JP2008292410A - 感圧体および感圧素子並びにそれを用いた圧力検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた圧力感度を有する新しい原理に基づく感圧体を提供することを目的とし、好ましくは200℃の高温下でも使用可能である感圧体を提供し、さらに好ましくは100MPa以上の高圧下でも使用可能で信頼性の高い感圧素子を提供する。
【解決手段】第一の粉体11中に第二の粉体12が導電性の経路を形成した状態で分散した感圧体であって、その空隙率が25%以上、55%以下であり、加圧による前記第一の粉体11と第二の粉体12および前記第二の粉体12同士の接触状態が変化して電気抵抗が変化する感圧体。
【選択図】図1

Description

本発明は、感圧素子に関するものであり、特に圧力感度が高い感圧素子に係るものである。
従来から、金属または半導体素子を用いた圧力または荷重検出素子が一般的に使用されており、中でもシリコン単結晶や炭化珪素等からなる半導体圧力検出素子は、金属歪ゲージと比較し、電気抵抗の圧力に対する変化率で表される圧力感度が数桁優れることから圧力を検知する材料、すなわち感圧体として幅広い応用がなされている。しかしながら、従来の半導体圧力検出素子は機械的強度が弱く、高温・高圧下では単体で使用することが出来ないため耐圧容器に組み込んで測定を行っており、検出装置の構成が複雑になるとともにコスト高となる問題があった。
この問題を解決するために、高温高圧下での使用に耐えうる圧力検出素子の研究が数多くなされており、その一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された圧力検出素子は、SiCを析出させたSiを主成分とする多結晶セラミックス材料を感圧体として用いた半導体圧力検出素子であり、圧力を加えると電気抵抗が変化するSiCのピエゾ抵抗効果を利用して圧力を検出している。この圧力検出素子はSiとCを焼結反応させSiCを析出させることにより製造される。
かかる圧力検出素子によれば、高強度のセラミックス材料であるSiを主成分とするので耐圧容器等に組み込まなくても高い圧力を測定可能であり、かつ、高温でも圧力検出素子が酸化等で性能劣化すること無く測定可能であるという利点がある。しかしながら、この圧力検出素子を発明者が作製し確認したところによれば、この圧力検出素子は、圧力変化に対する電気抵抗変化率すなわち圧力感度が−0.005%/MPa程度と低いということ、焼結・加工に手間がかかり高コストになってしまうという問題があった。
また、特許文献2には導電性粉末をプラスチック内に導電性経路を形成させた状態で分散させた成形体を用いた荷重検知方法に関する記載がある。この方法ではプラスチック内に分散された導電性粉末の接触状態が圧力によって変化することにより電気抵抗が変化して圧力を検出することができる。また、プラスチック自体が高強度であるため、耐圧容器に組み込まなくても高い圧力を測定することができる。しかしながらこの材料は圧力に対する電気抵抗変化が直線的でないために精密に圧力を検出できないこと、また圧力が加わると塑性変形を起こすため、電気抵抗が元の値に戻らず2回以上の圧力を正確に検出することができないという問題があった。
特開2004−20355号公報 特許第3613416号
本発明は、上記従来の問題を解決するため発明者が鋭意検討してなされたものであり、優れた圧力感度を有する新しい原理に基づく感圧体を提供することを目的とし、好ましくは200℃の高温下でも使用可能である感圧体を提供し、さらに好ましくは100MPa以上の高圧下でも使用可能で信頼性の高い感圧素子を提供する。
以下、本発明について、その実施態様に基づき理解のため図面1を参照しつつ説明する。図1は本発明の感圧体を模式的に示した図、図2は感圧体が電極と受圧体を有する感圧素子の模式図、図3は電極と受圧体が一体構造となった感圧素子の模式図、図4は電極と受圧体の他に、感圧体の外周部に金属又はセラミックス焼結体よりなる外周保持体を有する感圧素子の断面図である。
