JP2008289618A - 折り畳み式棚及び折り畳み式棚を備える洗面化粧台 - Google Patents

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浩介 山田
Masayuki Hirata
正行 平田
Tadashi Sugimoto
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Abstract

【課題】 部材数が少なく構造が簡素な折り畳み式棚を提供する。
【解決手段】 支持部材と、棚部材とを備え、支持部材と棚部材とは一対のアームのみにより連結され、一方のアームの一端は支持部材の一側に他端は棚部材の一側に回動可能に連結され、他方のアームの一端は支持部材の他側に他端は棚部材の他側に回動可能に連結され、一対のアームを支持部材との連結部の回りに回動させると共に棚部材をアームとの連結部の回りに回動させて棚部材を支持部材に接近させた折り畳み時に棚部材を支持部材に係止させる係止手段と、一対のアームを支持部材との連結部の回りに回動させると共に棚部材をアームとの連結部の回りに回動させて棚部材を支持部材から離隔させた伸展時に棚部材の自重と棚部材上の荷重とによる支持部材に対するアームの回動を規制する第1規制手段と、伸展時に棚部材と棚部材上の荷重とによるアームに対する棚部材の回動を規制する第2規制手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、折り畳み式棚及び折り畳み式棚を備える洗面化粧台に関するものである。
支持部材と、棚部材とを備え、支持部材と棚部材とが一対のアーム組立体により連結され、アーム組立体はX字状に交差した複数のアームを有し、一方のアーム組立体の一端は支持部材の一側に他端は棚部材の一側に回動可能に連結され、他方のアーム組立体の一端は支持部材の他側に他端は棚部材の他側に回動可能に連結され、一対のアーム組立体を支持部材との連結部の回りに回動させると共に棚部材をアーム組立体との連結部の回りに回動させて棚部材を支持部材に接近させた折り畳み時に棚部材を支持部材に係止させる係止手段を備えることを特徴とする折り畳み式棚が特許文献1に開示されている。
特開2003−033236号公報
特許文献1の折り畳み式棚には、伸展時に棚を水平に延在させるために複数のアームを有するアーム組立体を用いて支持部材の両側と棚部材の両側とを連結しているので、部材数が多く構造が複雑であるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、部材数が少なく構造が簡素な折り畳み式棚を提供することを目的とする。更に本発明は前記折り畳み式棚を備える洗面化粧台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、支持部材と、棚部材とを備え、支持部材と棚部材とは一対のアームのみにより連結され、一方のアームの一端は支持部材の一側に他端は棚部材の一側に回動可能に連結され、他方のアームの一端は支持部材の他側に他端は棚部材の他側に回動可能に連結され、一対のアームを支持部材との連結部の回りに回動させると共に棚部材をアームとの連結部の回りに回動させて棚部材を支持部材に接近させた折り畳み時に棚部材を支持部材に係止させる係止手段と、一対のアームを支持部材との連結部の回りに回動させると共に棚部材をアームとの連結部の回りに回動させて棚部材を支持部材から離隔させた伸展時に棚部材の自重と棚部材上の荷重とによる支持部材に対するアームの回動を規制する第1規制手段と、伸展時に棚部材と棚部材上の荷重とによるアームに対する棚部材の回動を規制する第2規制手段とを備えることを特徴とする折り畳み式棚を提供する。
本発明に係る折り畳み式棚においては、支持部材と棚部材とが一対のアームのみによって連結されており、従来に比べて部材数が減少し構造が簡素化されている。
本発明に係る折り畳み式棚においては、伸展時に、棚部材の自重と棚部材上の荷重とによる支持部材に対するアームの回動を第1規制手段により規制すると共に、棚部材と棚部材上の荷重とによるアームに対する棚部材の回動を第2規制手段により規制するので、支持部材と棚部材とを一対のアームのみにより連結しても、伸展時に棚部材を水平に延在させることができる。
本発明の好ましい態様においては、係止手段は、アームに配設された単一の小孔と、支持部材により弾性支持されて小孔の一端から小孔に進入可能な突起と、棚部材により弾性支持されて小孔の他端から小孔に進入可能な突起とを有する。
