JP2008295528A - 車いす - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の着座時や離座時には車体が不要に後退しないようにし、また、走行中の利用者が腰を浮かせた場合でも車体にブレーキがかかるおそれがなく、しかも、利用者が着座している場合には、不要な解除動作を伴うことなく、車体の前進、後退が自由に行えるようにする。
【解決手段】利用者が車いすの座席に着座すると、(a)に示す移動軸43が矢印方向に移動し、移動軸と一体の第2駆動ピン43によってワンウェイクラッチ15全体が図中の右方に移動される。これにより、アウタレース15b側の第1セレーション15gとハブ14側の第1セレーション14cとが離間されてワンウェイクラッチ1の作用が解除される。逆に、利用者が離座すると第1,第2セレーション14c,15gが係合されてワンウェイクラッチが作用する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車いすを利用する利用者が、座席に座ったり、座席から立ち上がったりする際に、車体が後方に移動しないようにした車椅子に関する。
車いすは、身体に機能障害を起こして歩行困難となった者(以下「利用者」という。)が利用する移動手段であり、また福祉用具でもある。車いすには、駆動方式、車体構成、使用目的等によって種々のものがあるが、このうち、利用者が座席に着座姿勢で座り、介助者が後方からグリップ(ハンドル)で手押し操作する方式の介助用車いす(車いす手押し型:以下単に「車いす」という。)は、日常生活において広く一般に利用されている。
このような車いすにおいては、利用者が車体の前側から着座(座席に座ること)したり、離座(座席から離れること)したりする際に、車体が動いてしまうと、利用者がバランスを崩したり、転倒したりして、怪我をするおそれがある。
このような事故を防止するため、例えば、特許文献1,2,3には、利用者の着座時や離座時に車体が動かないようにした提案がなされている。
すなわち、座席が比較的狭い範囲内で上下に移動できるように構成されていて、ばねによって上方に向けて付勢されている。利用者が着座して座席に体重がかかると座席が着座位置に沈み込み、一方、利用者が離座して尻が座席から離れると、ばねによって付勢されて座席が離座位置に上昇する。そして、座席が離座位置に配置されるのと連動して、車輪にブレーキがかかり、車体が不要に動かないようになっている。くことを防止している。
これら特許文献1,2,3によると、車体が完全に停止した状態で利用者の着座・離座が行われる場合には、ブレーキが有効に作用してなんら問題はないが、車体が動いている最中に、例えば、利用者がアームレストに体を預けて尻を座席から浮かせたような場合であってもブレーキが不要に作動してしまうため、車体が停止して、利用者がバランスを崩したり、極端な場合には前方に放り出されたりするおそれがある。
これに対して、例えば特許文献3には、車輪にワンウェイクラッチ(一方向クラッチ)を装着した車いすが提案されている。このワンウェイクラッチにより、車輪は正転のみが許容されるため、車体は前進が許容され、後退が禁止されるようになっている。この提案は、元来、車いすで坂道を登る場合に、車いすを坂道の途中で停止させた場合でも、車いすが下がらないようにすることが目的ではあるが、この提案によれば、利用者の着座時及び離座時には車体が(後方に)動かないようにし、かつ車体が動いている最中に利用者が腰を浮かせた場合であっても、車体にブレーキがかからないようにすることができる。
特開2003−153961号公報 特開2004−016406号公報 特開平10−85267号公報 特開2001−247029号公報
しかしながら、上述の特許文献4によると、例えば、利用者が着座した状態で、介助者が車いすを後退させるような場合には、介護車がその都度、操作レバーを解除操作して、ワンウェイクラッチが作動しないように解除する必要があり、その解除操作が煩雑であるという問題が合った。例えば、介助者が建物内で車いすを動かす場合には、スペースが狭い等の理由で、車いすを後退させたり、向きを変えるために小刻みに前進と後退とを繰り返したり、さらには、その場で向きを変えるために一方の車輪を正転させながら他方の車輪を後転させたりする場面に頻繁に遭遇する。このような場面では、ワンウェイクラッチの解除操作は極めて煩雑なものとなる。なお、特許文献3のように、坂道で停止した場合での車いすの後退を防止することが目的であれば、利用車が着座した状態においても、ワンウェイクラッチが作動することが必要となるが、本願発明の目的に限定して考えれば、利用者が着座した状態においては、ワンウェイクラッチが作動する必要ない。