図面1は本発明の感圧体1を模式的に示した図である。請求項1に記載の発明は、第一の粉体11中に第二の粉体12が導電性の経路を形成した状態で分散してなり、その空隙率が25%以上、55%以下であることを特徴とした感圧体の材料であって、加圧による前記第一の粉体と第二の粉体および前記第二の粉体同士の接触状態が変化して電気抵抗が変化する特性を有する感圧体である。かかる圧力検出素子によれば、図1(a)に示す感圧体に圧力が作用していない又は圧力が低い状態に対し、同図(b)に示す作用する圧力が増加した状態では加圧方向に感圧体が押しつぶされることによって、第一の粉体11と導電性を有する第二の粉体12、及び第二の粉体粒子12同士の接触面積が増加するなど両者の接触状態が変化する。第一の粉体11同士の接触面積も増加するが、それらが形成する経路の電気抵抗は他と比べて非常に大きいため感圧体の電気抵抗に与える影響は小さく無視し得る。第一の粉体と第二の粉体の各電気抵抗率が大きく異なるときは感圧体の電気抵抗は主に抵抗率の小さい第二の粉体同士の接触状態に依存する。本発明の最も好適な感圧体1は絶縁材料からなる第一の粉体11と導電性材料からなる第二の粉体12とから構成される。第一の粉体と第二の粉体の各電気抵抗率に大きな差がないときは感圧体の電気抵抗は主に第一の粉体と第二の粉体との接触状態および第二の粉体同士の接触状態に依存する。また、電気抵抗率が0.001〜100Ω・m程度の範囲にある粉体を選択することにより第一の粉体と第二の粉体とを同一の粉体とすることも可能である。この範囲外では感圧素子として評価するには適当な電気抵抗値が得られず不適である。この作用する圧力に応じた接触状態の変化により第一の粉体11と第二の粉体12および、第二の粉体12同士の界面の接触抵抗が変化し、その結果、作用する圧力に応じて感圧体1の電気抵抗が変化する。
この時、感圧体の空隙率が25%以上であることにより、空隙率が25%より小さい緻密な状態と比べて加圧時の体積変化が大きく第一の粉体11と第二の粉体12、および第二の粉体12同士の接触面積変化が大きくなり、電気抵抗変化率の絶対値が0.2%/MPa以上の優れた圧力感度を有する感圧体を得ることが可能となる。ここで、空隙率が55%より大きくなると、加圧によって空隙が潰れて感圧体1がより高密度に充填されて感圧体1の密度が高くなり、元の空隙率の状態に戻らなくなってしまい抵抗値が減少したままの状態になり初期抵抗値が変化するため、正確に圧力を検知するのが困難になってしまう。逆に55%以下の空隙率であれば、減圧後も加圧前と同じ状態に戻るため、2回以上の受圧検知機能を有する感圧体を得ることができる。
このように、上記圧力検出素子では導電性粒子等のピエゾ抵抗効果を利用するのではなく、第一の粉体11と第二の粉体12および第二の粉体12同士の接触界面における接触状態の変化、具体的に言えば接触抵抗の変化を利用して圧力を検出するので、従来のピエゾ抵抗効果を利用する圧力検出素子に比べて加圧時の電気抵抗変化率が大きく、優れた圧力感度を有する感圧体を得ることができる。また、第1の粒子又は第2の粒子を広い範囲から選択することができ、工業生産上有利である。さらに、粉体のまま用いることによって、焼結や加工のプロセスを省略でき低コストで感圧体を製造することができる。
前記第一の発明において第二の粉体の電気抵抗率は第一の粉体の抵抗率と同じかそれ以下の電気抵抗率であって、第二の粉体の電気抵抗率が100Ω・m以下であることが望ましい。第二の粉体の電気抵抗率が第一の粉体の電気抵抗率と同じかそれ以下の電気抵抗率であることにより、導電性の経路は第二の粉体が受け持つことで、電気的特性は第二の粉体の特性にのみ依存するため電気抵抗値の制御が容易となり、また、100Ω・m以下の粉体を選ぶことにより感圧体として使用する場合の電気的な信号処理が簡単である50〜10000Ωの抵抗値を具現化することが容易となる。電気抵抗値が50Ωよりも小さいと、センサにした際に素子に流れる電流が多くなりすぎ発熱量が多く誤差の多いセンサとなってしまう。また、10000Ωよりも大きいと、電極と感圧体の電気的導通を確保することが困難になり、センサの信号処理が困難になってしまう。
さらに加えて上記感圧体において、前記感圧体の曲げ強度が0.1MPa以上、20MPa以下であることが望ましい。前記感圧体の曲げ強度が0.1MPaよりも小さいと機械強度不足で加圧時に感圧体が壊れてしまう。また、前記感圧体の曲げ強度が20MPaよりも大きいと機械強度が高すぎて加圧時の歪が小さく優れた圧力感度を得ることができない。
さらに加えて前記第一の粉体が窒化珪素、サイアロン、窒化アルミニウム、アルミナ、シリカ、イットリア、ムライト、ジルコニア、マグネシア、コージェライト、アルミニウムチタネート、カーボン、炭化珪素、酸化錫、酸化インジウム、酸化銀、酸化銅、酸化亜鉛、酸化鉄、及びIV、V、VI族の遷移金属元素の炭化物、窒化物、ホウ化物、珪化物、酸化物、及びこれらの物質の二種以上で構成される複合化合物からなる群から選ばれるいずれか一種または二種以上を含む粉体からなり、前記第二の粉体が、カーボン、炭化珪素、酸化錫、酸化インジウム、酸化銀、酸化銅、酸化亜鉛、及びIV、V、VI族の遷移金属元素の炭化物、窒化物、ホウ化物、珪化物、酸化物、及びこれらの物質の二種以上で構成される複合化合物からなる群から選ばれるいずれか一種または二種以上を含む粉体からなることが望ましい。感圧体を構成する粉体を上記の耐熱性に優れた材料の組み合わせから選ぶことにより、200℃の高温下でも圧力を検知することができる感圧体を得ることができる。