支持部材により弾性支持された突起と、棚部材により弾性支持された突起とを、アームに配設した単一の小孔の両端部から小孔に進入させることにより、折り畳み時に、棚部材を支持部材に係止することができる。単一の小孔を支持部材の突起と棚部材の突起とが共用するので、アームに形成する小孔の数が最小になり、折り畳み式棚の構成が簡素化される。
本発明の好ましい態様においては、第1規制手段は、支持部材に形成された大径円部と小径長円部とを有するダルマ穴と、アームに配設され、ダルマ穴の小径長円部に係止可能な且つダルマ穴の大径円部内で当該大径円部に対して相対回動可能な長円形断面又は楕円形断面または長方形断面の突起とを有する。
長円形断面又は楕円形断面または長方形断面の突起をダルマ穴の小径長円部に係止させることにより、伸展時に棚部材の自重と棚部材上の荷重とによる支持部材に対するアームの回動を規制することができる。
本発明の好ましい態様においては、第2規制手段は、棚部材に配設されアームの側面に当接可能な突起を有する。
棚部材に配設された突起をアームの側面に当接させることにより、伸展時に棚部材と棚部材上の荷重とによるアームに対する棚部材の回動を規制することができる。
本発明の好ましい態様においては、支持部材が洗面化粧台の収納部下面に取り付けられ、折り畳み動作と伸展動作とに伴って棚部材が昇降し、アームと支持部材との連結部が、洗面化粧台の揺動開閉鏡の下端よりも下方に位置決めされている。
洗面化粧台は、前面が開放された収納部と収納部の前面を覆う揺動開閉鏡とを有している。洗面化粧台の収納部下面に本発明に係る折り畳み式棚を取り付ければ、洗面や手洗いの際に折り畳み式棚を伸展させて棚部材を鏡の下方へ降下させ、眼鏡や腕時計等の小物を棚部材に載置できるので便利であると共に、不使用時には折り畳み式棚を折り畳んで棚部材を上昇させ、収納部下面に密着して収容できるので洗面化粧台の美感を損なわない。
洗面化粧台の揺動開閉鏡の下端は、当該鏡を開閉する際の手掛かりとして利用すべく、収納部の下面よりも下方に位置決めされている。折り畳み式棚の棚部材は、小物載置面積を出来るだけ大きく取るために洗面化粧台の収納部の奥行きと同程度の奥行きを有することが望ましい。伸展時に、棚部材の自重と棚部材上の荷重による棚部材のアームに対する相対回動は第2規制手段により規制されるが、前記相対回動とは逆方向の棚部材のアームに対する相対回動は規制されていないので、折り畳み式棚の利用者は、棚部材をアームに対して前記逆方向へ相対回動させることができる。棚部材の奥行きを広くとると、棚部材をアームに対して前記逆方向へ相対回動させた際、棚部材が揺動開閉鏡の下端に干渉して鏡を損傷させるおそれがある。折り畳み式棚のアームと支持部材との連結部を、洗面化粧台の揺動開閉鏡の下端よりも下方に位置決めして、伸展時の棚部材の高さ位置を低くしておけば、棚部材の奥行きを広くとっても、棚部材をアームに対して前記逆方向へ相対回動させた際、棚部材が揺動開閉鏡の下端に干渉して鏡を損傷させるおそれは無くなる。
本発明においては、上記何れかの折り畳み式棚を備えることを特徴とする洗面化粧台を提供する。
本発明に係る洗面化粧台は、折り畳み可能な棚を備えるので、使い勝手が良い。
本発明の好ましい態様においては、洗面化粧台は、収納部と、上下に延在する軸線回りに揺動開閉可能に前記収納部の前面に取り付けられた三面鏡とを備え、折り畳み式棚は袖鏡の下方に且つ当該袖鏡の揺動軸線から離隔する側端部から前記揺動軸線方向に片寄せて配設されている。
洗面化粧台が三面鏡を備える場合、中央の鏡の下方に折り畳み式棚を配設すると洗面の際に邪魔になる。従って、折り畳み式棚は袖鏡の下方に配設するのが望ましい。この場合、折り畳み式棚を、袖鏡の揺動軸線から離隔する側端部から前記揺動軸線方向に片寄せて配設し、袖鏡の前記揺動軸線から離隔する側端部の下端部を、袖鏡を揺動開閉する際の手掛かりとして利用できるようにするのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、折り畳み棚の支持部材の下面が揺動開閉鏡の下端と面一に配設されている。
折り畳み棚の支持部材の下面を揺動開閉鏡の下端と面一に配設することにより、折り畳み棚を折り畳む際に、揺動開閉鏡の下端と折り畳み式棚の棚部材とによって指が挟まれる事態の発生が防止される。
本発明に係る折り畳み式棚においては、支持部材と棚部材とが一対のアームのみによって連結されており、従来に比べて部材数が減少し構造が簡素化されている。
