JP2008287653A - 医用画像管理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】DICOMファイルの付帯情報については一定期間保持しつつ、全体のデータ量を低減させる。
【解決手段】画像サーバ30は、医用画像の画像データと当該画像データに関する付帯情報とを含むDICOMファイルをモダリティ10から受信し、受信したDICOMファイルを画像データのファイル(汎用画像ファイル)と付帯情報のファイル(DICOMヘッダファイル)とに分割し、対応付けて記憶部に保存する。画像サーバ30では、汎用画像ファイルの保存期間が第1期間を経過した場合には、汎用画像ファイルを記憶部から削除し、DICOMヘッダファイルの保存期間が第1期間より長い第2期間を経過した場合には、DICOMヘッダファイルを記憶部から削除する。
【選択図】図1
【解決手段】画像サーバ30は、医用画像の画像データと当該画像データに関する付帯情報とを含むDICOMファイルをモダリティ10から受信し、受信したDICOMファイルを画像データのファイル(汎用画像ファイル)と付帯情報のファイル(DICOMヘッダファイル)とに分割し、対応付けて記憶部に保存する。画像サーバ30では、汎用画像ファイルの保存期間が第1期間を経過した場合には、汎用画像ファイルを記憶部から削除し、DICOMヘッダファイルの保存期間が第1期間より長い第2期間を経過した場合には、DICOMヘッダファイルを記憶部から削除する。
【選択図】図1
Description
本発明は、医用画像管理装置及びプログラムに関する。
近年、多くの医療機関において情報の電子化が図られている。例えば、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の画像生成装置(モダリティ)は、撮影により得られた画像データにDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則った付帯情報(患者情報、検査情報、撮影条件等)を付帯させたDICOMファイルを生成する。画像サーバでは、DICOMファイルを保存・管理している。
また、医療機関では、法令等により医用画像やカルテ等、医療に関する情報を一定期間保存することが義務付けられている。しかし、情報を保存するためのメモリの記憶容量は有限であるため、一定期間経過後は、利用される可能性が低い情報から順次削除していくことが望ましい。例えば、医用レポートにリンク付けされた医用画像に削除防止情報を付帯させ、削除対象から除くシステムが提案されている(特許文献1参照)。これによれば、利用される可能性が高い重要な情報については削除を防止しつつ、その他の情報を削除することが可能となる。
特開2006−260300号公報
しかし、画像サーバにおいてDICOMファイルが削除された場合には、DICOMファイル中の付帯情報まで削除されてしまうため、再診時に患者情報、検査情報、撮影条件等を利用することができなかった。これを回避するためには、一定期間が経過して画像参照の必要がなくなった画像についてもDICOMファイルを保持することになり、画像サーバの保存容量に対する負担が大きかった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、DICOMファイルの付帯情報については一定期間保持しつつ、全体のデータ量を低減させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の医用画像管理装置は、医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段と、記憶手段と、前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し対応付けて前記記憶手段に保存させ、前記画像データのファイルが前記記憶手段に保存を開始されてからの保存期間が第1期間を経過した場合には、当該画像データのファイルを前記記憶手段から削除し、前記付帯情報のファイルが前記記憶手段に保存を開始されてからの保存期間が前記第1期間より長い第2期間を経過した場合には、当該付帯情報のファイルを前記記憶手段から削除する制御手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、コンピュータを、医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段、記憶手段、前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し対応付けて前記記憶手段に保存させ、前記画像データのファイルが前記記憶手段に保存を開始されてからの保存期間が第1期間を経過した場合には、当該画像データのファイルを前記記憶手段から削除し、前記付帯情報のファイルが前記記憶手段に保存を開始されてからの保存期間が前記第1期間より長い第2期間を経過した場合には、当該付帯情報のファイルを前記記憶手段から削除する制御手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、DICOMファイルを画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割して保存するので、保存期間が第1期間を経過した場合には、画像データのファイルのみを削除することができる。したがって、保存期間が第1期間を経過した後も第2期間を経過する前までは、付帯情報を利用することが可能となる。このように、DICOMファイルの付帯情報については一定期間保持しつつ、全体のデータ量を低減させることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る医用画像管理装置の一実施形態について説明する。