さらに加えて前記第二の粉体がCであることが望ましい。Cは粉体として軟らかいため圧力を加えた際の感圧体の体積変化が大きく分体同士の接触面積変化が大きくなるため、優れた圧力感度を有する感圧体を得ることができる。
前記Cの添加量は5vol%以上、40vol%以下であることが望ましい。Cの添加量が5vol%よりも少ないと導電性の経路を形成することができず感圧体として使用することができない。また、40vol%よりも多くなると、電気抵抗値が小さくなりすぎてセンサ化した際の発熱が多く誤差が大きくなるため、感圧体として好ましくない。
次に請求項7に記載の発明について図2を参照しつつ説明する。請求項7に記載の発明は、前記感圧体は一対の電極21を有し、かつセラミックス又は金属素材よりなる受圧体22に挟まれてなる感圧素子2である。感圧体1に電極21を設けることで電気抵抗値の測定を容易とし、かつセラミックス又は金属素材よりなる受圧体22に挟まれることで素子に均一な面圧力を加えることができ、素子への応力集中による破壊を防ぐと共に高い精度での圧力検知が可能となる。
さらに図3に示したように、前記金属素材よりなる受圧体22は電極21としての機能を有することが望ましい。受圧体が電極としての機能も兼ねることで部品の省略が可能となり、安価な感圧素子3を得ることができる。
図4は電極と受圧体が同一部材からなる受圧体41のほかに金属又はセラミックス焼結体よりなる外周保持体42を有する感圧素子4の断面図である。図4に示したように、前記感圧体1は金属素材よりなる受圧体41のほかに、外周部を保持する金属又はセラミックス焼結体からなる外周保持体42を有することが望ましい。感圧体1の外周部を金属又はセラミックス焼結体のような高強度部材からなる外周保持体42で囲うことにより、高圧時に潰れて横に広がろうとする感圧体1を外周保持体42が横から支持し過度の変形を防ぎ、感圧素子4の強度が感圧体1では無く金属又はセラミックス焼結体製の外周保持体42の強度に依存するために感圧素子4の機械強度が飛躍的に向上し、信頼性の向上や100MPa以上の高圧下での圧力検知も可能な感圧素子4を得ることが出来る。また、受圧体41から電極の機能を切り離して電極を別に用意し、この電極を感圧体1に電気的に接触させて設け、更にこの電極の上に受圧体41を設ける構成を採用することもできる。
さらに加えて前記外周保持体42と感圧体1とが接する面には絶縁材43が介在してなることが望ましい。外周保持体42と感圧体1とが接する面が電気的に絶縁されることによって、通電経路が受圧体(金属電極)41→感圧体1→受圧体(金属電極)41と容易に限定することができ、安定した電気抵抗値の計測が可能となる。
さらに加えて前記外周保持体のヤング率が100GPa以上であることが望ましい。ヤング率が100GPa以上の高い材料から外周保持体の材料を選定することにより、より機械強度の高い感圧素子を得ることができ、200MPaの高い圧力下でも圧力検知可能な感圧素子を得ることができる。
さらに加えて前記感圧体には10MPa以上の予圧を負荷されていることが望ましい。粉体は印加圧力が高ければ高いほど元の状態に戻ろうとする力が強く、減圧時に短時間で元の状態に戻る性質を有している。そのため、感圧体に10MPa以上の圧力を負荷しておくことで粉体同士の接触状態変化に要する時間が短くなり、応答性の速い感圧素子を得ることができる。
さらに加えて前記感圧素子がリング形状であることが望ましい。感圧素子の形状をリング形状とすることで、リング中心の穴にネジなどを通し、台座などに共締めすることで組み付けと同時に圧力負荷装置などを用いることなく、簡素な構造で10MPa以上の予圧を付与することができると共に、締め付けトルクによって予圧を制御することができる。
請求項14の発明は、請求項7乃至13のいずれかに記載の感圧素子に10MPa以上の圧力を負荷した状態で圧力を検出することを特徴とする圧力検出方法である。感圧素子に10MPa以上の圧力を負荷しておくことで粉体同士の接触状態変化に要する時間が短くなり、応答性の速い感圧素子を得ることができる。
