JP2008292540A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲面状の液晶表示装置において、輝度のばらつきを抑制する。
【解決手段】複数の画素がマトリクス状に設けられ、一方向に湾曲した液晶表示パネル20aと、液晶表示パネル20aに対向するように一方向に湾曲したエッジライト方式のバックライト10aとを備えた液晶表示装置30aであって、バックライト10aは、各画素に対応する領域毎に光源からの光が出射面の法線方向に出射するための出射角調整部を有し、液晶表示パネル20aの周方向に沿った断面が形成する円弧の中心角は、バックライト10aの周面上の測定点における出射光の輝度を所要角度に亘って予め測定した輝度分布に基づいて、出射光の輝度が所定範囲に入る角度範囲の1/2以下に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、曲面状の液晶表示装置に関するものである。
液晶表示装置は、例えば、互いに対向して配置されたアクティブマトリクス基板及び対向基板、並びにそれらの両基板の間に設けられた液晶層を備えた液晶表示パネルと、液晶表示パネルに面状の光を供給するためのバックライトとを有している。
図13は、一般的なバックライト110aの断面図である。
バックライト110aは、図10に示すように、線状の光源101と、光源101の側方に設けられた導光板102と、導光板102の下面側に設けられた反射シート103と、反射シート103の下面側に設けられた金属フレーム104と、導光板102の上面側に設けられた拡散シート105と、拡散シート105の上面側に設けられた一対のレンズシート106及び107とを備えている。そして、バックライト110aは、光源101からの光Lが、導光板102内を全反射を繰り返しながら伝搬する間に臨界角を超えることにより導光板102の上面からその上面に対して斜め方向に出射した後に、一対のレンズシート106及び107により、導光板102の上面(出射面)に対して垂直方向に出射するように構成されている。
例えば、特許文献1には、液晶表示パネル中央直下に配置された線状光源の直射光と、この線状光源の下に配置された放物線形の反射板から出る反射光とをフレネルレンズで2回屈折させることにより、光を液晶表示パネルの有効視野角方向に曲げて均一化する表示装置が開示されている。
また、特許文献2には、透明なフィルムに微小な円柱レンズ状曲面又は楕円体レンズ状曲面をフィルム面内の一定方向に並べて配設してなる光配向制御素子を用いることにより、実際の表示輝度を向上させるバックライトが開示されている。
特開平5−61043号公報 特開平6−75220号公報
ところで、曲面状の液晶表示装置を構成するために、平板状の液晶表示パネル及びバックライト(110a、図13参照)を単に湾曲状に変形させた場合には、図14に示すように、バックライト110bからの光Lが、湾曲したレンズシート106及び107を介して液晶表示パネル(不図示)に対して斜め方向に供給され易いので、そのバックライト110b及び液晶表示パネルを備えた液晶表示装置では、湾曲状の表示面の周方向に沿った断面に沿って斜めから見たときの輝度が位置によってばらついてしまうおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、曲面状の液晶表示装置において、輝度のばらつきを抑制して、表示品位を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、バックライトが各画素に対応する領域毎に光源からの光が出射面の法線方向に出射するための出射角調整部を有すると共に、液晶表示パネルの周方向に沿った断面が形成する円弧の中心角を、バックライトの周面上の測定点における出射光の輝度を所要角度に亘って予め測定した輝度分布に基づいて出射光の輝度が所定範囲に入る角度範囲の1/2以下に設定するようにしたものである。
具体的に本発明に係る液晶表示装置は、複数の画素がマトリクス状に設けられ、一方向に湾曲した液晶表示パネルと、上記液晶表示パネルに対向するように一方向に湾曲した導光板、及び該導光板の非湾曲方向に沿って設けられた線状の光源を有するエッジライト方式のバックライトとを備えた液晶表示装置であって、上記バックライトは、上記各画素に対応する領域毎に上記光源からの光を上記導光板を介して出射面の法線方向に出射させるための出射角調整部を有し、上記液晶表示パネルの周方向に沿った断面が形成する円弧の中心角は、上記バックライトの周面上の測定点における出射光の輝度を該バックライトの周方向に沿って所要角度に亘って予め測定した輝度分布に基づいて、該出射光の輝度が所定範囲に入る角度範囲の1/2以下に設定されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、一方向に湾曲したエッジライト方式のバックライトでは、出射角調整部により、液晶表示パネルの各画素に対応する領域毎に光源からの光が導光板を介して出射面の法線方向に出射するので、そのバックライトから一方向に湾曲した液晶表示パネルには、出射方向が制御された放射状の面状光が供給されることになる。