JP2008289325A - バスバー装置取付構造及びステータ - Google Patents
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Abstract
【課題】係合爪の折損を抑制するとともに、バスバー装置のインシュレータからの脱落を抑制することができるバスバー装置取付構造を提供する。
【解決手段】バスバー装置11を構成するバスバーホルダ12は、軸方向に沿ってステータコア2側へ延びる第1延出部26a、及び該第1延出部26aの先端部から径方向内側に突出する係合凸部26bよりなる複数の係合爪26を備えている。また、ステータコア2に装着されたインシュレータ5には、ステータコア2の軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位に径方向外側に突出するように形成された支持部5gと、ステータコア2の軸方向の片側端面と支持部5gとの間に設けられ該支持部5gにてその軸方向の端部の少なくとも一部が閉塞される周方向に開口した係合凹部5iとを有し、係合凹部5i内に係合凸部26bが周方向から係合される係合部5fが設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】バスバー装置11を構成するバスバーホルダ12は、軸方向に沿ってステータコア2側へ延びる第1延出部26a、及び該第1延出部26aの先端部から径方向内側に突出する係合凸部26bよりなる複数の係合爪26を備えている。また、ステータコア2に装着されたインシュレータ5には、ステータコア2の軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位に径方向外側に突出するように形成された支持部5gと、ステータコア2の軸方向の片側端面と支持部5gとの間に設けられ該支持部5gにてその軸方向の端部の少なくとも一部が閉塞される周方向に開口した係合凹部5iとを有し、係合凹部5i内に係合凸部26bが周方向から係合される係合部5fが設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステータコアに装着されたインシュレータに、前記ステータコアに巻装された複数のコイルの対応する端部同士を短絡するためのバスバーを有するバスバー装置を取り付けるバスバー装置取付構造、及び軸方向の端部にバスバー装置が固定されたステータに関するものである。
従来、ブラシレスモータには、周方向に配置された複数のコイルの対応する端部同士を短絡するとともに外部から供給される電流を各コイルに供給するためのバスバー装置を備えたものがある。例えば、特許文献1に記載されているブラシレスモータにおいては、周方向に配置された複数のティースを有するステータコアには、絶縁性を有する合成樹脂製のインシュレータが軸方向の両側から装着され、当該インシュレータの上から各ティースにコイルが巻装されている。そして、ステータコアにおいてコイルの端部が引き出される側に装着されたインシュレータには、軸方向に突出する複数の係合片が一体に形成されるとともに、該係合片には、径方向に貫通する係合穴が形成されている。また、バスバー装置は、コイルの端部が電気的に接続される導線(バスバー)が埋設された円環状のホルダを備えるとともに、該ホルダには、軸方向に沿ってステータコア側に突設された複数の係合爪が形成されている。各係合爪は、その先端に径方向外側に向かって突出するとともに前記係合穴に係合する係合凸部を有している。そして、バスバー装置は、係合片の係合穴に係合爪がスナップフィット係合することによりインシュレータに対して固定されている。
実開平3−120658号公報
ところで、バスバー装置をインシュレータに取り付ける際、係合爪は径方向に沿って弾性変形するため、係合穴への係合の際に係合爪が折損する虞がある。そこで、係合凸部の径方向外側への突出量を小さくすることにより、係合爪の係合穴への係合時における該係合爪の歪を小さくして、係合爪の折損を抑制することが考えられる。しかしながら、この場合には、係合爪と係合穴との係合が弱くなってしまい、ステータコアに対してバスバー装置ががたついたり、インシュレータからバスバー装置が脱落し易くなったりする虞がある。すると、バスバー装置がインシュレータに取り付けられた後に行われる、コイルの端部と導線(バスバー)との接続が行い難くなる虞がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、係合爪の折損を抑制するとともに、バスバー装置のインシュレータからの脱落を抑制することができるバスバー装置取付構造、及び該取付構造を有するステータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、円筒状の固定部及び該固定部から径方向内側に向かって延びる複数のティースを有し複数のコイルが巻装されるステータコアに装着された絶縁性の合成樹脂材料よりなるインシュレータに、所定の前記コイルの端部同士を短絡する複数のバスバーと前記バスバーを保持する絶縁性の合成樹脂材料よりなるホルダとを有するバスバー装置を取り付ける取付構造であって、前記ホルダと一体形成され軸方向に沿って前記ステータコア側へ延びる第1延出部、及び該第1延出部の先端部から径方向内側に突出する係合凸部よりなる複数の係合爪と、前記インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位に径方向外側に突出するように形成された支持部と、前記ステータコアの軸方向の前記片側端面と前記支持部との間に設けられ前記支持部にてその軸方向の端部の少なくとも一部が閉塞される周方向に開口した係合凹部とを有するとともに前記係合凹部内に前記係合凸部が周方向から係合される複数の係合部と、を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、インシュレータが装着されたステータコアとバスバー装置とを周方向に相対回転させることにより、係合爪の係合凸部が、係合凹部の周方向に開口した開口部から当該係合凹部内に周方向に沿って挿入されて係合される。従って、係合爪における第1延出部を弾性変形させることなく係合凸部を係合凹部内に係合させることができる。その結果、インシュレータにバスバー装置を固定する際の係合爪の折損を抑制することができる。また、従来のように係合穴に係合凸部を係合させるために係合爪を係合凸部の分だけ径方向に沿って弾性変形させなくてもよいため、係合凸部の径方向内側への突出量を大きくすることが可能である。そして、係合凸部の径方向内側への突出量を大きくするとともに、係合凹部の径方向の深さを係合凸部の径方向内側への突出量に応じて深くすることにより、係合凸部と係合凹部との係合が解除されることを抑制することができるため、バスバー装置がインシュレータから軸方向に脱落することを抑制することができる。更に、係合爪は、ホルダと一体に形成されるため、ホルダに係合爪を設けたことによる製造コストの増大を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバスバー装置取付構造において、前記係合部は、前記支持部の周方向の一端部から軸方向に沿って前記ステータコア側に延び前記係合凹部の周方向の一方を閉塞する当接壁を有することをその要旨としている。