[医用画像システムのシステム構成]
図1に、医用画像システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム100は、モダリティ10と、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)20と、画像サーバ30と、画像ビューワ端末40と、電子カルテ端末50とが通信ネットワークNを介して接続され、それぞれがデータ通信可能に接続されている。
図1に、医用画像システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム100は、モダリティ10と、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)20と、画像サーバ30と、画像ビューワ端末40と、電子カルテ端末50とが通信ネットワークNを介して接続され、それぞれがデータ通信可能に接続されている。
RIS20は、制御部、記憶部、操作部、表示部、通信部等を有するコンピュータにより構成され、放射線科部門内における診療予約、診断結果のレポート、実績管理、材料在庫管理等の情報管理を行う。RIS20は、オペレータによる検査オーダの登録を受け付け、その登録された検査オーダに基づいて検査オーダ情報を生成し、モダリティ10に送信する。検査オーダ情報とは、撮影や診断の検査オーダの内容を示すデータである。また、RIS20は、後述するDICOMヘッダファイルを取得するための取得要求を画像サーバ30に送信する。
モダリティ10は、患者を撮影し、医用画像の画像データを生成する画像生成装置である。モダリティ10は、撮影した医用画像の画像データに、DICOM規格に則った付帯情報を付帯させてDICOMファイルを生成し、画像サーバ30に送信する。DICOMファイルは、医用画像の画像データと当該画像データに関する付帯情報とを含む。付帯情報は、患者情報、検査情報、シリーズ情報等を含む。患者情報は、患者の氏名、患者ID、性別等の患者毎に設定されたデータである。検査情報は、検査を識別する検査ID、検査部位、撮影方向及び***といった検査条件を示すデータである。シリーズ情報は、一つの検査の中で生成されるモダリティ10毎の一連の医用画像の単位(シリーズ)を示すシリーズIDやモダリティ10の種別を含むデータである。また、モダリティ10は、後述するDICOMヘッダファイルを取得するための取得要求を画像サーバ30に送信する。
画像サーバ30は、医用画像の画像データと画像データに対応する付帯情報とを保存し、管理する医用画像管理装置である。画像サーバ30は、モダリティ10からDICOMファイルを受信する。そして、画像サーバ30は、図2に示すように、受信したDICOMファイルを、画像データのファイル(以下、汎用画像ファイルという。)と付帯情報のファイル(以下、DICOMヘッダファイルという。)とに分割し、保存する。
画像サーバ30は、他装置から受信するファイルの取得要求に応じて、DICOMヘッダファイル、汎用画像ファイル、又はこれら2つのファイルを結合したDICOMファイルを当該他装置に送信する。ここで、取得要求には、取得するファイルを指定するためのファイル指定情報(患者情報、検査情報、シリーズ情報、SOPインスタンスUID、又はこれらの情報の組み合わせ等)が含まれる。
画像ビューワ端末40は、DICOMファイルに基づいて、医用画像の表示や、医用画像に関する各種情報を表示する装置である。画像ビューワ端末40は、DICOMファイルを取得するための取得要求を画像サーバ30に送信する。読影医等のユーザは、画像ビューワ端末40において読影を行う。
電子カルテ端末50は、電子カルテを作成する電子カルテ機能を有し、併せて参照医の診断に供するために、汎用画像ファイルに基づいて医用画像を表示する。電子カルテ端末50は、汎用画像ファイルを取得するための取得要求を画像サーバ30に送信する。
[画像サーバの機能的構成]
図3に、画像サーバ30の機能的構成を示す。図3に示すように、画像サーバ30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、ROM(Read Only Memory)35、記憶部36、計時部37等を備え、各部はバス38により接続されている。
図3に、画像サーバ30の機能的構成を示す。図3に示すように、画像サーバ30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、ROM(Read Only Memory)35、記憶部36、計時部37等を備え、各部はバス38により接続されている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、画像サーバ30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、ROM35に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部31から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部34は、LAN(Local Area Network)アダプタ、ルータ、TA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークNを介して接続されたモダリティ10、RIS20、画像ビューワ端末40、電子カルテ端末50等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