上記説明したように、本発明によれば、第一の粉体と第二の粉体及び第二の粉体同士の接触界面における接触状態の変化、具体的に言えば接触抵抗の変化を利用して圧力を検出し、さらに感圧体の空隙率が25%以上、55%以下とすることで加圧時の電気抵抗変化率の絶対値が0.2%/MPa以上と大きく、優れた圧力感度を有する新規な感圧体を提供することができる。この新規な感圧体は、感圧体を構成する第一の粉体と第二の粉体を耐熱性に優れた材料から選定することにより200℃の高温下において高い圧力感度を備えた感圧体を提供できる。また、感圧体に電極を設け、金属製の外周保持体で構成することにより、100MPa以上の高圧下でも圧力検知可能な感圧素子を提供することができる。
以下、本発明を、その実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
第一の粉体にSiを、第二の粉体にCを用いた例である。感圧体の製造方法について説明する。第一の粉体11としてSi(宇部興産社製、型番:E10)44.0g秤量し、第二の粉体12にC(東海カーボン社製、黒鉛化C、型番:#3855)を6.0g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、300MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。感圧体1の製造条件を表1に示した。
[評価方法]
空隙率は感圧体の寸法を測定し体積を算出、得られた値と感圧体の重量で密度を計算し、理論密度と比較して空隙率を算出した。電気抵抗値と電気抵抗変化率(圧力感度)の測定はφ7mmの円筒状感圧体の上下面にφ7mm、厚さ1mmのCu電極31を配設し図3に示す感圧素子3を作製した。Cu電極31に0−1MPaの圧力を加えながら抵抗計3541(日置電機社製、型番:3541)を用いて電気抵抗値及び電気抵抗変化率の評価を行った(25℃、200℃の2点)。また、所定の圧力を繰り返し100回加えた後、同様な電気特性が得られるかどうかを確認した。さらに加圧してから抵抗値が一定になるまでの時間を計測し応答性の評価をあわせて行った。3点曲げ試験は、JIS:R1601に基づいて行った。ただし、支点間距離は7mmとした。なお、以下の実施例2〜13及び比較例1〜5でも同様な方法で評価した。
[評価結果]
得られた測定結果を表2に示した。感圧体の電気抵抗値は120Ω、空隙率は25%、曲げ強度18MPa、応答速度は0.5秒、圧力に対する抵抗値変化の直線性も良好であり、その電気抵抗変化率は−0.21%/MPaの値が得られた。また、100回の圧力負荷後も1回目と同等の電気特性が得られた。
(実施例2)
成形圧30MPaで感圧体1を作製した以外は実施例1と同様の方法で感圧体を作製、特性評価を行った。感圧体の作製方法を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例3)
成形圧を0.1MPaで感圧体1を作製した以外は実施例1と同様の方法で感圧体を作製、特性評価を行った。感圧体の作製方法を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例4)
第一の粉体にエポキシ樹脂を、第二の粉体にCを用いた例である。第一の粉体11としてエポキシ樹脂粉末(ジャパンエポキシレジン社製、型番:4007P)25.0g秤量し、第二の粉体12にC(東海カーボン社製、黒鉛化C、型番:#3855)を25.0g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、30MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。評価方法は実施例1と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。200℃での電気抵抗値の測定は樹脂が溶融してしまい計測することができなかった。
(実施例5)
第一の粉体と第二の粉体にSiCを用いた例である。第一の粉体11及び第二の粉体12としてα−SiC粉末(屋久島電工社製、型番:SH−7)50.0g秤量し、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、300MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。評価方法は実施例1と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例6)