同構成によれば、周方向に沿って係合凹部内に挿入された係合凸部が当接壁に当接することにより、係合爪の周方向の一方側への移動が規制される。従って、係合凸部が周方向に脱落することを抑制することができ、バスバー装置のインシュレータからの脱落をより抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のバスバー装置取付構造において、前記ホルダと一体形成されるとともに、前記第1延出部との間に隙間が形成されるように前記第1延出部の周方向の一方側で軸方向に沿って延びる第2延出部を備え、前記隙間に前記当接壁が係合されることをその要旨としている。
同構成によれば、ホルダに設けられ周方向に隣り合う第1延出部と第2延出部との間の隙間に、インシュレータに設けられた当接壁が係合されると、第1延出部、第2延出部及び当接壁によって、インシュレータが装着されたステータコアに対するバスバー装置の周方向の相対回転が抑制される。従って、係合凹部の周方向に開口した開口部から該係合凹部内に周方向に沿って挿入された係合凸部の、係合凹部に対する周方向の移動が抑制されるため、バスバー装置のインシュレータからの脱落を更に抑制することができる。また、第1延出部、第2延出部及び当接壁によって、インシュレータが装着されたステータコアに対するバスバー装置の周方向の相対回転が抑制されることにより、ステータコアに巻装されたコイルの端部とバスバーとの電気的な接続を容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のバスバー装置取付構造において、前記ホルダと一体形成され、前記第1延出部の周方向の少なくとも一方側で軸方向に沿って延びるとともに前記係合爪よりも前記ステータコア側に突出し、その先端が前記ステータコアの軸方向の前記片側端面に当接する第2延出部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、第2延出部の先端がステータコアの軸方向の片側端面に当接することにより、ステータコアに対するバスバー装置の軸方向の位置が安定するとともに、ステータコアに対するバスバー装置のぐらつきが抑制される。従って、バスバー装置のインシュレータからの脱落が一層抑制されるとともに、ステータコアに巻装されたコイルの端部とバスバーとの電気的な接続をより容易に行うことができる。また、係合凹部及び係合凸部の周方向の幅が狭く形成された場合であっても、第2延出部の先端がステータコアの軸方向の片側端面に当接することにより、ステータコアに対するバスバー装置のぐらつきが抑制される。
請求項5に記載の発明は、円筒状の固定部及び該固定部から径方向内側に向かって延びる複数のティースを有し複数のコイルが巻装されるステータコアに装着された絶縁性の合成樹脂材料よりなるインシュレータに、所定の前記コイルの端部同士を短絡する複数のバスバーと前記バスバーを保持する絶縁性の合成樹脂材料よりなるホルダとを有するバスバー装置を取り付ける取付構造であって、前記インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位及び前記ホルダの何れか一方に形成され、前記インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位及び前記ホルダの何れか他方側へ軸方向に沿って延びる第1延出部、及び該第1延出部の先端部から径方向内側に突出する係合凸部よりなる複数の係合爪と、前記インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位及び前記ホルダの何れか他方に径方向外側に突出するように一体に形成された支持部と、前記ステータコアの軸方向の前記片側端面と前記支持部との間に設けられ前記支持部にてその軸方向の端部の少なくとも一部が閉塞される周方向に開口した係合凹部とを有するとともに前記係合凹部内に前記係合凸部が周方向から係合される複数の係合部と、を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、インシュレータが装着されたステータコアとバスバー装置とを周方向に相対回転させることにより、係合爪の係合凸部が、係合凹部の周方向に開口した開口部から当該係合凹部内に周方向に沿って挿入されて係合される。従って、係合爪における第1延出部を弾性変形させることなく係合凸部を係合凹部内に係合させることができる。その結果、インシュレータにバスバー装置を固定する際の係合爪の折損を抑制することができる。また、従来のように係合穴に係合凸部を係合させるために係合爪を係合凸部の分だけ径方向に沿って弾性変形させなくてもよいため、係合凸部の径方向内側への突出量を大きくすることが可能である。そして、係合凸部の径方向内側への突出量を大きくするとともに、係合凹部の径方向の深さを係合凸部の径方向内側への突出量に応じて深くすることにより、係合凸部と係合凹部との係合が解除されることを抑制することができるため、バスバー装置がインシュレータから軸方向に脱落することを抑制することができる。更に、係合爪は、ホルダと一体に形成されるため、ホルダに係合爪を設けたことによる製造コストの増大を抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、円筒状の固定部及び該固定部から径方向内側に向かって延びる複数のティースを有するステータコアと、絶縁性の合成樹脂材料よりなり前記ステータコアに装着されたインシュレータと、前記インシュレータの上から各前記ティースに巻装された複数のコイルと、所定の前記コイルの端部同士を短絡する複数のバスバー、及び前記バスバーを保持する絶縁性の合成樹脂材料よりなるホルダを有するバスバー装置と、を備え、前記バスバー装置が前記インシュレータに取り付けられるステータであって、前記ホルダは、前記バスバーを保持すべく周方向に延びるホルダ本体と、該ホルダ本体と一体形成され該ホルダ本体から軸方向に沿って前記ステータコア側へ延びる第1延出部及び該第1延出部の先端部から径方向内側に突出する係合凸部よりなる複数の係合爪とを有し、前記インシュレータは、該インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位に径方向外側に突出するように形成された支持部と、前記ステータコアの軸方向の前記片側端面と前記支持部との間に設けられ前記支持部にてその軸方向の端部の少なくとも一部が閉塞される周方向に開口した係合凹部とを備えるとともに前記係合凹部内に前記係合凸部が周方向から係合される係合部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、インシュレータが装着されたステータコアとバスバー装置とを周方向に相対回転させることにより、係合爪の係合凸部が、係合凹部の周方向に開口した開口部から当該係合凹部内に周方向に沿って挿入されて係合される。