そこで、本発明は、利用者の着座時や離座時には車体が不要に後退しないようにし、また、走行中の利用者が腰を浮かせた場合でも車体にブレーキがかかるおそれがなく、しかも、利用者が着座している場合には、不要な解除動作を伴うことなく、車体の前進、後退が自由に行えるようにした車いすを提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、フレームと、前記フレームによって支持された座部、一対の後輪、前輪とを備えた車いすに関する。この発明に係る車いすは、前記フレームによって回転不能に支持された車軸と、前記車軸によって回動自在に支持された、前記後輪のハブと、前記車軸と前記ハブとの間に、車体の前進に対応する前記ハブの正転を許容するとともに前記車体の後退に対応する前記ハブの逆転を禁止する向きに介装されたワンウェイクラッチと、前記座部に配設されて、利用者の離座動作に対応して第1位置から第2位置に移動し、着座動作に対応して前記第2位置から前記第1位置に移動する座席と、前記座席と前記ワンウェイクラッチとを連結するとともに、前記第1位置から前記第2位置への前記座席の移動に伴い前記ワンウェイクラッチを非作動位置から作動位置に移動させて前記ハブの逆転を禁止し、前記第2位置から前記第1位置への前記座席の移動に伴い前記ワンウェイクラッチを作動位置から非作動位置に移動させて前記ハブの逆転を許容するキャンセル機構を備える、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る車いすにおいて、前記ワンウェイクラッチは、前記車軸の軸方向に往復移動することで前記作動位置と前記非作動位置とに配置される、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る車いすにおいて、前記ワンウェイクラッチは、インナレースと前記インナレースに対して回動自在なアウタレースと前記インナレースに対して前記アウタレースの回転方向を一方向に規制するカムとを有するとともに、前記インナレースが前記車軸に対して回転不能でかつ軸方向移動可能に配設され、前記アウタレースと前記ハブとの間に、前記ワンウェイクラッチの前記非動作位置から前記動作位置への移動に伴って係合し、前記動作位置から前記非動作位置への移動に伴って係合解除される係合部が形成されている、ことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る車いすにおいて、前記係合部が、前記アウタレースの軸方向の端面に形成された第1セレーションと、前記ハブの内面から内側に向けて突設された環状部の軸方向の端面に形成されて前記第1セレーションに係脱する第2セレーションとによって構成されている、ことを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に係る車いすにおいて、前記座席は前記フレームによってほぼ上下方向に揺動可能に支持され、前記座席を、下方に位置する前記第1位置から上方に位置する前記第2位置へ向けて付勢する付勢部材を備える、ことを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項2ないし5のいずれか1項に係る車いすにおいて、前記キャンセル機構は、前記車軸によって回動自在に支持されるとともに軸方向に直交する端面にカム面を有するカム部材と、前記座席と前記カム部材とを連結し前記座席の前記第1位置と前記第2位置との移動を前記カム部材の回転に変換するリンクと、前記車軸の内側に軸方向移動可能に配設されるとともにカムフォロア部を有し、前記カムフォロア部が前記カム面の回転に倣って軸方向に移動することで全体が軸方向に移動する軸部材と、前記車軸に形成された軸方向の長孔を径方向に貫通して前記軸部材の先端側と前記インナレースとを連結し、前記軸部材の軸方向の移動に伴って前記ワンウェイクラッチを軸方向に移動させるピン部材と、を備える、ことを特徴としている。
請求項1の発明によると、車体が停止された状態で、利用者が離座動作(座席から離れようとする動作)を行うと座席が第1位置から第2位置に移動し、これに伴いワンウェイクラッチが非動作位置から動作位置に移動されてハブの逆転が禁止されて車体の後退が防止される。一方、利用者が着座動作(座席に着こうとする動作)を行うと座席が第2位置から第1位置に移動し、これに伴いワンウェイクラッチが動作位置から非動作位置に移動されてハブの逆転が許容されて車体の後退が可能となる。なお、ここで、第1位置と第2位置とを適宜に設定することにより、離座動作の開始後、直ちに座席が第1位置から第2位置に配置されるようにしておけば、離座動作の開始後、直ちにワンウェイクラッチが作動して、車体の後退を防止するため、離座動作時には車体を確実に停止させておくことができる。一方、着座動作の終了間際に、座席が第2位置から第1位置に配置されるようにしておけば、着座動作の終了間際までワンウェイクラッチが作動していて、車体の後退を防止することができるため、着座動作時には車体を確実に停止させておくことができる。このように離座動作及び着座動作時には、ワンウェイクラッチを作動させて、車体の後退を防止して確実に停止させておくことができるので、利用者は安全に離座し、また着座することができる。