第一の粉体にSiを、第二の粉体にSiCを用いた例である。第一の粉体11としてSi(宇部興産社製、型番:E10)30.0g秤量し、第二の粉体12にα−SiC粉末(高純度化学社製、型番:SII01FA)20.0g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、30MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。評価方法は実施例1と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例7)
第一の粉体にAlを、第二の粉体にTiNを用いた例である。第一の粉体11としてAl(住友化学社製、型番:AKP−50)25.0g秤量し、第二の粉体12にTiN粉末(フルウチカガク社製、型番:TiC72206A)25.0g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、30MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。評価方法は実施例1と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例8)
第一の粉体にZrOを、第二の粉体にCを用いた例である。第一の粉体11としてZrO(東ソー社製、型番:TZ-3YE)73.2g秤量し、第二の粉体12にC(東海カーボン社製、黒鉛化C、型番:#3855)を6.88g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、30MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。評価方法は実施例1と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例9)
第一の粉体にAlを、第二の粉体にCを用いた例である。第一の粉体11としてAl(住友化学工業社製、型番:AKP−50)36.2g秤量し、第二の粉体12にC(東海カーボン社製、黒鉛化C、型番:#3855)を6.88g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、30MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。評価方法は実施例1と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例10)
第一の粉体にSiO2を、第二の粉体にCを用いた例である。第一の粉体11としてSiO(デンカ工業社製、型番:FS−30)35.0g秤量し、第二の粉体12にC(東海カーボン社製、黒鉛化C、型番:#3855)を15.0g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、30MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。評価方法は実施例1と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例11)
第一の粉体にSiを、第二の粉体に空洞化C(ケッチェンブラック(KB))を用いた例である。第一の粉体11としてSi(宇部興産社製、型番:E10)48.0g秤量し、第二の粉体12にα−SiC粉末(ライオン社製、型番:EC300J)2.0g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。次に得られた粉末0.2gを内径φ7mmの金型に入れ、30MPaの圧力で成形し感圧体1を得た。評価方法は実施例1と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
実施例11〜13は第一の粉体にSiを、第二の粉体にCを用いた例であり、Cの含有量がそれぞれ12、20、39vol%と異なる以外は実施例2と同様の方法で感圧体を作製、特性評価を行った例である。
(実施例12)
第一の粉体11としてSi(宇部興産社製、型番:E10)45.5g秤量し、第二の粉体12にC(東海カーボン社製黒鉛化C、型番:#3855)4.5g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。それ以外は実施例2と同様の方法で感圧体を作製、特性評価行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例13)
第一の粉体11としてSi(宇部興産社製、型番:E10)42.8g秤量し、第二の粉体12にC(東海カーボン社製黒鉛化C、型番:#3855)7.2g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。それ以外は実施例2と同様の方法で感圧体を作製、特性評価行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例14)