従って、係合爪における第1延出部を弾性変形させることなく係合凸部を係合凹部内に係合させることができる。その結果、インシュレータにバスバー装置を固定する際の係合爪の折損を抑制することができる。また、従来のように係合穴に係合凸部を係合させるために係合爪を係合凸部の分だけ径方向に沿って弾性変形させなくてもよいため、係合凸部の径方向内側への突出量を大きくすることが可能である。そして、係合凸部の径方向内側への突出量を大きくするとともに、係合凹部の径方向の深さを係合凸部の径方向内側への突出量に応じて深くすることにより、係合凸部と係合凹部との係合が解除されることを抑制することができるため、バスバー装置がインシュレータから軸方向に脱落することを抑制することができる。更に、係合爪は、ホルダと一体に形成されるため、ホルダに係合爪を設けたことによる製造コストの増大を抑制することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のステータにおいて、前記係合部は、前記支持部の周方向の一端部から軸方向に沿って前記ステータコア側に延び前記係合凹部の周方向の一方を閉塞する当接壁を有することをその要旨としている。
同構成によれば、周方向に沿って係合凹部内に挿入された係合凸部が当接壁に当接することにより、係合爪の周方向の一方側への移動が規制される。従って、係合凸部が周方向に脱落することを抑制することができ、バスバー装置のインシュレータからの脱落をより抑制することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のステータにおいて、前記ホルダは、前記第1延出部との間に隙間が形成されるように前記第1延出部の周方向の一方側で前記ホルダ本体から軸方向に沿って延びる第2延出部を備え、前記隙間に前記当接壁が係合されたことをその要旨としている。
同構成によれば、ホルダに設けられ周方向に隣り合う第1延出部と第2延出部との間の隙間に、インシュレータに設けられた当接壁が係合されると、第1延出部、第2延出部及び当接壁によって、インシュレータが装着されたステータコアに対するバスバー装置の周方向の相対回転が抑制される。従って、係合凹部の周方向に開口した開口部から該係合凹部内に周方向に沿って挿入された係合凸部の、係合凹部に対する周方向の移動が抑制されるため、バスバー装置のインシュレータからの脱落を更に抑制することができる。また、第1延出部、第2延出部及び当接壁によって、インシュレータが装着されたステータコアに対するバスバー装置の周方向の相対回転が抑制されることにより、ステータコアに巻装されたコイルの端部とバスバーとの電気的な接続を容易に行うことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載のステータにおいて、前記ホルダは、前記第1延出部の周方向の少なくとも一方側で前記ホルダ本体から軸方向に沿って延びるとともに前記係合爪よりも前記ステータコア側に突出し、その先端が前記ステータコアの軸方向の前記片側端面に当接する第2延出部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、第2延出部の先端がステータコアの軸方向の片側端面に当接することにより、ステータコアに対するバスバー装置の軸方向の位置が安定するとともに、ステータコアに対するバスバー装置のぐらつきが抑制される。従って、バスバー装置のインシュレータからの脱落が一層抑制されるとともに、ステータコアに巻装されたコイルの端部とバスバーとの電気的な接続をより容易に行うことができる。また、係合凹部及び係合凸部の周方向の幅が狭く形成された場合であっても、第2延出部の先端がステータコアの軸方向の片側端面に当接することにより、ステータコアに対するバスバー装置のぐらつきが抑制される。
本発明によれば、係合爪の折損を抑制するとともに、バスバー装置のインシュレータからの脱落を抑制することが可能なバスバー装置取付構造、及び該取付構造を有するステータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ステータ1を構成するステータコア2は、円筒状の固定部3と、該固定部3の内周面から径方向内側に向かって延びる複数(本実施形態では12個)のティース4(図3(a)参照)とから構成されている。図3(a)に示すように、固定部3の内周面には、軸方向に沿って延びる24個の固定溝3aが周方向に等角度間隔に形成されるとともに、各固定溝3aは、径方向外側に向かうに連れてその周方向の幅が広くなっている。また、図3(b)に示すように、各ティース4の基端部には、径方向外側に突出した固定突条部4aが形成されるとともに、各固定突条部4aは、固定溝3aに応じた形状をなしており、径方向外側に向かうに連れてその周方向の幅が広くなっている。そして、図3(a)に示すように、各ティース4は、周方向に1つ置きの固定溝3a内に、固定部3の軸方向の一端側から固定突条部4aをそれぞれ嵌入することにより、固定部3に対して組み付けられている。尚、固定部3は、ブラシレスモータを構成する有底円筒状のヨークハウジング(図示略)の内部に圧入固定(若しくは焼嵌め固定)される。また、各ティース4の先端部には、周方向に両側に突出した周方向突出部4bが形成されている。
図1に示すように、ステータ1を構成するステータコア2は、円筒状の固定部3と、該固定部3の内周面から径方向内側に向かって延びる複数(本実施形態では12個)のティース4(図3(a)参照)とから構成されている。図3(a)に示すように、固定部3の内周面には、軸方向に沿って延びる24個の固定溝3aが周方向に等角度間隔に形成されるとともに、各固定溝3aは、径方向外側に向かうに連れてその周方向の幅が広くなっている。また、図3(b)に示すように、各ティース4の基端部には、径方向外側に突出した固定突条部4aが形成されるとともに、各固定突条部4aは、固定溝3aに応じた形状をなしており、径方向外側に向かうに連れてその周方向の幅が広くなっている。そして、図3(a)に示すように、各ティース4は、周方向に1つ置きの固定溝3a内に、固定部3の軸方向の一端側から固定突条部4aをそれぞれ嵌入することにより、固定部3に対して組み付けられている。尚、固定部3は、ブラシレスモータを構成する有底円筒状のヨークハウジング(図示略)の内部に圧入固定(若しくは焼嵌め固定)される。また、各ティース4の先端部には、周方向に両側に突出した周方向突出部4bが形成されている。
