JP2008287670A - 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル - Google Patents

電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル Download PDF

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和宏 西川
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Abstract

【課題】 狭額縁化が容易な電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供する。
【解決手段】 本発明は、電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネにおいて、上部電極シートと下部電極パネルとの接着に用いる枠状の糊材の内縁を、入力機能を保証するアクティブエリアに隅部を除いて部分的又は全体的に近づけたものである。
したがって、タッチ入力機能付き保護パネルの外形寸法が決まっている場合には、入力機能を保証するアクティブエリア(入力エリア)を広げることが容易であり、また入力エリアの広さが決まっている場合ではタッチ入力機能付き保護パネルの外形を小さくすることが容易である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、PDA、ハンディターミナルなど携帯情報端末、コピー機、ファクシミリなどOA機器、スマートフォン、携帯電話機、携帯ゲーム機器、電子辞書、カーナビシステム、小型PC、各種家電品等の用途に用いられ、狭額縁化が容易なタッチ入力機能付き保護パネルに関するものである。
携帯電話機、スマートフォン等の電子機器におけるケーシングは、合成樹脂製の前面ケーシングと背面ケーシングを組み合わせて構成されたものが一般的である。具体的には、前面ケーシングの表面にはLCD等のディスプレイ20の表示窓を保護するために保護パネルが融着等により固定されている。そして、この保護パネルは、従来、無色透明な樹脂のパネルが用いられてきたが、電子機器のファッション化に伴い、印刷にて縁取り等の加飾が施されるようになってきている。
また、近年、携帯電話機では次なるインターフェイスとして、図15に示すような当該保護パネルに入力デバイス機能を備えたものが期待されており、例えば、特許文献1などに開示されている。
電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル1について、図16の分解図を用いて更に詳しく説明する。同図において、電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル100は、非可撓性の保護パネル本体3aの上面に下部透明電極5と当該下部透明電極5の周囲に設けられた下部回路7a,7bとを有する下部電極パネル103と、可撓性の透明絶縁フィルムの下面に前記下部透明電極5に対向する位置に設けられた上部透明電極4と当該上部透明電極4の周囲に設けられた上部回路6a,6b,7a,7bとを有し、図示しない枠状の糊材108にて前記下部電極パネル103と電極4,5間に隙間を形成して周縁部で接着された上部電極シート102aと、可撓性の透明絶縁フィルムに前記下部回路7a,7b及び前記上部回路6a,6bを絵柄17で隠蔽して透明窓部18を形成する加飾層を有する加飾シート102bと、を備えたものになっている。
前記上部電極シート102a及び前記下部電極パネル103の内面には、各透明電極4,5としてITO(酸化インジウム・すず)等がスパッタリングや真空蒸着によって矩形状に形成されている。前記上部電極シート102aには透明電極4と接続される銀ペーストからなる帯状のバスバーが平行に形成され、前記下部電極パネル3には前記バスバーと直交する方向に透明電極5と接続される銀ペーストからなる帯状のバスバーが形成されている。各バスバーは上部電極シート102aの縁部に設けられた接続部まで回路が延設されて1箇所にまとめられている。
前記加飾シート102bは前記上部電極シート102aの前面全体に図示しない透明な糊材にて貼り合わされており(上部電極シートおよびその表面に積層されたシート全体を可動シートと呼ぶ)、指やペン等で前記加飾シート102b表面を押圧すると、可動シート102が一体となって下方に撓み、その結果、前記上部電極シート102a及び下部電極パネル103の内面に形成された各透明電極4,5が接触することによって入力位置が検出される。
国際公開第2005/064451号パンフレット
図17に従来技術におけるタッチ入力機能付き保護パネル100の入力機能を保証するアクティブエリア15と枠状の糊材108の関係を示す。前記タッチ入力機能付き保護パネル100においては、前記下部電極パネル103と前記上部電極シート102aとを電極4,5間に隙間を形成して周縁部で接着する前記枠状の糊材108は、当該糊材108の四角形状の内縁から入力機能を保証するアクティブエリア(入力エリア)15までの距離をどこでも一定以上確保して形成する。この確保する距離は2mm〜10mm程度である。