また、利用者が車体の走行中に離座動作をとったとしても、ワンウェイクラッチによってブレーキがかかることがないので、従来と異なり、バランスを崩したり、前方に放り出されたりするおそれはない。
さらに、利用者が着座して、介助者が後方から車体を押すような場合には、利用者が着座することによってワンウェイクラッチの作用がキャンセルされるので、ワンウェイクラッチが装着されているにもかかわらず、介助者は、車体を自由に前進させたり、後退させたりすることができる。すなわち、キャンセル機構を有していない、単にワンウェイクラッチが装着されているのみの場合と異なり、例えば、狭い場所での頻繁な前進後退を支障なく行うことができる。また、ワンウェイクラッチ及びその作用をキャンセルするための機構の大部分を、車軸とハブとの間にコンパクトに収納することができる。
請求項2の発明によると、ワンウェイクラッチを車軸の軸方向に移動させることで、作動位置と非作動位置に配置させることができるので、簡単な構成で、ワンウェイクラッチの作動と非作動とを実現することができる。
請求項3の発明によると、インナレースは、車軸に対して回転不能で軸方向移動可能に配設され、アウタレースとハブとの間に相互に係脱可能な係合部が形成されているので、ワンウェイクラッチ全体を軸方向に移動させて、係合部の係合を解除することで、ワンウェイクラッチの作用をキャンセルすることができる。
請求項4の発明によると、アウタレースの軸方向の端面に形成された第1セレーションと、ハブの環状部の軸方向端面に形成された第2セレーションとを相互に係脱することで、確実にワンウェイクラッチを作用させたり、その作用をキャンセルさせたりすることができる。
請求項5の発明によれば、座席は利用者が離座したときには付勢部材に付勢されて下方の第1位置から上方の第2位置に移動され、利用者が着座したときには付勢部材の付勢力に抗して第2位置に位置から第1位置に配置される。つまり、利用者の離座や着座によって直接、位置が変化する座席の動きに基づいて、ワンウェイクラッチを作用させたり、その作用をキャンセルさせたりすることができるので、誤動作を低減させることができる。
請求項6の発明によれば、座席の上下動をリンクによってカム部材の回転運動に変換し、このカム部材のカム面により、カムフォロア部を介して軸部材を軸方向に移動させることができる。そして、軸部材の軸方向の移動により、軸部材と一体のピン部材に連結されたワンウェイクラッチを軸方向に移動させて、係合部を係脱させることができる。つまり、外部に露出する部分の少ないコンパクトな構成で、ワンウェイクラッチの作用及びその作用のキャンセルを実現することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図6を参照して、本発明の実施形態1に係る車いす1について説明する。なお、以下の説明では、車いす1として、利用者Mが座席23に着座姿勢で座り、介助者(不図示)が後方からグリップ(ハンドル)20で手押し操作する方式の介助用車いす(車いす手押し型)を例に説明するが、本発明は、他の方式の車いすにも適用可能であるのはもちろんである。
図1〜図6のうち、図1(a)は利用者Mが車いす1に着座した状態を説明する側面図であり、(b)は利用者Mの離座動作又は着座動作の途中を説明する側面図である。図2は、ワンウェイクラッチ15、キャンセル機構16等を説明する縦断面図である。図3は、ワンウェイクラッチ15の構成を示す正面図である。図4(a),(b)は、リンクアーム42の動作を説明する図である。図5は、キャンセル機構16を説明する図である。図6(a),(b)は、ワンウェイクラッチ15の動作を説明する模式図である。
図1に示すように、本発明に係る車いす1は、フレーム10と、座部11と、一対の後輪12と、前輪13と、ハブ14(図2参照)と、ワンウェイクラッチ15と、キャンセル機構16とを備えている。なお、以下の説明では、車いす1全体から、後輪12及び前輪13を除いたものを、車体と呼ぶものとする。
フレーム10は、例えば、金属製のパイプを、前後左右上下に屈曲させたり、組み合わせたりして構成されている。フレーム10には、座部11が設けられている。フレーム10は、後述する左右一対の後輪12、及び左右一対の前輪13を回動自在(正逆回転自在)に支持している。また、フレーム10における後側上部には、介護者(不図示)が手押し操作するためのグリップ20が設けてあり、前後方向及び上下方向のほぼ中間部には、図1(a)に示す着座姿勢の利用者Mが腕Aを載せるための肘掛け21が設けてあり、前側下部には、着座姿勢の利用者Mが足Fを載せるためのステップ22が設けてある。なお、グリップ20には、介助者が使用する手動用ブレーキのブレーキレバー(不図示)が配置されている。