第一の粉体11としてSi(宇部興産社製、型番:E10)35.0g秤量し、第二の粉体12にC(東海カーボン社製黒鉛化C、型番:#3855)15.0g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。それ以外は実施例2と同様の方法で感圧体を作製、特性評価行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
(実施例15)
受圧体22と電極21を別に設けた例である。それ以外の感圧素子の作製方法、特性評価方法は実施例2と同様の方法で行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。
比較例1及び2は実施例1と同様の粉末を用い、成形圧をそれぞれ700、0.01MPaと変えた以外は実施例1と同様の方法で感圧体を作製した例である。また比較例3、4はCの含有量が4.8、42vol%である以外は実施例2と同様の方法で感圧体を作製した例である。また、実施例5は第二の粉末に抵抗率の高いSi粉末を用いた例である。
(比較例1)
成形圧を700MPaで感圧体1を作製した以外は実施例1と同様の方法で感圧体を作製、特性評価を行った。感圧体の作製方法を表1に、得られた結果を表2に示した。空隙率が22%と低く、曲げ強度が23MPaと高いために電気抵抗変化率が−0.09%/MPaと低い値となった。
(比較例2)
成形圧を0.01MPaで感圧体1を作製した以外は実施例1と同様の方法で感圧体を作製、特性評価を行った。感圧体の作製方法を表1に、得られた結果を表2に示した。空隙率が59%と高く、曲げ強度が0.08MPaと低く機械強度が低いために、電気抵抗変化率測定で1MPaの圧力を加えた際に感圧体が破損してしまい特性評価ができなかった。
(比較例3)
Cの含有量が4.8vol%である以外は実施例2と同様の方法で感圧体を作製、特性評価を行った。感圧体の作製方法を表1に、得られた結果を表2に示した。C含有量が4.8vol%と低いため、導電性の経路を形成することができず、電気抵抗値が高くて特性評価ができなかった。
(比較例4)
Cの含有量が42vol%である以外は実施例2と同様の方法で感圧体を作製、特性評価を行った。感圧体の作製方法を表1に、得られた結果を表2に示した。C含有量が42vol%と高すぎるため、電気抵抗値が2Ωと小さすぎ、感圧素子としては使用できなかった。
(比較例5)
第一の粉体11としてSi(宇部興産社製、型番:E10)30.0g秤量し、第二の粉体12にSi(住友チタニウム社製、高純度Si粉末)30.0g秤量して、エタノール中でボールミル混合を24時間行った後、混合粉を乾燥して感圧体の材料となる粉末を得た。それ以外は実施例2と同様の方法で感圧体を作製、特性評価行った。感圧体の製造条件を表1に、得られた結果を表2に示した。電気抵抗値が23000Ωと高すぎるため金属電極を押し付けただけでは電気抵抗値が安定せず、特性の評価ができなかった。
Figure 2008292410
Figure 2008292410
実施例15〜24は電極や受圧体以外に図4に示す外周保持体42を用いた感圧素子4の例である。粉末は実施例2の粉末を用いて感圧素子を作製し、特性評価は予圧として10〜100MPaの圧力を加えてから、さらに200MPaの高い圧力をかけて電気抵抗変化率を測定した。
(実施例16)
実施例2と同様の方法で感圧体1を得た後、Si焼結体製(日本タングステン社製、型番:NPN−3)外径φ20mm、内径φ7.1mm、高さ20mmの外周保持体42の中に感圧体1を入れ、外径7.0mm、長さ10mmのSUS304製の電極41を感圧体1の上下に配設して挟み込み、感圧素子4を得た。得られた感圧素子4に10MPaの予圧を加え、そこから200MPaの圧力を加えて特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。応答速度も0.1秒以下と速く、200MPaの高圧でも感圧素子が破損することは無かった。
(実施例17)