前述の通り、指やペン等で前記加飾シート102b表面を押圧すると、可動シート102が一体となって下方に撓み、その結果、前記上部電極シート102a及び下部電極パネル103の内面に形成された各透明電極4,5が接触することによって入力位置が検出されるが、この指やペン等による入力荷重は前記糊材108の内縁近くでは重くなるため、確実に電極4,5が接触するアクティブエリア15と前記糊材108の内縁との間に前記距離が必要なのである。
しかしながら、従来技術のように前記糊材の四角形状の内縁から入力エリアまでの距離をどこでも一定以上確保しなければならないと、狭額縁化は困難であった。すなわち、タッチ入力機能付き保護パネルの外形寸法が決まっている場合には、入力機能を保証するアクティブエリア(入力エリア)を広げることは困難であり、また入力エリアの広さが決まっている場合ではタッチ入力機能付き保護パネルの外形を小さくすることは困難であった。
本発明は、以上のような従来技術の課題を考慮し、狭額縁化が容易な電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供するものである。
本発明は、非可撓性の保護パネル本体の上面に矩形の下部透明電極と当該下部透明電極の周囲に設けられた下部回路とを有する下部電極パネルと、
可撓性の透明絶縁フィルムの下面に矩形の上部透明電極と当該上部透明電極の周囲に設けられた上部回路とを有し、枠状の糊材にて前記下部電極パネルと電極間に隙間を形成して周縁部で接着された上部電極シートと、
可撓性の透明絶縁フィルムの少なくとも一方の面に前記下部回路及び前記上部回路を隠蔽して透明窓部を形成する加飾層を有し、上部電極シートの上面に貼り合わされた加飾シートと、
前記上部回路及び前記下部回路から電気信号を取り出す端子とを備え、
開口を有するケーシングのパネル嵌め込み部に、その外側面が同一平面を形成するように隙間なく嵌め込み保持可能に構成されると共に、前記透明窓部を通して外部から視認可能にその下側に配置されたディスプレイ装置を保護する電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルであって、
前記枠状の糊材の内縁を、入力機能を保証するアクティブエリアに隅部を除いて部分的又は全体的に近づけたものであるあるように構成した。
前記構成において、前記アクティブエリアが四角形であり、その四隅を除いて前記枠状の糊材の内縁を近づけたものであるように構成した。
前記各構成において、前記枠状の糊材の前記隅部に対応する内縁が、弧を描いているように構成した。
本発明に従えば、前記枠状の糊材の内縁を入力機能を保証するアクティブエリアに、軽い入力荷重を確保するための隅部を除いて、部分的又は全体的に近づけたものであるので、狭額縁化が容易である。すなわち、タッチ入力機能付き保護パネルの外形寸法が決まっている場合には、入力機能を保証するアクティブエリア(入力エリア)を広げることが容易であり、また入力エリアの広さが決まっている場合ではタッチ入力機能付き保護パネルの外形を小さくすることが容易である。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
本発明の電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル1は、図15に示すように、開口を有するケーシング19のパネル嵌め込み部に、その外側面が同一平面を形成するように隙間なく嵌め込み保持可能に構成されると共に、前記透明窓部を通して外部から視認可能にその下側に配置されたディスプレイ20を保護することができるものである。
図1は、本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルの構成の一実施例を示す分解斜視図である。
同図において、電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル1は、非可撓性の保護パネル本体3aの上面に矩形の下部透明電極5と当該下部透明電極5の周囲に設けられた下部回路7a,7bとを有する下部電極パネル3と、可撓性の透明絶縁フィルムの下面に矩形の上部透明電極4と当該上部透明電極4の周囲に設けられた上部回路6a,6bとを有する上部電極シート2aと、可撓性の透明絶縁フィルムの少なくとも一方の面に前記下部回路及び前記上部回路を隠蔽して透明窓部18を形成する加飾層を有する加飾シート2bと、を備えている。上部電極シート2aと加飾シート2bとは、後述するように、互いに貼り合わされて可動シート2を構成する。
前記上部電極シート2aと前記下部電極パネル3とは、電極4,5間にギャップ(空気層)を形成して図1中の枠状の糊材8により接着され、前記加飾シート2bが前記上部電極シート2aの上面に図示しない透明粘着剤にて貼り合わせられている。