図1(a),(b)に示すように、座部11には、利用者Mが着座するための座席23が配設されている。本実施形態では、座席23は、長方形の板状に形成されていて、前後方向のほぼ中央に左右方向を向いた揺動中心24を有している。なお、これらの図においては、説明の便宜上、座席23が水平な状態を実線で図示している。座席23は、図1(a)に点線で示す第1の位置aと、図1(b)に点線で示す第2の位置bとの間を揺動することができる。ここで、第1の位置aとは、揺動中心24を基準として座席23の後端側が下がり、前端側が上がった位置である。一方、第2の位置bとは、揺動中心24を基準として座席23の後端側が上がり、前端側が下がった位置である。第1の位置aは、利用者Mの体重が、座席23のうちの揺動中心24よりも後端側にかかったとき、つまり、利用者が普通に着座したときに実現される。一方、第2の位置bは、利用者Mの体重が、座席23のうちの揺動中心24よりも前側にかかったとき、つまり、利用者が離座する際に、前傾してその重心が揺動中心24よりも前側に移ったときに実現される。座席23は、第1の位置aから第2の位置bに向けてばね等の付勢部材(不図示)によって付勢されている。したがって、座席23は、利用者Mが離座したときには、自動的に第2の位置bに配置されるようになっている。なお、座席23の第1の位置a及び第2の位置bと、利用者Mの着座及び離座とは、厳密な意味では必ずしも一致しないが、以下では、説明を簡略化するために、座席23は、利用者Mの着座によって第1の位置aに配置され、離座によって第2の位置bに配置されるものとして説明する。
後輪12は、リム25と、リム25の外周に嵌められたタイヤ26と、中心に配置された円筒状のハブ14と、ハブ14とリム25とを連結する複数のスポーク27(図2参照)とを有している。後輪12は、車軸28によって回動自在に支持されている。車軸28は、図2に示すように、フレーム10から外側(図2中では左側)に延びるように配置されている。車軸28の外周面におけるフレーム10の外面10a近傍には大径部28aが形成されており、また内側端部近傍にはねじ部28bが形成されている。車軸28は、大径部28aを外側からフレーム10の外面10aに当接させ、ねじ部28bにナット30を螺合させて内面10b側から締め付けることにより、フレーム10に固定されている。車軸28における長手方向のほぼ中央から内側の部分には、中空部28cが形成されていて、この中空部28cには、後述する移動軸(軸部材)43が軸方向(図2中の左右方向)移動可能に挿入されている。
ハブ14の内周面14aにおける、軸方向内側及び外側の端部と、車軸28の外周面との間には、ベアリング31,32が装着されている。外側のベアリング32は、車軸28の外側端部に形成されたねじ部28dに螺合されたナット33により、車軸28の段部28eに締め付けられている。ハブ14は、車軸28に対して、ベアリング31,32により、正逆回転自在(回動自在)に支持されている。ベアリング31,32と、ハブ14との間には、ラビリンスシール34,35が装着されていて、ハブ14内に水や塵埃が浸入するのを防止している。ハブ14の内周面14aにおける、外側のベアリング32の近傍には、内側に向けて環状部14bが突設されている。この環状部14bにおける内側の端面には、第1セレーション14cが形成されている。この第1セレーション14cは、後述するワンウェイクラッチ15のアウタレース15bの第2セレーション15gに係脱されるようになっている。なお、図2は、第1,第2セレーション14c,15gの係合が解除された状態を図示している。
前輪13は、左右一対のものが、図1(a),(b)に示すように、ステップ22の近傍において、フレーム10によって回転自在に支持されている。
ワンウェイクラッチ15は、車軸28とハブ14との間に介装されている。ワンウェイクラッチ15は、図2,図3に示すように、インナレース(内輪)15aとアウタレース(外輪)15bと保持器15dによって保持された複数のカム15cとを備えている。また、図2に示すように、インナレース15aとアウタレース15bとの間には、ベアリング15eが配設されている。インナレース15aはほぼ円筒状に形成されていて、車軸28の外周面に遊嵌されている。インナレース15aの内面側における軸方向のほぼ中央には、軸方向に長い周り止め凹部15fが形成されている。この周り止め凹部15fには、車軸28を径方向に貫通する周り止めピン28fが係合されている。