本発明に係る折り畳み式棚においては、伸展時に、棚部材の自重と棚部材上の荷重とによる支持部材に対するアームの回動を第1規制手段により規制すると共に、棚部材と棚部材上の荷重とによるアームに対する棚部材の回動を第2規制手段により規制するので、支持部材と棚部材とを一対のアームのみにより連結しても、伸展時に棚部材を水平に延在させることができる。
以下の説明において、図1〜図5の矢印I II III IV V VIの方向を前方、後方、左方、右方、上方、下方と呼ぶ。
図1に示すように、折り畳み式棚Aは、支持部材1と、支持部材1の下方に配設された棚部材2と、支持部材1と棚部材2を連結する左右一対のアーム3とを備えている。
支持部材1は、前方から見て門形の前側板11と、前側板11の内側縁から後方へ延びる左右一対の内側板12と、前側板11の外側縁から後方へ延びる左右一対の外側板13と、左右一対の内側板12の上縁と前側板11の桁部の下縁とを連結する頂板14と、内側板12の後縁と外側板13の後縁とを連結する左右一対の後側板15とを備えている。
各内側板12の前端近傍部に、大径円部と前方下方へ差し向けられた小径長円部とを有するダルマ穴12aが形成されている。各内側板12の後部に、小孔12bが形成されている。
各小孔12bに隣接して、内側板12と外側板13との間に有底筒体16が配設されている。有底筒体16は、開放端を内側板12に当接させた状態で、止金17によって内側板12に固定されている。有底筒体16内にコイルバネ18が収容されている。コイルバネ18の一端は有底筒体16の底壁に当接している。コイルバネ18の他端に係合したボール19がコイルバネ18の他端を有底筒体16内へ押し込んでいる。ボール19は、小孔12bよりも僅かに大径に形成されている。この結果、左側の有底筒体16に収容されたボール19は、コイルバネ18の弾性力を受けて、一部が小孔12bを通って左側の内側板12から右方へ突出し、右側の有底筒体16に収容されたボール19は、コイルバネ18の弾性力を受けて、一部が小孔12bを通って右側の内側板12から左方へ突出している。
棚部材2は、前側板21と、前側板21の両側縁から後方へ延びる左右一対の側板22と、左右一対の側板22の後縁を連結する後側板23と、各側板の上縁を連結する頂板24とを備えている。後側板23の左端部は、左側の側板22の後縁から更に左方へ延び、後側板23の右端部は、右側の側板22の後縁から更に右方へ延びて、それぞれ突起23aを形成している。各側板22の略中央部に小孔22aが形成されている。
小孔22aに隣接して、両側板22の間に有底筒体16が配設されている。有底筒体16は、開放端を側板22に当接させた状態で、止金17によって側板22に固定されている。有底筒体16内にコイルバネ18が収容されている。コイルバネ18の一端は有底筒体16の底壁に当接している。コイルバネ18の他端に係合したボール19がコイルバネ18の他端を有底筒体16内へ押し込んでいる。ボール19は、小孔22aよりも僅かに大径に形成されている。この結果、左側の有底筒体16に収容されたボール19は、コイルバネ18の弾性力を受けて、一部が小孔22aを通って左側の側板22から左方へ突出し、右側の有底筒体16に収容されたボール19は、コイルバネ18の弾性力を受けて、一部が小孔22aを通って右側の側板22から右方へ突出している。
アーム3の略中央部に小孔3aが形成されている。アーム3の上端近傍に、長円形断面の突起3bが立設されている。左側のアーム3の突起3bはアーム3から左方へ突出し、右側のアーム3の突起3bはアーム3から右方に突出している。
左側のアーム3の下端部は、棚部材2の左側の側板22の後端部に、左方から当接すると共に、側板22に直交する軸線回りに回動可能に、連結されている。左側のアーム3の突起3bが左側のダルマ穴12aに右方から係合することにより、左側のアーム3の上端部は、支持部材1の左側の内側板12の前端近傍部に、内側板12に直交する軸線回りに回動可能に、連結されている。
右側のアーム3の下端部は、棚部材2の右側の側板22の後端部に、右方から当接すると共に、側板22に直交する軸線回りに回動可能に、連結されている。右側のアーム3の突起3bが右側のダルマ穴12aに左方から係合することにより、右側のアーム3の上端部は、支持部材1の右側の内側板12の前端近傍部に、内側板12に直交する軸線回りに回動可能に、連結されている。