実施例2と同様の方法で感圧体1を得た後、アルミ製の外径φ20mm、内径φ7.2mm、高さ20mmの外周保持体42の内周面に絶縁材43となるカプトンフィルム(東レデュポン社製、型番:Hタイプ)を貼り、その後、感圧体1を入れて外径7.0mm、長さ10mmのSUS304製の電極41を感圧体1上下に配設して挟み込み、感圧素子4を得た。得られた感圧素子4に10MPaの予圧を加え、そこから200MPaの圧力を加えて特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。120MPaまでは電気抵抗評価ができたものの、それ以上の圧力を加えると外周保持体のアルミが変形してしまい、特性評価ができなくなった。そのため表3に示した電気抵抗変化率は120MPaまでの抵抗値から算出した値である。
(実施例18)
外周保持体42にチタンを用いた以外は実施例16と同様の方法で感圧素子を作製、特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。200MPaの高圧が加わっても感圧素子が壊れることなく特性評価ができた。
(実施例19)
外周保持体42に銅を用いた以外は実施例16と同様の方法で感圧素子を作製、特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。200MPaの高圧が加わっても感圧素子が壊れることなく特性評価ができた。
(実施例20)
外周保持体42にSUS304を用いた以外は実施例16と同様の方法で感圧素子を作製、特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。200MPaの高圧が加わっても感圧素子が壊れることなく特性評価ができた。
(実施例21)
予圧を50MPaに変えた以外は実施例19と同様の方法で感圧素子を作製、特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。200MPaの高圧が加わっても感圧素子が壊れることなく特性評価ができた。
(実施例22)
予圧を100MPaに変えた以外は実施例19と同様の方法で感圧素子を作製、特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。200MPaの高圧が加わっても感圧素子が壊れることなく特性評価ができた。
(実施例23)
実施例21と同様の方法で感圧素子4を作製した後、予圧を100MPa加えた状態で電極41と外周保持体42を溶接して感圧素子を作製した。その後200MPaの圧力を加えながら電気抵抗変化率を測定し、特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。200MPaの高圧が加わっても感圧素子が壊れることなく特性評価ができた。
実施例23、24はリング形状の感圧素子を用いる例である。
(実施例24)
まずリング形状外周保持体42の製造方法について説明する。SUS304製の外径φ20mm、内径φ18.2mm、高さ20mm外周保持体となる外側リングの内側に、SUS304製の外径φ15.6mmm、内径φ14.0mm、高さ20mmの内側リングを組み合わせ、その間に出来たスペースに、電極41となるSUS304製の外径φ18.0mm、内径15.8mm、高さ5.0mmのリングをはめ込んでリング形状の外周保持体42を作製した。なお、この感圧体と接する外周保持体リングの内周面と外周面には絶縁材43となるカプトンフィルムが貼られている。その後、実施例2と同様の方法で作製した感圧粉末を0.2g充填し、30MPaの圧力を加えて成形した。次に電極41となるSUS304製の外径φ18.0mm、内径15.8mm、高さ15.0mmのリングをはめ込んで感圧素子4を得た。その後、M14のSUSネジをリング形状の感圧素子の中心部に通し、50MPaの予圧が加わるように15N・mのトルクでSUS304製の台座に締め付けた後、ネジ部に200MPaの圧力を加えて電気抵抗変化率の特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。
(実施例25)
実施例24はネジの締め付けトルクを30N・mとし、予圧を100MPaとした以外は実施例23と同様の方法で感圧素子4を作製、特性評価を行った。得られた結果を表3に示した。
Figure 2008292410