これにより、インナレース15aは、車軸28に対して回転不能であり、また、軸方向移動可能となっている。インナレース15aの内側端部には、後述する移動軸43の先端を径方向に貫通する第2駆動ピン43bが固定されている。この第2駆動ピン43bは、車軸28に形成された、軸方向に長い長孔28gを貫通してインナレース15aに固定されている。また、同様に軸方向に長い長孔28hが、内側のベアリング31の近傍にも穿設されている。この長孔28hには、後述する移動軸43を径方向に貫通する第1駆動ピン43aが係合される。後述する移動軸43が軸方向に移動して第2駆動ピン43bが透孔28g内を軸方向に移動することにより、インナレース15aが軸方向に移動できるようになっている。インナレース15aは、その外側端部が、皿ばね(付勢部材)44によって内側に付勢されている。皿ばね44は、外側のベアリング32の内側に配設されたスリーブ45によって位置決めされており、この皿ばね44によってインナレース15aが内側に付勢されることにより、ワンウェイクラッチ15全体が内側に向けて付勢されている。アウタレース15bは、ベアリング15eにより、インナレース15aに対して、正逆回転自在(回動自在)となっている。アウタレース15bにおける外側の端面には、図2に示すように、上述の環状部14bの第1セレーション14cに対して係脱可能な第2セレーション15gが形成されている。カム15cは、図3に示すように、繭形に形成されていて、保持器15dに保持された状態で、インナレース15aとアウタレース15bとの間に形成された複雑形状の溝15hに配設されている。カム15cは、インナレース15aに対するアウタレース15bの正転(矢印R15a方向の回転)は許容するが、逆転(矢印R15b方向)の回転は禁止するようになっている。上述構成のワンウェイクラッチ15全体は、車軸28に対して回転不能でかつ軸方向移動可能となっている。そして、後述するように第2駆動ピン43bを介して移動軸43と一体に構成されていて、移動軸43が軸方向に移動することにより、駆動ピン43aを介して軸方向に移動するようになっている。これにより、ハブ14側の第1セレーション14cに対してアウタレース15b側の第2セレーション15gが係脱するようになっている。そして、係合された場合には、ワンウェイクラッチ15の作用により、車軸28に対するハブ14の逆転が禁止されて、車体の後退が禁止される。一方、係合が解除された場合には、ワンウェイクラッチ15の作用がキャンセルされ、車軸28に対するハブ14の逆転が許容されて、車体の後退が可能となる。なお、いずれの場合も、車軸28に対するハブ14の正転は許容されていて、車体の前進は可能である。
キャンセル機構16は、上述のワンウェイクラッチ15の作用をキャンセルさせるための機構である。キャンセル機構16は、図1に示すように、座席23、リンクバー(リンク)41、リンクアーム(カム部材)42、移動軸43等によって構成されている。リンクバー41は、図1(a),(b)に示すように、一端部41a(図中の上端部)が座席23の後端に対して揺動自在に連結され、また他端部41b(図中の下端部)が、図2に示すように、リンクアーム42の先端部にピン41cを介して揺動自在に連結されている。図4(a),(b)に示すように、リンクアーム42は、基端部側に円筒部42aを有していて、その外側の端面には、カム面42bが形成されている。カム面42bは、平面部b1と、これよりも低くくぼんだ底部b2と、これら平面部b1と底部b2とを連結する傾斜部b3とによって構成されている。これら、平面部b1、底部b2、傾斜部b3は、上述の座席23の位置変化に伴って、リンクバー41を介して回転するようになっている。移動軸43は、図1に示すように、車軸28の中空部28cに対して、軸方向移動可能に挿入されている。移動軸43には、カムフォロアとしての第1駆動ピン43aと、第2駆動ピン(ピン部材)43bが径方向に貫通されている。なお、第1駆動ピン43aと第2駆動ピン43bとの位置関係については、図2及び図5では説明の便宜上、平行となるように図示し、また、図4,図6,及び図7では、ねじれの位置となるように図示しているが、第1駆動ピン43aに対する第2駆動ピン43bの位置(角度)は設計上の制約等により、適宜な角度に設定することが可能である。第1駆動ピン43aは、上述の車軸28の長孔28hに係合されており、また、第2駆動ピン43bは、長孔28gに係合されている。移動軸43は、これら第1駆動ピン43a及び第2駆動ピン43bが透孔28h,28gに沿って軸方向に移動可能であり、これに対応して軸方向に移動可能となっている。駆動軸43は、後述するように第1駆動ピン43aが上述のリンクアーム42のカム面42bに倣って軸方向に移動するのに伴って、同様に軸方向に移動する。これにより、第2駆動ピン43bを介して移動軸43と一体のワンウェイクラッチ15を軸方向に移動させるようになっている。