前記各ティース4には、絶縁性の合成樹脂材料よりなるインシュレータ5がそれぞれ装着されている。図3(b)及び図4(a)乃至図4(c)に示すように、各インシュレータ5は、ティース4の軸方向の両端面及び周方向の両側面を覆う略四角形の筒状をなす被覆部5aと、該被覆部5aの2つの開口端部にそれぞれ設けられた内周鍔部5b及び外周鍔部5cとが一体に形成されてなる。図5(a)及び図5(b)に示すように、被覆部5aの内周鍔部5b側の端部は、その内周鍔部5b側の開口端に向かうにつれて徐々に内径が周方向に大きくなるように形成され、各ティース4の周方向突出部4bに応じた形状となっている(図3(b)参照)。そして、図3(a)に示すように、各インシュレータ5は、各ティース4が固定部3に組み付けられる前の状態において、各ティース4の基端部(即ち周方向突出部4bと逆側の端部)が、内周鍔部5bから被覆部5aを通って外周鍔部5cを通過するように挿入されることにより各ティース4に対して装着されている。各インシュレータ5が各ティース4に装着されるとともに各ティース4が固定部3に組み付けられたた状態においては、内周鍔部5bは、ステータコア2の内周側に配置され、外周鍔部5cは、内周鍔部5bよりも外周側に配置されている。そして、各インシュレータ5の外周鍔部5cの軸方向の一端は、ステータコア2の軸方向の片側端面(図1における左側の端面)よりも軸方向に突出している。
また、図4(a)に示すように、外周鍔部5cにおける軸方向の一端(図4(a)において左側の端部)には、軸方向(図4(a)においては左右方向)に沿って4(a)における左側に延びる延設部5dが形成されている。そして、外周鍔部5cにおいて、延設部5dと被覆部5aとの間であって、径方向外側から見て(即ち図4(a)に示す状態)被覆部5aよりも下側となる部位には、コイル保持部5eが外周鍔部5cと一体に形成されている。図5(a)及び図5(b)に示すように、コイル保持部5eは、外周鍔部5cを径方向外側に突出するように径方向外側に向かって凹設した形状をなしており、軸方向から見た形状(即ち図5(b)に示す状態)が径方向内側に開口する略コ字状をなしている。そして、コイル保持部5eの軸方向の両端部のうち被覆部5a側の端部は閉塞されるとともに、被覆部5aと逆側の端部は開口している。
また、図4(a)に示すように、外周鍔部5cにおいて、延設部5dと被覆部5aとの間であって、径方向外側から見て被覆部5aよりも上側(図4(a)における上側)となる部位には、係合部5fが外周鍔部5cと一体に形成されている。係合部5fは、外周鍔部5cよりも径方向外側に突出するとともに外周鍔部5cの軸方向の一端に沿って該外周鍔部5cの周方向の一端から延設部5dまで延びる支持部5gと、外周鍔部5cよりも径方向外側に突出するとともに支持部5gの延設部5d側の端部から軸方向に沿って被覆部5aまで延びる当接壁5hとが一体に形成されてなる。そして、係合部5fを径方向から見ると、支持部5g及び当接壁5hは略L字状をなすとともに、支持部5g及び当接壁5hによって係合凹部5iが形成されている。係合部5fは、外周鍔部5cにおいて延設部5dと被覆部5aとの間に設けられているため、係合部5fの係合凹部5iは、ステータコア2の軸方向の片側端面(図1における左側の端面)と支持部5gとの間に配置される。また、係合凹部5iは、略L字状をなす支持部5g及び当接壁5hにて構成されることにより、周方向の一方側(即ち当接壁5hと逆側)、及び径方向外側に開口するとともに、軸方向の一方側(図4(a)における左側)が支持部5gによって閉塞されている。尚、図1に示すように、支持部5gにおけるステータコア2側の面は、軸方向と直交する平らな第1の係合面5kとなっている。
図3(a)に示すように、各ティース4には、インシュレータ5の上から導線6が複数回巻回されることにより、コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4が巻装されている。各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の2つの端部のうち一方の端部は、その基端側の部位が前記コイル保持部5e内に圧入されることにより該コイル保持部5eによって保持される。尚、各ティース4は、コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4がそれぞれ巻装された後に固定部3に組み付けられる。詳述すると、各ティース4は、ステータコア2を軸方向の一端側から見た場合に、コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4が、時計方向に、コイルU4、コイルV3、コイルW3、コイルU3、コイルV2、コイルW2、コイルU2、コイルV1、コイルW1、コイルU1、コイルV4、コイルW4の順に周方向に並ぶように固定部3に組み付けられる。
図1及び図2に示すように、上記のように構成されたステータコア2の軸方向の一端部(即ち、コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の端部が引き出された側の端部)には、インシュレータ5を介してバスバー装置11が固定されている。このバスバー装置11は、バスバーホルダ12と、該バスバーホルダ12にて保持される複数のバスバー13〜16とから構成されている。
図6に示すように、バスバーホルダ12は、絶縁性の合成樹脂材料にて形成されている。バスバーホルダ12を構成するホルダ本体21は、略円環状をなすとともに、その内周縁には、軸方向に立設された円筒状の内側壁部22が一体に形成されている。また、ホルダ本体21の外周縁には、前記内側壁部22と同様に軸方向に立設された外側壁部23が一体に形成されている。そして、ホルダ本体21は、その外周側の複数箇所(本実施形態では6箇所)に、径方向外側に向かって延びる径方向突出部24を有している。
図8に示すように、各径方向突出部24の先端部には、軸方向に沿って(ステータコア2側に向かって)延びる板状の立設部25が一体に形成されるとともに(図1参照)、各立設部25の先端部における周方向の中央部には、係合爪26が形成されている。本実施形態においては、6個の係合爪26は、周方向に隣り合う係合爪26間の角度が、(30n)°となっている(図6参照)。尚、本実施形態においては、「n」は「12」以下の正の整数である。各係合爪26は、各立設部25の先端部における周方向の中央部から軸方向に沿って延びる第1延出部26aと、該第1延出部26aの先端部に一体に形成され径方向内側に向かって突出した係合凸部26bとから構成されている。各係合凸部26bは、その第1延出部26aの基端側が、軸方向と直交する平らな第2の係合面26cとなっている。また、係合凸部26bの軸方向の幅は、前記支持部5gの第1の係合面5kと、ステータコア2の軸方向の片側端面との間の間隔(図11(a)参照)よりも狭い値に設定されている。更に、ステータコア2とホルダ本体21とを互いの中心軸線が一致するように軸方向に配置した場合、6個の第1延出部26aは、ステータコア2に装着された12個のインシュレータ5の係合部5fよりも径方向外側に配置されるとともに、係合凸部26bの径方向内側の先端は、係合部5fの径方向外側の端部よりも径方向内側となる(図1参照)。
また、各立設部25の先端部において、係合爪26の両側には、第1延出部26aと平行に軸方向に沿って延びる第2延出部27が立設部25と一体に形成されている。各第2延出部27は、各立設部25の先端部において、第1延出部26aとの間に隙間を有する位置に形成されており、これにより、第2延出部27と第1延出部26aとの間には、当該第2延出部27及び第1延出部26aによって離間溝28が形成されている。また、第2延出部27は、係合爪26(第1延出部26a)よりも軸方向に長く形成されており、該第2延出部27の先端は、係合爪26の先端よりも軸方向に突出している。