[発明が解決しようとする課題]の項でも述べたように、指やペン等による入力荷重は前記糊材8の内縁近くでは重くなるのであるが、これを本発明者らがさらに詳しく分析したところ、入力機能を保証するアクティブエリア(入力エリア)15の隅部近くの入力荷重が、その他に比べて極めて重いことがわかった。そこで、本発明においては、前記枠状の糊材8は、図1に示すように、内縁を入力機能を保証するアクティブエリア(入力エリア)15に隅部を除いて近づけた形状のものとした。本図の場合は前記アクティブエリア15が四角形であるから、前記枠状の糊材8の内縁は、四隅を除いてアクティブエリア15に近づけている。このように構成することによって、狭額縁化が容易となるのである。すなわち、タッチ入力機能付き保護パネル1の外形寸法が決まっている場合には、入力機能を保証するアクティブエリア15を広げることが容易であり(図2参照)、またアクティブエリア15の広さが決まっている場合ではタッチ入力機能付き保護パネルの外形を小さくすることが容易である(図3参照)。図3中の108は従来の糊材8である。
なお、前記枠状の糊材8の内縁は、入力機能を保証するアクティブエリアに隅部を除いて部分的に近づけてもよいし、図1〜3に示すように隅部を除いて全体的に近づけてもよい。前者の部分的に近づける態様としては、例えば、前記枠状の糊材8の内縁を、四隅を除いて四角形のアクティブエリア15のうち対向する一組の2辺のみ近づけるように構成することができる。
前記枠状の糊材8の前記隅部に対応する内縁は、図1〜図3に示すように弧を描いているように構成することができる。この場合、前記枠状の糊材8の前記隅部に対応する内縁が角を作る二直線の交点を有していないので、繰り返し入力を行なっても経時的に外観不良が発生しにくいという利点がある。より詳しく説明すると、前記角を作る二直線の交点を有している場合、入力時に常にこの交点を起点とする凹みを有する可動シートの変形が起こりやすく、繰り返し入力を行なっているうちに経時的に変形痕が可動シート表面に残ってしまう虞れがある。しかし、前記隅部に対応する内縁が弧を描くように構成すれば、可動シートが変形しても常に特定の箇所を起点とする凹みとはならないので、経時的に変形痕が可動シート表面に残りにくい。
なお、本特許請求の範囲及び本明細書においては、枠状の糊材の内縁形状について、入力機能を保証するアクティブエリアに隅部を除いて部分的又は全体的に近づけたものであると定義付けしているが、これは前記隅部に対応する内縁が弧を描くように構成した結果として当該弧を描く内縁が僅かにアクティブエリアに近づく場合まで技術的範囲から除外するものではない。隅部に対応する内縁が弧を描くように構成するのは、あくまで隅部近傍における入力荷重を低く抑えた上で、なおかつ繰り返し入力による経時的な外観不良を防ぐためである。
また、本発明に係る枠状の糊材8の形状としては、様々なバリエーションが考えられる。図4〜図11にその一例を示す。
本発明のように前記枠状の糊材8の糊幅を工夫することにより、入力荷重にどのような変化が見られるか測定した結果を、以下に示す。図12は、前記枠状の糊材8の内縁のうち1辺について、内縁の隅部を除き、入力機能を保証するアクティブエリアに当該辺の中間点で最も近づくように糊幅を変化させた測定用サンプル(糊幅A)である。図13は、前記枠状の糊材8の内縁のうち1辺について、前記糊幅Aの最大幅に合わせて糊幅を均一とした測定用サンプル(糊幅B)である。各サンプルを用いて作製したタッチ入力機能付き保護パネルについて測定箇所1〜12における入力荷重を測定したところ、図14のグラフに示すような結果が得られた。すなわち、糊幅Aは糊幅Bに比べて前記枠状の糊材8の隅部近傍における入力荷重が低減されている。
なお、前記枠状の糊材8の前記隅部に対応する内縁と外縁との幅は1mm以上とする。これを超えて幅を狭くすると、前記枠状の糊材8で囲まれた空気層部分の密閉性を確実に得ることが難しくなる。密閉性が得られないと、前記空気層部分にゴミ等が混入して透明窓部18の視認性が低下したり、前記空気層中の空気が外に逃げて前記上部電極シート2aが撓むことによりニュートンリングや絶縁不良が発生したりする虞れがある。
前記上部電極シート2aと前記下部電極パネル3との間には通常、スペーサーを設け、それぞれの対向面に設けられている両電極4,5が誤接触しないように構成する。スペーサー9としては、透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細なドット状に形成して得ることができる。また、印刷法により微細なドットを多数形成してスペーサー9とすることもできる。
前記下部電極パネル3の前記非可撓性の保護パネル本体3aの材質としては、透視性に優れ、液晶パネルや有機ELパネルなどのディスプレイ20を破損から保護できる材料を用いる。例えば、メタクリル樹脂(PMMA)、アクリロ二トリル-スチレン共重合体樹脂(AS)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体樹脂(ABS)、セルロースプロピネオート樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリスチレン樹脂(PS)、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂などなどのプラスチック板などを用いることができる。特にメタアクリレート(PMMA)が透明に優れている。また、ガラス板を用いてもよい。本発明においては、加工性の面でポリカーボネート樹脂がとくに好ましい。