また、一方向に湾曲した液晶表示パネルの中心角は、バックライトの周面上の測定点における出射光の輝度を所要角度に亘って予め測定した輝度分布に基づいて、出射光の輝度が所定範囲に入る角度範囲の1/2以下に設定されているので、一方向に湾曲した液晶表示パネルには、バックライトからの出射光のうち、輝度が所定範囲に入るもののみが供給されることになる。これにより、曲面状の液晶表示装置において、一方向に湾曲したバックライトから一方向に湾曲した液晶表示パネルに対して、出射方向が制御され、且つ輝度のばらつきが抑制された面状光が供給されるので、液晶表示装置を周方向に沿った断面に沿って斜めから見たときの輝度の位置によるばらつきが抑制される。したがって、曲面状の液晶表示装置において、輝度のばらつきを抑制して、表示品位を向上させることが可能になる。
上記出射角調整部は、上記導光板の上記液晶表示パネルと反対側の面において該導光板の周方向と交差する方向に互いに平行に延びるように複数の断面V字状の溝が形成された第1プリズムと、上記導光板及び液晶表示パネルの間に挟持され、該導光板側の面において該導光板側の周方向と交差する方向に互いに平行に延びるように断面V字状の複数の溝が形成された第2プリズムとを備えていてもよい。
上記の構成によれば、導光板の底面に設けられた第1プリズムの各溝、並びに導光板及び液晶表示パネルの間に挟持された第2プリズムの各溝により、液晶表示パネルの各画素に対応する領域毎に光源からの光が導光板を介して出射面の法線方向に出射されるので、本発明の作用効果が具体的に奏される。
上記第1プリズムにおける溝の間隔は、上記光源から離れるにつれて小さくなっていてもよい。
上記の構成によれば、導光板の底面において、光源からの光を反射させるための溝が光源から離れるにつれて多く形成されているので、光源からの光が弱くなるバックライトの光源から離れた箇所において、光源からの光を多く反射させることが可能になり、バックライトの出射光の輝度をその周方向に沿って均一にすることが可能になる。
上記出射角調整部は、上記導光板の上記液晶表示パネルと反対側の面において該導光板の周方向と交差する方向に互いに平行に延びるように複数の断面V字状の溝が形成されたプリズムと、上記導光板及び液晶表示パネルの間に該導光板側から順に挟持され、該導光板からの光を拡散するための拡散板、該拡散板からの光を一方向に揃えるための第1レンズシート、及び該第1レンズシートからの光を該一方向と交差する方向に揃えるための第2レンズシートとを備えていてもよい。
上記の構成によれば、導光板の底面に設けられたプリズムの各溝、並びに導光板及び液晶表示パネルの間に設けられた拡散板、第1レンズシート及び第2レンズシートにより、液晶表示パネルの各画素に対応する領域毎に光源からの光が導光板を介して出射面の法線方向に出射されるので、本発明の作用効果が具体的に奏される。
上記プリズムにおける溝の間隔は、上記光源から離れるにつれて小さくなっていてもよい。
上記の構成によれば、導光板の底面において、光源からの光を反射させるための溝が光源から離れるにつれて多く形成されているので、光源からの光が弱くなるバックライトの光源から離れた箇所において、光源からの光を多く反射させることが可能になり、バックライトの出射光の輝度をその周方向に沿って均一にすることが可能になる。
上記所定範囲は、上記測定点の法線方向における出射光の輝度の84%以上且つ100%以下であってもよい。
上記の構成によれば、曲面状の液晶表示装置における面内の輝度ばらつきが20%以下となり、輝度ばらつきの許容範囲が一般的に広いアミューズメント用途の液晶表示装置において、本発明の作用効果が有効に奏される。
上記所定範囲は、上記測定点の法線方向における出射光の輝度の91%以上且つ100%以下であってもよい。
上記の構成によれば、曲面状の液晶表示装置における面内の輝度ばらつきが10%以下となり、輝度ばらつきの許容範囲が一般的に狭い携帯電話用途の液晶表示装置において、本発明の作用効果が有効に奏される。
本発明によれば、バックライトが各画素に対応する領域毎に光源からの光を出射面の法線方向に出射させるための出射角調整部を有し、液晶表示パネルの周方向に沿った断面が形成する円弧の中心角が、バックライトの周面上の測定点における出射光の輝度を所要角度に亘って予め測定した輝度分布に基づいて出射光の輝度が所定範囲に入る角度範囲の1/2以下に設定されているので、曲面状の液晶表示装置において、輝度のばらつきを抑制して、表示品位を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図8は、本発明に係る液晶表示装置の実施形態1を示している。