また、図7に示すように、前記ホルダ本体21において、立設部25(図6参照)が立設された側と逆側の面(即ちステータコア2と対向しない面)には、バスバー13〜16をそれぞれ保持するための複数(本実施形態では4つ)のバスバー保持部31〜33が形成されている。各バスバー保持部31〜33は、ホルダ本体21において、それぞれが保持するバスバー13〜16の配置位置に応じた位置に形成されている。詳述すると、図7における下方に形成された2つのバスバー保持部31は、それぞれ径方向に並ぶ一対の保持凸部31a,31bから構成されている。対をなす保持凸部31a,31b間の間隔は、保持するバスバー13の板厚に応じて設定され、バスバー13の板厚よりも若干広く設定されている。そして、対をなす保持凸部31a,31bにおいて、径方向内側に配置された保持凸部31aには、径方向に貫通する四角形状の係合孔31cが形成されている。
また、ホルダ本体21において図7における左上に形成されたバスバー保持部32は、軸方向に立設された一対の保持凸部32a,32bから構成されるとともに、保持凸部32a,32bは略径方向に対向している。そして、保持凸部32a,32b間の間隔は、保持するバスバー14の板厚に応じた間隔に設定されるとともに、保持凸部32a,32bのうち径方向内側の保持凸部32aには、外周側に開口する係合穴(図示略)が形成されている。
更に、ホルダ本体21において図7における右側に形成されたバスバー保持部33は、軸方向に立設された3つの保持凸部33a〜33cにて構成されるとともに、これら保持凸部33a〜33cは、略径方向に間隔を空けて並設されている。保持凸部33a〜33c間の間隔は、これら保持凸部33a〜33cが保持するバスバー15,16の板厚に応じて設定されている。また、中央の保持凸部33b及び外周側の保持凸部33cには、径方向内側に開口する係合穴(図示略)がそれぞれ形成されている。
図2に示すように、上記のように形成されたバスバーホルダ12は、その内径が、前記ステータコア2の内径と略等しく形成されるとともに、その外径が、前記ステータコア2の外径と略等しく形成されている。
図7に示すように、各バスバー13〜16は、導電性を有する金属板材を打ち抜いて、屈曲して形成されている。詳述すると、図7においてバスバーホルダ12の下方に設けられた2つのバスバー保持部31にて保持されるバスバー13は、帯状のバスバー本体13aと、該バスバー本体13aの幅方向の一端(軸方向の一端)から幅方向に沿って突出するように形成された複数の接続保持部13bとから構成されている。バスバー本体13aは、その長手方向の5箇所で幅方向に沿って屈曲されることにより、軸方向から見ると略弧状をなしている。
図9に示すように、6個の接続保持部13bは、バスバー本体13aの幅方向の一端において該バスバー本体13aの長手方向に等間隔となる位置に形成されている。各接続保持部13bは、それぞれ四角形状の板状をなし、その周方向(バスバーホルダ12における周方向)の一端が、周方向の他端に向かって折り返された形状をなしている。そして、各接続保持部13bは、このような形状をなすことにより、各接続保持部13bの内側に、前記コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の端部を挿通可能となっている。
また、バスバー本体13aには、バスバー13を保持する2つのバスバー保持部31に対応する2箇所に、バスバー保持部31の係合孔31cと係合する切起こし部13cが形成されている。各切起こし部13cは、バスバー本体13aにおいて接続保持部13bが形成された側の端部と逆側の端部に向かって開口する略コ字状の切り込みを該バスバー本体13aに形成し、更に切り込みの内側の部分を径方向内側に向けて屈曲して形成されている。従って、各切起こし部13cの先端は、バスバー本体13aよりも径方向内側に突出している。
そして、図7に示すように、このバスバー13は、その板厚方向がバスバーホルダ12の径方向と一致するように、且つ、その幅方向と軸方向とが一致するように、図7における下方に形成された2つのバスバー保持部31にて保持されている。詳述すると、バスバー13は、バスバー本体13aの幅方向の端部のうち接続保持部13bが設けられていない側の端部がバスバーホルダ12側に向くようにして、対をなす保持凸部31a,31b間に挿入されている。この時、バスバー13において保持凸部31a,31b間に挿入される2箇所に前記切起こし部13cがそれぞれ設けられており、各切起こし部13cは、対をなす保持凸部31a,31b間を該保持凸部31a,31bの基端側に向かって移動される際、径方向内側に配置された保持凸部31aによって径方向外側に向かって押圧されて弾性変形する。そして、バスバー本体13aの幅方向の端部のうち接続保持部13bが設けられていない側の端部がバスバーホルダ12に当接すると、各切起こし部13cの先端(先端の一部)が係合孔31c内に入り、各切起こし部13cは原形に復帰する(図10参照)。即ち、係合孔31cに切起こし部13cが係合される。そして、係合孔31c及び切起こし部13cによって、バスバー13のバスバーホルダ12に対する周方向及び軸方向の移動が規制されるとともに、バスバー13のバスバーホルダ12からの脱落が防止される。また、バスバー13は、径方向に対向する対の保持凸部31a,31bによって径方向の移動が規制される。
また、図7においてバスバーホルダ12の左上に形成されたバスバー保持部32、及びバスバーホルダ12の右上に形成されたバスバー保持部31にて保持される各バスバー14〜16は、帯状のバスバー本体17aを有するとともに、該バスバー本体17aの長手方向の一端部には、コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の所定の端部を保持する接続保持部17bが設けられている。各接続保持部17bは、バスバー本体17aの長手方向の一端を他端側に向かって折り返して形成されている。また、各バスバー本体17aは、それぞれが保持されるバスバー保持部32,33に応じて、その幅方向に沿って複数箇所が屈曲されている。更に、各バスバー13〜16には、バスバー保持部32,33の前記係合穴と係合する、前記切起こし部13cと同様の切起こし部(図示略)が形成されている。そして、図7においてバスバーホルダ12の左上に形成されたバスバー保持部32にて保持されるバスバー14は、バスバー本体17aの板厚方向がバスバーホルダ12の径方向と略一致するように、且つその幅方向と軸方向とが一致するように、バスバー保持部32を構成する保持凸部32a,32b間に配置されている。そして、切起こし部が保持凸部32aに設けられた前記係合穴内に係合することにより、バスバー14は、バスバー保持部32にて保持されている。また、図7においてバスバーホルダ12の右上に形成されたバスバー保持部33にて保持されるバスバー15,16は、その板厚方向がバスバーホルダ12の径方向と略一致するように、且つその幅方向と軸方向とが一致するように、バスバー保持部33を構成する保持凸部33a〜33c間に配置されている。そして、各バスバー15,16の切起こし部が保持凸部33b,33cにそれぞれ設けられた前記係合穴内にそれぞれ係合することにより、バスバー15,16は、バスバー保持部33にて保持されている。