また、これらの板の前記下部透明電極5を形成する面に、ポリカーボネート系、ポリアミド系、若しくはポリエーテルケトン系などのエンジニアリングプラスチック、アクリル系、ポリエチレンテレフタレート系、又は、ポリブチレンテレフタレート系などのフィルムを貼り合わせ、当該フィルムを介して前記下部透明電極5を前記下部電極パネル3としてもよい。
また、前記上部電極シート2aの前記可撓性の透明絶縁フィルムの材質としては、例えば、ポリカーボネート系、ポリアミド系、若しくはポリエーテルケトン系などのエンジニアリングプラスチック、アクリル系、ポリエチレンテレフタレート系、又は、ポリブチレンテレフタレート系などのフィルムを用いることができる。
前記透明電極4,5としては、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、若しくは、インジウムチンオキサイド(ITO)などの金属酸化物膜、又は、これらの金属酸化物を主体とする複合膜、又は、金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、若しくは、パラジウムなどの金属膜等が真空蒸着法、スパッタリング、イオンプレーティング、若しくは、CVD法によって透明導電膜を形成した後、不要な部分をエッチング除去して矩形状に形成されている。エッチングは、電極として残したい部分にフォトリソ法やスクリーン印刷法によりレジストを形成した後、塩酸などのエッチング液に浸漬するかあるいはエッチング液を噴射してレジストが形成されていない部分の透明導電膜を除去し、次いで溶剤に浸漬することにより、レジストを剥離または溶解させて除去する。また、レーザーによるエッチングも可能である。
また、前記上部電極シート2aおよび前記下部電極パネル3においては、前記上部透明電極4や前記下部透明電極5と同一面にバスバーや引き回し線等の所定パターンの上部回路6a,6b及び下部回路7a,7bが形成され、当該上部回路6a,6b及び下部回路7a,7bから電気信号を取り出す端子によって外部に出力される。電気信号の取り出し方法としては、前記下部電極パネル3にドリル又はプレス機にて設けられた貫通孔9a,9b,9c,9dを介して裏面端子、例えば図1に示したようにピン付きFPC10によって外部に出力するとよい。なお、引き回し線の形成パターンは端子に接続されるものであればどのように形成してもよい。また、裏面端子は、ピン付きFPC10に限定されず、例えば貫通孔9a,9b,9c,9dに挿入されたピンのみであってもよい。さらに、電気信号の取り出し方法としては、前記下部電極パネル3の裏面から取り出す以外に、タッチパネルで通常行なわれているように前記上部電極シート2aおよび前記下部電極パネル3の間に側方より市販のFPCを挿入することによって外部に出力することもできる。
また、前記上部回路及び前記下部回路の材料としては、金、銀、銅、若しくは、ニッケルなどの金属、あるいはカーボンなどの導電性を有するペーストからなり、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、若しくはフレキソ印刷などの印刷法、フォトレジスト法、又は、刷毛塗法などによって形成することができる。
また、前記加飾シート2bは、可撓性の透明絶縁フィルム、例えばポリカーボネート系、ポリアミド系、若しくは、ポリエーテルケトン系のエンジニアリングプラスチック、アクリル系、ポリエチレンテレフタール系、若しくは、ポリブチレンテレフタール系などのフィルムの片面に透明窓部18の周囲、すなわち前記上部回路6a,6bや前記下部回路7a,7bなどを隠蔽するように絵柄17で加飾層が形成されている。
前記加飾層は、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、若しくは、アルキド樹脂などの樹脂をバインダ−とし、適切な色の顔料又は染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよい。前記加飾層の形成方法としては、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、若しくは、フレキソ印刷などの通常印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が
適している。
また、前記加飾層は、金属薄膜層からなるもの、あるいは絵柄印刷層と金属薄膜層との組み合わせからなるものでもよい。金属薄膜層は、前記加飾層として金属光沢を表現するものであり、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、若しくは、鍍金法などで形成する。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウム、ニッケル、金、白金、クロム鉄、銅、スズ、インジウム、銀、チタニウム、鉛、若しくは、亜鉛などの金属、又は、これらの合金又は化合物を使用する。金属薄膜層の膜厚は、0.05μm程度とするのが一般的である。また、金属薄膜層を設ける際に、他の層との密着性を向上させるために、前アンカー層や後アンカー層を設けてもよい。
なお、前記加飾シート2b表面には、ハードコートフィルムが貼り合わせられていてもよい。