図2に示すように、折り畳み式棚Aは、前面が開放された収納部100と収納部100の前面を覆う上下に延在する軸線回りに揺動開閉可能な鏡101とを有する洗面化粧台Bの、収納部下面に取り付けられている。より具体的には、折り畳み式棚Aの支持部材1が、前側板11の前面を収納部100の開放端と面一に延在させ、且つ支持部材1の下面を形成する頂板14を鏡101の下端と面一に延在させ、且つアーム3と支持部材1との連結部を形成するダルマ穴12aを揺動開閉鏡101の下端よりも下方に位置決めして、収納部100の底壁100’の下面に固定されている。揺動開閉鏡101の下端は、当該鏡を開閉する際の手掛かりとして利用すべく、収納部の下面よりも下方に位置決めされている。従って、支持部材1の前側板11の左右に延在する桁部は、揺動開閉鏡101の下端部の後方に隠れている。
折り畳み式棚Aの作動を説明する。
折り畳み式棚Aの伸展時には、図2に示すように、左右一対のアーム3は上端から下端へ向けて鉛直に延在し、棚部材2は後端から前端へ向けて水平に延在している。棚部材2は、支持部材1から下方前方へ離隔しており、揺動開閉鏡101の下端からも下方へ離隔しており、且つ揺動開閉鏡101の前面よりも前方へ突出している。棚部材2の頂板24には、図示しない眼鏡、腕時計等の小物が載置されている。アーム3の突起3bがダルマ穴12aの小径長円部に係止することにより、棚部材2の自重と棚部材2上の荷重とによる支持部材1に対するアーム3の回動が規制されている。棚部材2の突起23aがアーム3の下端部後側面に当接することにより、棚部材2の自重と棚部材2上の荷重とによるアーム3に対する棚部材2の回動が規制されている。この結果、棚部材2が水平に延在する状態が維持されている。
折り畳み式棚Aを折り畳む際には、先ず図3に実線で示すように、棚部材2の前端を僅かに前方上方へ移動させて、左右一対のアーム3の突起3bを左右一対のダルマ穴12aの小径長円部に係止した状態から解放し、次いで図3に一点鎖線で示すように、棚部材2と左右一対のアーム3とを僅かに後方上方へ剛体移動させて、左右一対のアーム3の突起3bを左右一対のダルマ穴12aの小径長円部から離脱させ、ダルマ穴12aの大径円部に係合させる。
次いで、図4に示すように、棚部材2を水平に保持しつつ後方上方へ移動させる。左右一対のアーム3の突起3bが左右一対のダルマ穴12aの大径円部内で回動して、左右一対のアーム3が、支持部材1との連結部の回りに回動すると共に、棚部材2が左右一対のアーム3との連結部の回りにアーム3に対して回動して、棚部材2が後方上方へ移動する。支持部材1に対するアーム3の回動と、アーム3に対する棚部材2の回動とに伴って、左側のアーム3が、支持部材1の左側のボール19と、棚部材2の左側のボール19とに干渉し、右側のアーム3が、支持部材1の右側のボール19と、棚部材2の右側のボール19とに干渉するが、ボール19が小孔12b、22a内へ移動するので、支持部材1に対するアーム3の回動と、アーム3に対する棚部材2の回動とは妨げられない。
図5に示すように、棚部材2が支持部材1に接近し、棚部材2の頂板24が支持部材1の頂板14に下方から当接して、折り畳み式棚Aが折り畳まれると、支持部材1の左右一対の小孔12bと、左右一対のアーム3の小孔3aと、棚部材2の左右一対の小孔22aとが整列する。ボール19はコイルバネ18の弾性力を受けている。この結果、支持部材1の左側のボール19が左側のアーム3の小孔3aの左端から前記小孔3aに進入し、棚部材2の左側のボール19が左側のアーム3の小孔3aの右端から前記小孔3aに進入する。また、支持部材1の右側のボール19が右側のアーム3の小孔3aの右端から前記小孔3aに進入し、棚部材2の右側のボール19が右側のアーム3の小孔3aの左端から前記小孔3aに進入する。この結果、左右一対のアーム3が支持部材1に係止され、棚部材2が左右一対のアーム3に係止されて、棚部材2が支持部材1に係止される。
図5から分かるように、折り畳み時には、棚部材2の後端は支持部材1の後端よりも後方に在る。従って、棚部材2の突起23aは支持部材1と干渉せず、折り畳み動作を阻害しない。
折り畳み式棚Aを折り畳まれた状態から伸展した状態へ移行させる際には、上記手順と逆の手順を取れば良い。
折り畳み式棚Aにおいては、支持部材1と棚部材2とが左右一対のアーム3のみによって連結されており、従来に比べて部材数が減少し構造が簡素化されている。
折り畳み式棚Aにおいては、伸展時に、棚部材2の自重と棚部材2上の荷重とによる支持部材1に対するアーム3の回動を、ダルマ穴12aの小径長円部にアーム3の長円形断面の突起3bを係止させることにより規制し、また伸展時に、棚部材2と棚部材2上の荷重とによるアーム3に対する棚部材2の回動を、棚部材2の突起23aをアーム3の下端部後側面に当接させることにより規制したので、支持部材1と棚部材2とを左右一対のアーム3のみによって連結しても、伸展時に棚部材2を水平に延在させることができる。