通信部34は、RIS20又はモダリティ10にDICOMヘッダファイルを送信する際、又は電子カルテ端末50に汎用画像ファイルを送信する際には、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等の汎用のWeb通信用のプロトコルを採用する。また、通信部34は、画像ビューワ端末40にDICOMファイルを送信する際、又はモダリティ10からDICOMファイルを受信する際には、DICOM対応のプロトコルを採用する。
ROM35は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
記憶部36は、ハードディスク等の記憶装置であり、汎用画像ファイル、DICOMヘッダファイル等のデータを記憶する。
計時部37は、RTC(Real Time Clock)により構成され、現在の日時を計時して制御部31に出力する。
通信部34がモダリティ10からDICOMファイルを受信すると、制御部31は、図2に示すように、DICOMファイルを汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとに分割する。そして、制御部31は、汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとを対応付けて記憶部36に保存させる。例えば、汎用画像ファイルのファイル名に付帯情報に含まれるSOPインスタンスUIDを付することにより、汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとを対応付ける。汎用画像ファイルは、ビットマップ、JPEG、JPEG2000等、いずれの画像形式であってもよい。また、制御部31は、汎用画像ファイル及びDICOMヘッダファイルを記憶部36に保存させる際に、計時部37から現在の日時を取得し、各ファイルにタイムスタンプを付する。タイムスタンプは、保存が開始された日時を示す情報であり、保存期間を算出する際の開始日時となる。
また、制御部31は、通信部34を介して他装置から受信するファイルの取得要求に応じて、DICOMヘッダファイル、汎用画像ファイル又はDICOMファイルを通信部34を介して当該他装置に送信させる。具体的には、通信部34を介してRIS20又はモダリティ10からDICOMヘッダファイルの取得要求を受信した場合には、制御部31は、取得要求に含まれるファイル指定情報により指定されたDICOMヘッダファイルを記憶部36から読み出して、当該DICOMヘッダファイルを通信部34を介してRIS20又はモダリティ10に送信させる。また、通信部34を介して電子カルテ端末50から汎用画像ファイルの取得要求を受信した場合には、制御部31は、取得要求に含まれるファイル指定情報により指定された汎用画像ファイルを記憶部36から読み出して、当該汎用画像ファイルを通信部34を介して電子カルテ端末50に送信させる。また、通信部34を介して画像ビューワ端末40からDICOMファイルの取得要求を受信した場合には、制御部31は、取得要求に含まれるファイル指定情報により指定されたDICOMファイルに対応する汎用画像ファイル及びDICOMヘッダファイルを記憶部36から読み出し、これら2つのファイルを結合してDICOMファイルを生成し、生成したDICOMファイルを通信部34を介して画像ビューワ端末40に送信させる。
また、制御部31は、計時部37から現在の日時を取得し、取得した現在の日時と汎用画像ファイルに付されているタイムスタンプの日時とに基づいて、汎用画像ファイルが記憶部36に保存を開始されてからの保存期間を算出する。そして、制御部31は、汎用画像ファイルの保存期間が予め定められた第1期間(ここでは5年とする。)を経過した場合には、汎用画像ファイルを記憶部36から削除する。
また、制御部31は、計時部37から現在の日時を取得し、取得した現在の日時とDICOMヘッダファイルに付されているタイムスタンプの日時とに基づいて、DICOMヘッダファイルが記憶部36に保存を開始されてからの保存期間を算出する。そして、制御部31は、DICOMヘッダファイルの保存期間が予め定められた第2期間(ここでは10年とする。)を経過した場合には、DICOMヘッダファイルを記憶部36から削除する。なお、第2期間は、第1期間より長く設定されている。
図4に、汎用画像ファイル及びDICOMヘッダファイルの削除方法を模式的に示す。保存期間が5年を経過するまでは、汎用画像ファイル及びDICOMヘッダファイルのどちらも記憶部36に保存されており、利用可能である。汎用画像ファイルの保存期間が保存開始から5年を経過した場合には、汎用画像ファイルが記憶部36から削除され、DICOMヘッダファイルのみが残される。汎用画像ファイルを削除することにより、保存開始時のデータのおよそ90%が削除されることになる。そして、DICOMヘッダファイルの保存期間が保存開始から10年を経過した場合には、DICOMヘッダファイルが記憶部36から削除される。DICOMヘッダファイルを削除することにより、保存開始時のデータ全てが削除されることになる。
[画像サーバの動作]
次に、画像サーバ30における動作を説明する。
図5は、画像サーバ30において実行される処理を示すフローチャートである。
