8)を得た。(X8)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は0.67であった。
[実施例9]
上記(A−3)を26.7部、上記(B−2)66.6部、ジメチルドデシルアミン(商品名:アーミンDM12D、ライオンアクゾ社製)6.7部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X9)を得た。(X9)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は2.50、化合物(C)の含有量は6.7%であった。
[実施例10]
上記(A−3)を48部、上記(B−2)44部、ジデシルメチルアミン(商品名:アーミンM210D、ライオンアクゾ社製)8部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X10)を得た。(X10)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は0.92、化合物(C)の含有量は8.0%であった。
[実施例11]
上記(A−3)を25.0部、上記(B−2)72.5部、ココナッツアミン(商品名:ファーミンCS、花王社製)2.5部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X11)を得た。(X11)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は2.90、化合物(C)の含有量は2.5%であった。
[実施例12]
実施例1と同様のオートクレーブに、ジココアルキルアミン(商品名:アーミン2C、ライオンアクゾ社製)375部(1モル)、p−トルエンスルホン酸一水和物4部を入れ、窒素置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、100℃にて1時間脱水を行った。ついでEO66部(1.5モル)を撹拌しながら温度100℃で8時間かけて逐次導入した。さらに100℃で5時間かけて反応を完結させ、(C2−1)を得た。(C2−1)のqは1.5であった。
上記(A−3)を28.6部、上記(B−2)64.3部、得られた(C2−1)7.1部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X12)を得た。(X12)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は2.25、化合物(C)の含有量は7.1であった。
[実施例13]
実施例1と同様のオートクレーブに、ジココアルキルアミン(商品名:アーミン2C、ライオンアクゾ社製)375部(1モル)、p−トルエンスルホン酸一水和物4部を入れ、窒素置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、100℃にて1時間脱水を行った。ついでEO88部(2.0モル)を撹拌しながら温度100℃で10時間かけて逐次導入した。さらに100℃で5時間かけて反応を完結させ、(C2−2)を得た。(C2−2)のqは2.0であった。
上記(A−3)を23.3部、上記(B−2)70.0部、得られた(C2−2)6.7部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X13)を得た。(X13)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は3.00、化合物(C)の含有量は6.7%であった。
[実施例14]
上記(A−3)を38.0部、上記(B−2)58.0部、C12−13分岐アルコール(商品名:Neodol23、シェル社製)4.0部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X14)を得た。(X14)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.53、化合物(C)の含有量は4.0%であった。
[実施例15]
上記(A−4)を38.0部、上記(B−2)58.0部、2−デシルテトラデカノール(商品名:Isofol24、サソール社製)4.0部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X15)を得た。(X15)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.53、化合物(C)の含有量は4.0%であった。
[実施例16]
上記(A−4)を35.3部、上記(B−2)58.8部、2−ヘキシルドデカノール(商品名:Isofol18T、サソール社製)5.9部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X16)を得た。(X16)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.67、化合物(C)の含有量は5.9%であった。
[実施例17]
上記(A−5)を20.2部、上記(B−2)65.2部、(C)成分としてrが3であるC13セカンダリーアルコールEO3モル付加物(商品名:ソフタノール30、花王社製)14.6部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X17)を得た。(X17)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は3.22、化合物(C)の含有量は14.6%であった。
[実施例18]
実施例1と同様のオートクレーブに、C14−15分岐アルコール(商品名:Neodol45、シェル社製)220部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.06部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO88部(2.0モル)を撹拌しながら温度95℃で18時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を3部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(C3−1)を得た。(C3−1)のrは2.0であった。
上記(A−5)を20.5部、上記(B−2)65.9部、得られた(C3−1)13.6部をビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、本発明の消泡剤(X18)を得た。(X18)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は3.22、化合物(C)の含有量は13.6%であった。
[比較例1]
実施例1と同様のオートクレーブに、1,2−ドデカンジオール202部(1モル)、過塩素酸アルミニウム9水塩0.5部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1〜5mmHg)、90℃にて1時間脱水を行った。次いでEO440部(10モル)を撹拌しながら温度95℃で20時間かけて逐次導入した。反応物にキョーワード500(協和化学工業株式会社製)を5部投入し、70℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により(A−9)を得た。(A−9)のk+mは10.0であった。