折り畳み式棚Aにおいては、棚部材2を支持部材1に係止させる際に、アーム3に形成した単一の小孔3aを支持部材1のボール19と棚部材2のボール19とが共用するので、アーム3に形成する係止用小孔の数が最小になり、構成が簡素化されている。
折り畳み式棚Aにおいては、ダルマ穴12aに突起3bを係合させることにより、簡便に、アーム3を支持部材1に回動可能に連結すると共に、伸展時の棚部材2の自重と棚部材2上の荷重とによるアーム3の支持部材1に対する回動を規制している。
折り畳み式棚Aにおいては、棚部材2の突起23aをアーム3の下端部後側面に当接させることにより、簡便に、伸展時の棚部材2の自重と棚部材2上の荷重とによる棚部材2のアーム3に対する回動を規制している。
図2から分かるように、洗面化粧台Bの収納部100の下面に折り畳み式棚Aを取り付ければ、洗面や手洗いの際に折り畳み式棚Aを伸展させて棚部材2を揺動開閉鏡101の下方へ降下させ、眼鏡や腕時計等の小物を棚部材2に載置できるので便利であると共に、図5から分かるように、不使用時には折り畳み式棚Aを折り畳んで棚部材2を上昇させ、収納部100の下面直下に収容できるので洗面化粧台Bの美感を損なわない。
折り畳み式棚Aを備える洗面化粧台Bは使い勝手が良い。
図2から分かるように、洗面化粧台Bの揺動開閉鏡101の下端は、当該鏡を開閉する際の手掛かりとして利用すべく、収納部100の下面よりも下方に位置決めされている。折り畳み式棚Aの棚部材2は、小物載置面積を出来るだけ大きく取るために洗面化粧台の収納部の奥行きと同程度の奥行きを有することが望ましい。伸展時に、棚部材2の自重と棚部材2上の荷重による棚部材2のアーム3に対する相対回動は、棚部材2の突起23aがアーム3の下端部後側面に当接することにより規制されるが、図2に白抜矢印で示す前記相対回動とは逆方向の棚部材2のアーム3に対する相対回動は規制されていないので、折り畳み式棚Aの利用者は、棚部材2をアーム3に対して前記逆方向へ相対回動させることができる。棚部材2の奥行きを広くとると、棚部材2をアーム3に対して前記逆方向へ相対回動させた際、棚部材2が揺動開閉鏡101の下端に干渉して揺動開閉鏡101を損傷させるおそれがある。係る危険を回避するために、アーム3と支持部材1との連結部を形成するダルマ穴12aを、揺動開閉鏡101の下端よりも下方に位置決めして、伸展時の棚部材2の高さ位置を低くしている。
支持部材1の下面を形成する頂板14が鏡101の下端と面一に延在しているので、棚部材2を折り畳む際に、鏡101の下端の後方角部と棚部材2の前面上端角部とで指を挟む事態の発生が防止される。
上記実施例において、突起3bの断面形状を長円形から楕円形或いは長方形に変更しても良い。
上記実施例において、ボール19と小孔3aとを用いて棚部材2を支持部材1に係止するのに代えて、棚部材2の頂版24の下面と支持部材1の頂板14の上面とに取り付けた磁石、或いは棚部材2の側板22と支持部材1の内側板12とに取り付けた磁石を用いて、棚部材2を支持部材1に係止しても良い。
図6に示すように、洗面化粧台Bが上下に延在する軸線回りに揺動開閉可能な三面鏡101a、101b、101cを備える場合、折り畳み式棚Aは袖鏡101b又は101cの下方に、且つ当該袖鏡の揺動軸線Xから離隔する側端部から前記揺動軸線X方向に片寄せて配設するのが望ましい。
洗面化粧台Bが三面鏡101a、101b、101cを備える場合、中央の鏡101aの下方に折り畳み式棚Aを配設すると洗面の際に邪魔になる。従って、折り畳み式棚Aは、袖鏡101b又は101cの下方に配設するのが望ましい。この場合、折り畳み式棚Aを、袖鏡101b又は101cの揺動軸線Xから離隔する側端部から前記揺動軸線X方向に片寄せて配設し、袖鏡101b又は101cの前記揺動軸線Xから離隔する側端部の下端部101b’又は101c’を、袖鏡101b又は101cを揺動開閉する際の手掛かりとして利用できるようにするのが望ましい。