上述構成の車いす1は、以下のように動作する。
車いす1は、利用者Mが利用していない状態、つまり着座していない状態においては、座席23が、図1(b)の第2の位置bに配置されて、ワンウェイクラッチ15が作動状態となり、車体の前進が許容されて、後退が禁止される。すなわち、座席23が第2位置bに配置されている場合には、リンクバー41を介して、リンクアーム42が図4(b)に示す位置に配置され、移動軸43の第1駆動ピン43aはカム面42bの平面部b1に乗り上げた状態となる。これにより、移動軸43は外側の作動位置(ワンウェイクラッチ15の作動位置に対応)に配置され、駆動ピン43bを介してこれと一体のワンウェイクラッチ15を、図6(b)に示す作動位置15Bに配置する。つまり、アウタレース15bの第2セレーション15gがハブ14側の環状部14bの第1セレーション14cに係合されて、ハブ14と車軸28との間でワンウェイクラッチ15が作用する。すなわち、車軸28に対するハブ14の正転が許容されて車体の前進が許容される一方、車軸28に対するハブ14の逆転が禁止されて車体の後退が禁止される。このため、利用者Mが車いす1の座席23に着座する際には、車体が不要に後退することがなく安全に着座することができる。
利用者Mが座席23に着座すると、ワンウェイクラッチ15の作用がキャンセルされて、車体の前進後退が自由に行えるようになる。利用者Mが座席23に着座して、図1(a)に示すように、第2の位置bにあった座席23が第1の位置aに配置されると、リンクバー41を介してリンクアーム42が図4(a)に示す方向に回転されて、カム面42bの底部b2が移動軸43の第1駆動ピン43aに対応する。これにより、皿ばね44に付勢されて移動軸43が内側に配置され、ワンウェイクラッチ15が図6(a)に示す非作動位置15Aに配置される。つまりアウタレース15bの第2セレーション15gがハブ14側の第1セレーション14cから外れて、ワンウェイクラッチ15の作用がキャンセルされる。これにより、車体は、前進はもちろん、後退も許容されるので、例えば、車いす1を後方から押す介助者は、車体を自由に前進させ、また後退させることができ、狭い場所等での小回りや方向転換も自由に行うことができる。また、車いす1の走行中に利用者Mが立ち上がろうとした場合であっても、不要にブレーキがかかることがないので、利用者がバランスを崩したり、前方に放り出されたりするおそれはない。
車いす1が停止された状態において、利用者Mが立ち上がろうとすると、ワンウェイクラッチ15が作用して車体の後退が禁止される。すなわち、図1(b)に示すように、利用者Mが立ち上がろうとして離座すると、それまで第1の位置aに配置されていた座席23が付勢部材によって第2の位置bに配置される。これにより、リンクバー41を介して、リンクアーム42が図4(b)に示す方向に回転され、カム面42bの平面部b1が移動軸43の第1駆動ピン43aに対応する。これにより移動軸43が外側に移動され、第2駆動ピン43bを介してこれと一体のワンウェイクラッチ15は、図6(b)に示す作動位置15Bに配置される。つまり、アウタレース15bの第2セレーション15gがハブ14側の第1セレーション14cに係合されて、車軸28とハブ14との間でワンウェイクラッチ15が作用することになって、車軸28に対するハブ14の逆転が禁止され、車体の後退が禁止される。これにより、離座時に上述の着座時と同様に、車体が不用意に後退して、利用者Mがバランスを崩したりするようなおそれはない。
以上説明したように、本実施形態によると、主に車軸28とハブ14との間を利用したコンパクトな構成でありながら、利用者Mの離座及び着座の動作時には、車体の不要な後退を禁止して、利用者Mの安全を確保するとともに、利用者Mが着座している際には、ワンウェイクラッチ15の動作がキャンセルされて、車体を自由に前進させ、また後退させることができる。
<実施形態2>
本実施形態は、ワンウェイクラッチ15について、図8に示す着座連動モードと、図9に示すクラッチ常時動作モードと、クラッチ無効モードとを簡単に切り替えられるようにしたことを特徴としている。
図7〜図10を参照して説明する。このうち、図7(a)は、カム面42bと第1駆動ピン43aとの位置関係を説明する図であり、(b)は、着座連動モードを、(c)は、クラッチ常時動作モードを、(d)は、クラッチ無効モードを模式的に説明する図である。図8(a)の上図,下図は、それぞれモード切替え機構50の上面図,正面図である。(b),(c)は、着座連動モードを説明する模式図である。図9(a),(b)は、クラッチ常時動作モードを説明する模式図である。図10(a),(b)は、クラッチ無効モードを説明する模式図である。