まず、モダリティ10において、患者が撮影され、DICOMファイルが生成される。そして、生成されたDICOMファイルは、画像サーバ30に送信される。
次に、画像サーバ30における動作を説明する。
図5は、画像サーバ30において実行される処理を示すフローチャートである。
まず、モダリティ10において、患者が撮影され、DICOMファイルが生成される。そして、生成されたDICOMファイルは、画像サーバ30に送信される。
画像サーバ30では、通信部34により、モダリティ10からDICOMファイルが受信される(ステップS1)。次に、制御部31により、DICOMファイルが汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとに分割され、汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとが対応付けられて記憶部36に保存される(ステップS2)。
次いで、制御部31により、計時部37から現在の日時が取得され、取得した現在の日時と汎用画像ファイルに付されているタイムスタンプの日時とに基づいて、汎用画像ファイルが記憶部36に保存を開始された日時から現在までの保存期間が算出される。そして、制御部31により、汎用画像ファイルの保存期間が保存開始から5年を経過したか否かが判断される(ステップS3)。汎用画像ファイルの保存期間が保存開始から5年を経過したと判断された場合には(ステップS3;YES)、制御部31により、保存期間が5年を経過した汎用画像ファイルが記憶部36から削除される(ステップS4)。
次いで、計時部37から現在の日時が取得され、取得した現在の日時とDICOMヘッダファイルに付されているタイムスタンプの日時とに基づいて、DICOMヘッダファイルが記憶部36に保存を開始された日時から現在までの保存期間が算出される。そして、制御部31により、DICOMヘッダファイルの保存期間が保存開始から10年を経過したか否かが判断される(ステップS5)。DICOMヘッダファイルの保存期間が保存開始から10年を経過したと判断された場合には(ステップS5;YES)、制御部31により、保存期間が10年を経過したDICOMヘッダファイルが記憶部36から削除される(ステップS6)。
以上で、画像サーバ30における処理が終了する。
以上で、画像サーバ30における処理が終了する。
[具体例1]
次に、付帯情報の具体的な利用方法を説明する。
図6(a)及び(b)は、通信ネットワークNに接続されている装置において、画像サーバ30からDICOMヘッダファイルを取得し、当該装置の表示部に患者リストを表示する場合の表示例である。図6(a)に示すように、選択されている患者の検査画像について、保存期間が第1期間を経過していない場合には、画像サーバ30の記憶部36に汎用画像ファイルが保存されているため、画像サーバ30から汎用画像ファイルも合わせて取得することにより、選択された患者の画像を表示することができる。一方、図6(b)に示すように、保存期間が第1期間を経過してはいるが、第2期間を経過していない場合には、画像サーバ30の記憶部36から汎用画像ファイルは削除されているため、選択された患者の画像を表示することはできないものの、患者情報や検査情報等の付帯情報については表示することができる。
次に、付帯情報の具体的な利用方法を説明する。
図6(a)及び(b)は、通信ネットワークNに接続されている装置において、画像サーバ30からDICOMヘッダファイルを取得し、当該装置の表示部に患者リストを表示する場合の表示例である。図6(a)に示すように、選択されている患者の検査画像について、保存期間が第1期間を経過していない場合には、画像サーバ30の記憶部36に汎用画像ファイルが保存されているため、画像サーバ30から汎用画像ファイルも合わせて取得することにより、選択された患者の画像を表示することができる。一方、図6(b)に示すように、保存期間が第1期間を経過してはいるが、第2期間を経過していない場合には、画像サーバ30の記憶部36から汎用画像ファイルは削除されているため、選択された患者の画像を表示することはできないものの、患者情報や検査情報等の付帯情報については表示することができる。
[具体例2]
次に、モダリティ10において、過去に撮影した画像と同じ撮影条件で再撮影を行う場合について説明する。
従来、モダリティ10では、患者情報や検査部位等をRIS20から検査オーダ情報として受信するか、又はモダリティ10の操作部から入力している。また、詳細な撮影条件については、モダリティ10側で設定する必要がある。
次に、モダリティ10において、過去に撮影した画像と同じ撮影条件で再撮影を行う場合について説明する。
従来、モダリティ10では、患者情報や検査部位等をRIS20から検査オーダ情報として受信するか、又はモダリティ10の操作部から入力している。また、詳細な撮影条件については、モダリティ10側で設定する必要がある。
そこで、モダリティ10において、画像サーバ30からDICOMヘッダファイルを取得することにより、撮影条件等の付帯情報を入力する手間を省くことができ、入力ミスをなくすことができる。図7(a)〜(d)に、DICOMヘッダファイルに含まれる付帯情報の例を示す。図7(a)は患者情報の例であり、図7(b)は検査情報の例であり、図7(c)はシリーズ情報の例であり、図7(d)は画像毎の撮影条件等を示す画像情報の例である。例えば、図7(d)に示す「スライス厚さ」や「スライス位置」について、過去の撮影条件と同じ条件で再撮影を行えば、過去に撮影した画像と今回撮影される画像とを比較する場合に有効である。