上記のように構成されたバスバー装置11は、図1に示すように、バスバーホルダ12の係合爪26をインシュレータ5の係合部5fに係合させることによりインシュレータ5に固定されている。ここで、バスバー装置11のインシュレータ5に対する組付け手順について説明する。まず、バスバー装置11は、バスバー13〜16を保持している側と逆側、即ち係合爪26側の面が、ステータコア2において各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の端部が引き出された側の軸方向の端部と対向するように配置される。この時、バスバーホルダ12(ホルダ本体21)の中心軸線とステータコア2の中心軸線とが一致しているとともに、バスバーホルダ12の係合爪26と、インシュレータ5の係合部5fとは、それぞれ周方向にずれた位置に配置されている。次いで、バスバー装置11及びステータコア2は、ステータコア2の軸方向に沿って互いに近づくように相対移動され、12本の第2延出部27の内側に、各インシュレータ5におけるステータコア2の軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位が配置されるとともに、第2延出部27の先端面がステータコア2の軸方向の片側端面(バスバー装置11と対向している側の軸方向の端面)に当接される。この時、係合爪26の先端は当該ステータコア2の軸方向の端面に当接していない。次いで、バスバー装置11とステータコア2とは、第2延出部27の先端面とステータコア2の軸方向の端面とを摺接させながら、第1延出部26aの先端部に形成された係合凸部26bが係合部5fの係合凹部5iの周方向の開口部に向かって移動されるように、周方向に相対回転される。これにより、図11(a)及び図11(b)に示すように、係合凸部26bは、周方向から係合凹部5i内に挿入され、支持部5gの第1の係合面5kと係合凸部26bの第2の係合面26cとが当接した状態となり、係合爪26と係合部5fとが係合され、バスバー装置11は、インシュレータ5を介してステータコア2に固定される。尚、図1に示すように、ステータコア2とホルダ本体21とを互いの中心軸線が一致するように軸方向に配置した場合、6個の第1延出部26aは係合部5fよりも径方向外側に配置されるとともに、係合凸部26bの径方向内側の先端は係合部5fの径方向外側の端部よりも径方向内側に配置されるため、ステータコア2とバスバー装置11とを周方向に相対回転させると、係合爪26は、弾性変形を伴うことなく係合部5fに係合される。そして、互いに当接した第1の係合面5k及び第2の係合面26cによって、バスバー装置11が、軸方向に沿ってステータコア2から遠ざかるように移動されることが阻止される。また、第2延出部27の先端面がステータコア2の軸方向の端面に当接することにより、バスバー装置11が、軸方向に沿ってステータコア2に近接するように移動されることが阻止される。更に、係合凸部26bが当接壁5hに当接することにより、それ以上のステータコア2とバスバー装置11との周方向の相対回転が阻止される(図12参照)。
前記各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の所定の端部は、バスバーホルダ12の外周側からバスバーホルダ12のバスバー13〜16側に取り回され、その先端が対応するバスバー13〜16の接続保持部13b,17b内に挿通されている。また、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の端部と接続保持部13b,17bとは、溶接により電気的に接続されている。そして、図2において上側に配置された3つのバスバー14〜16は、電源装置(図示略)に接続され、これらバスバー14〜16を介して各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4に電源が供給される。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を有する。
(1)インシュレータ5が装着されたステータコア2とバスバー装置11とを周方向に相対回転させることにより、係合爪26の係合凸部26bが、係合凹部5iの周方向に開口した開口部から当該係合凹部5i内に周方向に沿って挿入されて係合される。従って、係合爪26における第1延出部26aを弾性変形させることなく係合凸部26bを係合凹部5i内に係合させることができる。その結果、インシュレータ5にバスバー装置11を固定する際の係合爪26の折損を抑制することができる。また、従来のように係合穴に係合凸部を係合させるために係合爪を係合凸部の分だけ径方向に沿って弾性変形させなくてもよいため、係合凸部26bの径方向内側への突出量を大きくすることが可能である。そして、係合凸部26bの径方向内側への突出量を大きくするとともに、係合凹部5iの径方向の深さを係合凸部26bの径方向内側への突出量に応じて深くすることにより、ステータコア2とバスバー装置11とが軸方向に離間されるような力が加わった場合において係合凸部26bと係合凹部5iとの係合が解除されることを抑制することができるため、バスバー装置11がインシュレータ5から軸方向に脱落することを抑制することができる。更に、係合爪26は、合成樹脂製のバスバーホルダ12と一体に形成されるため、バスバーホルダ12に係合爪26を設けたことによる製造コストの増大を抑制することができる。
(1)インシュレータ5が装着されたステータコア2とバスバー装置11とを周方向に相対回転させることにより、係合爪26の係合凸部26bが、係合凹部5iの周方向に開口した開口部から当該係合凹部5i内に周方向に沿って挿入されて係合される。従って、係合爪26における第1延出部26aを弾性変形させることなく係合凸部26bを係合凹部5i内に係合させることができる。その結果、インシュレータ5にバスバー装置11を固定する際の係合爪26の折損を抑制することができる。また、従来のように係合穴に係合凸部を係合させるために係合爪を係合凸部の分だけ径方向に沿って弾性変形させなくてもよいため、係合凸部26bの径方向内側への突出量を大きくすることが可能である。そして、係合凸部26bの径方向内側への突出量を大きくするとともに、係合凹部5iの径方向の深さを係合凸部26bの径方向内側への突出量に応じて深くすることにより、ステータコア2とバスバー装置11とが軸方向に離間されるような力が加わった場合において係合凸部26bと係合凹部5iとの係合が解除されることを抑制することができるため、バスバー装置11がインシュレータ5から軸方向に脱落することを抑制することができる。更に、係合爪26は、合成樹脂製のバスバーホルダ12と一体に形成されるため、バスバーホルダ12に係合爪26を設けたことによる製造コストの増大を抑制することができる。