図7(a)に示すように、リンクアーム42の初期の角度を調整して、移動軸43の第1駆動ピン43aに対して、平面部b1,底部b2,傾斜部b3の位置を変更することで3つのモードを実現することができる。第1駆動ピン43aが、カム面42bに対して相対的に、(a)に示すように平面部b1と、底部b2と、傾斜部b3のいずれにも移動できる場合には、着座連動モードとなり、(b)に示すように平面部b1のみ位置する場合には、クラッチ常時動作モードとなり、(c)に示すように底部b2のみ位置する場合には、クラッチ無効モードとなる。
図8(a)に示すように、モード切替え機構50は、回転ディスク51と、取付ベース52とを有している。取付ベース52は、円柱状に形成されていて、座席23の後端部の側面に固定されている。取付ベース52の表面における中心には、押圧ピン51dが立設され、また、中心から外れた位置に、固定ピン52aが立設されている。回転ディスク51は、押圧ピン51dに遊嵌されていて、取付ベース52に対して回転自在でかつ軸方向移動可能となっており、押圧ピン51dの先端の大径部との間に介装された圧縮ばね51gによって取付ベース52に向けて付勢されている。また、回転ディスク51には、そのフランジ部51fに、周方向の位置が異なる3個の透孔51a,51b,51cが穿設されている。また、フランジ部51fの連結部51eには、上述のリンクバー41が揺動自在に連結されている。モード切替え機構50において、上述の回転ディスク51は、圧縮ばね51gのばね力に抗して固定ピン52aよりも上方に引き上げると自由に回転させることができる。そして、透孔51a,52b,52cのうちから、固定ピン52aが挿入される透孔を適宜選択することで、モードを切り替えることができる。
透孔51aに固定ピン52aが挿入された場合には、図8(b)に示すように、座席23が第2の位置bに配置されたときには、第1駆動ピン43aが平面部b1に位置するので、上述のように、ワンウェイクラッチ15の作動が可能となる。一方、図8(c)に示すように、座席23が第1の位置aに配置されたときには、第1駆動ピン43aが底部b2に位置するので、上述のように、ワンウェイクラッチ15の作動がキャンセルされる。つまり、座席23の位置に応じて、ワンウェイクラッチ15が作動したり、作動がキャンセルされたりする。つまり、着座連動モードとなる。
透孔51bに固定ピン52aが挿入された場合には、図9(a),(b)に示すように、座席23が第2の位置bに配置されたときも、第1の位置aに配置されたときも、第1駆動ピン43aはいずれも平面部b1に位置するので、上述のように、ワンウェイクラッチ15が常時作動するようになる。つまり、クラッチ常時動作モードとなる。
透孔51cに固定ピン52aが挿入された場合には、図10(a),(b)に示すように、座席23が第2の位置bに配置されたときも、第1の位置aに配置されたときも、第1駆動ピン43aはいずれも底部b2に位置するので、上述のように、ワンウェイクラッチ15の作動は常時キャンセルされる。つまり、クラッチ無効モードとなる。
このように、モード切替え機構50の簡単な操作によって、ワンウェイクラッチ15を3つのモードに切り替えることができ、必要に応じて、適宜なモードを選択することができる。なお、利用者の着座時及び離座時の安全を考慮すると、通常は、着座連動モードを選択しておくことが望ましい。クラッチ常時動作モードは、例えば、利用者Mが着座した状態で介助者が車いす1を押して上り坂を上るような場合に便宜である。ワンウェイクラッチ15の作用により、上り坂を上る途中で、介助者が車いす1を停止させた場合でも、車いす1はその場で停止し、坂の下に向かって後退するようなことはない。一方、クラッチ無効モードは、利用者Mが着座していない状態で、介助者が車いす1を移動させる際に、前進後退が自由にできるので便宜である。
以上説明した実施形態においては、座席23の揺動中心24が、座席の前後方向のほぼ中心に設定されている場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、座席23の前端側や後端側に揺動中心を設定することも可能である。さらには、揺動中心を設けることなく、座席23がほぼ水平状態を保持したまま、上下に移動するように構成してもよい。この場合には、座席が下降した位置が第1の位置となり、上昇した位置が第2の位置となる。