得られた(A−9)を40部、上記(B−1)を60部ビーカーに入れ、50℃の湯浴にて混合し、比較用の消泡剤(Q1)を得た。(Q1)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
[比較例2]
上記(A−5)を95部、(B−1)を5部ビーカーに入れ、60℃の湯浴にて混合し、比較用の消泡剤(Q2)を得た。(Q2)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は0.05であった。
[比較例3]
上記(A−5)を15部、(B−1)を85部ビーカーに入れ、60℃の湯浴にて混合し、比較用の消泡剤(Q3)を得た。(Q3)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は5.70であった。
[比較例4]
上記(A−5)を40部、トリエタノールアミンを60部ビーカーに入れ、40℃の湯浴にて混合し、比較用の消泡剤(Q4)を得た。(Q4)の化合物(B)/化合物(A)の重量比は1.50であった。
実施例1〜18、比較例1〜4で得られた消泡剤の組成、化学構造、HLBなどを表1に示す。
Figure 2008297332
実施例1〜18、比較例1〜4で得られた消泡剤の消泡性の評価を次の通りに行った。泡立ち量FxとFX/F0の結果を表2に示す。
[消泡性試験]
消泡剤0.05g、水酸化ナトリウム1.5g、エチレンジアミン四酢酸−4ナトリウム塩0.15g及びオレイン酸ナトリウム0.015gを配合して50ml試料水溶液とし、100mlの共栓付きメスシリンダーに入れて、80℃に温調後、3秒間に10回、10cm幅で垂直方向に振り、1分間静置した後の泡立ち量(ml)を測定する。前記試料水溶液において、消泡剤を含まないものをブランクとする。
Figure 2008297332
実施例1〜18、比較例1〜4で得られた消泡剤の30重量%と20重量%の水酸化ナトリウム水溶液に対するアルカリ可溶性の評価を次の通りに行った。結果を表2←<なぜか表3になっていませんね。しかし今回、貴女の表2と表3を合体し、新表2にしました>に示す。
[アルカリ可溶性試験]
消泡剤を20または30重量%の水酸化ナトリウム水溶液に5重量%添加し、20℃での液状について目視により観察し、以下の基準で判定した。
○:全体が透明
×:一部に沈殿または分離が認められる
本発明の消泡剤組成物はアルカリ水溶液に対する溶解性が良好であるので、固体表面を洗浄する際のアルカリ脱脂洗浄において、特に高濃度アルカリ洗浄剤を使用する洗浄工程の消泡剤として好適である。また本発明の消泡剤の用途は特に限定されず、バイオプロセス、食品製造工程、パルプ製造工程、抄紙工程、繊維加工、金属加工などの廃水処理用消泡剤としても好適である。例えば、製紙パルプ工業、塗料工業、繊維工業、合成樹脂工業、樹脂エマルション工業、食品工業、機械金属工業、電子部品工業などの廃水を多量発生させる製造・処理工程などにおいて発泡障害が問題になるすべての製造・処理工程に使用することができる。

Claims (6)

  1. 下記一般化学式(1)で表される化合物(A)、及び下記一般化学式(2)で表されるHLBが10.0〜16.0の化合物(B)からなり、化合物(B)/化合物(A)の重量比が0.5〜4.0であることを特徴とするアルカリ洗浄剤用消泡剤。
    Figure 2008297332
    [式中、Yは炭素数6〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、またはR1−OCH2−基を表し、このR1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基;k、mはそれぞれオキシエチレン基の平均付加モル数を示し、k+m=0.4〜6.0を満たす正の数である。]
    Figure 2008297332
    [式中、Zはp個の活性水素を有するアミンまたはアンモニアから活性水素を除いた残基、nはオキシエチレン基の平均付加モル数であって0.5〜1.5の数、pは1〜5の整数である。]
  2. さらに、下記一般化学式(3)で表される化合物(C1)、下記一般化学式(4)で表される化合物(C2)および下記一般化学式(5)で表される化合物(C3)からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物(C)を含有する請求項1記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
    Figure 2008297332
    [式中、R2〜R4のうち少なくとも1つは、それぞれ独立に炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、残りは水素原子である。]
    Figure 2008297332
    [式中、R5とR6はそれぞれ独立に炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基;qはオキシエチレン基の平均付加モル数であって 0.5〜2.5の数である。]
    Figure 2008297332
    [式中、R7は炭素数8〜34の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、rはオキシエチレン基の平均付加モル数であって0〜5.0の数である。]
  3. 該化合物(C)の含有量が1〜15重量%である請求項1または2に記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
  4. 下記関係式(1)を満たす消泡性を示す請求項1〜3いずれか記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
    X/F0≦0.5 (1)
    [式中、F0は、水酸化ナトリウム1.5g、エチレンジアミン四酢酸−4ナトリウム塩0.15g及びオレイン酸ナトリウム0.015gを配合して50ml水溶液とし、100mlの共栓付きメスシリンダーに入れて、80℃に温調後、3秒間に10回、10cm幅で垂直方向に振り、1分間静置した後の泡立ち量(ml)を表す。FXは、該消泡剤0.05g、水酸化ナトリウム1.5g、エチレンジアミン四酢酸−4ナトリウム塩0.15g及びオレイン酸ナトリウム0.015gを配合した50ml水溶液で同様の操作をしたときの泡立ち量(ml)を表す。]
  5. 該化合物(B)のHLB(混合物にあってはそれらの加重平均値)が11.0〜16.0である化合物(B1)であり、かつ30重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加して20℃にて透明な液状を保つ請求項1〜4いずれか記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
  6. 該化合物(B)のHLB(混合物にあってはそれらの加重平均値)が10.0〜12.0である化合物(B2)であり、かつ20重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に5重量%添加して20℃にて透明な液状を保つ請求項1〜4いずれか記載のアルカリ洗浄剤用消泡剤。
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