(2)周方向に沿って係合凹部5i内に挿入された係合凸部26bが当接壁5hに当接することにより、係合爪26の周方向の一方側への移動が規制される。従って、係合凸部26bが周方向に脱落することを抑制することができ、バスバー装置11のインシュレータ5からの脱落をより抑制することができる。
(3)第2延出部27の先端がステータコア2の軸方向の片側端面に当接することにより、ステータコア2に対するバスバー装置11の軸方向の位置が安定するとともに、ステータコア2に対するバスバー装置11のぐらつきが抑制される。従って、バスバー装置11のインシュレータ5からの脱落が一層抑制されるとともに、ステータコア2に巻装されたコイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の端部とバスバー13〜16との溶接をより容易に行うことができる。また、係合凹部5i及び係合凸部26bの周方向の幅が狭く形成された場合であっても、第2延出部27の先端がステータコア2の軸方向の片側端面に当接することにより、ステータコア2に対するバスバー装置のぐらつきが抑制されるため、バスバー装置11のインシュレータ5からの脱落がより抑制される。更に、本実施形態では、各第1延出部26aの周方向の両側に第2延出部27が設けられているため、各第1延出部26aの周方向の片側のみに第2延出部27が設けられる場合に比べて、ステータコア2に対するバスバー装置11のぐらつきは一層抑制される。
(4)インシュレータ5が装着されたステータコア2とバスバー装置11とを周方向に相対回転させることにより、係合爪26の係合凸部26bが、係合凹部5iの周方向に開口した開口部から当該係合凹部5i内に周方向に沿って挿入されて係合される。従って、インシュレータ5からバスバー装置11を取り外す場合には、バスバー装置11をインシュレータ5に取り付ける際と逆方向にステータコア2とバスバー装置11とを相対回転させればよい。よって、インシュレータ5からバスバー装置11を取り外す場合においても、係合爪26を弾性変形させなくてもよいため、係合爪26の折損を抑制することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、インシュレータ5に係合凹部5iを有する係合部5fが設けられ、バスバー装置11のバスバーホルダ12に係合爪26が設けられている。しかしながら、バスバーホルダ12に係合部5fを設け、インシュレータ5に前記係合部5fに係合される係合爪26を設けてもよい。このようにしても、上記実施形態の(1)と同様の作用効果を得ることができる。
・上記実施形態では、インシュレータ5に係合凹部5iを有する係合部5fが設けられ、バスバー装置11のバスバーホルダ12に係合爪26が設けられている。しかしながら、バスバーホルダ12に係合部5fを設け、インシュレータ5に前記係合部5fに係合される係合爪26を設けてもよい。このようにしても、上記実施形態の(1)と同様の作用効果を得ることができる。
・上記実施形態では、第1延出部26aの周方向の両側に第2延出部27が設けられているが、第2延出部27は、第1延出部26aの周方向の何れか一方側のみに設けてもよい。また、第1延出部26aと第2延出部27との間の離間溝28は省略してもよい。更に、バスバーホルダ12は、第2延出部27を備えない構成であってもよい。
・当接壁5hが離間溝28に係合されるようにインシュレータ5及びバスバーホルダ12を構成してもよい。例えば、図13に示す例では、当接壁5hは、支持部5gよりも径方向外側に突出している。また、係合爪26の周方向の一方側(係合凸部26bを係合凹部5i内に係合する際の移動方向の前方側となる側)に設けられた第2延出部41は、その径方向の厚さが、係合爪26から遠ざかるに連れて徐々に薄くなるように形成されている。そして、バスバー装置11がインシュレータ5に取り付けられる際には、インシュレータ5が装着されたステータコア2とバスバー装置11とが周方向に相対回転されると、第2延出部41は、当接壁5hによって押圧されて径方向外側に若干弾性変形する。そして、当接壁5hが、第2延出部41と第1延出部26aとの間の離間溝28内に係合されると、第2延出部41は原形に復帰する。このようにすると、第1延出部26a、第2延出部41及び当接壁5hによって、インシュレータ5が装着されたステータコア2に対するバスバー装置11の周方向の相対回転が抑制される。従って、係合凹部5iの周方向に開口した開口部から該係合凹部5i内に周方向に沿って挿入された係合凸部26bの、係合凹部5iに対する周方向の移動が抑制されるため、バスバー装置11のインシュレータ5からの脱落を更に抑制することができる。また、第1延出部26a、第2延出部41及び当接壁5hによって、インシュレータ5が装着されたステータコア2に対するバスバー装置11の周方向の相対回転が抑制されることにより、ステータコア2に巻装されたコイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の端部とバスバー13〜16との溶接を容易に行うことができる。尚、第2延出部41の軸方向の長さは、第1延出部26a(係合爪26)以下の長さであってもよいし、第1延出部26aが、第2延出部41よりも軸方向に突出した構成であってもよい。
・係合部5fは、当接壁5hを備えない構成であってもよい。
・支持部5gは、係合凹部5iの軸方向の端部を全て閉塞しなくてもよい。例えば、支持部5gと当接壁5hとの間に隙間が設けられ、支持部5gが、係合凹部5iの軸方向の2つの端部のうち、ステータコア2と逆側の軸方向の端部を部分的に閉塞する構成であってもよい。
・支持部5gは、係合凹部5iの軸方向の端部を全て閉塞しなくてもよい。例えば、支持部5gと当接壁5hとの間に隙間が設けられ、支持部5gが、係合凹部5iの軸方向の2つの端部のうち、ステータコア2と逆側の軸方向の端部を部分的に閉塞する構成であってもよい。
・上記実施形態では、バスバーホルダ12には、6個の係合爪26が備えられているが、バスバーホルダ12に備えられる係合爪26の数は、2個以上であればよい。
・バスバーホルダ12の構成は、上記実施形態のものに限らない。例えば、上記実施形態では、ホルダ本体21は、略円環状をなしているが、ステータコア2の周方向に延びる円弧状であってもよい。
・バスバーホルダ12の構成は、上記実施形態のものに限らない。例えば、上記実施形態では、ホルダ本体21は、略円環状をなしているが、ステータコア2の周方向に延びる円弧状であってもよい。
・上記実施形態では、12個の全てのインシュレータ5にそれぞれ係合部5fが設けられているが、係合凸部26bが係合されるインシュレータ5にのみ係合部5fを設けてもよい。また、ステータコア2に装着されるインシュレータの構成は、上記実施形態のようにティース4ごとに装着されるものに限らない。例えば、インシュレータは、ステータコア2の軸方向の両側から装着され、該ステータコア2の外周面及び各ティース4の先端面以外の部分を被覆するように構成されてもよい。