本発明の実施例に係る折り畳み式棚の分解斜視図である。(a)全体斜視図であり、(b)は部分斜視図である。 本発明の実施例に係る折り畳み式棚の作動を示す図である。(a)は伸展時の側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 本発明の実施例に係る折り畳み式棚の作動を示す図である。(a)は折り畳み開始時の側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 本発明の実施例に係る折り畳み式棚の作動を示す図である。(a)は折り畳み中の側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 本発明の実施例に係る折り畳み式棚の作動を示す図である。(a)は折り畳み時の側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 本発明の実施例に係る折り畳み式棚を備える洗面化粧台の斜視図である。
符号の説明
A 折り畳み式棚
B 洗面化粧台
1 支持部材
2 棚部材
3 アーム
3a 小孔
3b 突起
12a ダルマ穴
12b 小孔
19 ボール
22a 小孔
23a 突起
100 収納部
101 揺動開閉鏡
101b、101c 三面鏡の袖鏡

Claims (8)

  1. 支持部材と、棚部材とを備え、支持部材と棚部材とは一対のアームのみにより連結され、一方のアームの一端は支持部材の一側に他端は棚部材の一側に回動可能に連結され、他方のアームの一端は支持部材の他側に他端は棚部材の他側に回動可能に連結され、一対のアームを支持部材との連結部の回りに回動させると共に棚部材をアームとの連結部の回りに回動させて棚部材を支持部材に接近させた折り畳み時に棚部材を支持部材に係止させる係止手段と、一対のアームを支持部材との連結部の回りに回動させると共に棚部材をアームとの連結部の回りに回動させて棚部材を支持部材から離隔させた伸展時に棚部材の自重と棚部材上の荷重とによる支持部材に対するアームの回動を規制する第1規制手段と、伸展時に棚部材と棚部材上の荷重とによるアームに対する棚部材の回動を規制する第2規制手段とを備えることを特徴とする折り畳み式棚。
  2. 係止手段は、アームに配設された単一の小孔と、支持部材により弾性支持されて小孔の一端から小孔に進入可能な突起と、棚部材により弾性支持されて小孔の他端から小孔に進入可能な突起とを有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式棚。
  3. 第1規制手段は、支持部材に形成された大径円部と小径長円部とを有するダルマ穴と、アームに配設され、ダルマ穴の小径長円部に係止可能な且つダルマ穴の大径円部内で当該大径円部に対して相対回動可能な長円形断面又は楕円形断面または長方形断面の突起とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式棚。
  4. 第2規制手段は、棚部材に配設されアームの側面に当接可能な突起を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の折り畳み式棚。
  5. 支持部材が洗面化粧台の収納部下面に取り付けられ、折り畳み動作と伸展動作とに伴って棚部材が昇降し、アームと支持部材との連結部が、洗面化粧台の揺動開閉鏡の下端よりも下方に位置決めされていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の折り畳み式棚。
  6. 請求項5に記載の折り畳み式棚を備えることを特徴とする洗面化粧台。
  7. 収納部と、上下に延在する軸線回りに揺動開閉可能に前記収納部の前面に取り付けられた三面鏡とを備え、折り畳み式棚は袖鏡の下方に且つ当該袖鏡の揺動軸線から離隔する側端部から前記揺動軸線方向に片寄せて配設されていることを特徴とする請求項6に記載の洗面化粧台。
  8. 折り畳み棚の支持部材の下面が揺動開閉鏡の下端と面一に配設されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の洗面化粧台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010055643A1 (ja) 2008-11-12 2010-05-20 シャープ株式会社 撮像装置
JP2011038356A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Kawaguchi Giken Inc 引戸用指挟み防止具
JP7432120B2 (ja) 2022-02-24 2024-02-16 Toto株式会社 洗面化粧台

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