本発明の実施例1〜3及び比較例1、2から、感圧体の空隙率25〜55%の範囲であって、第二の粉体同士の接触抵抗を利用することで電気抵抗変化率の絶対値が0.2%/MPa以上の優れた圧力感度を持った感圧体が得られること、及び曲げ強度は0.1〜20MPaの範囲でないと感圧体が壊れてしまったり、0.2%/MPa以上の高い圧力感度が得られないことを示した。実施例1〜3及び5〜24において、耐熱性を有する粉体から感圧体の材料を選定することにより、200℃の高温でも圧力の検知が可能であることを示した。また、実施例1〜14と、比較例5から、第二の粉体の電気抵抗率は100Ω・m以下でないと、電気抵抗の測定が困難になることを示した。また、実施例1〜4、及び実施例8〜14から、第二の粉体がCであると特に高い圧力感度を有する感圧体が得られることを示した。また、実施例9〜14及び比較例3、4から第二の粉体がCであるときのC含有量は5〜40vol%が好ましいことを示した。また、実施例15〜24では感圧体に金属やセラミックス焼結体からなる外周部保持体を配設した感圧素子とすることで100MPaの高圧でも圧力を検知出来ること、また外周部保持体のヤング率は100GPa以上が望ましいことを示した。また、実施例15〜24で10MPa以上の予圧を加えておくことで、0.1秒以下の速い応答性を有する感圧素子が得られることを示した。また、実施例23、24からは感圧素子をリング形状とすることで圧力負荷装置などを用いることなく簡素な構造で予圧を加えられること示した。実施例2〜23においても圧力に対する抵抗値変化の直線性は良好であった。
本発明の圧力センサ材料は、圧力に対する電気抵抗率の変化率が大きく、構成を変えれば高温・高圧下でも測定可能で、機械強度が高く耐久性・信頼性に優れるという特徴を有している。そのため、自動車のエンジン内の圧力計測(筒内圧力センサ)、ディーゼルエンジンのインジェクターに燃料を供給するコモンレールの圧力計測に適用可能である。
本発明の感圧体を模式的に示した図である。 本発明の感圧体に電極と受圧体を有する感圧素子の模式図である。 本発明の電極と受圧体が一体構造となった感圧素子の模式図である。 本発明の感圧体外周部に金属又はセラミックス焼結体よりなる外周保持体を有する感圧体の断面図である。
符号の説明
1:感圧体
2,3,4:感圧素子
11:第一の粉体
12:第二の粉体
21:電極
22:受圧体
31,41:電極兼受圧体
42:外周保持体
43:絶縁材

Claims (14)

  1. 第一の粉体中に第二の粉体が導電性の経路を形成した状態で分散した感圧体であって、その空隙率が25%以上、55%以下であり、加圧による前記第一の粉体と第二の粉体および前記第二の粉体同士の接触状態が変化して電気抵抗が変化することを特徴とする感圧体。
  2. 前記第二の粉体の電気抵抗率は前記第一の粉体の電気抵抗率と同じかそれ以下であって100Ω・m以下である請求項1に記載の感圧体。
  3. 曲げ強度が0.1MPa以上、20MPa以下である請求項1又は2に記載の感圧体。
  4. 前記第一の粉体が窒化珪素、サイアロン、窒化アルミニウム、アルミナ、シリカ、イットリア、ムライト、ジルコニア、マグネシア、コージェライト、アルミニウムチタネート、カーボン、炭化珪素、酸化錫、酸化インジウム、酸化銀、酸化銅、酸化亜鉛、酸化鉄、及びIV、V、VI族の遷移金属元素の炭化物、窒化物、ホウ化物、珪化物、酸化物、及びこれらの物質の二種以上で構成される複合化合物からなる群から選ばれるいずれか一種または二種以上を含む粉体からなり、前記第二の粉体が、カーボン、炭化珪素、酸化錫、酸化インジウム、酸化銀、酸化銅、酸化亜鉛、及びIV、V、VI族の遷移金属元素の炭化物、窒化物、ホウ化物、珪化物、酸化物、及びこれらの物質の二種以上で構成される複合化合物からなる群から選ばれるいずれか一種または二種以上を含む粉体からなる請求項1乃至3のいずれかに記載の感圧体。
  5. 前記第二の粉体がカーボンである請求項1乃至4のいずれかに記載の感圧体。
  6. 前記第二の粉体を5vol%以上、40vol%以下含有する請求項5に記載の感圧体。
  7. 前記感圧体は一対の電極を有し、かつセラミックス又は金属素材よりなる受圧体に挟まれてなる感圧素子。
  8. 前記電極と前記受圧体とが同一部材である請求項7に記載の感圧素子。
  9. 外周部を保持する金属又はセラミックス焼結体からなる外周保持体を有する請求項7または8に記載の感圧素子。
  10. 前記外周保持体と感圧体とが接する面には絶縁材が介在してなる請求項9に記載の感圧素子。
  11. 前記外周保持体はヤング率100GPa以上の材料からなる請求項9に記載の感圧素子。
  12. 前記感圧体に10MPa以上の予圧が負荷されている請求項7乃至11の何れかに記載の感圧素子。
  13. 前記感圧素子がリング形状である請求項7乃至12のいずれかに記載の感圧素子。
  14. 請求項7乃至13のいずれかに記載の感圧素子に10MPa以上の予圧を負荷した状態で圧力を検出することを特徴とする圧力検出方法。
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