図1は、本実施形態の液晶表示装置30aの断面図である。また、図2は、液晶表示装置30aを構成する液晶表示パネル20aの各画素を示す平面図であり、図3は、液晶表示パネル20aの断面図である。さらに、図4は、液晶表示装置30aを構成するバックライト10aの断面図である。
液晶表示装置30aは、図1に示すように、一方向に湾曲した液晶表示パネル20aと、液晶表示パネル20aに対向するように一方向に湾曲したエッジライト方式のバックライト10aとを備えている。
液晶表示パネル20aは、図1及び図3に示すように、互いに対向して配置された第1基板21a及び第2基板22aと、両基板21a及び22aの間に設けられた液晶層24と、両基板21a及び22aの間に液晶層24を囲むように設けられたシール材23とを備えている。
第1基板21aの液晶層24と反対側の面には、位相差板25a及び偏光板26aが順に設けられている。
第2基板22aの液晶層24と反対側の面には、位相差板25b及び偏光板26bが順に設けられている。
第1基板21aは、図3に示すように、第2基板22aよりも突出しており、その突出部分には、IC(integrated circuit)チップ27、及びFPC(flexible printed circuit)28などが設けられている。
第1基板21aには、互いに平行に延びるように複数の第1透明電極(不図示)が設けられている。また、第2基板22aには、上記各第1透明電極と直交する方向に互いに平行に延びるように複数の第2透明電極(不図示)が設けられている。
ここで、液晶表示パネル20aでは、上記複数の第1透明電極及び複数の第2透明電極の各交差部分毎に画像の最小単位である画素が構成され、図2に示すように、各画素E、E及びEがマトリクス状に配置されている。また、図2では、画素Eが赤色の表示を行う画素であり、画素Eが緑色の表示を行う画素であり、画素Eは、青色の表示を行う画素である。例えば、パネル外形が1.8インチで、横128×3(RGB)ドット、及び縦160ドットの場合に、各画素E、E及びEの大きさは、図2に示すように、Wa=0.060mm、Wb=0.015mm、Wc=0.200mm及びWd=0.015mmである。
第2基板22aは、各画素E、E及びEに、赤色層、緑色層及び青色層がそれぞれ設けられたカラーフィルターと、各着色層(赤色層、緑色層及び青色層)の間に設けられたブラックマトリクスとを備えている。
上記構成の液晶表示パネル20aは、画像表示の際に、各第1透明電極及び各第2透明電極に時系列的に所定の電圧をかけていくと、ある時点で選択された第1透明電極及び第2透明電極の交差部分の画素における液晶層24に電圧が印加され、液晶層24を構成する液晶分子の配向状態が変化する。そして、液晶表示パネル20aでは、液晶層24の印加電圧の大きさに応じて液晶分子の配向状態が変わることを利用して、バックライト10aからの光の透過率を調整することにより、画像が表示される。
バックライト10aは、図4に示すように、一方向に湾曲した導光板2と、導光板2の湾曲していない辺に沿って設けられた線状の光源1と、導光板2の下面(底面)側に設けられた反射シート3と、導光板2の上面側に設けられた第2プリズムPbとを備えている。
また、バックライト10aは、光源1からの光Lが、湾曲状の導光板2内を全反射を繰り返しながら伝搬する間に臨界角を超えることにより導光板2の上面からその上面に対して斜め方向に出射した後に、後述する第2プリズムPbにより、その出射面に対して法線方向に出射するように構成されている。
光源1は、例えば、LED(light-emitting diode)、冷陰極蛍光管、熱陰極蛍光管などである。
導光板2は、例えば、透明なアクリル樹脂などにより構成されている。また、導光板2の下面には、その周方向に直交する方向に互いに平行に延びる複数の溝Cが形成されている。ここで、各溝Cは、図4に示すように、その横断面がV字状であり、その間隔が光源から離れるにつれて小さくなっている。また、導光板2の各溝Cが形成された下面は、光源1からの光Lを反射させるための第1プリズムPaになっている。
反射シート3は、例えば、白色のPET(polyethylene terephthalate)フィルムなどにより構成されている。
第2プリズムPbは、例えば、図4に示すように、各々、逆三角形の横断面を有する複数の三角柱が導光板2の周方向に沿って互いに平行に並んで配置されるなどして構成されている。ここで、第2プリズムPbでは、図4に示すように、隣り合った一対の三角柱の各側面によって、断面V字状の溝Cが構成されている。