(a)は利用者Mが車いす1に着座した状態を説明する側面図であり、(b)は利用者Mの離座動作又は着座動作の途中を説明する側面図である。 ワンウェイクラッチ、キャンセル機構等を説明する縦断面図である。 ワンウェイクラッチの構成を示す正面図である。 (a),(b)は、リンクアーム2の動作を説明する図である。 キャンセル機構を説明する図である。 (a),(b)は、ワンウェイクラッチの動作を説明する模式図である。 (a)はカム面と第1駆動ピンとの位置関係を説明する図であり、(b)は着座連動モードを、(c)はクラッチ常時動作モードを、(d)はクラッチ無効モードを模式的に説明する図である。 (a)の上図,下図は、それぞれモード切替え機構の上面図,正面図である。(b),(c)は、着座連動モードを説明する模式図である。 (a),(b)はクラッチ常時動作モードを説明する模式図である。 (a),(b)はクラッチ無効モードを説明する模式図である。
符号の説明
1 車いす
10 フレーム
11 座部
12 後輪
13 前輪
14 ハブ
14b 環状部
14c 第1セレーション
15 ワンウェイクラッチ
15A 非作動位置
15a インナレース
15B 作動位置
15b アウタレース
15c カム
15g 第2セレーション
16 キャンセル機構
23 座席
28 車軸
28g 長孔
41 リンクバー(リンク)
42 リンクアーム(カム部材)
42b カム面
43 移動軸(軸部材)
43b 第2駆動ピン(ピン部材)
a 第1の位置
b 第2の位置

Claims (6)

  1. フレームと、前記フレームによって支持された座部、一対の後輪、前輪とを備えた車いすにおいて、
    前記フレームによって回転不能に支持された車軸と、
    前記車軸によって回動自在に支持された、前記後輪のハブと、
    前記車軸と前記ハブとの間に、車体の前進に対応する前記ハブの正転を許容するとともに前記車体の後退に対応する前記ハブの逆転を禁止する向きに介装されたワンウェイクラッチと、
    前記座部に配設されて、利用者の離座動作に対応して第1位置から第2位置に移動し、着座動作に対応して前記第2位置から前記第1位置に移動する座席と、
    前記座席と前記ワンウェイクラッチとを連結するとともに、前記第1位置から前記第2位置への前記座席の移動に伴い前記ワンウェイクラッチを非作動位置から作動位置に移動させて前記ハブの逆転を禁止し、前記第2位置から前記第1位置への前記座席の移動に伴い前記ワンウェイクラッチを作動位置から非作動位置に移動させて前記ハブの逆転を許容するキャンセル機構を備える、
    ことを特徴とする車いす。
  2. 前記ワンウェイクラッチは、前記車軸の軸方向に往復移動することで前記作動位置と前記非作動位置とに配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車いす。
  3. 前記ワンウェイクラッチは、インナレースと前記インナレースに対して回動自在なアウタレースと前記インナレースに対して前記アウタレースの回転方向を一方向に規制するカムとを有するとともに、前記インナレースが前記車軸に対して回転不能でかつ軸方向移動可能に配設され、前記アウタレースと前記ハブとの間に、前記ワンウェイクラッチの前記非動作位置から前記動作位置への移動に伴って係合し、前記動作位置から前記非動作位置への移動に伴って係合解除される係合部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車いす。
  4. 前記係合部が、前記アウタレースの軸方向の端面に形成された第1セレーションと、前記ハブの内面から内側に向けて突設された環状部の軸方向の端面に形成されて前記第1セレーションに係脱する第2セレーションとによって構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車いす。
  5. 前記座席は前記フレームによってほぼ上下方向に揺動可能に支持され、
    前記座席を、下方に位置する前記第1位置から上方に位置する前記第2位置へ向けて付勢する付勢部材を備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車いす。
  6. 前記キャンセル機構は、
    前記車軸によって回動自在に支持されるとともに軸方向に直交する端面にカム面を有するカム部材と、
    前記座席と前記カム部材とを連結し前記座席の前記第1位置と前記第2位置との移動を前記カム部材の回転に変換するリンクと、
    前記車軸の内側に軸方向移動可能に配設されるとともにカムフォロア部を有し、前記カムフォロア部が前記カム面の回転に倣って軸方向に移動することで全体が軸方向に移動する軸部材と、
    前記車軸に形成された軸方向の長孔を径方向に貫通して前記軸部材の先端側と前記インナレースとを連結し、前記軸部材の軸方向の移動に伴って前記ワンウェイクラッチを軸方向に移動させるピン部材と、を備える、
    ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の車いす。
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