・上記実施形態では、ステータコア2は、円筒状の固定部3と該固定部3に組み付けられる12個のティース4とから構成されている。しかしながら、ステータコア2の構成はこれに限らない。例えば、ステータコア2は、固定部3と12個のティース4とが一体に形成されてなるものであってもよい。また例えば、ステータコア2は、周方向に分割された固定部3のそれぞれにティース4が一体に形成されてなる分割コアを、周方向に並設してなる構成であってもよい。また、ステータコア2に備えられるティース4の数は、12個に限らず、適宜変更してもよい。
1…ステータ、2…ステータコア、3…固定部、4…ティース、5…インシュレータ、5f…係合部、5g…支持部、5h…当接壁、5i…係合凹部、11…バスバー装置、12…ホルダとしてのバスバーホルダ、13〜16…バスバー、21…ホルダ本体、26…係合爪、26a…第1延出部、26b…係合凸部、27,41…第2延出部、28…隙間としての離間溝、U1〜U4,V1〜V4,W1〜W4…コイル。
Claims (9)
- 円筒状の固定部及び該固定部から径方向内側に向かって延びる複数のティースを有し複数のコイルが巻装されるステータコアに装着された絶縁性の合成樹脂材料よりなるインシュレータに、所定の前記コイルの端部同士を短絡する複数のバスバーと前記バスバーを保持する絶縁性の合成樹脂材料よりなるホルダとを有するバスバー装置を取り付ける取付構造であって、
前記ホルダと一体形成され軸方向に沿って前記ステータコア側へ延びる第1延出部、及び該第1延出部の先端部から径方向内側に突出する係合凸部よりなる複数の係合爪と、
前記インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位に径方向外側に突出するように形成された支持部と、前記ステータコアの軸方向の前記片側端面と前記支持部との間に設けられ前記支持部にてその軸方向の端部の少なくとも一部が閉塞される周方向に開口した係合凹部とを有するとともに前記係合凹部内に前記係合凸部が周方向から係合される複数の係合部と、
を備えたことを特徴とするバスバー装置取付構造。 - 請求項1に記載のバスバー装置取付構造において、
前記係合部は、前記支持部の周方向の一端部から軸方向に沿って前記ステータコア側に延び前記係合凹部の周方向の一方を閉塞する当接壁を有することを特徴とするバスバー装置取付構造。 - 請求項2に記載のバスバー装置取付構造において、
前記ホルダと一体形成されるとともに、前記第1延出部との間に隙間が形成されるように前記第1延出部の周方向の一方側で軸方向に沿って延びる第2延出部を備え、
前記隙間に前記当接壁が係合されることを特徴とするバスバー装置取付構造。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のバスバー装置取付構造において、
前記ホルダと一体形成され、前記第1延出部の周方向の少なくとも一方側で軸方向に沿って延びるとともに前記係合爪よりも前記ステータコア側に突出し、その先端が前記ステータコアの軸方向の前記片側端面に当接する第2延出部を有することを特徴とするバスバー装置取付構造。 - 円筒状の固定部及び該固定部から径方向内側に向かって延びる複数のティースを有し複数のコイルが巻装されるステータコアに装着された絶縁性の合成樹脂材料よりなるインシュレータに、所定の前記コイルの端部同士を短絡する複数のバスバーと前記バスバーを保持する絶縁性の合成樹脂材料よりなるホルダとを有するバスバー装置を取り付ける取付構造であって、
前記インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位及び前記ホルダの何れか一方に形成され、前記インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位及び前記ホルダの何れか他方側へ軸方向に沿って延びる第1延出部、及び該第1延出部の先端部から径方向内側に突出する係合凸部よりなる複数の係合爪と、
前記インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位及び前記ホルダの何れか他方に径方向外側に突出するように一体に形成された支持部と、前記ステータコアの軸方向の前記片側端面と前記支持部との間に設けられ前記支持部にてその軸方向の端部の少なくとも一部が閉塞される周方向に開口した係合凹部とを有するとともに前記係合凹部内に前記係合凸部が周方向から係合される複数の係合部と、
を備えたことを特徴とするバスバー装置取付構造。 - 円筒状の固定部及び該固定部から径方向内側に向かって延びる複数のティースを有するステータコアと、
絶縁性の合成樹脂材料よりなり前記ステータコアに装着されたインシュレータと、
前記インシュレータの上から各前記ティースに巻装された複数のコイルと、
所定の前記コイルの端部同士を短絡する複数のバスバー、及び前記バスバーを保持する絶縁性の合成樹脂材料よりなるホルダを有するバスバー装置と、
を備え、前記バスバー装置が前記インシュレータに取り付けられるステータであって、
前記ホルダは、前記バスバーを保持すべく周方向に延びるホルダ本体と、該ホルダ本体と一体形成され該ホルダ本体から軸方向に沿って前記ステータコア側へ延びる第1延出部及び該第1延出部の先端部から径方向内側に突出する係合凸部よりなる複数の係合爪とを有し、
前記インシュレータは、該インシュレータにおける前記ステータコアの軸方向の片側端面よりも軸方向に突出した部位に径方向外側に突出するように形成された支持部と、前記ステータコアの軸方向の前記片側端面と前記支持部との間に設けられ前記支持部にてその軸方向の端部の少なくとも一部が閉塞される周方向に開口した係合凹部とを備えるとともに前記係合凹部内に前記係合凸部が周方向から係合される係合部を有することを特徴とするステータ。 - 請求項6に記載のステータにおいて、
前記係合部は、前記支持部の周方向の一端部から軸方向に沿って前記ステータコア側に延び前記係合凹部の周方向の一方を閉塞する当接壁を有することを特徴とするステータ。 - 請求項7に記載のステータにおいて、
前記ホルダは、前記第1延出部との間に隙間が形成されるように前記第1延出部の周方向の一方側で前記ホルダ本体から軸方向に沿って延びる第2延出部を備え、
前記隙間に前記当接壁が係合されたことを特徴とするステータ。 - 請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載のステータにおいて、
前記ホルダは、前記第1延出部の周方向の少なくとも一方側で前記ホルダ本体から軸方向に沿って延びるとともに前記係合爪よりも前記ステータコア側に突出し、その先端が前記ステータコアの軸方向の前記片側端面に当接する第2延出部を有することを特徴とするステータ。
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