第1プリズムPa及び第2プリズムPbは、例えば、液晶表示パネル20aの各画素E、E及びEに重畳する領域毎に、光源1からの光Lを出射面の法線方向に出射させるための出射角調整部Tを構成している。ここで、第1プリズムPaは、各溝Cの斜面によって、光源1からの光Lが全反射するように構成されている。また、第2プリズムPbは、各溝Cの斜面によって、光源1からの光Lが反射及び屈折するように構成されている。
次に、液晶表示パネル20aの湾曲具合を設定する方法について説明する。
まず、所定の曲率半径を有する湾曲したバックライト10aについて、出射光の輝度分布を測定する。ここで、図5は、バックライト10aの出射光分布を測定する方法を示す模式図である。
具体的には、図5に示すように、バックライト10aの周面における中心線X上の測定点Mの上方に輝度計40(例えば、ELDIM社製のEZContrast160D、測定径:1mm)を設置した後に、バックライト10aを点灯させ、輝度計40を周方向(X方向)に沿って(測定点Mを中心に)所要角度移動させながら、測定点Mにおける輝度を測定する。
図6は、バックライト10aの出射光分布の測定結果を模式的に示すグラフである。ここで、図6では、横軸が測定点Mの法線方向に対する角度θを示し、縦軸が輝度Bを示している。
バックライト10aでは、図6に示すように、正面(θ=0°)の輝度が最大である。そして、その正面輝度に対してα%以上の輝度ばらつきを許容する場合には、図6に示すように、その許容される角度範囲は、Aとなる。そのため、液晶表示パネル20aの周方向に沿った断面が形成する円弧の中心角Z(図3参照)は、Aの1/2以下となる。これにより、液晶表示パネル20aには、バックライト10aからの出射光のうち、輝度が所定範囲(正面輝度に対してα%以上)に入るもののみが供給されることになる。
ここで、液晶表示パネル20aは、例えば、厚さ50μm程度のプラスチック基板を用いて、ロールツーロール方式により、第1基板21a及び第2基板22aをそれぞれ作製した後に、それらの作製された第1基板21a及び第2基板22aを、シール材23、及び液晶層24を介して貼り合わせ、シール材23を硬化させる際に湾曲状に成形することにより製造することができる。なお、第1基板21a及び第2基板22aは、上記プラスチック基板を用いるだけでなく、ガラス基板を用いて作製した後に、各ガラス基板を厚さ100μm程度に薄肉化してもよい。
また、バックライト10aは、平板状の導光板を湾曲状に熱加工したり、予め湾曲状に成形したりして、導光板2を作製した後に、光源1、反射シート3及び第2プリズムPbを配置することにより製造することができる。
さらに、液晶表示装置30aは、ICチップ27やFPC28を取り付けた液晶表示パネル20a、及びバックライト10aを金属製のベゼルやシャーシに固定するなどして、モジュール化することにより、製造することができる。
次に、具体的に行った実験について説明する。
本実施例では、画面サイズが2.2インチの液晶表示装置30aについて説明する。なお、図3において、第2基板22aの周方向に沿った長さであるパネル長さYは、56.1mmとなる。
図7は、図6に対応するバックライト10aの具体的な出射光分布を示すグラフである。
ここで、バックライト10aの曲率半径は、400mmである。
液晶表示装置30aにおける面内の輝度ばらつきを10%以下とする場合(携帯電話用途)には、100(%)/110(%)×100=90.9(%)により正面輝度の91%以上とすればよい。そして、出射光の輝度が正面輝度の91%以上になる角度範囲Aaは、図7の出射光分布のグラフから数値を読み取ることにより、±9.5°(=19°)となる。このとき、液晶表示パネル20aの周方向に沿った断面が形成する円弧の中心角Zは、Aaの1/2の9.5°以下になる。そして、液晶表示パネル20aの曲率半径Rは、180L/(πZ)により、338.3mm以上となる(図8参照)。
また、液晶表示装置30aにおける面内の輝度ばらつきを20%以下とする場合(アミューズメント用途)には、100(%)/120(%)×100=83.3(%)により正面輝度の84%以上とすればよい。そして、出射光の輝度が正面輝度の84%以上になる角度範囲Abは、図7の出射光分布のグラフから数値を読み取ることにより、±14°(=28°)となる。このとき、液晶表示パネル20aの周方向に沿った断面が形成する円弧の中心角Zは、Aaの1/2の14°以下となる。そして、液晶表示パネル20aの曲率半径Rは、180×L/(πZ)により、229.6mm以上となる(図8参照)。
以上のようにして、曲面状の液晶表示装置30aにおいて、許容される輝度ばらつきの範囲に応じて、液晶表示パネル20aの円弧の中心角Z及び曲率半径Rを設定することができる。