前記枠状の糊材8としては、枠状に打抜いた両面接着テープや、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ビニル樹脂などからなる絶縁性の透明粘着剤を用いる。透明粘着剤を用いる場合の前記枠状の糊材8の形成方法としては、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、若しくは、フレキソ印刷などの通常印刷法などを用いるとよい。
以上のように構成することにより、この保護パネル1は、保護パネル本体3aの前面にタッチ入力機能を有するものとなり、図15に示すように保護パネル1を携帯電話機等の電子機器の開口を有するケーシング19のパネル嵌め込み部に嵌め込むことにより、電子機器の外表面における入力が可能である。
<実施例1>
ロール状の厚み100μmのポリカーボネート(PC)フィルムからなる透明絶縁フィルムの片面に厚み20nmのITO膜をスパッタリングにて全面に形成し、エッチングにて不要部のITO膜をエッチング除去することにより矩形状をした下部透明電極を形成した。次に、下部透明電極上全面にエポキシアクリレート系の熱硬化型樹脂を用いスクリーン印刷にて、微細なドッド状のスペーサーを形成した。また下部透明電極の縦方向に対向する二辺に配置される下部バスバーと当該下部バスバーから各々外部に出力するための引き回し線を、下部回路として、銀ペーストをスクリーン印刷して形成した。次いで、スクリーン印刷法により微細なドットを多数形成してスペーサーとした。最後に前記下部回路の絶縁を保護するように、シールド層をスクリーン印刷した後、縦490mm×横510mmのシート状にカットした。
また、縦横が上記PCフィルムと同寸法で厚み1.0mmのポリカーボネート板を、上記PCフィルムの下部透明電極を形成した面とは反対面に厚み0.025mmのPSAからなる透明粘着剤で貼り合わせた後、縁部に裏面端子であるピン付FPCのピン軸を挿入するための径1mmの貫通孔を、ドリル法により4つ一列に並べて穿説して下部電極パネルを得た。
また、ロール状の厚み188μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる可撓性の透明絶縁フィルムを用い、その一面に厚み20nmのITO膜をスパッタリングにて全面に形成し、縦横が下部電極パネルと同寸法のシート状にカットした後、エッチングにて不要部のITO膜を除去することにより矩形状をした上部透明電極を形成した。また上部透明電極の横方向に対向する二辺に配置される上部バスバーと当該上部バスバーから各々外部に出力するための引き回し線を、上部回路として、銀ペーストをスクリーン印刷することにより形成して上部電極シートを得た。
さらに、ロール状の厚み125μmのPETフィルムからなる可撓性の透明絶縁フィルムを用い、片面に紫外線硬化型のアクリル系のハードコートをグラビア印刷で塗布し、片面ハードコート付きPETフィルムを得た。また、ロール状の厚み50μmのPETフィルムからなる可撓性の透明絶縁フィルムを用い、片面にポリエステル系樹脂に顔料を分散した着色インキをスクリーン印刷にて縦65mm×横40mmの透明窓部を有する加飾層を形成し、加飾フィルムを得た。更に前記片面ハードコート付きPETフィルムと前記加飾フィルムとをPSAからなる透明粘着剤を用いて全面で貼合した後、縦横が上部電極シートと同寸法のシート状にカットしてハードコート付きの加飾シートを得た。
次に、上記加飾シートの加飾層側の面を上記上部電極シートの上部透明電極側とは反対面と厚み0.025mmのPSAからなる透明粘着剤で貼り合わせ、また前記下部電極パネルと前記上部電極シートとを、それぞれに形成された電極間を隔てるように対向配置させ、電極間のギャップ形成用抜き孔および裏面端子(ピン付FPC)との接続のための抜き孔を形成したエマルジョン系の糊印刷より貼り合わせた。なお、前記枠状のギャップ形成用抜き孔は、前記枠状の糊層の内縁を、入力機能を保証する縦64mm×横39mmの四角形状のアクティブエリアに隅部を除いて1mmの距離まで近づけるように抜かれており、前記枠状の糊層の前記隅部に対応する内縁が弧を描いている。また、前記枠状の糊材の前記隅部に対応する内縁と外縁との最小幅は1mmである。
その後、前記下部電極パネルに穿設された貫通孔に導電性接着剤のインキをディスペンサーにて注入した後、裏面端子の金属ピンを貫通孔の入り口に沿え、超音波インサート装置によって前記金属ピンの頭部に超音波振動と圧力を加えつつ前記金属ピンの軸部を前記貫通孔に圧入させることにより、前記金属ピンの各軸部を前記下部電極パネルに穿設された貫通孔の壁面を形成している樹脂を溶かしながら挿入し、狭額縁の保護パネルを得た。