以上説明したように、画像サーバ30によれば、DICOMファイルを汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとに分割して保存するので、保存期間が第1期間を経過した場合には、汎用画像ファイルのみを削除することができる。したがって、保存期間が第1期間を経過した後も第2期間を経過する前までは、検査内容の確認や再撮影時の条件参照等のために、付帯情報を利用することが可能となる。このように、DICOMファイルの付帯情報については一定期間保持しつつ、全体のデータ量を低減させることができる。また、保存期間が第2期間を経過した場合には、DICOMヘッダファイルも削除するので、最終的には全てのデータを削除することができる。
また、画像サーバ30の記憶部36におけるデータ量の低減により、より多くの患者や検査の画像を保存することができる。また、ファイル総容量の減少により、データのバックアップを短時間で行うことができる。
また、画像サーバ30では、あらゆる装置からの要求に対応可能な汎用画像ファイルを保存しているため、DICOMファイルに対応した専用ビューワ端末からでなくても医用画像を参照することができる。また、DICOMファイルと汎用画像ファイルの両方を保存する場合と比較して、データ量を低減させることができる。汎用画像ファイルは、DICOMファイルを要求された場合にも用いるので、予め生成しておいても無駄になることはない。また、汎用画像ファイルが低速高容量のライブラリ装置に移された後も、ネットワーク接続された電子カルテ端末等のWebブラウザを用いて画像を参照することができる。
また、汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとに分割された状態で保存されているので、付帯情報のみを利用する場合にはDICOMヘッダファイルのみを読み出せばよい。DICOMヘッダファイルには画像部分が含まれないため、高速に処理を行うことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る医用画像管理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
上記実施の形態では、DICOMファイルに含まれる付帯情報をDICOMヘッダファイルとして保存することとしたが、複数のDICOMファイルに対応する付帯情報の各データをデータベース化して保存してもよい。
また、上記実施の形態では、画像サーバ30が他装置から受信する取得要求にファイル指定情報が含まれることとしたが、予め画像サーバ30の記憶部36の内部構成が公開されている場合には、ユーザが取得対象となるフォルダ名やファイル名を含むURL(Uniform Resource Locator)を直接指定することにより、汎用画像ファイルやDICOMヘッダファイルを特定することとしてもよい。
10 モダリティ
20 RIS
30 画像サーバ
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 ROM
36 記憶部
37 計時部
38 バス
40 画像ビューワ端末
50 電子カルテ端末
100 医用画像システム
N 通信ネットワーク
20 RIS
30 画像サーバ
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 ROM
36 記憶部
37 計時部
38 バス
40 画像ビューワ端末
50 電子カルテ端末
100 医用画像システム
N 通信ネットワーク
Claims (2)
- 医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段と、
記憶手段と、
前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し対応付けて前記記憶手段に保存させ、前記画像データのファイルが前記記憶手段に保存を開始されてからの保存期間が第1期間を経過した場合には、当該画像データのファイルを前記記憶手段から削除し、前記付帯情報のファイルが前記記憶手段に保存を開始されてからの保存期間が前記第1期間より長い第2期間を経過した場合には、当該付帯情報のファイルを前記記憶手段から削除する制御手段と、
を備える医用画像管理装置。 - コンピュータを、
医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段、
記憶手段、
前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し対応付けて前記記憶手段に保存させ、前記画像データのファイルが前記記憶手段に保存を開始されてからの保存期間が第1期間を経過した場合には、当該画像データのファイルを前記記憶手段から削除し、前記付帯情報のファイルが前記記憶手段に保存を開始されてからの保存期間が前記第1期間より長い第2期間を経過した場合には、当該付帯情報のファイルを前記記憶手段から削除する制御手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2007134353A JP2008287653A (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | 医用画像管理装置及びプログラム |
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