以上説明したように、本実施形態の液晶表示装置30aによれば、一方向に湾曲したエッジライト方式のバックライト10aでは、導光板2の底面に設けられた第1プリズムPaの各溝C、並びに導光板2及び液晶表示パネル20aの間に挟持された第2プリズムPbの各溝Cからなる出射角調整部Tにより、液晶表示パネル20aの各画素E、E及びEに重畳する領域毎に光源1からの光Lが導光板2を介して出射面の法線方向に出射するので、そのバックライト10aから一方向に湾曲した液晶表示パネル20aには、出射方向が制御された放射状の面状光が供給されることになる。また、一方向に湾曲した液晶表示パネル20aの中心角Zは、バックライト10aの周面上の測定点Mにおける出射光の輝度を所要角度に亘って予め測定した輝度分布に基づいて、出射光の輝度が所定範囲に入る角度範囲A(Aa及びAb)の1/2以下に設定されているので、一方向に湾曲した液晶表示パネル20aには、バックライト10aからの出射光のうち、輝度が所定範囲に入るもののみが供給されることになる。これにより、曲面状の液晶表示装置30aにおいて、一方向に湾曲したバックライト10aから一方向に湾曲した液晶表示パネル20aに対して、出射方向が制御され、且つ輝度のばらつきが抑制された面状光が供給されるので、液晶表示装置30aを周方向に沿った断面に沿って斜めから見たときの輝度の位置によるばらつきを抑制することができる。したがって、曲面状の液晶表示装置30aにおいて、輝度のばらつきを抑制して、表示品位を向上させることができる。
また、本実施形態の液晶表示装置30aによれば、第1プリズムPaにおける溝Cの間隔が光源1から離れるにつれて小さくなっているので、導光板2の下面において、光源1からの光を反射させるための溝Cが光源1から離れるにつれて多く形成されている。そのため、光源1からの光が弱くなるバックライト10aの光源1から離れた箇所において、光源1からの光を多く反射させることができるので、バックライト10aの出射光の輝度をその周方向に沿って均一にすることができる。
《発明の実施形態2》
図9は、本実施形態の液晶表示装置を構成するバックライト10bの断面図である。なお、以下の各実施形態において、図1〜図8と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態1では、出射角調整部Tが第1プリズムPa及び第2プリズムPbを備えていたが、本実施形態では、図9に示すように、出射角調整部Tが第1プリズムPaに対応するプリズムP、導光板2からの光を拡散するための拡散板5、拡散板5からの光を例えば導光板2の周方向に揃えるための第1レンズシート6、及び第1レンズシート6からの光を例えば導光板2の周方向に直交する方向に揃えるための第2レンズシート7を備えている。
第1レンズシート6としては、例えば、スリーエム製のBEF(Brightness Enhancement Film)が好適に用いられる。また、第2レンズシート7としては、例えば、スリーエム製のBEF-RP(Brightness Enhancement Film - Reflective Polarizer)が好適に用いられる。
本実施形態のバックライト10bを備えた液晶表示装置によれば、導光板2の底面に設けられたプリズムP、拡散板5、第1レンズシート6及び第2レンズシート7からなる出射角調整部Tにより、液晶表示パネルの各画素E、E及びEに重畳する領域毎に光源1からの光Lが導光板2を介して出射面の法線方向に出射するので、上記実施形態1と同様に、曲面状の液晶表示装置において、輝度のばらつきを抑制して、表示品位を向上させることができる。
《発明の実施形態3》
図10は、本実施形態の液晶表示装置30bの断面図である。そして、図11は、液晶表示装置30bを構成するバックライト10cの出射光分布を測定する方法を示す模式図である。
上記各実施形態では、液晶表示装置(30a)が上方に凸状に湾曲していたが、本実施形態では、図10に示すように、液晶表示パネル20bを構成する第1基板21b及び第2基板22b、並びにバックライト10cがそれぞれ上方に凹状に湾曲して、液晶表示装置30bが上方に凹状に湾曲している。この液晶表示装置30bは、湾曲の方向以外、上記実施形態1の液晶表示装置30aと同じであるので、その詳細な説明を省略する。なお、バックライト10bの出射光分布を測定する方法は、図11に示すように、図5で説明したバックライトの形状が表裏反転しているだけで、上記実施形態1と同様にすればよい。
《発明の実施形態4》
図12は、本実施形態の液晶表示装置を構成する液晶表示パネル20cの断面図である。
上記各実施形態では、パッシブマトリクス駆動方式の液晶表示パネルについて説明したが、本発明は、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示パネルにも適用することができる。なお、図12に示す液晶表示パネル20cでは、第1基板21cがいわゆるアクティブマトリクス基板であり、第2基板21cがいわゆる対向基板である。