なお前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルの構成の一実施例を示す分解斜視図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材と入力機能を保証するアクティブエリアとの関係を示す図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材と入力機能を保証するアクティブエリアとの関係を示す図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材の一実施例を示す部分平面図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材の一実施例を示す部分平面図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材の一実施例を示す部分平面図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材の一実施例を示す部分平面図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材の一実施例を示す部分平面図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材の一実施例を示す部分平面図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材の一実施例を示す部分平面図である。 本発明に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材の一実施例を示す部分平面図である。 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルの入力荷重測定に用いる枠状の糊材の測定用サンプルを示す平面図である。 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルの入力荷重測定に用いる枠状の糊材の測定用サンプルを示す平面図である。 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルの入力荷重を測定した結果を示すグラフである。 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルの使用例を示す斜視図である。 従来技術に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルの構成の一例を示す分解斜視図である。 従来技術に係る電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルにおける枠状の糊材と入力機能を保証するアクティブエリアとの関係を示す図である。
符号の説明
1 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
2 可動シート
2a 上部電極シート
2b 加飾シート
3 下部電極パネル
3a 保護パネル
4 上部透明電極
5 下部透明電極
6a,6b 上部回路
7a,7b 下部回路
8 糊材
9a,9b,9c,9d 貫通孔
10 ピン付FPC
11,12,13,14 ピン
15 アクティブエリア(入力エリア)
17 絵柄
18 透明窓部
19 製品(ケーシング)
20 ディスプレイ
100 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
102 可動シート
102a 上部電極シート
102b 加飾シート
103 下部電極パネル
103a 保護パネル
108 糊材

Claims (3)

  1. 非可撓性の保護パネル本体の上面に矩形の下部透明電極と当該下部透明電極の周囲に設けられた下部回路とを有する下部電極パネルと、
    可撓性の透明絶縁フィルムの下面に矩形の上部透明電極と当該上部透明電極の周囲に設けられた上部回路とを有し、枠状の糊材にて前記下部電極パネルと電極間に隙間を形成して周縁部で接着された上部電極シートと、
    可撓性の透明絶縁フィルムの少なくとも一方の面に前記下部回路及び前記上部回路を隠蔽して透明窓部を形成する加飾層を有し、上部電極シートの上面に貼り合わされた加飾シートと、
    前記上部回路及び前記下部回路から電気信号を取り出す端子とを備え、
    開口を有するケーシングのパネル嵌め込み部に、その外側面が同一平面を形成するように隙間なく嵌め込み保持可能に構成されると共に、前記透明窓部を通して外部から視認可能にその下側に配置されたディスプレイ装置を保護する電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルであって、
    前記枠状の糊材の内縁を、入力機能を保証するアクティブエリアに隅部を除いて部分的又は全体的に近づけたものであることを特徴とする電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル。
  2. 前記アクティブエリアが四角形であり、その四隅を除いて前記枠状の糊材の内縁を近づけたものである請求項1に記載の電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル。
  3. 前記枠状の糊材の前記隅部に対応する内縁が、弧を描いている請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル。
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