以上説明したように、本発明は、曲面状の表示であっても輝度のばらつきが抑制されるので、曲面状の液晶表示装置について有用である。
実施形態1に係る液晶表示装置30aの断面図である。 液晶表示装置30aを構成する液晶表示パネル20aの画素を示す平面図である。 液晶表示装置30aを構成する液晶表示パネル20aの断面図である。 液晶表示装置30aを構成するバックライト10aの断面図である。 バックライト10aの出射光分布を測定する方法を示す模式図である。 バックライト10aの出射光分布の測定結果を模式的に示すグラフである。 バックライトの具体的な出射光分布を示すグラフである。 液晶表示パネルの曲率半径及び中心角の関係を示すグラフである。 実施形態2に係る液晶表示装置を構成するバックライト10bの断面図である。 実施形態3に係る液晶表示装置30bの断面図である。 液晶表示装置30bを構成するバックライト10cの出射光分布を測定する方法を示す模式図である。 実施形態4に係る液晶表示装置を構成する液晶表示パネル20cの断面図である。 一般的なバックライト110aの断面図である。 従来の曲面状の液晶表示装置を構成するバックライト110bの断面図である。
符号の説明
C 溝
,E,E 画素
P プリズム
Pa 第1プリズム
Pb 第2プリズム
T 出射角調整部
Z 中心角
1 光源
2 導光板
5 拡散板
6 第1レンズシート
7 第2レンズシート
10a〜10c バックライト
20a〜20c 液晶表示パネル
30a,30b 液晶表示装置

Claims (7)

  1. 複数の画素がマトリクス状に設けられ、一方向に湾曲した液晶表示パネルと、
    上記液晶表示パネルに対向するように一方向に湾曲した導光板、及び該導光板の非湾曲方向に沿って設けられた線状の光源を有するエッジライト方式のバックライトとを備えた液晶表示装置であって、
    上記バックライトは、上記各画素に対応する領域毎に上記光源からの光を上記導光板を介して出射面の法線方向に出射させるための出射角調整部を有し、
    上記液晶表示パネルの周方向に沿った断面が形成する円弧の中心角は、上記バックライトの周面上の測定点における出射光の輝度を該バックライトの周方向に沿って所要角度に亘って予め測定した輝度分布に基づいて、該出射光の輝度が所定範囲に入る角度範囲の1/2以下に設定されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記出射角調整部は、上記導光板の上記液晶表示パネルと反対側の面において該導光板の周方向と交差する方向に互いに平行に延びるように複数の断面V字状の溝が形成された第1プリズムと、上記導光板及び液晶表示パネルの間に挟持され、該導光板側の面において該導光板側の周方向と交差する方向に互いに平行に延びるように断面V字状の複数の溝が形成された第2プリズムとを備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項2に記載された液晶表示装置において、
    上記第1プリズムにおける溝の間隔は、上記光源から離れるにつれて小さくなっていることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記出射角調整部は、上記導光板の上記液晶表示パネルと反対側の面において該導光板の周方向と交差する方向に互いに平行に延びるように複数の断面V字状の溝が形成されたプリズムと、上記導光板及び液晶表示パネルの間に該導光板側から順に挟持され、該導光板からの光を拡散するための拡散板、該拡散板からの光を一方向に揃えるための第1レンズシート、及び該第1レンズシートからの光を該一方向と交差する方向に揃えるための第2レンズシートとを備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項4に記載された液晶表示装置において、
    上記プリズムにおける溝の間隔は、上記光源から離れるにつれて小さくなっていることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記所定範囲は、上記測定点の法線方向における出射光の輝度の84%以上且つ100%以下であることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記所定範囲は、上記測定点の法線方向における出射光の輝度の91%以上且つ100%以下であることを特徴とする液晶表示装置。
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